JPH09163402A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH09163402A
JPH09163402A JP7316338A JP31633895A JPH09163402A JP H09163402 A JPH09163402 A JP H09163402A JP 7316338 A JP7316338 A JP 7316338A JP 31633895 A JP31633895 A JP 31633895A JP H09163402 A JPH09163402 A JP H09163402A
Authority
JP
Japan
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signal
circuit
edtv
input
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP7316338A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Hori
和昭 堀
Katsuyuki Watanabe
克行 渡辺
Hideo Nishijima
英男 西島
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Video and Information System Inc filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】いかなる入力ソースでもEDTV II信号をデ
コードすると同時に、無画部のミュートもしくは各回路
の特性を変えて無画部の補強信号による妨害を除去する
磁気記録再生装置を提供する。 【解決手段】チューナ入力とライン入力を選択するSW
の後にEDTV IIデコーダを配し、EDTV II信号の
無画部を検出する無画部検出手段と、その出力で無画部
の信号をミュート回路を配することで達成される。LN
C,NC,周波数補正回路,CNRの一つの特性の変化
でも達成される。EDTV IIデコーダをチューナ入力
とライン入力を選択するSWの後に配していかなる入力
ソースでもEDTV II信号をデコードできる。また無
画部を検出し、ミュート回路もしくはLNC,NC,周
波数補正回路,CNRの1つを制御して無画部の目障り
なノイズを除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置に
係り、特に現行テレビ方式との両立性を持ち、テレビ画
面のワイド化,高画質化を図るEDTV II信号の記録
再生信号処理に関する。
【0002】
【従来の技術】現行テレビ方式(NTSC方式)との両
立性を持ち、テレビ画面のワイド化,高画質化を図った
EDTV II方式による放送が開始された。EDTV II
では画面の上下に無画部を設け、中央の主画部にアスペ
クト比16:9の画像を配置して、送受信する。また、
高画質化を図るため、画面上下の無画部には垂直解像度
補強信号,垂直時間解像度補強信号を、主画部には、水
平解像度補強信号を重畳して伝送する。また補強信号の
有無を受信側に判別させるための識別信号を22H,2
85Hに重畳して伝送する。受信側はこれらの識別信
号,補強信号を用いて高画質化を図っている。
【0003】特に、無画部に重畳する垂直解像度補強信
号,垂直時間解像度補強信号に関しては、無画部の黒レ
ベルが浮き上がった場合(浮き上がり現象)、4:3の
アスペクト比のテレビで受信すると、非常に目障りなノ
イズとなってしまうが、特開平7−99636号公報で
開示されたように、無画部に重畳する補強信号の振幅を
減衰させて送信する事によって、黒レベルが浮き上がっ
てしまっても、目障りにならないように工夫している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、無画
部の妨害を低減するための送信側の工夫であるが、アナ
ログ方式ビデオテープレコーダにおいて、記録再生を行
うと、例えばシンク縮み(同期信号が縮む現象)や、再
生レベルの低下等により、リニアリティーが劣化し非標
準信号となり、ペデスタル電位が高くなる等の原因で、
無画部が黒浮きする場合がある。その無画部に重畳され
ている垂直解像度補強信号,垂直時間解像度補強信号が
目障りなノイズとして現れる。これが16:9のワイド
テレビであれば、例えば自動に16:9に引き延ばす等
することで無画部は見えなくなるが、4:3のテレビだ
と画面の上下に補強信号が乗っている無画部が現れてし
まう。
