JPH09167400A - テープの速度制御方法及びこの制御方法を備えたテープユニット - Google Patents

テープの速度制御方法及びこの制御方法を備えたテープユニット

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JPH09167400A
JPH09167400A JP7328664A JP32866495A JPH09167400A JP H09167400 A JPH09167400 A JP H09167400A JP 7328664 A JP7328664 A JP 7328664A JP 32866495 A JP32866495 A JP 32866495A JP H09167400 A JPH09167400 A JP H09167400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような長さのテープでも高速走行時の停
止動作を安全かつ円滑に行うテープの速度制御方法及び
この制御方法を有するテープユニットを提供する。 【解決手段】 同一時点における供給リールと巻取リー
ルとの磁気テープの各巻回半径の比の変化率を検出し、
この変化率が所定値を超えた時、短い磁気テープである
と判断し、すぐに停止可能な走行速度に減速するように
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻回したテープの
速度制御方法及びこの制御方法を備えたテープユニット
に関するものであり、特にビデオテープレコーダ(以
下、VTRという)、カセットデッキ等に使用する一対
のリールに巻回したテープの速度制御方法及びこの制御
方法を備えたテープユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】VTR等に使用する磁気テープは、両端
が夫々供給リールと巻取リールとに接合され、中間部が
磁化面となっている。磁化面は、供給リールと巻取リー
ルとの中間に設置された磁気ヘッドと接し、磁気ヘッド
が、磁気テープに記録されている情報を読み取り、所定
の電気回路へ転送する。
【0003】供給リールのリールハブ又は巻取リールの
リールハブが、キャプスタンモータに駆動されることに
より、供給リールと巻取リールとは同一方向に回転す
る。従って、磁気テープは、磁気ヘッドと接しながら走
行する。供給リールから巻取リールに巻取られる動作を
送り動作(F)といい、巻取リール側から供給リール側
へ巻き戻される動作をリバース(REV)という。
【0004】再生または録画時のように磁気テープを通
常の速度で走行させる他に、磁気テープ上の利用者が希
望する記録位置を早く磁気へッドの位置へ移動させるた
めに磁気テープを高速走行させる早送り(FF)、巻き
戻し(REW)の機能がある。
【0005】最近のVTRでは、利用者の待ち時間を短
縮するために、早送り(FF)及び巻き戻し(REW)
の際に、マイクロコンピュータ(以下、マイコンとい
う)でキャプスタンモータの回転速度を制御して磁気テ
ープを高速で走行させている。
【0006】磁気テープを高速走行させた場合には、停
止させる方法を考慮しなければならない。例えば、巻き
戻しの場合には、磁気テープの終端まで巻き戻すので、
終端近くでの減速開始が遅いと、磁気テープの終端が磁
気ヘッドを通り越してしまい、リーダーテープが出てく
ることがある。最悪の場合には、リーダーテープが全部
巻き戻された後もなおリールが回転し続け、その結果、
磁気テープとリーダーテープとの接着部や、リーダーテ
ープとリールハブとの接合部が切断または破断してしま
う。
【0007】そこで、昨今では、高速走行する磁気テー
プを停止させる方法として、磁気テープが巻回された供
給リールと巻取リールとの径の比をチェックすることに
より、各リールの磁気テープ量を判断する方法がある。
即ち、供給リールと巻取リールの径が同じになるまで磁
気テープを高速走行させ、それ以降は、すぐに停止でき
る速度に減速させることにより、磁気テープの破損を防
止する手法が周知である。
【0008】また、短い磁気テープの早送り又は巻戻し
時の走行速度を制御する手法として、磁気テープを装填
した後に、早送りまたは巻き戻しを開始する時には、磁
気テープにピンチローラを圧着して磁気テープの面積を
測定する。そして、測定結果に基づき磁気テープの長さ
を判定し、この長さにより磁気テープの走行速度を制御
する手法が周知となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、供給リ
