JPH09179063A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH09179063A
JPH09179063A JP7340686A JP34068695A JPH09179063A JP H09179063 A JPH09179063 A JP H09179063A JP 7340686 A JP7340686 A JP 7340686A JP 34068695 A JP34068695 A JP 34068695A JP H09179063 A JPH09179063 A JP H09179063A
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JP
Japan
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image
image display
curved
lens
display plate
Prior art date
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Application number
JP7340686A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Fujii
重俊 藤井
Tomohiro Ando
智洋 安藤
Kosuke Hashimoto
公佑 橋本
Shoji Kawagoe
尚司 河越
Hidekazu Tode
英一 都出
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH09179063A publication Critical patent/JPH09179063A/ja
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の枠を意識することなく鑑賞することが
できる広角の画像を表示する画像表示装置を得る。 【解決手段】 物空間の視野角を縮小した平面画像を表
示する画像表示板1と、鑑賞者の視野角をカバーできる
ようにレンズを湾曲させて前記画像表示板が表示する画
像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広
角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲
形状レンズとして半球状レンズ3を備え、前記画像表示
板1に表示された魚眼レンズ画像2から物空間の視野角
を再現した広角の半球虚像5を生成し、平面ミラー4で
反射させて、反射半球虚像6を鑑賞するようにした。ま
た、鑑賞者の左眼および右眼から見た物空間の視野角を
再現した、両眼視差を備えた広角の湾曲虚像を生成する
ようにした。また、鑑賞者側に湾曲させた湾曲形状レン
ズとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広角の画像を表示
する画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は例えば特開平4―18564号
公報に示された従来の画像表示装置を斜め上方から見た
原理図であり、図において、1は画像表示板、2は魚眼
レンズで撮影した魚眼レンズ画像で、約180゜の物空
間の視野角を縮小した平面画像であり、画像表示板1に
表示される。3は鑑賞者の視野角をカバーするようにレ
ンズを湾曲させた湾曲形状レンズの一例である半球状に
湾曲させた半球状レンズで、凹面側を鑑賞者側に向けて
配設され、魚眼レンズ画像2から画像の視野角が約18
0゜の物空間の視野角を再現する虚像を生成する。7は
鑑賞者である。
【0003】まず、画像表示板1に表示された魚眼レン
ズ画像2について説明する。図19は、魚眼レンズ特性
を示す図であり、図において、33は魚眼レンズ、θは
物空間の視野角、yは結像面上に射影された魚眼レンズ
画像2の大きさである。魚眼レンズ33は、通常のレン
ズと異なる性質を持ち、一般に、y=f・θ(fは定
数)の関係で像の大きさが決まるので、物空間の視野角
を縮小して像界中に平面に結像することができる。魚眼
レンズの多くは、画角が180゜(またはそれ以上)に
達するように設計されたレンズである。
【0004】次に、半球状レンズ3による結像画像につ
いて説明する。図20は風景の一例として交差点を示す
図であり、図20(a)は上方から見た風景、図20
(b)は正面から見た風景を表している。図において、
34は魚眼レンズ付きビデオカメラである。図21は図
20の交差点の風景を魚眼レンズ付きビデオカメラで撮
影して得られた魚眼レンズ画像を示す図である。図21
に示すように、魚眼レンズ付きビデオカメラ34で撮影
した魚眼レンズ画像2は、円の中に、左右の道路から、
真下の地面、真上の空まで、180゜の物空間の視野角
を縮小した平面画像となる。このため、一般に横長の画
像表示板1の左右部分は表示には使われない。ところ
で、魚眼レンズで撮影した画像は、一般に、同じ魚眼レ
ンズを使って球面スクリーンや透明半球に投影すること
で、物空間の視野角を再現した広角の実像として表示さ
れる。
【0005】次に、半球状レンズ3について説明する。
図22は従来の半球状レンズによる広角の湾曲虚像の生
成を示す図であり、半球状レンズ3の光軸を含む断面全
てで同様である。図23は従来の画像表示装置による物
空間の視野角の再現を示す図である。図22において、
5は半球状に生成された半球虚像、aは魚眼レンズ画像
2の右端の点、Aは点aが半球状レンズ3により結像し
た半球虚像5上の点、s5、s6は魚眼レンズ画像2の
部分領域、S5、S6はそれぞれ魚眼レンズ画像2の部
分領域s5、s6が半球状レンズ3により結像した半球
虚像5上の部分領域である。
【0006】図22に示すように、半球状レンズ3は、
レンズの湾曲形状と各部分ごとの倍率設定によって、θ
=g・y(gは定数)の関係で魚眼レンズ画像2から半
球虚像5を生成することができる。このため、例えば魚
眼レンズ画像2の右端の点aは、半球虚像5の点Aの位
置に結像する。そして、魚眼レンズ画像2の部分領域s
5、s6が同じ大きさであれば、半球虚像5上の部分領
域S5、S6の画角が同じになるように結像するので、
鑑賞者7は半球虚像5を画角が180゜の物空間の視野
角を再現した画像として、図23のように鑑賞できる。
【0007】この結果、図18に示した画像表示装置
は、画角が180゜の広角の湾曲虚像を表示して物空間
の視野角を再現するので、画像の枠を意識することなく
鑑賞することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像表示装置
は、画像表示板が湾曲形状レンズの背後にあるため、表
示された像を見ているという意識により、広角の湾曲虚
像への没入感が損なわれるという問題点があった。
【0009】また、遠景を表現できるように広角の湾曲
虚像の結像位置を遠方に生成しようとして、画像表示板
と、湾曲形状レンズの間隔を大きくすると、装置の奥行
きが長くなるという問題点があった。
【0010】また、広角の湾曲虚像の結像位置は一定で
あるため視野角の全てで距離感が変わらないという問題
点があった。
【0011】また、広角の湾曲虚像に拡大するため解像
度不足を招くという問題点があった。
【0012】また、広角の湾曲虚像は2次元画像のた
め、立体感や奥行き感が得られないという問題点があっ
た。
【0013】また、レンズで拡大した画像は光軸中心で
鑑賞する鑑賞者以外は鑑賞できないという問題点があっ
た。
【0014】本発明は前記のような問題点を解消するた
めになされたもので、第1の目的は画像表示装置外の空
中に広角の湾曲虚像を鑑賞することができる画像表示装
置を得るものである。
【0015】また、第2の目的は、装置の奥行を長くす
ることなく、画像表示板と、湾曲形状レンズの間隔を大
きくとることができる画像表示装置を得るものである。
【0016】また、第3の目的は、虚像の結像位置を変
えることができる画像表示装置を得るものである。
【0017】また、第4の目的は、広角の湾曲虚像に拡
大しても解像度の低下が感じられない画像表示装置を得
るものである。
【0018】また、第5の目的は、広角の湾曲虚像上に
表示された対象に立体感や奥行き感を持つ画像表示装置
を得るものである。
【0019】また、第6の目的は、レンズで拡大した画
像を多人数で鑑賞することができる画像表示装置を得る
ものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像表示装
置においては、物空間の視野角を縮小した平面画像を表
示する画像表示板と、前記画像表示板が表示する画像か
ら湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の
湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状
レンズと、再生光路を反射させる平面ミラーで構成した
ものである。
【0021】また、視野角を縮小しない通常画像を表示
する画像表示板と、前記画像表示板が表示する通常画像
から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角
の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形
状レンズと、再生光路を反射させる平面ミラーで構成し
たものである。
【0022】また、物空間の視野角を縮小した平面画像
を表示する画像表示板と、前記画像表示板が表示する画
像を反射させる平面ミラーと、平面ミラーからの反射画
像を湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角
の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形
状レンズで構成したものである。
【0023】また、平面ミラーを、平面ミラー全体、又
は一部が動作可能な可動ミラーとしたものである。
【0024】また、物空間の視野角を縮小した平面画像
を表示する画像表示板と、前記画像表示板が表示する画
像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広
角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲
形状レンズと、平面ハーフミラーと、画像中央部の画像
を表示する追加画像表示板で構成したものである。
【0025】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を時分割表示する
画像表示板と、前記画像表示板が表示する画像から湾曲
面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚
像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、時分割シャッタ眼鏡で構成したものである。
【0026】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を時分割表示する
画像表示板と、前記画像表示板が発する光から時分割的
に異なる直交した偏光を通過させる時分割偏光シャッタ
と、前記画像表示板が表示する画像から湾曲面状に結像
して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成す
る画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズと、偏光眼
鏡で構成したものである。
【0027】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、前記画像表示板の
前面に配設したそれぞれ異なる直交した偏光を通過させ
る偏光板と、平面ハーフミラと、前記画像表示板が表示
する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現
する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させ
た湾曲形状レンズと、偏光眼鏡で構成したものである。
【0028】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、合成用偏光ビーム
スプリッタと、前記画像表示板が表示する画像から湾曲
面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚
像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、偏光眼鏡で構成したものである。
【0029】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、前記画像表示板の
前面に配設したそれぞれ異なる直交した偏光を通過させ
る偏光板と、一方の画像表示板が表示する画像から湾曲
面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚
像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、もう一方の画像表示板が表示する画像から湾曲面状
に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を
生成する凹面状ハーフミラーと、偏光眼鏡で構成したも
のである。
【0030】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、一方の画像表示板
が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角
を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾
曲させた湾曲形状レンズと、もう一方の画像表示板が表
示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再
現する広角の湾曲虚像を生成する凹面状偏光ビームスプ
リッタと、偏光眼鏡で構成したものである。
【0031】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する、左眼
用および右眼用の二つの画像表示板と、二つの前記画像
表示板が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間の
視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板
側に湾曲させた二つの湾曲形状レンズで眼鏡状に構成し
たものである。
【0032】また、通常画像を表示する画像表示板と、
前記画像表示板が表示する画像を反射させる平面ミラー
と、平面ミラーからの反射画像を鑑賞者側に湾曲した湾
曲面状に結像した湾曲虚像を生成するように鑑賞者側に
湾曲させた湾曲形状レンズで構成したものである。
【0033】また、湾曲形状レンズを、フレネルレンズ
としたものである。
【0034】また、湾曲形状レンズを、ホログラムレン
ズとしたものである。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像表示装置におい
ては、物空間の視野角を縮小した平面画像を表示する画
像表示板と、前記画像表示板が表示する画像から湾曲面
状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像
を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、再生光路を反射させる平面ミラーで構成したので、
画像表示装置外の空中に広角の湾曲虚像を鑑賞すること
ができる。
【0036】また、視野角を縮小しない通常画像を表示
する画像表示板と、前記画像表示板が表示する通常画像
から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角
の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形
状レンズと、再生光路を反射させる平面ミラーで構成し
たので、通常画像を画像表示装置外の空中の広角の湾曲
虚像として鑑賞することができる。
【0037】また、物空間の視野角を縮小した平面画像
を表示する画像表示板と、前記画像表示板が表示する画
像を反射させる平面ミラーと、平面ミラーからの反射画
像を湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角
の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形
