JPH09167546A - キー操作式安全スイッチ - Google Patents

キー操作式安全スイッチ

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Publication number
JPH09167546A
JPH09167546A JP6396796A JP6396796A JPH09167546A JP H09167546 A JPH09167546 A JP H09167546A JP 6396796 A JP6396796 A JP 6396796A JP 6396796 A JP6396796 A JP 6396796A JP H09167546 A JPH09167546 A JP H09167546A
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JP
Japan
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key
lock
cam
safety switch
switch
Prior art date
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Application number
JP6396796A
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Inventor
Eiichiro Okada
英一郎 岡田
Mitsuo Nishio
三男 西尾
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スイッチに差し込む操作キーの鎖錠機構をシン
プル化し、そのリセット手段として電磁ソレノイドのほ
かに、シリンダ錠の併用も可能にする。 【解決手段】ケース1に、接点機構2、操作キー4の差
し,抜き操作に応動する操作カム5、該操作カムの回動
に従動して前記接点機構を開閉する操作ロッド3、およ
び操作キーを差込位置にロックする鎖錠手段として、操
作ロッドを動作位置に鎖錠するロック板6,付勢ばね
7、ロック板に対向したリセットレバー8、リセットレ
バーに連結したロック解除用のプランジャ9付き電磁ソ
レノイド10を組み込み、操作キーを差込んだ状態では
ロック板で操作キーを差込位置にロックし、ロック解除
指令に基づく電磁ソレノイドの操作によりリセットレバ
ーを介してロック板を解除位置に後退させる。また、ケ
ース1にシリンダ錠付きリセットユニット(オプション
品)を外付けしてロック解除を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から操作キー
を差込み,引抜き操作して接点を開閉するキー操作式安
全スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】頭記したキー操作式安全スイッチは、例
えば工作機械の運転スイッチ、あるいは高圧配電盤の扉
鎖錠装置との間でインターロックをとり、専任者が携帯
する専用の操作キー(カードキー)をスイッチに差し込
まない限りは、機械の運転,あるいは扉の開放操作がで
きないようした安全システムのマンマシンインターフェ
ースとして使用される。
【0003】また、かかるキー操作式安全スイッチとし
て、スイッチケース内に接点機構と、外部からの操作キ
ーの差し,抜き操作に応動して回動する操作カムと、該
操作カムの回動に従動して前記接点機構を開閉する操作
ロッドとからなるスイッチ本体を組み込んだ構成のもの
が従来より製品化されている。一方、前記したキー操作
式安全スイッチにおいては、スイッチに差し込んだ操作
キーが他人によって自由に抜き取ることができるようで
はセキュリテーの面で安全性に不安が残る。そこで、ス
イッチ本体に操作キーの鎖錠機構を組合わせてスイッチ
に差し込んだ操作キーを自由に抜き取れないように自動
的に鎖錠し、外部から鎖錠解除指令を与えない限りはこ
の状態を保持するように構成し、さらに鎖錠機構のリセ
ット(鎖錠解除)手段として、電磁ソレノイド,あるい
はシリンダ錠のいずれか一方を選んでスイッチ本体に組
合わせ、そのリセット手段の操作により鎖錠を解除して
操作キーが自由に引抜けるようにした構成のキー操作式
安全スイッチが本発明と同一出願人より特願平6−18
6959号として既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のようにスイッチ
