JPH09171152A - レーザ分岐装置 - Google Patents

レーザ分岐装置

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JPH09171152A
JPH09171152A JP7349108A JP34910895A JPH09171152A JP H09171152 A JPH09171152 A JP H09171152A JP 7349108 A JP7349108 A JP 7349108A JP 34910895 A JP34910895 A JP 34910895A JP H09171152 A JPH09171152 A JP H09171152A
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Japan
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laser
laser beam
laser beams
mirror
branched
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JP7349108A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nakayama
伸一 中山
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Miyachi Technos Corp
Original Assignee
Miyachi Technos Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型かつ簡易な装置構成により分岐レーザ光
の強度を正確に同じ値に揃えたり、個々の分岐レーザ光
の強度を正確に所望の値に調整することができるように
する。 【解決手段】 4枚の分光ミラー14A〜14Dより原
レーザ光LB0 の強度を粗く4等分した4つの分岐レー
ザ光LBA 〜LBD が取り出される。分岐レーザ光LB
A 〜LBD はそれぞれ減衰板18A〜18Dに入射す
る。各減衰板18A〜18Dは、原レーザ光(YAGレ
ーザ光)LBO の波長に対する反射率および透過率が所
定の方向たとえばX方向でほぼ連続的に変化する部分反
射透過板から構成されている。各減衰板位置調整機構2
4において、上記のように減衰板18A〜18Dの位置
をX方向に変位させて各々の反射率および透過率(R,
T)を可変調整することで、4つの分岐レーザ光LBA
〜LBD の光強度を同一値に揃わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、1本の原レーザ光
を複数のレーザ光に同時に分岐するレーザ分岐装置に関
する。
【0020】
【従来の技術】レーザ分岐装置は、レーザ発振器より出
力されたレーザ光を複数のレーザ光に分岐して異なるポ
ジションへ向けるもので、たとえばレーザ溶接のマルチ
・ポジション加工等で利用されている。
【0030】図5に、レーザ溶接のマルチ・ポジション
加工システムを示す。1台のレーザ装置本体100に複
数個たとえば4個の出射ユニット102A,102B,
102C,102Dがそれぞれ光ファイバ104A,1
04B,104C,104Dを介して接続される。レー
ザ装置本体100内では、レーザ発振器で発生したレー
ザ光がレーザ分岐装置によって4本のレーザ光に分岐さ
れ、それら4本の分岐レーザ光がそれぞれ入射ユニット
によって光ファイバ104A〜104Dの一端面に入射
される。各光ファイバ104A〜104Dを通って各出
射ユニット102A〜102Dまで伝送された各分岐レ
ーザ光は、そこで各ワークWへ向けて集光照射されるよ
うになっている。このようなマルチ・ポジション加工に
よれば、1台のレーザ装置本体100で複数個(この例
では4個)のワークWを同時に溶接加工できるため、生
産効率を高めることができる。
【0040】図6に、上記したようなマルチ・ポジショ
ン加工システムにおいて同時4分岐を行うための従来の
レーザ分岐装置の要部の構成を示す。このレーザ分岐装
置はレーザ発振部(図示せず)より出力される原レーザ
光LB0 の光軸上に4枚の分光ミラー106A,106
B,106C,106Dを一定角度たとえば45゜傾け
てこの順に配置してなるものである。
【0050】原レーザ光LB0 が最初に入射する第1の
分光ミラー106Aには、反射率が約25%、透過率が
約75%の部分反射透過ミラーが用いられる。次の第2
の分光ミラー106Bには、反射率が約33%、透過率