状レンズで構成したので、画像表示板と、湾曲形状レン
ズの間隔を大きくとることができる。
【0038】また、平面ミラーを、平面ミラー全体、又
は一部が動作可能な可動ミラーとしたので、広角の湾曲
虚像上に表示された対象に応じて、虚像の結像位置を変
えることができる。
【0039】また、物空間の視野角を縮小した平面画像
を表示する画像表示板と、前記画像表示板が表示する画
像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広
角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲
形状レンズと、平面ハーフミラーと、中央部の画像を表
示する追加画像表示板で構成したので、広角の湾曲虚像
の中央部に広角の湾曲虚像より高解像度の虚像を重ね合
わせることができる。
【0040】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を時分割表示する
画像表示板と、前記画像表示板が表示する画像から湾曲
面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚
像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、時分割シャッタ眼鏡で構成したので、広角の湾曲虚
像上に表示された対象に両眼視差効果による立体感や奥
行き感を得ることができる。
【0041】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を時分割表示する
画像表示板と、前記画像表示板が発する光から時分割的
に異なる直交した偏光を通過させる時分割偏光シャッタ
と、前記画像表示板が表示する画像から湾曲面状に結像
して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成す
る画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズと、偏光眼
鏡で構成したので、広角の湾曲虚像上に表示された対象
に両眼視差効果による立体感や奥行き感を得ることがで
きる。
【0042】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、前記画像表示板の
前面に配設したそれぞれ異なる直交した偏光を通過させ
る偏光板と、平面ハーフミラと、前記画像表示板が表示
する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現
する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させ
た湾曲形状レンズと、偏光眼鏡で構成したので、広角の
湾曲虚像上に表示された対象に両眼視差効果による立体
感や奥行き感を得ることができる。
【0043】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、合成用偏光ビーム
スプリッタと、前記画像表示板が表示する画像から湾曲
面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚
像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、偏光眼鏡で構成したので、広角の湾曲虚像上に表示
された対象に両眼視差効果による立体感や奥行き感を得
ることができる。
【0044】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、前記画像表示板の
前面に配設したそれぞれ異なる直交した偏光を通過させ
る偏光板と、一方の画像表示板が表示する画像から湾曲
面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚
像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、もう一方の画像表示板が表示する画像から湾曲面状
に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を
生成する凹面状ハーフミラーと、偏光眼鏡で構成したの
で、広角の湾曲虚像上に表示された対象に両眼視差効果
による立体感や奥行き感を得ることができる。
【0045】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、一方の画像表示板
が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角
を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾
曲させた湾曲形状レンズと、もう一方の画像表示板が表
示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再
現する広角の湾曲虚像を生成する凹面状偏光ビームスプ
リッタと、偏光眼鏡で構成したので、広角の湾曲虚像上
に表示された対象に両眼視差効果による立体感や奥行き
感を得ることができる。
【0046】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する、左眼
用および右眼用の二つの画像表示板と、二つの前記画像
表示板が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間の
視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板
側に湾曲させた二つの湾曲形状レンズで眼鏡状に構成し
たので、広角の湾曲虚像上に表示された対象に両眼視差
効果による立体感や奥行き感を得ることができる。
【0047】また、通常画像を表示する画像表示板と、
前記画像表示板が表示する画像を反射させる平面ミラー
と、平面ミラーからの反射画像を鑑賞者側に湾曲した湾
曲面状に結像した湾曲虚像を生成するように鑑賞者側に
湾曲させた湾曲形状レンズで構成したので、多人数の鑑
賞者の視線全てを湾曲虚像の法線方向にすることができ
る。
【0048】また、湾曲形状レンズを、フレネルレンズ
で構成したので、製作が容易になる。
【0049】また、湾曲形状レンズを、ホログラムレン
ズで構成したので、製作が容易になる。
【0050】以下、本発明をその実施の形態を示す図面
に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1である画像
表示装置を斜め上方から見た原理図である。図におい
て、1は画像表示板、2は魚眼レンズ画像、3は半球状
レンズで凹面側を鑑賞者側に向けて配設されている。4
は平面ミラー、5は半球虚像、6は平面ミラー4に映し
出された反射半球虚像、7は鑑賞者である。
【0051】次に、図1を参照して実施の形態1である
画像表示装置による虚像について説明する。図1に示す
ように、画像表示板1に表示された物空間の視野角が縮
小されている魚眼レンズ画像2から、半球状レンズ3
は、半球状に物空間の視野角を再現した半球虚像5を生
成する。鑑賞者7は、半球虚像5を再生光路を反射させ
る平面ミラー4によって装置外の空中の反射半球虚像6
として鑑賞することができる。
【0052】実施の形態2.本実施の形態2は、上記実
施の形態1の半球状レンズ3を、湾曲形状レンズの他の
一例である長方形レンズの中央をへこませて帯状の凹面
形状にした凹面状レンズとしたものである。図2は本発
明の実施の形態2である画像表示装置を示す原理図であ
る。図において、8は凹面状レンズで、凹面側を鑑賞者
側に向けて配設されている。9は凹面状に生成された凹
面虚像、10は平面ミラー4に映し出された反射凹面虚
像である。
【0053】次に、図2を参照して実施の形態2である
画像表示装置による虚像について説明する。図2に示す
ように、半球状レンズ3のかわりに凹面状レンズ8を使
用することで、画像表示板1に表示された物空間の視野
角が縮小されている魚眼レンズ画像2から、凹球状に物
空間の視野角を再現した凹面虚像9を生成する。鑑賞者
7は、凹面虚像9を再生光路を反射させる平面ミラー4
によって装置外の空中の反射凹面虚像10として鑑賞す
ることができる。人間の視野角は、垂直方向には水平方
向ほど広い視野角を必要としないので、反射凹面虚像1
0によって画像枠を感じさせない臨場感のある画像を鑑
賞することができる。このとき、魚眼レンズ画像2は、
