JPH09162861A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH09162861A
JPH09162861A JP7319125A JP31912595A JPH09162861A JP H09162861 A JPH09162861 A JP H09162861A JP 7319125 A JP7319125 A JP 7319125A JP 31912595 A JP31912595 A JP 31912595A JP H09162861 A JPH09162861 A JP H09162861A
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communication control
control device
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communication
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JP7319125A
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Manabu Fujita
学 藤田
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の通信制御装置間の時刻を最小の誤差で恒
常的に一致させることができる通信制御装置を提供する
こと。 【解決手段】ネットワークを介して情報のやり取りを行
う通信システムにおいて、第1の通信制御装置には、時
刻を計時する第1の計時手段104と、第1の計時手段
104が計時した時刻の情報を制御情報として送信する
通信制御装置B(101)とを有し、第2の通信制御装
置には、時刻を計時する第2の計時手段108と、通信
制御装置B(101)が送信した制御情報を受信し、時
刻の情報に再構成する通信制御装置A(107)と、第
2の計時手段108が計時した時刻の情報と、通信制御
装置A(107)が再構成した時刻の情報を比較し、こ
の比較結果に基づいて第2の通信制御装置の時刻を第1
の通信制御装置の時刻に一致させる同時化手段106を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信装置間
で時間的な前後関係を維持しながら通信を行う通信制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の通信制御装置間で情報の送受信を
行なう場合は送受信の時刻を検出するために何らかの方
法で同期をとる必要がある。例えば、特公平4−199
931号公報では、情報の送信時に同期信号を挿入して
送信し、受信側でこの同期信号を検出することで同期を
とっている。また、送信側と受信側とで別々のクロック
を発生させ、情報の送受信の時刻を一致させるためにク
ロックを計数するカウンタのカウンタ値をコネクション
の確立時に一致させる方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術はいずれも受信側の通信制御装置と送信側の
通信制御装置との間における送受信の時刻を恒常的に一
致させることができない。また、受信側の通信制御装置
の制御のもとに時刻を一致させるための制御パケットを
送出しているので、同時に複数の送信側制御装置に信号
を送信するタイミングが多くなり誤差の原因となってい
た。
【0004】本発明の通信制御装置はこのような課題に
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、複数の通信制御装置間の時刻を最小の誤差で恒常的
に一致させることができる通信制御装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、情報の送信を少なくとも行う第1
の通信制御装置と、情報の受信を少なくとも行う第2の
通信制御装置を含む複数の通信制御装置が、ネットワー
クを介して情報のやり取りを行う通信システムにおい
て、前記第1の通信制御装置には、時刻を計時する第1
の計時手段と、この第1の計時手段が計時した時刻の情
報を制御情報として送信する送信手段とを有し、前記第
2の通信制御装置には、時刻を計時する第2の計時手段
と、前記送信手段が送信した制御情報を受信し、時刻の
