JPH09158637A - ブラインド - Google Patents

ブラインド

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JPH09158637A
JPH09158637A JP31896595A JP31896595A JPH09158637A JP H09158637 A JPH09158637 A JP H09158637A JP 31896595 A JP31896595 A JP 31896595A JP 31896595 A JP31896595 A JP 31896595A JP H09158637 A JPH09158637 A JP H09158637A
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Yukihiro Tajima
幸弘 田島
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慎一郎 吉田
Koji Takagi
浩二 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラット及びボトムレールが最下端まで下降
した際の衝撃を小さくし、部品破損を防止する。 【解決手段】 ストッパ解除用コード56の他端を大径
の第2円板部材52に、一端がストッパ装置21の第2
締結部材44に連結された連結コード54の他端を第2
円板部材と同心に一体回転する小径の第1円板部材50
にそれぞれ巻付け、第1円板部材50及び第2円板部材
52が回転した際に、同じ角度回転しているにもかかわ
らず、ストッパ解除用コード56の方が連結コード54
よりも多く巻取られたり巻解かれるようすることによ
り、ストッパ解除用コード56の引き下ろし量に比べ
て、第2締結部材44が第1締結部材42から離間する
距離を短くし、昇降コード18に所望の大きさの抵抗を
与えるようにストッパ装置21の締結力を調整する下降
速度減速装置46をストッパ解除用コード56とストッ
パ装置21の間に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラインドに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラインドとしては、本出願人が
先に出願した特願平6-29078号に示されるものが
あり、これに示されるものは、第1締結部材と、該第1
締結部材に締結する位置と締結が解除される位置の間で
移動可能な第2締結部材と、が締結することにより前記
昇降コードの移動を拘束可能なストッパ装置の第2締結
部材にストッパ解除用コードの一端が連結されており、
ストッパ解除用コードの他端はヘッドボックス外に導出
され、ストッパ解除用コードの他端を下方に引くことに
より、引いた分だけストッパ解除用コードの一端が第2
締結部材を第1締結部材から離間させるように移動さ
せ、昇降コードの拘束を解除するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のブラインドでは、ブラインドを下降させる
際には、ストッパ解除用コードの他端を引いて第2締結
部材を第1締結部材から離間させ、昇降コードの拘束を
解除して、スラット及びボトムレールの自重により下降
させるが、ストッパ装置は、昇降コードの拘束を完全に
解除するため、スラット及びボトムレールはほとんど抵
抗を受けることなく自由落下するので、特に大型製品に
なればなるほど最下端まで下降した際の衝撃が大きくな
り、スラットを支持しているラダーテープをボトムレー
ルに止着するテープホルダなどの部品破損の可能性が出
てくる。本発明は、このような課題を解決するためのも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の本発明は、ヘッ
ドボックス(12)と、ラダーテープ(16)によって
整列状態に支持される多数のスラット(10)と、前記
スラット(10)列の下端に配置されるボトムレール
(14)と、一端が前記ボトムレール(14)に連結さ
れるとともに、他端が前記スラット(10)列を挿通し
て前記ヘッドボックス(12)内に導入された後、該ヘ
ッドボックス(12)から導出される昇降コード(1
8)と、前記ヘッドボックス(12)内に配置され、第
1締結部材(42)と、該第1締結部材(42)に締結
して前記昇降コード(18)の移動を拘束する位置と、
締結が解除されて該昇降コード(18)を拘束しない位
置との間で移動可能な第2締結部材(44)と、を有す
るストッパ装置(21)と、前記ヘッドボックス(1
2)から導出される一端が操作されることにより、前記
