JPH09161377A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH09161377A
JPH09161377A JP31684495A JP31684495A JPH09161377A JP H09161377 A JPH09161377 A JP H09161377A JP 31684495 A JP31684495 A JP 31684495A JP 31684495 A JP31684495 A JP 31684495A JP H09161377 A JPH09161377 A JP H09161377A
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JP
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linear velocity
disc
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JP31684495A
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English (en)
Inventor
Kotaro Kawamoto
浩太郎 河本
Minoru Suzuki
稔 鈴木
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク外周部のデータをアクセスする際の
回転待ち時間を短縮する。また、信号処理回路の限界近
くまで転送レートを高める。 【解決手段】 線速度一定でデータが記録されたディス
クを再生するディスク再生装置において、ディスクの内
周部と外周部との境界位置を設定する手段と、ディスク
上の再生トラック位置を検出する再生位置検出部15
と、検出された再生トラック位置と設定境界位置とを比
較する比較部17とを具備し、再生トラック位置が境界
位置よりディスク外周部側にあることを判断した場合、
現在のデータ再生を終了してから次のデータ再生命令が
発生するまでの間、データストローブPLL回路8のデ
ータ再生可能な線速度範囲(キャプチャーレンジ)内の
標準再生線速度より高い線速度が得られるようにディス
クの回転数を制御するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク再生装置
に係り、特に線速度一定でデータが記録されているディ
スク(CLVディスク)を再生するディスク再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの周辺機器としてC
D−ROM再生装置等のディスク再生装置の利用度が高
まってきている。以下に、このようなディスク再生装置
の例として、線速度一定でデータを記録したディスク
(CLVディスク)を再生するディスク再生装置につい
て説明する。
【0003】図18にかかるCLVディスクを再生する
ディスク再生装置の構成を示す。同図において、光ディ
スクから光ピックアップ、RFアンプ、データスライス
回路等を介して得たディスク再生信号(二値化信号)は
データストローブPLL回路1及び同期信号検出回路2
に入力される。データストローブPLL回路1は該ディ
スク再生信号からEFMデータ信号を得ると共に該EF
Mデータ信号を読み取るために必要な、EFMデータ信
号に同期した再生信号読み取りクロックを生成する。同
期信号検出回路2は、そのクロックを用いてディスク再
生信号の同期信号を検出し、これを復調回路3に出力す
ると共に、CLV制御用同期クロックとしてCLV制御
回路5に出力する。復調回路3は同期信号を基にデータ
を復調(EFM復調)し信号処理回路4に送る。信号処
理回路4は復調データに対してエラー訂正等の信号処理
を行い、再生データをホストコンピュータに出力する。
一方、CLV制御回路4は、マスタークロックを基準と
してCLV制御用同期クロックが一定周期になるように
ディスクモータ7を駆動するモータドライバ6に周波数
可変の制御信号を出力する。
【0004】ところで、CLVディスクの再生において
は、再生トラック位置が外周に行くほどモータ回転数が
低下し、ディスクが1回転するのに要する時間が長くな
る。このため、ディスク外周部のデータをアクセスする
場合、内周部に比べ、目的のデータに到達するまでに平
均して長い回転待ち時間が必要になる。
【0005】また、ディスク再生において高い転送レー
トを得るためには、できるだけ速い再生線速度即ち高回
転数のディスクモータ制御が要求される。しかしなが
ら、高い転送レートを得るために信号処理回路の限界に
近い再生線速度で再生を行うようにすると、ディスク内
周部でのデータアクセス直後に外周部のデータアクセス
を行う場合、再生可能な転送レートになるモータ回転数
に低下してくるまで信号処理の開始を待たなければなら
ない。したがって、ディスク全体でのデータアクセス時
間を考慮すると、信号処理回路の限界近くまで転送レー
トを高めることは得策と言えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにCLVディ
スクを再生する従来のディスク再生装置においては、デ
ィスク外周部と内周部とでアクセス時の平均のディスク
回転待ち時間がかなり差があり、特に外周部では長い回
転待ち時間を要していた。また、信号処理回路の限界に
近い高い転送レートを望むことができなかった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するための
もので、ディスク外周部のデータをアクセスする際の回