情報に再構成する受信手段と、前記第2の計時手段が計
時した時刻の情報と、前記受信手段が再構成した時刻の
情報を比較し、この比較結果に基づいて第2の通信制御
装置の時刻を第1の通信制御装置の時刻に一致させる同
時化手段とを有する。
【0006】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記第1の通信制御装置は、更に、前記第2の通信
制御装置の受信手段に対して、制御情報の受信準備を略
一定間隔で要求するヘルスチェック手段と、前記第1の
通信制御装置が行う処理の優先順位を設定するスケジュ
ーラ手段とを有し、前記ヘルスチェック手段は前記スケ
ジューラ手段が設定した処理の優先順位に従い要求を出
す。
【0007】また、第3の発明は、第1又は第2の発明
において、前記第1の通信制御装置は、更に、CPUを
有し、このCPUの最小割り当て単位時間内で、前記ヘ
ルスチェック手段による第2の通信制御装置への要求
と、第2の通信制御装置への制御情報の送信とを終了す
る。
【0008】すなわち、第1の発明は、情報の送信を少
なくとも行う第1の通信制御装置と、情報の受信を少な
くとも行う第2の通信制御装置を含む複数の通信制御装
置が、ネットワークを介して情報のやり取りを行うにあ
たって、前記第1の通信制御装置では、第1の計時手段
によって時刻を計時し、この第1の計時手段が計時した
時刻の情報を送信手段によって制御情報として送信す
る。また、前記第2の通信制御装置では、第2の計時手
段によって時刻を計時し、受信手段によって前記送信手
段が送信した制御情報を受信して時刻の情報に再構成
し、同時化手段によって、前記第2の計時手段が計時し
た時刻の情報と、前記受信手段が再構成した時刻の情報
を比較し、この比較結果に基づいて第2の通信制御装置
の時刻を第1の通信制御装置の時刻に一致させるように
する。
【0009】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記第1の通信制御装置では更に、ヘルスチェック
手段によって前記第2の通信制御装置の受信手段に対し
て、制御情報の受信準備を略一定間隔で要求し、スケジ
ューラ手段によって前記第1の通信制御装置が行う処理
の優先順位を設定し、前記ヘルスチェック手段は前記ス
ケジューラ手段が設定した処理の優先順位に従い要求を
出すようにする。
【0010】また、第3の発明は、第1又は第2の発明
において、前記第1の通信制御装置が更にCPUを有
し、このCPUの最小割り当て単位時間内で、前記ヘル
スチェック手段による第2の通信制御装置への要求と、
第2の通信制御装置への制御情報の送信とを終了するよ
うにする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。本実施形態では通信制御装置
が3台であると想定して説明する。図1は本通信制御装
置の機能ブロック図であり、通信制御装置A(107)
と、通信制御装置B(101)と、通信制御装置C(1
10)とが交換網115を介して接続されている。通信
制御装置A(107)は情報送受信手段105と、同時
化手段106と、計時手段108とを具備する。また、
通信制御装置B(101)は情報送受信手段103と、
同時化手段102と、計時手段104とを具備する。ま
た、通信制御装置C(110)は情報送受信手段112
と、同時化手段109と、計時手段111とを具備す
る。ここで、同時化手段102は専用プロセッサとファ
ームウェアを有する専用ユニットで構成することがで
き、プロセッサとメモリを他のユニットと共有して構成
することもできる。また、計時手段104は通算で時を
カウントするカウンタと、これとは別個の年月日秒をカ
ウントするカウンタとで構成することもできる。
【0012】同時化手段102、106、109は以下
に述べるCPUと、ヘルスチェック用ソフトウェアとス
ケジューラとを具備している。また、計時手段は以下に
述べるカウンタを含む。
【0013】上記した構成において、通信制御装置B
(101)が通信制御装置A(107)あるいは通信制
御装置C(110)から情報パケットを受信するものと
すると、通信制御装置B(101)の同時化手段102
は、通信制御装置A(107)あるいは通信制御装置C
(110)からのカウンタ値取得要求に応答して、ある
いはこれらの通信制御装置からのカウンタ値取得要求が
