JPH09163746A - 電源回路 - Google Patents
電源回路Info
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- JPH09163746A JPH09163746A JP7317731A JP31773195A JPH09163746A JP H09163746 A JPH09163746 A JP H09163746A JP 7317731 A JP7317731 A JP 7317731A JP 31773195 A JP31773195 A JP 31773195A JP H09163746 A JPH09163746 A JP H09163746A
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- Japan
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- circuit
- power supply
- voltage
- active filter
- acf
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/40—Arrangements for reducing harmonics
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- Rectifiers (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 交流電源に対する力率の改善および高調波電
流抑制。AC/DC変換を高効率および低ノイズとす
る。 【解決手段】 ブリッジ整流回路D1;アクティブフィ
ルタ回路ACF;およびDC/DCコンバータDCC;
を有する電源回路において、倍電圧整流回路DRE;倍
電圧整流回路DREとブリッジ整流回路D1を切り替え
るスイッチ回路(SWe,SWD);および、アクティ
ブフィルタ回路ACFを作動/不作動とする手段(S1
/SEC);を備え、低負荷のときには、回路ACFを
不作動とし倍電圧整流回路DREの倍電圧をDCCに出
力し、高負荷のときは、回路ACFを作動して回路D1
の電圧を昇圧してDCCに出力。
流抑制。AC/DC変換を高効率および低ノイズとす
る。 【解決手段】 ブリッジ整流回路D1;アクティブフィ
ルタ回路ACF;およびDC/DCコンバータDCC;
を有する電源回路において、倍電圧整流回路DRE;倍
電圧整流回路DREとブリッジ整流回路D1を切り替え
るスイッチ回路(SWe,SWD);および、アクティ
ブフィルタ回路ACFを作動/不作動とする手段(S1
/SEC);を備え、低負荷のときには、回路ACFを
不作動とし倍電圧整流回路DREの倍電圧をDCCに出
力し、高負荷のときは、回路ACFを作動して回路D1
の電圧を昇圧してDCCに出力。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブフィル
タ回路およびDC/DCコンバ−タを用いる電源回路に
関する。この電源回路は例えば複写機,レーザプリン
タ,ファクシミリのようなOA機器等に使用される。
タ回路およびDC/DCコンバ−タを用いる電源回路に
関する。この電源回路は例えば複写機,レーザプリン
タ,ファクシミリのようなOA機器等に使用される。
【0002】
【従来の技術】この種の電源回路のDC/DCコンバ−
タは、小型軽量,低コスト,高効率で優れた定電圧特性
を有する。ところで、OA機器の発達はめざましく多機
能化、高速化に伴って直流電源の出力容量の増加が著し
い。しかしながら、DC/DCコンバータに交流電源か
らの入力を整流平滑してDC電力を供給する整流平滑回
路として、一般的にコンデンサ入力型の平滑回路を用い
るため、入力電流波形がパルス状に歪み、高調波電流成
分が著しくなる。この高調波は商用電源ラインインピー
ダンスにより電源電圧歪みに変換され、これに接続され
る機器や配電設備に異音や焼損等の障害を発生させる。
そのため国際電気標準会議(IEC)での規格化が予定
されており、高調波電流を多く発生するスイッチング電
源の大きな課題となっている。高調波電流成分を低下さ
せる方法としてアクティブフィルタ回路を用いた電源回
路が提案されている。
タは、小型軽量,低コスト,高効率で優れた定電圧特性
を有する。ところで、OA機器の発達はめざましく多機