【0005】またEDTV IIの放送が開始されたばか
りの現時点では、EDTV IIデコーダを内蔵した家庭
用のビデオテープレコーダはあまり多く存在しない。
【0006】さらに、今後EDTV II信号を出力する
機器(例えばレーザーディスクやテレビなど)が出てく
る可能性が十分あり、ビデオテープレコーダとしては、
それらの機器との接続を考慮する必要がある。
【0007】本発明の目的は、再生信号の無画部に重畳
された補強信号による妨害の除去、及び外部機器との接
続を含め、最適位置に配置されたEDTV IIデコーダ
を内蔵したビデオテープレコーダを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、第一の手段
として、入力されたEDTV II信号の垂直同期信号か
ら無画部の位置を検出し、検出した信号でその部分をミ
ュートすることで達成される。また、無画部に重畳され
た信号を輝度信号に対する雑音除去回路(ラインノイズ
キャンセラ,ノイズキャンセラ)、もしくは周波数特性
補正回路、クロマ信号に対する雑音除去回路(クロマノ
イズリデューサ)の少なくとも1つの回路の特性を変化
させることでも達成される。
【0009】さらに、第二の手段として、EDTV II
デコーダをチューナ入力とライン入力との切替スイッチ
の後に配し、入力された信号をEDTV II識別回路、
及びデコード判別回路によりEDTV II信号かどう
か、デコードされているかどうか検出し、その出力でE
DTV IIデコーダ回路を制御することでも達成され
る。
【0010】第一の手段は、入力されたEDTV II信
号から垂直同期信号分離回路で垂直同期信号だけを抜き
取り、それを基に無画部を検出し、無画部検出信号を発
生させ、その信号でミュート回路を制御することによ
り、補強信号による妨害(ノイズ等)を出力しないよう
作用する。
【0011】また無画部の期間、輝度信号の雑音除去回
路(ラインノイズキャンセラ,ノイズキャンセラ)、周
波数特性補正回路、クロマ信号の雑音除去回路(クロマ
ノイズリデューサ)の少なくとも1つの回路の特性を、
補強信号を抑圧するように設定することで、補強信号に
よる妨害を低減するように作用する。
【0012】第二の手段は、EDTV IIデコーダをチ
ューナ入力とライン入力との切替スイッチの後に配し
て、全ての入力ソースがEDTV IIデコーダを通過で
きるように作用し、また、入力された信号をEDTV I
I識別回路、及びデコード判別回路によりEDTV II信
号かどうか、及びデコードされているかどうか検出し、
デコードされていないEDTV II信号ならば、EDT
V IIデコーダでデコードし、それ以外の信号であれ
ば、それがEDTV IIデコーダを通らないようにし
て、S/N劣化の防止、及び省電力化を行うように作用
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
を用いて説明する。101がアンテナ、102がチュー
ナ回路、103がコンポジット入力端子、104が輝度
信号入力端子、105がクロマ信号入力端子、106,
107,109,113,115,118,119,1
31,140がスイッチ回路(以下SWと略す)、10
8がEDTV IIデコーダ、110が垂直同期信号分離
回路、111がマイコン、112がデコード判別回路、
114がEDTV II識別回路、116が自動利得調整
回路(以下AGCと略す)、117が輝度信号クロマ信
号分離回路(以下Y/C分離回路と略す)、120が記
録信号処理回路、121,122が磁気ヘッド、123
が再生ヘッドプリアンプ、124がFM等価回路、12
5がダブルリミッタ回路、126が復調器、127がデ
ィエンファシス回路、128がラインノイズキャンセラ
(以下LNCと略す)、129がノイズキャンセラ(以
下NCと略す)、130が周波数特性補正回路、13
2,141がミュート回路、133が輝度信号出力回
路、134が低域通過フィルタ、135がオートカラー
コントロール回路、136がメインコンバータ、137
が帯域通過フィルタ(以下BPFと略す)、138がク
ロマ信号くし形フィルタ(以下Cくしと略す)、139
がクロマノイズリデューサ(以下CNRと略す)、14
2がクロマ信号出力端子、143が輝度信号クロマ信号
ミックス回路(以下Y/Cミックス回路と略す)、14
4がコンポジット出力端子である。
【0014】まず、記録パス及びモニタ出力パスについ
て説明する。アンテナ101より入来する電波をチュー
ナ回路102で、標準テレビジョン信号(NTSC方式
もしくはEDTV II方式)に変換し、SW107へ送