ールの径と巻取リールの径との比をチェックして磁気テ
ープの速度を制御する方法では、例えば、ビデオホーム
システム(以下、VHSという)のコンパクトカセット
テープ(以下、Cカセットという)や、カットされた特
殊な磁気テープのように極端に短い磁気テープを高速走
行させると、供給リールと巻取リールとの径の比のチエ
ックによる減速タイミングが遅れてしまい、テープを破
損してしまうという問題点がある。
【0010】また、ピンチローラを圧着させ磁気テープ
の速度を制御する方法では、磁気テープの長さに関する
情報がない場合、磁気テープをセットしてFF/REW
を行なおうとすると、磁気テープの長さを測定するため
に、ピンチローラを磁気テープに圧着させてから高速走
行を行なう。このため、ピンチローラを磁気テープに圧
着させる動作が必要になり、FF/REW起動時のロス
タイム及び操作上違和感が存在するという問題がある。
【0011】さらに、磁気テープの面積の算定、測定結
果を記憶するテーブル、磁気テープの残量の計算等で、
マイコンが負担する計算時間やリード・オンリー・メモ
リ(以下、ROMという)の容量を大きくとる必要があ
り制御方法自体に根本的な問題点がある。
【0012】従って、本発明は、どのような長さのテー
プでも、減速タイミングを遅らせることなく、テープの
走行速度を適切に制御し、テープの破損を防止すること
ができるテープの速度制御方法とそのテープユニットに
解決しなければならない課題を有している。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るテープの速度制御方法は、一対のテー
プリールと、該テープリールに巻回したテープとからな
り、前記一方のテープリールを回転駆動させた時に、前
記巻回するテープに追随して回転する前記他方のテープ
リールの回転数から巻回半径を算出して、この巻回半径
に基づいて前記回転駆動を制御するようにしたことであ
る。
【0014】また、前記回転数が所定回転数以上になっ
たとき、及びまたは、前記巻回半径の所定時間内におけ
る変化量が所定値以上になったとき、前記回転駆動を減
速したことである。
【0015】更に、本発明に係るテープユニットは、一
対のテープリールと、該テープリールに巻回したテープ
と、前記テープリールを回転駆動させる回転駆動手段
と、テープリールの回転数を検出する検出手段と、前記
テープリールの回転数から回転速度を算出し、該回転速
度に基づいて前記回転駆動手段を制御する制御手段とか
らなるテープユニットであり、制御手段は、一方のテー
プリールを回転駆動させた時に、巻回するテープに追随
して回転する他方のテープリールの回転数から回転速度
を算出し、該回転速度に基づいて回転駆動を制御するよ
うにしたことである。
【0016】そして、制御手段は、他方のテープリール
の回転数が所定回転数以上になった時、及び又は、巻回
半径の所定時間内における変化量が所定値以上になった
時、回転駆動手段によりテープリールを減速するように
したことである。
【0017】上記の構成、即ち、一方のテープリールの
回転駆動に追随して巻回するテープによる他方のテープ
リールの回転数に基づいて、テープリールの回転駆動を
制御するようにしたことにより、例えリールに巻回され
ているテープが短くてもリールの回転によりテープの残
量を迅速に検出でき、短いテープであっても早く減速制
御をすることができるようになり、テープの破損を防止
できる。
【0018】また、テープに追随して回転するテープリ
ールの回転速度が所定速度以上になった時、及び又は、
回転速度の所定時間内における変化量が所定値以上にな
った時、回転駆動を減速することにより、高速で回転駆
動を開始しても、テープの終端の検出が迅速且つ確実に
行えるので、テープの破損を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるテープの速
度制御方法及びこの制御方法を備えたテープユニットに
ついて、図を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明に係るテープの速度制御方
法を備えたテープユニットであるVTR本体1にテープ
カセット2を挿入する状態を示したものである。VTR
本体1には、一対のリール台3、4と、キャプスタン8
と、キャプスタンモータ10と、マイコン11とが設け
られている。
【0021】一対のリール台3、4及びキャプスタン8
は、録音、再生、早送り(FF)、巻戻し(REW)等
に応じて、キャプスタン10の駆動により回転する構造
になっている。例えば、録音、再生であれば、キャプス
タン8を回転させ、且つリール台3又は4を回転制御す
