JPH0915824A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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Publication number
JPH0915824A
JPH0915824A JP7164289A JP16428995A JPH0915824A JP H0915824 A JPH0915824 A JP H0915824A JP 7164289 A JP7164289 A JP 7164289A JP 16428995 A JP16428995 A JP 16428995A JP H0915824 A JPH0915824 A JP H0915824A
Authority
JP
Japan
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photosensitive material
roller
image
photosensitive
heating drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP7164289A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagao Ogiwara
永夫 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0915824A publication Critical patent/JPH0915824A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像転写後の感光材料を詰まりを発生するこ
となくスムースかつ確実に搬送できると共に、カールの
発生を防止して小さなスペース内に無駄なく集積するこ
とができる画像記録装置を得る。 【構成】 感光材料22を集積トレイ146へ搬送する
感材排出ローラ140A、140Bは、互いに噛み合う
一対のコルゲーションローラとされており、感光材料2
2を挟持搬送すると共にビードを形成できる。また、一
方の感材排出ローラ140Aにはバックアップローラ1
42が接触して設けられており、感光材料22を感材排
出ローラ140A、140Bによる挟持部分へ案内でき
る。これにより、感光材料22はスムースに感材排出ロ
ーラ140A、140Bによる挟持部分へかみ込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料と受像材料とを
重ね合わせ感光材料に記録された画像を受像材料に転写
し受像材料に画像を得る画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録材料として、例えば感光材料と
受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像記録装置が
知られている。
【0003】この種の画像記録装置では、感光材料と受
像材料は、内部が遮光状態とされたマガジンにそれぞれ
ロール状に巻き取られて収容されており、画像記録処理
を行う度に引出しローラによって挟持されて順次引き出
して使用される。また画像記録装置には、感光材料に画
像形成用溶媒を塗布するための水塗布部が配置されてお
り、さらに、加熱ドラムとこの加熱ドラムの外周に圧接
し加熱ドラムと共に回転する無端圧接ベルトから成る熱
現像転写部が配置されている。
【0004】マガジンから引出しローラによって所定寸
法引き出されて切断された感光材料は、搬送ローラによ
って挟持搬送されながら画像が露光され、さらに水塗布
部において画像形成用溶媒としての水が塗布された後に
熱現像転写部へ送り込まれる。一方、受像材料は、感光
材料と同様にマガジンから引出しローラによって所定寸
法引き出されて切断され、搬送ローラによって感光材料
と同期して熱現像転写部へ送り込まれる。熱現像転写部
においては、水塗布後の感光材料が受像材料と重ね合わ
され、この状態で加熱ドラムの外周へ密着して巻き付け
られる。さらに、両材料は加熱ドラムと無端圧接ベルト
との間で挟持搬送されながら感光材料が熱現像されると
共に受像材料へ画像が転写され、所定の画像が受像材料
に形成(記録)される構成である。
【0005】また、加熱ドラムの近傍には剥離爪等の分
離手段が配置されており、熱現像転写後の感光材料はこ
の剥離爪等によって受像材料から分離されるようになっ
ている。さらに、分離された感光材料は搬送ローラ等に
よって搬送され、感材廃棄箱へ集積されるようになって
いる。
【0006】ここで、このような画像記録装置に適用さ
れる感光材料は、搬送ローラに巻き掛けられて搬送され
たり加熱ドラムによって加熱される等の理由により、熱
現像転写後に受像材料から分離されるとカールが発生す
る。このようなカールを除去することなく単に感材廃棄
箱に集積したのでは、このカールのために集積される感
光材料の見掛けの体積が増加し、感材廃棄箱の実質的な
集積可能量が少なくなってしまう。
【0007】そこで、受像材料から分離された感光材料
のカールの発生を防止し、小さなスペースに無駄なく集
積することができる技術を既に本出願人が提案している
(一例として、特開平1−315739号公報)。
【0008】前記公報に示された画像記録装置では、受
像材料から分離され搬送ローラによって搬送される感光
材料の搬送経路に腰付ローラ等の波状形成手段を設け、
感光材料に搬送方向に沿ったビードを形成する構成とな
っている。これにより、感材廃棄箱に集積される感光材
料にはビードが形成されて剛性が増加しているため、規
則的に積み重なって集積される。したがって、感光材料
の見掛けの体積が増加することがなく、感材廃棄箱のス
