JPH09174418A - 半導体ウェーハのケミカルラップ装置 - Google Patents

半導体ウェーハのケミカルラップ装置

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JPH09174418A
JPH09174418A JP33707595A JP33707595A JPH09174418A JP H09174418 A JPH09174418 A JP H09174418A JP 33707595 A JP33707595 A JP 33707595A JP 33707595 A JP33707595 A JP 33707595A JP H09174418 A JPH09174418 A JP H09174418A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェーハの取り代が小さくて済み、さ
らには、うねり成分やそりが軽減する、半導体ウェーハ
のケミカルラップ装置を提供する。 【解決手段】 この装置は、ケーシング1と、互いに平
行状態でケーシング1内に設けられ、かつ少なくとも相
対向する表面が耐熱性樹脂で形成された研削面になって
いる上定盤2および下定盤3とを備えている。ケーシン
グ1内には、半導体ウェーハを浸漬する量以上のアルカ
リ性溶液が収容されている。半導体ウェーハを保持する
キャリアー4a,4bを水平面内で上定盤2および下定
盤3に対して相対運動させ、半導体ウェーハの上下面を
上定盤2および下定盤3に小さな圧力で接触させ同時研
磨する。アルカリ性溶液とウェーハ表面とが反応し、ケ
ミカル研磨が行われ、また、半導体ウェーハの弾性変形
は小さいので、半導体ウェーハのうねり成分やそりは軽
減し、上下面は定盤面と同等の平坦度に仕上がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハの
加工プロセスにおいて用いられる半導体ウェーハのケミ
カルラップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハの製造方法において、円
柱状の半導体(シリコン)単結晶棒をスライス工程で切
断して得られた半導体ウェーハはラップ(機械研磨)さ
れてソーマーク等が除去される。そして、この半導体ウ
ェーハはエッチング(化学処理)で加工変質層が除去さ
れ、さらにポリッシング(機械的化学的研磨)で鏡面加
工される。ところが、このようにラップ工程を経て作製
された半導体ウェーハにおいて、その表面の平坦度はあ
る程度高いものとなっているものの、加工変質層を伴っ
ており、この加工変質層を除去するため、エッチングで
のエッチ量(取り代)を例えば20〜30μm程度と大
きくする必要がある。その結果、そのエッチング面の凹
凸(平坦度)も例えば1μm程度と大きくなった。さら
に、エッチング後の鏡面研磨量も例えば10〜20μm
程度にまで大きくなっていた。
【0003】そこで、この半導体ウェーハの平坦度をよ
り高める等のために、スライス後のウェーハ面を直接研
削することが考えられる。ところで、従来より使用され
ている研削盤では円環状の研削刃を有し、テーブルに真
空吸着で載置・固定した半導体ウェーハを片面ずつ研削
するように構成されている。このため、スライス後の半
導体ウェーハの片面を研削した後、さらに反対側の面を
研削しても、スライスによるソーマークが半導体ウェー
ハの表裏面に残ることになる。そして、このようにして
両面が研削された半導体ウェーハをエッチングし、さら
に、その片面をポリッシュ(研磨)すると、ソーマーク
が浮き出てくる。このように、ラップに代えて片面研削
を行うと、スライスでのソーマークをウェーハ表面から
完全に除去することはできない。このように、片面研削
でラップの代わりはできない。
【0004】そこで、両面同時ラップ研磨を行われてい
る。両面同時ラップの特徴として、加工するための基準
面を材料(半導体ウェーハ)側に置く必要がないことで
ある。ラップの基準面は、装置側の定盤面の活性な仮想
面(実効作用面)で構成されていえる。しかし材料の剛
性により左右される。半導体ウェーハの表面形状をサイ
ンカーブで表面したモデルを用いて、各仕上がりの検討
してみる。図8(a)に示すように、スライスされた半
導体ウェーハの表面は、それぞれ凹凸が存在し、この凹
凸は図8(b)および図8(c)に示すように、「厚み
