JPH09157388A - ケイ素含有有機含フッ素ポリマー及びその製造方法 - Google Patents

ケイ素含有有機含フッ素ポリマー及びその製造方法

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JPH09157388A
JPH09157388A JP23142796A JP23142796A JPH09157388A JP H09157388 A JPH09157388 A JP H09157388A JP 23142796 A JP23142796 A JP 23142796A JP 23142796 A JP23142796 A JP 23142796A JP H09157388 A JPH09157388 A JP H09157388A
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琢也 荒瀬
Yoshio Negishi
良夫 根岸
Masanaga Tatemoto
正祥 建元
Tetsuo Shimizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適用しうる基材が広範囲であり、しかも優れ
た防汚性を有する新規なケイ素含有有機含フッ素ポリマ
ーを提供する。 【解決手段】 一般式(I): 【化1】 [式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Z
は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
存在順序は、式中において限定されない。Yは、水素又
は炭素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素
又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な
置換基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表
す。lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を
表す。nは、2以上の整数を表す。]で表され、分子量
が5×102 〜1×105 であるケイ素含有有機含フッ
素ポリマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文献未載の新規ケ
イ素含有有機含フッ素ポリマーに関し、更に詳しくは、
本発明は、耐溶剤性、耐薬品性に優れ、各種基材表面の
汚染防止に有効なケイ素含有有機含フッ素ポリマーに関
する。
【0002】
【従来の技術】パーフルオロポリエーテル鎖からなる各
種有機含フッ素ポリマーは、耐熱性、耐薬品性に優れる
ほか、撥水撥油性や低屈折率等の特異な機能を示すこと
が知られ、応用範囲の広い極めて付加価値の高いポリマ
ーとして知られている。
【0003】一方、一般式:BSi(R)3-r r [式
中、Bは高分子等の有機化合物と反応することができる
有機残基、Dはハロゲン、アルコキシル基等、Rはアル
キル基、rは1、2又は3を表す。]で表されるシラン
系化合物は、これを有する化合物が一般にシランカップ
リング剤と称されて基材の表面処理剤として適用されて
おり、またこれを末端に有するポリマーは室温下に水分
によって加水分解して縮合重合したり、更にまた架橋反
応を起こして硬化することが知られている〔エンサイク
ロペディア・オブ・ケミカル・アンド・テクノロジー
(Encyclopedia of Chemical
and Technology)12巻、464〜5
69頁、1970年〕。
【0004】このようなシラン系化合物を有機含フッ素
ポリマーに適用しようとする試みもまた知られており、
例えば、フルオロシリコーン、フルオロオレフィン類と
ビニルシランとの共重合体、α,ω−ビス(ジアルキル
クロロシリル)ポリフルオロアルカン等を挙げることが
できる〔ジャーナル・オブ・ポリマーサイエンス,パー
ト・エイ(J.Polym.Sci.,Part−A)
10巻、3号、947〜953頁〕。
【0005】特開平1−294709号公報には、この
ようなビニルシラン化合物を含有する有機含フッ素ポリ
マーが開示されている。このものは、撥水性とともに防
汚性を有していることから、例えば、自動車外装塗膜等
に有効に適用できるとされている。
【0006】特開平5−339007号公報には、この
ようなシラン系化合物を有機含フッ素ポリマーに適用し
た例として含フッ素有機ケイ素化合物が開示されてい
る。このものは、有機含フッ素ポリマーのパーフルオロ
ポリエーテル鎖に上記シラン系化合物を含有させるとと
もに、該シラン系化合物に結合する炭素にヨウ素を含有
せしめた構造を有することを特徴とするものである。こ
のものは、低表面エネルギーを有していることから、繊
維処理剤、離型剤、剥離剤、防汚コーティング剤等の原
料として適用することができるとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で知られているシラン系化合物含有有機含フッ素ポリマ
ーは、その含有される反応性ケイ素原子がパーフルオロ
ポリエーテル鎖の末端に存在する存在数は1であり、得
られる防汚性も充分なものではなかった。なお、ここに