ペースを有効に利用することができて小型化が可能にな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の如き
構成の画像記録装置では、装置の小型化等に理由によ
り、受像材料から分離された後の感光材料の搬送経路が
湾曲して設定される場合が有り、感光材料はこのような
湾曲した搬送経路を経て感材廃棄箱に集積される構成と
する場合がある。
【0010】この場合、前述の如く単に感光材料の搬送
経路に腰付ローラを設け、感光材料に搬送方向に沿った
ビードを形成する構成とすると、感光材料の搬送経路が
湾曲して設定されていることに起因して、感光材料が搬
送経路周辺のガイド板等に不要に接触し、腰付ローラへ
スムースにかみ込み難くくなる可能性があった。特に、
感光材料には前述の如く画像形成用溶媒としての水が塗
布されているため、搬送経路周辺のガイド板等に感光材
料が接触(接着)すると、腰付ローラへかみ込むことな
く詰まりを生じる可能性もあり、腰付ローラへのスムー
スなかみ込み搬送が一層阻害され、この点において改善
の余地があった。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、画像が転写さ
れた後に受像材料から分離された感光材料を詰まりを発
生することなくスムースかつ確実に搬送できると共に、
カールの発生を防止して小さなスペース内に無駄なく集
積することができ、かつこれを簡単な構造によって実現
できる画像記録装置を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画
像記録装置は、感光材料と受像材料とを重ね合わせ感光
材料に記録された画像を受像材料に転写し、さらに分離
手段によって感光材料と受像材料とを分離して受像材料
に画像を得る画像記録装置において、前記分離手段の感
光材料搬送経路下流側に配置され、前記受像材料から分
離された前記感光材料を挟持し湾曲した搬送経路を形成
して集積トレイへ搬送すると共に、搬送方向に沿って波
状のビードを形成する一対のコルゲーションローラと、
前記一対のコルゲーションローラのうち前記湾曲した搬
送経路の少なくとも湾曲内側に位置するコルゲーション
ローラに接触して設けられ、前記感光材料を前記一対の
コルゲーションローラによる挟持部分へ案内するバック
アップローラと、を備えたことを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の画像記録装置では、熱現像転写
後の感光材料は分離手段によって受像材料から分離され
る。分離された感光材料は、一対のコルゲーションロー
ラによって挟持されて搬送され、この際に搬送方向に沿
って波状のビードが形成されて、集積トレイに集積され
る。
【0014】この場合、感光材料が一対のコルゲーショ
ンローラによって挟持される際には、バックアップロー
ラによってコルゲーションローラの挟持部分へ強制的に
案内される。したがって、感光材料の搬送経路が仮に湾
曲して設定された場合であっても、感光材料が搬送経路
周辺の他の部位に不要に接触することが防止され、感光
材料は詰まりを生じること無くスムースにコルゲーショ
ンローラの挟持部分へかみ込む。
【0015】集積トレイに集積された感光材料にはビー
ドが形成されて剛性が増加しているため、規則的に積み
重なって集積される。したがって、集積される際に見掛
けの体積が増加することがなく、集積トレイのスペース
を有効に利用することができ小型化が可能になる。
【0016】このように、画像が転写された後に受像材
料から分離された感光材料を詰まりを発生することなく
スムースかつ確実に搬送できると共に、カールの発生を
防止して小さなスペース内に無駄なく集積することがで
きる。
【0017】
【実施例】図1には本発明の実施例に係る画像記録装置
10の概略全体構成図が示されており、図2には画像記
録装置10の外観斜視図が示されている。この画像記録
装置10は、熱現像感光材料へ画像を露光し、かつ受像
材料へ熱現像転写して画像を形成する装置である。
【0018】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、前面扉13、側面扉15等
が取り付けられている。各扉を開放することにより機台
12内を露出状態とすることができる。なお、各扉には
図示を省略した所謂インターロック機構による安全装置
が施されており、扉が開放されると同時に所定部位の電
源が切れるようになっている。
【0019】また、画像記録装置10の機台12の上面
には、原稿Gを載置するための載置台14が設けられて
いる。載置台14には、矩形状の孔が設けられ透明ガラ
ス板16が取付けられており、さらに、透明ガラス板1
6上に装置奥側の辺を軸として開閉可能な押えカバー1
8が取付けられている。
【0020】一方、画像記録装置10の機台12内には
感材マガジン20が配置されており、感光材料22がロ
ール状に巻取られて収納されている。この感光材料22
の幅方向寸法は、例えば135mmとなっている。また感
光材料22は、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バイン
ダー、色素供与性物質、還元剤を有するものであり、そ
の感光(露光)面が装置の右斜め下方へ向いて巻き取ら
れている。
【0021】感材マガジン20は、感光材料22の幅方
向寸法に対応した長さに形成された図示を省略した胴部
とこの胴部の両端部に固定された一対の側枠部から四角
のボックス形に構成されており、機台12に設けられた
収容部内に収容されている。ここで、この感材マガジン
20は、四角の角部に設けられた感光材料22の取出し
口20Aが最も上部に位置する状態で配置されており、
感光材料22は右斜め上方へ向けて引き出される構成で