が約67%の部分反射透過ミラーが用いられる。第3の
分光ミラー106Bには、反射率が約50%、透過率が
約50%の部分反射透過ミラーが用いられる。最後の第
4の分光ミラー106Dには、反射率が約100%、透
過率が約0%の全反射ミラーが用いられる。
【0060】原レーザ光LB0 が第1の分光ミラー10
6Aに入射すると、そこで約25%分(約0.25LB
0 )が反射して、残りの約75%分(約0.75LB0
)は透過する。
【0070】第1の分光ミラー106Aからの透過光
(約0.75LB0 )が第2の分光ミラー106Bに入
射すると、そこで約33%分(約0.25LB0 )が反
射し、残りの約67%分(約0.50LB0 )は透過す
る。
【0080】第2の分光ミラー106Bからの透過光
(約0.50LB0 )が第3の分光ミラー106Cに入
射すると、そこで約50%分(約0.25LB0 )が反
射し、残りの約50%分(約0.25LB0 )は透過す
る。
【0090】第3の分光ミラー106Cからの透過光
(約0.25LB0 )は第4の分光ミラー106Dに入
射し、そこで全部反射する。
【0100】こうして、4枚の分光ミラー106A〜1
06Dより原レーザ光LB0 のレーザ出力をほぼ4等分
した4つの分岐レーザ光LBA 〜LBD が取り出され
る。
【0110】しかしながら、実際には部分反射透過ミラ
ーの反射率および透過率にばらつきがあること、および
斜め(45゜)入射ミラーの反射率/透過率特性は大き
な偏光依存性を示すこと等から、分光ミラー106A〜
106Dによって原レーザ光LB0 の強度正確に等分割
することは難しく、どうしても分岐レーザ光LBA 〜L
BD の出力にばらつきが生じる。上記したような同時分
岐によるマルチ・ポジション加工では、分岐レーザ光L
BA 〜LBD の強度が不揃いであると、ワークWの加工
品質にばらつきが出るという問題を生ずる。
【0120】そこで、図6において点線で示すように、
分光ミラー106A〜106Dからの分岐レーザ光LB
A 〜LBD の光路上に光エネルギ減衰手段110A〜1
10Dを配置し、分岐レーザ光LBA 〜LBD の強度を
それぞれ減衰手段110A〜110Dで減衰させて同じ
値に揃えるようにしている。
【0130】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ分岐装置
における減衰手段110は、分岐レーザ光LBA 〜LB
D の強度を揃えるため、一定の減衰率(ε)を有する単
位減衰素子を1個または複数個重ねて光路上に配置する
か、あるいは異なる減衰率(ε1,ε2,〜εM )を有する
複数個の減衰素子を選択的に組み合わせて光路上に配置
するようなものであった。
【0140】しかしながら、これら従来方式のいずれも
減衰率を段階的にしか調整することができず、分岐レー
ザ光LBA 〜LBD の強度を正確に同じ値に揃えたり、
精細に調整するのが難しかった。また、あえて減衰率の
調整ピッチを細かくしようとすると、多数あるいは多種
の減衰素子を用意したり装置に組み込まなくてはなら
ず、装置の大型化や複雑化を招き、取り扱いが面倒であ
った。
【0150】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、小型かつ簡易な装置構成により分岐レーザ光の
強度を正確に同一値に揃えたり、個々の分岐レーザ光の
強度を正確に所望の値に調整することができるレーザ分
岐装置を提供することを目的とする。
【0160】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のレーザ分岐装置は、1つの原レーザ光か
ら複数の分岐レーザ光を生成するレーザ分岐装置におい
て、前記原レーザ光の光軸上に配置され、入射したレー
ザ光を所定の反射率で所定の方向に反射せしめると同時
に所定の透過率で透過せしめる1個または複数個の分光
ミラーと、前記分光ミラーからの反射光または透過光の
光軸上に配置され、前記原レーザ光の波長に対する反射
率および透過率が一次元または二次元方向でほぼ連続的
に変化する1個または複数個の減衰板と、各々の前記減
衰板に入射するレーザ光が所望の反射率および透過率で
所定の方向に反射および透過するように各々の前記減衰
板の位置を調整するための減衰板位置調整手段とを具備
する構成とした。
【0170】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の実施例を説明する。
【0180】図1は、本発明の一実施例によるレーザ分
岐装置の要部の構成を示す。このレーザ分岐装置は、た