能化、高速化に伴って直流電源の出力容量の増加が著し
い。しかしながら、DC/DCコンバータに交流電源か
らの入力を整流平滑してDC電力を供給する整流平滑回
路として、一般的にコンデンサ入力型の平滑回路を用い
るため、入力電流波形がパルス状に歪み、高調波電流成
分が著しくなる。この高調波は商用電源ラインインピー
ダンスにより電源電圧歪みに変換され、これに接続され
る機器や配電設備に異音や焼損等の障害を発生させる。
そのため国際電気標準会議(IEC)での規格化が予定
されており、高調波電流を多く発生するスイッチング電
源の大きな課題となっている。高調波電流成分を低下さ
せる方法としてアクティブフィルタ回路を用いた電源回
路が提案されている。
【0003】図3に、アクティブフィルタ回路を搭載し
た従来の一般的な電源回路を示す。この電源回路は、A
C(交流)入力を整流するブリッジ整流回路D1の後
に、チョークコイルLとスイッチング素子FET1とダ
イオードD2と平滑コンデンサC1によって構成された
ステップアップコンバータ方式のアクティブフィルタ回
路ACFと、DC/DCコンバ−タDCCを接続したも
のである。コンバ−タDCCは、トランスTと、その一
次巻線にアクティブフィルタ回路ACFの直流出力をチ
ョッピングして供給するためのスイッチング素子FET
2と、このFET2をパルス状に繰返してON(導通)
/OFF(非導通)とする駆動回路2と、トランスTの
2次側の出力を整流するダイオードD3と、2次側の出
力を平滑する平滑コンデンサC3等、によって構成され
る。
た従来の一般的な電源回路を示す。この電源回路は、A
C(交流)入力を整流するブリッジ整流回路D1の後
に、チョークコイルLとスイッチング素子FET1とダ
イオードD2と平滑コンデンサC1によって構成された
ステップアップコンバータ方式のアクティブフィルタ回
路ACFと、DC/DCコンバ−タDCCを接続したも
のである。コンバ−タDCCは、トランスTと、その一
次巻線にアクティブフィルタ回路ACFの直流出力をチ
ョッピングして供給するためのスイッチング素子FET
2と、このFET2をパルス状に繰返してON(導通)
/OFF(非導通)とする駆動回路2と、トランスTの
2次側の出力を整流するダイオードD3と、2次側の出
力を平滑する平滑コンデンサC3等、によって構成され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す、2コンバ
ータ方式の電源回路において、アクティブフィルタ回路
ACFの、駆動回路1によるスイッチング素子FET1
のパルス状の繰返しON(導通)/OFF(非導通)駆
動が停止すると、すなわちアクティブフィルタ回路AC
Fが非作動になると、チョークコイルLがチョークコイ
ルとして作用しなくなり、コンデンサ・インプット方式
のDC/DCコンバータ回路を用いる電源回路と同様に
なる。ただし、アクティブフィルタ回路ACFの動作が
停止すると、昇圧作用が実質上なくなるため、コンデン
サC1の電圧が低下する。すなわちトランスTの1次巻
線にかかる電圧が低下する。したがってDC/DCコン
バ−タDCCの出力電圧が低下してしまう。
ータ方式の電源回路において、アクティブフィルタ回路
ACFの、駆動回路1によるスイッチング素子FET1
のパルス状の繰返しON(導通)/OFF(非導通)駆
動が停止すると、すなわちアクティブフィルタ回路AC
Fが非作動になると、チョークコイルLがチョークコイ
ルとして作用しなくなり、コンデンサ・インプット方式
のDC/DCコンバータ回路を用いる電源回路と同様に
なる。ただし、アクティブフィルタ回路ACFの動作が
停止すると、昇圧作用が実質上なくなるため、コンデン
サC1の電圧が低下する。すなわちトランスTの1次巻
線にかかる電圧が低下する。したがってDC/DCコン
バ−タDCCの出力電圧が低下してしまう。
【0005】図3に示すような、2コンバータ方式のア
クティブフィルタ回路ACFを搭載した電源回路は、コ
ンデンサ・インプット方式の電源回路と比較して大幅に
力率を改善することができるが、アクティブフィルタ回
路ACFでも、FET1が高速でON/OFFスイッチ
ング動作を行うために、アクティブフィルタ回路ACF
(のFET1,D2)がない電源回路と比較すると、ノ
イズの発生が多いことと、アクティブフィルタ回路AC
Fでの電力損失があるために電源としての効率が落ちる
