JPH09172430A - 最適無線通信路の自動選択装置 - Google Patents

最適無線通信路の自動選択装置

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JPH09172430A
JPH09172430A JP7333202A JP33320295A JPH09172430A JP H09172430 A JPH09172430 A JP H09172430A JP 7333202 A JP7333202 A JP 7333202A JP 33320295 A JP33320295 A JP 33320295A JP H09172430 A JPH09172430 A JP H09172430A
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Japan
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communication
communication path
wireless communication
error rate
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JP7333202A
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Yoshinobu Kimura
吉伸 木村
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの目的および無線通信インフラ特性に
応じて最適な無線通信路を自動的に選択する。 【解決手段】 通信方略記憶部11には、入力部13か
ら指定された通信路選択の方略と、各無線通信方式毎の
通信履歴,料金体系,電界強度とデータ通信誤り率との相
関関係等の通信情報とを格納する。通信路選択制御部1
0は、通信方略記憶部11に記憶されている通信路選択
の方略に従って、通信方略記憶部11に記憶されている
通信情報を参照して用いる無線通信路を決定し、通信路
用スイッチ4〜6のうち上記決定された無線通信路に対
応する通信用スイッチをオンにする。こうして、ユーザ
が指定した通信路選択の方略に従って、無線通信インフ
ラ特性に応じた最適な無線通信路が自動的に選択され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特性の異なる複
数の無線通信インフラストラクチャ(以下、インフラと
略称する)を利用可能な携帯端末において、複数の無線
通信路の中から目的に応じた最適な通信路を自動的に選
択できる最適無線通信路の自動選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆回線を使用する有線通信には、公知
の技術としてのLCR(Least CostRouting)機能があ
る(特開平1−180172号公報,特開平2−947
54号公報,特開平6−113042号公報)。このL
CR機能は、NTT(登録商標)回線の他に第二電電
(登録商標),日本高速通信(登録商標),日本テレコム
(登録商標)等のキャリアを候補とし、電話使用時に、
使用者が通信相手の場所,曜日,時間および回線接続時間
を予想して入力すると、最も回線使用料が少なくなる回
線を自動的に選択する機能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線通
信系の携帯電話等においては、現在、端末は一つのセル
ラキャリアにのみ加入可能であるためにLCR機能はな
い。また、今後は、セルラで使用されている無線回線交
換方式だけではなく、現在のサービスエリアは未だ狭い
がテレターミナルのような無線パケット交換方式のイン
フラが一般的に普及する可能性も高い。
【0004】ところで、無線通信系の携帯端末において
は、以下のような種々の問題が予想される。第1には、
今後出現が予想される無線回線交換や無線パケット交換
のように特性の異なる複数のインフラを利用可能な携帯
端末においては、任意の時点でどのインフラを利用する
かを決定することはユーザにとっては困難であると考え
られる。最適なインフラはユーザの使用目的によっても
変化すると考えられるので、上記困難さは更にも増すの
である。
【0005】第2に、有線を利用したデータ通信では、
送受信する端末間では電気的信号の状態は常に一定で良
好であることが多い。したがって、信号の強度を考慮す
る必要は少なく、信号の強度によって発生するデータ通
信誤りも無視できる程度に少ないのである。これに対し
て、無線路を利用したデータ通信においては、電界強度
が極端に変化し、それによって通信誤りも変動するため
に、通信誤りを予測することは非常に困難である。
【0006】第3に、有線通信におけるLCR機能で
は、通信路と接続先と通信時間が決まると一意に通信料
金が決まるので、通信料が最も安い通信路を選択するこ
とは比較的容易である。これに対して、無線通信におい
ては、無線通信路の基地局から無線端末への距離や通信
条件は一定していないために、通信路と接続先と通信時
間が決まっても一意に通信料金が決まらないのである。
【0007】第4に、有線を利用したデータ通信の場合
には、データ通信誤りは比較的少ない。したがって、複
数の通信路を利用すると仮定した場合には、通信時間の
短さは通信路の伝送速度の大きさに略比例すると考えら
れる。ところが、無線路を利用したデータ通信の場合に
はデータ通信誤りが多く発生する事態が考えられる。そ
して、データ通信誤りをどのようにして処理するかは用
いる無線通信方式によって異なり、誤りが発生した箇所
を再送する方式や、データ通信時に予め誤り訂正に必要
なデータをも送信して誤りを検出すると受信側で誤りを
訂正する方式等がある。したがって、無線路を利用した
データ通信の場合には、有線の場合のように伝送時間の
短さと伝送速度の大きさとは比例するとは言い切れず、
最も速くデータ通信を行いたい場合の通信路の選択が困
難なのである。
【0008】そこで、この発明の目的は、各無線通信路
のデータ通信誤り率,通信料金,誤り訂正を含めた通信時
間を予測して、ユーザの目的および無線通信インフラ特
性に応じて最適な無線通信路を自動的に選択できる最適
無線通信路の自動選択装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、複数の無線通信路の夫々に
よってデータ通信を行う通信制御部と、上記各無線通信
路に関する通信情報を記憶する通信情報記憶部と、通信
路選択の方略を指定する方略指定部と、上記方略指定部
によって指定された通信路選択の方略が記憶される方略
記憶部と、上記方略記憶部に記憶されている通信路選択
の方略に基づいて,上記通信情報記憶部に記憶されてい
る各無線通信路の通信情報を参照して,上記通信路選択
の方略に合致した最適な無線通信路を選択し,この選択
された無線通信路に対応した通信制御部を動作させる通
信路選択制御部を備えたことを特徴としている。
【0010】上記構成において、データ通信を行う場合
には、上記通信路選択制御部によって、上記方略指定部
で指定されて上記方略記憶部に記憶されている通信路選
択の方略に基づいて、上記通信情報記憶部に記憶されて
いる各無線通信路の通信情報が参照されて、上記指定さ
れた通信路選択の方略に合致した最適な無線通信路が選
択される。そして、上記選択された無線通信路に対応し
た通信制御部が動作されて、ユーザによって指定された
通信路選択の方略に合致した無線通信路によるデータ通
信が開始される。
【0011】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の最適無線通信路の自動選択装置において、上
記通信情報記憶部は,上記通信情報の一つとして受信信
号強度情報とデータ通信誤り率との相関関係を記憶する
と共に、上記通信路選択制御部は、各無線通信路からの
受信信号に基づいて,各無線通信路毎に受信信号強度情
報を検出する強度情報検出手段と、上記強度情報検出手
段によって検出された各無線通信路における受信信号強
度情報と上記相関関係とに基づいて,各無線通信路毎に
データ通信誤り率を求める誤り率算出手段を有して、上
記方略記憶部に記憶されている通信路選択の方略が「デ
ータ通信誤り率の最も小さい無線通信路を選択する」で
ある場合には、上記誤り率算出手段によって得られたデ
ータ通信誤り率が最小の無線通信路を最適な無線通信路