第2締結部材(44)を前記第1締結部材(42)から
離間させるストッパ解除用コード(56)と、を有する
ブラインドにおいて、前記ヘッドボックス(12)内に
は、前記ストッパ解除用コード(56)の操作量に対し
て前記第2締結部材(42)が前記第1締結部材(4
2)から離間する距離を減少させる下降速度減速装置
(46、70)が設けられている、ことを特徴としたも
のである。
【0005】これにより、ストッパ解除用コードの一端
を下方に引いてストッパ装置を解除する際に、下降速度
減速装置により、ストッパ解除用コードの引き下ろし量
に比べて第2締結部材が第1締結部材から離間する距離
を短くし、第1締結部材と第2締結部材の解除量を小さ
くすることにより、所望の大きさの抵抗を受ける程度に
昇降コードの拘束を解除し、スラット及びボトムレール
の自重による下降速度を遅くするなど調整することがで
きるため、最下降時の衝撃力を小さくし部品破損の原因
を解消することができる。
【0006】また、本発明のうちで請求項2記載の発明
は、請求項1記載の発明において、前記下降速度減速装
置(46)は、前記ヘッドボックス(12)内に回転自
在に設けられた円板状の形状を有する第1円板部材(5
0)と、前記第1円板部材(50)と同心に一体回転す
るように設けられ、該第1円板部材(50)よりも大径
の円板状の形状を有するとともに、前記ストッパ解除用
コード(56)の他端(56b)が巻取り及び巻解き可
能に連結されている第2円板部材(52)と、一端(5
4a)が前記ストッパ装置(21)の第2締結部材(4
4)に連結されるとともに他端(54b)が前記第1円
板部材(50)に巻取り及び巻解き可能に巻き付けられ
る連結コード(54)と、を有し、前記ストッパ解除用
コード(56)が前記第2円板部材(52)から巻解か
れるときには、前記連結コード(54)が前記第1円板
部材(50)に巻取られ、前記第2締結部材(44)が
前記第1締結部材(42)から離間するように構成され
ていることを特徴としたものである。
【0007】このように、ストッパ解除用コードの他端
を大径の第2円板部材に、連結コードの他端を小径の第
1円板部材にそれぞれ巻付けることにより、第1円板部
材及び第2円板部材が回転した際に、同じ角度回転して
いるにもかかわらず、ストッパ解除用コードの方が連結
コードよりも多く巻取られたり巻解かれたりすることに
なる。これにより、ストッパ解除用コードを引き下ろし
て第2円板部材から巻解かせた量に比べて第1円板部材
に巻取られる連結コードの長さが短いため、ストッパ解
除用コードの引き下ろし量を大きくしても、第2締結部
材が第1締結部材から離間する距離が短くなるので、昇
降コードに所望の大きさの抵抗を与えるようにストッパ
装置の締結力を調整することができる。
【0008】また、下降速度減速装置を、2つの円板部
材によって構成するため、構造が簡単で小型することが
できたので、ヘッドボックス内のストッパ装置からスト
ッパ解除用コードの導出部までの間の小さな空間に収納
することができる。
【0009】また、本発明のうちで請求項3記載の発明
は、請求項1記載の発明において、前記下降速度減速装
置(70)は、前記ヘッドボックス(12)内に回転自
在に設けられた円板状の形状を有する第1円板部材(5
0)と、前記第1円板部材(50)と同心に一体回転す
るように設けられ、該第1円板部材(50)よりも大径
の円板状の形状を有する第2円板部材(52)と、一端
が前記ストッパ装置(21)の第2締結部材(44)に
連結されるとともに他端が前記第1円板部材(50)に
巻取り及び巻解き可能に巻き付けられる第1連結コード
(72)と、前記ヘッドボックス(12)内に設けら
れ、該ヘッドボックス(12)の長手方向に移動可能で
あるとともに、他端(56b)が前記ヘッドボックス
(12)内に固定された前記ストッパ解除用コード(5
6)が巻掛けられている滑車装置(60)と、前記第2
円板部材(52)に一端が巻取り及び巻解き可能に連結
されるとともに他端が前記滑車装置(60)に連結され
る第2連結コード(68)と、を有しており、前記スト
ッパ解除用コード(56)の一端が引き下ろされる際に
は、前記滑車装置(60)が移動し、前記第2連結コー
ド(68)が前記第2円板部材(52)から巻解かれる
とともに、前記第1連結コード(72)が前記第1円板
部材(50)に巻取られて前記第2締結部材(44)が
前記第1締結部材(42)から離間するように構成され
ていることを特徴としたものである。
【0010】これにより、ストッパ解除用コードの一端
が引き下ろされることにより、ストッパ解除用コードが
引き下ろされた長さを滑車装置に含まれる滑車の数+1
