JPH09169149A - プリントガイド機構 - Google Patents

プリントガイド機構

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JPH09169149A
JPH09169149A JP28987196A JP28987196A JPH09169149A JP H09169149 A JPH09169149 A JP H09169149A JP 28987196 A JP28987196 A JP 28987196A JP 28987196 A JP28987196 A JP 28987196A JP H09169149 A JPH09169149 A JP H09169149A
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JP
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guide
guide rod
frame
carriage assembly
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JP28987196A
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English (en)
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Bradley Stephen Jadrich
ブラッドリー・スティーブン・ジャドリッチ
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が比較的低コストで済み、非常に正確に
且つ円滑にキャリッジが直線運動するプリントガイド機
構を提供する。 【解決手段】 平行な第１及び第２ガイドロッドと、そ
れらに沿って移動するキャリッジアッセンブリとを有す
るプリントガイド機構において、該キャリッジアッセン
ブリが、１つのフレームと、第１支持ガイドロッドに係
合するように配置されている少なくとも一対の組合せら
れたガイドパッドアッセンブリと、フレームへ取付けら
れた少なくとも１つの上側ガイドパッドアッセンブリ
と、少なくとも１つの下側ローラ軸受アッセンブリを備
えた第１取付けアッセンブリとを有する。フレームへピ
ボット状に取付けられた第１取付けアッセンブリは、ガ
イドロッド間の平行についてのずれを補償するために、
また、ガイドロッド及びローラ軸受アッセンブリが確実
に係合するよう荷重を加えるために付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、円滑で確実なプリ
ントヘッドの位置設定のための、プリント装置に使用さ
れる直線移動キャリッジに関する。より詳しくは、本発
明は、発光ダイオード(ＬＥＤ)デジタルプリント装置内
に使用される直線移動キャリッジにあてられたものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】１９９３年９月２０日出願の、「多数の
光源を用いた感光性のある媒体の露光のための方法及び
装置」と題された、ダグラス・Ａ・スミス、ジョン・Ｆ
・カーソン、ロイ・Ｂ・フェレンス、カレン・Ｊ・エイ
ペルの米国同時係属出願第０８／１２３,８３９号は、
多数の光源を用いて感光媒体を露光するための方法及び
装置を開示しており、引用することによってここに組み
込まれる。この特許出願において、ＬＥＤプリントヘッ
ドは、回転するロータの外面に配置され、写真紙のよう
な感光材料を露光する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる機構において
は、位置設定及び／又は移動速度の正確さのうえで、非
常に確かな作業が必要である。人間の視覚によって容易
に感知し得る、よく知られたバンディングアーティファ
クト(banding artifact)を防ぐために、高精度な動作
が必要とされる。これらのアーティファクトは、典型的
には、デジタルプリント装置内における様々な位置のエ
ラー源により引き起こされ得る。直線移動型の機構に
は、全体にわたって動作の正確さを操作し得る２つの主
要な構成部品がある。第１は、上記同時係属出願のケー
スにおいて、回転ステッパーのモータにより駆動され
る、ハイヘリックスの転造ネジリードスクリューである
駆動アッセンブリである。第２の主要な構成部品は、そ
れによりキャリッジが予め決められた軌道に沿って直線
運動を行う誘導アッセンブリである。キャリッジは、典
型的には、直線上の軌道に沿ってキャリッジを移動させ
ている回転部材により、一対の平行なシャフトに取付け
られている。
【０００４】本発明は、組立が比較的低コストで済み、
かかる装置から起こり得る人工的な問題を最小限にする
