JPH09160534A - 画像制御装置 - Google Patents

画像制御装置

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JPH09160534A
JPH09160534A JP7316554A JP31655495A JPH09160534A JP H09160534 A JPH09160534 A JP H09160534A JP 7316554 A JP7316554 A JP 7316554A JP 31655495 A JP31655495 A JP 31655495A JP H09160534 A JPH09160534 A JP H09160534A
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JP
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image
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horizontal
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Application number
JP7316554A
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Inventor
Kazuo Ogura
和夫 小倉
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置のコストの増大を抑えつつ、幅広い映像
効果を得られるようにする。 【解決手段】 セレクタ401は、セレクト信号413
に従い、CPUアドレス411、及び水平同期カウンタ
値412の何れか一方を入力アドレス416として出力
する。水平同期カウンタ値412は、水平方向の各ドッ
トの表示タイミングに同期させるためのカウント値であ
り、水平表示期間内はカウンタ値412が選択される。
演算定数格納メモリ402は、入力アドレス416が指
定するアドレスに対し、リード/ライト信号414がH
のときはデータの読み出し、それがLのときは入力デー
タ415の書き込みを行う。乗算器403は、演算定数
格納メモリ402からの出力データ417と入力RGB
データ418の乗算を行い、その乗算結果を出力RGB
データ419として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査を行うことで
視覚的に出力される画像の状態を制御する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】例え
ば、テレビゲーム機に用いられている画像制御装置にお
いては、高速な画像形成を行わなくてはならないという
要請から、スプライト方式と呼ばれる画像形成方式が広
く採用されている。このスプライト方式は、画像をスプ
ライト(オブジェクト)、バックグランド等の部分画像
に分解し、これらの画像データを単位として制御するこ
とにより画像を形成する方式である。
【0003】スプライト方式による画像の形成(描画)
は、通常、各部分画像に対して優先度をそれぞれ設定
し、各部分画像を設定した優先度に従い、優先度が低い
ほうから高いほうに部分画像を積み重ねる(合成する)
ことで行われる。この合成方法で作成された画像では、
優先度が高い部分画像がそれよりも優先度が低い部分画
像を隠すような形になり、画像上には部分画像が択一的
に表示される。その他には、例えば優先度に応じた比率
で部分画像の重なっている部分を混ぜ合わせることで、
それよりも優先度が高い部分画像に隠れている部分画像
を表現する合成方法もある。
【0004】このように部分画像を合成することで形成
された画像は、CRT(Cathode Ray Tube)等の画像表
示装置に映像信号として出力される。画像表示装置は、
定められている周波数で走査を行うことで、その映像信
号で表現される画像を画面上に描画する。
【0005】スプライト方式では、用意した部分画像を
用いて画像を形成(描画)することから、表現させたい
画像に応じて部分画像を用意しなければならない。しか
し、例えば画像を構成する各部分の明るさの違いといっ
た映像効果まで部分画像で表現しようとすると、用意し