成分」と「うねり成分」から成っている。なお、うねり
成分はウェーハ表裏面の中間線とした。図8(b)の半
導体ウェーハを、片面から加工して厚みを均一にすると
(図8(d−1)参照)、図8(d−2)に示すよう
に、非加工側の凹凸面に倣った表面ができる(裏面転
写)。また、半導体ウェーハの両面を加圧して両面から
同時加工すると(図8(e−1)参照)、厚い部分の両
面から加工されて(図8(e−2)参照)、厚み成分の
凹凸が除かれるが、半導体ウェーハは弾性体なので、加
工後に加工圧を開放すると、図8(e−3)に示すよう
に、うねり成分が残ってしまう。
【0005】ここで、従来のラップ装置および化学エッ
チングの概略について順次説明する。 (ラップ装置について)ラッピング(lapping)は主と
してスライシングによって生じたウェーハ表面の凹凸層
を削り表面の平坦度とウェーハの平行度を高めるための
プロセスである。スライスされた半導体ウェーハは、互
いに平行に保たれた鋳鉄製の上・下ラップ定盤の間に置
かれる。通常、アルミナ砥粒溶液をラップ定盤と半導体
ウェーハの間に流し込み加圧下で回転、摺り合わせによ
りウェーハ両面を機械的に加工する。
【0006】(化学エッチングについて)ブロック切
断、外径研削、スライシング、ラッピングの機械加工プ
ロセスを経たシリコンウェーハは表面にダメージ層すな
わち加工変質層を有している。加工変質層はデバイス製
造プロセスにおいてスリップ転位などの結晶欠陥を誘発
したり、ウェーハの機械的強度を低下させ、また電気的
特性に悪影響を及ぼすので、完全に除去しなければなら
ない。機械加工プロセスでシリコンウェーハに導入され
た加工変質層は化学エッチングによって完全に除去され
る。化学エッチングの主たる目的は上述にように、加工
変質層の除去であるが、ウェーハ厚さの精密制御という
目的をも有する。
【0007】上記の化学エッチングの典型的なエッチン
グ液(エッチャント:etchant)はフッ酸(H
F)と硝酸(HNO3)の混酸を水(H2O)あるいは酢
酸(CH3COOH)で希釈した3成分素による酸エッ
チング(acid etching)液であるSiは以
下に示す2段階(a)および(b)でエッチされる。 (a)硝酸によるSiの酸化: Si+4HNO3→SiO2+4NO2+2H2O (b)フッ酸によるSiO2の溶解除去 SiO2+6HF→H2SiF6+2H2
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下に記述するような数々の問題点
(1)〜(6)がある。 (1)円柱状の半導体結晶棒をスライスして半導体ウェ
ーハを切り出し、そのスライス時の表面ダメージ層を取
り除くために、平均粒子13μmの程度の砥粒を使用し
たラップを行う。ラップ処理後では、ダメージ層は約7
〜12μmのダメージ層を残してしまう。さらにこのダ
メージ層のために、次のエッチング工程で、この加工層
を取り除く必要がある。このエッチングでは、ダメージ
層が深いために、滑らかな面にならず、取り代を深く
(ダメージ深さ(10μm)+うねり低減処理深さ(2
0μm))取り除かなければならない。
【0009】(2)ラッピングとエッチングをそれぞれ
各別の装置により行っていたので、コストが嵩むととも
に、ラッピイングおよびエッチングの両方を完了するの
に長時間を要し、半導体ウェーハの生産性は低い。 (3)砥粒による加圧破砕機械加工なので、加工ダメー
ジの残留が顕著であり、後述するエッチングによる取り
代を20〜40μm程度と大きくしなければならない。 (4)上述のように、半導体ウェーハを加圧した状態で
その両面をラップするので、厚い部分から加工されて、
厚み成分の凹凸が除かれるが、このとき、半導体ウェー
ハは加工圧によって一時的に弾性変形しているので、加
工後に加工圧を開放すると、うねり成分が残ってしま
う。 (5)半導体ウェーハのそりについては、切断後の半導
体ウェーハにそりがあっても、半導体ウェーハは小さな
加工圧でも平行定盤の間で平面になる。この一定の加工
圧をFcとすると、0<F<Fcの状態でラッピングを行
えば、図7(b)に示すように、加圧のために原型は変
化し、ラッピング後もそりが残る。一般の加工圧FはF
cより大きい。F≧Fcの場合は、図7(c)に示すよう
に、半導体ウェーハは原型を保持したまま薄くなる。つ
まり、実行的に、スライシングで生じたそりを代表とす
