JPH09155164A - 脱硝方法および脱硝装置 - Google Patents
脱硝方法および脱硝装置Info
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- JPH09155164A JPH09155164A JP7324942A JP32494295A JPH09155164A JP H09155164 A JPH09155164 A JP H09155164A JP 7324942 A JP7324942 A JP 7324942A JP 32494295 A JP32494295 A JP 32494295A JP H09155164 A JPH09155164 A JP H09155164A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゼオライトに金属を担持させて得られる脱硝
剤とＮＯx 含有ガスとを、カルボン酸、カルボン酸アン
モニウム等の還元剤の共存下で接触反応させて脱硝を行
うものにおいて、脱硝分布を均一化して脱硝性能の向上
を図った脱硝方法および脱硝装置を提供する。 【解決手段】 ＮＯX 含有ガスが導入される装置本体４
０と、該装置本体４０の内部中央に配設されたハニカム
状の脱硝剤４１と、導入口４０ａ側に配設され、還元剤
を噴霧する噴霧ノズル４２とを設ける。排気ガス（ＮＯ
X 含有ガス）が導入された直後に、該ガスの流れ方向と
は逆方向に噴霧ノズル４２から還元剤を噴霧する。する
とＮＯX 含有ガスと還元剤がうまく混合され、その混合
されたガスは傾斜部４０ｃの傾斜によって均一に流れ、
ハニカム状の脱硝剤４１に均一に接触する。これによっ
て脱硝分布が良くなり、脱硝性能が向上する。
剤とＮＯx 含有ガスとを、カルボン酸、カルボン酸アン
モニウム等の還元剤の共存下で接触反応させて脱硝を行
うものにおいて、脱硝分布を均一化して脱硝性能の向上
を図った脱硝方法および脱硝装置を提供する。 【解決手段】 ＮＯX 含有ガスが導入される装置本体４
０と、該装置本体４０の内部中央に配設されたハニカム
状の脱硝剤４１と、導入口４０ａ側に配設され、還元剤
を噴霧する噴霧ノズル４２とを設ける。排気ガス（ＮＯ
X 含有ガス）が導入された直後に、該ガスの流れ方向と
は逆方向に噴霧ノズル４２から還元剤を噴霧する。する
とＮＯX 含有ガスと還元剤がうまく混合され、その混合
されたガスは傾斜部４０ｃの傾斜によって均一に流れ、
ハニカム状の脱硝剤４１に均一に接触する。これによっ
て脱硝分布が良くなり、脱硝性能が向上する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＮＯx の除去技術に
関し、特に内燃機関の排煙等のＮＯx 含有ガスからＮＯ
x を除去する技術に関する。
関し、特に内燃機関の排煙等のＮＯx 含有ガスからＮＯ
x を除去する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＮＯx 処理技術は種々の分野で必
要とされている。例えばディーゼル発電機等の排気ガス
中に存在するＮＯx は人体に有害であり、また酸性雨の
発生原因ともなるので排気ガス中のＮＯx を効果的に処
理することが望まれている。このようなＮＯx 除去方法
として、アンモニアを用いる選択接触還元法が挙げられ
る。
要とされている。例えばディーゼル発電機等の排気ガス
中に存在するＮＯx は人体に有害であり、また酸性雨の
発生原因ともなるので排気ガス中のＮＯx を効果的に処
理することが望まれている。このようなＮＯx 除去方法
として、アンモニアを用いる選択接触還元法が挙げられ
る。
【０００３】しかしアンモニアを用いる選択接触還元法
は有害で危険なアンモニアガスを使用するので、その取
り扱いに注意が必要となる。そこで例えば特願平５−１
７８６７０号に開示されているように、「ゼオライトに
金属を担持させて得られる脱硝剤とＮＯx 含有ガスとを
カルボン酸および／またはカルボン酸アンモニウムの共
存下で接触反応させることを特徴とする脱硝方法」が提