本体に操作キーの鎖錠,および鎖錠を解除するリセット
手段を組合わせたキー操作スイッチにおいては、製作コ
ストの面から操作キーの鎖錠手段をできるだけ簡易な機
構で構成することが望まれる。また、当該スイッチを多
様な用途にも適用できるようにするために、ユーザーサ
イドの要望として、スイッチのリセット手段に電磁ソレ
ノイドのみならず、必要に応じてシリンダ錠を追加装備
し、スイッチの使用現場では電磁ソレノイド,シリンダ
錠のいずれでも対応できるようにするニーズがある。加
えて、リセット手段として電磁ソレノイドを採用した場
合には、例えば停電,ソレノイドの故障などで通電によ
るリセット操作が行えない場合には手動で鎖錠を解除で
きることが必要である。
【0005】さらに、セキュリティ面での安全性を高め
るには、専用の操作キー以外のもの,例えばドライバな
どを差込んだ場合でも操作カムがスイッチ動作位置に回
せないことが必要である。かかる点、先記提案の従来構
成では、操作キーの鎖錠機構が複雑で製品がコスト高と
なるほか、そのリセット手段として電磁ソレノイド,シ
リンダ錠の併用,およびオプション品としてのシリンダ
錠を後付けすることが困難である。さらに、従来の構成
のままでは、専用操作キーを使用せずにキー差込穴に例
えばドライバなどを差し込んでも操作カムをスイッチ動
作位置に回すことが可能であり、このためにスイッチが
誤動作するなどセキュリティの面で不安が残る。
【0006】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記要望に応えて操作キーの鎖錠機
構をシンプル化するとともに、鎖錠機構のリセット手段
として電磁ソレノイド,シリンダ錠のいずれでも簡単に
対応できるようにし、さらにセキュリティの面でもより
一層安全性を高めたキー操作式安全スイッチを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、スイッチケース内に、接点機構
と、外部からの操作キーの差込み,引抜き操作に応動し
て回動するキー係合爪付き操作カム、該操作カムの回動
に従動して前記接点機構を開閉する操作ロッドとからな
るスイッチ本体、および操作キーを差込位置にロックす
る鎖錠手段を組み込んだキー操作式安全スイッチにおい
て、 1)前記鎖錠手段が、操作ロッドの段付き溝部に側方か
ら係合して操作ロッドをその位置に鎖錠するスライド式
ロック板と、ロック板を鎖錠位置に向けて押圧する付勢
ばねと、ロック板に対向配備したリセットレバーと、リ
セットレバーに連結した鎖錠解除用のプランジャ付き電
磁ソレノイドとからなり、操作キーを差込んだスイッチ
動作状態ではロック板が操作ロッド,操作カムを介して
操作キーを差込位置に鎖錠し、鎖錠解除指令に基づく電
磁ソレノイドの操作によりリセットレバーを介してロッ
ク板を鎖錠解除位置に後退させるよう構成する。
【0008】2)前項1)において、スイッチケース内
に、操作キーを引抜いた状態では操作カムを待機位置に
鎖錠し、操作キーの差込みに応動して操作カムの鎖錠を
解除する第2の鎖錠手段を備えるものとし、この第2の
鎖錠手段を、先端をキー差込穴に臨ませて操作カムの側
方に配したスライド式のカムロック片と、該ロック片を
鎖錠位置に付勢するばねとで構成し、このロック片を操
作カムを挟んでその左右に2組配備する。
【0009】3)前項1)において、電磁ソレノイドの
プランジャ突出し側端面を覆ってスイッチケースにカバ
ーを設けるとともに、該カバーのプランジャ先端との対
向面域に外部から突き破り可能な薄肉部を形成する。 4)前項1)において、操作キーの鎖錠手段として、電
磁ソレノイドのプランジャをロック解除方向に駆動操作
するシリンダ錠付きリセット機構を追加装備するものと
し、ここでシリンダ錠付きリセット機構を独立したケー
ス内に組み込んで鍵操作式リセットユニットとなし、該
リセットユニットをオプション品としてスイッチケース
に装着する。
【0010】上記の構成において、スイッチ本体に操作
キーを差し込まない状態では、操作カムに併設したカム
ロック片が操作カムを待機位置に鎖錠している。したが
って、専用の操作キー以外のドライバなどをキー差込穴
に差し込んで操作キーを回そうとしても、同時にカムロ
ック片の鎖錠を解かない限りはスイッチが動作すること
はなく、これによりスイッチの誤動作,セキュリティ面
での安全性が向上する。
【0011】そして、スイッチ本体のキー差込穴に専用
の操作キー(カード式キー)を差し込むと、操作キーが
前記のカムロック片の鎖錠を解くと同時に操作カムも動
