JPH09154302A - ロータリ耕耘具のフロントゲージ輪 - Google Patents
ロータリ耕耘具のフロントゲージ輪Info
- Publication number
- JPH09154302A JPH09154302A JP31823095A JP31823095A JPH09154302A JP H09154302 A JPH09154302 A JP H09154302A JP 31823095 A JP31823095 A JP 31823095A JP 31823095 A JP31823095 A JP 31823095A JP H09154302 A JPH09154302 A JP H09154302A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gauge wheel
- rotary
- wheel
- plowing
- plower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Agricultural Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】移動車輌５の後部に取り付けて耕耘作業を行う
ロータリ耕耘具１のフロントゲージ輪２が、移動車輌５
の後車輪３の走行接地面部に位置しているため、ゲージ
輪２と後車輪３の昇降や走行時の干渉を避けるためロー
タリ耕耘具を遠く離す必要が生じたり、土壌の硬軟によ
り地表面が凹凸に成って耕深が安定しない等の不具合が
ある。 【解決手段】移動車輌５の機体後端部に昇降自在に取り
付けたロータリ耕耘具１のゲージ輪２，２を、移動車輌
の後車輪３，３の外側方で、耕耘刃４，４．．．前方に
設けるロータリ耕耘具のフロントゲージ輪とする。
ロータリ耕耘具１のフロントゲージ輪２が、移動車輌５
の後車輪３の走行接地面部に位置しているため、ゲージ
輪２と後車輪３の昇降や走行時の干渉を避けるためロー
タリ耕耘具を遠く離す必要が生じたり、土壌の硬軟によ
り地表面が凹凸に成って耕深が安定しない等の不具合が
ある。 【解決手段】移動車輌５の機体後端部に昇降自在に取り
付けたロータリ耕耘具１のゲージ輪２，２を、移動車輌
の後車輪３，３の外側方で、耕耘刃４，４．．．前方に
設けるロータリ耕耘具のフロントゲージ輪とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロータリ耕耘具
のフロントゲージ輪に関するものである。
のフロントゲージ輪に関するものである。
【０００２】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】従
来のロータリ耕耘具のフロントゲージ輪は、走行用の移
動車輌の後車輪トレッドと同幅に設けていた。このた
め、土壌表面をロータリ耕耘具で耕耘しようとすると、
ゲージ輪の前位置を移動車輌の後車輪で踏み固めて、土
壌の硬軟により凹凸となってしまい、耕耘時の耕深が安
定しなかったり、従来例として図示のようにゲージ輪と
後車輪の干渉を防ぐため、ロータリ耕耘具を移動車輌か
ら遠く離す等を行なわざるを得ず、オーバーハング量が
大きくなって、旋回時の未耕地が多くなり作業能率低下
や、旋回半径増大により運転操作がやりにくくなってい
た。
来のロータリ耕耘具のフロントゲージ輪は、走行用の移
動車輌の後車輪トレッドと同幅に設けていた。このた
め、土壌表面をロータリ耕耘具で耕耘しようとすると、
ゲージ輪の前位置を移動車輌の後車輪で踏み固めて、土
壌の硬軟により凹凸となってしまい、耕耘時の耕深が安
定しなかったり、従来例として図示のようにゲージ輪と
後車輪の干渉を防ぐため、ロータリ耕耘具を移動車輌か
ら遠く離す等を行なわざるを得ず、オーバーハング量が
大きくなって、旋回時の未耕地が多くなり作業能率低下
や、旋回半径増大により運転操作がやりにくくなってい
た。
【０００３】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来装置の
このような欠点を解消しようとするものであって、次の
ような技術的手段を講じた。即ち、移動車輌５の機体後
端部に昇降自在に取り付けたロータリ耕耘具１のゲージ
輪２，２を、移動車輌の後車輪３，３の外側方で、耕耘
刃４，４．．．前方に設けることを特徴とするロータリ
耕耘具のフロントゲージ輪の構成とした。
このような欠点を解消しようとするものであって、次の
ような技術的手段を講じた。即ち、移動車輌５の機体後
端部に昇降自在に取り付けたロータリ耕耘具１のゲージ
輪２，２を、移動車輌の後車輪３，３の外側方で、耕耘
刃４，４．．．前方に設けることを特徴とするロータリ
耕耘具のフロントゲージ輪の構成とした。
【０００４】
【実施例】図例は、ロータリ耕耘具１のフロントゲージ
輪２部に、この発明を折り込んだものであり、図１，図
２，図３に基づいて説明する。ロータリ耕耘具１は、農
用トラクターである移動車輌５本体の後端上方に固設し
た左右方向中央のヒッチ６にトップリンク７前端を枢支
し、該トップリンク７後端にマスト８前端を枢支してい
る。また、トラクターのミッションケース９後端左右下
方にロワーリンク１０，１０の前端部を枢支し、該ロワ
