JPH0916228A - 力制御ロボットのモーメント誤差校正方法及び力制御 ロボット - Google Patents

力制御ロボットのモーメント誤差校正方法及び力制御 ロボット

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JPH0916228A
JPH0916228A JP15950795A JP15950795A JPH0916228A JP H0916228 A JPH0916228 A JP H0916228A JP 15950795 A JP15950795 A JP 15950795A JP 15950795 A JP15950795 A JP 15950795A JP H0916228 A JPH0916228 A JP H0916228A
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Yoshihisa Furukawa
善久 古川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 嵌合作業時に力センサによって検出されるモ
ーメント誤差を正確に補正できるようにする。 【構成】 ステップ1(S1)で、ピン41を平板52
に力制御により押しつける。力センサ座標系原点におい
て検出された力とモーメントとをTCPにおける値に変
換する。ピン41は平板52に対し1点で接触している
ため、TCPにおけるモーメントは0になるはずである
が、実際にはモーメントが検出される。この理論値と実
際に検出されるモーメントとの差をモーメント誤差とし
て取得する。ステップ(S2)で、嵌合ワーク40を被
嵌合ワーク50の穴に嵌め込む。この際、力センサ3で
検出されたモーメントをモーメント誤差を用いて補正
し、TCP周りに発生するモーメントが0になるように
嵌合ワークの姿勢を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は力制御ロボットのモーメ
ント誤差校正方法及び力制御ロボットに関し、特に嵌合
作業時に手先先端部周りに発生するモーメントを0にす
るため姿勢制御を行う力制御ロボットのモーメント誤差
校正方法及びその方法を実施するための力制御ロボット
に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの工場においては、組み立て作業を
ロボットに行わせることにより、自動化、省力化を図っ
ている。このような製品の組み立て工程には、ワークど
うしを嵌め合わせる作業が多くある。この嵌め合わせ作
業をロボットに行わせるには、予め目的の作業をロボッ
トに覚え込ませておく。ロボットは教えられた動作に従
い、ワークの嵌め合わせを行う。
【0003】嵌合を行うロボットには、力制御を用いる
ものと、力制御を用いないものがある。力制御を用いな
いロボットは、予め教えられた動作をそのまま実行する
だけである。一方、力制御を用いたロボットは、力セン
サを用いて、手先先端点(以下、TCPと呼ぶ)周りに
発生した力、及びモーメントを検出している。そして、
嵌合作業時には、TCP周りに発生するモーメントが0
になるように姿勢を制御する。これによって、嵌合ワー
クの姿勢誤差を修正することができる。
【0004】図5は嵌合作業を行う力制御ロボットを示
す図である。ロボット本体61はケーブル61aによっ
てコントローラ62に接続されている。また、ロボット
本体61の手首部分には力センサ63が設けられてい
る。力センサ63は、力センサ座標系におけるX,Y,
Z軸方向の並進力とそれらの軸周りのモーメント(以
後、これらの力とモーメントとをまとめて6軸力と呼
ぶ)を検出する。力センサ63は、ケーブル63aによ
ってコントローラ62に接続されている。コントローラ
62は、予め与えられたプログラムや教示操作による指
令に従いロボット本体61の動作を制御するとともに、
力センサ63が検出した力センサ座標系における6軸力
を解析し、TCPに周りに働くツール座標系における6
軸力を取得する。
【0005】ロボット本体61のハンド68には、先端
に突出部64aを有する嵌合ワーク64が握られてい
る。一方、被嵌合ワーク65はワークテーブル67上に
位置決めされて置かれており、中央部に穴66を有して
いる。
【0006】このような、力制御ロボットにおいて、嵌
合ワーク64の突出部64aを被嵌合ワーク65の穴6
6に嵌め合わせる場合、嵌合ワーク64の位置や姿勢に
誤差があると、穴66に対する突出部64aの位置が微