作位置に回動し、操作ロッドを介して接点が開閉動作す
るとともに、操作ロッドにロック板が係合してロッドを
この位置に鎖錠する。また、操作キーは差込み位置で操
作カムに形成した係合爪がキーに係合する。したがっ
て、一旦スイッチ本体に差し込んだ操作キーは自由に抜
き取ることができない。
【0012】一方、スイッチの動作状態で電磁ソレノイ
ドにロック解除指令の電気信号を与えるか、あるいはス
イッチに追加装備したリセットユニットのシリンダ錠を
回すと、プランジャがロック解除方向にストローク動作
し、これに従動するリセットレバーが前記ロック板を鎖
錠位置から後退させて操作ロッドの拘束を釈放する。こ
れにより、操作キーをスイッチ本体から抜き取ることが
できるようになる。そして、操作キーを抜くと操作カ
ム,操作ロッドが元の位置に戻って接点が復帰動作す
る。なお、電磁ソレノイドのみをリセット手段として使
っている状態で、停電,ソレノイドの故障などが生じて
電磁ソレノイドが作動しない緊急事態には、そのプラン
ジャの先端に対向するケースカバーの薄肉部を外部から
ドライバなど工具により突き破ってプランジャを押し込
むことにより、手動操作で操作ロッドの鎖錠を解いて操
作キーを引抜き、スイッチの接点を復帰動作させること
ができる。
【0013】また、シリンダ錠付きのリセット機構を組
み込んだ鍵操作式リセットユニットは独立部品であり、
このリセットユニットをオプション品として用意してお
くことにより、ユーザーの要望など、スイッチの用途に
応じてリセットユニットをスイッチに後付けして機能の
多様化が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。まず、図1(a),(b)において、ス
イッチケース1には、接点機構2、接点機構2に連接し
た操作ロッド3、カード式キーとしてなる操作キー4の
差込み,引抜きに応動して回動する操作カム5からなる
スイッチ本体と、さらに操作キー4に対する鎖錠機構と
して、操作ロック3の軸上に対向するスライド式のロッ
ク板6、該ロック板6を鎖錠方向に押圧する付勢ばね
7、ロック板6の他端に対向するリセットレバー8、お
よびリセットレバー8と連結したプランジャ9を備えた
リセット用の電磁ソレノイド10などの各部品が組み込
まれている。なお、11は配線用の端子台である。
【0015】ここで、前記の接点機構2は図示されてな
いが接点が閉じる方向にばね付勢されている。また、操
作カム5は支軸5aを介して箱形のキー差込ヘッド12
に組み込まれており、該ヘッド12の前面には操作キー
4の差込穴12aが開口している。さらに、図2で判る
ように操作カム5の周面上部には、操作キー4の先端が
当たる突起5bとキー係止爪5cが二股状に形成され、
さらに周面下部には操作ロッド3の先端と当接し合う突
起状のカム部5dが形成されている。
【0016】一方、鎖錠機構のロック板6は左右方向に
スライト可能に支持された短冊状の板であり、かつ板面
中央に操作ロッド3よりも径大な丸穴6a(図2参照)
が開口し、この丸穴6aの中を操作ロッド3が貫通して
いる。これに対して、操作ロッド3の軸上途中箇所に
は、前記ロック板6が入り込むように径大部3aの間に
縊れた段付き溝部3b(図2参照)が形成されている。
また、リセットレバー8はロック板6の先端に対向する
傾斜カム面7a(図2参照)が形成されており、電磁ソ
レノイド10のプランジャ9に連結されている。なお、
プランジャ9の先端はスイッチケース1から突き出して
おり、図示実施例ではプランジャ9の突き出し部分をカ
バー1aで覆っている。また、プランジャ9の軸上に対
向して電磁ソレノイド10によるプランジャ9のストロ
ーク動作を検知するマイクロスイッチ13を備えてい
る。
【0017】次に、前記構成のキー操作式安全スイッチ
の開閉動作,並びに操作キーのロック,リセット動作を
図2により説明する。まず、操作キー4を引き抜いた待
機状態では、図2(a)で表すように、操作カム5が操
作ロッド3を押し下げて接点2aをOFFにしている。
また、ロック板6は操作ロッド3の径大部3aの側面に
当接し、リセットレバー8は後退位置にある。この状態
で図2(b)のように操作キー4をキー差込ヘッド12
(図1参照)に差し込むと、操作キー4の先端が操作カ
ム5の突起5bを押して操作カム5を反時計方向に回動
させる。これにより、操作ロッド3はばね付勢によりカ
ム面に沿って矢印方向(上向き)に従動して接点2aが
ONに切り替わるとともに、操作ロッド3の上昇終端位
置ではロック板6が付勢ばね7に押されて操作ロッド3