るウェーハの変形をラッピングや、それ以降のエッチン
グやポリッシングで矯正するのは困難である。 (6)ラップ後の半導体ウェーハにラップ液が付着して
いるので、その除去のためのクリーニングにも手間がか
かるとともに、クリーニングによる半導体ウェーハにか
かる負荷が大きい。また、ラップ液の凝縮・沈澱・固形
化等の、廃棄処理にコストを要する。
【0010】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、装置コストの低減および生
産性の向上を図るとともに、ケミカル研磨により総合取
り代が小さくて済み、さらには、うねり成分を軽減し、
後段のポリッシングを簡単に済ませることのできる、半
導体ウェーハのケミカルラップ装置を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、半導体単結晶棒をスライスして得られた半
導体ウェーハの両ウェーハ面を同時にケミカル研磨する
ための、半導体ウェーハのケミカルラップ装置であっ
て、ケーシングと、互いに平行状態で前記ケーシング内
に設けられて、少なくとも相対向する表面が耐熱性樹脂
でそれぞれ形成された定盤面になっており、かつ前記定
盤面において前記半導体ウェーハの両ウェーハ面にそれ
ぞれ接触する上定盤および下定盤と、前記上定盤および
前記半導体ウェーハを前記ウェーハ面に沿う方向に互い
に相対運動させるとともに、前記下定盤および前記半導
体ウェーハを前記ウェーハに沿う方向に互いに相対運動
させるための相対運動手段とを備え、前記ケーシング内
に、少なくとも前記半導体ウェーハおよび各定盤面を浸
漬するようにして、温度制御されたアルカリ性溶液を供
給することを特徴とするものである。
【0012】また、前記半導体ウェーハは、外周歯を備
えたキャリアーに保持され、一方、前記上定盤および下
定盤はそれぞれ中心孔を備えており、前記相対運動手段
は、前記キャリアーの前記外周歯に噛み合うように前記
中心孔に設けられた太陽歯車と、前記キャリアーの前記
外周歯に噛み合うように前記上定盤および下定盤の外方
に設けられて、前記キャリアーを前記太陽歯車の回りで
公転および自転させるためのリング状内周歯車と、前記
太陽歯車および前記リング状内周歯車を回転させるため
の駆動機構と、から構成されているものである。
【0013】さらに、前記定盤面に遊離砥粒または固定
砥粒が設けられているものや、前記定盤面に溝が多数設
けられているものとすることができる。そして、前記ア
ルカリ性溶液の温度および濃度がそれぞれ45℃以上、
5%以上であることが好ましい。
【0014】以下、本発明の作用について説明する。請
求項1に記載の発明では、アルカリ性溶液と両ウェーハ
面とが反応して、半導体ウェーハはケミカル研磨され、
反応生成物が生成される。この際、半導体ウェーハの両
ウェーハ面が上下の定盤により小さな加工圧で研削され
て、両ウェーハ面の凸部にミクロなダメージが与えられ
て、前記ケミカル研磨が促進される。ケミカル研磨を主
体とすることにより、加工圧は小さくて済み、これによ
り、加工ダメージ層が少なくなる(non−damage or l
ittle shallow damage)。このように、半導体ウェー
ハの両ウェーハ面に上定盤および下定盤を接触させるだ
け、あるいは小さな加工圧下で接触させるだけなので、
うねりやそりが軽減される。また、ラップ定盤とウェー
ハとの間の加工圧が無限に小さい場合を仮想すると、図
7(a)に示すように、半導体ウェーハのそりはなくな
り、両ウェーハ面は定盤面と同等の平坦度に近づく。ま
た、半導体ウェーハは一時的な弾性変形は小さいので
(重力の作用により全く変形しないとはいえない)、う
ねりの成分も小さくなる。
【0015】請求項2に記載の発明のように、太陽歯車
およびリング状歯車(インターナル歯車)等からなる構
成の簡単な相対運動手段により、半導体ウェーハを保持
するキャリアーを自転および公転させることにより、こ
の半導体ウェーハの両ウェーハ面を均一に研磨すること
ができる。また、請求項3に記載の発明のように、各定
盤の定盤面(上定盤は下面、下定盤は上面である)に固
定砥粒あるいは遊離砥粒を設けることにより、前記ミク
ロなダメージの付与が促進される。さらに、請求項4に
記載の発明のように、上・下定盤の各定盤面に溝を例え
ば格子状あるいは放射状に溝を設けることにより、半導
体ウェーハの両ウェーハ面のアルカリ性溶液が溝内を移