画像表示板1の水平方向いっぱいに表示できる。
【0054】実施の形態3.本実施の形態3は、上記実
施の形態1の魚眼レンズ画像2を水平方向だけ魚眼レン
ズ特性で物空間の視角を縮小した水平魚眼レンズ画像
に、半球状レンズ3を湾曲形状レンズの他の一例である
長方形レンズを湾曲させて筒面形状にした筒面状レンズ
としたものである。図3は本発明の実施の形態3である
画像表示装置を示す原理図である。図において、11は
水平魚眼レンズ画像、12は筒面状レンズで、筒面内側
を鑑賞者側に向けて配設されている。13は筒面状に生
成された筒面虚像、14は平面ミラー4に映し出された
反射筒面虚像である。
【0055】次に、図3を参照して実施の形態3である
画像表示装置による虚像について説明する。図3に示す
ように、筒面状レンズ12は、画像表示板1に表示され
た水平魚眼レンズ画像11から、筒面状に物空間の視野
角を再現した筒面虚像13を生成する。鑑賞者7は、筒
面虚像13を再生光路を反射させる平面ミラー4によチ
て装置外の空中の反射筒面虚像14として鑑賞できる。
【0056】実施の形態4.本実施の形態4は、上記実
施の形態3の水平魚眼レンズ画像11を、物空間を縮小
しない通常画像としたものである。図4は本発明の実施
の形態4である画像表示装置を示す原理図である。図に
おいて、15は通常画像である。
【0057】次に、図4を参照して本実施の形態2であ
る画像表示装置による虚像について説明する。図4に示
すように、画像表示板1に表示された通常画像15か
ら、筒面状レンズ12は、筒面状に湾曲させた筒面虚像
13を生成する。鑑賞者7は、筒面虚像13は再生光路
を反射させる平面ミラー4によって装置外の空中の反射
筒面虚像14として鑑賞できる。
【0058】実施の形態5.本実施の形態5は、物空間
の視野角を縮小した平面画像を表示する画像表示板と、
前記画像表示板が表示する画像を反射させる平面ミラー
と、平面ミラーからの反射画像を湾曲面状に結像して物
空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像
表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズで構成したもので
ある。図5は本発明の実施の形態5である画像表示装置
を斜めから見た原理図であり、湾曲形状レンズとして半
球状レンズ3を使用している。
【0059】次に、図5を参照して本実施の形態5であ
る画像表示装置について説明する。図5に示すように、
画像表記板1と半球状レンズ3の間に平面ミラー4を配
設することで、画像表示装置の奥行きは一定で、任意に
画像表示板1と半球状レンズ3の間隔を大きくとること
ができる。この結果、半球虚像5の結像位置を任意に設
定できる。ところで、湾曲形状レンズとして、凹面状レ
ンズ8や筒面状レンズ12を使用してもよいことはいう
までもない。
【0060】実施の形態6.本実施の形態6は、上記実
施の形態5の平面ミラー4を、平面ミラー全体、又は一
部が移動可能な可動ミラーとしたものである。図6は本
発明の実施の形態6である画像表示装置を示す原理図で
あり、図6(a)は画像表示装置を斜めから見た原理図
を、図6(b)は広角の湾曲虚像上に表示された対象の
移動の自由度を示す図である。図において、16は平面
ミラー全体、又は一部が移動可能な可動ミラー、5F、
5Bは可動ミラー16によって異なる位置に結像した半
球虚像S1、S2は半球虚像5F、5B上の部分領域で
ある。
【0061】可動ミラー16は、異なる位置に半球虚像
を結像させる。このため、半球虚像5F上の部分領域S
1は、半球虚像5F上だけでなく、奥行き方向に半球虚
像5上の部分領域S2にも移動できる。この結果、広角
の湾曲虚像上に表示された対象は、広角の視野角の中で
三次元的に移動可能になる。このとき、半球虚像5の大
きさの変化と結像位置の平行移動を補正するように、画
像表示板1の表示内容は変化させている。ところで、図
6では湾曲形状レンズとして半球状レンズ3を使用した
が、凹面状レンズ8や筒面状レンズ12を使用してもよ
いことはいうまでもない。
【0062】実施の形態7.本実施の形態7は、物空間
の視野角を縮小した平面画像を表示する画像表示板と、
前記画像表示板が表示する画像から湾曲面状に結像して
物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画
像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズと、平面ハーフ
ミラーと、中央部の画像を表示する追加画像表示板で構
成したものである。図7は本発明の実施の形態7である
画像表示装置を示す原理図であり、図7(a)は画像表
示装置を斜め上方から見た原理図を、図7(b)は広角
の湾曲虚像の生成を示す図である。図において、17は
中央部の画像を表示する追加画像表示板、18は追加画
像表示板17に表示される追加中央画像、19は平面ハ
ーフミラー、20は半球状レンズ3により生成された追
加中央虚像である。
【0063】平面ハーフミラー19によって半球虚像5
の中央部に合成表示された追加中央虚像20は、追加画
像表示板17の表示密度を高すれば、半球虚像5より高
解像度に表示できる。人間の視覚は中央部が情報の大半
を占めるので、中央部を高解像度とすることで、表示品
位を向上させることができる。ところで、図7では湾曲
形状レンズとして半球状レンズ3を使用したが、凹面状
レンズ8や筒面状レンズ12を使用してもよいことはい
うまでもない。
【0064】実施の形態8.本実施の形態8は、鑑賞者
の左眼および右眼から見た物空間の視野角を縮小したス
テレオ画像を時分割表示する画像表示板と、前記画像表
示板が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視
野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側
に湾曲させた湾曲形状レンズと、時分割シャッタ眼鏡で
構成したものである。図8は本発明の実施の形態8であ
る画像表示装置を示す原理図であり、図8(a)は画像
表示装置を斜め上方から見た原理図を、図8(b)は広
角の湾曲虚像上に表示された対象の両眼視差による立体
効果を示す図である。
【0065】図において、21は時分割シャッタ眼鏡、
21L、21Rはそれぞれ左右両眼用のシャッタで、例
えば液晶シャッタなどが用いられる。2L、2Rは左眼
および右眼から見た物空間の視野角を縮小したを時分割
表示されるステレオ魚眼レンズ画像、5L、5Rはそれ
ぞれステレオ魚眼レンズ画像2L、2Rが半球状レンズ
3により生成されたステレオ半球虚像である。S3L、
S4Lは半球虚像5L上に表示された対象、S3R、S
4Rは半球虚像5R上に表示された対象で、それぞれ、
S3LとS3Rから立体表示対象S3、S4LとS4R
から立体表示対象S4として鑑賞される。
【0066】次に、図8を参照して本実施の形態8であ
る画像表示装置について説明する。図8(a)に示すよ
うに、画像表示板1にはステレオ魚眼レンズ画像2L、
2Rが時間交互に表示され、半球状レンズ3によってス
テレオ半球虚像5L、5Rが生成される。鑑賞者がステ
レオ半球虚像5L、5Rの切換に同期してシャッタ2
L、21Rをオン、オフさせるる時分割シャッタ眼鏡2
1をかけて、ステレオ半球虚像5L、5Rをみれば、左
眼には左眼用半球虚像5Lが、右眼には右眼用半球虚像
5Rが分離して鑑賞される。このため鑑賞者の左眼およ
び右眼には、鑑賞者の左眼および右眼から見た物空間が
再現される。
【0067】図8(b)に示すように、両眼視差効果に
より、S3LとS3Rから得られる立体表示対象S3は
ステレオ半球虚像5L、5R面より遠く、S4LとS4
Rから立体表示対象S4はステレオ半球虚像5L、5R
面より近く鑑賞される。この結果、広角の湾曲虚像上に
表示された対象に立体感や奥行き感を得ることができ
る。ところで、図8では湾曲形状レンズとして半球状レ
ンズ3を使用したが、凹面状レンズ8や筒面状レンズ1
2を使用してもよいことはいうまでもない。
【0068】実施の形態9.本実施の形態9は、鑑賞者
の左眼および右眼から見た物空間の視野角を縮小したス
テレオ画像を時分割表示する画像表示板と、前記画像表
示板が発する光から時分割的に異なる直交した偏光を通
過させる時分割偏光シャッタと、前記画像表示板が表示
する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現