とえば図5のマルチ・ポジション加工システムに適用可
能なものである。
【0190】図1において、YAGレーザ発振器10よ
り出力された原レーザ光LB0 は、一対の共振器ミラー
12(一方のみ図示)の間で反射を繰り返して共振増幅
ののち共振器ミラー12より出射されるようになってい
る。
【0200】本実施例によるレーザ分岐装置では、この
原YAGレーザ光LB0 の光軸上に4枚の分光ミラー1
4A,14B,14C,14Dが同一の傾き角度(たと
えば45゜)で一定の間隔を置いてそれぞれ定位置に配
置されている。
【0210】これらの分光ミラー14A〜14Dは、従
来装置における分光ミラー106A〜106D(図6)
にそれぞれ相当するものでよい。したがって、原レーザ
光LB0 が最初に入射する第1の分光ミラー14Aに
は、反射率が約25%、透過率が約75%の部分反射透
過ミラーが用いられる。次の第2の分光ミラー14Bに
は、反射率が約33%、透過率が約67%の部分反射透
過ミラーが用いられる。第3の分光ミラー14Cには、
反射率が約50%、透過率が約50%の部分反射透過ミ
ラーが用いられる。最後の第4の分光ミラー14Dに
は、反射率が約100%、透過率が約0%の全反射ミラ
ーが用いられる。
【0220】このように、分光ミラー14A〜14D
は、各ミラー毎に一定の反射率および透過率を有してお
り、各々がミラー保持機構16に固定取付されている。
【0230】原レーザ光LB0 が第1の分光ミラー14
Aに入射すると、そこで約25%分(約0.25LB0
)が反射して、残りの約75%分(約0.75LB0
)は透過する。第1の分光ミラー14Aからの透過光
(約0.75LB0 )が第2の分光ミラー14Bに入射
すると、そこで約33%分(約0.25LB0 )が反射
して、残りの約67%分(約0.50LB0 )は透過す
る。第2の分光ミラー14Bからの透過光(約0.50
LB0 )が第3の分光ミラー14Cに入射すると、そこ
で約50%分(約0.25LB0 )が反射して、残りの
約50%分(約0.25LB0 )は透過する。第3の分
光ミラー14Cからの透過光(約0.25LB0 )は第
4の分光ミラー14Dに入射し、そこで全部反射する。
【0240】こうして原レーザ光LB0 の強度をほぼ4
等分した4つの分岐レーザ光LBA〜LBD が4枚の分
光ミラー14A〜14Dより取り出される。しかしなが
ら、従来装置における分光ミラー106A〜106D
(図6)と同様に、部分反射透過ミラーの反射率および
透過率のばらつきや斜め入射における反射率/透過率特
性の偏光依存性等により、分光ミラー14A〜14Dだ
けで原レーザ光LB0 の強度を正確に等分割することは
難しく、分岐レーザ光LBA 〜LBD の強度にはある程
度のばらつきがある。
【0250】本実施例のレーザ分岐装置では、後述する
ように分岐レーザ光LBA 〜LBDの光路上に反射率お
よび透過率を連続的に可変調整できる減衰板18A〜1
8Dを配置することによって、分岐レーザ光LBA 〜L
BD の強度を正確に一定値に揃えるようにしている。
【0260】分光ミラー14A〜14Dからの分岐レー
ザ光LBA 〜LBD の光軸上には、それぞれ減衰板18
A〜18D、シャッタ20A〜20Dおよび入射ユニッ
ト22A〜22Dが一列に配置されている。入射ユニッ
ト22A〜22Dの後端部には光ファイバ104A〜1
04Dが接続されている。
【0270】減衰板18A〜18Dは、原レーザ光(Y
AGレーザ光)LBO の波長に対する反射率および透過
率が一次元または二次元方向でほぼ連続的に変化する部
分反射透過板[18]から構成されている。
【0280】図2に模式的に示すように、この部分反射
透過板[18]は、YAGレーザ光をほぼ100%透過
する材質たとえばガラスまたは石英等からなる基板[1
8a]を有し、この基板[18a]の表面または背面に
YAGレーザ光に対する反射率および透過率(R,T)
が(RMAX,TMIN)〜(RMIN,TMAX)の範囲で基板[18
a]の長手方向(X方向)でほぼ連続的に変化するよう
に多層膜の部分反射透過膜[18b]がコーティングさ
れている。
【0290】これにより、一枚の部分反射透過板[1
8]が(RMAX,TMIN)および(RMIN,TMAX)の設定値と
YAGレーザ光LBの入射位置とに応じて、YAGレー
ザ光をほぼ100%反射する全反射ミラーとして機能す
ることも、あるいはYAGレーザ光をほぼ100%透過
する全透過板として機能することも可能であり、全反射
ミラーと全透過板との間で任意の反射率および透過率
(R,T)を有する狭義の部分反射透過ミラーとして機
能することも可能である。