られる。一方、外部入力機器(例えばレーザーディス
ク,テレビのモニタ出力等)からコンポジット入力端子
103に入力された信号と、S端子接続による輝度信号
入力端子104に入力された信号とがSW106で選択
されるが、SW106に入力される信号は、既にデコー
ドされているEDTV II信号の場合と、デコードされ
ていないEDTVII信号の場合があり得る。SW106
の出力は、SW107へ送られ、チューナ回路102の
出力と、SW106の出力とを選択して出力する。
【0015】SW107の出力の1つはSW113に接
続され、1つはSW115に接続されている。SW11
3のもう一端はEDTV IIデコーダ108へ接続され
ている。SW113の出力は、SW115へ接続されて
いる。SW107の出力の1つは、EDTV IIデコー
ダ108へ送られる。このように、SW107の後段に
EDTV IIデコーダ108を配置することにより、チ
ューナ入力,ライン入力を問わず、全てのEDTV II
信号の入力ソースに対し、デコードすることができる。
SW107の出力が、デコードされていないEDTV I
I方式であれば、補強信号がデコードされて、SW11
3へ送られる。一方、SW107の出力の1つは、SW
109へ送られる。SW109の一端は、ディエンファ
シス回路127に接続されているが、記録時はSW10
7側が選択される。SW109の出力の一つは、垂直同
期信号分離回路110へ送られ、垂直同期信号(Vシン
ク)が取り出され、マイコン111へ送られる。SW1
09の出力の一つは、デコード判別回路112へ送ら
れ、デコードされているかを判別する。
【0016】デコード判別回路112から出力した信号
は、EDTV II信号で、且つデコードされていない信
号であれば、EDTV IIデコーダ108をオンさせて
デコードするよう制御し、且つSW113をEDTV I
Iデコーダ108側を選択するように制御をする。ED
TV II信号で且つデコードされていれば、EDTVII
デコーダをオフさせ、且つSW113をSW107の出
力側にするよう制御する。
【0017】他方、SW109の出力の1つは、EDT
V II識別回路114に送られ、EDTV II信号かどう
か判断する。これは、EDTV II信号の各フィールド
の22H,285Hに存在するEDTV II識別信号を
検出することで識別できる。EDTV IIだと判断した
場合、その信号をマイコン111へ送る。また、EDT
V IIデコーダ108をオンさせ、且つSW115をS
W113側にするよう制御する。EDTV IIでないと
判断した場合、EDTV IIデコーダ108をオフさ
せ、且つSW115をSW107側にするよう制御す
る。デコーダ判別回路112と、EDTV II識別回路
114の両方同時に信号を出力していなければ、EDT
V IIデコーダ108はオンしない。このように、ED
TV IIデコーダ108でデコードする必要がない信号
が入力された場合は、EDTV IIデコーダ108を通
過することによるS/N劣化を防ぎ、さらにメモリIC
などを用いているため、消費電力が大きいEDTV II
デコーダ108をオフさせ、省電力化を行うことができ
る。
【0018】SW115の出力は、AGC116へ送ら
れ、ゲインを調整される。チューナ回路102、または
コンポジット入力端子103より入力された信号つま
り、輝度信号にクロマ信号が重畳されている場合は、Y
/C分離回路117へ送られ、Y/C分離回路117で
輝度信号とクロマ信号に分離される。分離された輝度信
号の出力は、SW118へ入力される。一方、輝度信号
入力端子104より入力された輝度信号は、Y/C分離
回路117を通らずに、直接SW118へ入力される。
SW118は、入力ソースに応じて信号を選択し、記録
信号処理回路120と、SW131へ送る。また、Y/
C分離回路117で分離されたクロマ信号の出力は、S
W119へ入力される。一方、クロマ信号入力端子10
5より入力されたクロマ信号は、直接SW119へ入力
される。SW119は、入力ソースに応じて信号を選択
し、記録信号処理回路120と、SW140へ送る。記
録信号処理回路120では、輝度信号はFM変調、色信
号は低域変換等の処理を行うが、本発明に直接関係ない
ので特に言及しない。記録信号処理回路120の出力
は、無画部に重畳されている補強信号も通常の信号と一
緒に、磁気ヘッド121にて記録される。
【0019】前述したマイコン111は、EDTV II
識別回路114の出力から無画部検出を行う。垂直同期
信号分離回路110の出力、つまり垂直同期信号の始ま
り(4H,267H)から、19H後から30Hの間、