する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させ
た湾曲形状レンズと、偏光眼鏡で構成したものである。
図9は本発明の実施の形態9である画像表示装置を斜め
上方から見た原理図である。図において、22は時分割
偏光シャッタ、23は偏光眼鏡で、それぞれ異なる直交
した偏光を通過させる偏光板23h、23vで構成され
ている。
【0069】画像表示板1に時間交互に表示されたステ
レオ魚眼レンズ画像2L、2Rは、時間交互の表示に同
期した時分割偏光シャッタ22によって、それぞれ異な
る直交した偏光として通過する。半球状レンズ3によっ
て生成されたステレオ半球虚像はそれぞれ異なる直交し
た偏光だけで表示されているので、鑑賞者が偏光眼鏡2
3をかけてステレオ半球虚像をみると、左眼には左眼用
半球虚像が、右眼には右眼用半球虚像が分離して鑑賞さ
れる。このため鑑賞者の左眼および右眼には、鑑賞者の
左眼および右眼から見た物空間が再現され、広角の湾曲
虚像上に表示された対象に両眼視差効果による立体感や
奥行き感を得ることができる。ところで図9では湾曲形
状レンズとして半球状レンズ3を使用したが、凹面状レ
ンズ8や筒面状レンズ12を使用してもよいことはいう
までもない。
【0070】実施の形態10.本実施の形態10は、鑑
賞者の左眼および右眼から見た物空間の視野角を縮小し
たステレオ画像を表示する左眼用および右眼用の二つの
画像表示板と、前記画像表示板の前面に配設したそれぞ
れ異なる直交した偏光を通過させる偏光板と、平面ハー
フミラーと、前記画像表示板が表示する画像から湾曲面
状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像
を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、偏光眼鏡で構成したものである。図10は本発明の
実施の形態10である画像表示装置を斜め上方から見た
原理図である。図において、24L24Rはそれぞれ異
なる直交した偏光を通過させる偏光板、1L、1Rはそ
れぞれ左眼用および右眼用の画像表示板である。
【0071】画像表示板1L、1Rに表示されたステレ
オ魚眼レンズ画像2L、2Rは、偏光板24L、24R
を通過後、平面ハーフミラー19によって合成される。
半球状レンズ3によって生成されたステレオ半球虚像は
それぞれ異なる直交した偏光だけで表示されているの
で、鑑賞者が偏光眼鏡23をかけてステレオ半球虚像を
みると、左眼には左眼用半球虚像が、右眼には右眼用半
球虚像が分離して鑑賞される。このため鑑賞者の左眼お
よび右眼には、鑑賞者の左眼および右眼から見た物空間
が再現され、広角の湾曲虚像上に表示された対象に両眼
視差効果による立体感や奥行き感を得ることができる。
さらに、上記実施の形態8および実施の形態9のように
時分割表示でないため、フリッカを生じない。ところ
で、図10では湾曲形状レンズとして半球状レンズ3を
使用したが、凹面状レンズ8や筒面状レンズ12を使用
してもよいことはいうまでもない。
【0072】実施の形態11.本実施の形態11は、鑑
賞者の左眼および右眼から見た物空間の視野角を縮小し
たステレオ画像を表示する左眼用および右眼用の二つの
画像表示板と、合成用偏光ビームスプリッタと、前記画
像表示板が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間
の視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示
板側に湾曲させた湾曲形状レンズと、偏光眼鏡で構成し
たものである。図11は本発明の実施の形態11である
画像表示装置を斜め上方から見た原理図である。図にお
いて、2は合成用偏光ビームスプリッタである。
【0073】画像表示板1L、1Rに表示されたステレ
オ魚眼レンズ画像2L、2Rは、合成用偏光ビームスプ
リッタ26によって、それぞれ異なる直交した偏光とし
て通過する。半球状レンズ3によって生成されたステレ
オ半球虚像はそれぞれ異なる直交した偏光だけで表示さ
れているので、鑑賞者が偏光眼鏡23をかけてステレオ
半球虚像をみると、左眼には左眼用半球虚像が、右眼に
は右眼用半球虚像が分離して鑑賞される。このため鑑賞
者の左眼および右眼には、鑑賞者の左眼および右眼から
見た物空間が再現され、広角の湾曲虚像上に表示された
対象に両眼視差効果による立体感や奥行き感を得ること
ができる。さらに、上記実施の形態9および実施の形態
10のように時分割表示でないため、フリッカを生じな
い。ところで、図11では湾曲形状レンズとして半球状
レンズ3を使用したが、凹面状レンズ8や筒面状レンズ
12を使用してもよいことはいうまでもない。
【0074】実施の形態12.本実施の形態12は、鑑
賞者の左眼および右眼から見た物空間の視野角を縮小し
たステレオ画像を表示する左眼用および右眼用の二つの
画像表示板と、前記画像表示板の前面に配設したそれぞ
れ異なる直交した偏光を通過させる偏光板と、一方の画
像表示板が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間
の視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示
板側に湾曲させた湾曲形状レンズと、もう一方の画像表
示板が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視
野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する凹面状ハーフ
ミラーと、偏光眼鏡で構成したものである。図12は本
発明の実施の形態12である画像表示装置を斜め上方か
ら見た原理図である。図において、26は凹面状ハーフ
ミラーである。
【0075】画像表示板1L、1Rに表示されたステレ
オ魚眼レンズ画像2L、2Rは、偏光板24L、24R
によって、それぞれ異なる直交した偏光が通過する。画
像表示板1Lに表示された魚眼レンズ画像2Lは半球状
レンズ3によって、画像表示板1Rに表示された魚眼レ
ンズ画像2Rは凹面状ハーフミラー26によってステレ
オ半球虚像が生成される。生成されたステレオ半球虚像
は凹面状ハーフミラー26のハーフミラー特性によって
合成され、それぞれ異なる直交した偏光だけで表示され
ているので、鑑賞者が偏光眼鏡23をかけてステレオ半
球虚像をみると左眼には左眼用半球虚像が、右眼には右
眼用半球虚像が分離して鑑賞される。このため鑑賞者の
左眼および右眼には、鑑賞者の左眼および右眼から見た
物空間が再現され、広角の湾曲虚像上に表示された対象
に両眼視差効果による立体感や奥行き感を得ることがで
きる。ところで、図12では湾曲形状レンズとして半球
状レンズ3を使用したが、凹面状レンズ8や筒面状レン
ズ12を使用してもよいことはいうまでもない。
【0076】実施の形態13.本実施の形態13は、鑑
賞者の左眼および右眼から見た物空間の視野角を縮小し
たステレオ画像を表示する左眼用および右眼用の二つの
画像表示板と、一方の画像表示板が表示する画像から湾
曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲
虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レン
ズと、もう一方の画像表示板が表示する画像から湾曲面
状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像
を生成する凹面状偏光ビームスプリッタと、偏光眼鏡で
構成したものである。図13は本発明の実施の形態13
である画像表示装置を斜め上方から見た原理図である。
図において、27は凹面状偏光ビームスプリッタであ
る。
【0077】画像表示板1Lに表示された魚眼レンズ画
像2Lは半球状レンズ3によって、画像表示板1Rに表
示された魚眼レンズ画像2Rは凹面状偏光ビームスプリ
ッタ27によってステレオ半球虚像が生成される。生成
されたステレオ半球虚像は凹面状偏光ビームスプリッタ
27の偏光ビームスプリッタ特性によってそれぞれ異な
る直交した偏光が通過して合成され、それぞれ異なる直
交した偏光だけで表示されているので、鑑賞者が偏光眼
鏡23をかけてステレオ半球虚像をみると、左眼には左
眼用半球虚像が、右眼には右眼用半球虚像が分離して鑑