ように、非常に正確且つ円滑に直線上を移動するキャリ
ッジアッセンブリを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の１つの態様で
は、平行な第１及び第２支持ガイドロッドと、該ガイド
ロッドに沿って移動するように設計されたキャリッジア
ッセンブリとを有するプリントガイド機構が提供され
る。上記キャリッジアッセンブリは、１つのフレーム
と、フレームに固定されるとともに、第１ガイドロッド
に沿って上記キャリッジアッセンブリが直線運動するた
めに第１支持ガイドロッドに係合するように配置されて
いる少なくとも一対の組合せられたローラ軸受アッセン
ブリと、第２ガイドロッドに係合するために上記フレー
ムへ取付けられた少なくとも１つの上側ローラ軸受アッ
センブリと、少なくとも１つの下側ローラ軸受アッセン
ブリを有する第１取付けアッセンブリとを有している。
少なくとも１つの上側及び下側のローラ軸受アッセンブ
リは、それらの間のガイドロッドに係合するように取付
けられ、第１取付けアッセンブリが、フレームにピボッ
ト状に配置され、ガイドロッド間の平行についてのずれ
を補償するために、及び、ガイドロッドとローラ軸受ア
ッセンブリとの間で確実に係合が為されるよう荷重を加
えるために付勢している。
【０００６】本発明の別の態様によれば、平行な第１及
び第２支持ガイドロッドと、該ガイドロッドに沿って移
動するように設計されたキャリッジアッセンブリとを有
するプリントガイド機構が提供される。上記キャリッジ
アッセンブリは、１つのフレームと、上記ガイドロッド
に沿ってキャリッジアッセンブリが移動し得るようにフ
レームに取付けられた複数のローラ軸受アッセンブリと
を有している。少なくとも１つのローラ軸受アッセンブ
リは、それに係合するガイドロッドの弾性率よりも低い
弾性率を備えたプラスチック材料から成る外側の係合面
を有している。
【０００７】本発明のまた別の態様では、平行な第１及
び第２支持ガイドロッドと、該ガイドロッドに沿って移
動するように設計されたキャリッジアッセンブリとを有
するプリントガイド機構が提供される。該キャリッジア
ッセンブリは、１つのフレームと、該フレームに固定さ
れるとともに、上記第１支持ガイドロッドに沿ってキャ
リッジアッセンブリが直線運動するよう第１支持ガイド
ロッドに係合すべく配置されている少なくとも一対の組
合せられたガイドロッド係合部と、上記第２支持ガイド
ロッドと係合するために上記フレームへ取付けられた少
なくとも１つの上側ガイドロッド係合部と、少なくとも
１つの下側ガイドロッド係合部を備えた第１取付けアッ
センブリとを有している。該少なくとも１つの上側及び
下側ガイドロッド係合部は、それらの間の第２ガイドロ
ッドに係合するように配置されている。また、第１取付
けアッセンブリは、上記フレームへピボット状に取付け
られ、上記ガイドロッドの間の平行についてのずれを補
償するために、また、上記ガイドロッド及びガイドロッ
ド係合部の間で確実に係合が為されるよう荷重を加える
ために付勢している。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
添付図面に基づいて詳細に説明する。図１〜図４には、
本発明に従って作られたプリントガイド機構１０が示さ
れている。プリントガイド機構１０は、予め言及された
米国同時係属出願第０８／１２３８３９号で詳細に記述
されるように、(写真紙のような)感光材料を露光するよ
うに設計されたＬＥＤプリント装置においては、特に有
用であり、それは、ダグラス・Ｈ・スミス、ジョン・Ｆ
・カーソン、ロイ・Ｂ・フェレンス、カレン・Ｊ・エイ
ペルによる、「多数の光源を用いた感光媒体の露光のた
めの方法及び装置」と付題された上記米国同時係属出願
第０８／１２３８３９号において、詳細に述べられてい
る。しかしながら、感光材料がそれを横切るプリントヘ
ッドによって露光される他の様々なプリンタにおいて、
ガイド機構が使用され得ることが理解される。例えば、
これに限定されることはないが、レーザーライトヘッド
(laser write head)が、写真フィルム、写真紙、熱媒
体、もしくは、静電気面のような感光材料を露光するた
めに使用されることもある。
【０００９】プリントガイド機構１０はキャリッジアッ
センブリ１２と一対の平行なガイドロッド１４,１６と
を有しており、該キャリッジアッセンブリ１２が、ガイ
ドロッド１４,１６の軸に平行な軌道に沿って直線運動
するようガイドロッド１４,１６上に配置されている。
上記キャリッジアッセンブリ１２は、フレーム１７を有
し、キャリッジアッセンブリ１２の移動が１つの自由度
のみで可能となるようにガイドロッド１４,１６に取付
けられ、ガイドロッド１４,１６と平行方向で移動す
る。ガイドロッド１４,１６に沿ったキャリッジアッセ
ンブリ１２の移動は、望ましければいかなる機構によっ