として選択するようになっていることを特徴としてい
る。
【0012】上記構成において、上記通信路選択制御部
は、上記強度情報検出手段によって各無線通信路毎に受
信信号強度情報を検出し、この検出された受信信号強度
情報に基づいて、上記誤り率算出手段によって各無線通
信路毎にデータ通信誤り率を求める。そして、この求め
られたデータ通信誤り率が最小となる無線通信路を最適
な無線通信路として選択するようにしている。したがっ
て、ユーザによって指定された通信路選択の方略「デー
タ通信誤り率の最も小さい無線通信路を選択する」に合
致した最適な無線通信路によるデータ通信が行われる。
【0013】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明の最適無線通信路の自動選択装置において、上
記通信情報記憶部は,上記通信情報の一つとして受信信
号強度情報とデータ通信誤り率との相関関係を記憶する
と共に、上記通信路選択制御部は、各無線通信路からの
受信信号に基づいて,各無線通信路毎に受信信号強度情
報を検出する強度情報検出手段と、上記強度情報検出手
段によって検出された各無線通信路における受信信号強
度情報と上記相関関係とに基づく各無線通信路毎のデー
タ通信誤り率を用いて,上記通信情報を参照して各無線
通信路毎に誤り訂正を含めた実際の通信時間を予測する
通信時間予測手段を有して、上記方略記憶部に記憶され
ている通信路選択の方略が「通信時間の最も短い無線通
信路を選択する」である場合には,上記通信時間予測手段
によって予測された通信時間が最短の無線通信路を最適
な無線通信路として選択するようになっていることを特
徴としている。
【0014】上記構成において、上記通信路選択制御部
は、上記強度情報検出手段によって各無線通信路毎に受
信信号強度情報を検出し、この検出された受信信号強度
情報に基づく各無線通信路毎のデータ通信誤り率を用い
て、上記通信時間予測手段によって各無線通信路毎に上
記実際の通信時間を予測する。そして、この予測された
通信時間が最短となる無線通信路を最適な無線通信路と
して選択するようにしている。したがって、ユーザによ
って指定された通信路選択の方略「通信時間の最も短い
無線通信路を選択する」に合致した最適な無線通信路に
よるデータ通信が行われる。
【0015】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る発明の最適無線通信路の自動選択装置において、上
記通信情報記憶部は,上記通信情報として,受信信号強度
情報とデータ通信誤り率との相関関係,および,各無線通
信方式毎の料金体系を記憶すると共に、上記通信路選択
制御部は、各無線通信路からの受信信号に基づいて,各
無線通信路毎に受信信号強度情報を検出する強度情報検
出手段と、上記強度情報検出手段によって検出された各
無線通信路における受信信号強度情報と上記相関関係と
に基づく各無線通信路毎のデータ通信誤り率を用いて,
上記通信情報を参照して各無線通信路毎に誤り訂正を含
めた実際の通信データ量あるいは実際の通信時間の何れ
か一方を予測する予測手段と、上記予測手段によって予
測された通信データ量あるいは通信時間と上記料金体系
とに基づいて各無線通信路毎に通信料金を求める通信料
金算出手段を有して、上記方略記憶部に記憶されている
通信路選択の方略が「通信料金の最も安い無線通信路を
選択する」である場合には,上記通信料金算出手段によっ
て求められた通信料金が最も安い無線通信路を最適な無
線通信路として選択するようになっていることを特徴と
している。
【0016】上記構成において、上記通信路選択制御部
は、上記強度情報検出手段によって各無線通信路毎に受
信信号強度情報を検出し、この検出された受信信号強度
情報に基づく各無線通信路毎のデータ通信誤り率を用い
て、上記予測手段によって各無線通信路毎に上記実際の
通信データ量あるいは通信時間を予測し、この予測され
た実際の通信データ量あるいは通信時間に基づいて、上
記通信料金算出手段によって各無線通信路毎に通信料金
を求める。そして、この求められた通信料金が最少とな
る無線通信路を最適な無線通信路として選択するように
している。したがって、ユーザによって指定された通信
路選択の方略「通信料金の最も安い無線通信路を選択す
る」に合致した最適な無線通信路によるデータ通信が行
われる。
【0017】また、請求項5に係る発明は、請求項2乃
至請求項4の何れか一つに係る発明の最適無線通信路の
自動選択装置において、データ通信を行った通信制御部
からの通信結果に基づいてデータ通信を行った無線通信
路における実際のデータ通信誤り率を求め、この求めら
れた実際のデータ通信誤り率によって、上記通信情報記
憶部に記憶されている上記受信信号強度情報とデータ通
信誤り率との相関関係を更新する情報処理部を備えたこ
とを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、上記情報処理部によっ
て、データ通信を行った無線通信路における実際のデー
タ通信誤り率が求められて上記通信情報記憶部に記憶さ
れている上記受信信号強度情報とデータ通信誤り率との
相関関係が更新される。こうして、上記通信情報記憶部
に予め記憶されている受信信号強度情報とデータ通信誤
り率との相関関係が実際の通信環境に合っていない場合
には、実際の通信環境に合った受信信号強度情報とデー
タ通信誤り率との相関関係に修正されて、正しくデータ
通信誤り率が求められる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は本実施の形態の最適無
線通信路の自動選択装置におけるブロック図である。
尚、この最適無線通信路の自動選択装置は、複数の無線
通信方式に適用可能になっている。
【0020】すなわち、第1無線通信路用の第1通信路
用アンテナ1を有し、この第1通信路用アンテナ1は、
第1通信路用スイッチ4を介して第1通信路用通信制御
部7に接続されている。同様に、第2無線通信路〜第x
無線通信路用に、第2通信路用アンテナ2〜第x通信路
用アンテナ3,第2通信路用スイッチ5〜第x通信路用
スイッチ6および第2通信路用通信制御部8〜第x通信
路用通信制御部9を有している。
【0021】通信路選択制御部10は、常時各通信路用
アンテナ1〜3に接続されており、各通信路用アンテナ
1〜3からの信号を受けて各無線通信路の電界強度を得
る。そして、通信方略記憶部11に記憶されているユー
ザの通信路選択の方略および通信情報を参照して使用す
る無線通信路を決定し、通信路用スイッチ4〜6のうち
上記決定に対応する通信路用スイッチをオンする。そう
すると、通信制御部7〜9のうち上記オンとなった通信
路用スイッチに接続されている通信制御部は、対応する
無線通信路によるデータ通信を行う。そして、その際に
得られた通信情報を携帯端末情報処理部12に送出す
る。
【0022】上記携帯端末情報処理部12は、通信制御
部7〜9のうちデータ通信を行った通信制御部からの通
信情報に基づいて、通信方略記憶部11に記憶されてい
る上記通信情報を更新する。入力部13からは、上記通
信方略記憶部11に記憶させるユーザの通信路選択の方
略や携帯端末情報処理部12に対する指令等を入力す
る。
【0023】図2は、上記通信路選択制御部10および
通信制御部7〜9の制御の下に実行される自動通信路選
択処理動作のフローチャートである。以下、図2に従っ
て、自動通信路選択処理動作について説明する。ステッ
プS1で、上記通信路選択制御部10によって、各通信
路用アンテナ1〜3からの信号に基づいて、第1無線通
信路〜第x無線通信路における電界強度が得られる。さ
らに、通信方略記憶部11に記憶されている各無線通信
方式の通信履歴とその料金体系および各無線通信方式に
おける電界強度とデータ通信誤り率との相関関係等の通
信情報が調査される。ここで、上記各無線通信方式にお
ける電界強度とデータ通信誤り率との相関関係とは、予
め、実験によって測定されたデータに基づいて得られた
図3に示すような関係である。尚、図3における無線通
信方式は、パケット交換および回線交換の2方式であ
る。ステップS2で、上記通信路選択制御部10によっ
て、入力部13からユーザによって入力されて通信方略
記憶部11に記憶されている通信路選択の方略が参照さ
れる。
【0024】ステップS3で、上記通信路選択制御部1
0によって、上記ステップS2において参照された通信
路選択の方略に従って、上記ステップS1において調査
された通信情報に基づいて使用する無線通信路が決定さ