ない場合は自発的に、計時手段104の時刻を一定のイ
ンターバルで情報送受信手段103を通じて、通信制御
装置A(107)と通信制御装置C(110)に送る。
通信制御装置A(107)は情報送受信手段105を通
じて同時化手段106で通信制御装置B(101)の計
時手段104が有する時刻を受信してこの時刻を自身の
計時手段108に設定する。同様に、通信制御装置C
(110)は情報送受信手段112を通じて同時化手段
109で通信制御装置B(101)の計時手段104が
有する時刻を受信してこの時刻を自身の計時手段111
に設定する。通信制御装置B(101)ではなく、通信
制御装置A(107)あるいは通信制御装置C(11
0)が情報パケットを受信するときも同様にして他の2
台の通信制御装置は受信した時刻を自身の計時手段に設
定するようにする。すなわち、情報パケットを送信する
側の通信制御装置は、情報パケットを受信する側の通信
制御装置の計時手段が示す時刻に基づいて、自身の計時
手段の時刻を修正して情報を受信する側の計時手段の計
時に一致させるようにする。
【0014】図2は3台の通信制御装置A(260)、
B(261)、C(262)をATM交換網200に接
続した実施形態を示す図である。図3は通信制御装置A
(260)の詳細な構成を示す図であり、ATM交換網
200に接続された物理レイヤ処理ユニット218はA
TM処理ユニット217とAAL処理ユニット216を
介してシステムバス215に接続されている。このシス
テムバス215にはメモリ213と、CPU208と、
カウンタ209とが接続されている。メモリ213の内
部は、制御用ソフトウェア格納領域201と、送受信デ
ータ用バッファ202と、制御用データ領域212とに
分離されている。このうち制御用ソフトウェア格納領域
201には、スケジューラ203と、送信用ソフトウェ
ア204と、受信用ソフトウェア205と、ヘルスチェ
ック用ソフトウェア206とが格納されている。また、
送受信データ用バッファ202はタイムスタンプ領域2
10と、データ領域207とを有する。また、制御用デ
ータ領域212は送信時カウンタ領域211を有する。
【0015】図4は通信制御装置B(261)の詳細な
構成を示す図であり、ATM交換網200に接続された
物理レイヤ処理ユニット238はATM処理ユニット2
37とAAL処理ユニット236を介してシステムバス
235に接続されている。このシステムバス235には
メモリ233と、CPU228と、カウンタ229とが
接続されている。メモリ233の内部は、制御用ソフト
ウェア格納領域221と、送受信データ用バッファ22
2と、制御用データ領域232とに分離されている。こ
のうち制御用ソフトウェア格納領域221には、スケジ
ューラ223と、送信用ソフトウェア224と、受信用
ソフトウェア225と、ヘルスチェック用ソフトウェア
226とが格納されている。また、送受信データ用バッ
ファ222はタイムスタンプ領域230と、データ領域
227とを有する。また、制御用データ領域232は送
信時カウンタ領域231を有する。
【0016】図5は通信制御装置C(262)の詳細な
構成を示す図であり、ATM交換網200に接続された
物理レイヤ処理ユニット258はATM処理ユニット2
57とAAL処理ユニット256を介してシステムバス
255に接続されている。このシステムバス255には
メモリ253と、CPU248と、カウンタ249とが
接続されている。メモリ253の内部は、制御用ソフト
ウェア格納領域241と、送受信データ用バッファ24
2と、制御用データ領域252とに分離されている。こ
のうち制御用ソフトウェア格納領域241には、スケジ
ューラ243と、送信用ソフトウェア244と、受信用
ソフトウェア245と、ヘルスチェック用ソフトウェア
246とが格納されている。また、送受信データ用バッ
ファ242はタイムスタンプ領域250とデータ領域2
47とを有する。また、制御用データ領域252は送信
時カウンタ領域251を有する。
【0017】上記した構成において、制御用ソフトウェ
ア格納領域201,221,241内の送信用ソフトウ
ェア204,224,244と、受信用ソフトウェア2
05,225,245と、時刻を一致させるための制御
パケットの送受信を送信側の通信制御装置と受信側の通
信制御装置間で行うヘルスチェック用ソフトウェア20
6,226,246の各々は、スケジューラ203,2
