JPH0915827A - 自動ラボ処理システム - Google Patents

自動ラボ処理システム

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Publication number
JPH0915827A
JPH0915827A JP16103395A JP16103395A JPH0915827A JP H0915827 A JPH0915827 A JP H0915827A JP 16103395 A JP16103395 A JP 16103395A JP 16103395 A JP16103395 A JP 16103395A JP H0915827 A JPH0915827 A JP H0915827A
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JP
Japan
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processing
unit
film
section
dpe
Prior art date
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Pending
Application number
JP16103395A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Matsumoto
文男 松本
Kanenobu Ochiai
兼宣 落合
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 依頼された写真処理の納期及び売価を確実に
管理することができ、かつ、依頼された写真処理と、そ
の料金の情報との一元化することによって、引渡先のミ
スや請求金額のミスも防止する。 【構成】 自動ミニラボシステムは、受付部50、フィ
ルムプロセッサ部52、プリンタ部56、ペーパプロセ
ッサ部58、袋詰め機64と、コンベア式ストック部6
6と、で構成された出荷部68、の5個のブロックに分
かれている。これらのブロックは、それぞれコントロー
ラを備えており、予め定められたシーケンスによって制
御されると共に管理コントローラ70によって集中管理
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影済写真フィルムの
顧客からの受付から、現像処理、プリント処理した後の
現像済写真フィルム及びプリントを返却するまでを、料
金の授受と共に自動的に処理する自動ラボ処理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムプロセッサ、プリンタプロセッ
サは、所謂ミニラボと称され、小規模DPE店に設置さ
れている。すなわち、DPE店で受け付けられたネガフ
ィルム(撮影済)は、まず、フィルムプロセッサによっ
て現像処理されて画像が顕像化され、次いでプリンタプ
ロセッサによって印画紙へ焼付露光及び印画紙の現像処
理がなされるようになっている。このような処理はネガ
フィルム1本単位で行うため、比較的少量の処理に適し
ている。なお、参考として、ネガフィルムの現像やプリ
ント処理等を大量処理する場合には、所謂大ラボと称さ
れる現像所に集められ、ネガフィルムは複数本長尺状に
連結された状態で処理されるようになっている。
【0003】前記ミニラボにおいて、顧客から処理(た
とえば、同時プリント)を依頼されると、受付者はネガ
フィルムを収容するパトローネを見て、メーカー名、撮
影枚数等を確認し、顧客の要望(プリントサイズ等)を
聞いた上で、仕上がり日時、顧客の名前及び電話番号と
共に伝票に上記各種情報を記載する。
【0004】伝票は通常2枚綴りとされ、一方は顧客へ
預かり証として渡し、他方はDPE店で保管する。
【0005】上記写真処理工程がすべて完了すると、D
P袋には、現像代、実際のプリント枚数及び単価が手書
き、又は印字された伝票が貼付けられ、DPE店では、
顧客が預かり証を持参して受取りにきた時点で、DP袋
に記載された金額をレジスターに打ち込み、料金を請求
する。顧客は請求された料金を支払って、DP袋(当
然、現像済のネガフィルムとプリントが収容されてい
る。)を受取る。
【0006】ところで、上記従来技術のシステムでは、
人手に頼る作業が多くあり、自動化による省人化のため
の以下に示すような提案が成されている。
【0007】第1は、街頭にDPE商品であるネガフィ
ルムやレンズ付フィルムを販売する自動販売機に撮影済
ネガフィルムを受付する機能を持たせることが提案され
ている(特願昭62−120597号、同62−120
598号、同62−120599号及び特願平6−14
7858号)。第2は、上記のような受付機と引渡機と
を一体又は独立させて設置することが提案されている
(引渡機として、特開平1−100688号公報参
照)。
【0008】上記第1及び第2の従来技術は、顧客と直
接関わる商品受渡し処理を自動化した例である。
【0009】次に、第3は、ネガフィルムの現像処理
と、この現像されたネガフィルムを用いて印画紙へプリ
ント焼付・現像処理する一体型処理機が提案されている
(特願平7−19458号)。
【0010】このように、部分的に自動化を図ることが
提案されているが、ネガフィルムの受付から、DPE処
理、引渡しまで、これらを組み合わせた完全自動化され
たミニラボシステムの構築例はない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記複数の従来技術を
組み合わせて装置の構成を試みると、装置の処理能力や
各処理工程間の処理速度の差で運用上大きな問題が生じ
る。すなわち、例えば、顧客は次々に撮影済ネガフィル
ムを受付処理するものの、現像処理が追いつけず、返却
までにどれだけの時間がかかるかが全く把握できない。
また、顧客から仕上がり状況の問い合わせがあった場
合、迅速に引き渡すDPE商品の検索、照合をとる必要
があるが、このような集中管理が確立していない。ま
た、顧客は何時受取りにくるか不明であり、受取りまで
確実に保存し、保存した複数のDPE商品の中から迅速
に該当するDPE商品を検索しなければならない。
【0012】また、DPE料金は、依頼されたネガフィ
ルムの種類や撮影枚数によって異なるため、受付時に正
確な料金を把握することができない。これに対して、引
渡には料金の授受を正確に行う必要があり、DPE処理
状況に基づく情報を確実に把握しなければならず、受付
けたネガフィルムとDPE料金との照合に関しては、上
記従来技術では、明記されていない。
【0013】本発明は上記事実を考慮し、依頼された写
真処理の納期及び売価を確実に管理することができ、か
つ、依頼された写真処理と、その料金の情報との一元化
することによって、引渡先のミスや請求金額のミスも防
止することができる自動ラボ処理システムを得ることが
目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、撮影済写真フィルムの顧客からの受付から、現像処
理、プリント処理した後の現像済写真フィルム及びプリ
ントを返却するまでを、料金の授受と共に自動的に処理
する自動ラボ処理システムであって、前記撮影済写真フ
ィルムを受付け、種類の判別、当該写真フィルムを特定
するIDの設定、集積及び、前記IDと共にDP情報が
記録された媒体の発行、を行う受付部と、前記受付部か
ら搬送される写真フィルムのパトローネからの先端引き
出し・IDの付与を行う現像準備と、写真フィルムの現
像処理を行うフィルムプロセッサ部と、フィルムプロセ
ッサ部から搬送される現像済写真フィルムに記録された
画像の印画紙への焼付処理を行うプリンタ部と、焼付処
理された印画紙への現像処理、各画像毎の切断、仕分
け、を行うペーパプロセッサ部と、プリンタ部で焼付処
理に使用された写真フィルムとペーパプロセッサ部で仕
分けられた印画紙プリントとを含むDPE商品の袋詰
め、袋詰めされたDPE商品の仕分け、仕分けされたD
PE商品の返却を行う出荷部と、前記受付部、フィルム
プロセッサ部、プリンタ部、ペーパプロセッサ部及び出
荷部で構成される処理部の少なくとも処理開始と終了の