なければならない部分画像数が膨大となり、その記憶に
要する記憶容量が非常に大きくなるので、これは現実的
でない。このため、従来の画像制御装置においては、画
像を形成した後、画像(画面)上の各画素(ドット)の
データを変更することで映像効果を施していた。
【0006】上記各画素データ(ドットデータ)の変更
は、通常、その元の値と、予め設定した任意値(パラメ
ータ)とを用いた所定の演算処理を施すことで行われ
る。その任意値は、例えばレジスタ(以降、これを任意
値レジスタと記す)に保持させる値であり、この任意値
レジスタに保持させている値を書き換えることで、映像
効果を変化させることができるようになっている。
【0007】画像全体に同じ映像効果を施す場合、任意
値は一定で良いことから任意値レジスタの値を書き換え
なくとも良いが、画像上の位置により異なる映像効果を
施したい場合には、画像(画面)上の各画素が走査され
る映像出力タイミングに合わせて任意値レジスタの任意
値を書き換えなくてはならない。
【0008】映像信号は、画像表示装置が画面上を主走
査する周波数(以降、水平走査周波数と記す)に合わせ
て出力しなければならないが、その周波数は非常に高
い。任意値レジスタの値の書き換えは、普通、CPU
(Central Processing Unit )が行うが、水平走査周波
数は非常に高く、また、任意値レジスタへのアクセス処
理だけを割り当てることはできない等の理由から、CP
Uは任意値レジスタの書き換えを任意に行うことができ
ない。実際には、水平ブランク期間を利用して、水平方
向に対する1回の走査に1度の割合、即ち1本の走査線
を単位としてしか任意値レジスタの書き換えを行うこと
ができない。このため、例えば画面の上から下に向かっ
てだんだん暗くなっていくように、縦方向に変化する単
調な映像効果しか実際には得ることができず、複雑な映
像効果は得られないという問題点が発生していた。
【0009】なお、最近では、LSI技術の進歩から、
CPUの処理速度は非常に高速化してきている。このた
め、上記問題点は、任意値レジスタの書き換え専用のC
PUを新たに用意することで回避することが可能であ
る。しかし、このようにした場合には、装置のコストの
大幅な増大を招くという問題点が新たに発生する。
【0010】本発明の課題は、装置のコストの増大を抑
えつつ、幅広い映像効果を得られるようにすることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様の画
像制御装置は、所定方向、及び該所定方向の交差方向に
画面上をラスタ走査されて描画される画像データに対
し、それを構成する各画素データ毎にその表示状態を制
御するものであり、画面の所定方向に並ぶ画素数に対応
させて用意した複数の記憶手段と、所定方向に並ぶ各画
素に対する走査にそれぞれ対応させて、複数の記憶手段
のなかから1つを選択する選択手段と、選択手段が選択
した記憶手段に記憶されている値を用いて、画像データ
を構成する各画素データに対して所定の演算処理を行う
演算手段と、を具備する。
【0012】本発明の第2の態様の画像制御装置は、上
記第1の態様の構成に加えて、複数の記憶手段に対し、
それに記憶させる値を個別に書き込む書込手段を、更に
具備する。
【0013】上記各態様の構成において、選択手段は、
所定方向に並ぶ各画素の走査されるタイミングを示す走
査クロックをカウントし、該カウント値に基づいて複数
の記憶手段のなかから1つを選択する、ことが望まし
い。
【0014】上記記憶手段は、例えばそれぞれが1つの
レジスタであり、複数の記憶手段は、例えば、個別のレ
ジスタを集合させて、或いはレジスタの集合体であるメ
モリとして実現される。
【0015】本発明は、例えば、画面の主走査方向に並
ぶ画素(ドット)数のレジスタ(或いは画素数分のアド
レスを有するメモリ)を用意し、それらのレジスタをそ
れぞれ1個の画素に対応させ、各画素データを、それに
対応するレジスタの値を用いた乗算、加減算等の演算を
行うことで変更する。これにより、主走査方向に変化す
る映像効果が施されることになる。
【0016】画素データは、主走査方向の走査クロック
(その1クロックの周期が1画素の走査時間に対応す
る)に合わせて高速に処理する必要がある。主走査方向
に並ぶ画素数のレジスタ(或いはメモリ)を用意するこ
とで、各画素データの演算処理に用いるレジスタの選択