防汚性とは、汚れが付着しにくい性質をいうとともに、
付着した汚れが洗浄により落ちやすい性質をもいう。
【0008】本発明は、上記現状に鑑み、適用しうる基
材が広範囲であり、しかも優れた防汚性を有する新規な
ケイ素含有有機含フッ素ポリマーを提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のケイ素含有有機
含フッ素ポリマーは、一般式(I):
【0010】
【化11】
【0011】[式中、Rf は、パーフルオロアルキル基
を表す。Zは、フッ素又はトリフルオロメチル基を表
す。a、b、c、d、eは、それぞれ独立して、0又は
1以上の整数を表し、a+b+c+d+eは、少なくと
も1以上であり、a、b、c、d、eでくくられた各繰
り返し単位の存在順序は、式中において限定されない。
Yは、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。X
は、水素、臭素又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は
加水分解可能な置換基を表す。R2 は、水素又は1価の
炭化水素基を表す。lは、0、1又は2を表す。mは、
1、2又は3を表す。nは、2以上の整数を表す。]で
表され、数平均分子量が5×102 〜1×105 のもの
である。
【0012】また、本発明のケイ素含有有機含フッ素ポ
リマーの混合物は、一般式(Ia):
【0013】
【化12】
【0014】[式中、Rf は、パーフルオロアルキル基
を表す。Zは、フッ素又はトリフルオロメチル基を表
す。a、b、c、d、eは、それぞれ独立して、0又は
1以上の整数を表し、a+b+c+d+eは、少なくと
も1以上であり、a、b、c、d、eでくくられた各繰
り返し単位の存在順序は、式中において限定されない。
Yは、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。X
は、水素、臭素又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は
加水分解可能な置換基を表す。R2 は、水素又は1価の
炭化水素基を表す。lは、0、1又は2を表す。mは、
1、2又は3を表す。]で表され、数平均分子量が5×
102 〜1×105 であるケイ素含有有機含フッ素ポリ
マーであり、gが、0又は1以上の整数であるものの混
合物であって、前記gの平均値が、1を超えるものであ
るケイ素含有有機含フッ素ポリマーの混合物である。以
下に本発明を詳述する。
【0015】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
を構成する上記一般式(I)で表される式中、Rf とし
ては、通常、有機含フッ素ポリマーを構成するパーフル
オロアルキル基であれば特に限定されず、例えば、炭素
数1〜16の直鎖状又は分岐状のものを挙げることがで
きる。好ましくは、CF3 −、C2 5 −、C3 7
である。
【0016】上記一般式(I)中のZは、フッ素でもよ
いしトリフルオロメチル基でもよい。上記一般式(I)
中のa、b、c、d、eは、本発明のケイ素含有有機含
フッ素ポリマーの主骨格を構成するパーフルオロポリエ
ーテル鎖の各繰り返し単位数を表し、それぞれ独立し
て、0又は1以上の整数でありa+b+c+d+eが1
以上であれば特に限定されないが、それぞれ独立して、
0〜200が好ましく、後述する本発明のケイ素含有有
機含フッ素ポリマーの数平均分子量を考慮すれば、より
好ましくは、それぞれ独立して、0〜50である。a+
b+c+d+eは、好ましくは、1〜100である。
【0017】また、a、b、c、d、eでくくられた各
繰り返し単位の存在順序は、便宜上一般式(I)中にお
いてはこの順に記載したが、通常のパーフルオロポリエ
ーテル鎖の構成に鑑み、これらの各繰り返し単位の結合
順序は、この順に限定されるものではない。
【0018】上記一般式(I)中のYは、水素又は炭素
数1〜4のアルキル基を表す。上記炭素数1〜4のアル
キル基としては特に限定されず、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等を挙げることができ、直鎖状で
あっても分岐状であってもよい。上記一般式(I)のX
は、水素、臭素又はヨウ素を表す。Xが臭素又はヨウ素
である場合には、本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリ
マーはラジカル反応性が高くなるので、化学結合により
他の化合物と結合させるのには好都合である。
【0019】上記一般式(I)中のlは、パーフルオロ
ポリエーテル鎖の末端の炭素とこれに結合するケイ素と
の間に存在するアルキレン基の炭素数を表し、0、1又
は2であるが、より好ましくは、0である。
【0020】上記一般式(I)中のmは、本発明のケイ
素含有有機含フッ素ポリマー中に存在するケイ素に結合
する置換基R1 の結合数を表し、1、2又は3である。
置換基R1 が結合していない部分には、当該ケイ素には
2 が結合する。
【0021】上記R1 は、水酸基又は加水分解可能な置
換基を表す。上記加水分解可能な置換基としては特に限
定されず、好ましいものとしては、例えば、ハロゲン、
−OR3 、−OCOR3 、−OC(R3 )=C(R4