転待ち時間を短縮することのできるディスク再生装置の
提供を目的としている。
【0008】また本発明は、信号処理回路の限界近くま
で転送レートを高めることが可能なディスク再生装置の
提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク再生装
置は上記した目的を達成するために、線速度一定でデー
タが記録されたディスクを、データ再生可能な線速度の
幅を持つデータストローブPLL回路を用いて再生する
ディスク再生装置において、ディスクの内周部と外周部
との境界位置を設定する境界位置設定手段と、ディスク
上の再生中のトラック位置を判定する再生位置判定手段
と、再生位置判定手段によって判定された再生トラック
位置と境界位置手段により設定された境界位置とを比較
する比較手段と、比較手段の比較結果から再生トラック
位置が境界位置よりディスク外周部側にあることを判断
した場合、現在のデータ再生を終了してから次のデータ
再生命令が発生するまでの間、データストローブPLL
回路のデータ再生可能な線速度範囲内で且つ標準再生線
速度より高い線速度が得られるようにディスクの回転数
を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】即ち、このディスク再生装置においては、
再生トラック位置が境界位置よりディスク外周部側にあ
る場合に、現在のデータ再生を終了してから次のデータ
再生命令が発生するまでの間、データストローブPLL
回路のデータ再生可能な線速度範囲内で且つ標準再生線
速度より高い線速度が得られるようにディスクの回転数
を制御するので、次のデータ再生命令を実行する直前の
ディスクモータ回転数は標準回転数よりも高い状態にあ
り、その分、次のデータアクセスを実行する場合の平均
の回転待ち時間を短縮することができる。
【0011】また、本発明は、ディスク上の全トラック
数を判定する全トラック数判定手段と、全トラック数判
定手段によって判定された全トラック数に、ディスクの
中心からデータエリア最内周までの推定トラック数を加
えてディスク中心からの推定全トラック数を求める算出
手段と、算出手段によって求められた推定全トラック数
と予め定められた値とからディスクの内周部と外周部と
の境界位置を設定する境界位置設定手段とを設けたこと
で、ディスク記録時間(データエリアの全トラック数)
が個々に異なるディスクを再生する場合において、各デ
ィスクとも内周部と外周部とのトラック数の比において
共通した位置にディスク内外周の境界位置を設定するこ
とができる。したがって、再生トラック位置とディスク
内外周の境界位置との比較結果がディスク毎に大きくば
らつくことがなくなる。
【0012】また本発明は、再生するファイルの記録時
間長を判別する判別手段と、判別手段によって判別され
た再生ファイルの記録時間長を予め設定された値と比較
する第1の比較手段と、第1の比較手段の比較結果から
再生ファイルの記録時間長が設定値以上であることが判
断された場合、データストローブPLL回路のデータ再
生可能な線速度範囲内で且つ標準再生線速度より高い線
速度が得られるようにディスクの回転数を制御する制御
手段とを具備してなる。
【0013】このディスク再生装置によれば、ファイル
記録時間長が設定値よりも長いファイル、つまり単位時
間でのアクセス頻度の低いファイルのアクセス時にの
み、データストローブPLL回路のデータ再生可能な線
速度範囲内で且つ標準線速度より高い線速度でのCLV
制御を行うことで、ディスクの全体的な再生時間を再生
システムの限界近くまで短縮することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
を図面に基づき詳細に説明する。
【0015】図1は本発明にかかるディスク再生装置の
全体的な構成を示すブロック図である。
【0016】同図において、光ディスク81から光ピッ
クアップ82によって読み出されたRF信号はRFアン
プ回路83に供給される。RFアンプ回路83は、入力
RF信号からフォーカスエラー信号及びトラッキングエ
ラー信号を検出し、各々のエラー信号をフォーカス制御
回路84及びトラッキング制御回路85に供給すると共
に、増幅したRF信号をデータスライス回路86に供給
する。フォーカス制御回路84及びトラッキング制御回
路85は上記各エラー信号より光ピックアップ82のレ
ンズ制御信号を生成して光ピックアップ82のアクチュ
エータドライバ87に出力する。送りモータ制御回路8
8はトラッキング制御回路85より供給されるトラッキ
ングエラー成分、送りモータ89の回転に応じて検出さ
れるパルス信号、及びシステムコントローラ90からの
サーチ指示信号に基づいて送りモータ89の駆動信号を
生成してモータドライバ91に供給する。データスライ
ス回路86は入力したRF増幅信号を二値化してデータ
ストローブPLL回路8及び同期信号検出回路9に出力
する。
【0017】データストローブPLL回路8は二値化信
号からEFMデータ信号を得ると共にこのEFMデータ
信号を読み取るために必要な、EFMデータ信号に同期
したPLLクロックを生成する。同期信号検出回路9は
そのPLLクロックを用いてディスク再生信号の同期信
号を検出し、これを復調回路10に出力すると共にCL
V制御用同期クロックとしてCLV制御回路12に出力
する。CLV制御回路12は、マスタークロックを基準
としてCLV制御用同期クロックが一定周期になるよう
に、つまり標準再生線速度が得られるようにディスクモ
ータ14を駆動するモータドライバ13に制御信号を出
力する。また本発明にかかる光ディスク再生装置におい
て、CLV制御回路12は、標準再生線速度でのデータ