処理を簡易化させることができる。例えば予め設定され
た順序に従ってレジスタを選択するだけで良いようにす
ることができる。このため、その選択処理を、CPU等
ではなく、例えば走査クロックをカウントするカウンタ
等に行わせることが可能になる。その結果、非常に高い
周波数の走査クロックの主走査方向においても、異なる
映像効果を施すことが容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本実施
の形態が適用されたシステムの全体回路構成図である。
この図1に示すシステムは、テレビ108と、例えば1
つの筐体に収めた形態で提供される画像制御装置とから
構成される。
【0018】図1に示すように、本システムは、システ
ム全体の制御を実行するCPU101と、制御プログラ
ム、各種データ等を格納したプログラム/データROM
102と、主にCPU101がワーク用として使用する
ワークRAM103と、プログラム/データROM10
2に格納されている画像データを用いた画像処理を行う
VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)104と、ス
プライト(オブジェクト)、バックグラウンドの各部分
画像の画像データが格納されるSRAM(スタティック
RAM)105と、ビットマップの画像データが格納さ
れるDP−RAM(デュアルポートRAM)106と、
VDP104が出力したRGBアナログ映像信号をNT
SC方式の信号に変換するエンコーダ107と、上記テ
レビ108とを備えて構成されている。
【0019】なお、特には図示していないが、各種スイ
ッチ等を備えた入力部がCPU101に接続されてお
り、ユーザはこの入力部を任意に操作することによって
所望の画像をテレビ108の画面上に表示させることが
できるようになっている。
【0020】以上の構成において、動作の概略を説明す
る。CPU101は、プログラム/データROM102
から読み出した制御プログラムを実行することで、ワー
クRAM103を使用しながら、VDP104の制御を
行う。
【0021】プログラム/データROM102には、画
像を構成するスプライト(オブジェクト)、ビットマッ
プ、バックグラウンドの各部分画像の画像データが格納
されている。スプライト(オブジェクト)は、例えば目
や口といった主として動くキャラクターを表現するため
のパーツであり、ビットマップ、及びバックグラウンド
は、背景を表現するためのパーツである。CPU101
は、このROM102に格納されている画像データをV
DP104に転送し、VDP104に、SRAM10
5、或いはDP−RAM106にその画像データを格納
させる。CPU101は、VDP104に転送する画像
データを、予め定められた設定、ユーザが入力部に対し
て行った操作内容等から決定する。
【0022】CPU101から画像データを転送された
VDP104は、転送された画像データの種類に応じ
て、スプライト(オブジェクト)、及びバックグラウン
ドの画像データはSRAM105に、ビットマップの画
像データはDP−RAM106にそれぞれ所定の形式で
格納する。CPU101から転送された画像データを上
記RAM105或いは106に格納した後は、これらの
RAM105、及び106に格納した画像データを用い
て、表示させる画像のRGBアナログ映像信号を1走査
線毎に生成する。
【0023】VDP104が生成したRGBアナログ映
像信号は、エンコーダ107に出力される。エンコーダ
107は、この映像信号で表現される画像をテレビ10
8の画面上に表示させるために、その映像信号をテレビ
規格であるNTSC方式の映像信号に変換した後、テレ
ビ108に出力する。このテレビ108は、画面をラス
タ走査することで、画面上に画像を描画する。
【0024】以上が動作の概略である。次に、図2を参
照して、VDP104の構成について説明する。図2
は、VDP104の構成図である。先ず、CPUインタ
フェース部201は、CPU101との間のデータ転送
時におけるインタフェースを制御する。
【0025】SRAMインタフェース部202は、後述
するオブジェクトジェネレータ部204又はバックグラ
ウンドジェネレータ部205が、SRAM105に格納
されているスプライト(オブジェクト)又はバックグラ
ウンド(背景)の画像データをアクセスする場合のイン
