JPH09162128A - 気相成長方法及び気相成長装置用基板保持装置 - Google Patents
気相成長方法及び気相成長装置用基板保持装置Info
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- JPH09162128A JPH09162128A JP31681995A JP31681995A JPH09162128A JP H09162128 A JPH09162128 A JP H09162128A JP 31681995 A JP31681995 A JP 31681995A JP 31681995 A JP31681995 A JP 31681995A JP H09162128 A JPH09162128 A JP H09162128A
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Abstract
に向上させることができる気相成長方法及び気相成長装
置用基板保持装置を提供する。 【解決手段】 基板の気相成長面を下向きにして保持す
るとともに、該基板を公転させながら自転させる。
Description
気相成長装置用基板保持装置に関し、詳しくは、気相成
長面を下向きにして基板を保持するフェースダウン型の
気相成長方法及び気相成長装置用基板保持装置に関す
る。
属化合物と水素化合物等の原料ガスを反応管内に導入
し、反応管内に設置した基板付近で反応・分解させて基
板面に所定の半導体薄膜を形成する気相成長方法が知ら
れている。この方法を実施する気相成長装置では、従
来、基板の気相成長面を上向きにして反応管内に設置し
ていたが、反応・分解により生じた生成物がパーティク
ルとして基板面に付着し、薄膜の品質を損なうことがあ
った。
て生成物の落下による影響を無くしたフェースダウン型
の気相成長装置が用いられるようになってきた。さら
に、基板の温度均一性,薄膜成長速度の均一性を得るた
めに基板自体を回転させたり、基板を保持する部材を回
転させたりすることも行われるようになってきている。
しかし、このように、基板を自転させたり、公転させた
りすることにより、基板の温度均一性や薄膜成長速度の
均一性をある程度向上させることはできるが、自転の
み、あるいは公転のみでは未だ十分ではなかった。
て基板を保持するとともに、温度均一性や薄膜の均一性
を大幅に向上させることができる気相成長方法及び気相
成長装置用基板保持装置を提供することを目的としてい
る。
め、本発明の気相成長方法は、基板を設置した反応管内
に原料ガスを導入して前記基板の気相成長面に半導体薄
膜を形成する気相成長方法において、前記反応管内で、
基板の気相成長面を下向きにして保持するとともに、該
基板を公転させながら自転させることを特徴としてい
る。
置は、気相成長装置の反応管内で、気相成長面を下向き
にした基板を保持する基板保持装置であって、基板を保
持する円筒状の基板保持部材と、該基板保持部材が回転
可能に挿入される複数個の基板保持部材挿入孔を有する
円盤状のテーブルと、該テーブルの外周に回転可能に設
けられる内歯車付きリングとを備え、前記基板保持部材
は、中空円筒体の中空部底部に基板を支持する基板支持
部材を有するとともに、中空円筒体の上部外周に、前記
リングの内歯車に歯合する外歯車を備えたフランジを有
し、前記テーブルは、その上面に反応管内の所定位置に
設けられた回転駆動部材に係合する係合部を有し、前記
リングは、反応管内の所定位置に設けられた回転止めに
係止する係止突片を有していることを特徴としている。
さらに詳細に説明する。図は、本発明を適用した気相成
長装置用基板保持装置の一例を示すもので、図1は平面
図、図2は分解断面図、図3は基板保持装置と反応管内
の部材との関係を示す説明図、図4は同じく平面図であ
る。
置1は、基板2を保持する4個の円筒状の基板保持部材
10と、該基板保持部材10を保持する円盤状のテーブ
ル20と、該テーブル20の外周に設けられる内歯車付
きリング30とにより構成され、基板保持部材10及び
内歯車付きリング30は、それぞれ上方からテーブル2
0にセットされ、複数の止めネジ3により上方への抜け
が防止されて一体的に形成される。
底部に基板2を保持するものであって、中空円筒体の底
面には、内方に向かって突出する複数の爪状の基板支持
部材11が設けられている。この基板支持部材11は、
中空円筒体胴部を円筒体軸線方向に貫通する軸部11a
の下端に設けられており、軸部11aは、中空円筒体の
上面から突出するネジ部11bがナット11cで固定さ
れている。また、基板保持部材10の中空円筒体の上部
外周には、外歯車12を備えたフランジ13が設けられ
ている。
部が前記基板支持部材11に支持された状態で中空部底
部に保持され、該基板2の上面には、基板2を均一に加
熱するための均熱板4が載置される。なお、基板2の加
熱は、従来と同様の高周波コイル等により行うことがで
きる。
部材10を回転可能に挿入する4個の基板保持部材挿入
孔21を等間隔で配置するとともに、外周部に、前記内
歯車付きリング30を回転可能に載置するリング保持縁
22を設けたもので、基板保持部材挿入孔21の上縁部
には、基板保持部材10のフランジ13を載置するベア
リング23aと、基板保持部材10の中空円筒体胴部外
周をガイドするベアリング23bとが設けられ、リング
保持縁22の上面には、内歯車付きリング30の下面を
支持するベアリング24aと、リング30の下面に設け
られた周状突縁31の側面をガイドするベアリング24
bとが設けられている。
持部材10は、その下半部を基板保持部材挿入孔21内