妙にずれてしまう。そこで、力センサ63で検出された
力センサ座標系における6軸力からツール座標系におけ
る6軸力を算出する。そして、ツール座標系における挿
入方向以外の力モーメントが0になるように嵌合ワーク
64の位置や姿勢を修正しながら、少しずつ突出部64
aを嵌め込んでいく。このようにして、力制御ロボット
に対し嵌合作業を行わせることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、力センサによ
って検出されるモーメントは、以下のような誤差を含ん
でいる。
【0008】第1に、力センサ自体の誤差である。この
モーメント誤差は、力センサが検出する力の誤差と力セ
ンサ座標系原点からTCPまでのベクトルとの外積で表
されるモーメント誤差、および力センサが検出するモー
メントの誤差である。
【0009】第2に、TCPの位置の誤差と嵌合力との
外積で表されるモーメント誤差である。このようなモー
メントの誤差があるために、姿勢誤差の修正を正しく行
うことができず嵌合に失敗したり、成功しても嵌合時間
が長くなるという問題点があった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、嵌合時に力センサによって検出されるモーメ
ント誤差を正確に補正することができる力制御ロボット
のモーメント誤差校正方法を提供することを目的とす
る。
【0011】また、本発明の他の目的は、嵌合ワークの
姿勢誤差を正しく修正することができる力制御ロボット
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、嵌合作業時に手先先端部周りの姿勢制御
を行う力制御ロボットのモーメント誤差校正方法におい
て、前記手先先端部に設けられ、平面に対し1点で接触
させることのできる校正用治具を、任意の位置に固定さ
れた固定部材に対し所定の力で押しつけ、理論上力セン
サで検出されるべきモーメントと、実際に前記力センサ
で検出されるモーメントとの差を取ることにより、モー
メント誤差データを取得し、嵌合作業時に前記力センサ
で検出されたモーメントに対し、前記モーメント誤差デ
ータを用いて補正を行うことにより、手先先端部周りの
姿勢を修正する、ことを特徴とする力制御ロボットのモ
ーメント誤差校正方法が提供される。
【0013】また、嵌合作業時に手先先端部周りの姿勢
制御を行う力制御ロボットにおいて、手先先端部に設け
られ、平面に対し1点で接触させることのできる校正用
治具を、任意の位置に固定された固定部材に対し所定の
力で押しつけた場合に、理論上力センサで検出されるべ
きモーメントと、実際に前記力センサで検出されるモー
メントとの差を取ることにより、モーメント誤差データ
を取得するモーメント誤差取得手段と、前記モーメント
誤差データを格納する記憶手段と、嵌合作業時に前記力
センサで検出されたモーメントに対し、前記モーメント
誤差データを用いて補正を行う検出モーメント補正手段
と、を有することを特徴とする力制御ロボットが提供さ
れる。
【0014】
【作用】上記の力制御ロボットのモーメント誤差校正方
法によれば、手先先端部に設けられた、平面に対し1点
で接触させることのできる校正用治具を、任意の位置に
固定された固定部材に対し所定の力で押しつけ、理論上
算出される力センサで検出されるべきモーメントと、実
際に力センサで検出されるモーメントとの差を取ること
により、誤差の発生要因が何であるかに関係なく正確な
モーメント誤差データが取得される。そして、嵌合作業
時に力センサで検出されたモーメントに対し、モーメン
ト誤差データを用いて補正を行うことにより、嵌合を行
う際の手先先端部周りのモーメントが0になるように、
正確に姿勢が修正される。
【0015】また、上記の力制御ロボットによれば、任
意の位置に固定された固定部材に対し、手先先端部に設
けられた、平面に対し1点で接触させることのできる校
正用治具を所定の力で押しつけられると、モーメント誤
差取得手段は、理論上力センサで検出されるべきモーメ
ントと、実際に力センサで検出されるモーメントとの差
を取ることにより、モーメント誤差データを取得する。
記憶手段は、取得されたモーメント誤差データを格納す
る。嵌合作業時に力センサがモーメントを検出すると、
検出モーメント補正手段がモーメント誤差データを用い
てモーメントの補正を行い、誤差のないモーメントが得
られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のモーメント誤差校正方法の手順を
