JPH09161484A - 差動増幅回路及びそれを用いた半導体記憶装置 - Google Patents

差動増幅回路及びそれを用いた半導体記憶装置

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JPH09161484A
JPH09161484A JP7321736A JP32173695A JPH09161484A JP H09161484 A JPH09161484 A JP H09161484A JP 7321736 A JP7321736 A JP 7321736A JP 32173695 A JP32173695 A JP 32173695A JP H09161484 A JPH09161484 A JP H09161484A
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Yoshihiro Takemae
義博 竹前
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、差動増幅回路に関し、入力信号の
立ち上がり時及び立ち下がり時のいずれの場合にも高速
動作を実現し、ひいてはタイミング精度の向上に寄与す
ることを目的とする。 【解決手段】 入力信号INが“L”レベルから“H”
レベルに変化した時に差動増幅を行う第1の入力回路1
と、入力信号が“H”レベルから“L”レベルに変化し
た時に差動増幅を行う第2の入力回路2とを備え、出力
切り換え制御回路3により、各入力回路1,2からの差
動増幅出力を切り換えて外部に出力するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差動増幅回路に係
り、特に、ダイナミック型ランダム・アクセス・メモリ
(DRAM)等の半導体記憶装置において高速化を図る
ために必要な回路部分に好適に使用されるカレントミラ
ー型の差動増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の半導体記憶装置はDRAMが主流
であり、多くのDRAMがパーソナルコンピュータ等に
用いられている。従来のDRAMでは、そのデータの転
送スピードは25MHz程度が一般的であったが、CP
Uの高速化と共に、DRAMについても最近では100
MHz以上の高速性が要求されるようになっている。
【0003】この要求に応えるため、最近では、クロッ
クに同期して動作するシンクロナスDRAM(以下「S
DRAM」と称する)が開発されている。SDRAM
は、データの転送スピードが100MHz、すなわちサ
イクル時間が10ns以下で動作するため、高いタイミ
ング精度を必要とする。そこで、SDRAMでは高速化
を図るために、その入力部分にカレントミラー型の差動
増幅回路が一般的に用いられる。
【0004】図3にその一構成例が示される。図示の差
動増幅回路は、互いに差動的に接続され且つ入力信号I
N及び基準電圧信号REFにそれぞれ応答するnMOS
トランジスタQ1及びQ2と、該トランジスタQ1,Q
2の各ドレイン(ノードN1,N2)と高電位の電源ラ
インVcc(電圧3.3V)の間にそれぞれ接続され且
つノードN2の電位にそれぞれ応答するpMOSトラン
ジスタQ3及びQ4と、トランジスタQ1,Q2の各ソ
ース(ノードN3)と低電位の電源ラインVss(電圧
0V)の間に接続され且つ一定の電圧Vccに応答する
nMOSトランジスタQ5と、電源ラインVcc及び電
源ラインVssの間に接続され且つノードN1の電位に
応答するCMOSインバータ(pMOSトランジスタQ
6及びnMOSトランジスタQ7)と、同じく電源ライ
ンVcc及び電源ラインVssの間に接続され且つCM
OSインバータ(Q6,Q7)の出力端(ノードN4)
の電位に応答するCMOSインバータ(pMOSトラン
ジスタQ8及びnMOSトランジスタQ9)と、同じく
電源ラインVcc及び電源ラインVssの間に接続され
且つCMOSインバータ(Q8,Q9)の出力端(ノー
ドN5)の電位に応答するCMOSインバータ(pMO
SトランジスタQ10及びnMOSトランジスタQ1
1)とを有している。そして、この差動増幅回路の出力
信号OUTは、最終段のCMOSインバータ(Q10,
Q11)の出力端(ノードN6)より得られる。
【0005】この構成において、トランジスタQ1〜Q
5はカレントミラー回路を構成し、このうちトランジス
タQ3及びQ4はカレントミラー回路の負荷を構成す
る。また、一定の電圧Vccに応答して常にオン状態と
されるトランジスタQ5はカレントミラー回路における