ことが欠点として存在する。
クティブフィルタ回路ACFを搭載した電源回路は、コ
ンデンサ・インプット方式の電源回路と比較して大幅に
力率を改善することができるが、アクティブフィルタ回
路ACFでも、FET1が高速でON/OFFスイッチ
ング動作を行うために、アクティブフィルタ回路ACF
(のFET1,D2)がない電源回路と比較すると、ノ
イズの発生が多いことと、アクティブフィルタ回路AC
Fでの電力損失があるために電源としての効率が落ちる
ことが欠点として存在する。
【0006】すなわち、、アクティブフィルタ回路を採
用することによって力率が改善され、高調波電流問題が
解消される一方、不要なノイズの増大や電源効率の低下
などの問題が発生することになる。図3に示すように、
アクティブフィルタ回路ACFは昇圧チョッパ方式が一
般的であるが、同方式の場合、アクティブフィルタ回路
ACFをOFF(不作動)にするとDC/DCコンバ−
タの1次側の電圧が低下するため出力電圧が低下する等
の問題を発生する場合がある。
用することによって力率が改善され、高調波電流問題が
解消される一方、不要なノイズの増大や電源効率の低下
などの問題が発生することになる。図3に示すように、
アクティブフィルタ回路ACFは昇圧チョッパ方式が一
般的であるが、同方式の場合、アクティブフィルタ回路
ACFをOFF(不作動)にするとDC/DCコンバ−
タの1次側の電圧が低下するため出力電圧が低下する等
の問題を発生する場合がある。
【0007】本発明は、交流電源に対する力率の改善お
よび高調波電流抑制と、高効率および低ノイズと、を選
択しうる電源回路を提供することを第1の目的とし、自
動的に必要性が高い方を選択する電源回路を提供するこ
とを第2の目的とする。
よび高調波電流抑制と、高効率および低ノイズと、を選
択しうる電源回路を提供することを第1の目的とし、自
動的に必要性が高い方を選択する電源回路を提供するこ
とを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流電源から
の入力を全波整流するブリッジ整流回路(D1)と、整流さ
れた電圧を昇圧するアクティブフィルタ回路(ACF)と、
整流された電流をスイッチングする素子(FET2),スイッ
チングされた電流が1次巻線に流れることにより2次巻
線に電流を流す2次巻線を有するトランス(T)および2
次巻線に誘起される電力を2次整流平滑し2次直流電力
を出力する回路(D3,C3)からなるDC/DCコンバータ
(DCC)と、を有する電源回路において、交流電源からの
前記入力を倍電圧整流する倍電圧整流回路(DRE)と、こ
の倍電圧整流回路(DRE)と前記ブリッジ整流回路(D1)を
切り替えるスイッチ回路(SWe,SWD)と、前記アクティブ
フィルタ回路(ACF)を作動/不作動とする手段(S1/SEC)
と、を備えたことを特徴とする。なお、理解を容易にす
るためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対
応要素又は対応事項に付した記号を、参考までに付記し
た。
の入力を全波整流するブリッジ整流回路(D1)と、整流さ
れた電圧を昇圧するアクティブフィルタ回路(ACF)と、
整流された電流をスイッチングする素子(FET2),スイッ
チングされた電流が1次巻線に流れることにより2次巻
線に電流を流す2次巻線を有するトランス(T)および2
次巻線に誘起される電力を2次整流平滑し2次直流電力
を出力する回路(D3,C3)からなるDC/DCコンバータ
(DCC)と、を有する電源回路において、交流電源からの
前記入力を倍電圧整流する倍電圧整流回路(DRE)と、こ
の倍電圧整流回路(DRE)と前記ブリッジ整流回路(D1)を
切り替えるスイッチ回路(SWe,SWD)と、前記アクティブ
フィルタ回路(ACF)を作動/不作動とする手段(S1/SEC)
と、を備えたことを特徴とする。なお、理解を容易にす
るためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対
応要素又は対応事項に付した記号を、参考までに付記し
た。
【0009】これによれば、例えば、この電源回路に要
求される出力電流レベルが低いときには、手段(S1/SEC)
によりアクティブフィルタ回路(ACF)を不作動とするこ
とにより、高効率および低ノイズが実現する。この場
合、負荷電流レベルが低いので、交流電源に対する力率