23,243に記載された優先順位に従ってCPU20
8,228,248とシステムバス215,235,2
55の使用権が与えられて実行される。また、図中では
記述を省略しているが、スケジューラ203,223,
243はタイマ割り込みと、プログラムの実行中、ある
いは待機中などの状態と、プログラム実行の優先順位を
プログラムごとに管理するための領域をメモリ上に用意
して機能させることができる。
【0018】図6は情報の送信、受信、ヘルスチェック
の各処理の動作状況を示している。各処理は図6に示す
ように一定時間ごとに順番に実行される。ヘルスチェッ
ク用プログラム206,226,246は、図に示す一
回の割り当て時間内に処理の1サイクルである開始から
終了までを実行して終了するようにする。このときヘル
スチェック用ソフトウェア206,226,246は1
サイクルで時計を一致させるための制御パケットの送受
信を完了する。
【0019】図7はヘルスチェック用ソフトウェア20
6,226,246の基本的な実行内容を示すフローチ
ャートである。まず、相手のアドレスと自分のアドレス
をデータ領域207,227,247に設定する(ステ
ップS601)。ここでアドレスの設定は図示せぬ外部
記憶装置に対して行なうことも可能である。次にタイム
スタンプ領域210,230,250にカウンタ20
9,229,249から取得した時刻を設定する(ステ
ップS602)。次にステップS602で設定した時刻
を送信時カウンタ領域211,231,251に設定す
る(ステップS603)。次にAAL処理ユニット21
6,236,256に送受信データ用バッファ202,
222,242内のデータを転送する(S604)。
【0020】次に実際の情報の送受信のシーケンスを図
8と図9を参照しながら説明する。図8は通信を行なう
各通信制御装置の接続形態を示す図である。すなわち、
送信側の通信制御装置A(260)は交換機A(40
4)を経由して受信側の通信制御装置B(261)に接
続されている。また、送信側の通信制御装置C(26
2)は交換機C(403)、交換機B(405)とを経
由して受信側の通信制御装置B(261)に接続されて
いる。この接続形態では、通信制御装置C(262)か
ら送信されたパケットが通信制御装置B(261)に到
達するまでの時間は、交換機403,405の処理時間
を考慮すると、通信制御装置A(260)から送信され
たパケットが通信制御装置B(261)に到達するまで
の時間よりも大きくなる。
【0021】図9は、上記した3台の通信制御装置間の
通信パケットの送受信シーケンスを示しており、以下に
送信側の通信制御装置A(260)または通信制御装置
C(262)から制御パケットを送出して受信側の通信
制御装置B(261)との間の時刻を一致させる動作を
説明する。ここでは、通信制御装置A(260),B
(261),C(262)の各カウンタによるカウンタ
値が1000を数えたときのタイミング501,50
4,506は図9に示すようにずれを生じているものと
する。
【0022】まず、通信制御装置A(260)のヘルス
チェック用ソフトウェア206は通信制御装置B(26
1)のヘルスチェック用ソフトウェア(226)宛にカ
ウンタ値取得要求のパケット503を送る。その際、こ
のパケット503を送ったタイミングのカウンタ値(こ
の例では1150とする)を送信時カウンタ領域211
に格納しておく。通信制御装置B(261)のヘルスチ
ェック用ソフトウェア226はカウンタ値取得要求のパ
ケット503を受信して、自身のカウンタ229からそ
のときのカウンタ値(ここでは1400とする)を取得
し、これをカウンタ値取得応答のパケット516として
通信制御装置A(260)に送出する。
【0023】カウンタ値1400のパケット516を受
信した通信制御装置A(206)のヘルスチェック用ソ
フトウェア206は、当該受信時における自身のカウン
タ209のカウンタ値(ここでは1550とする)から
送信時カウンタ領域211に記憶されているカウンタ値
1150を減算して減算値400を得、これを2で割っ
た値である200を、通信制御装置B(261)のヘル
スチェック用ソフトウェア226から送信されたカウン
タ値1400に加算して加算値1600を得、これを修
正カウンタ値として自身のカウンタ209に設定する。
このように、通信制御装置A(206)のカウンタ値
