JPH09158715A - 電気加熱式触媒の通電制御装置 - Google Patents

電気加熱式触媒の通電制御装置

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JPH09158715A
JPH09158715A JP7318974A JP31897495A JPH09158715A JP H09158715 A JPH09158715 A JP H09158715A JP 7318974 A JP7318974 A JP 7318974A JP 31897495 A JP31897495 A JP 31897495A JP H09158715 A JPH09158715 A JP H09158715A
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energization
electrically heated
time
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heated catalyst
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JP7318974A
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English (en)
Inventor
Hiroki Matsuoka
広樹 松岡
Masaaki Tanaka
正明 田中
Shigemitsu Iizaka
重光 飯坂
Michio Furuhashi
道雄 古橋
Toshinari Nagai
俊成 永井
Tadayuki Nagai
忠行 永井
Takashi Kawai
孝史 川合
Kenji Harima
謙司 播磨
Yuichi Goto
雄一 後藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気通路に複数のEHCが直列に配置されて
いる内燃機関において、各EHCへの供給電力を減らし
て電源を負荷を減らす。 【解決手段】 排気通路2に直列に複数個設けられたE
HC4A, 4Bがそれぞれスイッチ5A, 5Bを介して電源6に
接続された内燃機関1において、運転状態パラメータ検
出手段101 が機関の運転状態パラメータを検出し、通電
条件判定手段102が運転状態パラメータからEHC4A, 4
Bへの通電条件を判定し、通電時間演算手段103 がEH
C4A, 4Bへの通電条件が揃った時に、各EHC4A, 4Bの
通電開始時期又は通電終了時期がそれぞれ異なるように
各EHC4A, 4Bへの通電時間を演算し、演算された通電
時間だけスイッチ制御手段104 が各開閉スイッチ5A, 5B
をオン状態にするように構成する。通電時間演算手段10
3 は下流側EHC4Bへの通電開始を上流側EHC4A より所
定時間遅らせるように通電時間を演算しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気加熱式触媒の制
御装置に関し、特に、排気通路に複数個の電気加熱式触
媒が直列に設けられている場合に各電気加熱式触媒に通
電を行なう制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載された内燃機関から排出され
る排気ガス中にはHC(炭化水素)やNOx(窒素酸化
物) 等の有害物質が含まれているので、内燃機関の排気
通路には一般に排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置と
しての触媒コンバータが設けられている。ところが、こ
の触媒コンバータに使用される三元触媒は、触媒の温度
が低い時 (不活性状態) には排気ガス中の有害物質の浄
化率が低いことが知られている。したがって、例えば、
内燃機関の冷間始動後の触媒コンバータが不活性の状態
では排気ガスの浄化が十分に行なえなかった。
【0003】そこで、触媒コンバータの上流側の排気通
路に、酸化触媒が担持されると共に電気ヒータを組み込
んだ電気加熱式の第2の触媒コンバータ(EHC:Elec
trically Heated Catalyst)を組み込み、触媒コンバー
タが不活性の状態の時にこの第2の触媒コンバータを電
気的に加熱して酸化触媒を活性化させ、HCの浄化を促
進させるようにした排気ガス浄化装置が提案されてい
る。
【0004】このような第2の触媒コンバータ(以後電
気加熱式触媒という)を備えた内燃機関の中には、電気
加熱式触媒を排気管内に多段に複数個直列に並べて配置
したもの、具体的には、上流側電気加熱式触媒と下流側
電気加熱式触媒の抵抗又は熱容量を異ならせて、複数の