の低下および高調波電流の増大等の影響は小さい。アク
ティブフィルタ回路(ACF)を不作動とすることによりD
C/DCコンバ−タに与えられる電圧が下がる。このと
き、スイッチ回路(SWe,SWD)を倍電圧整流回路(DRE)に切
り替えることにより、DC/DCコンバ−タ入力電圧の
低下が回避される。 この電源回路に要求される出力電
流レベルが高いときには、手段(S1/SEC)によりアクティ
ブフィルタ回路(ACF)を作動とすることにより、交流電
源に対する力率の低下および高調波電流の増大が回避さ
れる。この場合、負荷電流レベルが高いので、交流電源
に対する力率の低下および高調波電流の増大等を抑制す
る効果が大である。アクティブフィルタ回路(ACF)が作
動することにより、DC/DCコンバ−タ入力電圧が昇
圧されるので、スイッチ回路(SWe,SWD)を倍電圧整流回
路(DRE)からブリッジ整流回路(D1)に切り替える。これ
により、アクティブフィルタ回路(ACF)の作動/不作動
による、DC/DCコンバ−タ入力電圧の昇降が抑制さ
れる。
求される出力電流レベルが低いときには、手段(S1/SEC)
によりアクティブフィルタ回路(ACF)を不作動とするこ
とにより、高効率および低ノイズが実現する。この場
合、負荷電流レベルが低いので、交流電源に対する力率
の低下および高調波電流の増大等の影響は小さい。アク
ティブフィルタ回路(ACF)を不作動とすることによりD
C/DCコンバ−タに与えられる電圧が下がる。このと
き、スイッチ回路(SWe,SWD)を倍電圧整流回路(DRE)に切
り替えることにより、DC/DCコンバ−タ入力電圧の
低下が回避される。 この電源回路に要求される出力電
流レベルが高いときには、手段(S1/SEC)によりアクティ
ブフィルタ回路(ACF)を作動とすることにより、交流電
源に対する力率の低下および高調波電流の増大が回避さ
れる。この場合、負荷電流レベルが高いので、交流電源
に対する力率の低下および高調波電流の増大等を抑制す
る効果が大である。アクティブフィルタ回路(ACF)が作
動することにより、DC/DCコンバ−タ入力電圧が昇
圧されるので、スイッチ回路(SWe,SWD)を倍電圧整流回
路(DRE)からブリッジ整流回路(D1)に切り替える。これ
により、アクティブフィルタ回路(ACF)の作動/不作動
による、DC/DCコンバ−タ入力電圧の昇降が抑制さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例では、手
段(SEC)によりDC/DCコンバ−タ(DCC)の出力電流レ
ベルを検知し、該レベルに応じて、それが低レベルであ
るとアクティブフィルタ回路(ACF)を不作動としてスイ
ッチ回路(SWe,SWD)を、倍電圧整流回路(DRE)を閉成しそ
の出力電圧をDC/DCコンバ−タ(DCC)に印加するよ
うに切り替え、高レベルであるとアクティブフィルタ回
路(ACF)を作動としてスイッチ回路(SWe,SWD)を、倍電圧
整流回路(DRE)を開いてブリッジ整流回路(D1)の出力電
圧をDC/DCコンバ−タ(DCC)に印加するように切り
替える。
段(SEC)によりDC/DCコンバ−タ(DCC)の出力電流レ
ベルを検知し、該レベルに応じて、それが低レベルであ
るとアクティブフィルタ回路(ACF)を不作動としてスイ
ッチ回路(SWe,SWD)を、倍電圧整流回路(DRE)を閉成しそ
の出力電圧をDC/DCコンバ−タ(DCC)に印加するよ
うに切り替え、高レベルであるとアクティブフィルタ回
路(ACF)を作動としてスイッチ回路(SWe,SWD)を、倍電圧
整流回路(DRE)を開いてブリッジ整流回路(D1)の出力電
圧をDC/DCコンバ−タ(DCC)に印加するように切り
替える。
【0011】これによれば、本発明の電源回路の出力電
流レベルに応じて自動的にアクティブフィルタ回路(AC
F)の作動/不作動およびスイッチ回路(SWe,SWD)の切り
替えが行なわれる。すなわち、交流電源に対して力率の
低下および高調波電流の増大等を与える可能性が高い高
レベル負荷の場合には、それを回避するように、アクテ
ィブフィルタ回路(ACF)が作動し、この作動によるDC
/DCコンバ−タ(DCC)の入力電圧の上昇を回避するよ
うにスイッチ回路(SWe,SWD)が、倍電圧整流回路(DRE)を
開いてブリッジ整流回路(D1)の出力電圧をDC/DCコ
ンバ−タ(DCC)に印加する。交流電源に対して力率の低