ストローブPLLのキャプチャーレンジ内の再生可能な
線速度範囲内で且つ標準再生線速度より高い線速度が得
られるようにディスクモータ14の回転数を制御し得る
ように構成されている。
【0018】復調回路10は同期信号を基に、データス
トローブPLL回路8より得たEFMデータ信号を復調
して信号処理回路11に送る。信号処理回路11は復調
データのデコードとエラー訂正を行う。エラー訂正後の
データは、メモリ制御回路92による制御のもとバッフ
ァメモリ93に一旦格納された後読み出され、データ出
力回路94を介してホストコンピュータに出力転送され
る。
【0019】ところで、データストローブPLL回路8
は、基準となる再生線速度に対してディスクモータ回転
数の揺らぎ等による再生線速度の誤差を許容できる構成
となっており、データストローブPLLがロックしてい
る状態にあればディスクからデータを読み出すことが可
能である。即ち、データストローブPLLがロックする
ことが可能な範囲であるキャプチャーレンジ内に再生線
速度が常に収まっていれば、データを常に読み出すこと
が可能となる。このことは、ディスクからデータを読み
出すことの可能なディスクモータ14の回転数は基準の
回転数に対して一定の幅をもち、この範囲であれば、基
準回転数より高い回転数でディスクデータの読み出しを
行うことが可能であることを意味する。
【0020】ディスク外周部でデータアクセス時の回転
待ち時間が長くなる原因はディスクモータ回転数の低下
によるものであるから、回転待ち時間を短縮するために
は、データストローブPLLのキャプチャーレンジを越
えない範囲で基準回転数よりも高い回転数でディスクモ
ータ14を回転させればよい。
【0021】図2は本発明にかかる第1の実施形態であ
るディスク再生装置の構成を示した図である。また図3
にこのディスク再生装置の制御手順を示す。
【0022】図2において、このディスク再生装置は、
再生位置検出部15、内外周境界位置設定部16、数値
比較部17及び選択信号発生部18を有して構成され
る。
【0023】このディスク再生装置で再生されるディス
クには、内周のデータエリア先頭から規格で定められた
再生線速度で再生した場合の絶対時間を示す情報が所定
のデータ単位毎に記録されている。
【0024】このディスク再生装置では、信号処理回路
11により得た再生データを再生位置検出部15に入力
し、この再生位置検出部15にて再生データ中の絶対時
間情報を検出し(ステップ301)、この絶対時間を基
に現在再生しているトラック位置(データエリア先頭か
らのトラック数)を算出する(ステップ302)。
【0025】このトラック位置Nは次の近似式で求める
ことができる。 N=((Ri/Tp)2 +VT/πTp)1/2 −(Ri
/Tp) 但し、Ri=データエリア最内周半径(mm) Tp=再生ディスクのトラックピッチ(μm) V =規格で定められた再生線速度(m/s) T =再生位置でのデータの絶対時間(s) ここで、データエリア最内周半径(Ri)、再生ディス
クのトラックピッチ(Tp)、規格で定められた再生線
速度(V)は再生するディスク規格値であるから、再生
位置でのデータの絶対時間(T)が判別できれば、現在
のトラック位置を算出することができる。
【0026】次に、この再生位置検出部15で算出され
たトラック位置の値と、予め内外周境界位置設定部16
にてトラック数に換算して設定されたディスク内外周の
境界位置を示す値とを数値比較部17において比較し
(ステップ303)、その結果を選択信号発生部18に
通知する。選択信号発生部18は、再生トラック位置が
設定境界位置より内周部にある場合、標準再生線速度が
得られるようにCLV制御回路12に対して第1の線速
度選択信号を出力する。これによってCLV制御回路1
2はディスクモータ14の回転数を標準再生線速度が得
られるように制御する(ステップ304)。また、再生
トラック位置が設定境界位置より外周部にある場合、選
択信号発生部18は現在のデータ再生の状況を判断し、
データ再生の終了を判断すると(ステップ305)、C
LV制御回路12に対して第2の線速度選択信号を出力
する。この第2の線速度選択信号を入力したCLV制御
回路12は、ディスクモータ14の回転数をデータスト
ローブPLLのキャプチャーレンジ内の、標準再生線速
度より高い線速度が得られるように制御する(ステップ
306)。なお、データ再生の状況は、図1に示したデ
ィスク再生装置の構成におけるシステムコントローラ9
0の制御状態から判断することができる。
【0027】以上、各トラック位置における標準再生線
速度、標準再生線速度より高い線速度及びデータストロ
ーブPLLキャプチャーレンジとの関係を図7に示す。
【0028】この後、次のデータ再生命令を判断したと
ころで(ステップ307)、選択信号発生部18は、再
度、標準再生線速度で再生を行うようにCLV制御回路
12に対して第1の線速度選択信号を出力する(ステッ
プ304)。
【0029】図4にCLV制御回路12の詳細な構成を
示す。同図に示すように、CLV制御回路12は、AP
C(自動位相制御)回路23と、APC制御の比較クロ
ック生成回路22と、AFC(自動周波数制御)回路2
4から構成される。
【0030】図8にこのAFC回路24の動作特性を示
す。AFC回路24は、ディスク再生信号から得たCL
V制御用同期クロックの入力間隔をマスタークロックで
カウントした値が、線速度選択信号によって設定された
制御目標のカウント値と一致するように、ディスクモー
タ制御信号の周波数(モータ回転数)を制御する。即ち
AFC回路24は、CLV制御用同期クロックの入力間
隔のカウント値が制御目標より小さい場合は出力周波数