れる。そして、通信路用スイッチ4〜6のうち上述の決
定に対応する通信路用スイッチがオンされる。この場
合、上記ステップS1において得られた電界強度および
調査された総ての通信情報が参照されるのではなく、ユ
ーザによって指定された通信路選択の方略に応じた通信
情報のみが参照される。例えば、ユーザが指定した通信
路選択の方略が「最も電界強度の強い無線通信路を使用
する」である場合には、各通信路用アンテナ1〜3から
の電界強度が参照されて、他の通信履歴や料金体系や電
界強度とデータ通信誤り率との相関関係等の通信情報は
参照されない。また、ユーザが指定した通信路選択の方
略が「最も最近に使用した無線通信路を使用する」である
場合には、各通信路用アンテナ1〜3から得られた電界
強度に関係なく、各無線通信方式の通信履歴が参照され
るのである。ステップS4で、上記通信制御部7〜9の
うち上記ステップS3においてオンされた通信路用スイ
ッチに接続された通信制御部によって、上記決定された
無線通信路によるデータ通信が行われる。そうした後、
自動通信路選択処理動作を終了する。
【0025】このように、本実施の形態においては、上
記通信方略記憶部11に、入力部13から指定された通
信路選択の方略と、各無線通信方式の通信履歴,各無線
通信方式の料金体系,各無線通信方式における電界強度
とデータ通信誤り率との相関関係等の通信情報とを格納
しておく。そして、通信路選択制御部10は、通信方略
記憶部11に記憶されている通信路選択の方略に従っ
て、通信方略記憶部11に記憶されている通信情報を参
照して無線通信路を決定し、通信路用スイッチ4〜6の
うち対応する通信路用スイッチをオンにする。こうし
て、通信制御部7〜9のうちオンした通信路用スイッチ
に接続されている通信制御部によって、対応した無線通
信路によるデータ通信を行うようにしている。したがっ
て、ユーザが指定した通信路選択の方略に従って、無線
通信インフラ特性に応じた最適な無線通信路を自動的に
選択できるのである。
【0026】次に、上記実施の形態における最適無線通
信路の自動選択装置を、より具体的な例を上げて説明す
る。図4は、本実施の形態における最適無線通信路の自
動選択装置のブロック図である。尚、この最適無線通信
路の自動選択装置は、パケット交換と回線交換との2つ
の無線通信方式に適用可能になっている。
【0027】すなわち、通信路用アンテナとしてパケッ
ト交換用アンテナ21と回線交換用アンテナ22とを有
し、パケット交換用アンテナ21は、パケット交換用ス
イッチ23を介してパケット交換用通信制御部25に接
続されている。同様に、回線交換用アンテナ22は、回
線交換用スイッチ24を介して回線交換用通信制御部2
6に接続されている。
【0028】通信路選択制御部27は、各通信路用アン
テナ21,22からの信号を受けてパケット交換と回線
交換との電界強度を得る。そして、通信方略記憶部28
に記憶されているユーザの通信路選択の方略および通信
情報を参照して使用する無線通信路を決定し、その決定
に従ってパケット交換用スイッチ23あるいは回線交換
用スイッチ24の何れか一方をオンにする。パケット交
換用通信制御部25あるいは回線交換用通信制御部26
のうちオンされた通信用スイッチに接続されている通信
制御部は、対応する無線通信路によってデータ通信を行
う。そして、その際に得られた通信結果を携帯端末情報
処理部29に送出する。
【0029】上記携帯端末情報処理部29は、パケット
交換用通信制御部25あるいは回線交換用通信制御部2
6のうちデータ通信を行った通信制御部からの通信結果
や入力部30からのユーザの通信方略に基づいて、通信
方略記憶部28に対する通信情報や通信方略の記憶・更
新を行う。上記入力部30からは、上記通信方略記憶部
28に記憶させるユーザの通信方略や携帯端末情報処理
部29に対する指令等を入力する。
【0030】本実施の形態において適用可能な無線通信
方式の一つである回線交換では、回線をつないでしまう
と、回線を切るまでは時間単位で課金される。一方、パ
ケット交換では、データをパケットと呼ばれる一定の長
さ以下のブロックに区切り、このパケット毎に宛て先情
報を付加して通信インフラの交換機に蓄積して相手の回
線が空いたときに相手に転送する。このように、パケッ
ト交換では実際にデータ交換を行っているときのみ回線
を占有するので、使用目的によっては、回線交換と比較
して通信料は非常に少なくて済む場合が考えられる。
【0031】また、上記パケット交換では、通信路状態
が悪い場合に破損したパケットは、上記交換機で破棄さ
れて図4全体で示される端末に対して再送要求が出され
る。したがって、通信路状態が劣悪になった場合には、
パケットの再送が頻繁に起こることになり、パケット交
換の上記利点が損なわれる場合があるという欠点を有し
ている。
【0032】そこで、本実施の形態においては、上記通
信方略記憶部28に記憶される通信情報の一つとして、
各無線通信路毎に電界強度とデータ通信誤り率との相関
関係を記憶しておくのである。そして、通信路選択制御
部27によって、データ通信を開始する時点のパケット
交換と回線交換との電界強度を測定し、その測定結果に
基づいて以下のようにしてデータ通信を行う無線通信路
を決定するのである。すなわち、上記通信方略記憶部2
8に記憶されている各無線通信路毎の電界強度とデータ
通信誤り率との相関関係は、図3に示すような関係であ
るとする。そして、ある時点におけるパケット交換の受
信信号レベルがAであり、回線交換の受信信号レベルが
Bであるとすると、図3から、その時点におけるパケッ
ト交換のデータ通信誤り率はaであり、回線交換のデー
タ通信誤り率はbであるので、通信路選択制御部27に
よって回線交換の方が通信路状態は良いと判断される。
したがって、回線交換用スイッチ24がオンされるので
ある。
【0033】図5は、上記通信路選択制御部27,パケ
ット交換用通信制御部25,回線交換用通信制御部26
および携帯端末情報処理部29の制御の下に実行される
自動通信路選択処理動作のフローチャートである。以
下、図5に従って、本実施の形態における自動通信路選
択処理動作について説明する。
【0034】ステップS11で、上記通信路選択制御部2
7によって、パケット交換用アンテナ21および回線交
換用アンテナ22からの信号に基づいて、パケット交換
および回線交換における電界強度が得られる。ステップ
S12で、上記通信路選択制御部27によって、通信方略
記憶部28に記憶されている各無線通信路毎の電界強度
とデータ通信誤り率との相関関係等の通信情報が調査さ
れる。そして、パケット交換および回線交換毎にデータ
通信誤り率が求められる。ステップS13で、上記通信路
選択制御部27によって、入力部30からユーザによっ
て入力されて通信方略記憶部28に記憶されている通信
路選択の方略が参照される。ステップS14で、上記通信
路選択制御部27によって、通信方略記憶部28に記憶
されている通信路選択の方略は「最もデータ通信誤り率
の低い無線通信路を使用する」であるか否かが判別され
る。その結果、「最もデータ通信誤り率の低い無線通信
路を使用する」であればステップS15に進み、そうでな
ければ自動通信路選択処理動作を終了する。
【0035】ステップS15で、上記通信路選択制御部2
7によって、上記ステップS13において参照された通信
路選択の方略「最もデータ通信誤り率の低い無線通信路
を使用する」に従って、上記ステップS12において求め
られたデータ通信誤り率に基づいて、上記パケット交換
あるいは回線交換のうちデータ通信誤り率の低い方が使
用する無線通信路であると決定される。そして、上記パ
ケット交換用スイッチ23あるいは回線交換用スイッチ
24のうち使用する無線通信路に対応する通信路用スイ
ッチがオンされる。ステップS16で、上記パケット交換
用通信制御部25あるいは回線交換用通信制御部26の
うち上記オンされた通信路用スイッチに接続されている
通信制御部によって、上記ステップS15において決定さ
れた無線通信路によるデータ通信が行われる。ステップ
S17で、上記携帯端末情報処理部29によって、パケッ
ト交換用通信制御部25あるいは回線交換用通信制御部
26のうちデータ通信を行っている通信制御部から送出
されてくる再送パケット数等の通信結果に基づいて、通
信方略記憶部28に記憶されている電界強度とデータ通
信誤り率との相関関係等の通信情報が修正される。そう
した後、自動通信路選択処理動作を終了する。
【0036】このように、本実施の形態においては、上