は、通信制御装置B(261)からのカウンタ値にした
がって修正されるので、この時点での通信制御装置A
(206)のカウンタ値1600のタイミング(時刻)
517と通信制御装置B(261)のカウンタ値160
0のタイミング(時刻)515は一致する。
【0024】同様に、パケット512とパケット513
の送受信によって通信制御装置C(262)のタイミン
グ(時刻)531と通信制御装置B(261)のタイミ
ング(時刻)529とは、カウンタ値2300で一致す
る。
【0025】図9の例では、通信制御装置A(206)
に関するカウンタ値取得要求のパケット521,カウン
タ値取得応答のパケット525の2回目の送受信で、通
信制御装置A(206)のタイミング(時刻)527と
通信制御装置C(262)のタイミング(時刻)531
と通信制御装置B(261)のタイミング(時刻)52
9とがカウンタ値2300で一致している。
【0026】一方、上記したヘルスチェック用制御パケ
ットの送受信の間に、送信、受信用ソフトウェアにより
情報パケット509,518,520,528,53
3,510,513,530,532の送受信が行なわ
れる。
【0027】上記した第1実施形態によれば、仲介する
交換機403,405,404の台数及びその性能とは
無関係に最小の誤差で複数の通信制御装置間の時刻を恒
常的に一致させることができる。
【0028】次に、本発明に係る通信制御装置の第2の
実施形態を図10〜図14を用いて説明する。第2実施
形態においても図2に示すように3台の通信制御装置A
(701)、B(705)、C(709)をATM交換
網200に接続した例を用いる。また、図10,図1
1,図12の構成はそれぞれ第1実施形態における図
3,図4,図5に示す構成と基本的に同一であるが、図
3,図4,図5の構成に接続相手データ領域704,7
08,712を追加した点が異なっている。
【0029】図13は実際に通信を行なう各通信制御装
置の接続形態を示しており、3台の通信制御装置A(7
01)、B(705)、C(709)が2台の交換機A
(804)、B(805)を介して接続されている。こ
こでは、通信制御装置A(701)と通信制御装置C
(709)とは送信側の通信制御装置を構成しており、
これら2つは隣接配置されている。また、通信制御装置
B(705)は受信側の通信制御装置として使用され
る。
【0030】図14は上記した3台の通信制御装置間の
通信パケットの送受信シーケンスを示しており、以下に
送信側の通信制御装置A(260)から制御パケットを
送出して送信側の通信制御装置C(709)との間の時
刻を一致させる動作を説明する。ここでは、通信制御装
置A(701),B(705),C(709)の各カウ
ンタによるカウンタ値が1300を数えたときのタイミ
ング909,910,911は図14に示すようにずれ
を生じているものとする。
【0031】まず、通信制御装置A(701)のヘルス
チェック用ソフトウェア713は通信制御装置B(70
5)のヘルスチェック用ソフトウェア714宛に接続リ
スト取得要求のパケット901を送る。接続リスト取得
要求のパケット901を受信した通信制御装置B(70
5)のヘルスチェック用ソフトウェア714は自身の接
続相手データ領域708から他の通信相手である通信制
御装置C(709)のアドレスを取得してこれを接続リ
スト取得応答902として通信制御装置A(701)の
ヘルスチェック用ソフトウェア713へ送る。
【0032】通信制御装置A(701)のヘルスチェッ
ク用ソフトウェア713は、通信制御装置B(705)
を介して取得したアドレスである通信制御装置C(70
9)のヘルスチェック用ソフトウェア715宛にカウン
タ値取得要求のパケット903を送る。通信制御装置C
(709)のヘルスチェック用ソフトウェア715は自
身のカウンタ749のカウンタ値をカウンタ値取得応答
904として送る。通信制御装置A(701)は第1実
施形態と同じ方法で修正カウント値を求めてカウンタ7
20に設定する。このように、通信制御装置A(70
1)のカウンタ値は、通信制御装置C(709)からの
カウンタ値にしたがって修正されるので、この時点での
通信制御装置A(701)のカウンタ値1800のタイ
ミング(時刻)912と通信制御装置C(709)のカ
ウンタ値1800のタイミング(時刻)913は一致す
る。
【0033】また、通信制御装置C(709)は接続リ