を高め、逆の場合は周波数を低くするように動作する。
従って、標準再生線速度より高い線速度に再生速度を変
更するためには、標準再生線速度の再生時の制御目標よ
り少ない値をAFC回路24に設定すればよい。
【0031】APC回路23は、CLV制御用同期クロ
ックの入力タイミングが一定の位置になるように、ディ
スクモータ制御信号の位相を制御する。制御の基準とな
る信号はAPC制御の比較クロック生成回路22で作ら
れるクロックである。この比較クロック生成回路22
は、マスタークロックを線速度選択信号によって設定さ
れた分周比で分周してAFC回路24の制御目標カウン
ト値が一周期となるクロックを再生システム側の同期基
準クロックとして作成し、このクロックをさらに分周し
たものをAPC制御のための比較クロックとしてAPC
回路23へ出力する。
【0032】図5はAFC回路24の構成例を示す図で
ある。同図に示すように、このAFC回路24は、互い
に制御目標カウント値の異なる標準再生線速度用のAF
C回路27及び標準再生線速度より高い線速度用のAF
C回路28と、選択信号発生部18からの線速度選択信
号に基づいて各AFC回路27、28のいずれかの出力
をAFC回路24の最終出力として選択するSW(スイ
ッチ)回路29とで構成されている。
【0033】図6はAPC回路23の構成例を示す図で
ある。同図に示すように、このAPC回路は、互いに分
周比の異なる標準再生線速度用のAPC回路31及び標
準再生線速度より高い線速度用のAPC回路32と、選
択信号発生部18からの線速度選択信号に基づいて各A
PC回路31、32のいずれかの出力を分周回路30を
通してAPC回路23の最終出力として選択するSW
(スイッチ)回路33とで構成されている。
【0034】以上のように、このディスク再生位置は、
データの再生位置が外周部にあることを判断した場合、
現在のデータ再生の終了を待って、データストローブP
LLキャプチャーレンジ内の標準再生線速度より高い線
速度のCLV制御に変更し、次のデータ再生命令の実行
開始と同時に再度標準再生線速度のCLV制御に戻すよ
うに構成されている。かくして、次のデータ再生命令を
実行する直前のディスクモータ回転数は標準回転数より
も高い状態にあり、その分、次のデータアクセスを実行
する場合の平均の回転待ち時間を短縮することができ
る。
【0035】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0036】ディスク上の再生トラック位置は光ピック
アップの絶対位置から判断することも可能である。光ピ
ックアップの絶対位置は送りモータの回転に応じて発生
するパルス(タック信号)をカウントすることによって
求められる。このようなディスク再生装置の構成を図9
に示す。また図10にこのディスク再生装置の制御手順
を示す。
【0037】このディスク再生装置において、再生位置
検出部19は、光ピックアップが起点となる位置(例え
ばTOC情報の読み出し位置)にあるときを初期値とし
て上記タック信号をアップ・ダウンカウントし、そのカ
ウント値と再生トラック位置として数値比較部21に出
力する(ステップ1001)。数値比較部21は、その
カウント値と予め内外周境界位置設定部20にて設定さ
れたディスク内外周の境界位置を示す値とを比較し(ス
テップ1002)、その結果を選択信号発生部18に通
知する。選択信号発生部18がその比較結果をもらって
から以降の動作(ステップ1003〜1006)は前記
と同様である。
【0038】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0039】図11はかかる第3の実施形態であるディ
スク再生装置の構成を示した図である。また図12にこ
のディスク再生装置の制御手順を示す。
【0040】このディスク再生装置は、ディスク上の全
データ記録時間(全トラック数)を基に、各ディスク間
で、内周部と外周部とのトラック数の比において一致す
る位置にディスク内外周の境界位置を自動的に設定でき
るようにしたものである。
【0041】図11において、信号処理回路37から出
力された再生データは再生位置検出部41及び最終トラ
ック位置検出部42に入力される。再生位置検出部41
は再生データ中の絶対時間情報を検出し(ステップ12
01)、この絶対時間を基に現在再生しているトラック
位置を算出する(ステップ1202)。一方、最終トラ
ック位置検出部42はディスク記録時間情報を検出して
これを基にディスク上におけるデータエリアの全トラッ
ク数を算出する(ステップ1203)。
【0042】ディスク上のデータエリアの全トラック数
Nは次の近似式で求めることができる。 N=((Ri/Tp)2 +VT/πTp)1/2 −(Ri
/Tp) 但し、Ri=データエリア最内周半径(mm) Tp=再生ディスクのトラックピッチ(μm) V =規格で定められた再生線速度(m/s) T =全データの記録時間(s) ここで、データエリア最内周半径(Ri)、再生ディス
クのトラックピッチ(Tp)、規格で定められた再生線
速度(V)は再生するディスク規格値であるから、再生
するディスクの全データの記録時間(T)より、データ
エリアの全トラック数を算出することができる。
【0043】ディスクの記録トラックの円周長は、ディ
スクの中心からの距離に比例して大きくなるため、CL
V制御のディスクモータ回転数は回転中心からの距離に
反比例する。従って、ディスク内外周の境界位置はディ
スク記録時間に比例することになる。そこで、最終トラ
ック位置検出部42で算出した全トラック数の値Nをデ
ィスク中心からのトラック数算出部43に入力し、この