タフェースを制御する。また、CPU101から転送さ
れたスプライト(オブジェクト)、バックグラウンドの
画像データを、CPUインターフェイス部201、デー
タバス217を介して受け取り、CPU101がCPU
インターフェイス部201、アドレスバス217を介し
て指定したアドレスに従ってSRAM105に格納す
る。
【0026】DP−RAMインタフェース部203は、
後述するビットマップジェネレータ部206が、DP−
RAM106に格納されているビットマップの画像デー
タをアクセスする場合のインタフェースを制御する。ま
た、CPU101から転送されたビットマップの画像デ
ータを、CPUインターフェイス部201、データバス
217を介して受け取り、CPU101がCPUインタ
ーフェイス部201、アドレスバス217を介して指定
したアドレスに従ってDP−RAM106に格納する。
【0027】オブジェクトジェネレータ部204、バッ
クグラウンドジェネレータ部205、及びビットマップ
ジェネレータ部206は、各水平期間(図3参照)毎
に、SRAM105或いはDP−RAM106から、次
の水平表示期間内の各ドットの表示座標に配置されるス
プライト(オブジェクト)、バックグラウンド、又はビ
ットマップの色コードを読み込み、それぞれの内部のバ
ッファに格納する。
【0028】オブジェクトアトリビュートメモリ(OA
M)部207は、SRAM105に格納されているスプ
ライト(オブジェクト)の表示座標を格納する。この表
示座標は、オブジェクトジェネレータ部204が、SR
AM105からSRAMインタフェース部202を介し
てスプライト(オブジェクト)の画像データを読み出す
ときのタイミングに対応する。オブジェクトジェネレー
タ部204は、各スプライト(オブジェクト)の表示座
標に従い、SRAM105からSRAMインタフェース
部202を介して対称とするスプライト(オブジェク
ト)の画像データの読み出しを行う。
【0029】プライオリティコントローラ部208は、
各水平表示期間内に対応している各ドット毎に、オブジ
ェクトジェネレータ部204、バックグラウンドジェネ
レータ部205、又はビットマップジェネレータ部20
6がそれぞれ読み込んだ色コードのうちの1つを予め定
められたプライオリティ(優先順位)に従って選択して
出力する。
【0030】カラールックアップテーブル部209は、
プライオリティコントローラ部208が出力した色コー
ドに対応する、R(赤)、G(緑)、B(青)のデジタ
ルデータを出力する。
【0031】RGB 演算部210は、カラールックア
ップテーブル部209が出力した各ドット毎のRGBデ
ータに対し、予め定められた演算処理を施す。このRG
B演算部210の詳細については後述する。
【0032】RGB D/A変換部211は、RGB
演算部210が出力したRGBデジタルデータをRGB
アナログ映像信号に変換して出力する。オシレータ部2
12は、VDP104の各部が動作するうえで必要な各
種クロックを生成する。
【0033】HV(水平/垂直)同期カウンタ部213
は、オシレータ部212が出力するクロックに従って、
画像表示に必要な水平同期カウンタ値(水平同期信号)
及び垂直同期カウンタ値(垂直同期信号)を生成するた
めのカウンタ回路である。
【0034】デコーダ部214は、HV同期カウンタ部
213が出力するカウンタ値から水平同期カウンタ値及
び垂直同期カウンタ値をデコードし、VDP104内の
各部に供給する。
【0035】ビデオ信号ジェネレータ部213は、デコ
ーダ部214が出力する水平同期カウンタ値及び垂直同
期カウンタ値から、エンコーダ107が必要とするビデ
オ信号を生成し、エンコーダ107に供給する。
【0036】上述の構成を有するVDP104の概略動
作について説明する。本実施の形態によるVDP104
は、各ジェネレータ部204〜206が出力する画像デ
ータで表現される画像をそれぞれ仮想的な表示面とし、
これらの表示面を重ねることで1枚の表示画面を形成さ
せる。
【0037】各表示面には、それぞれ優先度が設定され
ている。上記したように、プライオリティコントローラ
部208は、各表示面に設定されている優先度に従い、
各ドット毎に、各ジェネレータ部204〜206から出
力された画像データ(色コード)のなかから1つを選択
してそれをカラールックアップテーブル部209に出力
する。この選択は、当然のことながら、各ジェネレータ