電気加熱式触媒が均一に加熱昇温されるようにしたもの
もある(例えば、特開平6−50135号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−50135号公報に開示の電気加熱式触媒及びその
通電制御方法では、電気加熱式触媒の加熱時に、常に複
数の電気加熱式触媒に同時に通電しているので、バッテ
リやオルタネータ等の電源の負荷が大きくなり、高性
能、高容量のバッテリ又はオルタネータが必要となっ
て、コストアップを招いたり、バッテリが早期劣化する
恐れがあるという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、排気通路に複数の電気
加熱式触媒が直列に多段に配置されている内燃機関にお
いて、各電気加熱式触媒への通電を工夫することによ
り、電気加熱式触媒に同時に供給する電力を減らし、バ
ッテリやオルタネータ等の電源を負荷を減らすことがで
きる電気加熱式触媒の通電制御装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の電気加熱式触媒の通電制御装置の形態が図1に示さ
れる。図1に示すように、内燃機関1の排気通路2には
電気ヒータを内蔵する複数個の電気加熱式触媒(EH
C)4A,4Bが直列に接続され、各EHC4A,4B
はそれぞれ開閉スイッチ5A,5Bを介して電源6に接
続され、各開閉スイッチ5A,5Bをオンすることによ
って電源6から対応するEHC4A,4Bに通電を行な
うようになっている。3A,3Bは通常の触媒コンバー
タである。このように、排気通路2に直列にEHC4
A,4Bが設けられている内燃機関1において、本発明
では、運転状態パラメータ検出手段101が内燃機関1
の運転状態パラメータを検出し、通電条件判定手段10
2が検出された機関の運転状態パラメータにより、EH
C4A,4Bへの通電条件を判定する。そして、通電時
間演算手段103がEHC4A,4Bへの通電条件が揃
った時に、各EHC4A,4Bの通電開始時期、或い
は、通電終了時期がそれぞれ異なるように、各EHC4
A,4Bへの通電時間を演算し、演算された通電時間だ
けスイッチ制御手段104が各開閉スイッチ5A,5B
をオン状態にすることを特徴としている。
【0008】このようなEHC4A,4Bの通電制御装
置において、通電時間演算手段103は、排気通路2の
下流側に設けられたEHC4Bへの通電開始を、上流側
に設けられたEHC4Aへの通電開始時間より所定時間
遅らせるように、通電時間を演算しても良い。また、通
電時間演算手段103は、図1に点線で示すように機関
の温度と負荷を取り込み、機関の温度が所定値以下で且
つ機関の負荷が所定値以下の時に、排気通路2の下流側
に設けられたEHC4Bへの通電開始を、上流側に設け
られたEHC4Aへの通電開始時間より所定時間遅らせ
るように、通電時間を演算しても良い。更に、図1に一
点鎖線で示すように、通電時間演算手段103の出力か
ら各開閉スイッチ5A,5Bが同時にオンしている状態
を検出する同時加熱検出手段105と、機関の負荷を取
り込んで機関が高負荷で所定時間以上継続して運転され
たか否かを検出する高負荷継続時間判定手段106とを
設け、機関1が同時に加熱されている状態で、機関1の
高負荷運転状態が所定時間以上継続した場合に、スイッ
チ制御手段104が上流側のEHC4Aに接続された開
閉スイッチ5Bをオフ状態にするようにしても良い。
【0009】本発明の電気加熱式触媒の通電制御装置に
よれば、複数のEHCを同時に通電する時間を減らすこ
とで、バッテリ等の電源の負荷を減らすことができる。
また、排気通路の下流側に設けられたEHCへの通電開
始を、上流側に設けられたEHCへの通電開始時間より
所定時間遅らせことにより、複数のEHCそれぞれの昇
温性能を低下させることなく、複数のEHCを同時に通
電する時間を減らすことができる。更に、機関の高負荷
運転状態が所定時間以上継続した場合に、上流側のEH
Cへの通電を強制的に停止することにより、上流側のE
HCが機関の高負荷運転の継続時に排気熱及び通電加熱
の両方で過度に加熱することを抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面を用いて本発明の実
施形態を具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。図
2は本発明の電気加熱式触媒の通電制御装置の一実施例
を搭載した内燃機関1の全体構成を示す図である。
【0011】図2において、内燃機関1の吸気通路20
にはエアクリーナ23が設けられており、その下流側に
エアフローメータ21とスロットル弁22がある。エア