示す図である。
【0017】ステップ1(S1)は、モーメント誤差を
取得する段階である。ロボット本体1のハンド11の取
り付け部には、力センサ3が設けられている。ハンド1
1は嵌合ワーク40を掴んでいる。嵌合ワーク40の先
端には、先の尖ったピン41が取り付けられている。一
方、被嵌合ワーク50の穴51は、平板52で塞がれて
いる。
【0018】この状態で、ピン41を平板52に対し力
制御により押しつける。ここで、ピン41の先端が手先
先端点(TCP)であり、このTCPにおいて発生する
力が嵌合時の目標嵌合力となるように力制御する。そし
て、力センサ座標系原点において検出された力とモーメ
ントとをTCPにおける値に変換する。
【0019】ところで、ピン41は平板52に対し1点
で接触しているため、TCP周りにはモーメントは発生
しない。従って、力センサ座標系原点で検出された力と
モーメントとをTCPにおける値に変換すると、モーメ
ントは0になるはずである。ところが、実際にはモーメ
ントが検出される。これがモーメント誤差であり、この
データをメモリ等に記憶する。
【0020】ステップ(S2)は、嵌合作業時にモーメ
ント誤差を考慮して嵌合ワークの姿勢制御を行う段階で
ある。嵌合ワーク40に取り付けられていたピン41と
被嵌合ワーク50に取り付けられていた平板52とは、
取り外されている。ここで、嵌合ワーク40を被嵌合ワ
ーク50の穴に嵌め込む。
【0021】この際、力センサ3では力センサ座標系原
点で検出された力とモーメントとを検出している。そし
て、検出されたモーメントをモーメント誤差を用いて補
正する。補正後のモーメントを発生モーメントとし、T
CP周りに発生するモーメントが0になるように嵌合ワ
ークの姿勢を制御する。
【0022】図2は本発明の力制御ロボットの構成を示
すブロック図である。この図に示す構成は、図1におい
て説明したモーメント誤差校正方法を実施するためのも
のである。力制御ロボットは、動作機構を有するロボッ
ト本体1と、ロボット本体1の動作を制御するコントロ
ーラ2と、ロボット本体1のアーム先端に取り付けられ
TCP周りの力とモーメントとを検出する力センサ3と
から構成される。
【0023】コントローラ2内のモーメント誤差取得手
段2aは、モーメント誤差を取得する段階(図1に示す
ステップ1)において力センサ3が検出した力センサ座
標系原点における力とモーメントとを受け取る。そし
て、検出された値と理論値との差をとり、モーメント誤
差データを取得する。記憶手段2bは、モーメント誤差
データを格納する。
【0024】検出モーメント補正手段2cは、嵌合作業
時(図1に示すステップ2)において力センサ3が検出
した、力センサ座標系原点における力とモーメントとを
受け取る。そして、検出された値をモーメント誤差デー
タによって補正する。姿勢誤差修正手段2dは、検出モ
ーメント補正手段2cによって補正されたデータに基づ
き、TCP周りに発生するモーメントが0になるように
嵌合ワークの姿勢を修正する。
【0025】次に、モーメント誤差の算出方法ついて具
体的に説明する。図3はモーメント誤差取得時のツール
座標系と力センサ座標系との関係を説明する図である。
ここで、各記号を以下のように定める。「 ΣS 」は、
力センサ座標系。「 ΣT 」は、ツール座標系。「ベク
トル Sf 」は、センサ座標系における並進力。「ベク
トル Sn 」は、センサ座標系におけるモーメント。
「ベクトル Tf 」は、ツール座標系における並進力。
「ベクトル Tn 」は、ツール座標系におけるモーメン
ト。「 ST 」は、ΣS からΣT への同次変換行列。
【0026】座標系変換マトリックス ST を座標系の
回転行列 ST と座標系原点の並進移動ベクトル ST
で表すと、
【0027】
【数1】
【0028】となる。図3に示すように、ロボット本体
1がハンド11によって把持する嵌合ワーク40を、平
板52から先端のピン41に作用する反力が一定値とな
るように制御する。具体的には、被嵌合ワーク50に対
して嵌合ワーク40を嵌合する行う際に必要とされる目
標嵌合力で押しつける。これにより、ピン41は平板5
2から反作用を受ける。この力をベクトルfで表す。ピ
ン41は点接触状態であるため、接点における並進力し
か発生しない。従って、ΣS におけるモーメントを示す
ベクトル Snと ST × Sfとは理論上等しいはずであ
る。ところが、実際には誤差が生じる。これをモーメン
ト誤差をベクトル Se で表し、以下のような式で求め