時期を各写真フィルムに付与されたIDに基づいて集中
管理する集中管理部とを有し、前記出荷部で前記IDに
基づいて各DP商品を照合し、受付時に発行した媒体に
記録されたIDから返却すべきDPE商品を検索し、料
金の授受を条件に該DPE商品を返却することを特徴と
している。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記集中管理部では、前記各処理
の処理開始時に、該処理部から送信される問い合わせ信
号を受け、該処理部及びこの処理部の次工程の処理部の
処理状況に基づいて、或いは常時各処理部の処理状況を
監視し、該処理部へ処理開始の適否を送信することを特
徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記写真フィルムの受付を、前回
受付けた写真フィルムに基づくDPE処理が完了するま
で待機させ、写真フィルム1件毎に処理することを特徴
としている。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記受付部と出荷部とで構成され
る商品受渡系を、他のフィルムプロセッサ部、プリンタ
部、ペーパプロセッサ部で構成されるDPE処理系と分
離し、前記商品受渡系とDPE処理系とをオンライン又
はインライン化することを特徴としている。
【0018】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項4のいずれか1項記載の発明において、前記各
処理部で、異常があった場合、前記集中管理部を介し
て、当該システムを管理する管理者へ通知することを特
徴としている。
【0019】請求項6に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、異常があった場合、さらに以後に
受付処理を自動停止することを特徴としている。
【0020】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、受付部、フィ
ルムプロセッサ部、プリンタ部、ペーパプロセッサ部及
び出荷部の各処理部を集中管理部によって集中管理す
る。すなわち、各処理部の処理開始時及び処理終了時に
各処理部から集中管理部へ信号が送信され、集中管理部
ではこの信号の受信によって、各処理の現在の処理状況
を認識することができる。
【0021】受付部では、受付た撮影済写真フィルムに
IDを設定し、顧客にこのIDが記録された媒体(例え
ば、磁気カード等)を渡しておく。この媒体には、この
IDと共に例えば、受付日、仕上がり予定日時、見積料
金等が記録されており、この媒体が、従来の引渡伝票の
代わりとなる。なお、従来の引渡伝票を媒体として、上
記情報をOCR(光学文字読取)又はBCR(バーコー
ド読取)等、マシンリーダブルの形式で印字しておいて
もよい。また、媒体として、顧客が既に持っているクレ
ジットカードや銀行のカードを利用してもよい。これに
より、IDをこのクレジットカードや銀行のカードに付
与されたものを利用することができる。また、料金の授
受を、銀行振込で行うことも可能となる。さらに、プリ
ペイドカードを発行するようにしてもよい。
【0022】ここで、顧客が媒体を持参して、自身が依
頼した写真フィルムによるDPE商品を、仕上がり予定
日時に拘らず受取りにくることもある。従って、該写真
フィルムの処理状況を確認する必要がある。この場合、
媒体に記録されたIDを読取る。集中管理部では、この
IDをキーワードとして、処理状況がリアルタイムに記
録されているため、該処理状況を容易に認識することが
できる。
【0023】この処理状況によって、仕上がりが完了し
ていること、まだ仕上がり日時に至っていないこと、何
らかの原因で仕上がりが遅れていること等、現時点での
情報を顧客に報知することができる。
【0024】このように、集中管理部によって各処理部
での処理状況をIDに基づいて認識しているため、リア
ルタイムの情報を迅速に把握することができ、顧客に対
して迅速かつ正確に情報を伝えることができる。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、各処理部
では、例えば、処理の開始時と処理の終了時にIDと共
に集中管理部に送信することにより、集中管理部では、
各処理部での処理状況を認識している。ここで、各処理
部で処理を開始する際、処理を開始してよいか否かを集
中管理部に問い合わせする。
【0026】すなわち、該処理部及び/又は次工程の処
理部で処理か行われていると、各処理部の処理速度差に
よって、干渉する恐れがある。そこで、集中管理部で
は、前記問い合わせがあった場合に、該処理部及び/又
は次工程の処理部での処理状況を認識し、処理開始を許
可するか否かを判断する。
【0027】これにより、例えば、前記処理部及び/又
は次工程の処理部での処理が行われていない場合には、
処理開始を許可することができる。また、前記処理部で
の処理が行われておらず、次工程の処理部で処理中の場
合には、処理開始を不許可としてもよいし、この次工程
の処理開始時間から終了時間を予測して、処理開始の適
否を判断してもよい。
【0028】このように、少なくとも各処理部の処理開
始と処理終了とを認識することにより、各処理部を独立
したシーケンスで制御することができ、かつ連続処理を
行うことが可能となる。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、今回受付
けた写真フィルムの処理を、前回受け付けた写真フィル
ムの全処理が終了するまで待機させる。すなわち、写真
フィルム1本毎に処理することにより、管理制御が簡単
となり、各処理部を単一のシーケンスとして制御するこ
とができる。
【0030】この場合、作業効率は連続処理よりも低下
することは必定であるが、例えば、装置構成は簡略化さ
れ、制御も単純であるため、大量生産し、複数台並べて
街頭に設置することにより、全体としての処理効率を向
上することができる。
【0031】請求項4に記載の発明によれば、各処理部
を商品受渡系と、DPE処理系とに分離する。すなわ
ち、受付部と出荷部とを商品受渡系とし、フィルムプロ
セッサ部、プリンタ部、ペーパプロセッサ部をDPE処
理系とする。
【0032】これらの系間の写真材料の搬送は、遠距離
であれば車両等による輸送手段によって行ってもよい
し、近距離であればコンベア等の搬送手段を用いてもよ
い。いずれにしても、DPE処理系における最初の工程
(フィルムプロセッサ部)への挿入、商品受渡部での出
荷部への配置は、人手によるものとする。しかし、この
商品受渡系と、DPE処理系とはオンラインでつながれ
ており、処理状況は、前記請求項1と同様に集中管理部
によって管理され、顧客の対応には迅速に対処できる。
【0033】請求項5に記載の発明によれば、各処理部
において、ジャミング等の異常が発生した場合、この異
常は集中管理部へ報告される。この集中管理は、当該シ
ステムを管理する管理部門とオンライン化されており、
異常の報告を迅速に伝えることができる。なお、この報
告は管理本部で受けてもよいし、巡回カーを走行させて
おき、巡回カーの乗員に無線電話やポケベル等で知らせ
るようにしてもよい。
【0034】請求項6に記載の発明によれば、異常時に
は前記請求項5に記載した処理と同時に、装置として受
付を禁止するようにしているため、受付けたはいいが仕
上がり予定日時に仕上がらないといった不具合を解消す
ることができる。
【0035】
【実施例】図1及び図2には、本実施例に係る当該自動
ミニラボシステムが示されている。
【0036】図1は、当該自動ミニラボシステムの外観
図であり、正面上部には、このコインミニラボシステム
の商品を示すウィンドウ10が設けられている。このウ
ィンドウ10には、左かDPE、ネガフィルム、レンズ
付フィルムの各商品の表示がなされている。
【0037】このウィンドウ10の下部には、それぞれ
の商品表示位置に対応して、操作ボタン12、14、1
6が設けられている。操作ボタン12を操作することに
より、DPEを依頼することを指示し、操作ボタン14
を選択することにより、フィルムを購入することを指示
し、さらに、操作ボタン16を操作することにより、レ