案されている。この特願平５−１７８６７０号の発明で
は、ＮＯX ガスと脱硝剤との接触反応時にカルボン酸や
カルボン酸アンモニウム等の還元剤を共存させる方法と
して、図４に示すように脱硝時に還元剤の溶液を噴霧す
る方法を用いている。
は有害で危険なアンモニアガスを使用するので、その取
り扱いに注意が必要となる。そこで例えば特願平５−１
７８６７０号に開示されているように、「ゼオライトに
金属を担持させて得られる脱硝剤とＮＯx 含有ガスとを
カルボン酸および／またはカルボン酸アンモニウムの共
存下で接触反応させることを特徴とする脱硝方法」が提
案されている。この特願平５−１７８６７０号の発明で
は、ＮＯX ガスと脱硝剤との接触反応時にカルボン酸や
カルボン酸アンモニウム等の還元剤を共存させる方法と
して、図４に示すように脱硝時に還元剤の溶液を噴霧す
る方法を用いている。
【０００４】図４において１はガス導入口５を有する脱
硝管であり、このガス導入口５にはガス導入管２、及び
流量調節バルブ３を有するバイパス管４が接続されてい
る。脱硝管１の中央部には脱硝剤ホルダー７が設けられ
ており、これによりハニカム状の脱硝剤８が支持され
る。これら脱硝剤ホルダー７及びハニカム状の脱硝剤８
付近はヒーター９によって所定温度に保持されている。
硝管であり、このガス導入口５にはガス導入管２、及び
流量調節バルブ３を有するバイパス管４が接続されてい
る。脱硝管１の中央部には脱硝剤ホルダー７が設けられ
ており、これによりハニカム状の脱硝剤８が支持され
る。これら脱硝剤ホルダー７及びハニカム状の脱硝剤８
付近はヒーター９によって所定温度に保持されている。
【０００５】脱硝管１のガス導入口５と脱硝剤ホルダー
７間には還元剤溶液を噴射するノズル６が挿入されてい
る。脱硝管１の他端には質量分析計１１及びＮＯx 分析
計１２に処理ガスを導入する処理ガス排出管１０が挿入
されている。
７間には還元剤溶液を噴射するノズル６が挿入されてい
る。脱硝管１の他端には質量分析計１１及びＮＯx 分析
計１２に処理ガスを導入する処理ガス排出管１０が挿入
されている。
【０００６】上記装置において、ガス導入管２から流入
するＮＯx 含有ガスは流量調節バルブ３によって流量を
調節された後にガス導入口５を通じて脱硝管１に流入す
る。この際、余剰ガスはバイパス管４から排気される。
脱硝管１内に流入したＮＯx含有ガスは、ノズル６によ
って還元剤を噴霧された後にハニカム状の脱硝剤８と接
触して脱硝される。この際、反応温度はヒーター９によ
り４００℃程度に保持される。
するＮＯx 含有ガスは流量調節バルブ３によって流量を
調節された後にガス導入口５を通じて脱硝管１に流入す
る。この際、余剰ガスはバイパス管４から排気される。
脱硝管１内に流入したＮＯx含有ガスは、ノズル６によ
って還元剤を噴霧された後にハニカム状の脱硝剤８と接
触して脱硝される。この際、反応温度はヒーター９によ
り４００℃程度に保持される。
【０００７】ＮＯx 含有ガスは脱硝された後に処理ガス
として処理ガス排出管１０を通じて質量分析計（日電ア
ネルバ製、ＡＱＡ−３６０）１１及びＮＯx 分析計（島
津製作所製、ＮＯＡ−３０７ＤＸ）１２にてＮＯx 除去
率を測定される構成となっている。
として処理ガス排出管１０を通じて質量分析計（日電ア
ネルバ製、ＡＱＡ−３６０）１１及びＮＯx 分析計（島
津製作所製、ＮＯＡ−３０７ＤＸ）１２にてＮＯx 除去
率を測定される構成となっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】図４に示す従来の還元
剤の噴霧方法では、還元剤がうまく広がらず脱硝分布が
均一にならないという問題がある。すなわち図４の要部
のみを示した図５のように、排気ガス（ＮＯX 含有ガ
ス）の流れに対し順方向に還元剤を噴霧しているため、
還元剤が脱硝装置中央に集まってしまい、図６の脱硝分
布図のように中央でしか脱硝されていないことがわかっ
た。
剤の噴霧方法では、還元剤がうまく広がらず脱硝分布が
均一にならないという問題がある。すなわち図４の要部
のみを示した図５のように、排気ガス（ＮＯX 含有ガ