部204〜206のなかで選択の対称となる色コードを
出力しているものの間で行われる。これにより、各表示
面は、プライオリティが高い表示面がそれよりもプライ
オリティが低い表示面を隠すような形で合成されること
になる。
【0038】カラールックアップテーブル部209は、
各色コードの値に対応するRGBデータをテーブル形式
で格納しており、プライオリティコントローラ部208
からの画像データ(色コード)を入力することで、それ
に対応するRGBデータをテーブルから読み出してRG
B値 演算部210に出力する。
【0039】RGB値 演算部210は、カラールック
アップテーブル部209が出力したRGBデータに対
し、予め定められた演算処理を行うことでその値を変更
する。RGB値 演算部210は、上記演算処理を行う
際に用いる演算定数(パラメータ)を格納するメモリを
備えており、このメモリから演算定数を読み出すアドレ
スを各ドット毎に変更しながら演算処理を行う。カラー
ルックアップテーブル部209が出力したRGBデータ
に対して演算処理を行うことで、演算処理の内容、その
演算処理に用いた演算定数の値に応じた映像効果が施さ
れることになる。RGB値 演算部210については、
後で図面を参照して更に説明する。
【0040】RGB値 演算部210は、デジタルのR
GBデータを出力する。RGB D/A変換部211
は、RGB値 演算部210が出力したRGBデータを
D/A変換して、アナログのRGB信号を出力する。こ
のアナログのRGB信号が映像信号として図1に示すエ
ンコーダ107に出力される。
【0041】このようにしてVDP104がアナログの
RGB映像信号をエンコーダ107に出力し、このエン
コーダ107がその映像信号をテレビ規格の映像信号
(NTSC信号)に直してテレビ108に出力すること
で、テレビ108の画面上に画像が描画される。
【0042】ところで、周知のように、テレビ108は
画面をラスタ走査することで画像を描画する。このた
め、VDP104は、その走査(フレーム周期)に対応
させてRGBアナログ映像信号を出力する。
【0043】テレビ108の走査に対応させた映像信号
の出力は、デコーダ部214が出力する水平同期カウン
タ値、及び垂直同期カウンタ値をそれぞれ水平同期信
号、垂直同期信号とし、VDP104の各部をこれらの
カウンタ値に応じて動作させることで実現される。図3
は、画面表示タイミングの説明図である。これは各カウ
ンタ値とその値で示されるドットの表示座標の関係を表
したものであり、VDP104の各部は各カウンタ値に
よって動作が制御される。
【0044】図3に示すように、デコーダ部214から
出力される水平同期カウンタ値が000h〜2FFh
(“h”は16進数を示す)まで変化する期間が1水平
期間であり、そのうち000h〜0FFhの256カウ
ント分の水平同期カウンタ値に対応する期間が256ド
ットからなる1ライン分の水平表示期間、それ以外の水
平同期カウンタ値に対応する期間が水平ブランク期間で
ある。また、デコーダ部214から出力される垂直同期
カウンタ値が000h〜1FFhまで変化する期間が1
垂直期間であり、これがテレビ108上の1画面(フィ
ールド)分の表示期間となる。この垂直期間において、
000h〜0DFhの224カウント分の垂直同期カウ
ンタ値に対応する期間が垂直方向224ライン分の垂直
表示期間、それ以外の垂直同期カウンタ値に対応する期
間が垂直ブランク期間である。
【0045】カラールックアップテーブル部209から
RGB値 演算部210へは、水平同期カウンタ値がカ
ウントアップされる毎に、1組ずつ(1ドット)のRG
Bデータが出力される。
【0046】CPU101からSRAM105、DP−
RAM106、又はオブジェクトアトリビュートメモリ
(OAM)部207への各種データの設定、及び転送
は、例えば各垂直ブランク期間内に実行され、これによ
り表示画面を刻々と変化させることができる。また、本
実施の形態においては、後述するように、RGB値 演
算部210内のメモリが格納している演算定数の書き換
えは垂直ブランク期間を利用して行っている。
【0047】次に、上記RGB値 演算部210につい
て、図4〜図6を参照して詳細に説明する。図4は、R
GB値 演算部210の構成図である。この図4を参照
して、先ず、その構成、及び動作について説明する。