ある。
【0022】なお、感材マガジン20の収容部には、感
材マガジン20の引出部分に図示を省略した内扉が配置
されており、感材マガジン20が収容部内に収納された
状態では、機台12の前面扉13が開放した場合であっ
ても収容部内に外光が入り込むことが無く、収納された
感光材料22が不用意に感光しないようになっている。
【0023】感材マガジン20の感光材料取出し口20
A近傍には、引出しローラとしてのニップローラ24が
配置されている。このニップローラ24は、回転するこ
とにより感材マガジン20から感光材料22を引き出し
て搬送することができる。なお、ニップローラ24によ
る感光材料22の引出し搬送速度は、例えば50mm/sec
となっている。
【0024】ニップローラ24の上方には、カッタ26
が配置されており、ニップローラ24によって感材マガ
ジン20から所定長さ引き出された感光材料22を切断
することができる。カッタ26は、例えば固定刃と回転
刃から成るタイプのカッタとされており、回転刃をワイ
ヤ等によって搬送方向に垂直に移動させて固定刃と噛み
合わせ感光材料22を切断することができる。なお、カ
ッタ26の作動後にはニップローラ24が逆転し、この
ニップローラ24に感光材料22の先端部が僅かにニツ
プされる程度まで巻き戻されるようになっている。ま
た、カッタ26の作動及び巻戻し作動は、前記ニップロ
ーラ24の感光材料22引出し作動とは別の駆動系によ
って独立して行なわれる。
【0025】カッタ26の上方には、搬送ローラ28、
搬送ローラ30、及びガイド板32が配置されており、
所定長さに切断された感光材料22を露光部34へ搬送
することができる。これらの搬送ローラ28、搬送ロー
ラ30も、前記ニップローラ24と同様に回転すること
により、搬送速度を例えば50mm/secまたは30mm/sec
とに切り換えて感光材料22を搬送することができる。
【0026】露光部34は搬送ローラ36と搬送ローラ
38との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料22が通過するように
なっている。なお、搬送ローラ36、搬送ローラ38に
よる感光材料22の搬送速度(露光部の通過速度)は、
例えば50mm/secとなっている。
【0027】露光部34の上方かつ前記透明ガラス板1
6の下方の空間部には、露光装置40が設けられてい
る。露光装置40は、ランプユニット42、ミラーユニ
ット44、フィルターユニット46、ミラーユニット4
8、及び、第6反射ミラー50を備えている。
【0028】ランプユニット42は、光源としての棒状
のハロゲンランプ52及び第1ミラー54から構成され
ており、また、ミラーユニット44は第2ミラー56及
び第3ミラー58から構成されており、さらに、ミラー
ユニット48は第4ミラー60及び第5ミラー62から
構成されている。
【0029】また、フィルターユニット46は、三種
(C、M、Y)の色調整フィルター64、レンズ66、
及び絞り機構68を備えている。このフィルターユニッ
ト46は、ミラーユニット44の第3ミラー58とミラ
ーユニット48の第4ミラー60との間に配置されてお
り、原稿Gからの反射光の光路上に位置している。これ
により、原稿G(ミラーユニット44の第3ミラー5
8)からの反射光の結像及び色補正を行うことができ
る。
【0030】この露光装置40は、通常(等倍)の露光
の際には、ハロゲンランプ52からの光を載置台14に
載置された原稿Gへスリット状に照射しながら、ランプ
ユニット42及びミラーユニット44が原稿G(載置台
14)に沿って移動し、原稿Gからの反射光を露光部3
4に位置する感光材料22へ走査露光することができ
る。また、倍率を変更して露光する際には、倍率に応じ
てフィルターユニット46及びミラーユニット48が移
動されると共に、前述と同様にランプユニット42及び
ミラーユニット44が原稿Gに沿って移動して露光部3
4に位置する感光材料22へ走査露光するようになって
いる。
【0031】露光部34の側方にはスイッチバック部7
0が設けられており、また、露光部34の下方には水塗
布部72が設けられている。感材マガジン20から上昇
し露光部34にて露光された感光材料22は、一旦スイ
ッチバック部70へ送り込まれた後に、搬送ローラ3
6、搬送ローラ38及び搬送ローラ30の逆回転によっ
て、再び露光部34を通過し、搬送ローラ30の直下に
設けられた分岐部74を経て水塗布部72へ送り込まれ
る構成である。
【0032】水塗布部72では塗布タンク76が配置さ
れている。塗布タンク76は皿状に形成されており、内
部には画像形成用溶媒としての水が充填される。また、
塗布タンク76はその底壁が機台12に設けられたレー
ルにスライド移動可能に支持されており、前面扉13を
開放した状態で機台12の前面側へスライドさせること
により着脱自在とされている。
【0033】また、塗布タンク76の感光材料22搬送
方向上流側の端部には供給ローラ78が配置されてお
り、さらに、感光材料22搬送方向下流側の端部には一
対のスクイズローラ80が配置されている。
【0034】供給ローラ78およびスクイズローラ80
は、例えば、共に外径18mmのシリコンゴムローラとさ
れており、さらにそのゴム硬度は、供給ローラ78が例
えば60±5とされスクイズローラ80が例えば40±
5とされている。また、各ローラは、長手方向両端部に
おいてそれぞれ所定の加圧力(例えば、1kg)が加えら
れている。
【0035】また、塗布タンク76の上方には、塗布タ
ンク76に対向してガイド板82が取り付けられてい
る。ガイド板82はアルミ等の金属材料によって形成さ
れており、このガイド板82と塗布タンク76との間が
感光材料22の通過部となっている。したがって、塗布