記通信方略記憶部28には、入力部30から指定された
通信路選択の方略と、パケット交換および回線交換によ
る電界強度とデータ通信誤り率との相関関係等の通信情
報を記憶しておく。そして、通信路選択制御部27は、
通信方略記憶部28に記憶されている通信路選択の方略
「最もデータ通信誤り率の低い無線通信路を使用する」に
従って、通信方略記憶部28に記憶されている各無線通
信路毎の電界強度とデータ通信誤り率との相関関係を参
照して、パケット交換または回線交換のうちデータ通信
誤り率の低い方を用いる無線通信路であると決定する。
そして、パケット交換用通信制御部25あるいは回線交
換用通信制御部26のうち用いる無線通信路に対応する
通信制御部によって、対応した無線通信路によるデータ
通信を行うようにしている。したがって、上記電界強度
によってパケット交換および回線交換の通信路状態を監
視して、ユーザが指定した通信路選択の方略が「最もデ
ータ通信誤り率の低い無線通信路を使用する」である場
合には、データ通信誤り率を予測して最適な無線通信路
を自動的に選択できるのである。
【0037】次に、上記実施の形態とは異なる具体例に
よって、この発明の最適無線通信路の自動選択装置を説
明する。図6は、本実施の形態における最適無線通信路
の自動選択装置のブロック図である。尚、この最適無線
通信路の自動選択装置は、第1パケット交換および第2
パケット交換の2つのパケット交換と回線交換との3つ
の無線通信方式に適用可能になっている。
【0038】すなわち、図4におけるパケット交換を用
いるためのパケット交換用アンテナ21,パケット交換
用スイッチ23およびパケット交換用通信制御部25
と、回線交換を用いるための回線交換用アンテナ22,
回線交換用スイッチ24および回線交換用通信制御部2
6と同様に構成された、第1パケット交換を用いるため
の第1パケット交換用アンテナ31,第1パケット交換
用スイッチ34および第1パケット交換用通信制御部3
7と、回線交換を用いるための回線交換用アンテナ3
3,回線交換用スイッチ36および回線交換用通信制御
部39を有する。さらに加えて、第2パケット交換を用
いるための第2パケット交換用アンテナ32を有し、こ
の第2パケット交換用アンテナ32は、第2パケット交
換用スイッチ35を介して第2パケット交換用通信制御
部38に接続されている。
【0039】通信路選択制御部40は、各通信路用アン
テナ31〜33からの信号を受けて各無線通信路毎の電
界強度を得る。そして、通信方略記憶部41に記憶され
ているユーザの通信方略および通信情報と、通信料金体
系記憶部44に記憶されている通信料金体系とを参照し
て、使用する無線通信路を決定する。そうした後、その
決定に従って第1パケット交換用スイッチ34,第2パ
ケット交換用スイッチ35または回線交換用スイッチ3
6の何れか一つをオンにする。ここで、上記通信方略記
憶部41には、上記通信情報として、図8に示すような
各無線通信路毎の受信信号のS/N比とデータ通信誤り
率との相関関係のテーブル、及び、後に詳述するような
各無線通信路毎の通信条件が記憶されている。また、通
信料金体系記憶部44に記憶されている通信料金体系
は、図9に示すような第1パケット交換用の通信料金体
系と、図10に示すような第2パケット交換用の通信料
金体系と、図11に示すような回線交換用の通信料金体
系である。
【0040】上述のようにして、上記第1パケット交換
用通信制御部37,第2パケット用通信制御部38ある
いは回線交換用通信制御部39のうち何れか一つが使用
される無線通信路に接続されると、その通信制御部は、
対応する無線通信路によってデータ通信を行い、その際
に得られた通信結果を携帯端末情報処理部42に送出す
る。上記携帯端末情報処理部42は、第1パケット交換
用通信制御部37,第2パケット交換用通信制御部38
あるいは回線交換用通信制御部39のうちデータ通信を
行った通信制御部からの通信結果や入力部43からのユ
ーザの通信方略に基づいて、通信方略記憶部41に対す
る通信情報や通信方略の記憶・更新を行う。
【0041】本実施の形態において適用可能な無線通信
方式は第1パケット交換および第2パケット交換の2つ
のパケット交換と回線交換との3つの無線通信路であ
る。この場合、各無線通信路毎に基地局の位置が異な
り、通信条件も異なる。そこで、本実施の形態において
は、上記通信方略記憶部41に記憶される通信情報とし
て、各無線通信路に対する受信信号のS/N比とデータ
通信誤り率との相関関係、および、各無線通信路毎のデ
ータ通信速度(ビット/秒),パケットサイズ,誤り訂正方
式等の通信条件を記憶しておく。さらに、通信料金体系
記憶部44に、各無線通信路毎に通信料金体系を記憶し
ておく。そして、通信路選択制御部40によって、デー
タ通信を開始する時点のパケット交換と回線交換との電
界強度を測定し、その測定結果に基づいて上記通信条件
を参照して以下のようにして通信料金を予測し、その予
測結果に従ってデータ通信を行う無線通信路を決定する
のである。
【0042】すなわち、第1パケット交換方式,第2パ
ケット交換方式および回線交換方式による通信は、96
00bps(ビット/秒)で行われるとする。また、ある時点
における受信信号のS/N比が、第1パケット交換では
2dBであり、第2パケット交換では7dBであり、回線
交換では6dBであるとする。そうすると、図8から、
その時点で予測されるデータ通信誤り率は、第1パケッ
ト交換では“0.07"であり、第2パケット交換では
“0.009"であり、回線交換では“0.008"であ
る。
【0043】ここで、総計100kバイトのデータを深
夜23時30分に送受信するものとする。そうすると、
上記回線交換では、データ通信誤り率0.008を考慮
すれば通信データ量は100.08kバイトとなり、通
信時間は84秒と予測される。そして、通信地域を回線
交換のサービス提供地域外160km以内であるとする
と、図11から通信料金は52.5円と予測される。ま
た、上記第1パケット交換では、パケットサイズが16
バイトであり、データ通信誤りが発生したパケットは再
送するものとする。そうすると、送受信されるべきパケ
ット数は6250となるが、データ通信誤り率0.07
でパケットがロストするので実際に送受信するパケット
数は約6688となり、通信時間は約88.8秒と予測
される。そして、通信地域を基地局から100km以外で
あるとすると、図9から通信料金は642円と予測され
る。また、上記第2パケット交換では、パケットサイズ
が32バイトであり、データ通信誤りが発生したパケッ
トは再送するものとする。そうすると、送受信されるべ
きパケット数は3125となるが、データ通信誤り率
0.009でパケットがロストするので実際に送受信す
るパケット数は3154となり、通信時間は84秒と予
測される。そして、今月度は、第2パケット交換方式に
よって、既に500kバイト以上のデータを送受信して
いるものとすると、図10から通信料金は約808円と
予測される。以上の結果から、上記通信路選択制御部4
0によって、回線交換による通信料金が一番安いと判断
される。したがって、回線交換用スイッチ36がオンさ
れるのである。
【0044】図7は、上記通信路選択制御部40,第1
パケット交換用通信制御部37,第2パケット交換用通
信制御部38,回線交換用通信制御部39および携帯端
末情報処理部42の制御の下に実行される自動通信路選
択処理動作のフローチャートである。以下、図7に従っ
て、本実施の形態における自動通信路選択処理動作につ
いて説明する。
【0045】ステップS21で、上記通信路選択制御部4
0によって、第1パケット交換用アンテナ31,第2パ
ケット交換用アンテナ32および回線交換用アンテナ3
3からの信号に基づいて、第1パケット交換,第2パケ
ット交換および回線交換における電界強度が得られる。
ステップS22で、上記通信路選択制御部40によって、
通信方略記憶部41に記憶されている両パケット交換及
び回線交換に関する受信信号のS/N比とデータ通信誤
り率との相関関係,上記通信条件等の通信情報が調査さ
れる。そして、第1パケット交換,第2パケット交換お
よび回線交換毎にデータ通信誤り率が求められ、このデ
ータ通信誤り率に基づいて実際の通信データ量およびそ
れに基づく実際の通信時間が予測される。ステップS23
で、上記通信路選択制御部40によって、入力部43か
らユーザによって入力されて通信方略記憶部41に記憶
されている通信路選択の方略が参照される。ステップS
24で、上記通信路選択制御部40によって、通信方略記