下および高調波電流の増大等が小さい低レベル負荷の場
合には、アクティブフィルタ回路(ACF)が不作動にされ
て本発明の電源回路は高効率および低ノイズとなる。該
不作動によるDC/DCコンバ−タ(DCC)の入力電圧の
低下は、スイッチ回路(SWe,SWD)が、倍電圧整流回路(DR
E)を閉成してその出力電圧をDC/DCコンバ−タ(DC
C)に印加するので、自動的に回避される。
流レベルに応じて自動的にアクティブフィルタ回路(AC
F)の作動/不作動およびスイッチ回路(SWe,SWD)の切り
替えが行なわれる。すなわち、交流電源に対して力率の
低下および高調波電流の増大等を与える可能性が高い高
レベル負荷の場合には、それを回避するように、アクテ
ィブフィルタ回路(ACF)が作動し、この作動によるDC
/DCコンバ−タ(DCC)の入力電圧の上昇を回避するよ
うにスイッチ回路(SWe,SWD)が、倍電圧整流回路(DRE)を
開いてブリッジ整流回路(D1)の出力電圧をDC/DCコ
ンバ−タ(DCC)に印加する。交流電源に対して力率の低
下および高調波電流の増大等が小さい低レベル負荷の場
合には、アクティブフィルタ回路(ACF)が不作動にされ
て本発明の電源回路は高効率および低ノイズとなる。該
不作動によるDC/DCコンバ−タ(DCC)の入力電圧の
低下は、スイッチ回路(SWe,SWD)が、倍電圧整流回路(DR
E)を閉成してその出力電圧をDC/DCコンバ−タ(DC
C)に印加するので、自動的に回避される。
【0012】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0013】
−第1実施例− 図1に、本発明の第1実施例の構成を示す。この第1実
施例は、図3に示す従来の電源回路の構成に加えて、倍
電圧整流回路DREを構成するためのコンデンサC2お
よびスイッチング素子SWeが付加されている。スイッ
チング素子SWeはスイッチングドライバSWDによ
り、ON(導通:倍電圧回路を閉成)又はOFF(非導
通:倍電圧回路開)とされる。スイッチングドライバS
WDは、外部からの信号S2に応答してそれが高レベル
Hのときには、スイッチング素子SWeをOFF(倍電
圧回路開)とし、低レベルLのときにはON(倍電圧回
路を閉成)とするものである。
施例は、図3に示す従来の電源回路の構成に加えて、倍
電圧整流回路DREを構成するためのコンデンサC2お
よびスイッチング素子SWeが付加されている。スイッ
チング素子SWeはスイッチングドライバSWDによ
り、ON(導通:倍電圧回路を閉成)又はOFF(非導
通:倍電圧回路開)とされる。スイッチングドライバS
WDは、外部からの信号S2に応答してそれが高レベル
Hのときには、スイッチング素子SWeをOFF(倍電
圧回路開)とし、低レベルLのときにはON(倍電圧回
路を閉成)とするものである。
【0014】なお、スイッチング素子SWeがOFF
(倍電圧回路開)のときには、ブリッジ整流回路D1の
1対の直流出力端子間にコンデンサC1とC2が直列接
続となるので、コンデンサC1とC2の直列回路の電圧
が、ブリッジ整流回路D1の出力電圧(の略ピ−ク値)
となる。スイッチング素子SWeがON(倍電圧回路を
閉成)のときには、ブリッジ整流回路D1およびスイッ
チング素子SWeを介して、交流電圧の正半波でコンデ
ンサC1が充電され負半波でコンデンサC2が充電され
て、コンデンサC1とC2の直列回路の電圧は、ブリッ
ジ整流回路D1の出力電圧の略2倍となる。
(倍電圧回路開)のときには、ブリッジ整流回路D1の
1対の直流出力端子間にコンデンサC1とC2が直列接
続となるので、コンデンサC1とC2の直列回路の電圧
が、ブリッジ整流回路D1の出力電圧(の略ピ−ク値)
となる。スイッチング素子SWeがON(倍電圧回路を
閉成)のときには、ブリッジ整流回路D1およびスイッ
チング素子SWeを介して、交流電圧の正半波でコンデ
ンサC1が充電され負半波でコンデンサC2が充電され
て、コンデンサC1とC2の直列回路の電圧は、ブリッ
ジ整流回路D1の出力電圧の略2倍となる。
【0015】アクティブフィルタ回路ACFの、スイッ
チング素子FET1をパルス状に繰返しON(導通)/
OFF(非導通)駆動する駆動回路1は、外部からの信
号S1に応答してそれが高レベルHのときには、該繰返
しON/OFFを行ない、低レベルLのときには該繰返
しON/OFFを停止(不作動)しFET1をOFFに