ても達成される。
【００１０】図示された特定の実施の形態においては、
プリントガイド機構が使用されているプリント装置 (不
図示）に設置されているリードスクリュー１８及びステ
ッパーモータ２０が用意されている。リードスクリュー
１８は、その回転が、キャリッジアッセンブリ１２をガ
イドロッド１４,１６に沿って移動させるように、キャ
リッジアッセンブリ１２に係合している。
【００１１】図示された実施の形態では、よく知られた
従来の処理機によって後で処理される、感光材料、特
に、印画紙もしくはフィルムのプリント用に、回転式の
プリントヘッド１９が設けられている。しかしながら、
キャリッジアッセンブリ１２は、感光媒体を横切るため
に利用されるいかなる所望のタイプのプリント機構をも
運搬することができる。リードスクリュー１８は、従来
のいかなる手段を用いても装置に取付けられ得る。好ま
しくは、実質的に一定の直線上の速度、及び／又は、正
確な位置設定がキャリッジアッセンブリ１２に伝えられ
るように、リードスクリュー１８がキャリッジアッセン
ブリ１２に設けられている。リードスクリューが駆動装
置に係合し得る態様の適当な例は、１９９５年２月２８
日に公開された米国特許第５,３９２,６６２号に記述さ
れており、引用することによりここに組み込まれる。当
然ながら、リードスクリューの回転運動をガイドロッド
１４,１６に沿ったキャリッジアッセンブリ１２の移動
動作へ伝えることができる他のいかなる所望の組合せの
装置をも設けられることが可能であることは理解され
る。
【００１２】上記キャリッジアッセンブリ１２は、複数
のローラ軸受アッセンブリ２２,２４,２６,２８によ
り、ガイドロッド１４,１６に取付けられている。ロー
ラ軸受２２,２４,２６,２８は、ローラ軸受２２,２４が
第１位置に位置決めされ、それらの間にガイドロッド１
４を挾持するようにキャリッジ上で間隔を隔てられてい
る。同様に、ローラ軸受アッセンブリは２６,２８もま
た、それらの間にガイドロッド１４を挾持するように、
第１位置から間隔を隔てられた第２位置でキャリッジに
取付けられ、フレーム１７上に置かれている。上記ロー
ラ軸受アッセンブリ２２,２４,２６,２８は、ガイドロ
ッド１４に沿ってキャリッジアッセンブリ１２が直線運
動し得るようにガイドロッド１４に係合している。
【００１３】上記キャリッジアッセンブリ１２はまた、
取付けアッセンブリ３０,３２によりガイドロッド１６
に取付けられている。該取付けアッセンブリ３０は、矢
印３５により図示されるように実質的にガイドロッド１
４に垂直な軸のまわりに旋回し得るように、フレーム１
７へ取付けられた取付け部材３４を有している。図示さ
れた特定の実施の形態においては、取付け部材３４は、
頭部３７、それに隣接した柄部３８、及び、ネジ付きの
端部３９を有する取付けピン３６により固定されてい
る。柄部３８及びネジが切られた端部３９は、取付け部
材３４に備えられた穴４０を挿通する。柄部３８は、取
付け部材３４が取付けピン３６を枢支軸にして旋回し得
るような大きさに合わされ、ネジが切られた端部３９
は、取付けアッセンブリ３０をフレーム１７に取付ける
ために、フレーム１７のネジ付きの穴(不図示）に係合
するような大きさに相当している。取付け部材３４は、
更に、ガイドロッド１６の接触のために、及び、そこ
で、フレーム１７を支持するために、間隔を隔てられた
一対の上側ローラ軸受アッセンブリ４４,４６を備えて
いる。
【００１４】上記取付けアッセンブリ３２はフレーム１
７に取付けられ、取付け部材５０をもった支持フレーム
４８と、基部５２をもったＵ字型部材５１と、一対の直
立した突出部５３とを有している。上記取付けアッセン
ブリ３２は、フレーム１７に取付けられており、その結
果、矢印５４で示されるように、実質的に、キャリッジ
アッセンブリ１２の移動方向に平行な軸まわりの旋回運
動が行なわれる。この目的のために、突出部５３におい
て一列に並んだ一対の穴６１,６２を挿通する柄部５７
を有する取付けピン５５が設けられている。ピン５５は
また、取付けピン６３が挿通して支持フレーム４８をフ
レーム１７に固定する穴５９を有している。取付けピン
６３は、いかなる所望の手段でもフレーム１７に取付け
られることが可能である。
【００１５】上記Ｕ字型部材５１は、実質的に、キャリ
ッジアッセンブリ１２の移動方向に垂直な方向での部材
５０の動きを可能とするように、取付け部材５０へピボ
ット状に取付けられている。部材５１は、頭部６０、柄
部６２、及び、ネジ付きの端部６４を有する取付けピン
５８により取付け部材５０へ固定される。柄部６２は、
取付け部材５０における穴６６を挿通するように設計さ
れ、その結果、ネジを切られた端部６４は、部材５１の
ネジ付きの穴６７に係合することになる(図４参照)。撓
み部材６８は、部材６８における穴７１を通じ、フレー