で割った距離だけ滑車装置がヘッドボックスの長手方向
に移動し、第2連結コードが滑車装置が移動した距離だ
け第2円板部材から巻解かれる。このとき、第1円板部
材も第2円板部材と一体に回転し、第1連結コードを巻
取るが、この巻取り量は滑車が設けられていない場合に
比べて小さいため、滑車装置が設けられていない場合に
比べて第2締結部材が第1締結部材から離間する距離が
短くなる。このため、昇降コードに加えられる抵抗力が
大きくなるので、滑車装置を設けることによりスラット
及びボトムレールの下降速度をさらに遅くすることがで
きる。
【0011】また、下降速度減速装置を、2つの円板部
材と滑車装置によって構成するため、構造が簡単で小型
することができたので、ヘッドボックス内のストッパ装
置からストッパ解除用コードの導出部までの間の小さな
空間に収納することができる。
【0012】また、本発明のうちで請求項4記載の発明
は、請求項2記載の発明において、前記第2締結部材
(44)は、前記第1締結部材(42)と締結する方向
に弾性部材(25)により常時付勢されており、前記下
降速度減速装置(46)には、前記ストッパ解除用コー
ド(56)を常時前記第2円板部材(52)に巻き取ら
せる方向に付勢するばね部材(80)が設けられている
ことを特徴としたものである。
【0013】これにより、第2円板部材と一体回転の第
1円板部材もばね部材により連結コードを巻解く方向に
常時付勢されるので、ストッパ解除用コードの引き下ろ
し力が解除されると、第1円板部材は連結コードを積極
的に巻解いて、ストッパ解除用コード側からの抵抗力を
無くし、弾性部材の押圧力を弱めないようにすることが
できるので、弾性部材の弾性力を大きくしなくても第2
締結部材を第1締結部材に確実に締結させることができ
る。
【0014】また、弾性部材の弾性力を小さくすること
ができるため、第2締結部材の第1締結部材方向への押
圧力が小さくなるので、昇降コードをスラット上昇方向
に移動させる際に、第1締結部材及び第2締結部材から
昇降コードに加えられる摩擦力を小さくすることがで
き、昇降コードの摩耗を軽減することができる。なお、
上記かっこ内の符号は、後述する実施の形態の対応する
部材を示す。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2(a)、(b)に本
発明の第1の実施の形態を示す。所定間隔で上下方向に
複数のスラット10が配列されており、このスラット1
0列の上端側にヘッドボックス12が配置され、下端側
にボトムレール14が配置されている。
【0016】ヘッドボックス12とボトムレール14と
の間にはラダーテープ16が設けられており、このラダ
ーテープ16によって各スラット10が支持されてい
る。ラダーテープ16の上端は、ヘッドボックス12内
に回転可能に設けられている回転ドラム17に巻取り及
び巻解き可能に連結されており、回転ドラム17の回転
により、スラット10は傾斜角度を変更可能である。
【0017】ヘッドボックス12の一端には、チルタ2
0が設けられており、チルタ20には、中空のチルタ入
力軸22の上端が回転可能に連結されている。また、チ
ルタ20には、回転ドラム17と一体回転可能な回転軸
23が連結されており、チルタ入力軸22の回転が、チ
ルタ20によって回転軸23に伝達される。チルタ入力
軸22の下端は、ヘッドボックス12から導出されてお
り、連結装置40によって一体に回転可能であるととも
に連結角度を変更可能に中空の回転操作棒24が連結さ
れている。回転操作棒24の下端には、中空のグリップ
32が軸方向に相対移動可能に設けられている。
【0018】昇降コード18は、一端がボトムレール1
4に連結されており、他端がスラット10に設けられて
いる図示してない挿通孔を挿通してヘッドボックス12
内に導入されるとともに、ヘッドボックス12内の一端
付近に設けられているストッパ装置21を通って、チル
タ入力軸22、連結装置40、回転操作棒24及びグリ
ップ32の内部をそれぞれ挿通して、グリップ32の下
部に配置されているつまみ26にそれぞれ昇降可能に連
結されている。
【0019】ヘッドボックス12内には、ストッパ装置
21が設けられており、ストッパ装置21は、第1締結
部材42と、ばね(弾性部材)25によって常時第1締
結部材42と締結する方向に付勢されている第2締結部
材44と、により構成されている。第1締結部材42と
第2締結部材44は、これらの間に挿通された昇降コー
ド18のスラット10上昇方向への移動は拘束しない
が、スラット10下降方向への移動は拘束可能である。
【0020】ストッパ装置21とチルタ入力軸22の間