賞される。このため鑑賞者の左眼および右眼には、鑑賞
者の左眼および右眼から見た物空間が再現され、広角の
湾曲虚像上に表示された対象に両眼視差効果による立体
感や奥行き感を得ることができる。さらに、上記実施の
形態9および実施の形態10のように時分割表示でない
ため、フリッカを生じない。ところで、図13では湾曲
形状レンズとして半球状レンズ3を使用したが、凹面状
レンズ8や筒面状レンズ1Qを使用してもよいことはい
うまでもない。
【0078】実施の形態14.本実施の形態14は、鑑
賞者の左眼および右眼から見た物空間の視野角を縮小し
たステレオ画像を表示する、左眼用および右眼用の二つ
の画像表示板と、二つの前記画像表示板が表示する画像
から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角
の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた二つの
湾曲形状レンズで眼鏡状に構成したものである。図14
は本発明の実施の形態14である画像表示装置を斜め上
方から見た原理図である。図において、28は眼鏡式画
像表示装置、8L、8Rはそれぞれ左眼用および右眼用
の凹面状レンズである。
【0079】眼鏡式画像表示装置28は、それぞれ、画
像表示板1L、1Rに表示されたステレオ魚眼レンズ画
像2L、2Rから、凹面状レンズ8L、8Rによって、
鑑賞者の左右両眼を被うように、左眼には左眼用半球虚
像が、右眼には右眼用半球虚像が分離して鑑賞される。
このため鑑賞者の左眼および右眼には、鑑賞者の左眼お
よび右眼から見た物空間が再現され、広角の湾曲虚像上
に表示された対象に両眼視差効果による立体感や奥行き
感を得ることができる。ところで、図14では湾曲形状
レンズとして、画像表示板1L、1Rの形に合わせて凹
面状レンズとしたが、半球状レンズや、筒面状レンズで
もよいことはいうまでもない。
【0080】実施の形態15.本実施の形態15は、通
常画像を表示する画像表示板と、前記画像表示板が表示
する画像を反射させる平面ミラーと、平面ミラーからの
反射画像から鑑賞者側に湾曲した湾曲面状に結像した湾
曲虚像を生成するように鑑賞者側に湾曲させた湾曲形状
レンズで構成したものである。図15は本発明の実施の
形態15である画像表示装置を斜めから見た原理図であ
る。図において、29は筒面外側を鑑賞者側に向けて配
設した筒面状レンズ、30は平面ミラーからの反射画像
から筒面状レンズ29により生成された筒面虚像であ
る。
【0081】筒面虚像30は、鑑賞者側に湾曲した筒面
状に結像している。このため筒面状レンズ29の光軸中
心線上の鑑賞者以外の鑑賞者にも、筒面虚像30への視
線方向は、筒面虚像30の結像面の法線方向となるの
で、多人数の鑑賞者全てが筒面虚像30を鑑賞すること
ができる。ところで、図15では、平面ミラーからの反
射画像から鑑賞者側に湾曲した湾曲面状に結像した湾曲
虚像を生成するように鑑賞者側に湾曲させた湾曲形状レ
ンズとして、筒面外側を鑑賞者側に向けて配設した筒面
状レンズとしたが、凸面側を鑑賞者側に向けて配設した
半球状レンズや、凹面状レンズでもよいことはいうまで
もない。
【0082】実施の形態16.本実施の形態16は、広
角の虚像を生成する湾曲形状レンズを、湾曲形状フレネ
ルレンズで構成したものである。図16は本発明の実施
の形態16である画像表示装置の一例を示す原理図で、
上記実施例1の半球状レンズ3を、半球状フレネルレン
ズで構成したものである。図において、31は半球状フ
レネルレンズである。
【0083】半球状フレネルレンズ31は半球状レンズ
3と同じ特性なので、広角の虚像を生成でき、さらに、
装置を軽量化することができる。ところで、図16では
湾曲形状フレネルレンズとして半球状フレネルレンズ3
1を使用したが、凹面状フレネルレンズや筒面状フレネ
ルレンズを使用してもよいことはいうまでもない。
【0084】実施の形態17.本実施の形態17は、広
角の虚像を生成する湾曲形状レンズを、湾曲形状ホログ
ラムレンズで構成したものである。図17は本発明の実
施の形態16である画像表示装置の一例を示す原理図
で、上記実施例1の半球状レンズ3を、半球状ホログラ
ムレンズで構成したものである。図において、32は半
球状ホログラムレンズである。
【0085】半球状ホログラムレンズ32は半球状レン
ズ3と同じ特性なので、広角の虚像を生成でき、さら
に、装置を軽量化することができる。ところで、図17
では湾曲形状ホログラムレンズとして半球状ホログラム
レンズ32を使用したが、凹面状ホログラムレンズや筒
面状ホログラムレンズを使用してもよいことはいうまで
もない。
【0086】ところで、上記実施の形態では、魚眼レン
ズ画像と湾曲形状レンズは、y=f・θ(fは定数)の
関係で物空間の視野角を縮小後、θ=g・y(gは定
数)の関係で物空間の視野角を再現して広角の湾曲虚像
を生成する場合を説明したが、上記以外の関係、例え
ば、y=f・θ1/2 とθ=g・y2 、y=f・sinθ
とθ=g・sinー1yなどのように、物空間の視野角を
縮小、再現するものであればよいことはいうまでもな
い。
【0087】また、生成された虚像は等距離に結像する
場合として説明していたが、たとえば鑑賞者にとって中
央部は近く、周辺部は遠くに結像させるように虚像を非
等距離で広角に結像させるレンズでも、画角が広角にな
ることで臨場感等が向上する効果は得られることはいう
までもない。
【0088】また、画像表示板は、LCD、プラズマデ
ィスプレイ等の表示板だけでなく、CRTや背面投写型
プロジェクタなども使用可能であることはいうまでもな
い。また、外光の影響を排除するためのレンズのコーテ
ィング、外箱などを備えてもよいことはいうまでもな
い。
【0089】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0090】物空間の視野角を縮小した平面画像を表示
する画像表示板と、前記画像表示板が表示する画像から
湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾
曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レ
ンズと、再生光路を反射させる平面ミラーで構成したの
で、画像表示装置外の空中に広角の湾曲虚像を鑑賞する
ことができ、このため臨場感のある画像を鑑賞すること
ができる。
【0091】また、視野角を縮小しない通常画像を表示
する画像表示板と、前記画像表示板が表示する通常画像
から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角
の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形
状レンズと、再生光路を反射させる平面ミラーで構成し
たので、通常画像を画像表示装置外の空中の広角の湾曲
虚像として鑑賞することができ、このため表示画像の利
用可能範囲を広くすることができる。
【0092】また、物空間の視野角を縮小した平面画像
を表示する画像表示板と、前記画像表示板が表示する画
像を反射させる平面ミラーと、平面ミラーからの反射画
像を湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角
の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形
状レンズで構成したので、画像表示板と、湾曲形状レン
ズの間隔を大きくとることができ、このため画像表示装
置の装置の奥行を長くすることなく虚像の結像位置を任
意に設定できる。
【0093】また、平面ミラーを、平面ミラー全体、又
は一部が動作可能な可動ミラーとしたので、広角の湾曲
虚像上に表示された対象に応じて、虚像の結像位置を変
えることができ、このため広角の湾曲虚像上に表示され
た対象は、広角の視野角の中で三次元的に移動させるこ
とができる。
【0094】また、物空間の視野角を縮小した平面画像
を表示する画像表示板と、前記画像表示板が表示する画
像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広
角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲
形状レンズと、平面ハーフミラーと、中央部の画像を表
示する追加画像表示板で構成したので、広角の湾曲虚像
