JPH09160783A - プログラムダウンロード方法 - Google Patents

プログラムダウンロード方法

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JPH09160783A
JPH09160783A JP7318689A JP31868995A JPH09160783A JP H09160783 A JPH09160783 A JP H09160783A JP 7318689 A JP7318689 A JP 7318689A JP 31868995 A JP31868995 A JP 31868995A JP H09160783 A JPH09160783 A JP H09160783A
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JP7318689A
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Kazunari Irie
一成 入江
Masato Morizaki
正人 森崎
Kaoru Mihashi
薫 三橋
Makoto Izawa
誠 井澤
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D I T KK
O EE KENKYUSHO KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
D I T KK
O EE KENKYUSHO KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダウンロードに要する時間を短縮し、かつプ
ログラムにバグがあった場合でも電源の再投入あるいは
遠隔からの制御により確実に復旧できるダウンロード方
法を提供すること。 【解決手段】 クライアント装置1とサーバ装置2を通
信回線3で接続し、クライアント装置1に第1の領域1
5(バンク1)と第2の領域16(バンク2)を設け、
第1の領域15にサーバ装置2から第2の領域へプログ
ラムをダウンロードする手順(BOOOTP,TFTP
等)ならびに第2の領域にあるプログラムとダウンロー
ドすべきプログラムが同一である場合にはダウンロード
をスキップする手順を含むプログラムを格納しておく。
クライアント装置1の立ち上げ時には第1の領域15か
ら起動し、第2の領域16に同一のプログラムが存在し
ている場合には、ファイル転送をスキップする(転送し
ない)ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル通信回
線を利用してサーバ装置からクライアント装置へプログ
ラムをダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを
起動してクライアント装置を立ち上げるように構成した
システムにおけるサーバ/クライアント間のプログラム
ダウンロード方法に関し、特に、クライアント装置の立
ち上げ時間を短縮することを可能にしたプログラムダウ
ンロード方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、イーサネット等のLAN回線を通
してサーバ装置からクライアント装置へファイルを転送
する方法が普及してきている。例えば、ディスクレスの
クライアント装置が、装置の立ち上げ時にサーバ装置か
らOS(オペレーティングシステム)をダウンロードす
るものや、ネットワークのルーティング情報あるいはホ
ストアドレス情報をダウンロードする方法等が広く知ら
れている。
【0003】以下、従来のダウンロードの基本的な動作
説明を行う。図4は、従来用いられているLANの典型
的なシステム構成の概要を示している。同図において、
310はクライアント装置(ワークステーション等が用
いられ、一般的に多数接続されているが、同図は2個の
クライアント装置が接続されている場合を示す)、32
0はサーバ装置(コンピュータやワークステーション等
が用いられる)、330はイーサネットであり、それを
介してクライアント装置310(一般的に複数)とサー
バ装置320が相互に接続されている。
【0004】図5はこのシステムの機能ブロック図であ
り、クライアント装置310とサーバ装置320の内部
機能ブロックの詳細を示す図である。同図に示されるよ
うに、クライアント装置310(簡単のために一つだけ
示してある)は、プロセッサ部(処理回路/プロセッサ
(CPU)等)311、プログラムあるいはデータの読
み書き可能なメモリ(RAM)312、不揮発性メモリ