タンク76内に水が充填された場合には、感光材料22
がガイド板82と塗布タンク76との間へ送り込まれて
水が塗布され、さらに、スクイズローラ80により挟持
搬送されることによって余分な水が除去されるようにな
っている。
【0036】なおこの場合、ガイド板82と塗布タンク
76との間における感光材料22の水塗布長さ(感光材
料22が水の中を通過する長さ)は例えば100mmとな
っており、またその浸水時間は例えば2.5秒となって
いる。さらに、水塗布処理後(すなわち、スクイズロー
ラ80通過後)の感光材料22には、11±1gr/m
2 の水が塗布されるようになっている。また、ガイド板
82の上部にはセラミックヒータが取りつけられてお
り、水を昇温(例えば、40±3℃)させて塗布タンク
76内へ充填することができる。
【0037】塗布タンク76の下方の機台12には補助
オーバーフロー槽84が配置されており、さらに補助オ
ーバーフロー槽84の直下には補充タンク86が配置さ
れている。補充タンク86内には、画像形成用溶媒とし
ての水が充填されており、図示しないパイプ、ポンプ、
及び水フィルター88等を介して塗布タンク76に接続
されている。これにより、補充タンク86内の水を塗布
タンク76へ送給して充填できると共に、塗布タンク7
6内の水を補充タンク86へ排出する(戻す)ことがで
きる構成である。
【0038】水塗布部72の側方には熱現像転写部90
が配置されており、水塗布された(スクイズローラ80
を通過した後の)感光材料22が送り込まれるようにな
っている。
【0039】一方、感材マガジン20の側方の機台12
には受材マガジン92が配置されており、受像材料94
がロール状に巻取られて収納されている。受像材料94
の幅方向寸法は感光材料22よりも小さく(例えば、1
27mm)形成されている。また、受像材料94の画像形
成面には媒染剤を有する色素固定材料が塗布されてお
り、この画像形成面が装置の右斜め下方へ向いて巻き取
られている。
【0040】受材マガジン92は、感材マガジン20と
同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の側
枠部から四角のボックス形に構成されており、機台12
の前面側(図1紙面手前側すなわち巻取られた受像材料
94の幅方向)へ引出し可能となっている。ここで、こ
の受材マガジン92は、前述した感材マガジン20と同
様に、四角の角部に設けられた受像材料94の取出し口
92Aが最も上部に位置する状態で配置されており、受
像材料94は右斜め上方へ向けて引き出される構成であ
る。
【0041】受材マガジン92の受像材料取出し口92
A近傍には、ニップローラ96が配置されており、受材
マガジン92から受像材料94を引き出して搬送するこ
とができると共に、そのニップを解除することができ
る。
【0042】ニップローラ96の上方にはカッタ98が
配置されている。カッタ98は前述の感光材料用のカッ
タ26と同様に、例えば固定刃と回転刃から成るタイプ
のカッタとされており、回転刃をワイヤ等によって搬送
方向に垂直に移動させて固定刃と噛み合わせることによ
り、受材マガジン92から引き出された受像材料94を
感光材料22よりも短い長さに切断するようになってい
る。
【0043】カッタ98の上方には、感材マガジン20
の側方に位置して、搬送ローラ100、搬送ローラ10
2、及びガイド板104A、104Bが配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料94を熱現像転写部
90へ搬送できる。
【0044】また、搬送ローラ100の一方のローラ部
100Aは、感材マガジン20と反対側に位置するガイ
ド板104Aに支持されており、さらに、このガイド板
104Aは下端部が支軸106によって回動可能に支持
されている。このため、支軸106周りにガイド板10
4Aを回動させることにより、ガイド板104Aは搬送
ローラ100の一方のローラ部100Aと共に対応する
ガイド板104Bから離間して受像材料94の搬送路を
開放することができる構成である。
【0045】さらに、ガイド板104Aの上端部には、
他方のガイド板104Bと反対方向へ向けて屈曲されて
押圧バネ部108が設けられている。この押圧バネ部1
08は、後述する第2の剥離搬送部150に対応してお
り、通常は第2の剥離搬送部150に当接してガイド板
104Aをガイド板104B方向へ押圧している。
【0046】一方、搬送ローラ102は、搬送ローラ1
00から搬送された受像材料94を熱現像転写部90へ
送り込むことができる。
【0047】熱現像転写部90は加熱ドラム110と無
端圧接ベルト112とによって構成されており、さら
に、水塗布部72側の加熱ドラム110外周には貼合せ
ローラ114が配置されている。
【0048】貼合せローラ114は、軸線方向中央部の
外径が例えば18mmのローラで、外周面にはシリコンゴ
ム(例えば、肉厚4.0mm)が被覆されており、さらに
そのゴム硬度はほぼ60度とされている。また、貼合せ
ローラ114は、長手方向両端部においてそれぞれ所定
の加圧力(例えば、4kg)が加えられて加熱ドラム11
0外周に圧接されている。この貼合せローラ114は、
図示を省略した駆動モータに連結されており、駆動モー
タの駆動力が伝達されて回転されるようになっている。
なおここで、貼合せローラ114による感光材料22と
受像材料94の搬送速度に対し、スクイズローラ80や
搬送ローラ102による感光材料22または受像材料9
4の搬送速度が若干(例えば、2%程度)遅くなるよう
に設定されており、これによって、感光材料22および
受像材料94には、貼合せローラ114へ送り込まれる
際にバツクテンシヨンが作用するようになっている。
【0049】加熱ドラム110は、薄肉のアルミパイプ