【0300】本実施例のレーザ分岐装置では、たとえ
ば、(RMAX,TMIN)を(20%,80%)に選び、(R
MIN,TMAX)を(0%,100%)に選ぶ。これにより、
各減衰板18A〜18Dにおいては、この減衰板に入射
するYAGレーザ光LBの入射スポット位置を基板長手
方向(X方向)で変えることで、反射光LBR および透
過光LBT の強度の割合を(0%,100%)〜(20
%,80%)の範囲内でほぼ連続的に可変調整すること
が可能である。
【0310】図3に、各減衰板(たとえば18A)の反
射率および透過率(R,T)を可変調整するための減衰
板位置調整機構24の構成例を示す。図示の調整機構2
4では、減衰ミラー18Aをほぼ垂直に保持する垂直支
持板26が水平支持板28上でX方向に摺動できるよう
に構成されている。垂直支持板26の下端部に一体形成
された水平フランジ部30にはX方向に延在する長穴3
2が形成され、この長穴32を通してボルト34が水平
支持板28のねじ穴(図示せず)にねじ込まれる。ボル
ト34を緩めることで、垂直保持板26および減衰板1
8Aを手動でX方向に精細に移動または変位させること
ができる。
【0320】各減衰板18A〜18Dに入射する個々の
分岐レーザ光LBA 〜LBD の強度は、原レーザ光LB
0 の強度の1/4(LB0 /4)付近でばらついてい
る。したがって、各減衰板位置調整機構24において、
上記のように減衰板18A〜18Dの位置をX方向に変
位させて各々の反射率および透過率(R,T)を可変調
整することで、4つの分岐レーザ光LBA 〜LBD の強
度を同一値に揃わせることができる。
【0330】なお、各分光ミラー14A〜14Dから各
分岐レーザ光LBA 〜LBD が各減衰板18A〜18D
に垂直に入射すると、各減衰板18A〜18Dより反射
したレーザ光LBRA〜LBRDが入射レーザ光LBA 〜L
BD と同じ光路を逆方向に進行して原レーザ光LBO に
干渉するおそれがある。したがって、反射レーザ光LB
R が入射レーザ光LBと重ならないように、各減衰板位
置調整機構24において各減衰板18A〜18Dを各分
岐レーザ光LBA 〜LBD の光軸に対して少し斜め(安
全上好ましくは少し下向き)に傾ければよい。
【0340】このようにして、分岐レーザ光LBA 〜L
BD は、減衰板18A〜18Dを通った段階で光強度が
正確に等しくなり、それからシャッタ20A〜20Dを
通って入射ユニット22A〜22Dへ入射し、入射ユニ
ット内で集光レンズにより集光されて光ファイバ104
A〜104Dの一端面に同時に入射する。
【0350】光ファイバ104A〜104Dの一端面に
同時に入射した分岐レーザ光LBA〜LBD は、光ファ
イバ104A〜104Dの中を通って出射ユニット10
2A〜102Dまで伝送され、出射ユニット102A〜
102DよりそれぞれのワークWへ向けて同時に集光照
射される。
【0360】なお、シャッタ20A〜20Dは必要に応
じて各分岐レーザ光LBA 〜LBDの伝送を選択的また
は独立的に制御し、時間差多分岐を可能とするものであ
る。各シャッタ20A〜20Dが開いている限りは、分
岐レーザ光LBA 〜LBD はそのまま素通りするように
なっており、ここで減衰することはない。
【0370】上記したように、本実施例のレーザ分岐装
置によれば、原レーザ光LBO を分光ミラー14A〜1
4Dにより粗く4等分し、分光ミラー14A〜14Dか
らの分岐レーザ光LBA 〜LBD を減衰板18A〜18
Dに通し、そこで分岐レーザ光LBA 〜LBD の強度を
正確に同じ値に揃えるようにしたので、図5のようなマ
ルチ・ポジション加工においてワークWの加工品質を一
定とし、レーザ加工の信頼性を向上させることができ
る。
【0380】また、本実施例のレーザ分岐装置では、各
減衰板18A〜18Dが反射率および透過率(R,T)
を連続的に可変調整可能な1枚の部分反射透過板[1
8]から構成され、各減衰板位置調整機構24において
各減衰板18A〜18Dの位置を一定方向(X方向)で
変えるだけで各分岐レーザ光LBA 〜LBD の強度を連
続的に可変調整できるため、小型かつ簡易な装置構成で
レーザ光強度の可変調整を精細に行うことができる。
【0390】また、本実施例のレーザ分岐装置では、全
ての減衰板18A〜18Dに同じ型番の部分反射透過板
[18]を用いることができるため、在庫管理やメンテ
ナンスコストの点でも有利である。
【0400】なお、第4の入射ユニット22Dを第3の
分光ミラー14Cの後方(透過側)に配置し、第3の分
光ミラー14Cからの透過光を第4の分岐レーザ光LB