動して、アルカリ性溶液の置換(反応生成物の置換)が
連続的に促進され、ケミカル研磨が速まる。そして、請
求項5に記載の発明のように、アルカリ性溶液の温度お
よび濃度をそれぞれ45℃以上、5%以上とすることに
より、ケミカル研磨の速度を、本発明が産業上充分に有
益になるように、速めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態例につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の半導体ウ
ェーハのケミカルラップ装置の一実施形態例の縦断面
図、図2は本発明の半導体ウェーハのケミカルラップ装
置の一実施形態例の概略平面図(上面図)、図3は本実
施形態例において、上・下定盤間のキャリアーおよび半
導体ウェーハを拡大した図である。
【0017】図1および図2に示すように、符号1は有
底円筒状のケーシング(装置本体)を示しており、この
ケーシング1の外底面には脚部23が装着されている。
ケーシング1を脚部23を介して、水平面上に水平状態
で置くことができる。ケーシング1には、蓋体(モータ
ーベースカバー)15が開閉自在に設けられている。す
なわち、ケーシング1の一端側外周には一対のブラケッ
ト30a,30bが固定されており、この一対のブラケ
ット30a,30bには、蓋体15の一端側の上蓋支持
部18が支軸19を介して回動自在(図1中矢印A参
照)に支持されている。また、蓋体15の他端側には取
っ手(握りハンドル)16が備えられている。図1の状
態から、取っ手16を持ち上げることにより、蓋体15
を支軸19を中心に回動させて(矢印A参照)、ケーシ
ング1の上端開口を開放することができる。
【0018】ケーシング1の内底面には、中心穴を有す
る円盤状の下定盤ベース部材10が搭載されている。こ
の下定盤ベース部材10上には、中心穴3aを有する円
盤状の下定盤3が搭載されている。ケーシング1の底面
には複数のピン部材20a,20bが一体的に突設され
ており、このピン部材20a,20bは下定盤ベース部
材10を貫通し、下定盤3の下面の穴に嵌合しており、
これにより、下定盤ベース部材10および下定盤3は水
平方向に位置ずれしない。前記下定盤3の上方には、中
心孔2aを有する上定盤2が下定盤3と平行に設けられ
ている。
【0019】前記蓋体15の上面にはブラケット21を
介して第1の駆動モーター11が固定されており、この
第1の駆動モーター11の下方へ延びる回転軸(出力
軸)11aには駆動ピン8が同軸に一体的に固定されて
いる。駆動ピン8の下端に、後述する太陽歯車7が、係
合ピン22を介して周方向に係合している。この係合ピ
ン22は駆動ピン8の下端部を貫通して支持されてい
る。ケーシング1の内底部中央には太陽歯車支持軸5が
突設され、この太陽歯車支持軸5には太陽歯車7が回転
自在に嵌合して支持されている。この太陽歯車7はその
外周に外周歯7aを備えており、この外周歯7aには後
述する複数(本例では3つ)のウェーハキャリア4a,
4b,4cの外周歯33a,33b,33cが噛み合っ
ている。
【0020】前記上蓋15が開いた状態から上蓋15を
閉じると、前記駆動ピン8の係合ピン22が太陽歯車7
の係合溝7bに入り込む。そして、第1の駆動モーター
11を駆動することにより、駆動ピン8がその軸線回り
に回転して、前記係合ピン22を介して太陽歯車7を回
転させることができる。これにより、前記3つのウェー
ハキャリア4a,4b,4cを自転させることができる
(図2中、矢印Y,Z,W参照)。なお、符号6は太陽
歯車支持軸5の嵌められたOリングを示しており、この
Oリング6は、後述するアルカリ性溶液が太陽歯車7の
内周面に侵入するのを阻止している。
【0021】ケーシング1内にはリング状内周歯車(イ
ンターナル歯車)9が回転自在に設けられており、この
インターナル歯車9は、その外周全域および内周全域に
外周歯9bおよび内周歯9aがそれぞれ形成されてい
る。前記インターナル歯車9の内周歯9aには後述する
3つのウェーハキャリア4a,4b,4cが噛み合って
いる。これにより、インターナル歯車9をその中心軸回
りに回転させることにより(図2中、矢印X参照)、ウ
ェーハキャリアー4a,4b,4cを太陽歯車7の回り
に公転および自転させることができる。結果的に、ウェ
ーハキャリアー4a,4b,4cは、太陽歯車7の回り
に遊星軌道を描きながら運動する。このように、半導体