の中央部に広角の湾曲虚像より高解像度の虚像を重ね合
わせることができ、このため中央部を高解像度とするこ
とで、表示品位を向上させることができる。
【0095】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を時分割表示する
画像表示板と、前記画像表示板が表示する画像から湾曲
面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚
像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、時分割シャッタ眼鏡で構成したので、広角の湾曲虚
像上に表示された対象に両眼視差効果による立体感や奥
行き感を得ることができ、このため臨場感を非常に高め
ることができる。
【0096】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を時分割表示する
画像表示板と、前記画像表示板が発する光から時分割的
に異なる直交した偏光を通過させる時分割偏光シャッタ
と、前記画像表示板が表示する画像から湾曲面状に結像
して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成す
る画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズと、偏光眼
鏡で構成したので、広角の湾曲虚像上に表示された対象
に両眼視差効果による立体感や奥行き感を得ることがで
き、このため、臨場感を非常に高めることができる。
【0097】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、前記画像表示板の
前面に配設したそれぞれ異なる直交した偏光を通過させ
る偏光板と、平面ハーフミラーと、前記画像表示板が表
示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再
現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲さ
せた湾曲形状レンズと、偏光眼鏡で構成したので、広角
の湾曲虚像上に表示された対象に両眼視差効果による立
体感や奥行き感を得ることができ、さらにフリッカを生
じないので、臨場感を非常に高めることができる。
【0098】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、合成用偏光ビーム
スプリッタと、前記画像表示板が表示する画像から湾曲
面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚
像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、偏光眼鏡で構成したので、広角の湾曲虚像上に表示
された対象に両眼視差効果による立体感や奥行き感を得
ることができ、さらにフリッカを生じないのでA臨場感
を非常に高めることができる。
【0099】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、前記画像表示板の
前面に配設したそれぞれ異なる直交した偏光を通過させ
る偏光板と、一方の画像表示板が表示する画像から湾曲
面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚
像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
と、もう一方の画像表示板が表示する画像から湾曲面状
に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を
生成する凹面状ハーフミラーと、偏光眼鏡で構成したた
ので、広角の湾曲虚像上に表示された対象に両眼視差効
果による立体感や奥行き感を得ることができ、さらにフ
リッカを生じないので、臨場感を非常に高めることがで
きる。
【0100】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用
および右眼用の二つの画像表示板と、一方の画像表示板
が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角
を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾
曲させた湾曲形状レンズと、もう一方の画像表示板が表
示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再
現する広角の湾曲虚像を生成する凹面状偏光ビームスプ
リッタと、偏光眼鏡で構成したので、広角の湾曲虚像上
に表示された対象に両眼視差効果による立体感や奥行き
感を得ることができ、さらにフリッカを生じないので、
臨場感を非常に高めることができる。
【0101】また、鑑賞者の左眼および右眼から見た物
空間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する、左眼
用および右眼用の二つの画像表示板と、二つの前記画像
表示板が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間の
視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板
側に湾曲させた二つの湾曲形状レンズで眼鏡状に構成し
たので、広角の湾曲虚像上に表示された対象に両眼視差
効果による立体感や奥行き感を得ることができる画像表
示装置を携帯利用することができる。
【0102】また、通常画像を表示する画像表示板と、
前記画像表示板が表示する画像を反射させる平面ミラー
と、平面ミラーからの反射画像を鑑賞者側に湾曲した湾
曲面状に結像した湾曲虚像を生成するように鑑賞者側に
湾曲させた湾曲形状レンズで構成したので、多人数の鑑
賞者の視線全てを湾曲虚像の法線方向にすることがで
き、このため、レンズによる拡大画像を多人数で鑑賞す
ることができる。
【0103】また、湾曲形状レンズを、フレネルレンズ
で構成したので、製作が容易になり、このため画像表示
装置の低コスト化を図ることができる。
【0104】また、湾曲形状レンズを、ホログラムレン
ズで構成したので、製作が容易になり、このため画像表
示装置の低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1である画像表示装置を
斜め上方から見た原理図である。
【図2】 本発明の実施の形態2である画像表示装置を
示す原理図である。
【図3】 本発明の実施の形態3である画像表示装置を
示す原理図である。
【図4】 本発明の実施の形態4である画像表示装置を
示す原理図である。
【図5】 本発明の実施の形態5である画像表示装置を
斜めから見た原理図である。
【図6】 本発明の実施の形態6である画像表示装置を
示す原理図である。
【図7】 本発明の実施の形態7である画像表示装置を
示す原理図である。
【図8】 本発明の実施の形態8である画像表示装置を
示す原理図である。
【図9】 本発明の実施の形態9である画像表示装置を
斜め上方から見た原理図である。
【図10】 本発明の実施の形態10である画像表示装
置を斜め上方から見た原理図である。
【図11】 本発明の実施の形態11である画像表示装
置を斜め上方から見た原理図である。
【図12】 本発明の実施の形態12である画像表示装
置を斜め上方から見た原理図である。
【図13】 本発明の実施の形態13である画像表示装
置を斜め上方から見た原理図である。
【図14】 本発明の実施の形態14である画像表示装
置を斜め上方から見た原理図である。
【図15】 本発明の実施の形態15である画像表示装
置を斜めから見た原理図である。
【図16】 本発明の実施の形態16である画像表示装
置を示す原理図である。
【図17】 本発明の実施の形態17である画像表示装
置を示す原理図である。
【図18】 従来の画像表示装置を斜め上方から見た原
理図である。
【図19】 魚眼レンズ特性を示す図でである。
【図20】 風景の一例として交差点を示す図である。
【図21】 図20の交差点の風景を魚眼レンズ付きビ
デオカメラで撮影した魚眼レンズ画像を示す図である。
【図22】 従来の半球状レンズによる広角の湾曲虚像
の生成を示す図である。
【図23】 従来の画像表示装置による物空間の視野角
の再現を示す図である。
【符号の説明】