られる。
【0029】
【数2】
【0030】このようにして得られたベクトル S
e は、コントローラ内のメモリに格納される。次に、モ
ーメント誤差の補正量の算出方法について説明する。こ
こで、力制御による嵌合の際の嵌合目標力をベクトル S
d とし、実際に力センサにより検出される力をベクト
Sfとする。すると、モーメント誤差を示すベクトル
Seを用いて、力センサによる検出モーメントである
ベクトル Snを以下の式により補正する。
【0031】
【数3】
【0032】補正したベクトル Sc を発生モーメント
として、嵌合ワークの位置、及び姿勢制御に用いる。以
上のようにして、嵌合作業を実施する前にモーメント誤
差を取得しておき、嵌合作業を実行する際には、そのモ
ーメント誤差を用いて、嵌合ワークの正確な姿勢制御を
行うことができる。この際、モーメント誤差の要因が何
であるかを問わず正確なモーメント誤差が取得される。
【0033】最後に、本発明を実施するための力制御ロ
ボットのハードウェア構成の例を説明する。図4は力制
御ロボットのハードウェア構成を示すブロック図であ
る。このロボットは、コントローラ2、コントローラ2
によって制御されるロボット本体1、ロボット1のアー
ム先端部に支持される6軸力センサ3、及び力センサ3
の検出信号を処理する信号処理装置30から構成され
る。
【0034】コントローラ2はCPU21を備えてい
る。CPU21には、ROM22、RAM23、不揮発
性メモリ24、教示操作盤25、入出力装置26、ロボ
ット制御装置27、及びサーボ回路28が、バス29を
介して接続されている。ROM22には、システムプロ
グラムが格納されている。RAM23は、CPU21が
実行する各種データが一時的に格納される。不揮発性メ
モリ24には、電源切断時にも保存すべき各種パラメー
タが格納される。このパラメータには、モーメント誤差
データも含まれる。
【0035】教示操作盤25の前面には、液晶表示装置
による表示画面と多数のキーが配置されている。この教
示操作盤25を用いて、ロボットの教示及びシステム各
部の動作に関する指令等を入力する。入出力装置26
は、信号処理装置30との間のインタフェース機能を果
たす。ロボット制御部27は、ロボット本体1の各軸の
動作をサーボ回路28を介して制御する。
【0036】ロボット本体1のアーム先端部に取り付け
られた力センサ3は、例えば歪みゲージで構成され発振
器により交流駆動される複数のブリッジ回路を内蔵した
ものである。この力センサ3は、力センサ座標系におけ
る6軸力の各成分を表す検出信号を信号処理装置30に
出力する。信号処理装置30は、力センサ3から出力さ
れた各検出信号を差動アンプで増幅後、同期整流したう
えで内部のマルチプレクサに入力する。マルチプレクサ
は、コントローラ2のCPU21から入出力装置26を
介して受け取る制御信号に従い、6軸力の各成分を表す
検出信号を順次サンプルホールド回路、及びA/Dコン
バータを介して入出力装置26へ送りだす。
【0037】このようなハードウェア構成の力制御ロボ
ットにより、モーメント誤差を取得する際には、力セン
サ3で検出された力センサ座標系における6軸力の各成
分を表す検出信号は、信号処理装置30を介してにコン
トローラ2入力される。コントローラ2内では、入出力
装置26が信号処理装置30からの信号を受信し、その
信号がCPU21に転送される。CPU21は、式
(2)に示す演算を行いモーメント誤差データを取得
し、そのデータを不揮発性メモリ24に格納する。不揮
発性メモリ24は電源が切断されてもモーメント誤差デ
ータを保持し続ける。
【0038】嵌合作業を行う際には、CPU21は予め
与えられている嵌合動作の指令によりロボットの動作指
令を出力する。ロボット制御部27は、動作指令に従い
ロボット本体1の各軸の動作をサーボ回路28を介して
制御する。これにより、嵌合作業が行われる。このと
き、力センサ3から検出されるモーメントの信号は、C
PU21に送られている。CPU21は、不揮発性メモ
リ24に格納されているモーメント誤差データを用いて
式(3)に示す演算を行い、検出されたモーメントを補
正する。そして、補正後のモーメントにより、TCP周
りのモーメントが0になるように嵌合ワークの姿勢を修
正する。
【0039】なお、上記の説明では、校正用治具として
嵌合ワークの先端にピンを取り付けているが、校正用治
具は平面に対して1点で接触させることができるもので
あれば、他の形状でも良い。例えば、先端が球状になっ