ンズ付フィルムを購入することを指示することができる
ようになっている。
【0038】この内、フィルム及びレンズ付フィルム
は、それぞれ対応する料金を料金投入口18に投入した
後、それぞれ対応する操作ボタン14、16を操作する
ことにより、商品取出口20から対応する商品(フィル
ム、レンズ付フィルム)が排出されるようになってい
る。
【0039】なお、料金投入口18は、コイン投入口1
8A、紙幣投入口18B、返却レバー18Cが設けら
れ、表示部18Dに投入金額が表示されるようになって
いる。この料金投入口18には、図2に示されるように
料金判別機22が一体的に構成されており、投入金額は
迅速に計算され、表示部18Dに表示されるようになっ
ている。
【0040】一方、ウィンドウ10の商品の内、DPE
が操作ボタン12によって指定された場合には、依頼さ
れる撮影済フィルムによって料金が異なるため、最初に
顧客が持参したパトローネ24を受け付ける工程が実行
されるようになっている。この受付工程は、操作ボタン
12、14の下方に設けられたパトローネ受付口26の
蓋28を開放することによって、実行が開始される。な
お、この受付工程含む以降の工程は後述する。
【0041】料金投入口18の下方には、DPEが完了
した商品、すなわち現像済のネガフィルム30及びプリ
ント32が排出される返却口34が設けられている。従
って、操作ボタン12が操作された場合には、パトロー
ネ24をパトローネ受付口26から受付け、所定時間経
過後に返却口34から現像済ネガフィルム30及びプリ
ント32を受け取ることができるようになっている。
【0042】前記商品取出口20及び返却口34の下方
は、テーブル36が形成されている。このテーブル36
の近傍には、カード発行受取機38のスリット状の挿入
口40が設けられている。前記操作ボタン12が操作さ
れ、DPEが選択されると、パトローネ24の受付け、
及び該当する料金が投入される代わりに、図3に示され
るようなカード42がカード発行受取機38で発行さ
れ、挿入口40から排出されるようになっている。
【0043】図3に示される如く、カード42は、図示
しない磁気記録層が設けられ、表面には、DPE会社名
が印刷表示されると共に、このカードを特定するID番
号がバーコード44として印刷されている。
【0044】バーコードには、JAN/EAN(8桁、
13桁)、CODE39、2of5、INTERLEA
VED2of5、CODABAR(NW−7)、COD
E11、CODE93、CODE128等の形態があ
り、何れの形態へも変換可能であるが、本実施例では、
JAN/EAN(13桁)形式を適用している。
【0045】ここで、バーコード化されたIDは、後述
するチェックテープに記録されたIDと同一のものであ
る。また、このカード42には、書換え可能なデータ記
録領域46が設けられており、前記磁気記録層に記録さ
れるデータの一部を人間が読取可能な文字又は数字によ
って記録されるようになっている。
【0046】本実施例では、このデータ記録領域44に
は、受付日時、仕上がり予定日時、見積金額並びにフィ
ルム種類が記録されるようになっている。
【0047】また、テーブル36には、モニタ部48が
設けられ、受付時又は返却時に様々なメッセージが表示
されるようになっている。さらに、テーブル36には、
DPE関連の項目を指示するためのキー49が設けら
れ、新規受付、受取り、確認を選択的に指示することが
できるようになっている。なお、このキー49によっ
て、処理種別を選択することができるが、顧客はこの選
択をしなくてもよく、パトローネ24をパトローネ受付
口26へ装填すれば新規受付け、カード42をカード挿
入口40に挿入すれば受取け、と判断し、処理をスター
トすることが可能となっている。
【0048】図2には、受付から返却までの概略構成図
が示されている。本実施例の自動ミニラボシステムは、
5個のブロックに分けられており、第1のブロックは、
撮影済ネガフィルム30を受付る受付部50である。
【0049】第2のブロックは、受付けたネガフィルム
30を現像処理するフィルムプロセッサ部52である。
【0050】第3のブロックは、現像済ネガフィルム3
0に記録された各画像コマを焼付位置に位置決めして、
印画紙54へ焼き付けるプリンタ部56である。
【0051】第4のブロックは、画像が焼付けられた印
画紙54を現像処理し、各画像毎に切断して、プリント
32を作成すると共に、フィルム1本毎にソーティング
するペーパプロセッサ部58である。
【0052】最後に第5のブロックは、現像済ネガフィ
ルム30を所定コマ(6コマ)毎に切断し、ネガシート
60に収容すると共に、ネガフィルム1本分のプリント
32をDP袋62を収容する袋詰め機64と、DP袋6
2を1単位毎に載置するテーブルをトラック状に形成
し、巡回させるコンベア式ストック部66と、で構成さ
れた出荷部68である。
【0053】これらのブロックは、それぞれコントロー
ラを備えており、予め定められたシーケンスによって制
御されると共に、管理コントローラ70によって、集中
管理されるようになっている。
【0054】以下、各ブロック毎に構成を説明する。 [受付部50]受付部50は、前記パトローネ受付口2
6に対応しており、蓋28は、レバー72をモータ74
の駆動力で回転させることにより、開閉している。この
蓋28が開放された状態で、撮影済ネガフィルム30が
パトローネ受付口26の中に装填されると、フィルム種
判別センサ76と対応するようになっている。このフィ
ルム種判別センサ76は、パトローネ24の外周に表示
されたバーコードを読取り、受付ユニットコントローラ
78にその読取結果を送信するようになっている。受付
ユニットコントローラ78では、読み取られたデータに
基づいてパトローネ受付口に装填されたフィルムの種類
(ネガ/ポジ)、撮影可能枚数を認識するようになって
いる。
【0055】また、このフィルム種判別センサ76での
判別と共に、受付ユニットコントローラ78では、フィ
ルムを受付けたことを示す信号を管理コントローラ70
へ出力するようになっている。
【0056】受付けられたパトローネ24は、パトロー
ネ受付口26の奥側に設けられた積層部80へ搬送され
るようになっている。積層部80は、受付順にパトロー
ネ24を積層することができるように筒状に形成されて
いる。この積層部80の下部は、ネガフィルム引出装置
(所謂ベロ出し機)81が取付けられており、パトロー
ネ24からネガフィルム30の先端が引き出されるよう
になっている(図2の鎖線参照)。
【0057】最も下の段のパトローネ24は、フィルム
プロセッサ部52へネガフィルム30を引き出して送り
出すための載置台82に保持されるようになっている。
このとき、前記ネガフィルム引出装置81によって、パ
トローネ24からネガフィルム30が所定量引き出され
た状態で保持される。
【0058】載置台82は、ベース84に沿ってスライ
ド可能とされ、通常は図示しない付勢手段で図2の左方
向へ付勢され、パトローネ24からネガフィルム30が
全て引き出されたときに、この引き出し力が前記付勢手
段の付勢力よりも強くなり、この付勢力に抗して図2の
右方向にスライドするようになっている。
【0059】ベース84の右端部には、リミットスイッ
チ86が設けられ、載置台82の右端部へのスライド時
に接点が切り換わるようになっている。これにより、受
付ユニットコントローラ78では、ネガフィルム30の
引き出しが完了したことをリミットスイッチ86からの
信号によって認識できるようになっている。
【0060】なお、パトローネ24から引き出されたネ
ガフィルム30は、ガイド板88によって案内され、ロ
ーラ対90に挟持搬送されることにより、フィルムプロ
セッサ部52の挿入口へ送り出されるようになってい
る。このローラ対90の下流には、カッタ部92が設け
られ、前記リミットスイッチ86の信号に応じて、ネガ
フィルム30の引き出しの完了を認識した時点で作動さ
れ、ネガフィルム30を切断するようになっている。ネ
ガフィルム30が切断された載置台82上のパトローネ
24は、図示しない押圧手段によって図2の置側へ押圧
され、廃棄されるようになっている。
【0061】この廃棄と同時に次に積層されたパトロー