無画部が続くので、その無画部の期間は検出信号を出力
する。この信号を用いて、無画部を判別することができ
る。この出力をミュート回路132及び、ミュート回路
141に送る。
【0020】SW131の一端は、周波数特性補正回路
130に接続されているが、記録時はSW118側を選
択する。SW131の出力は、ミュート回路132へ送
られ、マイコン111の出力を用いて、無画部をミュー
トされて出力される。また、SW140の一端は、CN
Rに接続されているが、記録時はSW119側を選択す
る。SW140の出力は、ミュート回路141へ送ら
れ、マイコン111の出力を用いて、無画部をミュート
されて出力される。
【0021】ミュート回路132の出力の1つは、輝度
信号出力端子133より無画部をミュートした輝度信号
がモニタ出力として出力される。またミュート回路13
2の出力の1つは、Y/Cミックス回路143へ送られ
る。ミュート回路141の出力の1つは、クロマ信号出
力端子142より無画部をミュートしたクロマ信号をモ
ニタ出力として出力する。またミュート回路141の出
力の1つは、Y/Cミックス回路143へ送られる。Y
/Cミックス回路143で輝度信号とクロマ信号を加算
し、コンポジット出力端子144より無画部をミュート
したコンポジット信号をモニタ出力として出力する。以
上述べたように、無画部をミュートしてモニタ出力する
ことで、無画部における補強信号による妨害を除去で
き、テレビ側の誤動作を防ぐことができる。またミュー
トを行わずに記録するので、補強信号を損なわずに高画
質のまま記録することができる。
【0022】次に再生パスは、磁気ヘッド122から再
生された信号を、再生ヘッドプリアンプ123で十分に
増幅した後、FM輝度信号と低域色信号とに分離され
る。FM輝度信号は、FM等価回路124で周波数特性
を補正され、ダブルリミッタ回路125を介し、復調器
126でビデオ信号に復調される。その後、ディエンフ
ァシス回路127で記録時に掛けるエンファシスを戻
す。ディエンファシス回路127の出力の1つはSW1
09に接続され、再生時はディエンファシス回路127
側を選択され、前述したようにマイコン111で無画部
を検出する。ここで、EDTV II識別回路114に入
力することで、ライン処理の影響を受けることなく、識
別を行うことができる。ディエンファシス回路127の
出力の1つはLNC128,NC129で雑音を除去
し、周波数特性補正回路130で処理された後でSW1
31へ入力される。色信号に関しては、低域通過フィル
タ134で抜き取られた低域変換色信号がオートカラー
コントロール回路135で一定振幅のバースト信号に抑
えられた後でメインコンバータ136により、fsc+f
lsc(fscは色副搬送波周波数、flscは低域色副搬送波
周波数)と乗算されてfsc帯の再生色信号に変換され
る。そして、BPF137で帯域制限した後、Cコム1
38,CNR139で隣接クロストーク、及び雑音を除
去し、SW140へ送られる。SW131、及び140
は再生時はそれぞれ周波数特性補正回路130側,CN
R139側を選択し、ミュート回路132,141へ送
られる。ミュート回路132,141は前述したよう
に、マイコン111から制御信号を受け取り無画部をミ
ュートする。ミュート回路132の出力の1つは、輝度
信号出力端子133より無画部をミュートした再生輝度
信号が出力される。またミュート回路132の出力の1
つは、Y/Cミックス回路143へ送られる。ミュート
回路141の出力の1つは、クロマ信号出力端子142
より無画部をミュートした再生クロマ信号を出力する。
またミュート回路141の出力の1つは、Y/Cミック
ス回路143へ送られる。Y/Cミックス回路143で
輝度信号とクロマ信号を加算し、コンポジット出力端子
144より無画部をミュートした再生コンポジット信号
を出力する。以上述べたように、再生時においても無画
部をミュートした信号を得ることができる。
【0023】ここで、デコード判別回路を図2を用いて
詳しく説明する。点線112で示すところが、図1にお
けるデコード判別回路112である。201が入力端
子、202がバンドパスフィルタ、203がレベル検出
回路、204が出力端子、205が輝度信号YL、20
6が水平解像度補強信号HH’、207が水平輝度高域
成分HH、208が色副搬送波周波数fscである。入
力端子201より入力される輝度信号は、BPF202
で4.2〜約6MHzの帯域だけ抜き取られる。それを
レベル検出回路203でそのレベルを検出する。もしも
このレベルが大きければ、水平輝度高域成分HH207