フローメータ21には吸入空気量を検出するセンサであ
るエアフローセンサ24が設けられており、このエアフ
ローセンサ24の吸入空気量の検出値Qは、負荷量とし
てECU(エンジン・コントロール・ユニット)10に
送られる。
【0012】また、内燃機関1の排気通路2には、上流
側にEHC4Aと通常の触媒コンバータ3Aが設けられ
ており、下流側にEHC4Bと通常の触媒コンバータ3
Bが設けられている。通常は、触媒の暖機性向上のた
め、上流側が小容量、下流側が大容量になっている。一
方、内燃機関1の出力側には内燃機関1の回転数を検出
する回転数センサ8が設けられており、また、内燃機関
1の近傍には、内燃機関1によって駆動されて発電を行
う発電機(オルタネータ)9が設けられている。オルタ
ネータ9の発電によって得られた電力により、車両に搭
載されたバッテリ6が充電されるようになっている。回
転数センサ8が検出した機関回転数Neと、バッテリ6
の出力電圧VeはECU10に入力されるようになって
いる。
【0013】この実施例では、バッテリ6の出力端子
は、開閉スイッチであるリレー5Aを介して上流側のE
HC4Aに接続され、リレー5Bを介して下流側のEH
C4Bに接続されている。このリレー5A,5BはEC
U10からの制御信号によって開閉駆動されるようにな
っており、オンされるとEHC4A,4Bにバッテリ6
から通電が行なわれて加熱される。
【0014】次に、以上のように構成された内燃機関の
電気加熱式触媒の通電制御装置において、EHC4A,
4Bへの通電制御を、図3,図4に示すフローチャート
を用いて説明する。図3は、本発明におけるEHC4
A,4Bの通電条件の判定の手順を示すフローチャート
である。このフローチャートは所定時間毎に実行され
る。
【0015】まず、ステップ301では内燃機関1が始
動後か否かを判定する。内燃機関1が始動後の場合はス
テップ302に進み、バッテリ6の端子電圧Veと機関
回転数Neを読み込んだ後にステップ303において機
関の回転数Neが所定値以上か否かを判定する。ステッ
プ303で機関回転数Neが所定値以上の時はステップ
304に進んでバッテリ6の端子電圧Veが許容最低電
圧V2と許容最大電圧V1の間にあるか否かを判定す
る。この判定は、バッテリ電圧が所定値以下の場合に
は、EHC4A,4Bへの供給電力が安定しないために
この条件を避け、逆に、バッテリ電圧が所定値以上の場
合には、高電圧が印加された場合に生じる電気負荷を軽
減して触媒を保護するために行なう。そして、バッテリ
6の端子電圧Veが許容最低電圧V2と許容最大電圧V
1の間にある場合はステップ305に進む。
【0016】ステップ305では、EHC4A,4Bの
ヒータの断線検出等のダイアグノーシス(図にはダイア
グと略記)に異常がないか否かを判定し、異常がない場
合にステップ306に進む。そして、ステップ306で
は、1の時にEHC4A,4Bに通電を行なうフラグF
EHCを1にしてこのルーチンを終了する。一方、ステ
ップ301で内燃機関1が始動後でない場合、ステップ
303で機関回転数Neが所定値よりも小さい場合、ス
テップ304でバッテリ6の端子電圧Veが許容最低電
圧V2より低いか、或いは許容最大電圧V1より高い場
合、及び、ステップ305においてダイアグノーシスに
異常が検出された場合はステップ307に進む。そし
て、ステップ307ではEHC4A,4Bに通電を行な
うフラグFEHCの値を0にしてこのルーチンを終了す
る。
【0017】図4は、本発明におけるEHC4A,4B
の通電制御の第1の実施例の制御手順を示すフローチャ
ートである。ステップ401では、EHC4A,4Bに
通電を行なうフラグFEHCが1であるか否かを判定す
る。そして、FEHC=1の場合はステップ402に進
み、上流側触媒コンバータ3Aが非活性状態か否かを判
定する。上流側触媒コンバータ3Aが非活性状態の時は
ステップ403に進み、下流側触媒コンバータ3Bが非
活性状態か否かを判定する。この触媒コンバータ3A,
3Bの非活性状態は、触媒温度センサで触媒の温度を検
出するか、始動後からの積算吸入空気量を検出する、或
いは、機関の水温によって判定することができる。
【0018】ステップ401でFEHC=0と判定した
場合、又は、ステップ402で上流側触媒コンバータ3
Aが活性状態にあると判定した場合はステップ419に
進み、上流側EHC4Aを非通電状態とし、続くステッ
プ420で下流側EHC4Bも非通電状態としてこのル
ーチンを終了する。また、ステップ403で下流側触媒
コンバータ3Bが活性状態にあると判定した場合はステ
ップ420に進み、下流側EHC4Bも非通電状態とし
てこのルーチンを終了する。
【0019】一方、ステップ403で下流側触媒コンバ