ネ24が下降して載置台82に保持されるようになって
いる。 [フィルムプロセッサ部52]フィルムプロセッサ部5
2は、現像液、定着液、水洗水等の処理液が貯留された
処理液槽94と、この処理液槽94での現像処理が終了
したネガフィルム30を乾燥する乾燥部96とで構成さ
れ、ケーシング98によって覆われている。ネガイフィ
ルム30は挿入口100から挿入され、定速搬送されな
がら、順次各処理液槽で略U字状に搬送され、次いで乾
燥部96のドラム102に巻き掛けられながら搬送され
て排出口104から排出されるようになっている。 この
搬送制御は、フィルムプロセッサコントローラ106に
よって制御されている。なお、各処理液並びに乾燥部9
6の温度は、フィルムプロセッサコントローラ106に
接続されたヒータユニット(図示省略)によって温度調
整がなされている。
【0062】挿入口100の近傍には、チェックテープ
貼付部108が設けられている。このチェックテープ貼
付け部108には、無地のチェックテープが装填され、
印字部が配設されている。印字部では、フィルムプロセ
ッサコントローラ106を介して管理コントローラ70
から送信されるIDに対応するバーコードをチェックテ
ープに印字されるようになっている。また、チェックテ
ープ貼付け部108の下流側で挿入口100近傍には、
フィルム先端検出兼バーコードセンサ110が設けられ
ており、挿入口100から挿入されてくるネガフィルム
30の先端を検出すると共にチェックテープ上のバーコ
ードを読取るようになっている。このネガフィルム30
の先端が検出された時点で、チェックテープがネガフィ
ルム30に貼付けられるようになっている。
【0063】また、このフィルム先端検出センサ110
でネガフィルム30を検出すると、フィルムプロセッサ
コントローラ106は、処理の開始を適否を管理コント
ローラ70に問い合わせるようになっている。ここで、
管理コントローラ70から処理OKの連絡を待って、ネ
ガフィルム30の処理が開始されるようになっている。
【0064】また、排出口104の近傍には、ネガフィ
ルム30の後端を検出するフィルム後端検出センサ11
2が設けられており、ネガフィルム30の後端の通過を
検出している。このフィルム後端検出センサ112でネ
ガフィルム30の後端を検出すると、フィルムプロセッ
サコントローラ106では、処理の終了を管理コントロ
ーラ70へ報告するようになっている。
【0065】排出口104から排出されたネガフィルム
30は、複数のローラ114で構成された蛇行搬送され
るようになっている。この蛇行搬送長さは、ネガフィル
ム1本分以上とされている。すなわち、前記ローラ11
4は、現像処理が終了したネガフィルム30をリザーブ
しておくリザーバ部116を構成している。 [プリンタ部56]プリンタ部56は、現像済ネガフィ
ルム30を挟持搬送する2個の搬送ローラ対118、1
20が設けられている。これらの搬送ローラ対118、
120の間には、ネガキャリア122が設けられてい
る。このネガキャリア122では、ネガフィルム30に
記録された画像コマを焼付位置に順次位置決めするよう
にな間欠搬送制御がなされるようになっている。
【0066】ネガキャリア122に設けられた焼付開口
124に対応して、その下方には光拡散筒126、色調
整フィルタ128及び光源130が配置されている。ま
た、焼付開口124の上方には、レンズ132及びブラ
ックシャッター134が配置されている。このブラック
シャッター134の上方にはマスク136によって保持
された印画紙54が配置されている。
【0067】光源130から照射された光は、焼付位置
に位置決めされた画像こまの画像を透過し、レンズ13
2を介してブラックシャッター134の開放時に印画紙
54上に結像され、焼付けられるようになっている。
【0068】印画紙54は、ロール状に巻き取られた状
態でマガジン138に収容され、このマガジン138か
ら逐次引き出されるようになっている。
【0069】ネガキャリア122の搬送方向上流側に
は、フィルム先端検出兼バーコードセンサ140が設け
られており、上流側搬送ローラ対118から搬送されて
くるネガフィルム30の先端を検出すると共にチェック
テープ上のバーコードを読取るようになっている。この
フィルム先端検出兼バーコードセンサ140でネガフィ
ルム30を検出すると、プリンタプロセッサコントロー
ラ142は、処理の開始を適否を管理コントローラ70
に問い合わせるようになっている。ここで、管理コント
ローラ70から処理OKの連絡を待って、焼付処理が開
始されるようになっている。
【0070】また、ネガキャリア122の下流側に位置
する搬送ローラ対120の近傍には、ネガフィルム30
の後端を検出するフィルム後端検出センサ144が設け
られており、ネガフィルム30の後端の通過を検出して
いる。このフィルム後端検出センサ144でネガフィル
ム30の後端を検出すると、プリンタプロセッサコント
ローラ142では、処理の終了を管理コントローラ70
へ報告するようになっている。
【0071】下流側搬送ローラ対120から送り出され
たネガフィルム30は、リザーバ部116によってネガ
フィルム1本分がリザーブされるようになっている。
【0072】一方、印画紙54を保持するマスク136
の下流側には、バーコード記録部146が設けられてい
る。このバーコード記録部146は、マスク136上で
画像が焼付けられた印画紙54の裏面に前記IDに対応
するバーコードが各画像に対応して、記録されるように
なっている。
【0073】このバーコードが記録された印画紙54
は、ペーパプロセッサ部58へ搬送されるようになって
いる。 [ペーパプロセッサ部58]ペーパプロセッサ部58
は、発色現像液漂白定着液リンス液がそれぞれ貯留され
た処理液槽148と乾燥部150とで構成されている。
【0074】発色現像槽では印画紙54を現像液に浸し
て現像処理を行う。現像処理された印画紙54は発色現
像部と隣接する漂白定着槽へ搬送される。漂白定着槽で
は印画紙54を定着液に浸して定着処理を行う。定着処
理された印画紙54は漂白定着槽に隣接するリンス槽へ
搬送される。リンス槽では印画紙54を洗浄水に浸して
水洗処理を行う。
【0075】水洗処理された印画紙54はリンス槽と隣
接する乾燥部150へ搬送される。乾燥部150は印画
紙54をローラに巻付け高温の空気にさらして乾燥させ
る。印画紙54は図示しない一対のローラに挟持され、
乾燥処理の終了した印画紙54を乾燥部150から一定
速度で排出させている。
【0076】乾燥部150の下流側にはカッタ部152
が配設されている。カッタ部152は、印画紙54に付
与されたカットマークを検知するカットマークセンサ1
54と印画紙54を切断するカッタ156とで構成さ
れ、印画紙54を画像コマ毎にカットし、ソータ部15
8によってネガフィルム1本毎に仕分けられるようにな
っている。
【0077】ペーパプロセッサ部58の挿入口160近
傍には、ペーパ先端検出兼バーコードセンサ162が設
けられており、挿入口160から挿入されてくる印画紙
54の先端を検出すると共に裏面に記録されたバーコー
ドを読み取るようになっている。このペーパ先端検出兼
バーコードセンサ162で印画紙54を検出すると、ペ
ーパプロセッサコントローラ164は、処理の開始を適
否を管理コントローラ70に問い合わせるようになって
いる。ここで、管理コントローラ70から処理OKの連
絡を待って、印画紙54の処理が開始されるようになっ
ている。
【0078】また、カッタ部152の近傍には、印画紙
54の後端を検出するペーパ後端検出センサ166が設
けられており、印画紙54の後端の通過を検出してい
る。このフィルム後端検出センサ166でネガフィルム
30の後端を検出すると、ペーパプロセッサコントロー
ラ164では、処理の終了を管理コントローラ70へ報
告するようになっている。 [出荷部68]前述した袋詰め機64の上方には、ネガ
シート挿入部168が配設されている。ネガシート挿入
部162には、プリント処理が終了したネガフィルム3
0を所定コマ(6コマ)毎に切断するカッタ部170が
設けられている。
【0079】6コマ毎に切断されたネガフィルム30は
順次ネガシート60に収容されるようになっている。1