が存在することになり、デコードされたEDTV II信
号だとわかる。レベルが小さければ、NTSC信号か、
もしくはデコードされていないEDTV II信号と言う
ことになる。なぜならば、輝度信号YL205の帯域は
NTSCもEDTV IIも4.2MHzまでしかなく、
水平解像度補強信号HH’206は、約2〜4MHzに
存在し、デコード後は、水平輝度高域成分HH207と
なって4.2〜約6MHzの周波数帯域へシフトするた
めである。このレベルを検出し、出力端子204より出
力する。このような構成にすることで、EDTV II信
号のデコードの有無を判別することができる。
【0024】次に、ミュート回路132の動作原理を図
3を用いて説明する。301が入力端子、302がS
W、303が電圧源、304が制御信号入力端子、30
5が出力端子、306が入力信号、307が垂直同期信
号分離回路出力、308がマイコン出力、309が出力
信号、310が垂直同期信号、311がEDTV II識
別信号、312,314が垂直解像度補強信号及び垂直
時間解像度補強信号、313が映像信号、315,31
7が無画部期間、316が主画部期間である。入力端子
301より入力されたSW131の出力波形306は、
SW302へ入力される。ここで制御信号入力端子30
4より入力される、垂直同期信号分離回路の出力307
から検出したマイコン111の出力、即ち制御信号30
8によって、SW302は無画部315,317の期
間、黒浮きしない程度の一定電圧を持つ電圧源303側
を選択する。また、主画部316の期間は、入力端子3
01側を選択する。出力端子305に出力される信号は
309のようになり、無画部の補強信号をミュートする
ことができる。
【0025】またミュート回路132の別の実施の形態
を図4を用いて説明する。図4において図3と同一構成
部分には同一符号を付しその説明を省略する。401は
減算回路、402はSW302の出力波形、403は減
算器401の出力波形である。図3と異なるところは、
制御信号入力端子304から入力される制御信号308
により、SW302は、無画部315,317の期間
は、入力端子301側を選択し、主画部316の期間
は、黒浮きしない程度の一定電圧を持つ電圧源303側
を選択する。SW302の出力は減算器401へ入力さ
れ、入力信号306と減算を行い出力信号403を得
る。このように、無画部の期間は補強信号を減算し、主
画部の期間は信号成分を減算しないようにすることで、
無画部の補強信号をミュートすることができる。上記の
回路構成は、クロマ信号のミュート回路141について
も同様である。
【0026】次に図5に本発明の第二の実施の形態を示
す。図5において図1と同一構成部分には同一符号を付
しその説明を省略する。図1と違うところは、ミュート
回路を用いずにマイコン111でLNC128,NC1
29,周波数補正回路130,CNR139を制御し、
特性を変化させることである。まずLNC128につい
て説明する。図6にLNC128の回路を示す。点線1
28が図4に示すLNCである。601が入力端子、6
02が1H遅延回路(Hは水平走査期間)、603,6
09が減算回路、604がリミッタ回路、605,60
6がアッテネータ(以下ATTと略す)、607がS
W、608が制御信号入力端子、610が出力端子であ
る。入力端子601より入力された信号は、1H遅延回
路602を通って1H遅延され、減算回路603へ入力
される。減算回路603で入力信号から1H遅延回路6
02の出力を減算することで、nfH(fHは水平同期周
波数、n=0,1,2…)に零点ができるくし形フィル
タが構成される。これは(2n+1)fH/2に存在す
る雑音を含む隣接クロストーク成分が通過できるもので
ある。その後、雑音のピークトゥピーク値程度にリミッ
ティングレベルが設定されているリミッタ回路604で
リミッティングする。それをATT1(605),AT
T2(606)へ送り、信号レベルを調節する。それを
SW607が制御信号入力端子608より入力された制
御信号を用いて、主画部はATT1(605)側を、無
画部はATT2(606)側を選択し、減算回路609
へ出力する。減算回路609で入力信号からSW607
の出力を減算し、(2n+1)fH/2に零点ができる
くし形フィルタが構成され、出力端子610より出力さ
れる。この特性を図7に示す。主画部の特性は、(a)
の曲線701〜704のような特性になる。入力レベル
が大きい場合は浅く、レベルが小さい場合は深くするよ
うになっている。無画部の特性は、(b)の曲線705
〜708のような特性になる。主画部の時よりも特性を