【0048】先ず、セレクタ401は、CPU101か
らCPUインターフェイス部201、アドレスバス21
6を介してCPUアドレス411、HV同期カウンタ部
213から水平同期カウンタ値412をそれぞれ入力
し、CPU101からCPUインターフェイス部201
を介して入力したセレクト信号413に従い、CPUア
ドレス411、水平同期カウンタ値412の何れか一方
を選択して出力する。セレクタ401は、セレクト信号
413がHのときにはCPUアドレス411を、セレク
ト信号413がLのときには水平同期カウンタ値412
を選択して出力する。
【0049】演算定数格納メモリ402は、水平方向に
表示されるドット数分のアドレスを少なくとも有し、セ
レクタ401の出力を入力アドレス416として入力す
る。その他に、CPU101から、CPUインターフェ
イス部201を介してリード/ライト信号414、CP
Uインターフェイス部201、及びデータバス217を
介して入力データ415をそれぞれ入力する。演算定数
格納メモリ402は、リード/ライト信号414に従
い、入力アドレス416が指定するアドレスにアクセス
を行う。リード/ライト信号414がHのときは格納さ
れているデータを読み出して、それを出力データ417
として出力し、その信号414がLのときには入力デー
タ415の書き込みを行う。
【0050】乗算器403は、演算定数格納メモリ40
2が出力した出力データ417と、カラールックアップ
テーブル部209が出力したRGBデータ(入力RGB
データ)418を入力し、出力データ417と入力RG
Bデータ418の乗算を行う。この乗算結果が出力RG
Bデータ419としてRGB D/A変換部211に供
給される。
【0051】図5は、水平表示期間におけるRGB値
演算部210の動作例を示すタイミングチャートであ
る。この図5を参照して、水平表示期間におけるRGB
値 演算部210の動作を具体的に説明する。
【0052】図5に示す例では、水平表示期間中、即ち
水平同期カウンタ値412が000h〜OFFhまで変
化する間中、セレクト信号413はLとなっている。こ
のため、水平表示期間中、セレクタ401は水平同期カ
ウンタ値412を入力アドレス416として出力し、C
PUアドレス411を無視する。
【0053】上述したように、CPUアドレス411、
セレクト信号413、リード・ライト信号414、及び
入力データ415はCPU101から送られたものであ
る。また、水平同期カウンタ値412(及び垂直同期カ
ウンタ値)はHV同期カウンタ部213、入力RGBデ
ータ418はカラールックアップテーブル部209が出
力したものである。
【0054】水平表示期間中、リード/ライト信号はH
となっている。このため、水平表示期間中、演算定数格
納メモリ402は入力アドレス416が指定するアドレ
スからのデータ(演算定数)の読み出しを行う。このよ
うに、セレクト信号413がLでリード/ライト信号4
14がHとなっている場合には、水平同期カウンタ値4
12が指定するアドレスに格納されている演算定数(図
5においては“a”、“b”、“c”で表している)が
出力データ417として演算定数格納メモリ402から
出力される。なお、このときには、入力データ415は
無視される。
【0055】乗算器403は、このようにして演算定数
格納メモリ402が出力した出力データ(演算定数)4
17と、カラールックアップテーブル部209から入力
した入力RGBデータ418の乗算を行う。このとき、
出力データ(演算定数)417がaで入力RGBデータ
418がRGB1であった場合、乗算器403は、RG
B1×aの値を出力RGBデータ419として出力す
る。また、水平同期カウンタ値412が0FDhであっ
たときには、乗算器403はRGB2×aの値を出力R
GBデータ419として出力する。
【0056】上記したような演算定数格納メモリ402
の演算定数の読み出し、乗算器403の乗算は、水平同
期カウンタ値412が変化する度に行われる。これによ
り、水平方向の各ドット(ライン)のRGBデータ(映
像信号)は、それに対応する演算定数に応じて変更さ
れ、水平方向に変化する映像効果が施される。
【0057】なお、演算定数格納メモリ402から演算
定数を読み出すアドレスを任意に指定できるようにした
場合には、水平方向において異なる映像効果を任意に施
せる他に、垂直方向においても異なる映像効果を任意に