2 、−ON=C(R3 2 、−ON=CR5 [式中、R
3 は、脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基を表し、
4 は、水素又は炭素数1〜4の脂肪族炭化水素基を表
し、R5 は、炭素数3〜6の2価の脂肪族炭化水素基を
表す。]等を挙げることができる。より好ましくは、塩
素、−OCH3 、−OC2 5 である。
【0022】上記R2 は、水素又は1価の炭化水素基を
表す。上記1価の炭化水素基としては特に限定されず、
好ましいものとしては、例えば、1価の脂肪族飽和炭化
水素基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等
を挙げることができ、直鎖状であっても分岐状であって
もよい。
【0023】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
の数平均分子量は、5×102 〜1×105 である。5
×102 未満では、ポリマーとしての性質を有しないの
で利用価値がなく、1×105 を超えると加工性に乏し
くなるので、上記範囲に限定される。好ましくは、1×
103 〜1×104 である。
【0024】本発明の要旨は、上記一般式(I)中のn
の数にある。一般式(I)中のnは、本発明のケイ素含
有有機含フッ素ポリマーに含有される反応性ケイ素原子
の存在数を表す。本発明においては、nは、2以上の整
数である。nが1以下であると、本発明の特有の効果で
ある防汚効果が極めて劣るものとなるので、2以上に限
定される。上記nは2以上であれば特に限定されない
が、好ましくは2〜10の整数である。
【0025】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
は、通常の製造方法によれば、混合物として得られる。
一般式(Ia)中のgは、混合物である本発明のケイ素
含有有機含フッ素ポリマーに含有される反応性ケイ素原
子の存在数を表す。本発明のケイ素含有有機含フッ素ポ
リマーの混合物においては、gは、0又は1以上の整数
であり、混合物におけるgの平均値は、1を超える。g
の平均値が1以下であると、防汚処理剤として使用した
ときの防汚効果が劣るものとなるので、1を超える必要
がある。より好ましくは、gの平均値は、1.3〜3で
あり、特に好ましくは、1.5〜2.5である。
【0026】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
の好ましいものとして、例えば、下記一般式(II)で
表されるもの等を挙げることができる。
【0027】
【化13】
【0028】[式中、pは、1以上の整数を表す。Y、
X、R1 、R2 、l、m、nは、前記と同じ。] 本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマーの混合物の好
ましいものとして、例えば、下記一般式(IIa)で表
されるもの等を挙げることができる。
【0029】
【化14】
【0030】[式中、pは、1以上の整数を表す。Y、
X、R1 、R2 、l、m、gは、前記と同じ。] 上記一般式(II)中、及び、上記一般式(IIa)中
のpは、1以上の整数であれば特に限定されないが、1
〜200が好ましく、本発明のケイ素含有有機含フッ素
ポリマーの数平均分子量を考慮すれば、より好ましく
は、1〜50である。
【0031】本発明に係るケイ素含有有機含フッ素ポリ
マーは、通常市販されているパーフルオロポリエーテル
を原料として用い、末端に、例えば、ヨウ素を導入した
後、これに、例えば、下記一般式[式中、Y、R1 、R
2 、l、mは、前記と同じ。]で表されるビニルシラン
化合物を反応させること等により得ることができる。
【0032】
【化15】
【0033】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
は、一般的なシーラント、封止剤、塗料、カップリング
剤等として、住宅建材、自動車部品等に使用することが
できる。また、表面防汚の目的のために、光学レンズ、
メガネレンズ、ガラス、金属、セラミック、有機材料等
の基材に好適に用いることができる。
【0034】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
を適用するにあたっては、例えば、シリカ、アルミナ、
酸化チタン、カーボン、セメント等の微粉末充填剤、チ
タン、アルミニウム、ケイ素等のアルコキシド、その他
の低分子量ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオ
ロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体等のフ
ッ素樹脂の微粉末等を、硬度調整剤又は増量剤等として
添加することができる。また、通常の架橋剤を更に加え
て、硬度調整を行うこともできる。
【0035】上記ケイ素含有有機含フッ素ポリマーの層
を形成するためには、基材の表面に、上記ケイ素含有有
機含フッ素ポリマーを塗布する方法を採ることができ
る。上記塗布方法としては、例えば、スプレー塗装、ス
ピン塗装、浸漬塗装、ロールコート塗装、グラビアコー
ト塗装、カーテンフロー塗装等を挙げることができる。