深くするようにATT2(606)のレベル量を変えて
いる。このようにすることで、無画部の補強信号を小さ
くすることができる。
【0027】次に、NC129について説明する。図8
(a)にNC129の回路を示す。801が入力端子、
802が高域通過フィルタ(以下HPFと略す)、80
3がリミッタ回路、804,805がATT、806が
SW、807が制御信号入力端子、808が減算回路、
809が出力端子である。入力端子801より入力され
た信号は、数百kHzのカットオフ周波数を持つHPF
802で低域成分を除去され、さらにリミッタ回路80
3でリミッティングされた後、ATT1(804),A
TT2(805)へ送り、信号レベルを調節する。それ
をSW806が制御信号入力端子807より入力された
制御信号を用いて、主画部はATT1(804)側を、
無画部はATT2(805)側を選択し、減算回路80
8へ出力する。減算回路808で入力信号からSW80
6の出力を減算し、出力端子809より出力される。こ
の特性を図8(b),(c)に示す。主画部の特性は、
(b)の曲線810〜813のような特性になる。入力
レベルが大きい場合は浅く、レベルが小さい場合は深く
するようになっている。無画部の特性は、(c)の曲線
814〜817のような特性になる。主画部の時よりも
特性を深くするようにATT2(805)のレベル量を
変えている。このようにすることで、高域に存在する無
画部の補強信号を小さくすることができる。
【0028】次に、周波数特性補正回路130について
説明する。図9(a)に周波数特性補正回路139の回
路図を示す。901が入力端子、902が抵抗、903
が容量、904がSW、905が制御信号入力端子、9
06が出力端子である。入力端子901より入力された
信号は、抵抗902を通って出力端子907より出力さ
れる。一方、制御信号入力端子905より入力される制
御信号により、SW904は、無画部の時はスイッチを
閉じ、主画部の時はスイッチを開けるように動作する。
SW904の一端は容量903を通って抵抗902に接
続されており、スイッチを閉じると抵抗902と容量9
03で低域通過フィルタが構成され、特性が変化する。
その特性を図9(b)に示す。スイッチが開いていると
き、即ち主画部の時は曲線907のような特性になり、
スイッチを閉じたときは曲線908のような特性にな
る。このようにして、高域に存在する補強信号を減衰さ
せることができる。
【0029】次にCNR139について説明する。図1
0にCNR139の回路図を示す。1001が入力端
子、1002が加算回路、1003がリミッタ回路、1
004,1005がATT、1006がSW、1007
が制御信号入力端子、1008が減算回路、1009が
出力端子である。入力端子1001から入力された信号
は、加算回路1002、減算回路1008へ入力され
る。減算回路1008の出力は1H遅延回路1010を
通って1H遅延された後、加算回路1002へ入力され
る。加算回路1002で入力信号と加算され、リミッタ
回路1003で大振幅信号をリミッティングした後AT
T1(1004)、及びATT2(1005)へ入力さ
れる。制御信号入力端子より入力された制御信号を用い
て、SW1006を主画部の時はATT1(1004)
側を、無画部の時はATT2(1005)側を選択させ
る。その出力を減算回路1008へ送り、入力信号から
減算し、出力端子1009より出力する。図11にCN
R139の特性を示す。主画部の特性は、(a)の曲線
1201〜1204のような特性になる。入力レベルが
大きい場合は浅く、レベルが小さい場合は深くするよう
になっている。無画部の特性は、(b)の曲線1205
〜1208のような特性になる。主画部の時よりも特性
を深くするようにATT2(1005)のレベル量を変
えている。このようにすることで、無画部のクロマ信号
のノイズを小さくすることができる。
【0030】次に図12に本発明の第三の実施の形態を
示す。図12において図1と同一構成部分には同一符号
を付しその説明を省略する。図1と違うところは、ED
TVIIデコーダが無い点である。この場合EDTV II
信号をデコードすることはできないが、部品点数の削
減,コストダウンを行うことができ、且つ無画部をミュ
ートして出力することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ビ
デオテープレコーダでEDTV IIの信号を記録再生し
た際に、無画部をミュートして出力することで、補強信
号による目障りなノイズを除去することができる。また
無画部の輝度信号に対し、ラインノイズキャンセラ,ノ