の段付き溝部3bに側方から嵌まり込み、操作ロッド3
をこの位置から動かないように拘束する。また、同時に
操作カム5の係止爪5cが操作キー4の角穴4aの中に
回動して入り込む。したがって、この状態では操作キー
4が差込位置にロックされて自由に抜き取ることができ
なくなる。
【0018】一方、操作キー4のロックを解除して引き
抜く場合には、図1の電磁ソレノイド10をロック解除
指令の電気信号で通電で励磁駆動する。これにより、プ
ランジャ9が電磁ソレノイド10の吸引動作で上方にス
トローク動作するとともに、このプランジャ9に連結し
たリセットレバー8が図2(c)で表すように下降移動
し、傾斜カム面8aに沿ってロック板6を付勢ばね7に
抗して右方に押す。この結果、ロック板6は操作ロッド
3の段付き溝部3bから抜け出してロッドの拘束を解く
とともに、同時に操作キー4のロックも解除されるて自
由に引き抜くことができる状態になる。そして、操作キ
ー4を引き抜くと、その引抜き過程で操作カム5は係止
爪5cを介して時計方向に回動し、再び図2(a)の状
態に復帰して接点2aをOFFにする。また、復帰後に
電磁ソレノイド10を消磁すれば、プランジャ9ととも
にリセットレバー8も待機位置に戻る。なお、図1の実
施例ではリセットレバー8に接点駆動アーム8bを設け
ておき、ロック解除の動作で同時に前記アーム8bを介
して操作ロッド3を下方に押し下げ、操作キー4を引き
抜く前に接点2aを強制的にOFFさせるようにしてい
る。
【0019】次に、前記構成のスイッチに鍵操作式リセ
ットユニットを組合わせた実施例を図3,図4に示す。
図3において、13は図1におけるカバー1aを取り外
してケース1にねじ止めして取付けた鍵操作式リセット
ユニットであり、該リセットユニット13は、ユニット
ケース14の中にシリンダ錠15,およびシリンダ錠1
5の後部に連結したレバー16が組み込まれており、こ
の取付け位置でケース1からユニットケース14の中に
突き出しているプランジャ9の先端がレバー16に当接
している。なお、17はシリンダ錠15を回す専用の鍵
である。
【0020】かかる構成で、シリンダ錠15を差し込ま
ない状態では、操作カム16は図4(a)のように横向
き姿勢でプランジャ9の先端に当接している。この状態
からシリンダ錠15に鍵17を差し込んで回すと、図4
(b)のようにレバー16が回動してプランジャ9を下
方に押し下げる。したがって、図2(b)で述べた操作
キー4のロック状態で、リセットユニット13のシリン
ダ錠15に鍵17を差し込んで回すと、電磁ソレノイド
10のリセット動作と同様にプランジャ9がストローク
動作し、リセットレバー8がロック板6をロック解除位
置に後退させて操作ロッド3の拘束を解く。つまり、図
2(c)の状態になる。
【0021】上記の説明から判るように、前記した鍵操
作式リセットユニット13をオプション品として用意し
ておき、キー操作式安全スイッチの用途,現場での使用
状況に応じてリセットユニット13をスイッチケース1
に外付けして組合わせれば、電磁ソレノイド10,ある
いはリセットユニット13のいずれからでも、スイッチ
に差し込んだ操作キー4のロック解除を行うことができ
る。しかも、そのリセット操作には当初よりスイッチに
組み込まれている電磁ソレノイド10のプランジャ9を
そのまま利用するので、リセットユニット13に組み込
んだシリンダ錠付きリセット機構は簡単な構造で対応で
きる。
【0022】次に、本発明の請求項2〜4に対応した応
用実施例の構成を図5により説明する。すなわち、図5
においては、操作カム5を組み込んだスイッチケースの
キー差込ヘッド12に対し、専用の操作キーを差し込ま
ない状態で操作カム5を待機位置に鎖錠する第2の鎖錠
手段として、操作カム5を中央に挟んでその左右両側に
はキー差込穴12aに先端を臨ませたスライド式のカム
ロック片18、およびカムロック片18を鎖錠位置に付
勢する付勢ばね19が追加装備されている。このカムロ
ック片18は、その下端から操作カム5の前面に突出し
た凸部18aを有し、上端部にはキー差込穴12aに向
けて斜めカットされたテーパー部18bが形成されてい
る。
【0023】かかる構成で、専用の操作キーを差し込ま
ない状態では、付勢ばね19で押上げられたカムロック
片18の凸部18aが操作カム5の下部前面に当接して
操作カム5を待機位置に鎖錠している。したがって、仮
にドライバなどをキー差込穴12aに挿入して操作カム
5を押し回そうとしても、その左右両側に配したカムロ