また、塗布する際には溶剤で希釈する方が塗布し易い。
このような溶剤としては特に限定されず、例えば、パー
フルオロヘキサン、パーフルオロメチルシクロヘキサ
ン、パーフルオロ−1,3−ジメチルシクロヘキサン、
ジクロロペンタフルオロプロパン(HCFC225)等
を挙げることができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0037】合成例1 攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた
2.0L4つ口フラスコ中に2617g(10.3モ
ル)のヨウ素、213.2g(1.54モル)の炭酸カ
リウム、および9000gのヘキサクロロ−1,3−ブ
タジエンを仕込み、系の温度を160℃に維持しながら
窒素気流下に、化学式F−(CF2 CF2 CF2 O)n
−CF2 CF2 COFで表されるω−フルオロポリパー
フルオロオキセタンアシルフルオライド(平均分子量3
900)4000g(1.03モル)を10mL/mi
nの速度で滴下した。
【0038】滴下終了後、反応温度を185℃に上昇さ
せ、20時間反応させた。反応終了後、系を冷却したの
ちカリウム塩を濾別し、2層に分離した液相から分液ロ
ートを用いて下層を分取した。これをアセトンを用いて
数回洗浄したのち、1Lのパーフルオロヘキサンに溶解
し、ガラスフイルターによって微細な不溶物を濾別し
た。得られた溶液から減圧下揮発分を完全に留去するこ
とによって3890g(収率95%)の化学式F−(C
2 CF2 CF2 O)n −CF2 CF2 Iで表されるω
−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ素化物を得
た。赤外吸収スペクトルより、1890cm-1の−C
(=O)Fの吸収が完全に消失し、910cm-1に新た
に−CF2 Iの吸収が生じた。
【0039】合成例2 攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた2
00mL4つ口フラスコ中に合成例1にて合成した化学
式F−(CF2 CF2 CF2 O)n −CF2 CF2 Iで
表されるω−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ
素化物40gをヘキサフルオロテトラクロロブタン〔ダ
イフロンソルベントS−316(ダイキン工業社製)〕
80gに溶解したもの、及び、ジt−ブチルパーオキシ
ド1.5g(1×10-2モル)を仕込み、充分に系内を
窒素置換したのち、窒素気流下滴下ロートよりビニルト
リクロロシラン16.1g(0.10モル)を滴下し
た。滴下終了後系内の温度を120℃に昇温させ、4時
間反応させた。反応終了後減圧下揮発分を完全に留去す
ることによって末端にヨウ素を有するケイ素含有有機含
フッ素ポリマー(A)38.7g(収率90%)を得
た。
【0040】合成例3 攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた2
00mL4つ口フラスコ中に合成例2にて合成したケイ
素含有有機含フッ素ポリマー(A)34.4g(8×1
-3モル)をパーフルオロヘキサン50gに溶解したも
のを仕込み、亜鉛2.1g(3.2×10-2モル)を強
攪拌分散させた。氷水浴で系を冷却し、窒素気流下無水
メタノール10gを滴下した。滴下終了後氷水浴を取り
除き、加熱還流下2時間反応させた。反応終了後不溶物
を濾別し、2層に分離した液相から分液ロートを用いて
下層を分取した。得られた溶液を無水メタノールを用い
て3回洗浄したのち、減圧下揮発分を完全に留去するこ
とによって、末端が水素化されたケイ素含有有機含フッ
素ポリマー(B)31.6g(収率92%)を得た。1
H−NMRより、1.2〜3.0ppmに下記の式の各
水素原子に由来する幅広い吸収体が現れた。内部標準と
してω−フルオロポリパーフルオロオキセタン水素化物
5.0モル%を添加し、下記の数式から重合度を計算す
ると2.0となった。
【0041】
【化16】
【0042】 I/Is =〔0.95(3P+1)〕/0.05 I :1.2〜3.0ppmの積分吸収強度 Is :内部標準物質の積分吸収強度 P :重合度
【0043】合成例4 ジt−ブチルパーオキシドを0.29g(2×10-3
ル)としたこと以外は、合成例2と同様にして合成を行
ったところ、得られたケイ素含有有機含フッ素ポリマー
(C)を得た。
【0044】合成例5 原料としてケイ素含有有機含フッ素ポリマー(C)を用
いたこと以外は、合成例3と同様にして合成を行った。
得られたケイ素含有有機含フッ素ポリマー(D)につい
て、合成例3と同様に重合度を計算したところ、1.0
であった。
【0045】実施例1、比較例1〜2 合成例3、5で得たもの、及び、市販の含フッ素シラン
カップリング剤KBM7803〔C8 17CH2 CH2
Si(OCH3 3 、信越化学社製〕(以下、単に「市
販品」という。)を、パーフルオロヘキサンの0.1重
量%溶液となした処理液を調製した。基材となるガラス
板を、使用前に水洗し、その後にメタノールとアセトン
を用いて充分に洗浄した。このようにして準備したガラ
ス板を処理液に10秒間ディッピングし、引き上げた後
60分間風乾した。ついで5分間パーフルオロヘキサン
中で超音波洗浄を行って過剰の処理剤分子を除去した上