算出部43において値Nにディスク中心からデータエリ
ア最内周までの推定トラック数を加える。即ち、ディス
ク中心からの推定トラック数Ncは、 Nc=N+(Ri/Tp) 但し、Ri=データエリア最内周半径(mm) Tp=再生ディスクのトラックピッチ(μm) となる。
【0044】さらに、ディスク内外周の境界位置をディ
スク中心からの推定トラック数に比例させるため、乗算
部44にて、ディスク中心からのトラック数算出部43
の出力値Ncに内外周境界位置算出用定数を乗算する。
即ち、ディスク内外周の境界位置の値Stは、再生シス
テムで設定する内外周境界位置算出用定数をKとする
と、 St=Nc×K 但し、K<1 となる。
【0045】この値Stを内外周境界位置の比較値設定
部45に設定し(ステップ1204)、その値Stと再
生位置検出部41で得た値を数値比較部46で比較する
(ステップ1205)。そして比較結果を選択信号発生
部47に出力する。選択信号発生部47がその比較結果
をもらってから以降の動作(ステップ1206〜120
9)は前記と同様である。
【0046】この実施形態であるディスク再生装置によ
れば、ディスク記録時間(データエリアの全トラック
数)が個々に異なるディスクを再生する場合において、
各ディスクとも内周部と外周部とのトラック数の比にお
いて一致した位置にディスク内外周の境界位置を設定す
ることができる。したがって、再生トラック位置とディ
スク内外周境界位置との比較結果がディスク毎に大きく
ばらつくことがなくなる。
【0047】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0048】図13はかかる第4の実施形態であるディ
スク再生装置の構成を示した図である。また図14にこ
のディスク再生装置の制御手順を示す。
【0049】ファイルの記録時間長によっては(記録時
間長の短いファイルの場合)、再生トラック位置の検出
や、再生トラック位置とディスク内外周の境界位置との
比較等によるアクセス時間の延びが転送時間の短縮を上
回り、再生時間がかえって長くなることが考えられる。
そこで、このディスク再生装置では、記録時間長が設定
値を越えるファイルの再生時のみ標準再生線速度より高
い線速度のCLV制御を行うようにしている。この場合
の設定値としては、標準再生線速度のCLV制御と、標
準再生線速度より高い線速度のCLV制御で、ファイル
アクセス命令の実行開始からデータ再生終了までの時間
がどちらも同じとなるファイル記録時間長が選ばれる。
【0050】以下にこのディスク再生装置の動作を説明
する。図13において、ファイル記録時間長検出部56
は、信号処理回路51からの再生データを基にファイル
記録時間長を検出し、その結果を時間長比較部57に出
力する(ステップ1401)。時間長比較部57は検出
されたファイル記録時間長と設定値とを比較し、その結
果を選択信号発生部63に出力する(ステップ140
2)。ファイル記録時間長より設定値が長い場合、選択
信号発生部63は、データストローブPLLキャプチャ
ーレンジ内の標準再生線速度より高い線速度が得られる
ようにCLV制御回路52に線速度選択信号を出力する
(ステップ1403)。再生終了後(ステップ140
4)、再生トラック位置がディスク内外周の境界位置に
対して内周側にあるか外周側にあるかを判断し(ステッ
プ1405)、外周側にあれば次のデータ再生命令が発
生するまでそのまま標準再生線速度より高い線速度のC
LV制御を続け、次のデータ再生命令が発生すると標準
再生線速度のCLV制御に切り替える(ステップ140
6、1407)。また、再生終了後、再生トラック位置
が内周側にあれば直ちに標準再生線速度のCLV制御に
書き替える。
【0051】一方、検出されたファイル記録時間長と設
定値との比較において、ファイル記録時間長より設定値
が短い場合、前述した第3の実施形態の場合と同様、標
準再生線速度より高い線速度のCLV制御は、回転待ち
時間の短縮を目的として、再生トラック位置がディスク
外周部にある場合にデータ再生が終了してから次のデー
タ再生命令が実行されるまでの間のみ行われる。
【0052】以上のように、このディスク再生装置によ
れば、ファイル記録時間長が設定値よりも長いファイ
ル、つまり単位時間でのアクセス頻度の低いファイルの
アクセス時にのみ標準再生線速度より高い線速度でのC
LV制御を行うので、ディスクの全体的な再生時間を再
生システムの持つ能力の限界近くまで短縮することが可
能になる。
【0053】次に、本発明の第5の実施形態について図
15を用いて説明する。
【0054】このディスク再生装置は、標準再生線速度
より高い線速度で再生を行う場合の、AFC回路の制御
中心値として最適な値を設定できるように構成されたも
のである。
【0055】図15において、まずSW回路74を線速
度選択信号で制御することによって標準再生線速度のC
LV制御を行うため制御中心値67を選択し、これをA
FC出力回路71とAPC制御同期クロック生成回路7
2に設定する。次にディスクモータドライバ75に最大
出力発生信号を加え、ディスクモータ76をデータスト
ローブPLLのキャプチャーレンジを越える高い再生線
速度で回転させる。その後、再生信号の転送レートがデ
ータストローブPLLのキャプチャーレンジを越えPL
Lロックが外れたことを判断した時点でディスクモータ
ドライバ75への最大出力発生信号を停止し、標準再生
線速度のCLV制御に切り替える。
【0056】再生線速度が低下してデータストローブP
LLがロックしたことを判断すると、ディスク再生信号
から得た1番目と2番目のCLV制御用同期クロックの
間隔をAFCカウンタ64でカウントすると共に、CL