ータ3Bが非活性であると判定した場合はステップ40
4に進み、機関1が暖機前の冷間時か、或いは暖機後の
温間時かを判定する。まず、機関1が冷間時の制御につ
いて説明する。機関1の冷間時はまず、ステップ405
において機関負荷が所定値未満の低負荷か、或いは、所
定値以上の高負荷かを判定する。機関負荷は、例えば、
機関1回転数当たりの吸入空気量(G/N)によって判
定することができる。機関1が低負荷時の時はステップ
406に進み、上流側EHC4Aに通電を行なう。上流
側EHC4Aへの通電は、ECU10がリレー5Aをオ
ンにすることによって行なう。
【0020】そして、続くステップ407ではリレー5
Aへの通電時間CT1を計数し、ステップ408では通
電時間CT1が所定時間T1になったか否かを判定す
る。上流側EHC4Aに通電してから所定時間T1が経
過していない場合はこのルーチンを終了し、所定時間T
1が経過した場合はステップ409に進んで、下流側E
HC4Bの通電を行なう。下流側EHC4Bへの通電
は、ECU10がリレー5Bをオンにすることによって
行なう。この後、ステップ410で計数時間CT1の計
数値をクリアしてこのルーチンを終了する。
【0021】このような機関が冷間状態で低負荷運転さ
れている場合の上流側と下流側のEHC4A,4Bへの
通電状態を図5(a) に示す。この状態では、最初に上流
側EHC4Aの通電を行い、所定時間T1後に下流側E
HC4Bへの通電を行なう。上流側EHC4Aへの通電
の停止は、図3で説明したルーチンにおいてフラグFE
HCが0になった時、及び、ステップ402において上
流側触媒3Aが活性状態になった時である。同様に、下
流側EHC4Bへの通電の停止は、図3で説明したルー
チンにおいてフラグFEHCが0になった時、ステップ
402において上流側触媒3Bが活性状態になった時、
及び、ステップ403において下流側触媒3Bが活性状
態になった時である。
【0022】一方、機関1が冷間状態で高負荷運転され
ている場合はステップ405からステップ411に進
む。そして、ステップ411においてECU10がリレ
ー5A,5Bを共にオンすることによって上流側EHC
4Aと下流側EHC4Bに共に通電を行ない、このルー
チンを終了する。この時の上流側EHC4Aと下流側E
HC4Bへの通電状態を図5(b) に示す。
【0023】次に、ステップ405で機関が温間と判断
した時の制御について説明する。機関の温間状態とは、
例えば、機関暖機後ある時間だけ機関を停止し、再始動
した場合の状態である。この時はステップ412に進
み、上流側EHC4Aと下流側EHC4Bに共に通電を
行なう。そして、続くステップ413では上流側EHC
4Aと下流側EHC4Bへの通電時間CT2を計数す
る。
【0024】この後、ステップ414において通電時間
CT2が所定時間T2になったか否かを判定する。EH
C4A,4Bに通電してから所定時間T2が経過してい
ない場合はこのルーチンを終了し、所定時間T2が経過
した場合はステップ415に進んで、上流側EHC4A
の通電を停止する。上流側EHC4Aへの通電停止は、
ECU10がリレー5Aをオフにすることによって行な
う。
【0025】ステップ415が終了するとステップ41
6において通電時間CT2が所定時間T3になったか否
かを判定する。下流側EHC4Bに通電してから所定時
間T3が経過していない場合はこのルーチンを終了し、
所定時間T3が経過した場合はステップ417に進ん
で、下流側EHC4Bの通電を停止する。下流側EHC
4Bへの通電停止は、ECU10がリレー5Bをオフに
することによって行なう。この後、ステップ4108計
数時間CT2の計数値をクリアしてこのルーチンを終了
する。
【0026】このような機関が温間状態における上流側
と下流側のEHC4A,4Bへの通電状態を図5(c) に
示す。この状態では、上流側EHC4Aと下流側EHC
4Bへの通電を同時に行ない、所定時間T2が経過した
ら上流側EHC4Aへの通電を停止し、所定時間T3が
経過したら下流側ECH4Bへの通電を停止する。この
他にも、上流側EHC4Aへの通電の停止は、時間T2
が経過する前に図3で説明したルーチンにおいてフラグ
FEHCが0になった時、及び、ステップ402におい
て上流側触媒3Aが活性状態になった時に行なわれる。
同様に、下流側EHC4Bへの通電の停止も、時間T3
が経過する前に図3で説明したルーチンにおいてフラグ
FEHCが0になった時、ステップ402において上流
側触媒3Bが活性状態になった時、及び、ステップ40
3において下流側触媒3Bが活性状態になった時にも行
なわれる。
【0027】図6は本発明におけるEHC4A,4Bの
通電制御の第2の実施例の制御手順を示すフローチャー