ム１７の図示されていないネジ付きの穴に係合する取付
けピン６９によって、フレーム１７に取付けられてい
る。撓み部材６８は、各突出部５２に連なった軸受面７
０に係合するように設定されている。撓み部材６８は、
軸受面７０に対して付勢する力を加えるために、ばねの
ように振るまい、その結果、支持フレーム４８は、矢印
７５により示された方向に旋回することになる。一対の
下側のローラ軸受アッセンブリ７２,７４は、支持部材
５０の両端部に固定されている。
【００１６】上記取付けアッセンブリ３０,３２は、ガ
イドロッド１６が、ローラ軸受アッセンブリ４４,４６,
７２,７４の間に保持され、かつ、キャリッジアッセン
ブリ１２がガイドロッド１６に沿って移動できるように
配置されている。見て分かるように、取付けアッセンブ
リ３０,３２は、ガイドロッド１４,１６間の平行につい
てのずれを補償するように、ガイドロッド１６に対して
係合するために、それぞれ、矢印３５,７５で示される
ような方向で旋回させられる。上記撓み部材６８がフレ
ーム１７に固定されているので、撓み部材６８は、その
他のローラ軸受アッセンブリの各ガイドロッドへの確実
な係合を与えるガイドロッド１６への力を加えるため
に、組合せられたローラ軸受アッセンブリ７２,７４へ
荷重を与える。
【００１７】上記ローラ軸受アッセンブリ２２,２４,２
６,２８,４４,４６,７２,７４が、それぞれ、各部材へ
取付けられている。図５を参照すれば、本発明に従って
作られたローラ軸受アッセンブリ２２の構造が詳細に示
されており、それは、その他のローラ軸受アッセンブリ
２４,２６,２８,４４,４６,７２,７４の構造を代表する
ものである。特に、ローラ軸受２２は、外側のスリーブ
８２に取付けられた内部のラジアル軸受８０を有する。
好ましい実施の形態においては、外側のスリーブ８２
は、合成プラスチック材料から成り、外側の係合面８３
を有する。スリーブ８２の材料は、好ましくは、それが
接触しているガイドロッドの弾性率よりも実質的に小さ
い弾性率をもつ。スリーブ８２のプラスチック材料は、
プラスチック材料の中でも、比較的弾性率の高いものが
選ばれており、好ましくは、その値は少なくとも、０．
７×１０6パウンド毎平方インチ(psi)である。しかしな
がら、それに近い、高い弾性率を有する、様々な他の合
成物もしくは充填材入りの熱可塑性物質も本発明には適
切であろう。スリーブには、そのそれぞれのガイドロッ
ドに対して圧縮負荷をかけられた場合に、プラスチック
への歪み及び／又はクリープの量を最小限にするため
に、高い弾性率が望ましい。
【００１８】図示された好ましい実施の形態では、ロー
ラ軸受アッセンブリの各々の外側のスリーブが、合成プ
ラスチック材料で作られるのに対し、ガイドロッド１
４,１６は、各々、おおよそ２８．０×１０6psiの弾性
率をもつステンレス鋼で作られている。図示された特定
の実施の形態において、スリーブは約２．４×１０6psi
の弾性率を有し、カーボン繊維を２０％含んだ６／６ナ
イロンから作られている。プラスチック材料は、それら
が接触するロッドに余りに近い弾性率を有する材料で作
られるべきでない。好ましくは、プラスチック材料の弾
性率は、それが接触するガイドロッドの約１０％よりも
大きくはない。それ故に、図示された実施の形態では、
スリーブ８２の弾性率が約２．８×１０6psiよりも大き
くはない。
【００１９】上記ローラ軸受アッセンブリが、いかなる
所望の方法でも、フレーム１７もしくは取付けアッセン
ブリ３０,３２へ取付けられ得ることが理解されるはず
である。図示された好ましい実施の形態では、ローラ軸
受アッセンブリをそれらの各取付け部材に取付けるため
に、ネジ付きの肩部を有するネジ部材９０が用いられ
る。本発明の重要な態様は、ガイドロッドと転がり接触
しているローラ軸受アッセンブリのプラスチックスリー
ブ８２が、標準的な減衰及び円滑性をキャリッジに与え
ていることである。ステンレス鋼製の外側のスリーブを
有するローラ軸受アッセンブリは、キャリッジアッセン
ブリを伴う使用に際して、予め査定された。ステンレス
鋼であるローラ軸受アッセンブリがステンレス鋼である
ガイドロッドと共に利用された場合、キャリッジアッセ
ンブリの直線上での位置設定の精度に関する性能は、実
質的には、プラスチック製のスリーブを有するローラ軸
受アッセンブリが設けられ、ステンレス鋼製のガイドロ
ッドに対して使用された場合のそれよりも劣っているこ
とが見出だされた。
【００２０】図６a及び図６bを参照すれば、ステンレス
鋼であるローラ軸受アッセンブリを有するキャリッジア
ッセンブリとプラスチック製の軸受アッセンブリを有す
るキャリッジアッセンブリとが、各々、ステンレス鋼製
のガイドロッドと共に用いられた場合の両者の移動の性
能の比較が示されている。詳しくは、図６aは、ステン
レス鋼製のガイドロッドに対するステンレス鋼製の軸受