で、風乾し、各測定に供した。
【0046】評価は、以下の基準で行った。 (1)指紋付着性は、試料に指紋を付け、その付き易さ
を目視で判定した。 ○:指紋の付着が少なく、付いた指紋が目立たない ×:未処理のガラス板と同程度に指紋が付着する △:どちらとも判定しにくい (2)指紋拭取性は、指紋付着性の評価に用いた試料の
表面をキムワイプ(十條キンバリー社製)で一往復拭き
取り、指紋の取れ易さを目視判定した。 ○:指紋を完全に拭き取ることができる △:指紋の拭き取り跡が残る ×:指紋の拭き取り跡が広がり、除去することが困難で
ある (3)対水接触角の測定は接触角計(協和界面科学機械
社製CA−DT型)を用いて測定した。それぞれの評価
結果を表1に示した。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明のフッ素含有ポリマーは、上述の
構成よりなるので、特に指紋等に対する防汚性及び対水
接触角が極めて良好であり、光学レンズ、メガネレン
ズ、ガラス、金属、セラミック、有機材料等の広範囲の
分野に好適に適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒瀬 琢也 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 根岸 良夫 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 建元 正祥 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 清水 哲男 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Z
    は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
    c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
    を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
    り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
    存在順序は、式中において限定されない。Yは、水素又
    は炭素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素
    又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な
    置換基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表
    す。lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を
    表す。nは、2以上の整数を表す。]で表され、数平均
    分子量が5×102 〜1×105 であることを特徴とす
    るケイ素含有有機含フッ素ポリマー。
  2. 【請求項2】 一般式(Ia): 【化2】 [式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Z
    は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
    c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
    を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
    り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
    存在順序は、式中において限定されない。Yは、水素又
    は炭素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素
    又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な
    置換基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表
    す。lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を
    表す。]で表され、数平均分子量が5×102 〜1×1
    5 であるケイ素含有有機含フッ素ポリマーであり、g
    が、0又は1以上の整数であるものの混合物であって、
    前記gの平均値が、1を超えるものであることを特徴と
    するケイ素含有有機含フッ素ポリマーの混合物。
  3. 【請求項3】 ケイ素含有有機含フッ素ポリマーが、一
    般式(II): 【化3】 [式中、pは、1以上の整数を表す。Yは、水素又は炭
    素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素又は
    ヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換
    基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。
    lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を表
    す。nは、2以上の整数を表す。]で表され、数平均分
    子量が5×102 〜1×105 である請求項1記載のケ
    イ素含有有機含フッ素ポリマー。
  4. 【請求項4】 一般式(IIa): 【化4】 [式中、pは、1以上の整数を表す。Yは、水素又は炭
    素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素又は
    ヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換
    基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。
    lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を表
    す。]で表され、数平均分子量が5×102〜1×10
    5 である請求項1記載のケイ素含有有機含フッ素ポリマ
    ーであり、gが、0又は1以上の整数であるものの混合
    物であって、前記gの平均値が、1を超えるものである
    ことを特徴とするケイ素含有有機含フッ素ポリマーの混
    合物。
  5. 【請求項5】 一般式: 【化5】 [式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Z
    は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
    c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
    を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
    り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
    存在順序は、式中において限定されない。]で表される
    末端をヨウ素化した有機含フッ素ポリマーに、一般式: 【化6】 [式中、Yは、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表
    す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換基を表す。
    2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。lは、0、
    1又は2を表す。mは、1、2又は3を表す。]で表さ
    れるビニルシラン化合物を反応させることを特徴とする
    一般式(I): 【化7】 [式中、Rf 、Z、a、b、c、d、e、Y、R1 、R
    2 、l、mは、前記と同じ。Xは、水素、臭素又はヨウ
    素を表す。nは、2以上の整数を表す。]で表され、数
    平均分子量が5×102 〜1×105 であるケイ素含有
    有機含フッ素ポリマーの製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式: 【化8】 [式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Z
    は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
    c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
    を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
    り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
    存在順序は、式中において限定されない。]で表される
    末端をヨウ素化した有機含フッ素ポリマーに、一般式: 【化9】 [式中、Yは、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表
    す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換基を表す。
    2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。lは、0、
    1又は2を表す。mは、1、2又は3を表す。]で表さ
    れるビニルシラン化合物を反応させることを特徴とする
    一般式(Ia): 【化10】 [式中、Rf 、Z、a、b、c、d、e、Y、R1 、R
    2 、l、mは、前記と同じ。Xは、水素、臭素又はヨウ
    素を表す。]で表され、数平均分子量が5×102 〜1
    ×105 であるケイ素含有有機含フッ素ポリマーであ
    り、gが、0又は1以上の整数であるものの混合物であ
    って、前記gの平均値が、1を超えるものであるケイ素
    含有有機含フッ素ポリマーの混合物の製造方法。
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