1 画像表示板、2 魚眼レンズ画像、3、29 半球
状レンズ、4 平面ミラー、5、30 半球虚像、6
反射半球虚像、7 鑑賞者、8 凹面状レンズ、9 凹
面虚像、10 反射凹面虚像、11 水平魚眼レンズ画
像、12 筒面状レンズ、13 筒面虚像、14 反射
筒面虚像、15 通常画像、16 可動ミラー、17
追加画像表示板、18 追加中央画像、19 平面ハー
フミラー、20 追加中央虚像、21 時分割シャッタ
眼鏡、22 時分割偏光シャッタ、23 偏光眼鏡、2
4 偏光板、25 合成用偏光ビームスプリッタ、26
凹面状ハーフミラー、27 凹面状偏光ビームスプリッ
タ、28 眼鏡式画像表示装置、31 半球状フレネル
レンズ、32 半球状ホログラムレンズ、33魚眼レン
ズ、34 魚眼レンズ付きビデオカメラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河越 尚司 兵庫県川西市久代3丁目13番21号 株式会 社ケーディーエル内 (72)発明者 都出 英一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物空間の視野角を縮小した平面画像を表
    示する画像表示板と前記画像表示板が表示する画像から
    湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾
    曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レ
    ンズと、再生光路を反射させる平面ミラーで構成したこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画像表示板に表示する画像を、視野
    角を縮小しない通常画像としたことを特徴とする請求項
    1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 物空間の視野角を縮小した平面画像を表
    示する画像表示板と前記画像表示板が表示する画像を反
    射させる平面ミラーと、平面ミラーからの反射画像を湾
    曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲
    虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レン
    ズで構成したことを特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 平面ミラーを、平面ミラー全体、又は一
    部が動作可能な可動ミラーとしたことを特徴とする請求
    項3記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 物空間の視野角を縮小した平面画像を表
    示する画像表示板と前記画像表示板が表示する画像から
    湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾
    曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レ
    ンズと、平面ハーフミラーと、画像中央部の画像を表示
    する追加画像表示板で構成したことを特徴とする画像表
    示装置。
  6. 【請求項6】 鑑賞者の左眼および右眼から見た物空間
    の視野角を縮小したステレオ画像を時分割表示する画像
    表示板と、前記画像表示板が表示する画像から湾曲面状
    に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を
    生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズと、
    時分割シャッタ眼鏡で構成したことを特徴とする画像表
    示装置。
  7. 【請求項7】 鑑賞者の左眼および右眼から見た物空間
    の視野角を縮小したステレオ画像を時分割表示する画像
    表示板と、前記画像表示板が発する光から時分割的に異
    なる直交した偏光を通過させる時分割偏光シャッタと、
    前記画像表示板が表示する画像から湾曲面状に結像して
    物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画
    像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズと、偏光眼鏡で
    構成したことを特徴とする画像表示装置。
  8. 【請求項8】 鑑賞者の左眼および右眼から見た物空間
    の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用およ
    び右眼用の二つの画像表示板と、前記画像表示板の前面
    に配設したそれぞれ異なる直交した偏光を通過させる偏
    光板と、平面ハーフミラーと、前記画像表示板が表示す
    る画像から湾曲面状に結像して物空間の視野角を再現す
    る広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側に湾曲させた
    湾曲形状レンズと、偏光眼鏡で構成したことを特徴とす
    る画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記画像表示板の前面に配設したそれぞ
    れ異なる直交した偏光を通過させる偏光板と、平面ハー
    フミラーを、合成用偏光ビームスプリッタとしたことを
    特徴とする請求項8記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 鑑賞者の左眼および右眼から見た物空
    間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する左眼用お
    よび右眼用の二つの画像表示板と、前記画像表示板の前
    面に配設したそれぞれ異なる直交した偏光を通過させる
    偏光板と、一方の画像表示板が表示する画像から湾曲面
    状に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像
    を生成する画像表示板側に湾曲させた湾曲形状レンズ
    と、もう一方の画像表示板が表示する画像から湾曲面状
    に結像して物空間の視野角を再現する広角の湾曲虚像を
    生成する凹面状ハーフミラーと、偏光眼鏡で構成したこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記画像表示板の前面に配設したそれ
    ぞれ異なる直交した偏光を通過させる偏光板と、凹面状
    ハーフミラーを、凹面状偏光ビームスプリッタとしたこ
    とを特徴とする請求項8記載の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 鑑賞者の左眼および右眼から見た物空
    間の視野角を縮小したステレオ画像を表示する、左眼用
    および右眼用の二つの画像表示板と、二つの前記画像表
    示板が表示する画像から湾曲面状に結像して物空間の視
    野角を再現する広角の湾曲虚像を生成する画像表示板側
    に湾曲させた二つの湾曲形状レンズで眼鏡状に構成した
    したことを特徴とする画像表示装置。
  13. 【請求項13】 通常画像を表示する画像表示板と、前
    記画像表示板が表示する画像を反射させる平面ミラー
    と、平面ミラーからの反射画像を鑑賞者側に湾曲した湾
    曲面状に結像した湾曲虚像を生成するように鑑賞者側に
    湾曲させた湾曲形状レンズで構成したことを特徴とする
    画像表示装置。
  14. 【請求項14】 湾曲形状レンズを、フレネルレンズと
    したことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか
    に記載の画像表示装置。
  15. 【請求項15】 湾曲形状レンズを、ホログラムレンズ
    としたことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれ
    かに記載の画像表示装置。
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