定電流源(その定電流をI0 とする)を構成する。この
カレントミラー回路Q1〜Q5では、基準電圧信号RE
Fの電位に対して入力信号INの電位が高いか又は低い
かに応じて、それぞれ、電源ラインVcc→トランジス
タQ3→ノードN1→トランジスタQ1→ノードN3→
トランジスタQ5→電源ラインVssの経路、又は、電
源ラインVcc→トランジスタQ4→ノードN2→トラ
ンジスタQ2→ノードN3→トランジスタQ5→電源ラ
インVssの経路を通して、常に定電流I0 が流れてい
る。
【0006】つまり、差動増幅回路が動作している間、
カレントミラー回路の負荷素子(トランジスタQ3,Q
4)には常に直流電流I0 が流れるため、回路全体の消
費電力が増大する。そのため、従来の差動増幅回路で
は、消費電力を低減するために、カレントミラー回路の
負荷トランジスタQ3,Q4の大きさを極力小さくして
直流電流を抑制するといった方策が採られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、消費
電力を低減するためにカレントミラー回路に流れる直流
電流を抑制すると、以下の問題が生じる。これについ
て、図4に示す図3の回路の動作タイミング波形を参照
しながら説明する。先ず、トランジスタQ5(定電流
源)については常にオン状態にあるので、ノードN3の
電位は一定値を保持している。そして、基準電圧信号R
EFの電位に対して入力信号INの電位が高い(“H”
レベル)か又は低い(“L”レベル)かに応じて、トラ
ンジスタQ1はそれぞれオン又はオフとなる。これによ
って、ノードN1の電位は、VccのレベルとノードN
3のレベルの間で変化する。
【0008】入力信号INが“L”レベルから“H”レ
ベルに変化した場合、トランジスタQ1のオンにより、
ノードN1の電位はVccのレベルからノードN3のレ
ベルまで立ち下がる(“H”レベル→“L”レベル)。
この変化は3段のCMOSインバータを介してノードN
6に伝達され、その結果、ノードN6の電位すなわち出
力信号OUTは、VssのレベルからVccのレベルま
で立ち上がる(“L”レベル→“H”レベル)。
【0009】この場合、ノードN1は当初Vccのレベ
ルに充電されており、トランジスタQ1のオンによって
この充電電荷が放電されるため、ノードN1の電位の立
ち下がりは比較的早い。従って、入力信号INが“L”
レベルから“H”レベルに変化した時点から出力信号O
UTが“H”レベルに確定するまでに要する時間t
Rは、比較的短い。
【0010】逆に、入力信号INが“H”レベルから
“L”レベルに変化した場合、トランジスタQ1のオフ
により、ノードN1の電位はノードN3のレベルからV
ccのレベルまで立ち上がる(“L”レベル→“H”レ
ベル)。同様にして、この変化は3段のCMOSインバ
ータを介してノードN6に伝達され、その結果、ノード
N6の電位すなわち出力信号OUTは、Vccのレベル
からVssのレベルまで立ち下がる(“H”レベル→
“L”レベル)。
【0011】この場合、ノードN1の電位は当初Vss
のレベル近傍にあり、トランジスタQ1のオフにより、
電源ラインVccからトランジスタQ3を通してノード
N1が充電される。しかしこの場合、ノードN1の充電
スピードは、トランジスタQ3を流れる(小さく抑制さ
れた)直流電流により制限されるため、遅くなる。この
結果、ノードN1の電位の立ち上がりは図示のように緩
やかとなる。従って、入力信号INが“H”レベルから
“L”レベルに変化した時点から出力信号OUTが
“L”レベルに確定するまでに要する時間tF は、比較
的長くなる(tF >tR )。
【0012】このように、入力信号の立ち上がり時と立
ち下がり時とで動作スピードが異なることは、この動作
スピードのばらつきを補償するために短いサイクル時間
の或る時間を割り当てなければならない(つまり無駄に
しなければならない)ため、高速動作の障害となり、好
ましくない。また、入力信号の立ち上がり時と立ち下が
り時とで動作スピードが異なると、前述したように高い
タイミング精度を必要とするSDRAM等の高速デバイ
スに適用することができないといった不利もある。
【0013】本発明は、上述した従来技術における課題
に鑑み創作されたもので、入力信号の立ち上がり時及び
立ち下がり時のいずれの場合にも高速動作を実現し、ひ
いてはタイミング精度の向上に寄与することができる差
動増幅回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するため、本発明によれば、入力信号が“L”レ
ベルから“H”レベルに変化した時に差動増幅を行う第