ス）の流れに対し順方向に還元剤を噴霧しているため、
還元剤が脱硝装置中央に集まってしまい、図６の脱硝分
布図のように中央でしか脱硝されていないことがわかっ
た。
【０００９】図６は１流体ノズルを用い、還元剤流量１
リットル／ｈｒで噴霧を行った際の脱硝装置の後ろ側か
らみた脱硝分布を表している。また図５の噴霧方法にお
ける１流体ノズル、２流体ノズルの出口ＮＯX 濃度は次
の表１の通りである。
リットル／ｈｒで噴霧を行った際の脱硝装置の後ろ側か
らみた脱硝分布を表している。また図５の噴霧方法にお
ける１流体ノズル、２流体ノズルの出口ＮＯX 濃度は次
の表１の通りである。
【００１０】
【表１】
【００１１】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、脱硝分布を均一化して脱硝性能の向上を図
った脱硝方法および脱硝装置を提供することにある。
その目的は、脱硝分布を均一化して脱硝性能の向上を図
った脱硝方法および脱硝装置を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、（１）ゼオラ
イトに金属を担持させて得られる脱硝剤とＮＯx 含有ガ
スとを、カルボン酸、カルボン酸アンモニウム等の還元
剤の共存下で接触反応させて脱硝を行う脱硝方法におい
て、導入したＮＯX 含有ガスに対して、該ガスの流れ方
向と反対の方向に還元剤を噴霧した後、前記脱硝剤と接
触させることを特徴とし、（２）前記脱硝剤とＮＯX 含
有ガスの接触時間は１秒以上であることを特徴とし、
（３）ゼオライトに金属を担持させて得られる脱硝剤と
ＮＯx 含有ガスとを、カルボン酸、カルボン酸アンモニ
ウム等の還元剤の共存下で接触反応させて脱硝を行う脱
硝装置において、ＮＯX 含有ガスが導入されるととも
に、内部中央に脱硝剤が配設された脱硝装置本体と、該
本体内のＮＯX 含有ガス導入口側に配設され、導入した
ＮＯX含有ガスに対して、該ガスの流れ方向と反対の方
向に還元剤を噴霧する噴霧ノズルとを備えたことを特徴
とし、（４）前記噴霧ノズルは、１流体、２流体広角用
ノズル（７０°〜１８０°）で構成されていることを特
徴とし、（５）前記噴霧ノズルは、前記脱硝装置本体内
のＮＯX 含有ガス導入口直後の部位に設けられているこ
とを特徴とし、（６）前記脱硝装置本体は、ＮＯX 含有
ガス導入口と中央の間に傾斜部を有していることを特徴
とし、（７）前記脱硝装置本体は、ＮＯX 含有ガスを水
平方向に導入し、導出するように構成されていることを
特徴としている。
イトに金属を担持させて得られる脱硝剤とＮＯx 含有ガ
スとを、カルボン酸、カルボン酸アンモニウム等の還元
剤の共存下で接触反応させて脱硝を行う脱硝方法におい
て、導入したＮＯX 含有ガスに対して、該ガスの流れ方
向と反対の方向に還元剤を噴霧した後、前記脱硝剤と接
触させることを特徴とし、（２）前記脱硝剤とＮＯX 含
有ガスの接触時間は１秒以上であることを特徴とし、
（３）ゼオライトに金属を担持させて得られる脱硝剤と
ＮＯx 含有ガスとを、カルボン酸、カルボン酸アンモニ
ウム等の還元剤の共存下で接触反応させて脱硝を行う脱
硝装置において、ＮＯX 含有ガスが導入されるととも
に、内部中央に脱硝剤が配設された脱硝装置本体と、該
本体内のＮＯX 含有ガス導入口側に配設され、導入した
ＮＯX含有ガスに対して、該ガスの流れ方向と反対の方
向に還元剤を噴霧する噴霧ノズルとを備えたことを特徴
とし、（４）前記噴霧ノズルは、１流体、２流体広角用
ノズル（７０°〜１８０°）で構成されていることを特
徴とし、（５）前記噴霧ノズルは、前記脱硝装置本体内
のＮＯX 含有ガス導入口直後の部位に設けられているこ
とを特徴とし、（６）前記脱硝装置本体は、ＮＯX 含有
ガス導入口と中央の間に傾斜部を有していることを特徴
とし、（７）前記脱硝装置本体は、ＮＯX 含有ガスを水
平方向に導入し、導出するように構成されていることを
特徴としている。
【００１３】（８）ＮＯX 含有ガスが導入された直後
は、ＮＯX 含有ガスに対して、該ガスの流れ方向とは逆
方向に還元剤が噴霧される。このためＮＯX 含有ガスと