イズキャンセラを強く掛け、周波数特性補正回路で高域
のレスポンスを落とし、無画部のクロマ信号に対し、ク
ロマノイズリデューサを強く掛けるよう特性を変化させ
ることでも無画部における補強信号による妨害を除去す
ることができる。
【0032】またライン入力とチューナ入力とを切り替
えた後にEDTV IIデコーダを配置することで、テレ
ビのライン出力に出力されるEDTV IIの信号、もし
くは例えばレーザーディスクなどの外部入力機器から出
力されるEDTV IIの信号に対しても、ビデオテープ
レコーダーで記録再生が可能となる効果がある。また再
生時、ディエンファシス回路の出力からEDTV IIの
識別回路の判別を行うことで、ライン処理(ラインノイ
ズキャンセラ等)の影響を受けることなく、正しい識別
が可能となる効果もある。
【0033】さらにEDTV IIデコーダをデコードす
る必要がない場合は、EDTV IIデコーダを通さずに
処理を行うことでS/Nの劣化を防ぎ、EDTV IIデ
コーダをオフすることで、省電力化を行うことができる
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す磁気記録再生装置
のブロック図。
【図2】本発明の一実施の形態を示す信号処理回路のブ
ロック図及び周波数特性を示す特性図。
【図3】本発明の一実施の形態を示す信号処理回路のブ
ロック図及びその信号処理回路の動作原理を示す各部の
波形図。
【図4】本発明の一実施の形態を示す信号処理回路のブ
ロック図及びその信号処理回路の動作原理を示す各部の
波形図。
【図5】本発明の一実施の形態を示す磁気記録再生装置
のブロック図。
【図6】本発明の一実施の形態を示す信号処理回路のブ
ロック図。
【図7】本発明の一実施の形態を示す信号処理回路にお
ける周波数特性を示す特性図。
【図8】本発明の一実施の形態を示す信号処理回路のブ
ロック図及びその信号処理回路における周波数特性を示
す特性図。
【図9】本発明の一実施の形態を示す信号処理回路のブ
ロック図及びその信号処理回路における周波数特性を示
す特性図。
【図10】本発明の一実施の形態を示す信号処理回路の
ブロック図。
【図11】本発明の一実施の形態を示す信号処理回路に
おける周波数特性を示す特性図。
【図12】本発明の一実施の形態を示す磁気記録再生装
置のブロック図。
【符号の説明】
101…アンテナ、102…テューナ回路、103…コ
ンポジット信号入力端子、104…輝度信号入力端子、
105…クロマ信号入力端子、106,107,10
9,113,115,118,119,131,140
…SW、108…EDTV IIデコーダ、110…垂直
同期信号分離回路、111…マイコン、112…デコー
ダ判別回路、114…EDTV II識別回路、127…
ディエンファシス回路、128…LNC、129…N
C、130…周波数特性補正回路、132,141…ミ
ュート回路、139…CNR。
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 克行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 西島 英男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号を周波数変調して得たFM変調輝
    度信号と、色信号を低域に周波数変換して得た低域変換
    色信号とを周波数多重すると共に、回転ヘッドにより磁
    気テープの走行方向に対して斜めの方向に記録するヘリ
    カルスキャン型の磁気記録再生装置において、入力され
    たEDTV II信号もしくは該磁気記録再生装置の再生
    信号に対し、レターボックス信号を識別するEDTV I
    I識別回路と、無画部を検出する無画部検出手段と、該
    無画部検出手段の出力に応じて、無画部に重畳された垂
    直時間解像度補強信号、及び垂直解像度補強信号を抑圧
    する抑圧回路を有したことを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】前記抑圧回路は、入力と直流電位とを置き
    換えるミュート回路、輝度信号のノイズリデューサ、輝
    度信号の周波数補正回路、及びクロマ信号のノイズリデ
    ューサのいずれかの1つで構成されたことを特徴とする
    請求項1の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記ミュート回路は、ミュート回路に入力
    される信号と一定の電圧に切り替える第一のスイッチ回