憶部41に記憶されている通信路選択の方略は「最も通
信料金の安い無線通信路を使用する」であるか否かが判
別される。その結果、「最も通信料金の安い無線通信路
を使用する」であればステップS25に進み、そうでなけ
れば自動通信路選択処理動作を終了する。
【0046】ステップS25で、上記通信路選択制御部4
0によって、指定された通信路選択の方略「最も通信料
金の安い無線通信路を使用する」に従って、通信料金体
系記憶部44に記憶された通信料金体系を参照して、上
記ステップS22において予測された通信データ量および
通信時間に基づいて上述のようにして各無線通信路毎に
通信料金が算出される。ステップS26で、上記通信路選
択制御部40によって、第1パケット交換,第2パケッ
ト交換あるいは回線交換のうち上記算出された通信料金
が最も安い無線通信路が、使用する無線通信路であると
決定される。そして、上記第1パケット交換用スイッチ
34,第2パケット交換用スイッチ35あるいは回線交
換用スイッチ36のうち使用する無線通信路に対応する
通信路用スイッチがオンされる。ステップS27で、上記
第1パケット交換用通信制御部37,第2パケット交換
用通信制御部38あるいは回線交換用通信制御部39の
うち上記オンされた通信路用スイッチに接続されている
通信制御部によって、上記ステップS26において決定さ
れた無線通信路によるデータ通信が行われる。ステップ
S28で、上記携帯端末情報処理部42によって、第1パ
ケット交換用通信制御部37,第2パケット交換用通信
制御部38あるいは回線交換用通信制御部39のうちデ
ータ通信を行っている通信制御部から送出されてくる再
送パケット数等の通信結果に基づいて、通信方略記憶部
41に記憶されている受信信号のS/N比とデータ通信
誤り率との相関関係等の通信情報が修正される。そうし
た後、自動通信路選択処理動作を終了する。
【0047】このように、本実施の形態においては、上
記通信方略記憶部41には、入力部43から指定された
通信路選択の方略と、第1パケット交換,第2パケット
交換および回線交換毎の受信信号のS/N比と誤り率と
の相関関係,上記通信条件等の通信情報を記憶してお
く。また、通信料金体系記憶部44には、各無線通信路
毎に通信料金体系を記憶しておく。そして、上記通信路
選択制御部40は、通信方略記憶部41に記憶されてい
る通信路選択の方略「最も通信料金の安い無線通信路を
使用する」に従って、各無線通信路用アンテナ31〜3
3からの電界強度に基づいて、上記受信信号のS/N比
と誤り率との相関関係,上記通信条件および通信料金体
系を参照して、第1パケット交換方式,第2パケット交
換方式あるいは回線交換方式による通信料金を予測し、
第1パケット交換,第2パケット交換あるいは回線交換
のうち最も通信料金の安い無線通信路を最適な無線通信
路であると決定する。そして、第1パケット交換用通信
制御部37,第2パケット交換用通信制御部38あるい
は回線交換用通信制御部39のうち最適な無線通信路に
対応する通信制御部によって対応した無線通信路による
データ通信を行うようにしている。したがって、上記電
界強度によって両パケット交換および回線交換の通信路
状態を監視して、ユーザが指定した通信路選択の方略が
「最も通信料金の安い無線通信路を使用する」である場合
には、通信料金を予測して最適な無線通信路を自動的に
選択できるのである。
【0048】尚、上記実施の形態においては、通信路選
択の方略および通信情報を記憶しておく通信方略記憶部
41と通信料金体系を記憶しておく通信料金体系記憶部
44とを別々の記憶部で構成しているが、一つの記憶部
で構成しても何等差し支えない。また、上記実施の形態
においては、誤り訂正方式が「データ通信誤りが発生し
たパケットは再送する方式」であるパケット交換を例示
しているが、誤り訂正方式が「データ通信誤りが発生し
たパケットは受信側で訂正する方式」であるパケット交
換の場合には次のようにして通信時間を算出すればよ
い。すなわち、例えば、受信側では、受信したパケット
の総量と修正したパケット数とをカウントし、両カウン
ト値に基づいて通信誤り率を算出して通信結果として送
信側に送る。そして、送信側の携帯端末情報処理部で上
記通信誤り率に基づいて各通信路毎に通信料金を算出す
るのである。
【0049】次に、さらに、上記各実施の形態とは異な
る具体例によって、この発明の最適無線通信路の自動選
択装置を説明する。図12は、本実施の形態における最
適無線通信路の自動選択装置のブロック図である。この
最適無線通信路の自動選択装置における第1パケット交
換用アンテナ51,第2パケット交換用アンテナ52,回
線交換用アンテナ53,第1パケット交換用スイッチ5
4,第2パケット交換用スイッチ55,回線交換用スイッ
チ56,第1パケット交換用通信制御部57,第2パケッ
ト交換用通信制御部58,回線交換用通信制御部59,携
帯端末情報処理部62および入力部63は、図6に示す
最適無線通信路の自動選択装置における第1パケット交
換用アンテナ31,第2パケット交換用アンテナ32,回
線交換用アンテナ33,第1パケット交換用スイッチ3
4,第2パケット交換用スイッチ35,回線交換用スイッ
チ36,第1パケット交換用通信制御部37,第2パケッ
ト交換用通信制御部38,回線交換用通信制御部39,携
帯端末情報処理部42および入力部43と同様の構成を
有しており、同様に動作する。
【0050】本実施の形態における通信路選択制御部6
0は、ユーザによって入力部63から入力されて通信方
略記憶部61に記憶されているユーザの通信方略「最も
通信時間の短い無線通信路を使用する」に従って、以下
のようにして使用する無線通信路を決定するのである。
【0051】ここで、上記通信方略記憶部61に記憶さ
れている第1パケット交換方式,第2パケット交換方式
および回線交換方式による通信条件は、以下の如く前実
施の形態と全く同じであるとする。 ・各無線通信方式共、通信は9600bps(ビット/秒)で
行われる。 ・第1パケット交換では、パケットサイズが16バイト
であり、データ通信誤りが発生したパケットは再送す
る。 ・第2パケット交換では、パケットサイズが32バイト
であり、データ通信誤りが発生したパケットは再送す
る。また、データ通信側の通信条件も、以下の如く前実
施の形態と全く同じであるとする。 ・データ通信時点における受信信号のS/N比は次のと
うりである。 第1パケット交換 → 2dB 第2パケット交換 → 7dB 回線交換 → 6dB ・総計100kバイトのデータを深夜23時30分に送
受信する。 ・通信地域は、回線交換のサービス提供地域外160km
以内にある。 ・通信地域は、第1パケット交換の基地局から100km
以外にある。 ・今月度は、既に500kバイト以上のデータを第2パ
ケット交換によって送受信している。
【0052】先ず、上記通信路選択制御部60は、前実
施の形態と同様にして、データ通信時点における受信信
号のS/N比から、各無線通信路別にデータ通信誤り率
を以下のごとく求める。 第1パケット交換 → 0.07 第2パケット交換 → 0.009 回線交換 → 0.008 そして、前実施の形態と同様にして、上記求められたデ
ータ誤り率から通信時間を以下のごとく予測する。 第1パケット交換 → 88.8秒 第2パケット交換 → 84 秒 回線交換 → 84 秒 ここで、上述のごとく、ユーザの通信方略は「最も通信
時間の短い無線通信路を使用する」であるから、通信路
選択制御部60は、最短の通信時間であると予測された
無線通信路を最適な無線通信路として決定することにな
る。
【0053】ところが、上述のように、最短の通信時間
であると予測される無線通信路が複数ある場合には、通
信料金の安い方を最適無線通信路として決定するのであ
る。つまり、本例の場合には、第2パケット交換と回線
交換について、前実施の形態と同様にして、上記予測さ
れた通信時間から通信料金を以下のごとく算出する。 第2パケット交換 → 808 円 回線交換 → 52.5円 以上の結果から、上記通信路選択制御部60は、通信料
金が安い方の回線交換を最適無線通信路であると判断し
て、回線交換用スイッチ56をオンするのである。
【0054】図13は、上記通信路選択制御部60,第
1パケット交換用通信制御部57,第2パケット交換用
通信制御部58,回線交換用通信制御部59および携帯
端末情報処理部62の制御の下に実行される自動通信路
選択処理動作のフローチャートである。以下、図13に
従って、本実施の形態における自動通信路選択処理動作