拘束するものである。
チング素子FET1をパルス状に繰返しON(導通)/
OFF(非導通)駆動する駆動回路1は、外部からの信
号S1に応答してそれが高レベルHのときには、該繰返
しON/OFFを行ない、低レベルLのときには該繰返
しON/OFFを停止(不作動)しFET1をOFFに
拘束するものである。
【0016】この第1実施例は、スイッチング素子SW
eとアクティブフィルタ回路ACFの作動/不作動の制
御を外部信号S2,S1によりコントロール可能であ
り、上記の、ブリッジ整流回路D1の出力をFET1の
繰返しON/OFFで昇圧してDC/DCコンバ−タD
CCに加える第1モ−ドと、FET1をOFFに拘束し
倍電圧整流回路DREの出力をDC/DCコンバ−タD
CCに加える第2モ−ドの切り替えを任意のタイミング
で実行可能である。また、整流回路の切り替え(SWe
のON/OFF切替え)と、アクティブフィルタ回路A
CFの作動/不作動の切替えの相対的なタイミングが任
意に設定でき、モード切り厚え時の入力電圧の安定化が
図れる。
eとアクティブフィルタ回路ACFの作動/不作動の制
御を外部信号S2,S1によりコントロール可能であ
り、上記の、ブリッジ整流回路D1の出力をFET1の
繰返しON/OFFで昇圧してDC/DCコンバ−タD
CCに加える第1モ−ドと、FET1をOFFに拘束し
倍電圧整流回路DREの出力をDC/DCコンバ−タD
CCに加える第2モ−ドの切り替えを任意のタイミング
で実行可能である。また、整流回路の切り替え(SWe
のON/OFF切替え)と、アクティブフィルタ回路A
CFの作動/不作動の切替えの相対的なタイミングが任
意に設定でき、モード切り厚え時の入力電圧の安定化が
図れる。
【0017】−第2実施例− 図2に、本発明の第2実施例の構成を示す。この第2実
施例は、図1に示す第1実施例の電源回路の構成に加え
て、選択回路SECが付加されている。選択回路SEC
は、DC/DCコンバ−タDCCの出力電流Ioを検出
するための検出抵抗Rsと、検出抵抗Rsの両端の電圧
を入力とする作動増幅回路3と、トランスTに関して1
次側の電気回路と2次側の電気回路の間を絶縁するため
のフォトカプラPCと、フォトカプラPCをON/OF
FするためのトランジスタTr1と、アクティブフィル
タ回路ACFへ動作電圧を供給するための抵抗Rfと、
により構成されている。
施例は、図1に示す第1実施例の電源回路の構成に加え
て、選択回路SECが付加されている。選択回路SEC
は、DC/DCコンバ−タDCCの出力電流Ioを検出
するための検出抵抗Rsと、検出抵抗Rsの両端の電圧
を入力とする作動増幅回路3と、トランスTに関して1
次側の電気回路と2次側の電気回路の間を絶縁するため
のフォトカプラPCと、フォトカプラPCをON/OF
FするためのトランジスタTr1と、アクティブフィル
タ回路ACFへ動作電圧を供給するための抵抗Rfと、
により構成されている。
【0018】この第2実施例では、DC/DCコンバ−
タDCCの出力電流Ioが低レベルのときは、ブリッジ
整流回路D1に交流電圧を与える交流電源に対して、高
調波電流および電圧歪みを生じさせることが実質上無い
か、又は、極く軽度であるので、アクティブフィルタ回
路ACFを不作動として電源回路の効率を良くしノイズ
発生を回避するが、フィルタ回路ACFによる昇圧が無
いので、これを補うために、スイッチング素子SWeを
ONにして倍電圧整流回路DREを閉成して、倍電圧を
DC/DCコンバ−タDCCに与えるようにしている。
すなわち、DC/DCコンバ−タDCCの出力電流Io
が低レベルであると、電流検出抵抗Rsの電圧(電圧降
下)が低いため差動増幅器3の出力電圧が低く、トラン
ジスタTr1が実質上OFFで、フォトカプラPCの発
光ダイオ−ドLEDが消灯であり、フォトカプラPCの
フォトトランジスタPTrが実質上OFFで、抵抗器R
fには実質上電圧が印加されない。すなわち駆動回路1
には動作電圧が加わらない。したがって駆動回路1はF
ET1を連続OFFにしており、スイッチングドライバ
SWDには低レベルLが与えられるので、該ドライバS
WDはスイッチング素子SWeをONに留める。
タDCCの出力電流Ioが低レベルのときは、ブリッジ
整流回路D1に交流電圧を与える交流電源に対して、高
調波電流および電圧歪みを生じさせることが実質上無い
か、又は、極く軽度であるので、アクティブフィルタ回