(ROM)313、イーサネット330とのインタフェ
ース部(LANコントローラ)314、およびシステム
バス315から構成されている。一方、サーバ装置32
0は、プロセッサ部(処理回路/プロセッサ(CPU)
等)321、プログラムあるいはデータの読み書き可能
なメモリ(RAM)322、不揮発性メモリ(ROM)
323、プログラム等を記録しておくディスク324、
イーサネット330とのインタフェース部(LANコン
トローラ)325、およびシステムバス326から構成
されている。なお、クライアント装置310,サーバ装
置320は、ともに一般的なコンピュータが具備すべき
その他の構成も有しているが、簡単化のために、キーボ
ード、モニタ関連あるいは入出力機器類の機能ブロック
は図中では省略されている。
【0005】一般に、サーバ装置320は常時電源ON
の状態で動作しており、クライアント装置310は電源
のON/OFFがサーバ装置320と比較して頻繁に行
われるのが普通である。ここで、例えば、クライアント
装置310が図5に示すようにディスクのないディスク
レスマシンである場合には単独では動作できないため、
電源投入時にサーバ装置320と通信を行い、オペレー
ティングシステム(OS)等,動作に必要なプログラム
をサーバ装置320からクライアント装置310へ転送
(ダウンロード)した後にシステムを立ち上げる必要が
ある。
【0006】次に、図5に示した従来システムの動作を
図6のシーケンス図を用いてより具体的に説明する。ク
ライアント装置310(複数あるクライアント装置のう
ちのいずれかのクライアント装置)は、装置の立ち上げ
時に不揮発性メモリ(ROM)313に記録されている
BOOTP(Bootstrap Protocol)プロトコルの要求
メッセージをイーサネット330経由でサーバ装置32
0に送り(図6のa)、サーバ装置320からBOOT
Pプロトコルの応答メッセージを受け取ることによりサ
ーバのホストIP(Internet Protocol)アドレス情
報やファイル名等を得る(図6のb)。次に、これらの
情報を用いて前記BOOTPとともに不揮発性メモリ
(ROM)313に記録されているTFTP(Trivial
File Transfer Protocol)プロトコルにより(図6
のc)、所定のファイル名のプログラムをサーバ装置3
20のディスク324からクライアント装置310側へ
とダウンロードする(図6のd)。プログラムダウンロ
ード後、クライアント装置310はこのダウンロードに
したプログラムを起動して実行することにより、装置の
立ち上げ動作を完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムにおけ
るダウンロードは上述したように行われるが、ディスク
レスのクライアント装置の場合、一度ダウンロードした
プログラムを記録しておく手段がないため、電源投入の
都度、上記プログラムダウンロードのシーケンス(図6
のa〜d)を繰り返す必要がある。従って、電源投入の
度にダウンロードをしなくてはならなく、特にプログラ
ムサイズが大きい場合などにはTFTPの処理(ファイ
ル転送処理)に長時間を費やす必要がある。一方、クラ
イアント装置にダウンロードにしたプログラムを記録す
るための手段(ディスクあるいは書き込み可能な不揮発
性メモリ)を用意しておき、一回目の立ち上げでダウン
ロードしたプログラムを記録しておいて、以後はその記
録しておいたプログラムで起動するように設定すること
も考えられる。しかし、この場合にはダウンロードして
記録しておいたプログラム中にバグがあった場合に、立
ち上げ不能に陥る危険性がある。
【0008】以上述べたように、従来のプログラムダウ
ンロード方法においては次のような問題がある。 (a)ダウンロードしたプログラムを記録するための手
段を持たない場合には、毎回プログラムをダウンロード
する必要があるため、立ち上げに長時間要してしまう。 (b)ダウンロードしたプログラムを記録するための手
段を持つようにした場合には、新しいプログラムをダウ
ンロードしたときにそのプログラムにバグがあっても、
再度ダウンロードすることができなく、復旧が不可能に
なる可能性がある。
【0009】本発明の目的は、上記の如き問題を解消す
ること、すなわち、サーバ装置とクライアント装置が通
信回線で接続され、サーバ装置からクライアント装置へ
プログラムのダウンロードを行うサーバ/クライアント
間のプログラムダウンロード方法において、ダウンロー
ドに要する時間を短縮し、かつプログラムにバグがあっ
た場合でも電源の再投入あるいは遠隔からの制御により