アッセンブリの使用を示しており、図６bは、ステンレ
ス鋼製のガイドロッドに対するプラスチック製の軸受ア
ッセンブリの使用を示している。図６a及び６bで示され
た図面は、レーザー干渉計を用いて測定されたキャリッ
ジの位置エラーのフーリエ変換値を算定することにより
生成されたものである。ステンレス鋼製のロッド及びス
テンレス鋼製の軸受アッセンブリは、約２８×１０6psi
の弾性率を有していた。プラスチック軸受アッセンブリ
は、(商品名ハイドラーＺの下にＡ．Ｌ．ハイデコーポ
レーションから仕入れた)ケブラーを１７％含んだ充填
材入りの６／６ナイロン合成樹脂で作られた外側のスリ
ーブを有し、その充填材入りのナイロン合成樹脂は、
０．９×１０6psiの弾性率を有していた。
【００２１】図６aにおける垂直線により示されるよう
に、ガイドロッドに対して適用されたプラスチック製の
ローラ軸受アッセンブリの使用と比較されるような、実
質的な位置の変化量があった。ステンレス鋼製のローラ
軸受においては、図６bで示されるように合成プラスチ
ックスリーブのローラ軸受アッセンブリが使用される場
合には現れない０．５−４．０cycle／mmの間の、実質
的に好ましくないスペクトルのエネルギー量があった。
これは、円滑性、もしくは、減衰を示しており、そこで
プラスチックスリーブのローラ軸受アッセンブリがキャ
リッジの移動の性能を高める。プラスチックスリーブの
接触面の仕上げ(すなわち表面粗さ)は、最良の性能を達
成するために、最小に保たれる必要があることに注意す
るべきである。好ましくは、プラスチック及びステンレ
ス鋼製のローラ軸受アッセンブリの両方における表面粗
さは、約３２マイクロインチよりも小さい。また、最良
の性能を得るために、ローラ軸受アッセンブリの半径方
向への振れが最小に保たれるべきである。好ましくは、
半径方向への振れは、約０．０００５インチよりも小さ
い。
【００２２】ローラ軸受アッセンブリとガイドロッドと
の間の点接触応力を保つために、あるいは、それを最小
にするために、表面８３の形状及び形態は、それと係合
するガイドロッドに関して、適切に適合されるべきであ
る。この適合は、図５を参照することによって示されて
いる。表面８３の半径Ｒ１は、ガイドロッドの外側の面
の半径Ｒ２に等しいか、もしくは、それより僅かに大き
い。Ｒ１及びＲ２を同一にできる一方で、結果的な公差
の変化量を補正するために、Ｒ１が僅かに大きいことが
好ましい。Ｒ１は、好ましくは、Ｒ２の約１０１〜１１
０％の範囲にある。図示された実施の形態では、Ｒ１は
Ｒ２の約１０３％である。軸受の外側スリーブが、ステ
ンレス鋼製のガイドロッドに比べて、より低い弾性率を
有するので、プラスチックのスリーブ８２は、より大き
な凹面の領域にわたり負荷を分散しながら、それ故に、
ガイドロッドとプラスチックスリーブとの間の接触応力
を減少しながら、ステンレス鋼以上に圧力をかける。本
発明において説明される形態の使用に際し、キャリッジ
が１００万インチ移動した後に、ガイドロッド、もしく
は、プラスチックスリーブ表面の摩耗は、全く見られな
かった。ステンレス鋼製のローラ軸受アッセンブリがス
テンレス鋼製のガイドロッドと共に使用される場合の、
たった２０万インチ移動した後に目視検査により指摘さ
れるような、ガイドロッド及び軸受面上の実質的な摩耗
に、この事実は全く対照的であった。
【００２３】図７には、本発明に従って作られた、改良
したガイド機構１１０が示されている。その機構１１０
はガイド機構１０に類似するものであり、同様の符号は
同様の部品を指示している。該機構１１０では、たった
１つのローラ軸受アッセンブリが、各取付けアッセンブ
リ３０,３２に組合せられている。取付けアッセンブリ
３２は、更に、平行なガイドロッド１４,１６間のずれ
を補償し得るとともに、全ローラ軸受アッセンブリが確
実に係合するためのガイドロッド１６に対する付勢力を
加える手段を備えている。しかしながら、この実施態様
は、各ローラ軸受アッセンブリ１２０,１２２に、増大
した接触力が加えられる点で、前述した実施態様に関係
して不利である。このことは、キャリッジの重量が無視
出来なくなるときに重要になる。図１〜図４の実施の形
態において説明されたような、各取付けアッセンブリ３
０,３２を備えた複数のローラ軸受アッセンブリを利用
することによって、非常に大きな重量のキャリッジを用
いることが可能になる。取付けアッセンブリ３０,３２
が、矢印３５及び７５により指示された方向に回動可能
であることは、間隔を隔てられたローラ軸受アッセンブ
リの利用に伴ういかなる問題をも最小限に抑制するか、
もしくは、回避する。
【００２４】図８および図９には、本発明に従って作ら
れた、改良したプリントガイド機構２００が示されてい
る。上記ガイド機構２００は、ガイド機構１０よりも小
さく、同様の符号は、同様の部品および動作を示してい
る。該ガイド機構２００は、複数のガイドパッドアッセ