について説明する。
【0055】ステップS31〜ステップS33で、前実施の
形態における自動通信路選択処理動作のフローチャート
(図7)のステップS21〜ステップS23と同様にして、第
1パケット交換,第2パケット交換および回線交換にお
ける電界強度が得られ、各無線通信路毎にデータ通信誤
り率が求められてデータ再送回数と通信時間が予測さ
れ、ユーザによって指定された通信路選択の方略が参照
される。ステップS34で、上記通信路選択制御部60に
よって、通信方略記憶部61に記憶されている通信路選
択の方略は「最も通信時間の短い無線通信路を使用する」
であるか否かが判別される。その結果、「最も通信時間
の短い無線通信路を使用する」であればステップS35に
進み、そうでなければ自動通信路選択処理動作を終了す
る。
【0056】ステップS35で、上記通信路選択制御部6
0によって、上記ステップS32で予測された通信時間に
基づいて、最短の通信時間であると予測された無線通信
路が複数存在するか否かが判別される。その結果、複数
存在する場合にはステップS37に進み、そうでない場合
にはステップS36に進む。ステップS36で、上記通信路
選択制御部60によって、第1パケット交換,第2パケ
ット交換あるいは回線交換のうち上記予測された通信時
間が最も短い無線通信路が、使用する無線通信路である
と決定される。そして、上記第1パケット交換用スイッ
チ54,第2パケット交換用スイッチ55あるいは回線
交換用スイッチ56のうち使用する無線通信路に対応す
る通信路用スイッチがオンされた後、ステップS39に進
む。
【0057】ステップS37〜ステップS40で、図7に示
す自動通信路選択処理動作のフローチャートにおけステ
ップS25〜ステップS28と同様にして、最短の通信時間
であると予測された複数の無線通信路の通信料金が算出
され、上記算出された通信料金が最も安い無線通信路が
使用する無線通信路であると決定されて対応する通信路
用スイッチがオンされ、上記オンされた通信路用スイッ
チに接続されている通信制御部によってデータ通信が行
われ、データ通信を行っている通信制御部からの通信結
果に基づいて通信方略記憶部61の通信情報が修正され
る。そうした後、自動通信路選択処理動作を終了する。
【0058】このように、本実施の形態においては、上
記通信方略記憶部61には、入力部63から指定された
通信路選択の方略と、第1パケット交換,第2パケット
交換および回線交換毎の受信信号のS/N比とデータ通
信誤り率との相関関係,上記通信条件等の通信情報を記
憶しておく。また、通信料金体系記憶部64には、各無
線通信路毎に通信料金体系を記憶しておく。そして、上
記通信路選択制御部60は、通信方略記憶部61に記憶
されている通信路選択の方略「最も通信時間の短い無線
通信路を使用する」に従って、各無線通信路用アンテナ
51〜53からの電界強度に基づいて、上記受信信号の
S/N比と誤り率との相関関係および上記通信条件を参
照して、第1パケット交換方式,第2パケット交換方式
あるいは回線交換方式による通信時間を予測し、第1パ
ケット交換,第2パケット交換あるいは回線交換のうち
最も通信時間の短い無線通信路を最適な無線通信路であ
ると決定する。
【0059】その際に、最も通信時間の短い無線通信路
が複数存在する場合には、通信路選択制御部60は、上
記通信料金体系を参照して、上記最も通信時間の短い複
数の無線通信路に関する通信料金を予測し、最も通信料
金の安い無線通信路を最適な無線通信路であると決定す
るのである。そして、第1パケット交換用通信制御部5
7,第2パケット交換用通信制御部58あるいは回線交
換用通信制御部59のうち上記決定された無線通信路に
対応する通信制御部によってデータ通信を行うようにし
ている。
【0060】したがって、上記電界強度によって両パケ
ット交換および回線交換の通信路状態を監視して、ユー
ザが指定した通信路選択の方略が「最も通信時間の短い
無線通信路を使用する」である場合には、通信時間を予
測して最適な無線通信路を自動的に選択できるのであ
る。尚、上記実施の形態においても、通信路選択の方略
および通信情報を記憶しておく記憶部と通信料金体系を
記憶しておく記憶部とを一つの記憶部で構成しても何等
差し支えない。
【0061】次に、さらに、上記各実施の形態とは異な
る具体例によって、この発明の最適無線通信路の自動選
択装置を説明する。図14は、本実施の形態における最
適無線通信路の自動選択装置のブロック図である。この
最適無線通信路の自動選択装置におけるパケット交換用
アンテナ71,回線交換用アンテナ72,パケット交換用
スイッチ73,回線交換用スイッチ74,パケット交換用
通信制御部75,回線交換用通信制御部76,通信路選択
制御部77,通信方略記憶部78および入力部80は、
図4に示す最適無線通信路の自動選択装置におけるパケ
ット交換用アンテナ21,回線交換用アンテナ22,パケ
ット交換用スイッチ23,回線交換用スイッチ24,パケ
ット交換用通信制御部25,回線交換用通信制御部26,
通信路選択制御部27,通信方略記憶部28および入力
部30と同様の構成を有して、同様に動作する。
【0062】本実施の形態においては、図4に示す最適
無線通信路の自動選択装置と同様にして、予め実験によ
って測定されたデータに基づいて得られた電界強度とデ
ータ通信誤り率との相関関係を用いて、パケット交換お
よび回線交換におけるデータ通信誤り率を予測し、この
予測結果に応じて最適無線通信路を決定する。ところ
が、電界強度とデータ通信誤り率との相関関係は、夫々
の無線通信路における通信状態や受信局等の通信環境に
よって異なり、常に、実験によって得られた相関関係が
最適であるとは限らないのである。そこで、本実施の形
態における携帯端末情報処理部79は、入力部80から
入力されたユーザの通信方略を通信方略記憶部78に記
憶させることに加えて、パケット交換用通信制御部75
あるいは回線交換用通信制御部76のうちデータ通信を
行った通信制御部からの通信結果に基づいて、以下のよ
うにして、通信方略記憶部78に記憶されている各無線
通信路毎の電界強度とデータ通信誤り率との相関関係を
修正するのである。
【0063】すなわち、上記携帯端末情報処理部79
は、パケット交換による無線通信の場合には、受信側か
ら再送依頼を受けたパケット数と再送依頼を受けなかっ
たパケット数との比によってデータ通信誤り率を算出す
る。これに対して、回線交換による無線通信の場合に
は、回線交換用通信制御部76は数十msec毎にデータを
区切って(フレーム)符号化を行い、符号化されたデータ
と誤り訂正に必要なデータ(誤り訂正データ)を送信す
る。そうすると、受信側で復号化処理が行われ、得られ
た誤り訂正データを用いて誤り検出が行われて、上記復
合化されたデータのうち誤り訂正されたデータ数と誤り
訂正されなかったデータ数が上記通信信号として送信側
へ送出される。送信側の携帯端末情報処理部79は、回
線交換用通信制御部76を介して受け取った上記通信結
果に基づいてデータ通信誤り率を算出する。そして、算
出されたデータ通信誤り率が通信方略記憶部78に記憶
されている対応した無線通信路の相関関係に合致しない
場合には、通信方略記憶部78に記憶されている当該無
線通信路の対応する電界強度とデータ通信誤り率との相
関関係を上記算出されたデータ通信誤り率で更新するの
である。
【0064】図15および図16は、上記通信路選択制
御部77,パケット交換用通信制御部75,回線交換用通
信制御部76および携帯端末情報処理部79の制御の下
に実行される自動通信路選択処理動作のフローチャート
である。以下、図15および図16に従って、本実施の
形態における自動通信路選択処理動作について説明す
る。
【0065】ステップS41で、上記通信路選択制御部7
7によって、パケット交換用アンテナ71および回線交
換用アンテナ72からの信号に基づいて、パケット交換
および回線交換における電界強度が測定される。ここ
で、パケット交換による電界強度をXaとし、回線交換
による電界強度をXbとする。ステップS42で、上記通
信路選択制御部77によって、通信方略記憶部78に記
憶されているパケット交換および回線交換に関する電界
強度とデータ通信誤り率との相関関係から、パケット交
換および回線交換毎にデータ通信誤り率が求められる。
ここで、パケット交換によるデータ通信誤り率をR(X
a)とし、回線交換によるデータ通信誤り率をR(Xb)と
する。ステップS43で、上記通信路選択制御部77によ