には下降速度減速装置46が設けられており、下降速度
減速装置46は、ヘッドボックス12内に固定されたケ
ース48に回転自在に設けられた円板状の形状を有する
第1円板部材50と、第1円板部材50の上部に同心で
一体回転するように設けられ、第1円板部材50よりも
大径の円板状の形状を有する第2円板部材52と、一端
54aがストッパ装置21の第2締結部材44に連結さ
れるとともに他端54bが第2円板部材52の下面に連
結されて第1円板部材50に巻取り及び巻解き可能に巻
付けられる連結コード54と、を有している。
【0021】第2円板部材52には、一端がチルタ入力
軸22、連結装置40、回転操作棒24を挿通してグリ
ップ32に連結されているストッパ解除用コード56の
他端56bが巻取り及び巻解き可能に連結されており、
ストッパ解除用コード56が第2円板部材52に巻き付
けられる方向と連結コード54が第1円板部材50に巻
き付けられる方向は逆方向になるように構成されてい
る。これにより、ストッパ解除用コード56の一端が引
き下ろされる際には、ストッパ解除用コード56が第2
円板部材52から巻解かれるとともに連結コード54が
第1円板部材52に巻取られて、第2締結部材44が第
1締結部材42から離間され、逆に、ストッパ解除用コ
ード56の一端の引き下ろしが解除された際には、第2
締結部材44が第1締結部材42方向に移動して連結コ
ード54が第1円板部材52から巻解かれるとともに、
ストッパ解除用コード56が第2円板部材52に巻取ら
れる。
【0022】次に、上記第1の実施の形態の作用につい
て説明する。図1及び図2(b)に示されているように
第2締結部材44がばね25の弾性力によって第1締結
部材42に締結されて、昇降コード18の移動が拘束さ
れている状態から、昇降コード18の拘束を解除し、ス
ラット10を下降させる場合、グリップ32を図1中下
方に引いてストッパ解除用コード56の一端を下降させ
る。これにより、ストッパ解除用コード56が図2
(a)中矢印A方向に引っ張られるため、ストッパ解除
用コード56の他端56bが第2円板部材52を反時計
方向(図2(a)中矢印B方向)に回転させ、ストッパ
解除用コード56が第2円板部材52から巻解かれてい
く。このとき、第1円板部材50も第2円板部材52と
一体に回転するため、連結コード54を巻取り、第2締
結部材44がばね25の弾性力に抗して第1締結部材4
2から離間する方向に移動するが、第1円板部材50は
第2円板部材52に比べて径方向寸法が小さいので、ス
トッパ解除用コード56の巻解かれる量に比べて連結コ
ード54の巻取られる量が、半径寸法の比率分だけ少な
いため、グリップ32の引き下ろし量に比べて第2締結
部材44の第1締結部材42から離間する方向への移動
量が少ない。したがって、昇降コード18の拘束はボト
ムレール14及びスラット10がこれらの自重により下
降することができる程度には解除されるが、完全に解除
されるわけではなく、ストッパ装置21によって抵抗力
を加えられているので、ボトムレール14及びスラット
10はゆっくり下降していくことになる。
【0023】次に、ストッパ装置21を再び締結させる
場合、グリップ32から手を離し、ストッパ解除用コー
ド56を図2(a)中矢印A方向に引っ張る力を解除す
る。これにより、ばね25の弾性力により第2締結部材
44が第1締結部材42に締結する方向に移動するた
め、連結コード54の一端54aが図2(b)中左方向
に引っ張られ、他端54bが第2円板部材52を時計方
向に回転させて、第2円板部材52と一体に回転する第
1円板部材50から巻解かれ、第2締結部材44が第1
締結部材42に締結した時点で第1円板部材50及び第
2円板部材52の回転が停止する。このとき、ストッパ
解除用コード56は第2円板部材52に巻取られるの
で、グリップ32がストッパ解除用コード56の一端と
ともに上昇し、ストッパ解除用コード56が第2円板部
材52に所定量巻取られた時点でグリップ32の上昇が
停止する。
【0024】このように、ストッパ装置21を解除する
際に、下降速度減速装置46により、ストッパ解除用コ
ード56の引き下ろし量に比べて第2締結部材44が第
1締結部材42から離間する距離を短くし、第1締結部
材42と第2締結部材44の解除量を小さくすることに
より、所望の大きさの抵抗を受ける程度に昇降コード1
8の拘束を解除し、スラット10及びボトムレール14
の自重による下降速度を遅くすることができるため、最
下降時の衝撃力が小さくなり、部品破損の原因を解消す
ることができる。
【0025】また、第1円板部材50よりも第2円板部
材52の径方向寸法を大きくすることにより、ストッパ