スト取得要求905からカウント値取得応答908の行
程を経て通信制御装置A(701)からカウンタ値を取
得する。
【0034】上記した第2実施形態では、送信側の通信
制御装置A(701)は通信制御装置B(705)に対
して接続リスト取得要求のパケットを送信するのみで、
自身のカウンタ720のカウント値を修正するときは隣
接配置された通信制御装置C(709)からのカウント
値に基づいて修正している。これにより通信中に経由す
る交換機の数が少なくなるので、受信側の通信制御装置
(ここでは通信制御装置C(709))からのカウンタ
値の送信時間が短くなる。したがって、送信時間による
誤差を受けにくくなりカウンタ値のずれを修正する精度
が向上する。
【0035】なお、ここでは、送信側の通信制御装置が
2台の場合を例に説明したが、2台以上であれば何台で
も同様の制御が可能である。上記した実施形態には以下
の構成を有する発明が含まれている。 (1) 情報の送信を少なくとも行う第1の通信制御装
置と、情報の受信を少なくとも行う第2の通信制御装置
を含む複数の通信制御装置が、ネットワークを介して情
報のやり取りを行う通信システムにおいて、前記第1の
通信制御装置には、時刻を計時する第1の計時手段と、
この第1の計時手段が計時した時刻の情報を制御情報と
して送信する送信手段とを有し、前記第2の通信制御装
置には、時刻を計時する第2の計時手段と、前記送信手
段が送信した制御情報を受信し、時刻の情報に再構成す
る受信手段と、前記第2の計時手段が計時した時刻の情
報と、前記受信手段が再構成した時刻の情報を比較し、
この比較結果に基づいて第2の通信制御装置の時刻を第
1の通信制御装置の時刻に一致させる同時化手段と、を
有する。 (効果)最小の誤差で複数の通信制御装置間の時刻を恒
常的に一致させることができる。 (2) 前記第1の通信制御装置は、更に、前記第2の
通信制御装置の受信手段に対して、制御情報の受信準備
を略一定間隔で要求するヘルスチェック手段と、前記第
1の通信制御装置が行う処理の優先順位を設定するスケ
ジューラ手段とを有し、前記ヘルスチェック手段は前記
スケジューラ手段が設定した処理の優先順位に従い要求
を出すことを特徴とする構成(1)に記載の通信制御装
置。 (効果)ヘルスチェックソフトウェアはスケジューラが
示す優先順位にしたがって一体のインターバルで制御パ
ケットの送受信を行なうので、情報パケットの送信処理
や受信処理の動作状況とは無関係に通信制御装置間の時
刻を一致させることができる。 (3) 前記第1の通信制御装置は、更に、CPUを有
し、このCPUの最小割り当て単位時間内で、前記ヘル
スチェック手段による第2の通信制御装置への要求と、
第2の通信制御装置への制御情報の送信とを終了するこ
とを特徴とする構成(1)又は(2)に記載の通信制御
装置。 (効果)送信用の通信制御装置と受信用の通信制御装置
との間で、ソフトウェアの処理レベルで恒常的に時間を
共有することができる。つまり、送受信に要する時間を
考慮してカウンタのずれを補正することができる。 (4) 情報の送信を少なくとも行う第1及び第3の通
信制御装置と、情報の受信を少なくとも行う第2の通信
制御装置を含む複数の通信制御装置が、ネットワークを
介して情報のやり取りを行う通信システムにおいて、前
記第1の通信制御装置には、時刻を計時する第1の計時
手段と、この第1の計時手段が計時した時刻の情報を制
御情報として送信する第1の送信手段とを有し、前記第
3の通信制御装置には、時刻を計時する第3の計時手段
と、この第3の計時手段が計測した時刻の情報を制御情
報として送信する第3の送信手段とを有し、前記第1及
び前記第2の通信制御装置のうち少なくとも一方には、
更に、別の通信制御装置が有する送信手段が送信した制
御情報を受信し、時刻の情報に再構成する受信手段と、
自らの計時手段が計時した時刻の情報と、前記受信手段
が再構成した時刻の情報を比較し、この比較結果に基づ
いて自らの通信制御装置の時刻を別の通信制御装置の時
刻に一致させる同時化手段と、を有することを特徴とす
る通信システム。 (効果)隣接配置された2つの送信用の通信制御装置間
で制御パケットの送受信を行なうようにしたので、カウ
ンタ値のずれ修正の精度を向上することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、複数の通信制御装置間