によって製作されており、本実施例においては、肉厚3
mm、外径130mm、軸線方向有効幅158mmに形成され
ている。加熱ドラム110の外周面にはテフロン処理
(フッ素コート処理)が施されており、内周面には黒色
耐熱塗装が施されている。
【0050】熱現像転写部90へ搬送される感光材料2
2は、貼合せローラ114と加熱ドラム110との間に
送り込まれ、また、受像材料94は感光材料22の搬送
に同期し、感光材料22が所定長さ(本実施例において
は20mm)先行した状態で貼合せローラ114と加熱ド
ラム110との間に送り込まれて重ね合わせられるよう
になっている。この場合、受像材料94は感光材料22
よりも幅方向寸法および長手方向寸法がいずれも小さい
寸法となっているため、感光材料22の周辺部は四辺と
も受像材料94の周辺部から突出した状態で重ね合わせ
られる構成である。
【0051】また、加熱ドラム110の側壁にはカム1
16が固着されている。このカム116は、後述する剥
離爪134及び剥離爪154に係合可能となっており、
加熱ドラム110の回転に伴って剥離爪134及び剥離
爪154を回動させるようになっている。さらに、加熱
ドラム110の内部には、ハロゲンランプ118が配置
されている。ハロゲンランプ118は例えば450Wの
出力となっており、加熱ドラム110の表面を昇温(例
えば、約80℃)できるようになっている。
【0052】加熱ドラム110の外周に圧接する無端圧
接ベルト112は、織布材をゴムで被覆した構成となっ
ており、本実施例においては幅方向寸法が145mmに形
成されている。織布材は、芳香族ポリアミド繊維(例え
ば、ケブラーあるいはノーメツクス:いずれもdu P
ont社の登録商標)等の耐熱性の繊維によって縫製さ
れている。また、被覆用のゴムはカーボンを含有したシ
リコンゴムとされており、導電性を有している。
【0053】この無端圧接ベルト112は、4本の巻掛
けローラ120、122、124、126に巻き掛けら
れており、巻掛けローラ120と巻掛けローラ126と
の間の無端状外側が加熱ドラム110の外周に圧接され
ている。
【0054】巻掛けローラ120、122、124はそ
れぞれスチール製で無電解ニッケルメッキが施されてい
る。また、巻き掛けローラ124はその軸線方向両端部
が外側へ拡がるテーパ状に形成されており、その長手方
向両端部においてそれぞれ0.5kg(実用範囲は、0.
3〜1.0kg)の加圧力を加熱ドラム110から離間す
る方向へ加えている。これによって、無端圧接ベルト1
12を所定の張力に保持すると共に片寄りを防止してい
る。
【0055】一方、巻掛けローラ126はゴムローラと
されており、さらに図示を省略した駆動系を介して駆動
モータに連結されており、駆動モータの駆動力が伝達さ
れて巻掛けローラ126が回転されるようになってい
る。巻掛けローラ126が回転されると、この巻掛けロ
ーラ126に巻き掛けられた無端圧接ベルト112が回
転され、これに伴って、この無端圧接ベルト112の回
転力が加熱ドラム110との間の摩擦力によって加熱ド
ラム110へ伝達されて加熱ドラム110が従動的に回
転される構成である。この場合、加熱ドラム110の回
転周速度は、35mm/secとなっている。
【0056】貼合せローラ114によって重ね合わされ
た感光材料22と受像材料94とは、重ね合わせた状態
のままで加熱ドラム110と無端圧接ベルト112との
間で加熱ドラム110のほぼ1/2周(巻掛けローラ1
20と巻掛けローラ126の間)に渡って挟持搬送され
るようになっている。さらに、重ね合わされた感光材料
22と受像材料94が加熱ドラム110と無端圧接ベル
ト112との間に完全に収まった時点で、加熱ドラム1
10は回転を一旦停止し(例えば、5〜15秒間)、挟
持した感光材料22と受像材料94を加熱する。感光材
料22はこの挟持搬送時及び停止時において加熱される
と、可動性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料
94の色素固定層に転写されて画像が得られる構成であ
る。
【0057】巻掛けローラ126の下方には加熱ドラム
110に対応して第1の剥離搬送部130が配置されて
いる。この第1の剥離搬送部130においては、無端圧
接ベルト112の材料供給方向下流側の加熱ドラム11
0の側方に、屈曲案内ローラ132が配置されている。
屈曲案内ローラ132は、シリコンゴム製のゴムローラ
とされており、駆動モータの駆動力を伝達されて回転す
る。また、屈曲案内ローラ132は加熱ドラム110の
外周に所定の圧力(例えば、600g)で圧接されてお
り、このため、加熱ドラム110と無端圧接ベルト11
2とによって搬送された感光材料22または受像材料9
4をさらに挟持搬送できる。
【0058】屈曲案内ローラ132の材料供給方向下流
側の加熱ドラム110の略下方には、剥離爪134が回
動可能に軸支されており、さらに、ピンチローラ136
が配置されている。
【0059】剥離爪134は加熱ドラム110の外周に
対応しており、前述のカム116の作動によって加熱ド
ラム110に接離可能となっている。剥離爪134が加
熱ドラム110に当接した状態では、無端圧接ベルト1
12と加熱ドラム110との間で挟持搬送される感光材
料22と受像材料94のうち、所定長さ先行した状態で
重ね合わされた感光材料22の先端部のみに係合し、こ
の先端部を加熱ドラム110の外周から剥離させること
ができる。一方、ピンチローラ136は、剥離爪134
に連動して作動され、剥離爪134が加熱ドラム110
から離間した状態では前記屈曲案内ローラ132に所定
の圧力(例えば、600g)で圧接される。したがっ
て、剥離爪134によって剥離された感光材料22は、
ピンチローラ136によって押圧されながら屈曲案内ロ