たものを校正用治具として使用することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、平面に
対して1点で接触させることのできる校正用治具を手先
先端点に取り付け、この校正用治具を固定部材に押しつ
けることによりモーメント誤差を取得するようにしたた
め、手先先端点周りで検出されるべきモーメントの理論
値が0となり、容易にモーメント誤差を取得することが
できる。しかも、検出されたモーメント誤差は、誤差の
原因が何であるかは問わず正確なモーメント誤差であ
る。この結果、嵌合作業時に手先先端点周りに発生する
モーメント誤差の原因に関係なく、検出モーメントの誤
差を補正し嵌合ワークを正しい姿勢に修正することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモーメント誤差校正方法の手順を示す
図である。
【図2】本発明の力制御ロボットの構成を示すブロック
図である。
【図3】モーメント誤差取得時のTCPと力センサとの
関係を説明する図である。
【図4】力制御ロボットのハードウェア構成を示すブロ
ック図である。
【図5】嵌合作業を行う力制御ロボットを示す図であ
る。
【符号の説明】 1 ロボット本体 2 コントローラ 3 力センサ 11 ハンド 40 嵌合ワーク 41 ピン 50 被嵌合ワーク 51 穴 52 平板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 15/00 G05B 19/18 K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合作業時に手先先端部回りの姿勢制御
    を行う力制御ロボットのモーメント誤差校正方法におい
    て、 前記手先先端部に設けられ、平面に対し1点で接触させ
    ることのできる校正用治具を、任意の位置に固定された
    固定部材に対し所定の力で押しつけ、理論上力センサで
    検出されるべきモーメントと、実際に前記力センサで検
    出されるモーメントとの差を取ることにより、モーメン
    ト誤差データを取得し、 嵌合作業時に前記力センサで検出されたモーメントに対
    し、前記モーメント誤差データを用いて補正を行うこと
    により、手先先端部周りの姿勢を修正する、 ことを特徴とする力制御ロボットのモーメント誤差校正
    方法。
  2. 【請求項2】 前記モーメント誤差データを取得する際
    には、前記校正用治具として、先端が鋭利なピン状部
    材、あるいは先端が球面の球状部材を用いることを特徴
    とする請求項1記載の力制御ロボットのモーメント誤差
    校正方法。
  3. 【請求項3】 前記モーメント誤差データを取得する際
    には、嵌合作業時に必要とされる目標嵌合力で、前記校
    正用治具を前記固定部材に対し押しつけることを特徴と
    する請求項1記載の力制御ロボットのモーメント誤差校
    正方法。
  4. 【請求項4】 前記モーメント誤差データを取得する際
    には、嵌合すべき嵌合ワークの先端に取り付けられた前
    記校正用治具を、嵌合される被嵌合ワークの穴を塞ぐよ
    うに取り付けられた平板に対して押しつけることを特徴
    とする請求項1記載の力制御ロボットのモーメント誤差
    校正方法。
  5. 【請求項5】 嵌合作業時に手先先端部周りの姿勢制御
    を行う力制御ロボットにおいて、 手先先端部に設けられ、平面に対し1点で接触させるこ
    とのできる校正用治具を、任意の位置に固定された固定
    部材に対し所定の力で押しつけた場合に、理論上力セン
    サで検出されるべきモーメントと、実際に前記力センサ
    で検出されるモーメントとの差を取ることにより、モー
    メント誤差データを取得するモーメント誤差取得手段
    と、 前記モーメント誤差データを格納する記憶手段と、 嵌合作業時に前記力センサで検出されたモーメントに対
    し、前記モーメント誤差データを用いて補正を行う検出
    モーメント補正手段と、 を有することを特徴とする力制御ロボット。
JP15950795A 1995-06-26 1995-06-26 力制御ロボットのモーメント誤差校正方法及び力制御 ロボット Withdrawn JPH0916228A (ja)

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