路ACFを不作動として電源回路の効率を良くしノイズ
発生を回避するが、フィルタ回路ACFによる昇圧が無
いので、これを補うために、スイッチング素子SWeを
ONにして倍電圧整流回路DREを閉成して、倍電圧を
DC/DCコンバ−タDCCに与えるようにしている。
すなわち、DC/DCコンバ−タDCCの出力電流Io
が低レベルであると、電流検出抵抗Rsの電圧(電圧降
下)が低いため差動増幅器3の出力電圧が低く、トラン
ジスタTr1が実質上OFFで、フォトカプラPCの発
光ダイオ−ドLEDが消灯であり、フォトカプラPCの
フォトトランジスタPTrが実質上OFFで、抵抗器R
fには実質上電圧が印加されない。すなわち駆動回路1
には動作電圧が加わらない。したがって駆動回路1はF
ET1を連続OFFにしており、スイッチングドライバ
SWDには低レベルLが与えられるので、該ドライバS
WDはスイッチング素子SWeをONに留める。
【0019】DC/DCコンバ−タDCCの出力電流I
oが高レベルであると、電流検出抵抗Rsの電圧(電圧
降下)が高いため差動増幅器3の出力電圧が高く、トラ
ンジスタTr1がONで、フォトカプラPCの発光ダイ
オ−ドLEDが点灯しフォトトランジスタPTrがON
で、抵抗器Rfに、駆動回路1を動作させるに十分な電
圧が印加される。したがって駆動回路1はFET1を繰
返しON/OFFする。すなわちアクティブフィルタ回
路ACFが作動する。抵抗器Rfの電圧がスイッチング
ドライバSWDに加わるので、該ドライバSWDがスイ
ッチング素子SWeをOFFにしている。SWeのOF
Fにより、コンデンサC1とC2の直列回路には、ブリ
ッジ整流回路D1の整流出力電圧を、チョ−クコイルL
とFET1の繰返しON/OFFにより昇圧した電圧が
加わる。このときには、アクティブフィルタ回路ACF
が動作しているので、負荷電流Ioが大きいにもかかわ
らず、ブリッジ整流回路D1に交流電圧を与える交流電
源に対して、高調波電流および電圧歪みを生じさせるこ
とがない。
oが高レベルであると、電流検出抵抗Rsの電圧(電圧
降下)が高いため差動増幅器3の出力電圧が高く、トラ
ンジスタTr1がONで、フォトカプラPCの発光ダイ
オ−ドLEDが点灯しフォトトランジスタPTrがON
で、抵抗器Rfに、駆動回路1を動作させるに十分な電
圧が印加される。したがって駆動回路1はFET1を繰
返しON/OFFする。すなわちアクティブフィルタ回
路ACFが作動する。抵抗器Rfの電圧がスイッチング
ドライバSWDに加わるので、該ドライバSWDがスイ
ッチング素子SWeをOFFにしている。SWeのOF
Fにより、コンデンサC1とC2の直列回路には、ブリ
ッジ整流回路D1の整流出力電圧を、チョ−クコイルL
とFET1の繰返しON/OFFにより昇圧した電圧が
加わる。このときには、アクティブフィルタ回路ACF
が動作しているので、負荷電流Ioが大きいにもかかわ
らず、ブリッジ整流回路D1に交流電圧を与える交流電
源に対して、高調波電流および電圧歪みを生じさせるこ
とがない。
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示す電気回路図
である。
である。
【図2】 本発明の第2実施例の構成を示す電気回路図
である。
である。
【図3】 従来の電源回路の1つの構成を示す電気回路
図である。
図である。
D1:ブリッジ整流回路 L:チョークコイ
ル FET1,FET2,SWe:スイッチング素子 D2,D3:ダイオード C1,C3:平滑
コンデンサ 1,2:ON/OFF駆動回路 T:トランス SWD:スイッチングドライバ Rs:電流検出抵
抗 3:差動増幅回路 PC:フォトカプ
ラ Tr1:トランジスタ LED:発光ダイ
オ−ド PTr:フォトトランジスタ Rf:抵抗器
ル FET1,FET2,SWe:スイッチング素子 D2,D3:ダイオード C1,C3:平滑
コンデンサ 1,2:ON/OFF駆動回路 T:トランス SWD:スイッチングドライバ Rs:電流検出抵
抗 3:差動増幅回路 PC:フォトカプ
ラ Tr1:トランジスタ LED:発光ダイ
オ−ド PTr:フォトトランジスタ Rf:抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/217 8726−5H H02M 7/217
Claims (2)
- 【請求項1】 交流電源からの入力を全波整流するブリ