トである。第2の実施例は第1の実施例において、機関
1が冷間状態で高負荷運転されている時の制御のみを変
更したものである。従って、図4で説明した第1の実施
例の制御手順のステップと同じ制御を示すステップには
同じステップ番号を付してその説明を省略する。
【0028】第1の実施例においては、機関1が冷間状
態で高負荷運転されている時には、ステップ411にお
いてECU10がリレー5A,5Bを共にオンすること
によって上流側EHC4Aと下流側EHC4Bに共に通
電を行なっただけでこのルーチンを終了していた。一
方、第2の実施例においては、機関1が冷間状態で高負
荷運転されている時には、ステップ411において上流
側EHC4Aと下流側EHC4Bに共に通電を行なった
後に、ステップ601において通電時間CT3を計数す
る。
【0029】そして、ステップ602において上流側E
HC4Aと下流側EHC4Bへの通電時間が所定時間T
4に達したか否かを判定し、所定時間T4に達していな
い場合は第1の実施例と同様にこのルーチンを終了する
が、所定時間T4に達した場合にはステップ603に進
み、上流側EHC4Aへの通電を停止する。そして、続
くステップ604において計数時間CT3をクリアして
このルーチンを終了する。
【0030】このように、機関1が冷間状態の時に、高
負荷運転状態が所定時間T4だけ継続した時に上流側E
HC4Aへの通電を停止するのは、機関の高負荷運転時
は、排気ガスからの受熱量が大きいため、上流側の触媒
コンバータ3Aの温度上昇が早く、ヒータ通電時間を短
くできるからである。また、上流側EHC4Aへの通電
時間を短くすることにより、触媒コンバータ3Aの触媒
温度上昇による熱劣化を防止することができるからであ
る。
【0031】このような機関が冷間状態で高負荷運転さ
れた時における上流側と下流側のEHC4A,4Bへの
通電状態を図7(a) 〜図7(e) に示す。この状態では、
図7(a) ,(b) に示すように、上流側EHC4Aと下流
側EHC4Bへの通電を同時に行ない、図7(c) に示す
ように、最初から機関1の負荷がしきい値を超えた高負
荷運転状態の時は、所定時間T4が経過したら上流側E
HC4Aへの通電を停止する。
【0032】一方、図7(d) ,(e) に示すように、機関
1が最初低負荷運転されている場合は、まず、上流側E
HC4Aだけ通電を同時に行ない、機関1が高負荷運転
に以降した段階で、図7(f) に示すように下流側EHC
4Bへの通電を行なう。そして、機関1が高負荷運転状
態になってから、所定時間T4が経過したら上流側EH
C4Aへの通電を停止する。
【0033】下流側EHC4Bへの通電の停止は、図3
で説明したルーチンにおいてフラグFEHCが0になっ
た時、ステップ402において上流側触媒3Bが活性状
態になった時、或いは、ステップ403において下流側
触媒3Bが活性状態になった時である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。 (1) 複数のEHCを同時に通電する時間を減らすこと
で、バッテリ等の電源の負荷を減らすことができる。 (2) 排気通路の下流側に設けられたEHCへの通電開始
を、上流側に設けられたEHCへの通電開始時間より所
定時間遅らせことにより、複数のEHCそれぞれの昇温
性能を低下させることなく、複数のEHCを同時に通電
する時間を減らすことができる。 (3) 機関の高負荷運転状態が所定時間以上継続した場合
に、上流側のEHCへの通電を強制的に停止することに
より、上流側のEHCが機関の高負荷運転の継続時に排
気熱及び通電加熱の両方で過度に加熱することを抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気加熱式触媒の通電制御装置の構成
を示す原理構成図である。
【図2】本発明の電気加熱式触媒の通電制御装置の一実
施例を搭載した内燃機関の構成を示す図である。
【図3】本発明における電気加熱式触媒の通電条件の判
定の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明における電気加熱式触媒の通電制御の第
1の実施例の制御手順を示すフローチャートである。
【図5】(a) は図4の制御手順における冷間低負荷時の
上流側EHCと下流側EHCの通電状態を示す図、(b)
は図4の制御手順における冷間高負荷時の上流側EHC
と下流側EHCの通電状態を示す図、(c) は図4の制御
手順における温間時の上流側EHCと下流側EHCの通
電状態を示す図である。
【図6】本発明における電気加熱式触媒の通電制御の第
2の実施例の制御手順を示すフローチャートである。