1の入力回路と、前記入力信号が“H”レベルから
“L”レベルに変化した時に差動増幅を行う第2の入力
回路と、前記第1の入力回路からの差動増幅出力及び前
記第2の入力回路からの差動増幅出力を切り換えて外部
に出力する出力切り換え制御回路とを具備することを特
徴とする差動増幅回路が提供される。
【0015】本発明に係る差動増幅回路の構成によれ
ば、入力信号の立ち上がり時には専用の第1の入力回路
が差動増幅を行い、逆に、入力信号の立ち下がり時には
専用の第2の入力回路が差動増幅を行うようになってい
る。そして、いずれか一方の差動増幅出力が、出力切り
換え制御回路により選択されて、外部に出力される。こ
のように、入力信号の立ち上がり用と立ち下がり用にそ
れぞれ専用に差動増幅を行う2つの入力回路を設けてい
るので、入力信号の立ち上がり時及び立ち下がり時のい
ずれの場合にも高速動作を実現することができる。これ
は、タイミング精度の向上に大いに寄与するものであ
る。
【0016】また、従来形に見られたような、入力信号
の立ち上がり時と立ち下がり時とで動作スピードが異な
るといった不都合も生じないので、高いタイミング精度
を必要とするSDRAM等の高速デバイスにも適用する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態に係
る差動増幅回路の構成が示される。本実施形態の差動増
幅回路は、例えば、前述したSDRAMの入力部分に用
いられるものであり、図示のように、それぞれ入力信号
INに応答して差動増幅を行う2つの入力回路1及び2
を設けたことを特徴としている。
【0018】一方の入力回路1は、入力信号INが
“L”レベルから“H”レベルに変化した時に機能する
立ち上がり専用の回路であり、他方の入力回路2は、入
力信号INが“H”レベルから“L”レベルに変化した
時に機能する立ち下がり専用の回路である。先ず、入力
回路1は、互いに差動的に接続され且つ入力信号IN及
び基準電圧信号REFにそれぞれ応答するnMOSトラ
ンジスタQ1及びQ2と、該トランジスタQ1,Q2の
各ドレイン(ノードN1,N2)と高電位の電源ライン
Vcc(電圧3.3V)の間にそれぞれ接続され且つノ
ードN2の電位にそれぞれ応答するpMOSトランジス
タQ3及びQ4と、トランジスタQ1,Q2の各ソース
(ノードN3)と低電位の電源ラインVss(電圧0
V)の間に接続され且つ一定の電圧Vccに応答するn
MOSトランジスタQ5と、電源ラインVcc及び電源
ラインVssの間に接続され且つノードN1の電位に応
答するCMOSインバータ(pMOSトランジスタQ6
及びnMOSトランジスタQ7)と、電源ラインVcc
及び電源ラインVssの間に接続され且つCMOSイン
バータ(Q6,Q7)の出力端(ノードN4)の電位に
応答するCMOSインバータ(pMOSトランジスタQ
8及びnMOSトランジスタQ9)とを有している。入
力回路1の出力は、最終段のCMOSインバータ(Q
8,Q9)の出力端(ノードN5)より得られる。
【0019】同様に、入力回路2は、互いに差動的に接
続され且つ入力信号IN及び基準電圧信号REFにそれ
ぞれ応答するpMOSトランジスタQ13及びQ14
と、該トランジスタQ13,Q14の各ドレイン(ノー
ドN11,N12)と電源ラインVssの間にそれぞれ
接続され且つノードN12の電位にそれぞれ応答するn
MOSトランジスタQ15及びQ16と、トランジスタ
Q13,Q14の各ソース(ノードN10)と電源ライ
ンVccの間に接続され且つ一定の電圧Vssに応答す
るpMOSトランジスタQ17と、電源ラインVcc及
び電源ラインVssの間に接続され且つノードN11の
電位に応答するCMOSインバータ(pMOSトランジ
スタQ18及びnMOSトランジスタQ19)と、電源
ラインVcc及び電源ラインVssの間に接続され且つ
CMOSインバータ(Q18,Q19)の出力端(ノー
ドN13)の電位に応答するCMOSインバータ(pM
OSトランジスタQ20及びnMOSトランジスタQ2
1)とを有している。入力回路2の出力は、最終段のC
MOSインバータ(Q20,Q21)の出力端(ノード
N14)より得られる。
【0020】また、2つの入力回路1及び2の各差動増
幅出力を切り換えて外部に出力信号OUTとして出力す
るために出力切り換え制御回路3が設けられている。こ
の出力切り換え制御回路3は、電源ラインVcc及び電
源ラインVssの間に接続されたCMOSインバータ
(pMOSトランジスタQ10及びnMOSトランジス
タQ11)と、該CMOSインバータの出力端(ノード