る。早送り(FF)であれば、リール台4を高速回転さ
せるように制御し、巻戻し(REW)であれば、リール
台3を高速回転させるように制御する。また、キャプス
タンモータ10はマイコン11の出力により速度制御さ
れるようになっている。
【0022】さらに、一対のリール台3、4の夫々の回
転数を表す回転信号をマイコン11へ送信するリールセ
ンサ12、13と、キャプスタンモータ10の回転速度
を表す回転信号をマイコン11へ送信するFG(Frequen
cy Generator)センサ14とを設けた構造となってい
る。
【0023】一方、テープカセット2には、供給リール
5と巻取リール6の各リールハブ5a、6aの表面には
磁気テープ7の両端が夫々リーダーテープを介して外れ
ないように装着されている。
【0024】このような構造をしたVTR本体1にテー
プカセット2を挿着すると、一対のリール台3、4のリ
ール係合突部3a、4aが、夫々テープカセット2内に
配設された一対の供給リール5と巻取リール6の夫々の
リールハブ5a、6aの取り付け穴に嵌合し、テープカ
セット2がVTR本体1に装着される。
【0025】磁気テープ7を早送り又は巻き戻すと、リ
ールセンサ12、13は、リール台3、4の回転数を計
数し、供給リール5と巻取リール6の回転数をマイコン
11へ送る。マイコン11は、回転駆動しているリール
の回転数と、テープに追随して回転するテープリールの
回転数とを検出する。そして、検出された各リール5、
6の回転数に基づいて、回転速度及び巻回されている磁
気テープ7の量を表す巻回半径rs、rtを算出する。こ
の点については詳細に後述する。
【0026】FGセンサ14はキャプスタンモータ10
の回転速度を検出するセンサであり、検知した信号をマ
イコン11へ送る。これにより、マイコン11はその時
点における回転駆動されているテープリールに巻回され
る磁気テープ7の回転速度を知ることができ、後述する
ように、リール5、6の回転数を検出する基準となる。
【0027】次に、VTR本体1によるカセットテープ
2の巻き取り速度の制御方法を説明する。図3は、磁気
テープ7の巻き取り状態を示す。磁気テープ7の両端
は、供給リールハブ5aと巻取リールハブ6aとに固定
されている。磁気テープ7の長さは一定であるため、一
方のリールハブに巻かれた磁気テープ量が多ければ、他
方のリールハブに巻かれた磁気テープ量は少なくなる。
【0028】図3(A)は、磁気テープ7の巻取り開始
前の状態を示す。この時、供給リールハブ5aに巻回さ
れた磁気テープ7の量は最大であり、供給側の巻回半径
s、即ち、供給リールハブ5aの中心から磁気テープ
7を含む外周までの距離は最大である。一方、巻取リー
ルハブ6aには磁気テープ7は巻かれておらず、巻取側
の巻回半径rtは、巻取リールハブ6aの巻回半径と等
しく、最小となる。巻取り開始前の状態をトップ状態と
する。
【0029】図3(B)は、磁気テープ7が、供給リー
ルハブ5aと巻取リールハブ6aとにそれぞれ同じ量だ
け巻かれた状態を示す。巻回半径rsと巻回半径rt
は等しくなり、巻回半径の比、rs/rtは、ほぼ”1”
となる。これをミドル状態とする。
【0030】図3(C)は、磁気テープ7の巻取り終了
時の状態を示す。この時、供給リールハブ5aには磁気
テープ7は巻かれておらず、巻回半径rsは最小とな
り、巻取リールハブ6aに巻回された磁気テープ7の量
は最大であり、巻回半径rtは最大となる。この状態を
エンド状態とする。
【0031】図4は、磁気テープ7の位置と巻回半径の
比、rs/rtとの関係を示すグラフである。巻回半径の
比、rs/rtは、トップ状態からミドル状態までは”
1”より大きく、ミドル状態では”1”となり、ミドル
状態からエンド状態までは”1”より小さい。また、図
5は、磁気テープ7の位置と巻回半径の比、rs/rt
絶対値との関係を示すグラフである。
【0032】図4及び図5において、曲線NTは、磁気
テープ7が通常の長さの場合のテープの位置と巻回半径
の比、rs/rtとの関係を示す。一方、曲線STは、通
常の磁気テープより短い磁気テープ、例えば、VHSの
Cカセットに使用される磁気テープの場合のより短い場
合のテープの位置と巻回半径の比、rs/rtとの関係を
示す。この曲線STは、曲線NTに比較してrs/rt
1(ミドル状態)を中心にしてトップ及びエンド状態に
よる変化率を算出して検出すれば、例え巻回されている
テープが短くともエンド及びトップ状態からの減速制御
が可能になる。
【0033】又、磁気テープ7の巻き始めと巻終わり時
における曲線STは曲線NTよりも急激に変化する状態