ンブリ２２２,２２４,２２６,２２８により、ガイドロ
ッド１４に取付けられているキャリッジアッセンブリ２
１２を有している。ガイドパッドアッセンブリ２２２,
２２４,２２６,２２８は、該ガイドパッドアッセンブリ
２２２,２２４が、キャリッジアッセンブリ２１２上の
第１位置に位置決めされ、それらの間に上記ガイドロッ
ド１４が捕まえられるように配置される。同様に、ガイ
ドパッドアッセンブリ２２６,２２８も、第１位置から
間隔を隔てられた第２位置で上記キャリッジに固定さ
れ、それらの間に上記ガイドロッド１４を捕まえるよう
にキャリッジアッセンブリ２１２上に配置される。上記
ガイドパッドアッセンブリ２２２,２２４,２２６,２２
８は、キャリッジアッセンブリ２１２がガイドロッド１
４に沿って直線運動するようにガイドロッド１４に係合
する。
【００２５】上記キャリッジアッセンブリ２１２はま
た、図１のキャリッジアッセンブリ１２とほぼ同じ様式
で、取付けアッセンブリ３０,３２によりガイドロッド
１６に取付けられる。しかし、この実施態様では、ロー
ラ軸受アッセンブリ４４,４６の代わりに、接触して上
記キャリッジアッセンブリ２１２を支持するための、一
対のガイドパッドアッセンブリ２４４,２４６が設けら
れている。上記ローラアッセンブリ２２,２４,２６,２
８は、標準プリントのフォーマットにおいて正確に滑ら
かな動作をする一方、大型のフォーマットプリントが必
要とされる場合、支持材(図９参照)間の間隔Ｌが、その
コマにおいて縞模様のアーティファクトをもたらす可能
性があることが見出された。
【００２６】ローラ軸受アッセンブリに伴う付加的な問
題は、ほこり,紙もしくは他の微粒子がガイドロッド上
にのれば、それらの微粒子上をガイドロッドローラが移
動する場合に、アーティファクトが可能な限り生じ得る
ことである。そのアーティファクトは、大きな間隔Ｌの
ために増幅され得る。この実施態様において利用された
上記ガイドパッドアッセンブリは、大きな間隔Ｌを要す
る大型のフォーマットプリントを有するデバイスにおい
て、この問題を最小限にするか若しくは取り除く。上記
ガイドパッドアッセンブリの付加的な利点は、それら
が、上記キャリッジとガイドロッドとの間の動作におい
てより大きな自由度を許容することである。
【００２７】図１０および図１１には、上記キャリッジ
がガイドロッド１２に取付けられている状態を示す単一
のガイドパッドアッセンブリ２２２の拡大図である。他
のガイドパッドアッセンブリ２２４,２２６,２２８は、
ガイドパッドアッセンブリ２２２と類似した様式で構成
されていることが理解される。そのため、ここでは、単
一のガイドパッドアッセンブリ２２２の詳細な説明のみ
記述する。上記ガイドパッドアッセンブリ２２２は、接
触パッド２３２に固定される弾性部材２３０を有してい
る。該弾性部材２３０は、上記ガイドパッドからキャリ
ッジアッセンブリへ伝えられている荷重に耐えることが
できる材料で作られているが、所望に曲がり得るのに十
分に弾性的なものである。
【００２８】特定の実施態様では、弾性部材２３０は、
一対の穴部２３６を有する第１取付け部２３４を有して
いる。該穴部２３６は、上記弾性部材２３０が、一対の
ねじ部材２３８によってキャリッジアッセンブリ２１２
に固定されることを可能としている。該ねじ部材２３８
は、キャリッジアッセンブリ２１２におけるねじ切りさ
れた穴部２４１に係合する。弾性部材２３０はまた、パ
ッド２３２を取付け部２３９へ固定するために使用され
る第２取付け部２３９を有する。
【００２９】図示された実施態様では、取付け部２３９
が、一対の取付けねじ部材２４２が上記弾性部材２３０
を固定するように、パッド２３２に接触することを可能
としている。しかしながら、上記弾性部材２３０が、所
望であればいかなる様式でもキャリッジ２１２若しくは
ガイドパッド２３２に固定され得ることは明らかであ
る。弾性部材２３０は、変形可能な中央の弾性部２４３
を有する。図示された特定の実施態様では、上記弾性部
２４３は、一対の支持部材２４６,２４８から成り、該
支持部材２４６,２４８は、取付け部２３４,２３９の間
で、全体としてＶ字形を形成している。上記弾性部材２
３０は、良好なばね特性を得るために熱処理された、冷
間圧延スチールで作られている。
【００３０】図１３で最適に見て取れるように、上記接
触パッド２３２は、上記ガイドロッド上で接触してスラ
イドするように設計されている接触面２５０を有してい
る。上記パッド２３２は、好ましくは、低摩擦および低
滑り特性をもたらす内部潤滑剤を有する熱可塑性樹脂材
料で作られる。パッド２３２を作るのに適した材料は、
１８％のテフロンと２％のシリコンを有するアセタール
プラスチックである。適切な材料は、ＬＮＰエンジニア
リングプラスチックインコーポレーションから購入する
ことができる(製品番号ＫＬ−４５４０Ｂ)。上記ガイド