って、入力部80からユーザによって入力されて通信方
略記憶部78に記憶されている通信路選択の方略が参照
される。ステップS44で、上記通信路選択制御部77に
よって、通信方略記憶部78に記憶されている通信路選
択の方略は「最もデータ通信誤り率の低い無線通信路を
使用する」であるか否かが判別される。その結果、「最も
データ通信誤り率の低い無線通信路を使用する」であれ
ばステップS45に進み、そうでなければ自動通信路選択
処理動作を終了する。
【0066】ステップS45で、上記通信路選択制御部7
7によって、上記ステップS42において求められたデー
タ通信誤り率が、R(Xa)<R(Xb)なる条件を満たすか
否かが判別される。その結果、満たす場合にはステップ
S46に進み、満たさない場合にはステップS47に進む。
ステップS46で、使用する無線通信路はパケット交換で
あると決定されて、パケット交換用スイッチ73がオン
される。そうした後ステップS48に進む。ステップS47
で、使用する無線通信路は回線交換であると決定され
て、回線交換用スイッチ74がオンされる。ステップS
48で、上記パケット交換用通信制御部75あるいは回線
交換用通信制御部76のうち上記オンされた通信路用ス
イッチに接続されている通信制御部によって、上記ステ
ップS46あるいはステップS47において決定された無線
通信路によるデータ通信が行われる。
【0067】ステップS49で、上記携帯端末情報処理部
79によって、パケット交換用通信制御部75あるいは
回線交換用通信制御部76のうちデータ通信を行ってい
る通信制御部から送出されてくる再送パケット数等の通
信結果に基づいて、上述のようにしてデータ通信誤り率
が算出される。ステップS50で、上記携帯端末情報処理
部79によって、上記ステップS49において算出された
データ通信誤り率が、通信方略記憶部78に記憶されて
いる電界強度とデータ通信誤り率との相関関係に合致し
ているか否かが判別される。その結果、合致していない
場合にはステップS51に進み、合致している場合には自
動通信路選択処理動作を終了する。ステップS51で、上
記携帯端末情報処理部79によって、上記ステップS49
において算出されたデータ通信誤り率で、通信方略記憶
部78に記憶されている電界強度とデータ通信誤り率と
の相関関係が更新される。そうした後、自動通信路選択
処理動作を終了する。
【0068】このように、本実施の形態においては、上
記通信方略記憶部78には、入力部80から指定された
通信路選択の方略と、パケット交換および回線交換毎の
電界強度とデータ通信誤り率との相関関係等の通信情報
を記憶しておく。そして、通信路選択制御部77は、通
信方略記憶部78に記憶されている通信路選択の方略
「最もデータ通信誤り率の低い無線通信路を使用する」に
従って、通信方略記憶部78に記憶されているパケット
交換および回線交換毎の電界強度とデータ通信誤り率と
の相関関係を参照して、パケット交換あるいは回線交換
のうちデータ通信誤り率の低い方を最適な無線通信路で
あると決定する。そして、上記パケット交換用通信制御
部75あるいは回線交換用通信制御部76のうちデータ
通信を行った通信制御部からの通信結果に基づいて、携
帯端末情報処理部79によってデータ通信誤り率を算出
し、通信方略記憶部78に記憶されている電界強度とデ
ータ通信誤り率との相関関係を更新するようにしてい
る。したがって、上記通信方略記憶部78に予め記憶さ
れている電界強度とデータ通信誤り率との相関関係が通
信環境に合っていない場合でも、最適無線通信路の自動
選択を精度良く行うことができるのである。
【0069】尚、上記各実施の形態における自動通信路
選択処理のアルゴリズムは、図2,図5,図7,図13及
び図15〜図16に示すフローチャートに限定されるも
のではない。また、この発明の最適無線通信路の自動選
択装置は、上記夫々の実施の形態の幾つかを組み合わせ
て構成しても何等差し支えない。例えば、図6に示すよ
うな第1,第2の2つのパケット交換方式と回線交換方
式とに適用可能であって、通信路選択の方略が「最も通
信料金の安い無線通信路を使用する」である最適無線通
信路の自動選択装置と、図14に示すような、通信方略
記憶部に記憶されている各無線通信路毎の電界強度(受
信信号のS/N比)とデータ通信誤り率との相関関係を実
測値によって修正する機能を有する最適無線通信路の自
動選択装置とを組み合わせれば、更に高い機能を有する
最適無線通信路の自動選択装置を構成できる。また、上
記各実施の形態における最適無線通信路の自動選択装置
では一つの通信路選択の方略に適用可能になっている
が、複数の通信路選択の方略に適用可能にして適用範囲
を更に広げることもできる。
【0070】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の最適無線通信路の自動選択装置は、通信路選択
制御部によって、方略指定部から指定されて方略記憶部
に記憶されている通信路選択の方略に基づいて、通信情
報記憶部に記憶されている各無線通信路の通信情報を参
照して、上記通信路選択の方略に合致した最適な無線通
信路を選択し、この選択された無線通信路に対応した通
信制御部を動作させるので、ユーザの目的に応じて最適
な無線通信路を自動的に選択できる。
【0071】また、請求項2に係る発明の最適無線通信
路の自動選択装置における通信路選択制御部は、誤り率
算出手段によって、強度情報検出手段で検出された各無
線通信路における受信信号強度情報および通信情報記憶
部に記憶されている受信信号強度情報とデータ通信誤り
率との相関関係に基づいて各無線通信路毎にデータ通信
誤り率を求めて、この求められたデータ通信誤り率が最
小の無線通信路を最適な無線通信路として選択するの
で、方略記憶部に記憶されている通信路選択の方略「デ
ータ通信誤り率の最も小さい無線通信路を選択する」に
応じて最適な無線通信路を自動的に選択できる。すなわ
ち、この発明によれば、各無線通信路のデータ通信誤り
率を予測して、ユーザの目的および無線通信インフラ特
性に応じて最適な無線通信路を自動的に選択できる
【0072】また、請求項3に係る発明の最適無線通信
路の自動選択装置における通信路選択制御部は、強度情
報検出手段で検出された各無線通信路における受信信号
強度情報と上記相関関係とに基づく各無線通信路毎のデ
ータ通信誤り率を用いて、通信時間予測手段によって、
上記通信情報を参照して各無線通信路毎に誤り訂正を含
めた実際の通信時間を予測して、この予測された通信時
間が最短の無線通信路を最適な無線通信路として選択す
るので、方略記憶部に記憶されている通信路選択の方略
「通信時間の最も短い無線通信路を選択する」に応じて最
適な無線通信路を自動的に選択できる。すなわち、この
発明によれば、各無線通信路毎の誤り訂正を含めた実際
の通信時間を予測して、ユーザの目的および無線通信イ
ンフラ特性に応じて最適な無線通信路を自動的に選択で
きる。
【0073】また、請求項4に係る発明の最適無線通信
路の自動選択装置における通信路選択制御部は、強度情
報検出手段で検出された各無線通信路における受信信号
強度情報と上記相関関係とに基づく各無線通信路毎のデ
ータ通信誤り率を用いて、予測手段によって、上記通信
情報を参照して各無線通信路毎に誤り訂正を含めた実際
の通信データ量あるいは通信時間を予測し、通信料金算
出手段によって、上記予測された通信データ量あるいは
通信時間と通信情報記憶部に記憶された料金体系とに基
づいて各無線通信路毎に通信料金を求めて、この求めら
れた通信料金が最小の無線通信路を最適な無線通信路と
して選択するので、方略記憶部に記憶されている通信路
選択の方略「通信料金の最も安い無線通信路を選択する」
に応じて最適な無線通信路を自動的に選択できる。すな
わち、この発明によれば、各無線通信路毎の通信料金を
予測して、ユーザの目的および無線通信インフラ特性に
応じて最適な無線通信路を自動的に選択できる。
【0074】また、請求項5に係る発明の最適無線通信
路の自動選択装置は、情報処理部によって、データ通信
を行った通信制御部からの通信結果に基づいて上記無線
通信路の実際のデータ通信誤り率を求めて、上記通信情
報記憶部に記憶されている上記受信信号強度情報とデー
タ通信誤り率との相関関係を更新するので、上記通信情
報記憶部に予め記憶されている受信信号強度情報とデー
タ通信誤り率との相関関係が実際の通信環境に合ってい
ない場合には、実際の通信環境に合った受信信号強度情
報とデータ通信誤り率との相関関係に修正することがで