確実に復旧できるダウンロード方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、サーバ装置2とクライアント装置1を通
信回線3で接続し、サーバ装置2からクライアント装置
1へプログラムのダウンロードを行うサーバ/クライア
ント間のプログラムダウンロード方法において、前記ク
ライアント装置1にプログラムを収容する第1の領域1
5(バンク1)と第2の領域16(バンク2)を設け、
第1の領域15(バンク1)にサーバ装置からクライア
ント装置1の第2の領域16(バンク2)へプログラム
をダウンロードする手順ならびに第2の領域16(バン
ク2)にあるプログラムとダウンロードすべきプログラ
ムが同一である場合にはダウンロードをスキップする手
順を規定するプログラムを格納し、クライアント装置1
の立ち上げ時に該第1の領域15(バンク1)のプログ
ラムから起動するようにしたことを特徴としている。ま
た、前記サーバ装置2に格納するプログラムは、その先
頭部分にサーバ装置2からクライアント装置1の前記第
2の領域16(バンク2)へプログラムをダウンロード
する手順ならびに第2の領域16(バンク2)にあるプ
ログラムとダウンロードすべきプログラムが同一である
場合はダウンロードをスキップする手順を含んでいるこ
とを特徴としている。さらに、ダウンロードしたプログ
ラムにバグがあって立ち上げ不可能になったとき、前記
サーバ装置側でダウンロードされたプログラムをデバグ
するとともにプログラム名を変更した後、クライアント
装置1の電源を再度立ち上げて前記第1の領域15(バ
ンク1)から再起動するようにしたことを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を述べ
る。本発明の全体構成は、クライアント装置1とサーバ
装置2を通信回線3で接続したものである。クライアン
ト装置1に一般的なコンピュータが有する構成の他に、
特に不揮発性メモリからなる2つのメモリ領域(第1の
領域と第2の領域)を設け、第1の領域15(バンク
1)にサーバ装置からクライアント装置1の第2の領域
16(バンク2)へプログラムをダウンロードする手順
(BOOOTP,TFTP等)ならびに第2の領域16
(バンク2)にあるプログラムとダウンロードすべきプ
ログラムが同一である場合にはダウンロードをスキップ
する手順を格納しておく。クライアント装置1の立ち上
げ時には第1の領域15(バンク1)のプログラムから
起動し、サーバ装置2からクライアント装置1の第2の
領域(バンク2)に必要なプログラムをダウンロードす
る。その際、既に第2の領域(バンク2)に同一のプロ
グラムが存在している場合(再立ち上げの場合等)に
は、ファイル転送をスキップする(転送しない)。これ
により、クライアント装置1で頻繁に行われる立ち上げ
時に必ずしもダウンロードを行う必要がなくなり、結果
的にダウンロードに要する時間を短縮でき、システムの
立ち上げが高速化できる。また、ダウンロードしたプロ
グラムにバグがあり立ち上げが不可能になった場合で
も、サーバ装置側でデバグしファイル名を変更しておく
ことにより、第2の領域に同一のプログラムが存在して
いるとは見なされなくなり(ファイル転送をスキップす
ることなく)、電源の再投入等で確実に復旧することが
可能になる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明のプログラムダウンロード方
法を実施するためのシステム構成例(機能ブロック)を
示す図である。同図において、1はクライアント装置、
2はサーバ装置(コンピュータ/ワークステーション
等)、3はイーサネットである。クライアント装置1
は、プロセッサ部(処理回路/プロセッサ(CPU)
等)11、プログラムあるいはデータの読み書き可能な
メモリ(RAM)12、不揮発性メモリ(PROM/E
EPROM等)13、イーサネット3とのインタフェー
ス部(LANコントローラ)14、プログラムを格納す
るための不揮発性メモリの2つの領域,すなわち第1の
領域15(バンク1)と第2の領域16(バンク2)、
およびシステムバス17から構成される。クライアント
装置1の不揮発性メモリの第1の領域15(バンク1)
には、サーバ装置2からクライアント装置1の第2の領
域16(バンク2)へプログラムをダウンロードする手
順(BOOTPおよびTFTP)および不揮発性メモリ
の第2の領域16(バンク2)にあるプログラムとサー
バ装置2にあるプログラムが同一である場合にダウンロ
ード(ファイル転送)をスキップする手順を含むプログ