ーラ132に巻き掛けられ、側方へ移動される構成であ
る。
【0060】さらにここで、図3に詳細に示す如く、屈
曲案内ローラ132及び剥離爪134の側方には、互い
に対向する一対のガイド板138A、138Bが配置さ
れており、さらに、ガイド板138Aの先端部近傍には
ガイドローラ144が配置されている。また、ガイド板
138A、138Bの先端部には、感材排出ローラ14
0A、140B、及びバックアップローラ142が配置
されている。図4に示す如く、感材排出ローラ140
A、140Bは、互いに噛み合った一対の所謂コルゲー
ションローラとされており、感光材料22を挟持搬送す
ると共に搬送方向に沿った断面コ字状のビードを形成す
ることができる構成である。
【0061】一方、バックアップローラ142は、感光
材料22の搬送経路の湾曲内側に位置する一方の感材排
出ローラ140Aに接触して設けられており、感光材料
22を一対の感材排出ローラ140A、140Bによる
挟持部分へ案内できるようになっている。
【0062】これらの感材排出ローラ140A、140
B及びバックアップローラ142により、屈曲案内ロー
ラ132に巻き掛けられながら側方へ移動される感光材
料22を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱(集積トレ
イ)146へ集積できる構成である。
【0063】なお、感材排出ローラ140A、140B
の回転速度は、加熱ドラム110の回転周速度よりも1
〜3%速くなるように設定されており、感光材料22が
弛んでガイド板138A、138Bに貼り付くことを防
止している。
【0064】剥離爪134の側方の加熱ドラム110直
下には、加熱ドラム110に対応して第2の剥離搬送部
150が配置されている。この第2の剥離搬送部150
においては、加熱ドラム110直下に、剥離ローラ15
2及び剥離爪154が配置されている。剥離ローラ15
2は、シリコンゴム製のゴムローラで表面荒さは12.
5S以下とされており、駆動モータの駆動力を伝達され
て回転するようになっている。また、剥離ローラ152
は加熱ドラム110の外周に所定の圧力(例えば、40
0g)で圧接されている。このため、剥離ローラ152
は、加熱ドラム110と共に移動する受像材料94を、
剥離爪154と共に作用して加熱ドラム110の外周か
ら剥して屈曲案内することができる。
【0065】剥離ローラ152及び剥離爪154の下方
にはガイド板156及び受材排出ローラ158が配置さ
れており、剥離ローラ152および剥離爪154によっ
て加熱ドラム110から剥離された受像材料94を案内
搬送することができる。さらに、受材排出ローラ158
の側方には、受材ガイド160、受材排出ローラ16
2、受材排出ローラ164、及びガイドローラ166が
配置されており、受材排出ローラ158によって搬送さ
れる受像材料94をさらに搬送してトレイ168へ排出
することができる。さらに、受材排出ローラ162の一
方のローラ部162Aは、受材ガイド160に支持され
ており、さらに、この受材ガイド160は受材排出ロー
ラ164側の端部が支軸170によって回動可能に支持
されている。このため、支軸170周りに受材ガイド1
60を回動させることにより、受材ガイド160は、受
材排出ローラ162の他方のローラ部162Bやガイド
ローラ166から離間して受像材料94の搬送路を開放
することができる構成である。
【0066】また、以上のような構成による画像記録装
置10では、熱現像転写部90が全体として単一の現像
ユニツトとして構成されると共に、第1の剥離搬送部1
30及び第2の剥離搬送部150が全体として単一の剥
離ユニツトとして構成されており、機台12に対し水塗
布部72配設位置と反対方向(感材マガジン20や受材
マガジン92と反対側)へ回動可能となっている。この
ため、感光材料22や受像材料94が搬送の途中におい
て詰まり(所謂ジヤム)を生じた場合にも、機台12の
側面扉15を開放した後に熱現像転写部90や第1の剥
離搬送部130及び第2の剥離搬送部150等を開放移
動させることによって、容易にこれを解消できるように
なっている。
【0067】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
の画像記録装置10では、感材マガジン20に収容され
た感光材料22を使用する通常の画像記録処理において
は、載置台14(透明ガラス板16)に原稿Gを載置し
押えカバー18の閉止後に、記録する画像の倍率や処理
枚数等が指定され、スタートの指示があると、画像処理
が開始される。
【0068】すなわち、感材マガジン20がセットされ
た状態で、ニップローラ24が作動され、感光材料22
がニップローラ24によって例えば50mm/secの速度で
引き出される。感光材料22が所定長さ引き出される
と、カッタ26が作動して感光材料22が所定長さに切
断され、さらに搬送ローラ28、搬送ローラ30によっ
て例えば50mm/secの速度で搬送される。その後は、搬
送ローラ28、30によって搬送される感光材料22
は、さらに搬送ローラ36、搬送ローラ38によって露
光部34を所定速度(例えば、50mm/sec)で通過す
る。この感光材料22の搬送(露光部34の通過)と同
時に露光装置40が作動する。
【0069】露光装置40では、通常(等倍)の露光の
際には、ハロゲンランプ52からの光が載置台14に載
置された原稿Gへスリット状に照射されながら、ランプ
ユニット42及びミラーユニット44が原稿G(載置台
14)に沿って移動される。これにより、原稿Gからの
反射光がランプユニット42の第1ミラー54、ミラー
ユニット44の第2ミラー56及び第3ミラー58を経
てフィルターユニット46へ至る。フィルターユニット