本分のネガフィルム30のネガシート60への収容が終
了すると、ネガシート60がネガフィルム1本毎に切断
され、袋詰め機64へと案内されるようになっている。
【0080】一方、ソータ部158によってネガフィル
ム1本毎に仕分けられたプリント32は、案内板172
に案内され、かつ搬送ベルト174に載置されて袋詰め
機64へを送り込まれるようになっている。
【0081】袋詰め機64では、DP袋62にネガシー
ト60とプリント32とを袋詰めし、ホッパー部176
からコンベア式ストック部66へ落下させるようになっ
ている。
【0082】コンベア式ストック部66におけるDP袋
62が載置される各テーブル135は、図2の左右方向
を軸線とする軸を中心に回転可能とされ、通常は水平状
態を保持しながら、所定のトラックを巡回している。出
荷部ユニットコントローラ178では、各テーブル13
5を番地で記憶しており、DP袋62が載置される場合
には、この番地とDP袋62に付与されたIDとが対応
付けされるようになっている。
【0083】ここで、返却の指示があると、管理コント
ローラ70では、IDが出荷ユニットコントローラ17
8へ送信され、出荷ユニットコントローラ178では、
このIDから番地を検索し、この番地に該当するテーブ
ル135を返却口34に対応させ、このテーブル36を
軸を中心に回転させることにより、DP袋62を返却口
34へ滑落案内している。出荷部ユニットコントローラ
178では、DP袋62をテーブル135から滑落させ
た後は、DP袋62を返却したことを示す信号を管理コ
ントローラ70へ送信するようになっている。
【0084】以下に本実施例の作用を図4乃至図10の
フローチャートに従い説明する。 〔受付・カード発行〕図4には、受付処理制御ルーチン
が示されている。
【0085】ステップ200では、テーブル36に設け
られたキー操作によって、DPEの項目指示が何かを判
断する。すなわち、新規受付、受取り、確認の3種のい
ずれか選択されたかを判断する。なお、これらの選択指
示がなくても、所定時間経過した後は、ネガフィルム3
0がパトローネ受付口26に装填されたことで新規受付
と判断し、カード42が挿入されたことで、受取り(確
認を含む)と判断することによって、顧客に余計な操作
を強いることがない。なお、図4のフローチャートで
は、前記キー操作がなされたとして説明するが、ステッ
プ200での選択が自動か手動かの違いであり、以後の
処理に大きな違いはない。
【0086】このステップ200で新規受付が選択され
ると、ステップ202へ移行してモニタ部48にメッセ
ージ(「パトローネをパトローネ装填口へ装填して下さ
い」)が表示され、ステップ204へ移行して蓋28を
開閉する。なお、自動の場合には、蓋28を開放状態で
保持しておくか、顧客が装置の前に立っていることを検
出して蓋28を開放するようにしてもよく、このとき、
パトローネ24が装填されず、カード2が挿入された場
合には、受取が選択されたと判断すればよい。
【0087】次のステップ206では、パトローネ24
の装填を確認し、確認されると、ステップ208へ移行
して蓋28を閉止し、ステップ210へ移行する。
【0088】次のステップ210では、フィルム種判別
センサ76によってパトローネ24の外周面に記録され
ているバーコードを読取り、フィルム種を判別する。
【0089】ステップ210でフィルム種が判別される
と、依頼されたネガフィルム30の撮影可能枚数等が認
識でき、ステップ212では、これに基づいて仕上がり
予定日時と見積り額を演算し、次いでステップ214へ
移行して、この仕上がり日時及び見積り額をモニタ部4
8へ表示する。次のステップ216では、このモニタ部
48にメッセージ(「全額又は内金を投入して下さ
い」)を表示し、ステップ218へ移行する。
【0090】ステップ218では、金銭が投入されたか
否かが判断され、否定判定の場合は、ステップ220へ
移行し、所定時間経過したか否かが判断される。このス
テップ220で否定判定の場合は、ステップ218、2
20を繰り返す。金銭が所定時間内に投入されないと、
ステップ220で肯定判定され、ステップ222へ移行
して蓋28を開放すると共に、ステップ224で一旦受
付けたパトローネ24を排出して、蓋28を閉止する
(ステップ226)。
【0091】次いで、ステップ228へ移行してメッセ
ージ(「最初からやり直して下さい」)をモニタ部48
に表示し、ステップ200へ戻る。
【0092】次にステップ218で肯定判定、すなわち
金銭が投入されたと判断されると、ステップ230へ移
行して投入金額を判別し、次いでステップ232で投入
金額を表示し、ステップ234へ移行する。
【0093】ステップ234では、カード42のデータ
記録領域46に受付日時と共に前記仕上がり予定日時、
見積り金額、フィルム種類を記録すると共にIDをバー
コード化して記録する。このIDは、受付順に連番であ
ってもよいし、管理コントローラ70に受付たことを送
信したときに管理コントローラ70で設定されて返信さ
れる番号であってもよい。また、上記情報は、カード4
2の磁気記録層に記録することが好ましい。
【0094】仮に、このカード42を再利用する場合、
履歴として磁気記録層に残しておくことができるからで
ある。
【0095】次のステップ236では、カード42を挿
入口40から排出し、ステップ200へ戻る。
【0096】顧客は、排出されたカード42を受取り、
通常、印字されている仕上がり日時にくることになる。
ここで、この仕上がり日時の印字が薄かったり、はっき
りしない場合、顧客はカードを挿入することにより、処
理状況を確認することができる。すなわち、テーブル3
6上のキー操作でに基づいてステップ200で確認が選
択たことを認識すると、ステップ200からステップ2
38へ移行する。
【0097】ステップ238では、メッセージ(「カー
ドを挿入して下さい」)がモニタ部48に表示され、ス
テップ240へ移行する。ステップ240では、カード
42が挿入されたか否かが判断され、否定判定の場合に
は、ステップ242へ移行して所定時間経過したか否か
が判断される。このステップ242で否定判定された場
合には、ステップ240へ移行し、ステップ240、2
42を繰り返す。
【0098】ここで、ステップ242で肯定判定、すな
わち所定時間経過したと判断されると、ステップ244
へ移行してメッセージ(「最初からやり直して下さ
い」)がモニタ部48に表示され、次いでステップ24
6でカード42が排出され、ステップ200へ戻る。ま
た、ステップ240、242の繰り返し中にステップ2
40で肯定判定、すなわち、カード42が挿入されたこ
とを認識すると、ステップ248へ移行してカード42
を引き込み、まず、バーコード(ID)を読み取る(ス
テップ250)。
【0099】ステップ250で読み取られたIDに基づ
いてステップ252では、処理状況を検索する。この処
理状況の検索は、管理コントローラ70へIDを送信す
ることにより、後述するID毎のファイルが展開され、
リアルタイムの処理状況を得ることができる。ステップ
254でこの処理状況をモニタ部48に表示することに
より、顧客は、現在の状況を認識することができる。モ
ニタ部48への表示後は、ステップ256へ移行してカ
ード42を排出し、ステップ200へ戻る。なお、モニ
タ部48への表示時間は予め定められた時間でもよい
し、カード42が抜き取られるまでとしてもよい。
【0100】次に、例えば、顧客がカード42に記載さ
れた仕上がり日時を見て、DPE商品を受取るべく、テ
ーブル38上のキー操作する。ステップ200では、キ
ー操作が受取りであると判断すると、ステップ200か
らステップ258へ移行する。なお、カード42を直接
挿入されることによって、受取りと判断することも可能
である。この場合、メッセージは出ず、挿入された時点
でステップ266からスタートすればよい。
【0101】ステップ258では、メッセージ(「カー
ドを挿入して下さい」)がモニタ部48に表示され、ス
テップ260へ移行する。ステップ260では、カード
42が挿入されたか否かが判断され、否定判定の場合に
は、ステップ262へ移行して所定時間経過したか否か
が判断される。このステップ262で否定判定された場