に挿入した状態でベアリング23a,23bにより回転
可能に支持され、リング30は、周状突縁31をベアリ
ング24a,24b間に挿入した状態でテーブル20の
外周部に回転可能に支持されるとともに、止めネジ3の
頭部によりテーブル20に組付けられる。この組付け状
態において、基板保持部材10とテーブル20とは、基
板保持部材10の下端がテーブル20の下面と面一にな
り、基板保持部材10内に保持される基板2の気相成長
面も、テーブル20の下面と面一になるように各部の寸
法が設定されている。
L字型の係合部25が相対向するように突設されてお
り、前記内歯車付きリング30の外周対向部には、係止
突片32が突設されている。
持装置1は、テーブル20の外縁を支持するフォーク5
により水平方向に搬送され、テーブル20の係合部25
は、反応管(図示せず)の所定位置に設けられた円盤状
の回転駆動部材6に側方から係合する。この状態で回転
駆動部材6を僅かに上昇させてフォーク5を後退させる
と、テーブル20は、回転駆動部材6に係合部25が係
合して吊上げられた状態となり、回転駆動部材6をモー
ター7等により回転駆動すると、回転駆動部材6とテー
ブル20及び該テーブル上の各部材が一体に回転する。
そして、内歯車付きリング30の係止突片32は、該内
歯車付きリング30がテーブル20とともに回転したと
きに、反応管内の所定位置に設けられた回転止め8に係
止して内歯車付きリング30の回転を阻止する。
た内歯車付きリング30に対してテーブル20が回転す
る状態となり、該テーブル20の基板保持部材挿入孔2
1に装着されている基板保持部材10がテーブル20と
ともに回転し、該基板保持部材10にセットされている
基板2がテーブル20の回転軸を中心として公転する状
態となる。
に設けられた外歯車12が内歯車付きリング30の歯に
噛み合って基板保持部材10が回転するので、基板2
は、テーブル20の回転により公転しながら基板保持部
材10の回転により自転する状態となる。
持した基板2を公転させながら自転させることにより、
公転のみ、あるいは自転のみの場合に比べて、薄膜の均
一性を大幅に向上させることができ、フェースダウン型
自体の利点であるパーティクルの付着防止効果と併せ
て、高品質な薄膜を効率よく製造することができる。
るものではなく、保持する基板の大きさや枚数等により
適宜な形状にすることが可能である。また、回転駆動部
材や回転止めは、反応管内に設けた適宜な支持部材を介
して設置すればよく、装置の大きさなどにより任意の構
造を採用することができる。さらに、基板保持装置が保
持する基板の交換は、従来と同様に、反応管の一側に基
板交換室を設けることにより行うことができる。
フェースダウン状態で保持した基板を公転及び自転させ
ながら気相成長を行うことができるから、基板の温度均
一性や、形成される薄膜の均一性を大幅に向上させるこ
とができる。
面図である。
す説明図である。
板、5…フォーク、6…回転駆動部材、7…モーター、
8…回転止め、10…基板保持部材、11…基板支持部
材、12…外歯車、13…フランジ、20…テーブル、
21…基板保持部材挿入孔、22…リング保持縁、23
a,23b,24a,24b…ベアリング、25…係合
部、30…内歯車付きリング、31…周状突縁、32…
係止突片
Claims (2)
- 【請求項1】 基板を設置した反応管内に原料ガスを導
入して前記基板の気相成長面に半導体薄膜を形成する気
相成長方法において、前記反応管内で、基板の気相成長
面を下向きにして保持するとともに、該基板を公転させ
ながら自転させることを特徴とする気相成長方法。 - 【請求項2】 気相成長装置の反応管内で、気相成長面
を下向きにした基板を保持する基板保持装置であって、
基板を保持する円筒状の基板保持部材と、該基板保持部
材が回転可能に挿入される複数個の基板保持部材挿入孔
を有する円盤状のテーブルと、該テーブルの外周に回転
可能に設けられる内歯車付きリングとを備え、前記基板
保持部材は、中空円筒体の中空部底部に基板を支持する
基板支持部材を有するとともに、中空円筒体の上部外周
に、前記リングの内歯車に歯合する外歯車を備えたフラ
ンジを有し、前記テーブルは、その上面に反応管内の所
定位置に設けられた回転駆動部材に係合する係合部を有
し、前記リングは、反応管内の所定位置に設けられた回
転止めに係止する係止突片を有していることを特徴とす
る気相成長装置用基板保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31681995A JP3610376B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 気相成長装置用基板保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09162128A true JPH09162128A (ja) | 1997-06-20 |
JP3610376B2 JP3610376B2 (ja) | 2005-01-12 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3610376B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-12-05 JP JP31681995A patent/JP3610376B2/ja not_active Expired - Fee Related
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