解除用コード56が第2円板部材52から巻解かれた長
さに比べて連結コード54が第1円板部材50に巻き取
られる長さを短くし、ストッパ解除用コード56の引き
下ろし量が大きくても、第2締結部材44が第1締結部
材42から離間する距離を短くするようにして、昇降コ
ード18に抵抗を与えるようにしたため、第1円板部材
50と第2円板部材52の径方向寸法の比率を変えるこ
とにより、ストッパ解除用コード56の引き下ろし量に
対する第2締結部材44が第1締結部材42から離間す
る距離の比率が変わり、昇降コード18に付与する抵抗
力を変えることができ、ストッパ装置21の締結力を調
整することができる。
【0026】図3に本発明の第2の実施の形態を示す。
これに示される下降速度減速装置70は、第1の実施の
形態の下降速度減速装置46とチルタ20との間に、滑
車装置60を設け、ストッパ解除用コード56の他端5
6bを滑車装置60に巻掛けた後ヘッドボックス12内
に固定し、滑車装置60と第2円板部材52を第2連結
コード68で連結したものであり、これ以外の構成は第
1の実施の形態と同様である。すなわち、滑車装置60
は、ヘッドボックス12内に固定され、ヘッドボックス
12の長手方向に延びる溝62aが上下方向の対向面に
それぞれ形成されるレール部材62と、レール部材62
の溝62aに沿って図3中左右方向(すなわち図1中ヘ
ッドボックス12の左右方向)に移動可能な支持部材6
6に回転自在に支持されている滑車64と、を有してお
り、第2連結コード68の一端が支持部材66に連結さ
れるとともに他端が第2円板部材52に巻取り及び巻解
き可能に連結されている。
【0027】これにより、グリップ32を引き下ろした
際に、ストッパ解除用コード56の一端がグリップ32
とともに引き下ろされることにより滑車64がレール部
材62に案内されて引き下ろされた長さの1/2だけ図
3中右方向に移動し、第2連結コード68がストッパ解
除用コード56の引き下ろされた長さの1/2だけ第2
円板部材52から巻解かれる。したがって、第1円板部
材50が第1連結コード72を巻取る量も第1の実施の
形態の1/2になり、第2締結部材44が第1の実施の
形態の1/2だけ第1締結部材42から離間する方向に
移動することになる。このため、昇降コード18に加え
られる抵抗力が大きくなるので、スラット10及びボト
ムレール14の下降速度をさらに遅くすることができ
る。
【0028】図4(a)及び(b)に第3の実施の形態
を示す。これに示されるものは、第2円板部材52が常
時ストッパ解除用コード56を巻取る方向に付勢するば
ね部材80を第1円板部材50及び第2円板部材52に
設けたものであり、これ以外の構成は、第1の実施の形
態のものと同様である。
【0029】次に、第3の実施の形態の作用について説
明する。ストッパ解除用コード56の一端をグリップと
ともに引き下ろすと、他端56bがばね部材80の弾性
力に抗して第2円板部材52を回転させてストッパ解除
用コード56が巻解かれる。これにより第1の実施の形
態と同様にストッパ装置21の締結が解除される。
【0030】次に、グリップから手を離すと、ストッパ
解除用コード56の他端56bがばね部材80の弾性力
により第2円板部材52に巻き付けられるとともに、連
結コード54の他端54bがばね部材80の弾性力によ
り第1円板部材50から積極的に巻解かれると同時に連
結コード54の一端54aが第2締結部材とともにばね
25の弾性力により第1締結部材42方向に移動し、ス
トッパ装置21が締結される。
【0031】このように、ストッパ解除用コード56の
引き下ろし力が解除されると、第1円板部材50は連結
コード54を積極的に巻解いて、ストッパ解除用コード
56側からの抵抗力を無くし、ばね25の押圧力を弱め
ないようにすることができるので、ばね25の弾性力を
大きくしなくても第2締結部材44を第1締結部材42
に確実に締結させることができる。
【0032】また、ばね25の弾性力を小さくすること
ができるため、第2締結部材44の第1締結部材42方
向への押圧力が小さくなるので、昇降コード18をスラ
ット10上昇方向に移動させる際に、第1締結部材42
及び第2締結部材44から昇降コード18に加えられる
摩擦力を小さくすることができ、昇降コード18の摩耗
を軽減することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、ストッパ解除用コードの一端を下方
に引いてストッパ装置を解除する際に、下降速度減速装
置により、ストッパ解除用コードの引き下ろし量に比べ
て第2締結部材が第1締結部材から離間する距離を短く
し、第1締結部材と第2締結部材の解除量を小さくする