の時刻を最小の誤差で恒常的に一致させることができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る通信制御装置の機能ブロック
図である。
【図2】第1実施形態において3台の通信制御装置をA
TM交換網に接続した形態を示す図である。
【図3】図2に示す通信制御装置Aの詳細な構成を示す
図である。
【図4】図2に示す通信制御装置Bの詳細な構成を示す
図である。
【図5】図2に示す通信制御装置Cの詳細な構成を示す
図である。
【図6】送信、受信、ヘルスチェックの各処理の動作状
況を示す図である。
【図7】ヘルスチェックソフトウェアの基本的動作内容
を示すフローチャートである。
【図8】第1実施形態において3台の通信制御装置を実
際に接続したときの接続形態を示す図である。
【図9】3台の通信制御装置間の通信パケットの送受信
シーケンスを説明するための図である。
【図10】第2実施形態に係る通信制御装置Aの詳細な
構成を示す図である。
【図11】第2実施形態に係る通信制御装置Bの詳細な
構成を示す図である。
【図12】第2実施形態に係る通信制御装置Cの詳細な
構成を示す図である。
【図13】第2実施形態において3台の通信制御装置を
実際に接続したときの接続形態を示す図である。
【図14】3台の通信制御装置間の通信パケットの送受
信シーケンスを説明するための図である。
【符号の説明】
101、261…通信制御装置B、107、260…通
信制御装置A、110、262…通信制御装置C、10
2、106、109…同時化手段、103、105、1
12…情報送受信手段、104、108、111…計時
手段、206、226、246…ヘルスチェック用ソフ
トウェア、203、223、243…スケジューラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の送信を少なくとも行う第1の通信
    制御装置と、情報の受信を少なくとも行う第2の通信制
    御装置を含む複数の通信制御装置が、ネットワークを介
    して情報のやり取りを行う通信システムにおいて、 前記第1の通信制御装置には、 時刻を計時する第1の計時手段と、 この第1の計時手段が計時した時刻の情報を制御情報と
    して送信する送信手段とを有し、 前記第2の通信制御装置には、 時刻を計時する第2の計時手段と、 前記送信手段が送信した制御情報を受信し、時刻の情報
    に再構成する受信手段と、 前記第2の計時手段が計時した時刻の情報と、前記受信
    手段が再構成した時刻の情報を比較し、この比較結果に
    基づいて第2の通信制御装置の時刻を第1の通信制御装
    置の時刻に一致させる同時化手段と、 を有することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の通信制御装置は、更に、 前記第2の通信制御装置の受信手段に対して、制御情報
    の受信準備を略一定間隔で要求するヘルスチェック手段
    と、 前記第1の通信制御装置が行う処理の優先順位を設定す
    るスケジューラ手段とを有し、 前記ヘルスチェック手段は前記スケジューラ手段が設定
    した処理の優先順位に従い要求を出すことを特徴とする
    請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の通信制御装置は、更に、CP
    Uを有し、 このCPUの最小割り当て単位時間内で、前記ヘルスチ
    ェック手段による第2の通信制御装置への要求と、第2
    の通信制御装置への制御情報の送信とを終了することを
    特徴とする請求項1又は2記載の通信システム。
JP7319125A 1995-12-07 1995-12-07 通信制御装置 Withdrawn JPH09162861A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002021775A1 (fr) * 2000-09-01 2002-03-14 Koyo Electronics Industries Co., Ltd. Système de partage de données mémoire de plusieurs stations

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