D とすることで、第4の分光ミラー14Dを省くことも
可能である。
【0410】また、上記した実施例では同時4分岐を行
う場合について説明したが、同時3分岐等の他の同時多
分岐も可能である。また、上記した実施例では分岐レー
ザ光LBA 〜LBD の光強度が等しくなるようにした
が、任意の比率で異ならせることも可能であり、減衰板
18A〜18Dにおいて個々の分岐レーザ光LBA 〜L
BD 毎に異なる光強度値に調整することも可能である。
【0420】また、原レーザ光LBO を等分分割する場
合でも、1つの分岐レーザ光(たとえばLBA )の強度
が他の分岐レーザ光(LBB 〜LBD )よりも必ず低く
なるように分光ミラー14A〜14Dの反射透過率を設
定し、最も低い分岐レーザ光LBA の光強度値に他の分
岐レーザ光LBB 〜LBD の光強度値を一致させるよう
な調整を行うことも可能であり、その場合は減衰板18
Aとこの分の減衰板位置調整機構24を省くことが可能
である。
【0430】本発明で用いる部分反射透過板[18]の
形状・構造は、図2に示すようなものに限定されるわけ
ではない。たとえば、図4に示すように、円盤状の基板
[18a’]の表面または裏面にレーザ光に対する反射
率および透過率(R,T)が(RMAX,TMIN)〜(RMIN,
TMAX)の範囲で基板[18a’]の円周方向(θ方向)
でほぼ連続的に変化するように多層膜の部分反射透過膜
[18b’]がコーティングされたものでもよい。この
場合は、適当な衰基板回転位置調整手段(図示せず)に
よって基板[18a’]がθ方向に回転変位できるよう
に構成される。
【0440】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザ分
岐装置によれば、原レーザ光を分光ミラーにより複数の
分岐レーザ光に分光し、各分岐レーザ光を原レーザ光の
波長に対する反射率および透過率が一次元または二次元
方向でほぼ連続的に変化する減衰板に通すようにし、各
々の減衰板に入射するレーザ光が所望の反射率および透
過率で所定の方向に反射および透過するように各々の減
衰板の位置を減衰板位置調整機構により調整するように
したので、全ての分岐レーザ光の強度を正確に一致さ
せ、あるいは個々の分岐レーザ光毎に光強度を所望の値
に調整することが可能である。したがって、調整作業の
改善および加工品質の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるレーザ分岐装置の構成
を示す略平面図である。
【図2】実施例における部分反射透過板の構成を示す斜
視図である。
【図3】実施例において部分反射透過板の透過率および
反射率を可変調整するための減衰板位置調整機構の一構
成例を示す斜視図である。
【図4】実施例における部分反射透過板の変形例を示す
斜視図である。
【図5】レーザ溶接のマルチ・ポイント加工システムを
示す略斜視図である。
【図6】従来のレーザ分岐装置の一構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 レーザ発振器 14A〜14D 分光ミラー 18A〜18D 減衰板 22A〜22D 入射ユニット [18],[18’] 部分反射透過板 [18a],[18a’] 基板 [18b],[18b’] 部分反射透過膜 24 減衰板位置調整機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの原レーザ光から複数の分岐レーザ
    光を生成するレーザ分岐装置において、 前記原レーザ光の光軸上に配置され、入射したレーザ光
    を所定の反射率で所定の方向に反射せしめると同時に所
    定の透過率で透過せしめる1個または複数個の分光ミラ
    ーと、 前記分光ミラーからの反射光または透過光の光軸上に配
    置され、前記原レーザ光の波長に対する反射率および透
    過率が一次元または二次元方向でほぼ連続的に変化する
    1個または複数個の減衰板と、 各々の前記減衰板に入射するレーザ光が所望の反射率お
    よび透過率で所定の方向に反射および透過するように各
    々の前記減衰板の位置を調整するための減衰板位置調整
    手段と、を具備することを特徴とするレーザ分岐装置。
JP7349108A 1995-12-20 1995-12-20 レーザ分岐装置 Pending JPH09171152A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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