合には、ステップ260へ移行し、ステップ260、2
62を繰り返す。
【0102】ここで、ステップ262で肯定判定、すな
わち所定時間経過したと判断されると、ステップ264
へ移行してメッセージ(「最初からやり直して下さ
い」)がモニタ部48に表示され、ステップ200へ戻
る。
【0103】また、ステップ260、262の繰り返し
中にステップ260で肯定判定、すなわち、カード42
が挿入されたことを認識すると、ステップ266へ移行
してカード42を引き込み、まず、バーコード(ID)
を読み取る(ステップ268)。
【0104】ステップ268で読み取られたIDに基づ
いてステップ270では、処理状況を検索する。この処
理状況の検索は、前述の如く、管理コントローラ70へ
IDを送信することにより、後述するID毎のファイル
が展開され、リアルタイムの処理状況を得ることができ
る。
【0105】次のステップ272では、得られた処理状
況により処理が完了しているか否かが判断され、否定判
定の場合には、ステップ274へ移行し、処理状況に応
じたメッセージ(「まだ、仕上がり日時になっていませ
ん」又は「○○の理由により仕上がり日時を○月×日に
変更いたします」等)をモニタ部48に表示して、ステ
ップ254へ移行する。
【0106】すなわち、仕上がり日時の勘違いも有り
得、また、仕上がり日時を過ぎていても処理の遅れで仕
上がっていない場合もある。このため、処理状況を確認
することによって、実際に返却できるか否かを判断して
いる。
【0107】ステップ272で肯定判定、すなわち処理
が完了していることが確認されると、ステップ276へ
移行して請求金額を読みだす。
【0108】次いで、ステップ278ではこの請求金額
Sと、最初に受け取った金額Uと、差額Xとをモニタ部
48に表示し、請求金額Sと、最初に受け取った金額U
とを比較する(ステップ280)。この比較の結果、S
<Uと判定された場合には、おつりが必要であり、ステ
ップ282へ移行してメッセージ(「X円のおつりで
す」)をモニタ部48に表示しステップ284へ移行す
る。また、S=Uと判定された場合は、ステップ282
を飛び越してステップ284へ移行する。
【0109】また、ステップ280で、S>Uと判定さ
れた場合には、ステップ286へ移行して、メッセージ
(「X円足りません差額料金を投入して下さい」)をモ
ニタ部48に表示し、ステップ288へ移行する。
【0110】ステップ288では、金銭が投入されたか
否かが判断され、否定判定の場合は、ステップ290へ
移行し、所定時間経過したか否かが判断される。このス
テップ290で否定判定の場合は、ステップ288、2
90を繰り返す。金銭が所定時間内に投入されないと、
ステップ290で肯定判定され、ステップ291へ移行
してメッセージ(「最初からやり直して下さい」)をモ
ニタ部48に表示し、次いでステップ292へ移行して
カード42を排出して、ステップ200へ戻る。
【0111】次にステップ288で肯定判定、すなわち
金銭が投入されたと判断されると、ステップ293へ移
行して投入金額を判別し、次いでステップ294で当初
受け取った金額Uに再投入された金額Tを加算SH、ス
テップ278へ移行する。
【0112】料金不足の場合には、これを繰り返し、ス
テップ280でS=U又はS<Uと判定され、必要に応
じて所定のメッセージ(おつりがある場合)がなされた
後は、ステップ295において、カード42から読み取
られたIDに基づいて、出荷部68のコンベア式ストッ
ク部66のテーブル135の番地を検索し、ステップ2
96へ移行して該当するテーブル135を返却口34に
対応させる。次いで、ステップ297へ移行して、テー
ブル135を傾斜させ、DP袋62を滑落させる。
【0113】次のステップ298では、メッセージ
(「仕上がりプリントをお受取り下さい」)をモニタ部
48に表示し、所定時間経過後(ステップ299)にス
テップ200へ戻る。
【0114】以上が受付処理制御であり、顧客は依頼す
るパトローネ24を装填するか、受付後に発行されるカ
ード42を挿入するのみで、新規受付、確認、受取がで
きる。 [受付・ネガフィルム引き出し]次に、図5に従い、受
付部50の制御ルーチンを説明する。
【0115】ステップ300では、フィルム受付要求信
号を管理コントローラ70へ送信する。この送信によっ
て、管理コントローラ70では、他のブロックの処理状
況に基づいて、OKならば、OK信号を出力する。ステ
ップ302では、このOK信号を受信したか否かが判断
され、肯定判定(OK信号受信)されると、ステップ3
04へ移行する。
【0116】次のステップ304では、IDを指定し、
次いでステップ306へ移行してこの指定したIDを管
理コントローラ70へ送信する。
【0117】次のステップ308では、チェックテープ
へ指定したIDを印字すると共に、所謂ベロ出し処理が
行われた後(ステップ310)、載置台82に装填され
(ステップ312)、ステップ314へ移行してネガフ
ィルム30の引き出しが開始される。
【0118】ここで、ステップ316へ移行してネガフ
ィルム30の先端に前記IDが印字されたチェックテー
プが貼付けられる。
【0119】以後、引き出しが継続され、ステップ31
8でリミットスイッチ86の接点が切り換わるとステッ
プ320へ移行してネガフィルム30の引き出しが停止
され、ステップ322でカッタ部92を作動させて、ネ
ガフィルム30を切断する。
【0120】切断後は、ステップ324において、パト
ローネ24は図示しない押圧手段によって押圧されて廃
棄され、次いでステップ326で受付処理が終了し、次
野処理がOKであることを示す信号を管理コントローラ
70へ送信して、このルーチンは終了する。 [ネガ現像]図6に従い、ネガフィルム30の現像処理
ルーチンを説明する。
【0121】ステップ400では、ネガフィルム30の
先端が挿入口を通過したか否かが判断され、肯定判定さ
れると、ステップ402でフィルム現像要求信号を管理
コントローラ70へ送信する。管理コントローラ70で
は、他のブロックの処理状況に基づいてOKであれば、
OK信号を返送する。ステップ404でこれを受信した
ことを認識する(肯定判定)と、ステップ406へ移行
して、チェックテープに記録されたIDを読取る。
【0122】次のステップ408では、この読み取られ
たIDと共に処理開始を管理コントローラ70へ報告
し、ステップ410へ移行して搬送系の駆動を開始す
る。
【0123】次のステップ412では、ネガフィルム3
0の後端が乾燥部96を通過したか否かが判断され、否
定判定の場合には、ステップ414へ移行する。
【0124】ステップ414では、ネガフィルム30の
先端検出から所定時間経過したか否かが判断され、否定
判定の場合には、ステップ412へ戻る。また、肯定判
定の場合には、処理中にジャミング等の異常が生じてい
ると判断され、ステップ416へ移行して異常信号を出
力し、次いでステップ418へ移行して処理を中止す
る。
【0125】また、ステップ412では肯定判定される
と、ネガフィルム30の乾燥までの処理を全て終了した
と判断され、ステップ420へ移行して、終了したこと
をIDと共に管理コントローラ70へ送信し、処理は終
了する。 [プリント処理]図7(A)には、プリンタ部56にお
ける焼付処理ルーチンが示されている。
【0126】まず、ステップ500では、ネガフィルム
先端がネガキャリア122に到達したか否かが判断さ
れ、肯定判定されるとステップ502へ移行してプリン
ト要求信号を管理コントローラ70へ送信する。次のス
テップ504では、管理コントローラ70からOK信号
の返信があったか否かが判断され、肯定判定されるとス
テップ506へ移行してチェックテープに記録されたI
Dを読取、次いでステップ508へ移行してこのIDと
共に処理を開始することを管理コントローラ70へ送信
し、ステップ510へ移行する。
【0127】ステップ510では、第1コマ目から順番
に焼付位置へ位置決めし、測光する(ステップ51
2)。次のステップ514では、この測光により、ネガ
画像の良否を判定し、OKの場合には、ステップ514
で否定判定され、ステップ516へ移行し、露光補正デ
ータを演算し、印画紙54を位置決めし、焼付処理がな