ウェーハ32a,32b,32cは、上定盤2および下
定盤3に対して水平面内で相対的に運動する。上記説明
から明らかなように、第1および第2の駆動モーター1
1,25、太陽歯車7、太陽歯車支持軸5およびリング
状歯車9等により相対運動手段が構成されている。な
お、本例のような、ウェーハキャリアー4a,4b,4
cを上定盤2および下定盤3に対して相対運動させるも
のに限らず、固定配置したウェーハキャリアー4a,4
b,4cに対し、上定盤2および下定盤3を同期して相
対運動させる構成にしてもよい。
【0022】前記上定盤2は下定盤3と同様に中心孔2
aを有する円盤状のものであり、この上定盤2の支持機
構について、上定盤2の上面には、その周方向に等間隔
をおいて複数本(本例では3本)のバランスシャフト1
2a,12b,12cの一端が固定されている。このバ
ランスシャフト12a,12b,12cは、上蓋15を
上下方向に移動自在に貫通している。各バランスシャフ
ト12a,12b,12cの外周には、その上端から下
端部にかけてねじ部がそれぞれ形成されている。各バラ
ンスシャフト12a,12b,12cのねじ部にはバラ
ンス調整ナット13a,13b,13cがそれぞれ螺合
されている。また、各バランスシャフト12a,12
b,12cにはバランスコイルばね14a,14b(1
つのバランスコイルばねは不図示)が挿通されている。
各バランスコイルばね14a,14bの弾性力により、
上定盤2を保持することができる。そして、各バランス
調整ナット13a,13b,13cのねじ込み量を調整
することにより、上定盤2を確実に水平状態とすること
ができるとともに、上定盤2と下定盤3との間隔にした
がって圧力を調整することができる。
【0023】前記インターナル歯車9の外周歯9bに
は、ケーシング1の側部を貫通するように回転自在に設
けられた歯車27が噛み合っており、この歯車27は、
ケーシング1の脚部23に突設されたブラケット24に
固定された第2の駆動モーター25により回転駆動され
る。符号26は、第2の駆動モーター25の回転軸(出
力軸)を示している。このような構成により、インター
ナル歯車9を回転させて、各ウェーハキャリアー4a,
4b,4cを公転および自転させることができる。な
お、符号28は、ケーシング1の前記歯車27の貫通部
をシールするためにシール部材を示している。前記ケー
シング1内にはアルカリ性溶液(例えば水酸化カリウム
水溶液、水酸化ナトリウム水溶液)が収容されている
(この溶液の液面は図1中符号29で示している)。本
例では、アルカリ性溶液の温度は高温であるので、後述
するように、上・下定盤2,3の少なくとも定盤面に耐
熱性・耐アルカリ性樹脂を用いており、これにより、上
・下定盤2,3の寿命は長い。特に、後述するケミカル
研磨の促進のために、このアルカリ性溶液の温度および
濃度はそれぞれ45℃以上、5%以上であることが好ま
しい。アルカリ性溶液の温度を45℃以上に確実に保持
するためには、ケーシング1内にヒーター(不図示)を
設けて温度制御し、さらに攪拌機で攪拌することが好ま
しい。ケミカルラップ後にこのアルカリ性溶液を容易に
排出するために、ケーシング1の底部には排水ホース接
続金具17がねじ込まれている。この排水ホース接続金
具17の一端に図示しない排水ホースが接続され、この
排水ホースに設けたバルブを開くことにより、ケーシン
グ1内のアルカリ性溶液を前記排水ホース接続金具17
および排水ホースを介して排出することができる。ま
た、排水ホースおよび排水ホース接続金具17を介して
ケーシング1内にアルカリ性溶液を供給することもでき
る。
【0024】図2に示すように、ウェーハキャリアー4
a,4b,4cにはその外周に外周歯33a,33b,
33cがそれぞれ形成されており、かつ略中心部には、
ウェーハ収容孔31a,31b,31cがそれぞれ形成
されている。各ウェーハキャリアー4a,4b,4cの
ウェーハ収容孔31a,31b,31cには半導体ウェ
ーハ32a,32b,32cがそれぞれ装填されてい
る。なお、ウェーハキャリアー4a,4b,4cの厚さ
は半導体ウェーハ32a,32b,32cの厚さより若
干薄くなっている。
【0025】図3乃至図5に示すように、上・下定盤
2,3は、少なくとも相対向する部分(定盤面34,3
5)が耐熱・耐アルカリ性樹脂で形成されている。すな
わち、例えば上定盤2の下面および下定盤3の上面に耐