パッドは、好ましくは、弾性部材２３０の取付け部２３
９のまわりに射出成形され得る。その結果、一体的なガ
イドパッドの弾性アッセンブリが、付加的な締結手段を
追加する必要を回避することができる。
【００３１】上記接触面２５０は、上記ガイドロッドの
半径Ｒ２より僅かに大きい半径ＲＰを有している。その
半径の接触面２５０は、上記ガイドパッド２３２の点接
触応力を軽減する。出願人は、本発明に従って作られた
ガイドパッドアッセンブリが、許容範囲内の約０．００
０９インチ(０．０２２ミリメートル)の回転子のスピン
軸の偏心を有し、２百万インチ以上移動可能であること
を見出だした。試験を行った環境では、上記ガイドロッ
ドが、約０．３７５インチ(９．２５ミリメートル)の半
径Ｒ２を有する一方、上記ガイドパッドが、約０．４１
３インチ(１０．４９ミリメートル)の半径ＲＰを有して
いた。
【００３２】図１２〜図１５を参照して、上記ガイドパ
ッドアッセンブリが許容する様々な自由度を説明する。
これらの自由度は、上記ガイドパッドアッセンブリが、
運転時間中の摩耗を最小限にするようにガイドロッドに
自動的に位置を合わせることを可能とする。特に、図１
２には、上記ガイドロッドとキャリッジアッセンブリと
の間のθＸで表示されるような非平行性の補償について
示されている。図１３には、上記ガイドロッドとキャリ
ッジアッセンブリとの間のθＺ方向における非平行性の
補償について示されている。図１４には、Ｙ軸まわりの
回転θＹにより表示されるような、上記ガイドロッドと
キャリッジアッセンブリとの間の角度の偏差に関した補
償について示されている。
【００３３】それらの図を見て分かるように、上記ガイ
ドパッドアッセンブリは、本来、ＹおよびＺ方向にある
ものであるにもかかわらず、適切な補償のための他のあ
らゆる方向の動きを可能とする。その結果、光学的なシ
ステムの焦点の位置設定に関したいかなるアーティファ
クトにも次第に影響するであろう摩耗を最小限に抑制す
るとともに、トランスレータアッセンブリの組立に影響
を受けず、臨界部分の許容誤差をあまり必要としないの
に加えて、とりわけ特別でなくしっかりした設計を備え
るアッセンブリが提供される。
【００３４】これに限定する訳ではないが、例えば、上
記パッドを、適切であればいかなる材料を用いても作る
ことができるように、他の様々な変化や改良を為し得る
ことが理解されるはずである。上記パッドには、カーボ
ン充填材およびテフロン内部潤滑剤を含む熱可塑性樹脂
材料のような他の適切な材料を用いても良い。カーボン
充填材による強化材料の剛性が、最も好ましく、運転時
間中の摩耗の程度を軽減するであろう。
【００３５】尚、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本実施の形態に係るキャリッジアッセンブリ
の分解斜視図である。
【図２】 上記キャリッジアッセンブリがガイドロッド
対と係合する状態を示す側面図である。
【図３】 上記キャリッジアッセンブリの斜視図であ
る。
【図４】 上記実施の形態に係る下側の取付けアッセン
ブリがフレームに取付けられる様子を示す部分的に切り
欠かれた斜視図である。
【図５】 上記キャリッジアッセンブリにおいて使用さ
れた軸受アッセンブリの分解断面図である。
【図６】 (a) ステンレス鋼製ガイドロッドに対して
回転するステンレス製のローラ軸受を有する上記キャリ
ッジアッセンブリから得た、測定されたキャリッジの位
置エラーを示した図である。 (b) ステンレス鋼製ガイドロッドに対して用いられる
合成プラスチックスリーブについての測定されたキャリ
ッジの位置エラーを示した図である。
【図７】 本発明の別の実施の形態に係るキャリッジア
ッセンブリの分解斜視図である。
【図８】 本発明のまた別の実施の形態に係るキャリッ
ジアッセンブリの分解斜視図である。
【図９】 上記また別の実施の形態に係るキャリッジア
ッセンブリがガイドロッド対上に保持される状態を示す
側面図である。
【図１０】 上記また別の実施の形態に係るキャリッジ
アッセンブリをガイドロッドに取付けるためのガイドパ
ッドアッセンブリの部分拡大図である。
【図１１】 図１０の１１−１１線に沿った断面説明図
である。
【図１２】 上記ガイドパッドアッセンブリが自由度の
１つ(Ｘ軸まわり)で可動である様子を示す平面図であ
る。
【図１３】 上記ガイドパッドアッセンブリが自由度の
１つ(Ｚ軸まわり)で可動である様子を示す平面図であ
る。
【図１４】 上記ガイドパッドアッセンブリが自由度の
１つ(Ｙ軸まわり)で可動である様子を示す平面図であ
る。
【図１５】 上記ガイドパッドアッセンブリが自由度の
１つ(Ｘ軸方向のずれ)で可動である様子を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