される(ステップ516、518、520)。
【0128】焼付処理が終了すると、ステップ522で
は、IDを印画紙54の裏面側に各画像毎に印字し、ス
テップ524へ移行する。ステップ524では、最終コ
マか否かが判断され、否定判定の場合はステップ512
へ戻り上記工程を繰り返す。また、肯定判定の場合似
は、ステップ526へ移行してネガフィルム30がネガ
キャリア122を離れたか否かが判断され、肯定判定さ
れると、ステップ528へ移行して実質焼付H橇枚数を
IDと共に管理コントローラ70へ送信し、次いで、ス
テップ530で処理が終了したことをIDと共に管理コ
ントローラ70へ送信して処理を終了する。なお、ステ
ップ514でNGコマと判定された場合は、ステップ5
16、518、520、522を実行せず、ステップ5
24へ移行する。
【0129】この図7(A)のルーチンで処理されてい
るときは、図7(B)の割込ルーチンが実行されてい
る。すなわち、ステップ550、552、554で印画
紙54なくなったこと、ジャミングが発生したこと、光
学系が故障したことのいずれかを確認した場合には、ス
テップ550又は552又は554からステップ556
へ移行して、直ちに処理を中止し、ステップ558へ移
行して中止理由をIDと共に管理コントローラ70へ送
信する。 [ペーパ現像]図8には、印画紙54の現像処理ルーチ
ンが示されている。
【0130】ステップ600では、印画紙54の先端が
挿入口160を通過したか否かが判断され、肯定判定さ
れると、ステップ602へ移行して印画紙の現像処理要
求が管理コントローラ70へ送信される。次のステップ
604で管理コントローラ70からOKの返送があった
判断されると、ステップ606へ移行して、IDを読取
り、次いでステップ608で処理開始をIDと共に管理
コントローラ70へ送信する。
【0131】次のステップ610では、搬送系の駆動を
開始することにより、印画紙54は、各処理液槽へ浸漬
されて現像処理され、ついで乾燥処理が行われる。
【0132】次のステップ612では、ソートマークを
検出したか否かが判断され、肯定判定された場合には、
ステップ614で切断処理を行ってステップ616へ移
行し、否定判定された場合には、切断処理は行わずステ
ップ616へ移行する。
【0133】ステップ616では、カットマークが検出
されたか否かが判断され、肯定判定された場合はステッ
プ618で切断処理を行ってステップ620へ移行し、
否定判定された場合は、切断処理は行わずステップ62
0へ移動する。
【0134】ステップ620では所定の枚数(ネガフィ
ルム1本分)となったか否か判断され、肯定判定された
場合には、ステップ622でソータ部158を次段へ移
動し、次いでステップ624で処理終了をIDと共に管
理コントローラ70へ送信し処理は終了する。
【0135】ここで、ステップ620において、所定枚
数ではないと判定された場合には、ステップ626へ移
行し、印画紙54の先端検出から所定時間経過している
か否かが判断され、否定判定されると、ステップ612
へ戻り上記肯定を繰り返す。また、ステップ626で肯
定判定されると、ジャミング等を起こしている可能性が
あり、ステップ628へ移行して異常信号を出力し、次
いでステップ630で処理を中止する。 [出荷・引渡]図9には、DPE商品を集積し、顧客引
き渡すための出荷ルーチンが示されている。
【0136】ステップ700では、ネガフィルム30の
先端が出荷部68の挿入口を通過したか否かが判断さ
れ、肯定判定されるとステップ702へ移行して出荷要
求信号が管理コントローラ70へ送信される。ステップ
704では、管理コントローラ70からOK信号の返送
があったか否かが判断され、肯定判定されると、ステッ
プ706へ移行してチェックテープのIDを読取り、次
いでステップ708へ移行して処理開始をIDと共に管
理コントローラ70へ送信する。
【0137】次のステップ710では、ネガフィルム3
0を所定長さ(6コマ分)搬送したか否かが判断され、
肯定判定されるとステップ712で切断処理がなされ
る。これにより、ネガフィルム30はネガシート60へ
案内されて収容される。
【0138】次に、ステップ714では、ネガシート6
0を次段へ送り、ステップ716へ移行てネガフィルム
1本分が終了したか否かが判断される。ここで、否定判
定の場合には、ステップ710へ戻り上記肯定を繰り返
す。
【0139】また、ステップ716で肯定判定された場
合は、ステップ718へ移行して、ネガシート60を分
離する。これにより、1本分のネガフィルム30が収容
されたネガシート60は、袋詰め機64へ案内される。
【0140】次のステップ720では、ソータ部158
からネガフィルム1本分のプリント32を受取る。すな
わち、ソータ部158のビンを案内部172に対応さ
せ、搬送ベルト174によって袋詰め機64へ送り込
む。
【0141】次のステップ722では、袋詰め処理がな
され、この袋詰め処理が終了すると、ステップ724へ
移行してDP袋62をコンベア式ストック部66の空テ
ーブル135上に載置する。
【0142】次のステップ726では、テーブルの番地
(コンベアNo.)をIDと共に管理コントローラ70
へ送信し、次いでステップ728で処理終了をIDと共
に管理コントローラ70へ送信して処理は終了する。 [管理コントローラ制御]図10には、管理コントロー
ラ70での管理制御ルーチンが示されている。
【0143】ステップ800では、異常信号を入力した
か否かが判断され、肯定判定された場合には、ステップ
802へ移行して管理本部へ緊急連絡する。この連絡を
受けて管理本部では、トラブルシューティングのための
オペレータを派遣すべく手配する。また、この緊急連絡
を、巡回カー等で巡回している車両に直接送信するよう
にしてもよいし、ポケベル機能を用いて、オペレータに
直接連絡してもよい。
【0144】ステップ800で否定判定された場合に
は、ステップ804へ移行して、受付部50から新規の
IDが入力したか否かが判断され、肯定判定された場合
には、ステップ806へ移行して、新規IDに基づきフ
ァイルを作成し、ステップ808へ移行する。また、ス
テップ804で否定判定された場合には、ステップ80
6は飛び越してステップ808へ移行する。
【0145】ステップ808では、既に登録済のIDが
入力されたか否かが判断され、肯定判定された場合に
は、このIDに基づいて作成されたファイルをオープン
し(ステップ810)、ステップ812で処理状況、処
理内容を記録するか、出力してステップ814へ移行す
る。すなわち、新たに、処理が終了した場合には記録を
更新し、カード42で処理状況の確認等の場合にはこの
記録された情報が出力される。また、ステップ808で
否定判定された場合には、ステップ810、812は飛
び越してステップ814へ移行する。
【0146】ステップ814では、受付要求があったか
否かが判断され、あった場合には処理可能か否かを現在
の処理状況に基づいて判断し(ステップ816)、処理
可能な場合には、ステップ818へ移行して処理可能通
知を行い、処理不可の場合にはステップ820へ移行し
て処理不可通知を行い、共にステップ822へ移行す
る。
【0147】ステップ822では、フィルム現像要求が
あったか否かが判断され、あった場合には処理可能か否
かを現在の処理状況に基づいて判断し(ステップ82
4)、処理可能な場合には、ステップ826へ移行して
処理可能通知を行い、処理不可の場合にはステップ82
8へ移行して処理不可通知を行い、共にステップ830
へ移行する。
【0148】ステップ830では、プリント要求があっ
たか否かが判断され、あった場合には処理可能か否かを
現在の処理状況に基づいて判断し(ステップ832)、
処理可能な場合には、ステップ834へ移行して処理可
能通知を行い、処理不可の場合にはステップ836へ移
行して処理不可通知を行い、共にステップ838へ移行
する。
【0149】ステップ838では、印画紙現像要求があ
ったか否かが判断され、あった場合には処理可能か否か
を現在の処理状況に基づいて判断し(ステップ84
0)、処理可能な場合には、ステップ842へ移行して
処理可能通知を行い、処理不可の場合にはステップ84