還元剤がうまく混合され、その混合されたガスは傾斜部
の傾斜によって均一に流れ、脱硝剤に均一に接触する。
これによって脱硝分布が良くなり、脱硝性能が向上す
る。
は、ＮＯX 含有ガスに対して、該ガスの流れ方向とは逆
方向に還元剤が噴霧される。このためＮＯX 含有ガスと
還元剤がうまく混合され、その混合されたガスは傾斜部
の傾斜によって均一に流れ、脱硝剤に均一に接触する。
これによって脱硝分布が良くなり、脱硝性能が向上す
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。本発明の脱硝方法では、排気ガ
ス（ＮＯX 含有ガス）導入直後に、還元剤を排気ガスの
流れに対して逆向きに噴霧することにより、排気ガスと
還元剤を混合させ、脱硝分布の均一化を図った。
実施の形態を説明する。本発明の脱硝方法では、排気ガ
ス（ＮＯX 含有ガス）導入直後に、還元剤を排気ガスの
流れに対して逆向きに噴霧することにより、排気ガスと
還元剤を混合させ、脱硝分布の均一化を図った。
【００１５】本発明を適用して脱硝装置システムを図１
のように構成した。図１は１００ＫＷ級ディーゼルエン
ジン発電機を用いて実験を行う場合の構成を示し、３０
はディーゼルエンジン発電機、３１はマフラー、３２は
本発明の脱硝装置である。ディーゼルエンジン発電機３
０の仕様は表２の通りである。
のように構成した。図１は１００ＫＷ級ディーゼルエン
ジン発電機を用いて実験を行う場合の構成を示し、３０
はディーゼルエンジン発電機、３１はマフラー、３２は
本発明の脱硝装置である。ディーゼルエンジン発電機３
０の仕様は表２の通りである。
【００１６】
【表２】
【００１７】排気ガスは脱硝装置３２の横から導入し、
横から排気する。脱硝装置３２は図２のように構成され
ている。図２において装置本体４０は、管状の容器の端
部に設けられるとともに排気ガスを導入する導入口４０
ａと、処理ガスを排出する排出口４０ｂと、該導入口４
０ａ、排出口４０ｂと管径の大きい中央部との間に設け
られた傾斜部４０ｃ，４０ｄを有している。
横から排気する。脱硝装置３２は図２のように構成され
ている。図２において装置本体４０は、管状の容器の端
部に設けられるとともに排気ガスを導入する導入口４０
ａと、処理ガスを排出する排出口４０ｂと、該導入口４
０ａ、排出口４０ｂと管径の大きい中央部との間に設け
られた傾斜部４０ｃ，４０ｄを有している。
【００１８】４１は装置本体４０の内部中央に配設され
たハニカム状の脱硝剤である。４２は導入口４０ａに設
けられ、排気ガスの流れ方向に対して逆方向に還元剤を
噴霧する噴霧ノズルである。
たハニカム状の脱硝剤である。４２は導入口４０ａに設
けられ、排気ガスの流れ方向に対して逆方向に還元剤を
噴霧する噴霧ノズルである。
【００１９】
【実施例】上記のように構成された装置において、ハニ
カム状の脱硝剤４１と噴霧ノズル４２から噴霧される還
元剤は、特願平５−１７８６７０号に記載されたものと
同じものを使用した。
カム状の脱硝剤４１と噴霧ノズル４２から噴霧される還
元剤は、特願平５−１７８６７０号に記載されたものと
同じものを使用した。
【００２０】ディーゼルエンジン発電機３０の排気ガス
が導入口４０ａに導入された直後は、排気ガスに対し
て、該ガスの流れ方向とは逆方向に還元剤が噴霧され
る。このため排気ガスと還元剤がうまく混合され、その
混合された排気ガスは傾斜部４０ｃの傾斜によって均一
に流れ、ハニカム状の脱硝剤４１に均一に接触する。こ
れによって脱硝分布は図３のように良くなり、脱硝性能
が向上する。図３は還元剤流量２リットル／ｈｒの場合
の脱硝装置の後ろ側からみての脱硝分布を示している。
本発明の方法で実験した測定結果を表３、表４に示す。
が導入口４０ａに導入された直後は、排気ガスに対し
て、該ガスの流れ方向とは逆方向に還元剤が噴霧され
る。このため排気ガスと還元剤がうまく混合され、その
混合された排気ガスは傾斜部４０ｃの傾斜によって均一
に流れ、ハニカム状の脱硝剤４１に均一に接触する。こ
れによって脱硝分布は図３のように良くなり、脱硝性能