V制御用同期クロックとデータストローブPLLのロッ
ク信号を基にタイミングジェネレータ65が発生する、
PLLロック後の2番目のCLV制御用同期クロックに
同期した信号をトリガーとして、AFCカウンタ64の
値をAFCカウントレジスタ66に取り込む。この動作
でデータストローブPLLがロックして再生が可能とな
った時点のカウント値を得ることができる。
【0057】次に、このカウントレジスタ66のカウン
ト値と標準再生線速度のAFC制御中心値67を減算回
路1(68)に入力して差を求める。カウントレジスタ
66の値は再生線速度の限界値であるので、再生を確実
に行うため、減算回路1(68)の出力値と1未満の所
定数値とを乗算回路69にて乗算し、乗算結果からAF
C制御中心値67を減算回路2(70)にて減算した結
果をSW回路74に出力する。
【0058】以降、線速度選択信号によって標準再生線
速度より高い線速度がSW回路74で選択された場合
は、減算回路2(70)の出力値がAFC回路の制御中
心値としてAFC出力回路71に設定される。また、こ
の減算回路2(70)の出力値はAPC制御同期クロッ
ク生成回路72に与えられる。APC制御同期クロック
生成回路72は、減算回路2(70)の出力値をクロッ
ク設定値として、APC回路73で使用するクロックを
発生する。これにより、標準再生線速度でのデータスト
ローブPLLのキャプチャーレンジ内の再生可能な線速
度範囲内で且つ標準再生線速度より高い線速度のCLV
制御が行われる。
【0059】次に本発明の第6の実施形態について図1
6を用いて説明する。
【0060】このディスク再生装置は、図15の構成
に、減算回路2(70)の値を保持するための不揮発性
メモリ77を付加してなる。またディスクを再生装置に
セットしたことを検知した信号をタイミングジェネレー
タ65に入力する構成になっている。
【0061】不揮発性メモリ77に数値が設定されてい
ない場合は、タイミングジェネレータ65からの、デー
タストローブPLLのロック後の2番目のCLV制御用
同期クロックに同期した信号の出力を許可し、カウント
レジスタ66にAFCカウンタ64のカウント値を設定
する。続いて第5の実施形態と同様の動作で減算回路2
(70)の出力を得て、タイミングジェネレータ65で
発生した信号をトリガーとして不揮発性メモリ77に設
定する。
【0062】また不揮発性メモリ77に数値が設定され
ている場合は、タイミングジェネレータ65は不揮発性
メモリ77にトリガー信号を発生せず、前設定の状態を
保持する。再生線速度の変更は、AFC回路制御中心値
67または不揮発性メモリ77に設定された値のいずれ
かを線速度選択信号に基づきSW回路74で選択し、A
FC出力回路71及びAPC制御同期クロック生成回路
72に入力することによって行われる。
【0063】不揮発性メモリ77への数値設定は、ディ
スクを再生装置にセットしたことを検知した信号がタイ
ミングジェネレータ65に入力される度に行われる。こ
れは不揮発性メモリ77に設定された数値は再生装置の
ディスク交換が行われるまで保持されることを意味す
る。したがって、ディスク再生を開始する毎に設定値を
求める必要がなくなり、設定値を得るために必要な時間
を最小限に抑えることができる。
【0064】次に本発明の第7の実施形態について図1
7を用いて説明する。
【0065】このディスク再生装置は、図16の構成
に、さらに不揮発性メモリ77に保持し続けられた値の
平均値を算出する平均値算出回路78を加えてなる。
【0066】まず再生装置のディスクを交換した後、標
準再生線速度より高い再生線速度の設定値を得るための
検出動作を行うために、ディスクを再生装置にセットし
たことを検知した信号をタイミングジェネレータ65に
入力する。タイミングジェネレータ65は、最初に入力
したデータストローブPLLのロック信号とロック信号
を入力した後の2度目のCLV制御用同期クロックの入
力時のみカウントレジスタ66、不揮発性メモリ77及
び平均値算出回路78に制御信号を送る。次に、その検
出動作によって得た減算回路2(70)の値をタイミン
グジェネレータ65の発生する信号をトリガーとして不
揮発性メモリ77に設定する。設定後、設定に用いられ
たタイミングジェネレータ65の発生する信号と同期し
て、平均値算出回路78に不揮発性メモリ77に設定さ
れた値を入力する。平均値算出回路78は、ディスク交
換が行われる度に入力される設定値の平均値を求め、こ
の値をSW回路74へ出力する。
【0067】線速度選択信号によって標準再生線速度よ
り高い線速度がSW回路74で選択された場合、平均値
算出回路78の出力値がAFC回路の制御中心値として
AFC出力回路71に設定されると共にAPC制御同期
クロック生成回路72に与えられる。
【0068】以上の構成によれば、ディスクをセットす
る度に得た標準再生線速度より高い再生線速度の設定値
の平均値を用いることで、ばらつきの少ない設定値を得
ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスク再
生装置によれば、再生トラック位置が境界位置よりディ
スク外周部側にある場合に、現在のデータ再生を終了し
てから次のデータ再生命令が発生するまでの間、データ
ストローブPLL回路のデータ再生可能な線速度範囲内
で且つ標準再生線速度より高い線速度が得られるように
ディスクの回転数を制御するので、次のデータ再生命令
を実行する直前のディスクモータ回転数は標準回転数よ
りも高い状態にあり、その分、次のデータアクセスを実
行する場合の平均の回転待ち時間を短縮することができ
る。