は、巻回されている磁気テープが短いほど大きくなる。
【0034】従って、供給リール5側の巻回半径rs
巻取リール6側の巻回半径rtと比率を周回毎に検知
し、この比率の変化率に基づいて磁気テープの長さを判
定する。そして、この判定結果から磁気テープの長さに
応じた減速制御を行う。
【0035】即ち、例えば、磁気テープを高速走行させ
た場合、供給リール5の回転数と巻取リール6の回転数
とに基づいて巻回半径の比、rs/rtを算定し、巻回半
径の比、rs/rtが”1”となるまで高速走行させ、そ
れ以後は、すぐ停止させることができる速度まで減速す
る。
【0036】又、周回毎に巻回半径の比、rs/rtを記
憶し、所定時間における巻回半径の比、rs/rtの変化
率が予め設定したしきい値を超えたら短い磁気テープと
判定し、早めのタイミングで減速してもよい。
【0037】次に、上記構成から成るVTR本体1にカ
セットテープ2を装着して、テープの巻回量による回転
制御を行なう手法について図2のフローチャートを参照
にして説明する。図2は、マイコン11により、テープ
を早送り(FF)する場合の制御を説明するフローチャ
ートである。
【0038】VTR本体1にカセットテープ2をセット
し、図示しないFFボタンを押すと、リール台4のみが
高速回転し、装着されているテープカセット2の巻取リ
ール6が回転する。巻取リール6が回転して磁気テープ
7が巻取られることによって、磁気テープ7に追随して
供給リール5が回転する。即ち、巻取リール6の回転駆
動による高速走行が開始する(ステップST1)。
【0039】高速回転が開始すると、リールセンサ1
2、13で検出したリール台3、4の回転情報に基づ
き、供給リール5の磁気テープ巻回半径rsと巻取リー
ル6の磁気テープ巻回半径rtとの比を計算して記憶す
る(ステップST2)。
【0040】ここで、供給リール5及び巻取リール6に
巻回されているテープの巻量に応じて変化する巻回半径
s、rtとリール5、6の回転速度との関係は、巻回半
径r s、rtが小さくなるとリール5、6の回転速度は早
くなる。即ち、実施例においては、早送り(FF)であ
るから、巻取リール6の回転速度はキャプスタンモータ
10により制御される。しかし、供給リール5は巻取リ
ール6の回転につられて回転するからテープの巻回量が
少なくなると、リール6の回転速度は早くなる。
【0041】従って、巻回半径rs、rtが小さいと、テ
ープにつられて回転するリール5、6の回転数が多くな
るので、リール5、6のリールセンサ12、13による
回転数からテープの巻回半径rs、rtの比、即ち、テー
プの巻回量の比を算出することができる。
【0042】次に、巻回半径の比、rs/rtが”1”以
上であるか、即ち、トップからミドルの間の状態にある
か判断する(ステップST3)。巻回半径の比、rs
tが”1”以上であれば、ステップST4に進み、巻
回半径の比、rs/rtが”1”未満である場合には、ミ
ドルからエンドの間にあると判断し、すぐに停止可能な
速度に減速する(ステップST8)。
【0043】所定時間における巻回半径の比、rs/rt
比の変化率Δ(rs/rt)の絶対値と所定のしきい値a
とを比較する(ステップST4)。しきい値aを超えた
場合には、磁気テープは短いと判断し、ただちに停止可
能な速度に減速する(ステップST8)。
【0044】変化率Δ(rs/rt)の絶対値がしきい値
aを超えない場合は通常の長さの磁気テープと判断し
(ステップST6)、巻回半径の比、rsとrtが”1”
になったかどうか、即ちミドル状態になったかを調べ
(ステップST7)、まだミドル状態になっていなけれ
ばそのまま高速回転を続ける。
【0045】磁気テープを巻き戻す(REW)場合に
は、ステップST3における判定を”1”以下であるか
否かを基準にすることにより、テープの走行速度を制御
することができる。
【0046】巻回半径の比、rsとrtがほぼ等しくなっ
たら、即ち、巻回半径rsとrtとの比が”1”になった
ら、磁気テープの走行速度をすぐ停止可能な速度に減速
する(ステップST8)。そして、上記いずれの場合
も、キャプスタンモータ10を停止させ、磁気テープ7
を停止させる(ステップST9)。
【0047】従って、どのような長さの磁気テープでも
破損させることなどなく、高速走行させ、停止させるこ
とができる。また、ピンチローラで磁気テープを圧着す
る必要がないので、操作上の違和感がなくなる。
【0048】さらに、テープの面積を測定してテープの
長さを算出する必要がないので、マイコンの負荷が軽減
することができると共に、記憶容量を小さくすることが
できる。