ことにより、所望の大きさの抵抗を受ける程度に昇降コ
ードの拘束を解除し、スラット及びボトムレールの自重
による下降速度を遅くするなど調整することができるた
め、最下降時の衝撃力を小さくし、部品破損の原因を解
消することができる。
【0034】また、本発明のうち請求項2記載の発明
は、ストッパ解除用コードの他端を大径の第2円板部材
に、連結コードの他端を小径の第1円板部材にそれぞれ
巻き付けることにより、第1円板部材及び第2円板部材
が回転した際に、同じ角度回転しているにもかかわら
ず、ストッパ解除用コードの方が連結コードよりも多く
巻取られたり巻解かれたりすることになる。これによ
り、ストッパ解除用コードを引き下ろして第2円板部材
から巻解かせた量に比べて第1円板部材に巻き取られる
連結コードの長さが短いため、ストッパ解除用コードの
引き下ろし量を大きくしても、第2締結部材が第1締結
部材から離間する距離が短くなるので、昇降コードに所
望の大きさの抵抗を与えるようにストッパ装置の締結力
を調整することができる。
【0035】また、下降速度減速装置を、2つの円板部
材と連結コードによって構成するため、構造が簡単で小
型することができたので、ヘッドボックス内のストッパ
装置からストッパ解除用コードの導出部までの間の小さ
な空間に収納することができる。
【0036】また、本発明のうち請求項3記載の発明
は、ストッパ解除用コードの一端が引き下ろされること
により、ストッパ解除用コードが引き下ろされた長さを
滑車装置に含まれる滑車の数+1で割った距離だけ滑車
装置がヘッドボックスの長手方向に移動し、第2連結コ
ードが滑車装置が移動した距離だけ第2円板部材から巻
解かれる。このとき、第1円板部材も第2円板部材と一
体に回転し、第1連結コードを巻取るが、この巻取り量
は滑車が設けられていない場合に比べて小さいため、滑
車装置が設けられていない場合に比べて第2締結部材が
第1締結部材から離間する距離が短くなる。このため、
昇降コードに加えられる抵抗力が大きくなるので、滑車
装置を設けることによりスラット及びボトムレールの下
降速度をさらに遅くすることができる。
【0037】また、下降速度減速装置を、2つの円板部
材、滑車装置及び2本の連結コードによって構成するた
め、構造が簡単で小型することができたので、ヘッドボ
ックス内のストッパ装置からストッパ解除用コードの導
出部までの間の小さな空間に収納することができる。
【0038】また、本発明のうち請求項4記載の発明
は、ばね部材により第2円板部材と一体回転の第1円板
部材も連結コードを巻解く方向に常時付勢されるので、
ストッパ解除用コードの引き下ろし力が解除されると、
第1円板部材は連結コードを積極的に巻解いて、ストッ
パ解除用コード側からの抵抗力を無くし、弾性部材の押
圧力を弱めないようにすることができるので、弾性部材
の弾性力を大きくしなくても第2締結部材を第1締結部
材に確実に締結させることができる。
【0039】また、弾性部材の弾性力を小さくすること
ができるため、第2締結部材の第1締結部材方向への押
圧力が小さくなるので、昇降コードをスラット上昇方向
に移動させる際に、第1締結部材及び第2締結部材から
昇降コードに加えられる摩擦力を小さくすることがで
き、昇降コードの摩耗を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブラインドの全体
の斜視図である。
【図2】(a)は、第1の実施の形態のストッパ装置が
解除されたときのストッパ装置及び下降速度減速装置の
状態を示す平面図、(b)は、第1の実施の形態のスト
ッパ装置が締結されたときのストッパ装置及び下降速度
減速装置の状態を示す平面図である。
【図3】第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図4】(a)は、第3の実施の形態のストッパ装置が
解除されたときのストッパ装置及び下降速度減速装置の
状態を示す平面図、(b)は、第3の実施の形態のスト
ッパ装置が締結されたときのストッパ装置及び下降速度
減速装置の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 スラット 12 ヘッドボックス 14 ボトムレール 16 ラダーテープ 18 昇降コード 21 ストッパ装置 25 ばね(弾性部材) 42 第1締結部材 44 第2締結部材 46、70 下降速度減速装置 50 第1円板部材 52 第2円板部材 54 連結コード 54a 一端 54b 他端 56 ストッパ解除用コード 56b 他端 60 滑車装置 68 第2連結コード 72 第1連結コード 80 ばね部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドボックス(12)と、 ラダーテープ(16)によって整列状態に支持される多