【0070】また、本発明によれば、ディスク記録時間
が個々に異なるディスクを再生する場合において、各デ
ィスクとも内周部と外周部とのトラック数の比において
共通した位置にディスク内外周の境界位置を設定するこ
とができるので、再生トラック位置とディスク内外周の
境界位置との比較結果がディスク毎に大きくばらつくこ
とがなくなる。
【0071】さらに本発明によれば、ファイル記録時間
長が設定値よりも長いファイル、つまり単位時間でのア
クセス頻度の低いファイルのアクセス時にのみ、データ
ストローブPLL回路のデータ再生可能な線速度範囲内
で且つ標準再生線速度より高い線速度でのCLV制御を
行うことで、ディスクの全体的な再生時間を再生システ
ムの限界近くまで短縮することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディスク再生装置の全体的な構
成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施形態であるディスク再生装
置の構成を示すブロック図
【図3】図2のディスク再生装置の制御手順を示すフロ
ーチャート
【図4】CLV制御回路の構成例を示す図
【図5】AFC回路の構成例を示す図
【図6】APC回路の構成例を示す図
【図7】各トラック位置における標準再生線速度、標準
再生線速度より高い線速度及びデータストローブPLL
のキャプチャーレンジとの関係を示す図
【図8】AFC回路の動作特性を示す図
【図9】本発明の第2の実施形態であるディスク再生装
置の構成を示すブロック図
【図10】図9のディスク再生装置の制御手順を示すフ
ローチャート
【図11】本発明の第3の実施形態であるディスク再生
装置の構成を示すブロック図
【図12】図11のディスク再生装置の制御手順を示す
フローチャート
【図13】本発明の第4の実施形態であるディスク再生
装置の構成を示すブロック図
【図14】図13のディスク再生装置の制御手順を示す
フローチャート
【図15】本発明の第5の実施形態であるディスク再生
装置の構成を示すブロック図
【図16】本発明の第6の実施形態であるディスク再生
装置の構成を示すブロック図
【図17】本発明の第7の実施形態であるディスク再生
装置の構成を示すブロック図
【図18】従来のディスク再生装置の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
8………データストローブPLL回路 9………同期検出回路 10………復調回路 11………信号処理回路 12………CLV制御回路 13………モータドライバ 14………ディスクモータ 15………再生位置検出部 16………内外周境界位置設定値 17………数値比較部 18………選択信号発生部 19………再生位置検出部 20………内外周境界位置設定値 21………数値比較部 22………APC制御の比較クロック生成回路 23………APC制御回路 24………AFC制御回路 25………モータドライバ 26………ディスクモータ 27………標準線速度のAFC回路 28………高い線速度のAFC回路 29………SW回路 30………分周回路 31………標準線速度の同期クロック生成回路 32………高い線速度の同期クロック生成回路 33………SW回路 34………データストローブPLL回路 35………同期検出回路 36………復調回路 37………信号処理回路 38………CLV制御回路 39………モータドライバ 40………ディスクモータ 41………再生位置検出部 42………最終トラック位置検出部 43………ディスク中心からのトラック数算出部 44………乗算部 45………内外周境界位置の比較値設定部 46………数値比較部 47………選択信号発生部 48………ディスクストローブPLL回路 49………同期検出回路 50………復調回路 51………信号処理回路 52………CLV制御回路 53………モータドライバ 54………ディスクモータ 55………再生位置検出部 56………再生データーファイル記録時間長検出部 57………時間長比較部 58………最終トラック位置検出部 59………ディスク中心からのトラック数算出部 60………乗算部 61………内外周境界位置の比較値設定部 62………数値比較部 63………選択信号発生部 64………AFCカウンタ 65………タイミングジェネレータ 66………カウントレジスタ 67………AFC回路制御中心値 68………減算回路1 69………乗算回路 70………減算回路2 71………AFC回路 72………APC制御同期クロック生成回路 73………APC回路 74………SW回路 75………ディスクモータドライバ 76………ディスクモータ 77………不揮発性メモリ 78………平均値算出回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線速度一定でデータが記録されたディス
    クを、データ再生可能な線速度の幅を持つデータストロ
    ーブPLL回路を用いて再生するディスク再生装置にお
    いて、 ディスクの内周部と外周部との境界位置を設定する境界
    位置設定手段と、 ディスク上の再生中のトラック位置を判定する再生位置
    判定手段と、 前記再生位置判定手段によって判定された再生トラック
    位置と前記境界位置手段により設定された境界位置とを
    比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果から再生トラック位置が境界位
    置よりディスク外周部側にあることを判断した場合、現
    在のデータ再生を終了してから次のデータ再生命令が発
    生するまでの間、前記データストローブPLL回路のデ