ラムが格納されている。
【0013】サーバ装置2は、プロセッサ部(処理回路
/プロセッサ(CPU)等)21、プログラムあるいは
データの読み書き可能なメモリ(RAM)22、不揮発
性メモリ(ROM)23、プログラム等を記録しておく
ディスク24、イーサネット3とのインタフェース部
(LANコントローラ)25、およびシステムバス26
から構成される。なお、クライアント装置1とサーバ装
置2自体は一般的なコンピュータが具備すべきその他の
構成も有しているが、図1では、簡単化のため、キーボ
ード、モニタ関連あるいは入出力機器類の機能ブロック
等は図5の場合と同様に省略してある。
【0014】通常、サーバ装置2は常時電源ONの状態
で動作しており、クライアント装置1は電源のON/O
FFがサーバ装置2と比較して頻繁に行われる。クライ
アント装置1は、電源投入時にサーバ装置2と通信を行
い、クライアント装置用プログラムをサーバ装置2から
クライアント装置1へ転送(ダウンロード)し、そのプ
ログラムを起動して実行する。
【0015】次に、図1に示した本発明のプログラムダ
ウンロード方法を実施するシステムの動作を詳細に説明
する。クライアント装置1は、電源立ち上げ時に不揮発
性メモリ(ROM)13に記録されているシステムプロ
グラムにより、第1の領域15(バンク1)に記録され
ているプログラムによるBOOTP(Bootstrap Prot
ocol)プロトコルの要求メッセージをイーサネット3経
由でサーバ装置2に送る。その後、クライアント装置1
は、サーバ装置2からBOOTPプロトコルの応答メッ
セージを受け取ることによりサーバのホストIP(Int
ernet Protocol)アドレス情報等を得る。
【0016】次に、これらの情報を用いてBOOTPと
ともに第1の領域15(バンク1)に記録されているT
FTP(Trivial File Transfer Protocol)プロト
コルにより所定のファイル名のプログラムをサーバ装置
2のディスク24からクライアント装置1の第2の領域
16(バンク2)へダウンロードする。その際、TFT
Pプログラムに組み込まれた、第2の領域16(バンク
2)にあるプログラムとサーバ装置2にあるプログラム
が同一である場合にはダウンロード(ファイル転送)を
スキップする手順により、もし既にサーバ装置2からダ
ウンロードするプログラムと同一のプログラムが第2の
領域16(バンク2)に格納されている場合はそのファ
イル転送をスキップする。第2の領域16(バンク2)
へダウンロードした後、クライアント装置1は第2の領
域16(バンク2)にあるダウンロードされたプログラ
ムを起動して実行することにより、立ち上げ動作を完了
する。
【0017】図2はクライアント装置1における起動時
の処理フローを示している。この処理フローに対応付け
て本システムの動作開始手順を具体的に説明する。 (A)まず最初に、初期状態からシステムを生成する場
合を説明する。 まず、予め初期設定として、クライアント装置1にプ
ログラムを格納する第1の領域15(バンク1)と第2
の領域16(バンク2)を設け、第1の領域15(バン
ク1)に、サーバ装置2から第2の領域16(バンク
2)へプログラムをダウンロードする手順(例えば、B
OOTPおよびTFTP)および第2の領域16(バン
ク2)にあるプログラムとサーバ装置2にあるダウンロ
ードすべきプログラムが同一である場合にダウンロード
(ファイル転送)をスキップする手順を含むプログラム
を格納しておく。また、サーバ装置2に格納するプログ
ラムにも、その先頭部分に、サーバ装置2からバンク2
(16)へプログラムをダウンロードする手順(例え
ば、BOOTPおよびTFTP)とバンク2(16)に
あるプログラムとダウンロードすべきプログラムが同一
である場合はダウンロード(ファイル転送)をスキップ
する手順を含むようにしておく。
【0018】次に、クライアント装置1の電源を投入
し、第1の領域15(バンク1)のプログラムを起動す
る(ステップ101)。第1の領域15(バンク1)の
プログラム内に記録されているダウンロード手順(BO
OTP/TFTP)によってサーバ装置2からクライア
ント装置のバンク2(16)にプログラムをダウンロー
ドして書き込むと同時に(ステップ102,ステップ1
03,ステップ104;NO)、該第2の領域16(バン
ク2)に書き込まれたファイル名を不揮発性メモリ13
に保存しておく(ステップ105)。最初は、第2の領
域16(バンク2)にプログラムが全く格納されていな
いため、ステップ105は必ず実行される。 その後、第2の領域16(バンク2)に格納されてい