が向上する。図３は還元剤流量２リットル／ｈｒの場合
の脱硝装置の後ろ側からみての脱硝分布を示している。
本発明の方法で実験した測定結果を表３、表４に示す。
【００２１】
【表３】
【００２２】
【表４】
【００２３】表３は１流体ノズルを使用した場合、表４
は２流体ノズルを使用した場合を示し、１流体ノズルに
比べて２流体ノズルの方が少し脱硝性能は落ちるが、従
来（表１）に比べると良くなっている。
は２流体ノズルを使用した場合を示し、１流体ノズルに
比べて２流体ノズルの方が少し脱硝性能は落ちるが、従
来（表１）に比べると良くなっている。
【００２４】尚本発明の噴霧ノズル４２は、実際には１
流体、２流体広角用ノズル（７０°〜１８０°）を使用
するものである。またハニカム状脱硝剤４１と排気ガス
の接触時間は１秒以上とする。また前記還元剤は、特願
平５−１７８６７０号のものと同様に酢酸又は酢酸アン
モニウムを用いるものである。
流体、２流体広角用ノズル（７０°〜１８０°）を使用
するものである。またハニカム状脱硝剤４１と排気ガス
の接触時間は１秒以上とする。また前記還元剤は、特願
平５−１７８６７０号のものと同様に酢酸又は酢酸アン
モニウムを用いるものである。
【００２５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、導入した
ＮＯX 含有ガスに対して、該ガスの流れ方向と反対の方
向に還元剤を噴霧した後、脱硝剤と接触させるように構
成したので、ＮＯX 含有ガスと還元剤がうまく混合さ
れ、該混合されたガスが脱硝剤と接触するため、脱硝分
布を均一にすることができる。。また、脱硝分布が均一
になったため脱硝性能が向上し、少ない還元剤流量でも
出口側のＮＯX 濃度を低くすることが可能となった。
ＮＯX 含有ガスに対して、該ガスの流れ方向と反対の方
向に還元剤を噴霧した後、脱硝剤と接触させるように構
成したので、ＮＯX 含有ガスと還元剤がうまく混合さ
れ、該混合されたガスが脱硝剤と接触するため、脱硝分
布を均一にすることができる。。また、脱硝分布が均一
になったため脱硝性能が向上し、少ない還元剤流量でも
出口側のＮＯX 濃度を低くすることが可能となった。
【図１】本発明の一実施例を示すシステム構成図。
【図２】図１の要部を示す構成図。
【図３】本発明による脱硝分布図。
【図４】従来の脱硝装置の構成図。
【図５】図４の要部を示す構成図。
【図６】従来方法による脱硝分布図。
８，４１…ハニカム状の脱硝剤 ３０…ディーゼルエンジン発電機 ３１…マフラー ３２…脱硝装置 ４０…装置本体 ４０ａ…導入口 ４０ｃ，４０ｄ…傾斜部 ４２…噴霧ノズル
Claims (7)
- 【請求項１】 ゼオライトに金属を担持させて得られる
脱硝剤とＮＯx含有ガスとを、カルボン酸、カルボン酸
アンモニウム等の還元剤の共存下で接触反応させて脱硝
を行う脱硝方法において、 導入したＮＯX含有ガスに対して、該ガスの流れ方向と
反対の方向に還元剤を噴霧した後、前記脱硝剤と接触さ
せることを特徴とする脱硝方法。 - 【請求項２】 前記脱硝剤とＮＯX含有ガスの接触時間
は１秒以上であることを特徴とする請求項１に記載の脱
硝方法。 - 【請求項３】 ゼオライトに金属を担持させて得られる
脱硝剤とＮＯx 含有ガスとを、カルボン酸、カルボン酸
アンモニウム等の還元剤の共存下で接触反応させて脱硝
を行う脱硝装置において、 ＮＯX 含有ガスが導入されるとともに、内部中央に脱硝
剤が配設された脱硝装置本体と、該本体内のＮＯX 含有
ガス導入口側に配設され、導入したＮＯX含有ガスに対
して、該ガスの流れ方向と反対の方向に還元剤を噴霧す
る噴霧ノズルとを備えたことを特徴とする脱硝装置。 - 【請求項４】 前記噴霧ノズルは、１流体、２流体広角
用ノズル（７０°〜１８０°）で構成されていることを
特徴とする請求項３に記載の脱硝装置。 - 【請求項５】 前記噴霧ノズルは、前記脱硝装置本体内
のＮＯX 含有ガス導入口直後の部位に設けられているこ
とを特徴とする請求項３又は４に記載の脱硝装置。 - 【請求項６】 前記脱硝装置本体は、ＮＯX 含有ガス導