施すことができるようになる。これは、例えば演算定数
を読み出すアドレスを保持させるレジスタを用意し、セ
レクタ401がこのレジスタの出力を選択できるように
することで実現させることができる。
【0058】上記レジスタは複数用意しても良く、レジ
スタに保持させる値は水平ブランク期間等を利用して書
き換えれば良い。また、レジスタの値と水平同期カウン
タ値412を加算する加算器を更に用意し、セレクタ4
01にこの加算器の出力を選択できるようにさせても良
い。このように、演算定数格納メモリ402から演算定
数を読み出すアドレスを指定する方法には、様々な変形
が可能である。
【0059】図6は、垂直ブランク期間におけるRGB
値 演算部210の動作例を示すタイミングチャートで
ある。この図6を参照して、次に、垂直ブランク期間に
おけるRGB値 演算部210の動作を具体的に説明す
る。
【0060】上述したように、本実施の形態では、垂直
ブランク期間に、演算定数格納メモリ402に格納して
ある演算定数の書き換えを行う。この図6は、垂直ブラ
ンク期間内において、垂直同期カウンタ値が所定の値と
なった際に、演算定数の書き換え動作を行う様子を表し
ている。
【0061】図6に示すように、セレクト信号413
は、垂直ブランク期間内における水平表示期間中、即ち
水平同期カウンタ値412が000h〜0FFhまでの
間中、Hとなっている。このため、セレクタ401はC
PUアドレス411を選択し、このCPUアドレス41
1が入力アドレス416として演算定数格納メモリ40
2に出力される。
【0062】その一方、リード/ライト信号414は、
通常はHとなっているが、水平同期カウンタ値412の
変化に合わせて、そのカウンタ値412が変化してから
次に変化するまでの間に1度、HからLになり、Lから
Hに戻る。このリード/ライト信号414がLとなって
いる間に、演算定数格納メモリ402は、入力アドレス
417(CPUアドレス411)が指定するアドレス
に、入力データ415の書き込みを行う。これにより、
例えば水平同期カウンタ値412が000hのときに
は、それが指定するアドレスに、入力データ415(演
算定数)であるaが書き込まれ、水平同期カウンタ値4
12が001hのときには、それが指定するアドレス
に、入力データ415(演算定数)であるbが書き込ま
れる。
【0063】このようにして、水平同期カウンタ値41
2がカウントアップする度に、演算定数格納メモリ40
2に入力データ415(演算定数)の書き込みが行われ
る。これにより、演算定数格納メモリ402の各アドレ
スには、CPU101から出力された入力データ415
が書き込まれることになる。当然のことながら、演算定
数格納メモリ402の任意のアドレスに任意の演算定数
を書き込むこともできる。この結果、様々な映像効果を
必要に応じて随時施すことができる。
【0064】なお、図5のタイミングチャートは、図6
のタイミングチャートで演算定数格納メモリ402に演
算定数を格納し、演算定数格納メモリ402から演算定
数を読み出すアドレスを水平同期カウンタ値412で指
定することで実現されるものである。
【0065】このように、本実施の形態では、水平方向
の各ドットに対し、個別に異なる映像効果を施すことが
できる。このため、例えば左から右に向かって順次暗く
なっていくような映像効果をはじめとして、様々な映像
効果を得ることができる。このような映像効果を施すた
めのRGB値 演算部210は、図4に示すように、H
V同期カウンタ部213を利用することで、簡易な構成
で実現される。このため、映像効果を施す機能を搭載す
ることによる装置のコストの増大は非常に低く抑えられ
る。
【0066】なお、本実施の形態では、垂直ブランク期
間を利用して、演算定数格納メモリ402に格納させて
いる演算定数の書き換えを行っているが、水平ブランク
期間に行えるようにすることも可能である。
【0067】また、本実施の形態では、演算定数格納メ
モリ402に格納した演算定数を、カラールックアップ
テーブル部209が出力したRGBデータに掛けること
で、RGBデータを変更して映像効果を得るようにして
いるが、他の演算方法を用いて映像効果を得られるよう
にしても良い。この場合、例えば乗算器403の他に、
それとは異なる演算を行う演算器を少なくとも1つ更に
用意し、これらを用いて複雑な演算処理を行わせること
も可能である。