熱・耐アルカリ性樹脂のプレート(不図示)が交換自在
に貼り付けられている。上記上定盤2および下定盤3の
定盤面(研削面)34,35には砥粒(固定砥粒あるい
は遊離砥粒)が均一に設けられている。また、上定盤2
および下定盤3の研削面34,35には、図5および図
6(a)に示すように、格子状に多数本の溝38が形成
されている。この溝38の幅BおよびピッチPはそれぞ
れ、3〜10mm,6〜30mm程度になっている。ま
た、この格子状の溝38の形成形態に代えて、図6
(b)に示すように、径方向および円周方向に多数の溝
40,39を形成した形態でもよい。
【0026】次に、上述した半導体ウェーハのケミカル
ラップ装置の使用方法や動作について図面を参照して説
明する。先ず、上蓋15が開いた状態で、半導体ウェー
ハ32a,32b,32cをそれぞれ保持したウェーハ
キャリアー4a,4b,4cを図2に示すように、太陽
歯車7およびインターナル歯車9に噛み合うように下定
盤3上に配置する。なお、この半導体ウェーハ32a,
32b,32cは半導体単結晶棒をスライスして得られ
たものである。ケーシング1内にアルカリ性溶液を供給
する。このアルカリ性溶液の供給量は、上定盤2および
下定盤3を浸漬して、それらの温度を一定(例えば60
℃あるいは80℃程度)に保持する量が好ましいが、少
なくとも前記半導体ウェーハ32a,32b,32cお
よび各定盤面34,35を浸漬する量以上であることが
必須である。そして、アルカリ性溶液を前記ヒーターで
温度制御したり、攪拌することが好ましい。ここで、上
蓋15を閉じることにより、この上蓋15に支持された
上定盤2の研削面(定盤面)34を、各半導体ウェーハ
32a,32b,32cに接触させる。このときの接触
圧(加工圧)は、従来の機械的研磨による加工圧力(例
えば170g/cm2程度)よりも充分に小さく、半導
体ウェーハ32a,32b,32cを押圧して延ばさな
いような、5〜50g/cm2程度の大きさである。す
なわち、図4に示すように、上定盤2および下定盤3の
研削面34,35が半導体ウェーハ32a,32b,3
2cの両ウェーハ面36,37の凸部41に接触する、
無荷重に近い程度である。
【0027】ここで、第1および第2の駆動モーター1
1,27をそれぞれ駆動して、各ウェーハキャリアー4
a,4b,4cをそれぞれ自転および公転させることに
より、各半導体ウェーハ32a,32b,32cを上定
盤2および下定盤3に対して水平面内でそれぞれ相対運
動させる。なお、本例では、ウェーハキャリア4a,4
b,4cの公転速度は、以下の反応式で発生した水素を
半導体ウェーハ32a,32b,32cから効率よく除
去するために、大きいほど好ましい。本例では、ウェー
ハキャリア4a,4b,4cに半導体ウェーハ32a,
32b,32c,32dが一枚ずつ保持された形態なの
で、ウェーハキャリア4a,4b,4cの自転の重要性
は低いが、ウェーハキャリア4a,4b,4cに半導体
ウェーハをそれぞれ複数枚保持する形態のものでは、ウ
ェーハキャリア4a,4b,4cの自転速度は、公転速
度とは逆の方向で、公転速度と同じ値の大きさに合わせ
ることが好ましい。
【0028】これにより、以下の現象が生じる。すなわ
ち、各半導体ウェーハ32a,32b,32cの表面が
アルカリ性と反応して、化学研磨が行われる。ケミカル
エッチングは以下のような反応式で進行し、珪酸ナトリ
ウム(反応生成物)と水素が生成される。 反応式:Si+2NaOH+H2O→Na2SiO3+2H2 2Na2SiO3+H2O→(←)Na2Si25+2NaOH(加水分解) 本実施形態では、アルカリ性溶液の温度および濃度が4
5℃以上、5%以上であるので、上記化学研磨は速度
0.5〜4.0μ/min以上で進行し、産業上におい
て生産性に何等問題が生じない。これに対し、従来の4
0℃以下、5%以下ではケミカルエッチングの進行は遅
く、生産性に劣る。また、各半導体ウェーハ32a,3
2b,32cの両ウェーハ面36,37の凸部41が上
定盤2および下定盤3により研削されてミクロなダメー
ジDが与えられ、このダメージDの部分からアルカリ性
溶液が浸透して前記化学研磨がさらに進行する。ケミカ
ル研磨中に、加工圧を一定とするために、上定盤2の支
持機構の各バランス調整ナット13,13b,13cの
ねじ込み量を調節する。なお参考に、定盤を使用せず、
エッチング槽でのケミカルエッチングでは、研磨速度が