ッジ整流回路と、整流された電圧を昇圧するアクティブ
フィルタ回路と、整流された電流をスイッチングする素
子,スイッチングされた電流が1次巻線に流れることに
より2次巻線に電流を流す2次巻線を有するトランスお
よび2次巻線に誘起される電力を2次整流平滑し2次直
流電力を出力する回路からなるDC/DCコンバータ
と、を有する電源回路において、 交流電源からの前記入力を倍電圧整流する倍電圧整流回
路と、この倍電圧整流回路と前記ブリッジ整流回路を切
り替えるスイッチ回路と、前記アクティブフィルタ回路
を作動/不作動とする手段と、を備えたことを特徴とす
る電源回路。 - 【請求項2】 作動/不作動とする手段は、DC/DC
コンバータの出力電流に応じて、それが低レベルである
とアクティブフィルタ回路を不作動として前記スイッチ
回路を倍電圧整流回路に切り替え、高レベルであるとア
クティブフィルタ回路を作動として前記スイッチ回路を
前記ブリッジ整流回路に切り替える、請求項1記載の電
源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7317731A JPH09163746A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7317731A JPH09163746A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 電源回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163746A true JPH09163746A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18091417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7317731A Pending JPH09163746A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09163746A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006111044A1 (fr) * | 2005-04-20 | 2006-10-26 | Weilun Chen | Alimentation a decoupage integree et son procede de fonctionnement |
JP2013150535A (ja) * | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Phihong Technology Co Ltd | 発光ダイオードを駆動する電源回路 |
CN110212748A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-09-06 | 宁波三星医疗电气股份有限公司 | 一种宽电压电源输入电路 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP7317731A patent/JPH09163746A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006111044A1 (fr) * | 2005-04-20 | 2006-10-26 | Weilun Chen | Alimentation a decoupage integree et son procede de fonctionnement |
CN100409555C (zh) * | 2005-04-20 | 2008-08-06 | 陈威伦 | 一种集成开关电源及其工作方法 |
JP2013150535A (ja) * | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Phihong Technology Co Ltd | 発光ダイオードを駆動する電源回路 |
CN110212748A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-09-06 | 宁波三星医疗电气股份有限公司 | 一种宽电压电源输入电路 |
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