【図7】図6の制御手順における冷間高負荷時の上流側
EHCと下流側EHCの通電状態を、機関の負荷と共に
示す図であり、(a) 〜(c) は機関の負荷が最初から高負
荷の場合の上流側EHCと下流側EHCの通電状態を示
す図であり、(d) 〜(f)は機関の負荷が最初は低負荷で
その後高負荷に移行した場合の上流側EHCと下流側E
HCの通電状態を示す図である。
【符号の説明】
1…内燃機関 2…排気通路 3A,3B…通常の触媒コンバータ 4A,4B…電気加熱式触媒(EHC) 5A,5B…開閉スイッチ(リレー) 6…バッテリ 8…回転数センサ 9…オルタネータ 10…ECU(エンジン・コントロール・ユニット) 20…吸気通路 21…エアフローメータ 24…エアフローセンサ 101…運転状態パラメータ検出手段 102…通電条件判定手段 段 103…通電時間演算手段 104…スイッチ制御手段 105…同時加熱検出手段 106…高負荷継続時間判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 360 F02D 45/00 360C (72)発明者 古橋 道雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 永井 俊成 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 永井 忠行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 川合 孝史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 播磨 謙司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 後藤 雄一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に、電気ヒータを内
    蔵する電気加熱式触媒が複数個直列に接続され、各電気
    加熱式触媒はそれぞれ開閉スイッチを介して電源に接続
    され、各開閉スイッチをオンすることによって前記電源
    から対応する前記電気加熱式触媒に通電を行なう電気加
    熱式触媒の通電制御装置であって、 前記機関の運転状態パラメータを検出する運転状態パラ
    メータ検出手段と、 検出された機関の運転状態パラメータにより、前記電気
    加熱式触媒への通電条件を判定する通電条件判定手段
    と、 前記電気加熱式触媒への通電条件が揃った時に、前記各
    電気加熱式触媒の通電開始時期、或いは、通電終了時期
    がそれぞれ異なるように、各電気加熱式触媒への通電時
    間を演算する通電時間演算手段と、 演算された通電時間だけ前記各開閉スイッチをオン状態
    にするスイッチ制御手段と、を備えることを特徴とする
    電気加熱式触媒の通電制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気加熱式触媒の通電
    制御装置において、前記通電時間演算手段が、前記排気
    通路の下流側に設けられた電気加熱式触媒への通電開始
    を、上流側に設けられた電気加熱式触媒への通電開始時
    間より所定時間遅らせるように、通電時間を演算するこ
    とを特徴とする電気加熱式触媒の通電制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気加熱式触媒の通電
    制御装置において、前記通電時間演算手段が、機関の温
    度が所定値以下で且つ機関の負荷が所定値以下の時に、
    前記排気通路の下流側に設けられた電気加熱式触媒への
    通電開始を、上流側に設けられた電気加熱式触媒への通
    電開始時間より所定時間遅らせるように、通電時間を演
    算することを特徴とする電気加熱式触媒の通電制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電気加熱式触媒の通電
    制御装置において、前記各開閉スイッチが同時にオンし
    ている状態を検出する同時加熱検出手段と、機関が高負
    荷で所定時間以上継続して運転されたか否かを検出する
    高負荷継続時間判定手段とを更に設け、 前記機関が同時に加熱されている状態で、前記機関の高
    負荷運転状態が所定時間以上継続した場合に、前記スイ
    ッチ制御手段が、上流側の電気加熱式触媒に接続された
    スイッチをオフ状態にすることを特徴とする電気加熱式
    触媒の通電制御装置。
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