るダウンロードされたプログラムを起動し実行する(ス
テップ106)。
【0019】(B)次に、クライアント装置1の電源を
再投入する場合を説明する。この場合、クライアント装
置1の第2の領域16(バンク2)にはそれ以前にダウ
ンロードされたプログラムが格納されている可能性があ
る。 クライアント装置の電源を再度立ち上げ、第1の領域
15(バンク1)から起動する(ステップ101)。 次に、BOOTP(ステップ102)で得たダウンロ
ードすべきプログラムのファイル名と第2の領域(バン
ク2)に格納されているファイル名をチェックし、両者
のファイル名が一致しているか否かを判定する(ステッ
プ103)。両者のファイル名が一致するときは(ステ
ップ104;YES)、TFTPをスキップして(ダウン
ロードを行わず)第2の領域16(バンク2)に既に格
納されているプログラムから再起動する(ステップ10
6)。 ステップ104において、BOOTPで得たファイル
名と第2の領域(バンク2)のファイル名が一致しない
場合には(ステップ104;NO)、第2の領域(バンク
2)に必要なプログラムを再度ダウンロードするととも
にそのプログラム名を不揮発性メモリ13に保存した後
(ステップ105)、第2の領域(バンク2)にダウン
ロードされているプログラムから起動し実行する(ステ
ップ106)。
【0020】(C)最後に、クライアント装置1の第2
の領域16(バンク2)にダウンロードされたプログラ
ムを起動した後の動作を説明する。 第2の領域16(バンク2)のプログラムを起動し、
そのプログラムの先頭部分に含まれているBOOTPに
よりダウンロードしようとしたファイル名を得て、その
ファイル名と第2の領域16(バンク2)に格納されて
いるプログラムのファイル名(すなわち自プログラムの
ファイル名)とを比較し、両者が一致する場合、TFT
Pをスキップしてそのまま実行させる。 両者が一致しない場合には、再び、必要なプログラム
(ダウンロードすべきプログラム)を第2の領域16
(バンク2)にダウンロードするとともにそのファイル
名を不揮発性メモリ13に保存した後、該第2の領域に
ダウンロードされた新たなプログラムを起動し実行する
(再び上記の処理を繰り返す)。
【0021】なお、クライアント装置にダウンロードし
たプログラムにバグがあり、クライアント装置による立
ち上げ不可能になった場合には、サーバ装置側で、サー
バ装置にある対応するプログラムをデバグし、そのファ
イル名を変更しておくことにより、再起動時に自動的に
復旧可能になる。さらに、プログラムの内容を変更する
場合は上記手順以降の領域の内容を変更すればよい。ク
ライアント装置での立ち上げが不可能になったとき、コ
ンピュータ装置の遠隔監視/制御に用いられているSN
MP(Simple Network Management Protocol)等を
利用すれば上記再起動をサーバ装置側から制御すること
が可能であり、さらに利便性を高めることができる。
【0022】このように本発明においてはクライアント
装置1にプログラム格納領域を2種類(上記実施例のバ
ンク1およびバンク2に相当)用意し、ダウンロードす
るプログラム自身に再度ダウンロードする機能を含めて
おき、さらにダウンロードすべきファイルが既にある場
合はダウンロード処理をスキップする機能を備えている
ため、高速でかつ安定した動作が実現可能である。
【0023】上記システムではネットワークとしてイー
サネットを利用する場合を説明したが、他のディジタル
通信回線を用いる場合もインタフェース部分の変更のみ
により同様に適用可能である。図3はネットワークとし
てISDN回線を用いた場合の構成例である。同図にお
いて、210はクライアント装置、220はサーバ装
置、230はISDN回線を用いたネットワークであ
る。クライアント装置210は、プロセッサ部(処理回
路/プロセッサ(CPU)等)211、プログラムある
いはデータの読み書き可能なメモリ(RAM)212、
不揮発性メモリ(PROM/EEPROM等)213、
イーサネット3等と接続するためのインタフェース部
(LANコントローラ)214、プログラムを格納する
ための不揮発性メモリの2つの領域,すなわち第1の領
域215(バンク1)と第2の領域216(バンク
2)、およびシステムバス217を有している。
【0024】クライアント装置210の不揮発性メモリ
の第1の領域215(バンク1)には、その先頭部分に
サーバ装置220からクライアント装置210の第2の
領域216(バンク2)へプログラムをダウンロードす
るための手順(例えば、BOOTPおよびTFTP等)