１０,１１０,２００…プリントガイド機構 １２,２１２…キャリッジアッセンブリ １４,１６…ガイドロッド １７…フレーム ２２,２４,２６,２８,４４…ローラ軸受アッセンブリ ４６,７２,７４,１２０,１２２…ローラ軸受アッセンブ
リ ３０,３２…取付けアッセンブリ ２２２,２２４,２２６,２２８…ガイドパッドアッセン
ブリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｊ 2/455

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 平行な第１及び第２支持ガイドロッド
    と、該ガイドロッドに沿って移動するように設計された
    キャリッジアッセンブリとを有するプリントガイド機構
    であって、上記キャリッジアッセンブリが１つのフレー
    ムと、 該フレームに固定されるとともに、上記第１支持ガイド
    ロッドに沿って上記キャリッジアッセンブリが直線運動
    するために第１支持ガイドロッドに係合するように配置
    されている、少なくとも一対の組合せられたガイドパッ
    ドアッセンブリと、 上記第２支持ガイドロッドに係合するために上記フレー
    ムへ取付けられた少なくとも１つの上側ガイドパッドア
    ッセンブリと、 少なくとも１つの下側のローラ軸受アッセンブリを備え
    た第１取付けアッセンブリとを有しており、上記少なく
    とも１つの上側ガイドパッドアッセンブリ及び下側のロ
    ーラ軸受アッセンブリは、それらの間の上記ガイドロッ
    ドに係合するように配置されており、上記第１取付けア
    ッセンブリは、上記フレームへピボット状に取付けら
    れ、上記ガイドロッド間の平行についてのずれを補償す
    るために、及び、上記ガイドロッドとローラ軸受アッセ
    ンブリとの間で係合が確実に為されるよう荷重を加える
    ために付勢されていることを特徴とするプリントガイド
    機構。
  2. 【請求項２】 複数のガイドパッドアッセンブリが、 組合せられた第１ガイドパッドアッセンブリ対と、 該第１ガイドパッドアッセンブリ対から軸方向に間隔を
    隔てられ、第１ガイドパッドアッセンブリ対とともに、
    フレームに固定されており、上記第１ガイドロッドに沿
    ってキャリッジアッセンブリが直線運動するよう第１ガ
    イドロッドに係合すべく配置されている第２ガイドパッ
    ドアッセンブリ対と、 第２ガイドロッドと係合するために上記フレームに取付
    けられる少なくとも１つの上側ガイドパッドアッセンブ
    リと、 上記第２ガイドロッドに係合すべく配置されている少な
    くとも１つのガイドパッドアッセンブリを有しており、
    上記フレームにピボット状に取付けられているととも
    に、上記ガイドロッド間の平行についてのずれを補償す
    るために、また、上記ガイドロッドとローラ軸受アッセ
    ンブリとの間で確実に係合が為されるよう荷重を加える
    ために付勢されている第１取付けアッセンブリとを有し
    ていることを特徴とするプリントガイド機構。
JP28987196A 1995-11-01 1996-10-31 プリントガイド機構 Pending JPH09169149A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US54835295A 1995-11-01 1995-11-01
US08/548352 1995-11-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09169149A true JPH09169149A (ja) 1997-06-30

Family

ID=24188497

Family Applications (1)

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JP28987196A Pending JPH09169149A (ja) 1995-11-01 1996-10-31 プリントガイド機構

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JP (1) JPH09169149A (ja)
DE (1) DE19644905A1 (ja)
GB (1) GB2306685A (ja)

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GB2306685A (en) 1997-05-07
GB9622466D0 (en) 1997-01-08
DE19644905A1 (de) 1997-05-07

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