    路を有したことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気
    記録再生装置。
  4. 【請求項4】輝度信号を周波数変調して得たFM変調輝
    度信号と、色信号を低域に周波数変換して得た低域変換
    色信号とを周波数多重すると共に、回転ヘッドにより磁
    気テープの走行方向に対して斜めの方向に記録するヘリ
    カルスキャン型の磁気記録再生装置において、EDTV
    II識別回路と、EDTV IIデコーダ回路を有し、入力
    された信号と該EDTV IIデコーダ回路の出力とを前
    記EDTV II識別回路の出力を用いて切り替える第二
    のスイッチ回路を有したことを特徴とする磁気記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】輝度信号を周波数変調して得たFM変調輝
    度信号と、色信号を低域に周波数変換して得た低域変換
    色信号とを周波数多重すると共に、回転ヘッドにより磁
    気テープの走行方向に対して斜めの方向に記録するヘリ
    カルスキャン型の磁気記録再生装置において、EDTV
    II識別回路と、入力された信号がデコードされたED
    TV II信号かどうか判別するデコード判別回路と、E
    DTV IIデコーダ回路を有し、入力された信号と該E
    DTV IIデコーダ回路の出力とを前記デコード判別回
    路の出力を用いて切り替える第三のスイッチ回路を有し
    たことを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記EDTV IIデコーダの前段にチュー
    ナ出力と外部入力とを切り替える第四のスイッチ回路を
    有したことを特徴とする請求項4及び5記載の磁気記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】前記EDTV II識別回路の前段に記録時
    (及び停止時)と再生時で入力信号を切り替える第五の
    スイッチ回路を設け、且つ再生時はディエンファシス回
    路の出力信号を第五のスイッチ回路へ入力したことを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5、又は6記載の磁気
    記録再生装置。
  8. 【請求項8】前記EDTV IIデコーダ回路は、前記E
    DTV II識別回路がEDTV IIと識別し、且つ前記デ
    コード判別回路がデコードされていないEDTV II信
    号であると判別したとき以外はEDTV IIデコーダを
    オフ状態とし、省電力化を図るように構成されたことを
    特徴とする請求項1,4,5又は6記載の磁気記録再生
    装置。
  9. 【請求項9】前記デコード判別回路は、入力された信号
    もしくは再生信号の帯域を制限する帯域通過フィルタ回
    路と、該帯域通過フィルタ回路のレベルを検出するレベ
    ル検出回路を有し、水平輝度高域成分の有無を判別でき
    るように構成したことを特徴とする請求項5又は8記載
    の磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記無画部検出手段は、前記第五のスイ
    ッチ回路と、該第五のスイッチ回路の出力から垂直同期
    信号を分離する垂直同期信号分離回路と、該垂直同期信
    号分離回路の出力を制御信号に変換するマイコンを有し
    たことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
JP7316338A 1995-12-05 1995-12-05 磁気記録再生装置 Pending JPH09163402A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517179B1 (ko) * 1998-10-29 2005-11-25 주식회사 현대오토넷 차량용 비디오 시디의 영상 노이즈 제거장치 및 방법

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KR100517179B1 (ko) * 1998-10-29 2005-11-25 주식회사 현대오토넷 차량용 비디오 시디의 영상 노이즈 제거장치 및 방법

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