    ータ再生可能な線速度範囲内で且つ標準再生線速度より
    高い線速度が得られるようにディスクの回転数を制御す
    る制御手段とを具備することを特徴とするディスク再生
    装置。
  2. 【請求項2】 線速度一定でデータが記録されたディス
    クを、データ再生可能な線速度の幅を持つデータストロ
    ーブPLL回路を用いて再生するディスク再生装置にお
    いて、 ディスク上の全トラック数を判定する全トラック数判定
    手段と、 前記全トラック数判定手段によって判定された全トラッ
    ク数に、ディスクの中心からデータエリア最内周までの
    推定トラック数を加えてディスク中心からの推定全トラ
    ック数を求める算出手段と、 前記算出手段によって求められた推定全トラック数と予
    め定められた値とからディスクの内周部と外周部との境
    界位置を設定する境界位置設定手段と、 ディスク上の再生中のトラック位置を判定する再生位置
    判定手段と、 前記再生位置判定手段によって判定された再生トラック
    位置と前記境界位置手段によって設定された境界位置と
    を比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果から再生トラック位置が境界位
    置よりディスク外周部側にあることを判断した場合、現
    在のデータ再生を終了してから次のデータ再生命令が発
    生するまでの間、前記データストローブPLL回路のデ
    ータ再生可能な線速度範囲内で且つ標準再生線速度より
    高い線速度が得られるようにディスクの回転数を制御す
    る制御手段とを具備することを特徴とするディスク再生
    装置。
  3. 【請求項3】 線速度一定でデータが記録されたディス
    クを、データ再生可能な線速度の幅を持つデータストロ
    ーブPLL回路を用いてファイル単位に再生するディス
    ク再生装置において、 再生するファイルの記録時間長を判別する判別手段と、 前記判別手段によって判別された再生ファイルの記録時
    間長を予め設定された値と比較する第1の比較手段と、 前記第1の比較手段の比較結果から再生ファイルの記録
    時間長が設定値以上であることが判断された場合、前記
    データストローブPLL回路のデータ再生可能な線速度
    範囲内で且つ標準再生線速度より高い線速度が得られる
    ようにディスクの回転数を制御する制御手段とを具備す
    ることを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のディスク再生装置におい
    て、 ディスクの内周部と外周部との境界位置を設定する境界
    位置設定手段と、 記録時間長が設定値以上であるファイルの再生が終了し
    た時点の再生トラック位置と前記境界位置手段によって
    設定された境界位置とを比較する第2の比較手段とをさ
    らに具備し、 前記制御手段は、前記第2の比較手段の比較結果からフ
    ァイル再生終了時点の再生トラック位置が前記境界位置
    よりディスク内周部側にあることを判断した場合は直ち
    に標準再生線速度が得られるようにディスクの回転数を
    制御し、ディスク外周部側にあることを判断した場合は
    次のデータ再生命令の発生後、標準再生線速度が得られ
    るようにディスクの回転数を制御することを特徴とする
    ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4項記載のいずれかのディ
    スク再生装置において、 ディスクからのデータ再生が
    可能な線速度の上限値を判定する線速度上限判定手段
    と、 前記線速度上限判定手段により判定された線速度の上限
    値を基に、前記データストローブPLL回路の再生可能
    な線速度幅内の標準再生線速度より高い線速度の最適値
    を求める演算手段とをさらに具備することを特徴とする
    ディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4項記載のいずれかのディ
    スク再生装置において、 ディスク交換後、該ディスク
    からのデータ再生が可能な線速度の上限値を判定する線
    速度上限判定手段と、 前記線速度上限判定手段により判定した線速度の上限値
    を基に、前記データストローブPLL回路の再生可能な
    線速度幅内で且つ標準再生線速度より高い線速度の最適
    値を求める演算手段と、 前記演算手段により得た最適値を次のディスク交換が発
    生するまで有効な値として保持する保持手段とをさらに
    具備することを特徴とするディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4項記載のいずれかのディ
    スク再生装置において、 ディスク交換後、該ディスク
    からのデータ再生が可能な線速度の上限値を判定する線
    速度上限判定手段と、 前記線速度上限判定手段により判定した線速度の上限値
    を基に、前記データストローブPLL回路の再生可能な
    線速度幅内で且つ標準再生線速度より高い線速度の最適
    値を求める演算手段と、 ディスク交換が発生する毎に前記演算手段により得た最
    適値の平均を求め、この平均値を最終的最適値として出
    力する平均値算出手段とをさらに具備することを特徴と
    するディスク再生装置。
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