ック片18の鎖錠を同時釈放しない限りは、操作カム5
を反時計方向に回してスイッチ接点機構を動作させるこ
とができない。これにより高いセキュリティ機能が確保
できるとともに、スイッチの誤動作も防げる。
【0024】一方、図1で述べた正規の専用操作キー
(カード式キー)4をキー差込穴12aに差し込むと、
操作キー4の先端に押されてカムロック片18が押し下
げられ、凸部18aが操作カム5から外れて鎖錠を解除
する。続いて操作キー4をさらに押し込むと、図1で述
べたように操作カム5が回動して接点機構2が動作す
る。なお、リセット後に操作キー5をキー差込ヘッド1
2から引抜くと、カムロック片18がばね19の付勢を
受けて鎖錠位置に復帰する。
【0025】次に、図1のようにリセット手段としてプ
ランジャ付き電磁ソレノイド10のみを装備してい使用
状態で、停電など非常時でも手動リセットを可能にした
本発明の請求項5に対応する応用実施例を図6に示す。
この実施例では、プランジャ9の突出し側端面を覆うよ
うにスイッチケース1に取付けた樹脂成形品で作られた
カバー1aに対して、プランジャ先端部の案内軸受とな
る筒状部1bの頂面に肉厚を薄くして外部から簡単に突
き破れるようにした薄肉部1cが形成されている。
【0026】かかる構成において、停電,電磁ソレノイ
ド10の故障などにより、リセット信号を与えても操作
ロッド3の鎖錠解除が行えない非常時には、ドライバな
どの工具20を使って前記した薄肉部1cを外部から突
き破った上で、プランジャ9の先端を押し込むと、電磁
ソレノイド10の通電動作と同様にリセットレバー8を
介してロック板6(図1参照)を待機位置に後退させて
操作ロッド3を釈放して操作キーの引抜きが可能とな
る。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、簡易な鎖錠機構でスイッチに差し込んだ専用操作キ
ー,およびスイッチ接点機構の鎖錠,および鎖錠解除を
行うことができる。しかも、鎖錠解除のリセット操作は
スイッチ内に組み込んだ電磁ソレノイドで行えるほか、
オプション品として用意したシリンダ錠を採用した鍵操
作式リセットユニットをスイッチケースに外付けするこ
とで、電磁ソレノイド,鍵操作式リセットユニットのい
ずれからでも操作キーのロック解除を行うことができ、
それだけユーザーの使い勝手が向上する。
【0028】また、ケース本体に組み込んだ操作カムに
対して、常時は操作カムを待機位置に鎖錠し、専用の操
作キーを差し込んだ際にその鎖錠を解除して操作カムが
回動できるようにする第2の鎖錠手段を備えることによ
り、専用の操作キー以外のもの使ってスイッチを動作さ
せることができず、これによりスイッチの誤動作防止と
ともに安全システムとしてのセキュリティ機能が向上す
る。
【0029】さらに、リセット手段が電磁ソレノイドの
みである使用状態で、停電,ソレノイドの故障などが生
じた緊急事態でも、電磁ソレノイドのプランジャ先端に
対向するケースカバーの薄肉部を突き破ってプランジャ
を押し込むことで手動での鎖錠解除が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成図であり(a)はキー操作
式安全スイッチの構成断面図、(b)は(a)の矢視A
−A断面図
【図2】図1の構成によりスイッチの動作説明図であ
り、(a)は待機状態を表す図、(b)は操作キーを差
し込んだロック状態を表す図、(c)はロック解除状態
を表す図
【図3】図1のスイッチに鍵操作式リセットユニットを
組合わせた状態の構成断面図
【図4】図4におけるリセットユニットの動作説明図で
あり、(a)は待機状態を表す図、(b)はリセット動
作状態を表す図
【図5】ケース本体に操作カムの鎖錠手段を組み込んだ
本発明の応用実施例の要部構成図で、(a)はキー差込
ヘッド部の縦断側面図、(b)は縦断正面図
【図6】緊急時の手動リセットを可能にした本発明の応
用実施例を示す要部の構成断面図
【符号の説明】
1 スイッチケース 1a カバー 1c 薄肉部 2 接点機構 3 操作ロッド 3b 段付き溝部 4 操作キー 5 操作カム 6 ロック板 7 付勢ばね 8 リセットレバー 9 プランジャ 10 電磁ソレノイド 13 鍵操作式リセットユニット 14 ユニットケース 15 シリンダ錠 16 レバー 17 鍵 18 カムロック片 19 付勢ばね

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチケース内に、接点機構と、外部か