および第2の領域216(バンク2)にあるプログラム
とサーバ装置220にあるダウンロードすべきプログラ
ムが同一である場合にダウンロード(ファイル転送)を
スキップする手順を含むプログラムが格納されている。
【0025】サーバ装置220は、プロセッサ部(処理
回路/プロセッサ(CPU)等)221、プログラムあ
るいはデータの読み書き可能なメモリ(RAM)22
2、不揮発性メモリ(ROM)223、プログラム等を
記録しておくディスク224、イーサネット3等とのイ
ンタフェース部(LANコントローラ)225、および
システムバス226を有している。なお、クライアント
装置210とサーバ装置220自体は一般的なコンピュ
ータが具備すべきその他の構成も有しているが、図3で
は、簡単化のため、キーボード、モニタ関連あるいは入
出力機器類の機能ブロック等は図1の場合と同様に省略
してある。
【0026】以上述べたクライアント装置210とサー
バ装置220の構成は図1と同じである。図3のシステ
ムは、さらに、クライアント装置210にISDN回線
等のネットワーク230とのインタフェース部としてW
ANコントローラ218を設けるとともに、サーバ装置
220にも同様にISDN回線などのネットワーク23
0とのインタフェース部としてWANコントローラ22
7を設けている。
【0027】クライアント装置210のインタフェース
部であるWANコントローラ218は、ISDNインタ
フェース(例えば、64/128Kbit/s回線ではI4
30インタフェース)に接続するための回路部であり、
HDLC等の通信プロトコルでISDNネットワーク2
30を経由してサーバ装置側のWANコントローラ22
7と対向している。この場合、パケットをLANではな
くWANを経由して送受信するだけであり、インタフェ
ース部分以外は図1で説明したイーサネットの場合の構
成例と同様である。このように他のディジタル通信回線
に適用する場合もインタフェース部分の変更のみにより
同様に実現可能である。
【0028】なお、上記実施例のものはダウンロードお
よびダウンロードをスキップするプロトコルとしてBO
OTPおよびTFTPを用いているが、先頭部分にサー
バ装置からクライアント装置210のバンク2(21
6)へプログラムをダウンロードする手順ならびにバン
ク2(216)にあるプログラムとサーバ装置にあるプ
ログラムが同一である場合はダウンロードをスキップす
る手順を含むものであれば、BOOTPあるいはTFT
P以外のプロトコルを用いることも可能である。以上の
ように、本発明によれば、サーバ装置とクライアント装
置が通信回線で接続され、サーバ装置からクライアント
装置へプログラムのダウンロードを行うサーバ/クライ
アント間のプログラムダウンロード方法において、ダウ
ンロードに要する時間を短縮し、かつプログラムにバグ
があった場合でも電源の再投入あるいは遠隔からの制御
により確実に復旧できるダウンロード方法を提供するこ
とが可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、クライアント装置がプ
ログラムを収容するメモリ領域として第1の領域(バン
ク1)および第2の領域(バンク2)を有し、サーバ装
置側のプログラムにはその先頭部分にサーバ装置からク
ライアント装置の第2の領域(バンク2)へプログラム
をダウンロードする手順ならびに第2の領域(バンク
2)にあるプログラムとサーバ装置にあるプログラムが
同一である場合はダウンロードをスキップする手順が含
まれ、該手順(ダウンロードする手順ならびに該スキッ
プする手順)を含むプログラムがクライアント装置の第
1の領域(バンク1)に搭載され、クライアント装置の
立ち上げ時には第1の領域(バンク1)のプログラムか
ら起動するようになっているため、ダウンロードに要す
る時間を短縮でき、かつプログラムにバグがあった場合
でもサーバ装置側でデバグとファイル名を変更しておく
だけで電源の再投入あるいは遠隔からの制御により確実
に自動復旧できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプログラムダウンロード方法を実施す
るシステム構成例である。
【図2】本発明のプログラムダウンロード方法における
クライアント装置の処理フローの一例である。
【図3】本発明のプログラムダウンロード方法を実施す
るシステム構成例である(ネットワークとしてISDN
回線を用いた場合)。
【図4】従来技術におけるLANのシステムの概要を示
す図である。
【図5】従来技術におけるLANのシステム構成の機能
ブロック図である。