N6)の信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路DL
と、該遅延回路の出力端(ノードN8)の信号に応答す
るインバータINVと、入力回路1の出力端(ノードN
5)とCMOSインバータ(Q10,Q11)の入力端
(ノードN7)の間に接続され且つインバータINVの
出力端(ノードN9)の信号に応答するトランスミッシ
ョンゲートとしてのnMOSトランジスタQ12と、入
力回路2の出力端(ノードN14)とノードN7の間に
接続され且つ遅延回路DLの出力に応答するトランスミ
ッションゲートとしてのnMOSトランジスタQ22と
を有している。この出力切り換え制御回路3により選択
された差動増幅出力信号OUTは、CMOSインバータ
(Q10,Q11)の出力端(ノードN6)より得られ
る。
【0021】上述した構成において、トランジスタQ1
〜Q5、及びトランジスタQ13〜Q17は、それぞれ
カレントミラー回路を構成する。また、カレントミラー
回路Q1〜Q5においてトランジスタQ3及びQ4は負
荷を構成し、一定の電圧Vccに応答して常にオン状態
とされるトランジスタQ5は定電流源を構成する。同様
に、カレントミラー回路Q13〜Q17においてトラン
ジスタQ15及びQ16は負荷を構成し、一定の電圧V
ssに応答して常にオン状態とされるトランジスタQ1
7は定電流源を構成する。
【0022】図2には図1の回路の動作タイミング波形
が示される。先ず、トランジスタQ5(定電流源)及び
Q17(定電流源)についてはそれぞれ常にオン状態に
あるので、ノードN3及びN10の電位はそれぞれ一定
値を保持している。そして、基準電圧信号REFの電位
に対して入力信号INの電位が高い(“H”レベル)か
又は低い(“L”レベル)かに応じて、トランジスタQ
1はオン又はオフとなり、トランジスタQ13はオフ又
はオンとなる。これによって、ノードN1の電位は、V
ccのレベルとノードN3のレベルの間で変化し、ノー
ドN11の電位は、ノードN10のレベルとVssのレ
ベルの間で変化する。
【0023】入力信号INが“L”レベルから“H”レ
ベルに変化した場合、立ち上がり専用の入力回路1が機
能する。すなわち、トランジスタQ1のオンにより、ノ
ードN1の電位はVccのレベルからノードN3のレベ
ルまで立ち下がる(“H”レベル→“L”レベル)。こ
の変化は、2段のCMOSインバータを介してノードN
5に伝達される。この時、ノードN8の電位は遅延回路
DLの介在により未だ“L”レベル状態にあり、更にイ
ンバータINVの出力端(ノードN9)の電位は“H”
レベル状態にあるため、トランジスタQ12はオンとな
っている。従って、ノードN5の電位はトランジスタQ
12を介してノードN7に伝達され、更にCMOSイン
バータ(Q10,Q11)によりレベル反転されてノー
ドN6に伝達され、その結果、ノードN6の電位すなわ
ち出力信号OUTは、VssのレベルからVccのレベ
ルまで立ち上がる(“L”レベル→“H”レベル)。
【0024】この場合、ノードN1は当初Vccのレベ
ルに充電されており、トランジスタQ1のオンによって
この充電電荷が放電されるため、ノードN1の電位は急
速に立ち下がる。従って、入力信号INが“L”レベル
から“H”レベルに変化した時点から出力信号OUTが
“H”レベルに確定するまでに要する時間t1 は、比較
的短い。
【0025】なお、この時間t1 は、図1の回路と図3
の回路の対比から明らかなように、図4における時間t
R と等しい(t1 =tR )。逆に、入力信号INが
“H”レベルから“L”レベルに変化した場合には、立
ち下がり専用の入力回路2が機能する。すなわち、トラ
ンジスタQ13のオンにより、ノードN11の電位はV
ssのレベルからノードN10のレベルまで立ち上がる
(“L”レベル→“H”レベル)。この変化は、2段の
CMOSインバータを介してノードN14に伝達され
る。この時、ノードN8の電位は遅延回路DLの介在に
より未だ“H”レベル状態にあるため、トランジスタQ
22がオンとなっている。従って、ノードN14の電位
はトランジスタQ22を介してノードN7に伝達され、
さらにCMOSインバータ(Q10,Q11)によりレ
ベル反転されてノードN6に伝達され、その結果、ノー
ドN6の電位すなわち出力信号OUTは、Vccのレベ
ルからVssのレベルまで立ち下がる(“H”レベル→
“L”レベル)。
【0026】この場合、ノードN11の電位は当初Vs
sのレベルにあるが、トランジスタQ13のオンによっ
て、一気にノードN10のレベルまで充電される。つま
り、ノードN11の電位は急速に立ち上がる。従って、