    らの操作キーの差込み,引抜き操作に応動して回動する
    キー係合爪付き操作カム、該操作カムの回動に従動して
    前記接点機構を開閉する操作ロッドとからなるスイッチ
    本体、および操作キーを差込位置にロックする鎖錠手段
    を組み込んだキー操作式安全スイッチにおいて、前記鎖
    錠手段が、操作ロッドの段付き溝部に側方から係合して
    操作ロッドをその位置に鎖錠するスライド式ロック板
    と、ロック板を鎖錠位置に向けて押圧する付勢ばねと、
    ロック板に対向配備したリセットレバーと、リセットレ
    バーに連結した鎖錠解除用のプランジャ付き電磁ソレノ
    イドとからなり、操作キーを差込んだスイッチ動作状態
    ではロック板が操作ロッド,操作カムを介して操作キー
    を差込位置に鎖錠し、鎖錠解除指令に基づく電磁ソレノ
    イドの操作によりリセットレバーを介してロック板を鎖
    錠解除位置に後退させるようにしたことを特徴とするキ
    ー操作式安全スイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のキー操作式安全スイッチに
    おいて、スイッチケース内に、操作キーを引抜いた状態
    では操作カムを待機位置に鎖錠し、操作キーの差込みに
    応動して操作カムの鎖錠を解除する第2の鎖錠手段を備
    えたことを特徴とするキー操作式安全スイッチ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のキー操作式安全スイッチに
    おいて、第2の鎖錠手段が、先端をキー差込穴に臨ませ
    て操作カムの側方に配したスライド式のカムロック片
    と、該ロック片を鎖錠位置に付勢するばねとからなるこ
    とを特徴とするキー操作式安全スイッチ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のキー操作式安全スイッチに
    おいて、操作カムを挟んでその左右に2組のカムロック
    片を配備したことを特徴とするキー操作式安全スイッ
    チ。
  5. 【請求項5】請求項1記載のキー操作式安全スイッチに
    おいて、電磁ソレノイドのプランジャ突出し側端面を覆
    ってスイッチケースにカバーを設けるとともに、該カバ
    ーのプランジャ先端との対向面域に外部から突き破り可
    能な薄肉部を形成したことを特徴とするキー操作式安全
    スイッチ。
  6. 【請求項6】請求項1記載のキー操作式安全スイッチに
    おいて、操作キーの鎖錠手段として、電磁ソレノイドの
    プランジャをロック解除方向に駆動操作するシリンダ錠
    付きリセット機構を追加装備したことを特徴とするキー
    操作式安全スイッチ。
  7. 【請求項7】請求項6記載のキー操作式安全スイッチに
    おいて、シリンダ錠付きリセット機構を独立したケース
    内に組み込んで鍵操作式リセットユニットとなし、該リ
    セットユニットをオプション品としてスイッチケースに
    装着したことを特徴とするキー操作式安全スイッチ。
JP6396796A 1995-10-13 1996-03-21 キー操作式安全スイッチ Pending JPH09167546A (ja)

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JP6396796A JPH09167546A (ja) 1995-10-13 1996-03-21 キー操作式安全スイッチ

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JP7-264568 1995-10-13
JP26456895 1995-10-13
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JP (1) JPH09167546A (ja)

Cited By (3)

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JP2008509508A (ja) * 2004-08-07 2008-03-27 オイフナー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト 保護機構の状態を監視するための装置

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