【0049】以上、実施例においてVTRについて説明
したが、本発明は、磁気テープに限られず、テープを媒
体とする機器、例えば、カセットデッキ、DAT(Digit
ai Audio Taperecoder)デッキ、DCCデッキ等にも適
用することができる。また、ストリーマーテープ、ベー
ター方式の磁気テープ等にも適用することができること
は勿論のことである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るテー
プの速度制御方法とそのテープユニットは、一方のテー
プリールを回転駆動させた時に、巻回するテープに追随
した他方のテープリールの回転数から巻回半径を算出し
て速度の制御を行うようにしたことにより、テープの巻
回されている面積を計算するメモリの容量を削減するこ
とができ、コストを抑制することができると云う効果が
ある。
【0051】又、FF/REW動作において、巻回する
テープに追随したテープリールの回転数から巻回状態を
検出するようにしたことにより、テープリールが回転す
ればテープの巻回状態を算出することができ、例え短い
テープであっても減速制御が正確に行え、円滑に巻取る
ことができると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープユニットの略示的な構成図
である。
【図2】本発明に係るテープの速度制御方法を示すフロ
ーチャートである。
【図3】テープ位置に応じて供給側と巻取側のテープ量
が変化する状態を示した説明図である。
【図4】供給側のテープ量と巻取側のテープ量との比率
変化を示すグラフである。
【図5】供給側のテープ量と巻取側のテープ量との比率
の絶対値の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 VTR本体 2 テープカセット 3、4 リール台 5 供給リール 5a 供給リールハブ 6 巻取リール 6a 巻取リールハブ 7 磁気テープ 8 キャプスタン 10 キャプスタンモータ 11 マイコン 12、13 リールセンサ 14 FGセンサ rs 供給リール側の巻回半径 rt 巻取リール側の巻回半径

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のテープリールと、該テープリール
    に巻回したテープとからなり、前記一方のテープリール
    を回転駆動させた時に、前記巻回するテープに追随して
    回転する前記他方のテープリールの回転数から巻回半径
    を算出し、該巻回半径に基づいて前記回転駆動を制御す
    るようにしたことを特徴とするテープの速度制御方法。
  2. 【請求項2】 前記他方のテープリールの回転数が所定
    回転数以上になった時、及び又は、前記巻回半径の所定
    時間内における変化量が所定値以上になった時、前記回
    転駆動を減速するようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載のテープの速度制御方法。
  3. 【請求項3】 一対のテープリールと、該テープリール
    に巻回したテープと、前記テープリールを回転駆動させ
    る回転駆動手段と、前記テープリールの回転数を検出す
    る検出手段と、前記テープリールの回転数から巻回半径
    を算出し、該巻回半径に基づいて前記回転駆動手段を制
    御する制御手段とからなるテープユニットであり、前記
    制御手段は、前記一方のテープリールを回転駆動させた
    時に、前記巻回するテープに追随して回転する前記他方
    のテープリールの回転数から巻回半径を算出し、該巻回
    半径に基づいて前記回転駆動を制御するようにしたこと
    を特徴とするテープユニット。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記他方のテープリー
    ルの回転数が所定回転数以上になった時、及び又は、前
    記巻回半径の所定時間内における変化量が所定値以上に
    なった時、前記回転駆動手段により前記テープリールを
    減速するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の
    テープユニット。
JP32866495A 1995-12-18 1995-12-18 テープの速度制御方法及びテープユニット Expired - Fee Related JP3551217B2 (ja)

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