入力信号INが“H”レベルから“L”レベルに変化し
た時点から出力信号OUTが“L”レベルに確定するま
でに要する時間t2 は、上記の時間t1 と同じ程度に短
い(t2 ≒t1 )。
【0027】つまり、図2の動作タイミング波形図と図
4に示す動作タイミング波形図との対比から、t2 ≒t
1 =tR <tF の関係が得られるので、図1の回路は、
図3の回路に比べて動作スピードが早いことがわかる。
このように、本実施形態に係る差動増幅回路の構成によ
れば、入力信号INの立ち上がり用と立ち下がり用にそ
れぞれ専用に2つの入力回路1,2を設けているので、
入力信号の立ち上がり時及び立ち下がり時のいずれの場
合にも高速動作を実現することが可能となる。
【0028】また、従来形に見られたような、入力信号
の立ち上がり時と立ち下がり時とで動作スピードが異な
るといった不都合も生じないので、高いタイミング精度
を必要とするSDRAM等の高速デバイスにも適用する
ことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力信号の立ち上がり用と立ち下がり用にそれぞれ専用に
差動増幅を行う2つの入力回路を設けることにより、入
力信号の立ち上がり時及び立ち下がり時のいずれの場合
にも高速動作を実現することができる。これは、タイミ
ング精度の向上に大いに寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る差動増幅回路の構成
を示す回路図である。
【図2】図1の回路の動作を説明するための各部の信号
波形図である。
【図3】典型的な差動増幅回路の一例を示す回路図であ
る。
【図4】図3の回路の動作を説明するための各部の信号
波形図である。
【符号の説明】
1…第1の入力回路(入力信号の立ち上がり時に機能す
る回路) 2…第2の入力回路(入力信号の立ち下がり時に機能す
る回路) 3…出力切り換え制御回路 IN…入力信号 OUT…(差動増幅)出力信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号(IN)が“L”レベルから
    “H”レベルに変化した時に差動増幅を行う第1の入力
    回路(1)と、 前記入力信号が“H”レベルから“L”レベルに変化し
    た時に差動増幅を行う第2の入力回路(2)と、 前記第1の入力回路からの差動増幅出力及び前記第2の
    入力回路からの差動増幅出力を切り換えて外部に出力す
    る出力切り換え制御回路(3)とを具備することを特徴
    とする差動増幅回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の差動増幅回路におい
    て、前記第1の入力回路は、前記入力信号に応答するn
    チャネルトランジスタ(Q1)を用いたカレントミラー
    回路(Q1〜Q5)を有し、前記第2の入力回路は、前
    記入力信号に応答するpチャネルトランジスタ(Q1
    3)を用いたカレントミラー回路(Q13〜Q17)を
    有することを特徴とする差動増幅回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の差動増幅回路におい
    て、前記出力切り換え制御回路は、外部に出力されるべ
    き差動増幅出力信号(OUT)を所定時間だけ遅延させ
    る遅延回路(DL)と、該遅延回路の出力に応答するイ
    ンバータ(INV)と、該インバータの出力及び前記遅
    延回路の出力を用いて前記第1及び第2の入力回路から
    の各差動増幅出力の切り換えを行うスイッチ回路(Q1
    2,Q22)とを有することを特徴とする差動増幅回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    差動増幅回路を用いたことを特徴とする半導体記憶装
    置。
JP7321736A 1995-12-11 1995-12-11 差動増幅回路及びそれを用いた半導体記憶装置 Pending JPH09161484A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6046611A (en) * 1998-01-26 2000-04-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor circuit device with receiver circuit
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