入口と中央の間に傾斜部を有していることを特徴とする
請求項３又は４又は５に記載の脱硝装置。 - 【請求項７】 前記脱硝装置本体は、ＮＯX 含有ガスを
水平方向に導入し、導出するように構成されていること
を特徴とする請求項３又は４又は５又は６に記載の脱硝
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7324942A JPH09155164A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 脱硝方法および脱硝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7324942A JPH09155164A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 脱硝方法および脱硝装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09155164A true JPH09155164A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18171353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7324942A Pending JPH09155164A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 脱硝方法および脱硝装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09155164A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100294854B1 (ko) * | 1998-09-22 | 2001-09-17 | 히사오 우스이 | 배기정화장치와방법및그러한배기정화장치가설치된연소장치 |
| JP2006336588A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
| US10190461B2 (en) | 2016-07-19 | 2019-01-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust gas control system for internal combustion engine and control method for internal combustion engine |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP7324942A patent/JPH09155164A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100294854B1 (ko) * | 1998-09-22 | 2001-09-17 | 히사오 우스이 | 배기정화장치와방법및그러한배기정화장치가설치된연소장치 |
| JP2006336588A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
| JP4577099B2 (ja) * | 2005-06-03 | 2010-11-10 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気浄化装置 |
| US10190461B2 (en) | 2016-07-19 | 2019-01-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust gas control system for internal combustion engine and control method for internal combustion engine |
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