5μ/min以下と遅い。なお、図9は、アルカリ性溶
液の濃度が6%の場合において、横軸のアルカリ性溶液
の温度に対する化学研磨の速度(縦軸)を示す実験結果
の一例である。さらに、ケミカル研磨を主体とし、ウェ
ーハ面36,37を上・下定盤2,3により低加工圧で
同時研削するので、そりやうねりが発生しないととも
に、高平坦度の半導体ウェーハが得られる。また、従来
の加圧破砕機械加工と比較して、加工圧が小さく済むの
で、加工ダメージ層が小さくなり、結果的に、両ウェー
ハ面のダメージ層は、従来の10μmと比べて、0〜2
μm程度と非常に小さくできる。
【0029】本実施形態例では、上定盤2および下定盤
3による加工圧が小さいので、上定盤2および下定盤3
の寿命が長い。また、上・下定盤2,3の定盤面34,
35に砥粒(固定砥粒または遊離砥粒)を設けることが
できるので、各半導体ウェーハ32a,32b,32c
に前記ミクロなダメージを効果的に付与することができ
る。さらに、定盤面34,35に溝38を多数本形成す
ることにより、この溝38を介して両ウェーハ面36,
37のアルカリ性溶液の置換を促進し、前記反応式によ
り発生した反応生成物を、両ウェーハ面36,37から
効果的に排除することができる。そして、上記のように
ケミカルラップした半導体ウェーハ32a,32b,3
2cにはアルカリ性溶液が付着しているが、従来のよう
にラップ液を用いないので、例えば超音波により容易に
水洗浄(クリーニング)することができるとともに、ク
リーニングによる半導体ウェーハ32a,32b,32
cへの負担が軽減される。使用後のアルカリ性溶液をケ
ーシング1から排出するには、前記排水ホースのバルブ
を開くことにより、排水する。反応生成物は、Na2
iO3およびNa2Si25なので、従来と比べて公害対
策処理は容易である。
【0030】上記ようなケミカルエッチを終了した半導
体ウェーハ32a,32b,32cはミクロ的には平坦
化されるが、マクロ的な平坦性を確保するために、後段
において鏡面研磨処理を行う必要がある。本発明では、
ケミカルラップによりウェーハ面36,37を鏡面に近
い状態に高精度に仕上げることができるので、前記後段
の鏡面研磨処理を簡単に済ませることができる。
【0031】なお、従来のラップ装置において、鋳鉄性
のラップ定盤を単に高温にしただけでは、定盤面の機械
的精度を保持することが困難であること、および定盤面
の研磨クロスが耐熱的に弱いので、寿命が短くなる。こ
れに対し、本発明のようなケミカル研磨が主体であれ
ば、加工圧は低くても済み、上・下定盤の寿命が長い。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、1つの装置によりラップおよび
ケミカル研磨を行うことにより、装置コストの低減およ
び生産性の向上を図ることができる。また、ケミカル研
磨を主体とし、小さな加工圧で半導体ウェーハの両面を
同時研磨することにより、加工ダメージ層が小さくなる
とともに、両ウェーハ面の取り代を極めて少なくでき
る。さらに、半導体ウェーハにうねり成分やそりが軽減
される。請求項2に記載の発明は、上記効果の他、太陽
歯車およびリング状内周歯車等からなる構成の簡単な相
対運動手段を採用することにより、半導体ウェーハを自
転および公転させることにより、この半導体ウェーハの
両ウェーハ面を均一に研磨することができる。請求項3
に記載の発明は、上・下定盤の定盤面(上定盤は下面、
下定盤は上面)に固定砥粒あるいは遊離砥粒を設けるこ
とにより、前記ミクロなダメージの付与が促進される。
請求項4に記載の発明は、上・下定盤の定盤面に溝を格
子状あるいは放射状に設けることにより、両ウェーハ面
に前記ミクロなダメージを付与する際に、両ウェーハ面
のアルカリ性溶液の置換が連続的に促進され、化学反応
(化学研磨)が早まる。請求項5に記載の発明は、アル
カリ性溶液の温度および濃度をそれぞれ45℃以上、5
%以上とすることにより、化学研磨がさらに促進され、
本発明を産業上充分に有益なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体ウェーハのケミカルラップ装置
の一実施形態例の縦断面図である。
【図2】本発明の半導体ウェーハのケミカルラップ装置
の一実施形態例の概略平面図(上面図)である。
【図3】本実施形態例において、上・下定盤間のキャリ