    数のスラット(10)と、 前記スラット(10)列の下端に配置されるボトムレー
    ル(14)と、 一端が前記ボトムレール(14)に連結されるととも
    に、他端が前記スラット(10)列を挿通して前記ヘッ
    ドボックス(12)内に導入された後、該ヘッドボック
    ス(12)から導出される昇降コード(18)と、 前記ヘッドボックス(12)内に配置され、第1締結部
    材(42)と、該第1締結部材(42)に締結して前記
    昇降コード(18)の移動を拘束する位置と、締結が解
    除されて該昇降コード(18)を拘束しない位置との間
    で移動可能な第2締結部材(44)と、を有するストッ
    パ装置(21)と、 前記ヘッドボックス(12)から導出される一端が操作
    されることにより、前記第2締結部材(44)を前記第
    1締結部材(42)から離間させるストッパ解除用コー
    ド(56)と、 を有するブラインドにおいて、 前記ヘッドボックス(12)内には、前記ストッパ解除
    用コード(56)の操作量に対して前記第2締結部材
    (42)が前記第1締結部材(42)から離間する距離
    を減少させる下降速度減速装置(46、70)が設けら
    れている、 ことを特徴とするブラインド。
  2. 【請求項2】 前記下降速度減速装置(46)は、 前記ヘッドボックス(12)内に回転自在に設けられた
    円板状の形状を有する第1円板部材(50)と、 前記第1円板部材(50)と同心に一体回転するように
    設けられ、該第1円板部材(50)よりも大径の円板状
    の形状を有するとともに、前記ストッパ解除用コード
    (56)の他端(56b)が巻取り及び巻解き可能に連
    結されている第2円板部材(52)と、 一端(54a)が前記ストッパ装置(21)の第2締結
    部材(44)に連結されるとともに他端(54b)が前
    記第1円板部材(50)に巻取り及び巻解き可能に巻き
    付けられる連結コード(54)と、 を有し、 前記ストッパ解除用コード(56)が前記第2円板部材
    (52)から巻解かれるときには、前記連結コード(5
    4)が前記第1円板部材(50)に巻取られ、前記第2
    締結部材(44)が前記第1締結部材(42)から離間
    するように構成されている、 請求項1記載ブラインド。
  3. 【請求項3】 前記下降速度減速装置(70)は、 前記ヘッドボックス(12)内に回転自在に設けられた
    円板状の形状を有する第1円板部材(50)と、 前記第1円板部材(50)と同心に一体回転するように
    設けられ、該第1円板部材(50)よりも大径の円板状
    の形状を有する第2円板部材(52)と、 一端が前記ストッパ装置(21)の第2締結部材(4
    4)に連結されるとともに他端が前記第1円板部材(5
    0)に巻取り及び巻解き可能に巻き付けられる第1連結
    コード(72)と、 前記ヘッドボックス(12)内に設けられ、該ヘッドボ
    ックス(12)の長手方向に移動可能であるとともに、
    他端(56b)が前記ヘッドボックス(12)内に固定
    された前記ストッパ解除用コード(56)が巻掛けられ
    ている滑車装置(60)と、 前記第2円板部材(52)に一端が巻取り及び巻解き可
    能に連結されるとともに他端が前記滑車装置(60)に
    連結される第2連結コード(68)と、 を有しており、 前記ストッパ解除用コード(56)の一端が引き下ろさ
    れる際には、前記滑車装置(60)が移動し、前記第2
    連結コード(68)が前記第2円板部材(52)から巻
    解かれるとともに、前記第1連結コード(72)が前記
    第1円板部材(50)に巻取られて前記第2締結部材
    (44)が前記第1締結部材(42)から離間するよう
    に構成されている、 請求項1記載のブラインド。
  4. 【請求項4】 前記第2締結部材(44)は、前記第1
    締結部材(42)と締結する方向に弾性部材(25)に
    より常時付勢されており、 前記下降速度減速装置(46)には、前記ストッパ解除
    用コード(56)を常時前記第2円板部材(52)に巻
    き取らせる方向に付勢するばね部材(80)が設けられ
    ている、請求項2記載のブラインド。
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