きる。したがって、この発明によれば、如何なる通信環
境においても、ユーザの目的および無線通信インフラ特
性に応じた無線通信路を正しく選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の最適無線通信路の自動選択装置にお
けるブロック図である。
【図2】図1における通信路選択制御部,第1通信路用
通信制御部〜第x通信路用通信制御部,携帯端末情報処
理部によって実行される自動通信路選択処理動作のフロ
ーチャートである。
【図3】パケット交換および回線交換における電界強度
とデータ通信誤り率との相関関係の一例を示す図であ
る。
【図4】図1に示す最適無線通信路の自動選択装置にお
ける一具体例を示すブロック図である。
【図5】図4における通信路選択制御部,パケット交換
用通信制御部,回線交換用通信制御部,携帯端末情報処理
部によって実行される自動通信路選択処理動作のフロー
チャートである。
【図6】図4とは異なる具体例を示すブロック図であ
る。
【図7】図6における通信路選択制御部,第1パケット
交換用通信制御部,第2パケット交換用通信制御部,回線
交換用通信制御部,携帯端末情報処理部によって実行さ
れる自動通信路選択処理動作のフローチャートである。
【図8】第1パケット交換,第2パケット交換および回
線交換における受信信号のS/N比とデータ通信誤り率
との相関関係の一例を示す図である。
【図9】第1パケット交換用の通信料金体系の一例を示
す図である。
【図10】第2パケット交換用の通信料金体系の一例を
示す図である。
【図11】回線交換用の通信料金体系の一例を示す図で
ある。
【図12】図4および図6とは異なる具体例を示すブロ
ック図である。
【図13】図12における通信路選択制御部,第1パケ
ット交換用通信制御部,第2パケット交換用通信制御部,
回線交換用通信制御部,携帯端末情報処理部によって実
行される自動通信路選択処理動作のフローチャート図で
ある。
【図14】図4,図6および図12とは異なる具体例を
示すブロック図である。
【図15】図14における通信路選択制御部,パケット
交換用通信制御部,回線交換用通信制御部,携帯端末情報
処理部によって実行される自動通信路選択処理動作のフ
ローチャートである。
【図16】図15に続く自動通信路選択処理動作のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1〜3…通信路用アンテナ、 4〜6…通信路用
スイッチ、7〜9…通信制御部、10,27,40,60,
77…通信路選択制御部、11,28,41,61,78…
通信方略記憶部、12,29,42,62,79…携帯端末
情報処理部、21,71…パケット交換用アンテナ、2
2,33,53,72…回線交換用アンテナ、23,73…
パケット交換用スイッチ、24,36,56,74…回線
交換用スイッチ、25,75…パケット交換用通信制御
部、26,39,59,76…回線交換用通信制御部、3
1,51…第1パケット交換用アンテナ、32,52…第
2パケット交換用アンテナ、34,54…第1パケット
交換用スイッチ、35,55…第2パケット交換用スイ
ッチ、37,57…第1パケット交換用通信制御部、3
8,58…第2パケット交換用通信制御部、44,64…
通信料金体系記憶部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線通信路の夫々によってデータ
    通信を行う通信制御部と、 上記各無線通信路に関する通信情報を記憶する通信情報
    記憶部と、 通信路選択の方略を指定する方略指定部と、 上記方略指定部によって指定された通信路選択の方略が
    記憶される方略記憶部と、 上記方略記憶部に記憶されている通信路選択の方略に基
    づいて、上記通信情報記憶部に記憶されている各無線通
    信路の通信情報を参照して、上記通信路選択の方略に合
    致した最適な無線通信路を選択し、この選択された無線
    通信路に対応した通信制御部を動作させる通信路選択制
    御部を備えたことを特徴とする最適無線通信路の自動選
    択装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の最適無線通信路の自動
    選択装置において、 上記通信情報記憶部は、上記通信情報の一つとして受信
    信号強度情報とデータ通信誤り率との相関関係を記憶す
    ると共に、 上記通信路選択制御部は、 各無線通信路からの受信信号に基づいて、各無線通信路
    毎に受信信号強度情報を検出する強度情報検出手段と、 上記強度情報検出手段によって検出された各無線通信路
    における受信信号強度情報と上記相関関係とに基づい
    て、各無線通信路毎にデータ通信誤り率を求める誤り率
    算出手段を有して、 上記方略記憶部に記憶されている通信路選択の方略が
    「データ通信誤り率の最も小さい無線通信路を選択す
    る」である場合には、上記誤り率算出手段によって得ら
    れたデータ通信誤り率が最小の無線通信路を最適な無線
    通信路として選択するようになっていることを特徴とす
    る最適無線通信路の自動選択装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の最適無線通信路の自動
    選択装置において、 上記通信情報記憶部は、上記通信情報の一つとして受信
    信号強度情報とデータ通信誤り率との相関関係を記憶す
    ると共に、 上記通信路選択制御部は、 各無線通信路からの受信信号に基づいて、各無線通信路
    毎に受信信号強度情報を検出する強度情報検出手段と、 上記強度情報検出手段によって検出された各無線通信路
    における受信信号強度情報と上記相関関係とに基づく各
    無線通信路毎のデータ通信誤り率を用いて、上記通信情
    報を参照して各無線通信路毎に誤り訂正を含めた実際の
    通信時間を予測する通信時間予測手段を有して、 上記方略記憶部に記憶されている通信路選択の方略が
    「通信時間の最も短い無線通信路を選択する」である場
    合には、上記通信時間予測手段によって予測された通信
    時間が最短の無線通信路を最適な無線通信路として選択
    するようになっていることを特徴とする最適無線通信路
    の自動選択装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の最適無線通信路の自動
    選択装置において、 上記通信情報記憶部は、上記通信情報として、受信信号
    強度情報とデータ通信誤り率との相関関係、および、各
    無線通信方式毎の料金体系を記憶すると共に、 上記通信路選択制御部は、 各無線通信路からの受信信号に基づいて、各無線通信路
    毎に受信信号強度情報を検出する強度情報検出手段と、 上記強度情報検出手段によって検出された各無線通信路
    における受信信号強度情報と上記相関関係とに基づく各
    無線通信路毎のデータ通信誤り率を用いて、上記通信情
    報を参照して各無線通信路毎に誤り訂正を含めた実際の
    通信データ量あるいは実際の通信時間の何れか一方を予
    測する予測手段と、 上記予測手段によって予測された通信データ量あるいは
    通信時間と上記料金体系とに基づいて各無線通信路毎に
    通信料金を求める通信料金算出手段を有して、 上記方略記憶部に記憶されている通信路選択の方略が
    「通信料金の最も安い無線通信路を選択する」である場
    合には、上記通信料金算出手段によって求められた通信
    料金が最も安い無線通信路を最適な無線通信路として選
    択するようになっていることを特徴とする最適無線通信
    路の自動選択装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4の何れか一つに記
    載の最適無線通信路の自動選択装置において、 データ通信を行った通信制御部からの通信結果に基づい
    てデータ通信を行った無線通信路における実際のデータ
    通信誤り率を求め、この求められた実際のデータ通信誤
    り率によって、上記通信情報記憶部に記憶されている上
    記受信信号強度情報とデータ通信誤り率との相関関係を
    更新する情報処理部を備えたことを特徴とする最適無線
    通信路の自動選択装置。
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