46では、レンズ66及び絞り機構68によって結像及
び濃度(光量)調整が行われると共に、色調整フィルタ
ー64によって色補正が行われる。フィルターユニット
46を通過した光は、ミラーユニット48の第4ミラー
60及び第5ミラー62を経た後に、第6反射ミラー5
0によって反射されて、露光部34に位置する感光材料
22へ走査露光される。
【0070】一方、倍率を変更して露光する際には、指
定される倍率に応じてフィルターユニット46及びミラ
ーユニット48が光路上の所定の位置へ移動されると共
に、前述と同様にランプユニット42及びミラーユニッ
ト44が原稿Gに沿って移動して露光部34に位置する
感光材料22へ走査露光される。
【0071】露光装置40によって露光された後の感光
材料22は、一旦スイッチバック部70へ送り込まれた
後に、搬送ローラ36、38、30の逆回転によって再
び露光部34を通過し、分岐部74を経た後に水塗布部
72へ送り込まれる。
【0072】水塗布部72では、搬送された感光材料2
2が、供給ローラ78の駆動によってガイド板82と塗
布タンク76との間へ送り込まれ、さらに、スクイズロ
ーラ80によって挟持搬送される。ここで感光材料22
に水が塗布され、さらにスクイズローラ80によって余
分な水が除去されながら水塗布部72を通過する。水塗
布部72において画像形成用溶媒としての水が塗布され
た感光材料22は、スクイズローラ80によって熱現像
転写部90へ送り込まれる。
【0073】一方、感光材料22への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料94も受材マガジン92からニ
ツプローラ96によって引き出されて搬送される。受像
材料94が所定長さ引き出されると、カッタ98が作動
して受像材料94が所定長さに切断される。カッタ98
の作動後は、切断後の受像材料94がガイド板104
A、104Bによって案内されながら搬送ローラ10
0、搬送ローラ102によって搬送され、熱現像転写部
90の直前で待機状態となる。
【0074】熱現像転写部90では、感光材料22がス
クイズローラ80によって加熱ドラム110外周と貼合
せローラ114との間へ送り込まれたことが検出される
と、受像材料94の搬送が再開されて貼合せローラ11
4へ送り込まれると共に、加熱ドラム110が作動され
る。これにより、貼合せローラ114によって重ね合わ
された感光材料22と受像材料94とは、重ね合わせた
状態のままで加熱ドラム110と無端圧接ベルト112
との間で挟持されて加熱ドラム110のほぼ1/2周
(巻掛けローラ120と巻掛けローラ126の間)に渡
って搬送される。さらに、重ね合わされた感光材料22
と受像材料94は、加熱ドラム110によって加熱され
る。感光材料22はこの挟持搬送時及び停止時において
加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの色素
が受像材料94の色素固定層に転写されて画像が得られ
る。
【0075】その後、感光材料22と受像材料94とが
挟持搬送され加熱ドラム110の側方の屈曲案内ローラ
132に達すると、カム116によって剥離爪134が
移動され、受像材料94よりも所定長さ先行して搬送さ
れる感光材料22の先端部に剥離爪134が係合して感
光材料22の先端部を加熱ドラム110の外周から剥離
させる。さらに、剥離爪134の復帰移動によってピン
チローラ136が感光材料22を押圧し、これにより、
感光材料22はピンチローラ136によって押圧されな
がら屈曲案内ローラ132に巻き掛けられ、側方へ移動
される。
【0076】屈曲案内ローラ132に巻き掛けられた感
光材料22は、さらにガイド板138A、138B、ガ
イドローラ144に案内されながら感材排出ローラ14
0A、140Bによって挟持搬送されて、廃棄感光材料
収容箱146内に集積される。
【0077】この場合、一対の感材排出ローラ140
A、140Bによって挟持搬送される感光材料22に
は、この際に搬送方向に沿って波状のビードが形成され
て廃棄感光材料収容箱146に集積される。したがっ
て、廃棄感光材料収容箱146に集積された感光材料2
2にはビードが形成されて剛性が増加しており、カール
が生じることが防止され、このため感光材料22は規則
的に積み重なって集積される。これにより、感光材料2
2は集積される際に見掛けの体積が増加することがな
く、廃棄感光材料収容箱146のスペースを有効に利用
することができ小型化が可能になる。
【0078】さらにこの場合、感光材料22が一対の感
材排出ローラ140A、140Bによって挟持される際
には、バックアップローラ142によって感材排出ロー
ラ140A、140Bの挟持部分へ強制的に案内され
る。したがって、感光材料22が搬送経路周辺の他の部
位(例えば、ガイド板138A、138B等)に不要に
接触することが防止され、感光材料22は詰まりを生じ
ること無くスムースに感材排出ローラ140A、140
Bの挟持部分へかみ込む。
【0079】このように、受像材料94から分離された
感光材料22は、詰まりを発生することなくスムースか
つ確実に搬送されて、カールを生じること無く廃棄感光
材料収容箱146内に無駄なく集積される。
【0080】一方、感光材料22と分離し加熱ドラム1
10に密着されたままの状態で移動する受像材料94
は、剥離ローラ152へ送られる。受像材料94の先端
部が剥離ローラ152(加熱ドラム110との間)によ
って挟持されると、再びカム116によって剥離爪15
4が移動され、受像材料94の先端部に剥離爪154が
係合して受像材料94が加熱ドラム110の外周から剥
離される。
【0081】剥離爪154によって加熱ドラム110の
外周から剥離された受像材料94は、さらに剥離ローラ