アーおよび半導体ウェーハを拡大した図である。
【図4】本実施形態例において、上・下定盤と半導体ウ
ェーハを示す要部拡大断面図である。
【図5】本実施形態例における、上・下定盤の要部縦断
面図である。
【図6】本実施形態例における、上・下定盤の定盤面を
示す図である。
【図7】ラッピングによる半導体ウェーハの変形態様を
示す図である。
【図8】半導体ウェーハのうねり成分を説明するための
図である。
【図9】アルカリ性溶液の温度に対する化学研磨の速度
を示すグラフである。
【符号の説明】
D ミクロなダメージ 1 ケーシング(装置本体) 2 上定盤 2a,3a 中心孔 3 下定盤 4a,4b,4c ウェーハキャリアー 5 太陽歯車支持軸 6 Oリング 7 太陽歯車 7a 外周歯 7b 係合溝 8 駆動ピン 9 リング状内周歯車(インター
ナル歯車) 9a 内周歯 9b 外周歯 10 下定盤ベース 11 第1の駆動モーター 11a 回転軸(出力軸) 12a,12b,12c バランスシャフト 13a,13b,13c バランス調整ナット 14a,14b バランスコイルばね 15 上蓋(モータベースカバー) 16 取っ手(握りハンドル) 17 排水ホース接続金具 18 上蓋支持部 19 支軸 20a,20b ピン部材 21 モーター支持ブラケット 22 係合ピン部材 23 脚部 24 ブラケット 25 第2の駆動モーター 26 回転軸(出力軸) 27 歯車 28 シール部材 29 アルカリ溶液の液面 30a,30b ブラケット 31a,31b,31c ウェーハ収容孔 32a,32b,32c 半導体ウェーハ 33a,33b,33c 外周歯 34,35 定盤面(研削面) 36,37 ウェーハ面 38,39,40 溝 41 凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体単結晶棒をスライスして得られた
    半導体ウェーハの両ウェーハ面を同時にケミカル研磨す
    るための、半導体ウェーハのケミカルラップ装置であっ
    て、 ケーシングと、 互いに平行状態で前記ケーシング内に設けられて、少な
    くとも相対向する表面が耐熱性樹脂でそれぞれ形成され
    た定盤面になっており、かつ前記定盤面において前記半
    導体ウェーハの両ウェーハ面にそれぞれ接触する上定盤
    および下定盤と、 前記上定盤および前記半導体ウェーハを前記ウェーハ面
    に沿う方向に互いに相対運動させるとともに、前記下定
    盤および前記半導体ウェーハを前記ウェーハに沿う方向
    に互いに相対運動させるための相対運動手段とを備え、 前記ケーシング内に、少なくとも前記半導体ウェーハお
    よび各定盤面を浸漬するようにして、温度制御したアル
    カリ性溶液を供給することを特徴とする半導体ウェーハ
    のケミカルラップ装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体ウェーハは、外周歯を備えた
    キャリアーに保持され、一方、前記上定盤および下定盤
    はそれぞれ中心孔を備えており、 前記相対運動手段は、 前記キャリアーの前記外周歯に噛み合うように前記中心
    孔に設けられた太陽歯車と、 前記キャリアーの前記外周歯に噛み合うように前記上定
    盤および下定盤の外方に設けられて、前記キャリアーを
    前記太陽歯車の回りで公転および自転させるためのリン
    グ状内周歯車と、 前記太陽歯車および前記リング状内周歯車を回転させる
    ための駆動機構と、から構成されている請求項1に記載
    の半導体ウェーハのケミカルラップ装置。
  3. 【請求項3】 前記定盤面に遊離砥粒または固定砥粒が
    設けられている請求項1または請求項2に記載の半導体
    ウェーハのケミカルラップ装置。
  4. 【請求項4】 前記定盤面に溝が多数設けられている請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の半導体ウェ
    ーハのケミカルラップ装置。
  5. 【請求項5】 前記アルカリ性溶液の温度および濃度が
    それぞれ45℃以上、5%以上である請求項1乃至請求
    項4のいずれか1項に記載の半導体ウェーハのケミカル
    ラップ装置。
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