4へ移行して処理不可通知を行い、共にステップ846
へ移行する。
【0150】ステップ846では、出荷要求があったか
否かが判断され、あった場合には処理可能か否かを現在
の処理状況に基づいて判断し(ステップ848)、処理
可能な場合には、ステップ850へ移行して処理可能通
知を行い、処理不可の場合にはステップ852へ移行し
て処理不可通知を行い、共にステップ800へ戻る。
【0151】なお、本実施例では、新規受付、確認、受
取の処理を分け、顧客がこれらをキー49によって選択
することを主体として、説明したが、上記説明の途中に
も注記してあるとおり、顧客が何らキー操作等を行わ
ず、新規受付のときは、パトローネ24をパトローネ受
付口26に装填し、受取りのときは、カード42をカー
ド挿入口40に挿入することで、処理をスタートするよ
うにすれば、顧客への負担を軽減することができる。
【0152】また、本実施例では、処理部を5個のブロ
ックに分け、各ブロック毎の処理開始及び収容を管理し
たが、装置全体を1個のブロックとし、ネガフィルム1
本毎に処理してもよい。
【0153】さらに、受付から出荷までの全工程を自動
化したが、受付と出荷、並びにそれ以外の2系統に分割
し、この系統間を人手(或いは所定の輸送手段)によっ
て運搬してもよい。但し、2系統間は、オンライン又は
インラインでつなぐことが必須であり、これによって、
処理状況を認識することができる。
【0154】また、カード42の紛失を考慮して、テン
キーを備えておきこのテーンキーからID番号を入力で
きるようにしてもよい。この際、媒体としてクレジット
カードを使用しておけば、装置側でクレジットカードの
暗唱番号を記憶することができ、顧客は暗唱番号を入力
すればよく、ID番号を覚える必要がなくなる。
【0155】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る自動ラボ
処理システムは、依頼された写真処理の納期及び売価を
確実に管理することができ、かつ、依頼された写真処理
と、その料金の情報との一元化することによって、引渡
先のミスや請求金額のミスも防止することができるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るコインミニラボシステムの外観
図である。
【図2】本実施例に係るコインミニラボシステムの概略
ブロック図である。
【図3】本実施例に適用されるカードの一例を示す平面
図である。
【図4】受付処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図5】受付部の動作ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図6】フィルムプロセッサでの動作ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図7】(A)はプリンタでの動作ルーチンを示すフロ
ーチャート、(B)は異常を検出するための割り込みル
ーチンを示すフローチャートである。
【図8】ペーパプロセッサでの動作ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図9】出荷動作ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】図4から図9までの処理と処理状況の連絡を
取り合い管理するための管理フローチャートである。
【符号の説明】
30 ネガフィルム 42 カード 50 受付部 52 フィルムプロセッサ部 54 印画紙 56 プリンタ部 58 ペーパプロセッサ部 68 出荷部 70 管理コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影済写真フィルムの顧客からの受付か
    ら、現像処理、プリント処理した後の現像済写真フィル
    ム及びプリントを返却するまでを、料金の授受と共に自
    動的に処理する自動ラボ処理システムであって、 前記撮影済写真フィルムを受付け、種類の判別、当該写
    真フィルムを特定するIDの設定、集積及び、前記ID
    と共にDP情報が記録された媒体の発行、を行う受付部
    と、 前記受付部から搬送される写真フィルムのパトローネか
    らの先端引き出し・IDの付与を行う現像準備と、写真
    フィルムの現像処理を行うフィルムプロセッサ部と、 フィルムプロセッサ部から搬送される現像済写真フィル
    ムに記録された画像の印画紙への焼付処理を行うプリン
    タ部と、 焼付処理された印画紙への現像処理、各画像毎の切断、
    仕分け、を行うペーパプロセッサ部と、 プリンタ部で焼付処理に使用された写真フィルムとペー
    パプロセッサ部で仕分けられた印画紙プリントとを含む
    DPE商品の袋詰め、袋詰めされたDPE商品の仕分
    け、仕分けされたDPE商品の返却を行う出荷部と、 前記受付部、フィルムプロセッサ部、プリンタ部、ペー
    パプロセッサ部及び出荷部で構成される処理部の少なく
    とも処理開始と終了の時期を各写真フィルムに付与され
    たIDに基づいて集中管理する集中管理部とを有し、 前記出荷部で前記IDに基づいて各DP商品を照合し、
    受付時に発行した媒体に記録されたIDから返却すべき
    DPE商品を検索し、料金の授受を条件に該DPE商品
    を返却することを特徴とした自動ラボ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記集中管理部では、前記各処理の処理
    開始時に、該処理部から送信される問い合わせ信号を受
    け、該処理部及びこの処理部の次工程の処理部の処理状
    況に基づいて、或いは常時各処理部の処理状況を監視
    し、該処理部へ処理開始の適否を送信することを特徴と
    する請求項1記載の自動ラボ処理システム。
  3. 【請求項3】 前記写真フィルムの受付を、前回受付け
    た写真フィルムに基づくDPE処理が完了するまで待機
    させ、写真フィルム1件毎に処理することを特徴とする
    請求項1記載の自動ラボ処理システム。
  4. 【請求項4】 前記受付部と出荷部とで構成される商品
    受渡系を、他のフィルムプロセッサ部、プリンタ部、ペ
    ーパプロセッサ部で構成されるDPE処理系と分離し、
    前記商品受渡系とDPE処理系とをオンライン又はイン
    ライン化することを特徴とする請求項1記載の自動ラボ
    処理システム。
  5. 【請求項5】 前記各処理部において、異常があった場
    合、前記集中管理部を介して、当該システムを管理する
    管理者へ通知することを特徴とする請求項1乃至請鶴項
    4のいずれか1項記載の自動ラボ処理システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項5に記載の発明において、異
    常があった場合、さらに以後に受付処理を自動停止する
    ことを特徴とする自動ラボ処理システム。
JP16103395A 1995-06-27 1995-06-27 自動ラボ処理システム Pending JPH0915827A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0969322A1 (en) * 1998-06-29 2000-01-05 Eastman Kodak Company Image movement in a photographic laboratory
EP2105890A2 (en) 2008-03-26 2009-09-30 Noritsu Koki Co., Ltd. Delivery system
EP2105896A1 (en) 2008-03-26 2009-09-30 Noritsu Koki Co., Ltd. Delivery system
EP2108998A1 (en) 2008-03-26 2009-10-14 Noritsu Koki Co., Ltd. Delivery system

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