【図6】ダウンロードのシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1,210,310:クライアント装置(ワークステー
ション) 11,211,311,クライアント装置のプロセッサ
部(処理回路/プロセッサ(CPU)等) 12,212,312:クライアント装置のプログラム
あるいはデータの読み書き可能なメモリ(RAM) 13,213,313:クライアント装置の不揮発性メ
モリ(PROMあるいはEEPROM) 14,214,314:クライアント装置のインタフェ
ース部(LANコントローラ) 15,215:ダウンロード手順とダウンロードスキッ
プ手順を含むプログラムを格納するための不揮発性メモ
リの第1の領域(バンク1) 16,216:ダウンロードしたプログラムを格納する
ための不揮発性メモリの第2の領域(バンク2) 17,217,315:クライアント装置のシステムバ
ス 218:クライアント装置のインタフェース部(WAN
コントローラ) 2,220,320:サーバ装置(コンピュータ/ワー
クステーション) 21,221,321:サーバ装置のプロセッサ部(処
理回路/プロセッサ(CPU)等) 22,222,322:サーバ装置のプログラムあるい
はデータの読み書き可能なメモリ(RAM) 23,223,323:サーバ装置の不揮発性メモリ
(ROM) 24,224,324:サーバ装置のディスク 25,225,325:サーバ装置のインタフェース部
(LANコントローラ) 227:サーバ装置のインタフェース部(WANコント
ローラ) 326:サーバ装置のシステムバス 3,330:イーサネット、 230:ISDNネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森崎 正人 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 三橋 薫 東京都江東区新砂一丁目6番35号 株式会 社ディアイティ内 (72)発明者 井澤 誠 神奈川県藤沢市遠藤2021番地の10 株式会 社オーエー研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバ装置とクライアント装置を通信回
    線で接続し、サーバ装置からクライアント装置へプログ
    ラムのダウンロードを行うサーバ/クライアント間のプ
    ログラムダウンロード方法において、前記クライアント
    装置にプログラムを収容する第1の領域と第2の領域を
    設け、該第1の領域に、サーバ装置からクライアント装
    置の第2の領域へプログラムをダウンロードする手順な
    らびに第2の領域にあるプログラムとダウンロードすべ
    きプログラムが同一である場合にはダウンロードをスキ
    ップする手順を規定するプログラムを格納し、前記クラ
    イアント装置の立ち上げ時に該第1の領域に格納された
    プログラムから起動するようにしたことを特徴とするプ
    ログラムダウンロード方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプログラムダウンロード
    方法において、前記サーバ装置に格納するプログラム
    は、その先頭部分にサーバ装置からクライアント装置の
    前記第2のメモリ領域へプログラムをダウンロードする
    手順ならびに第2の領域にあるプログラムとダウンロー
    ドすべきプログラムが同一である場合はダウンロードを
    スキップする手順を含んでいることを特徴とするプログ
    ラムダウンロード方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のプログラムダウ
    ンロード方法において、ダウンロードしたプログラムに
    バグがあって立ち上げ不可能になったとき、前記サーバ
    装置側でダウンロードされたプログラムをデバグすると
    ともにプログラム名を変更した後、前記クライアント装
    置の電源を再度立ち上げて前記第1の領域に格納された
    プログラムから再起動するようにしたことを特徴とする
    プログラムダウンロード方法。
JP7318689A 1995-12-07 1995-12-07 プログラムダウンロード方法 Pending JPH09160783A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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