152に巻き掛けられながら下方へ移動され、ガイド板
156に案内されながら受材排出ローラ158によって
搬送され、さらに受材ガイド160に案内されながら受
材排出ローラ162、受材排出ローラ164によって搬
送されて、トレイ168へ排出される。
【0082】複数枚の画像記録処理を実施する場合に
は、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0083】このように本実施例に係る画像記録装置1
0では、受像材料94から分離された感光材料22を一
対の感材排出ローラ140A、140Bによって挟持搬
送することにより、搬送方向に沿って波状のビードを形
成して廃棄感光材料収容箱146に集積するため、廃棄
感光材料収容箱146に集積された感光材料22にはビ
ードが形成されて剛性が増加しており、カールが生じる
ことが防止され感光材料22を規則的に積み重なって集
積することができる。これにより、感光材料22は集積
される際に見掛けの体積が増加することがなく、廃棄感
光材料収容箱146のスペースを有効に利用することが
でき小型化が可能になる。さらに、感光材料22が一対
の感材排出ローラ140A、140Bによって挟持され
る際には、バックアップローラ142によって感材排出
ローラ140A、140Bの挟持部分へ強制的に案内す
る構成であるため、感光材料22が搬送経路周辺の他の
部位に不要に接触することが防止され、感光材料22を
詰まりを生じること無くスムースに感材排出ローラ14
0A、140Bの挟持部分へかみ込ませることができ
る。
【0084】なお、前記実施例における図4には、一対
の感材排出ローラ140A、140B、及びバックアッ
プローラ142が軸線方向(感光材料22の幅方向)に
沿って二組設けられた態様を示してあるが、これらの感
材排出ローラ140A、140B、及びバックアップロ
ーラ142の配置個数はこれに限らず、感光材料22の
幅方向寸法等に応じて適宜設定すれば良い。
【0085】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像記録
装置は、画像が転写された後に受像材料から分離された
感光材料を詰まりを発生することなくスムースかつ確実
に搬送できると共に、カールの発生を防止して小さなス
ペース内に無駄なく集積することができ、かつこれを簡
単な構造によって実現できるという優れた効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像記録装置の概略全体
構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る画像記録装置の外観斜視
図である。
【図3】本発明の実施例に係る画像記録装置の感材排出
ローラ及びバックアップローラの詳細を示す側面図であ
る。
【図4】本発明の実施例に係る画像記録装置の感材排出
ローラ及びバックアップローラの詳細を示す展開図であ
る。
【符号の説明】
10 画像記録装置 22 感光材料 94 受像材料 110 加熱ドラム 132 屈曲案内ローラ(分離手段) 134 剥離爪(分離手段) 138Aガイド板 138Bガイド板 140A感材排出ローラ(コルゲーションローラ) 140B感材排出ローラ(コルゲーションローラ) 142 バックアップローラ 144 ガイドローラ 146 廃棄感光材料収容箱(集積トレイ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料と受像材料とを重ね合わせ感光
    材料に記録された画像を受像材料に転写し、さらに分離
    手段によって感光材料と受像材料とを分離して受像材料
    に画像を得る画像記録装置において、 前記分離手段の感光材料搬送経路下流側に配置され、前
    記受像材料から分離された前記感光材料を挟持し湾曲し
    た搬送経路を形成して集積トレイへ搬送すると共に、搬
    送方向に沿って波状のビードを形成する一対のコルゲー
    ションローラと、 前記一対のコルゲーションローラのうち前記湾曲した搬
    送経路の少なくとも湾曲内側に位置するコルゲーション
    ローラに接触して設けられ、前記感光材料を前記一対の
    コルゲーションローラによる挟持部分へ案内するバック
    アップローラと、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
JP7164289A 1995-06-29 1995-06-29 画像記録装置 Pending JPH0915824A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7164289A JPH0915824A (ja) 1995-06-29 1995-06-29 画像記録装置

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JP (1) JPH0915824A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6190070B1 (en) * 1998-10-13 2001-02-20 Xerox Corporation Printer with media corrugation at media output

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6190070B1 (en) * 1998-10-13 2001-02-20 Xerox Corporation Printer with media corrugation at media output

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