【0068】また、本実施の形態では、カラールックア
ップテーブル部209が出力したRGBデータをRGB
値 演算部210に入力させることで、各ジェネレータ
部204〜206から出力された画像データを合成した
後の最終的な画像データに対して映像効果を施すように
しているが、例えば各ジェネレータ部204〜206が
出力した画像データを入力するRGB値 演算部210
をそれぞれ設けることで、スプライト(オブジェク
ト)、バックグラウンド等の画像データをパーツ毎に異
なる映像効果を施させることも可能である(各ジェネレ
ータ部204〜206が出力する画像データは色コード
なので、場合によっては各部をそれに対応させる必要が
発生する)。このように、本発明は、様々な変形を行う
ことができるとともに、装置の形態に応じて様々な適用
が可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、主走査
(水平)方向に並ぶ画素数のレジスタ(或いはメモリ)
を用意し、映像効果を施すための各画素データに対する
演算処理を、その演算処理に用いるレジスタを順次変更
しながら行うようにしたため、主走査方向に変化する映
像効果を容易に施すことができる。
【0070】副走査(垂直)方向に変化する映像効果
は、例えば1ライン(走査線)の演算処理に用いるレジ
スタを固定させることでそれを施すことができる。これ
らのことから、主走査、及び副走査方向に任意の映像効
果を施すことができ、画像表現力が大きく向上すること
になる。
【0071】また、本発明は、上記各レジスタ(或いは
メモリ)に保持させる値を任意に書き換えられるように
したため、より幅広い映像効果を施すことができる。ま
た、本発明は、主走査方向に並ぶ画素数のレジスタ(或
いはメモリ)を用意したことで、各画素データの演算処
理に用いるレジスタを、主走査方向の走査クロックに基
づいて選択することができるため、簡易な構成で上記映
像効果を施すことができる。これにより、装置のコスト
の増大を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態が適用されたシステムの全体回路
構成図である。
【図2】VDPの構成図である。
【図3】画面表示タイミングの説明図である。
【図4】RGB値 演算部の構成図である。
【図5】水平表示期間におけるRGB値 演算部の動作
例を示すタイミングチャートである。
【図6】垂直ブランク期間におけるRGB値 演算部の
動作例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 102 プログラム/データROM 104 VDP 105 SRAM 106 DP−RAM 108 テレビ 210 RGB値 演算部 401 セレクタ 402 演算定数格納メモリ 403 乗算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向、及び該所定方向の交差方向に
    画面上をラスタ走査されて描画される画像データに対
    し、それを構成する各画素データ毎にその表示状態を制
    御する装置であって、 前記画面の所定方向に並ぶ画素数に対応させて用意した
    複数の記憶手段と、 前記所定方向に並ぶ各画素に対する走査にそれぞれ対応
    させて、前記複数の記憶手段のなかから1つを選択する
    選択手段と、 前記選択手段が選択した記憶手段に記憶されている値を
    用いて、前記画像データを構成する各画素データに対し
    て所定の演算処理を行う演算手段と、 を具備したことを特徴とする画像制御装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の記憶手段に対し、それに記憶
    させる値を個別に書き込む書込手段を、 更に具備したことを特徴とする請求項1記載の画像制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記所定方向に並ぶ各
    画素の走査されるタイミングを示す走査クロックをカウ
    ントし、該カウント値に基づいて前記複数の記憶手段の
    なかから1つを選択する、 ことを特徴とする請求項1、または2記載の画像制御装
    置。
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