ーリンク１０後端は左右方向中央の伝動ケース１１より
左右側方に突出したビーム１２，１２に固設した支持プ
レート１３，１３前端に枢結され、該ロワーリンク１
０，１０中途部には左右のリフトロッド１４，１４下端
を枢支して、該リフトロッド１４，１４上端をリフトア
ーム１５，１５と枢結してリフトアーム１５を回動させ
ることによりロータリ耕耘具１を昇降可能としている。
輪２部に、この発明を折り込んだものであり、図１，図
２，図３に基づいて説明する。ロータリ耕耘具１は、農
用トラクターである移動車輌５本体の後端上方に固設し
た左右方向中央のヒッチ６にトップリンク７前端を枢支
し、該トップリンク７後端にマスト８前端を枢支してい
る。また、トラクターのミッションケース９後端左右下
方にロワーリンク１０，１０の前端部を枢支し、該ロワ
ーリンク１０後端は左右方向中央の伝動ケース１１より
左右側方に突出したビーム１２，１２に固設した支持プ
レート１３，１３前端に枢結され、該ロワーリンク１
０，１０中途部には左右のリフトロッド１４，１４下端
を枢支して、該リフトロッド１４，１４上端をリフトア
ーム１５，１５と枢結してリフトアーム１５を回動させ
ることによりロータリ耕耘具１を昇降可能としている。
【０００５】前記中央の伝動ケース１１上にマスト８を
枢支し、該マスト８中途部と前記支持プレート１３，１
３間に左右の補強リンク１６，１６を介装している。そ
して、前記右方のビーム１２側端にはサイドプレート１
７が固設され、左方のビーム１２側端にはサイド伝動ケ
ース１８が固設され、該サイドプレート１７とサイド伝
動ケース１８下端間に耕耘パイプ１９が軸架され、該耕
耘パイプ１９に耕耘刃４，４．．．が埴接されている。
枢支し、該マスト８中途部と前記支持プレート１３，１
３間に左右の補強リンク１６，１６を介装している。そ
して、前記右方のビーム１２側端にはサイドプレート１
７が固設され、左方のビーム１２側端にはサイド伝動ケ
ース１８が固設され、該サイドプレート１７とサイド伝
動ケース１８下端間に耕耘パイプ１９が軸架され、該耕
耘パイプ１９に耕耘刃４，４．．．が埴接されている。
【０００６】耕耘パイプ１９と耕耘刃４，４．．．上方
は主カバー２０で覆われ、主カバー２０の左右両端部に
設けた取付プレート２１，２１に、ゲージ輪２，２のス
テー２２，２２を取り付ける取付枠体２３，２３を設け
ている。この取付枠体２３とステー２２間には、ゲージ
輪２を上下方向に調節するためのピン２４を通す取付調
節孔２５，２５．．．が上下方向に複数個設けられてお
り、第一図例のものは手で上下調節自在として耕耘刃４
の耕深を調節している。
は主カバー２０で覆われ、主カバー２０の左右両端部に
設けた取付プレート２１，２１に、ゲージ輪２，２のス
テー２２，２２を取り付ける取付枠体２３，２３を設け
ている。この取付枠体２３とステー２２間には、ゲージ
輪２を上下方向に調節するためのピン２４を通す取付調
節孔２５，２５．．．が上下方向に複数個設けられてお
り、第一図例のものは手で上下調節自在として耕耘刃４
の耕深を調節している。
【０００７】ゲージ輪２の平面方向の位置は、移動車輌
５の後車輪３側方下方に位置しているから、泥土表面を
掘削する耕耘刃４の回転軌跡位置を図２で示すように前
方に寄せることができ、オーバーハングの少ない状態で
耕耘作業が容易に行なえる。耕耘パイプ１９の駆動は移
動車輌５のミッションケース９後端に突出したＰＴＯ軸
２６より自在継手２７を介して中央の伝動ケース１１の
入力軸２８に伝えられ、該入力軸２８よりベベルギヤを
介して左方のビーム１２内の伝動軸（図示せず。）より
サイド伝動ケース１８内のスプロケットを駆動し、チェ
ーンを介して耕耘パイプ１９を駆動するのである。
５の後車輪３側方下方に位置しているから、泥土表面を
掘削する耕耘刃４の回転軌跡位置を図２で示すように前
方に寄せることができ、オーバーハングの少ない状態で
耕耘作業が容易に行なえる。耕耘パイプ１９の駆動は移
動車輌５のミッションケース９後端に突出したＰＴＯ軸
２６より自在継手２７を介して中央の伝動ケース１１の
入力軸２８に伝えられ、該入力軸２８よりベベルギヤを
介して左方のビーム１２内の伝動軸（図示せず。）より
サイド伝動ケース１８内のスプロケットを駆動し、チェ
ーンを介して耕耘パイプ１９を駆動するのである。
【０００８】耕耘パイプ１９の駆動回転による耕耘土の
飛散を防止するため、耕耘刃４，４．．．．先端の回転
軌跡上方を主カバー２０で覆い、後方をリヤーカバー２
９で覆っている。３０は揺動軸であって、主カバー２０
の後端部に対しリヤーカバー２９の後端部が上下や前後
の方向に揺動する軸である。従来の移動農機５ａにおけ
る、従来のロータリ耕耘具１ａについて図４で説明する
と、ゲージ輪２ａが後車輪３ａのトレッド近傍に設けら
れているため、ロータリ耕耘具１ａを吊り上げるとき、
後車輪３ａとゲージ輪２ａの干渉を防止する分だけ、耕
耘具全体を後方に離す必要が生じ、旋回半径大や重量物
のオーバーハングによる前輪側の浮き上がり等により、
運転操作が悪化する。
飛散を防止するため、耕耘刃４，４．．．．先端の回転
軌跡上方を主カバー２０で覆い、後方をリヤーカバー２
９で覆っている。３０は揺動軸であって、主カバー２０
の後端部に対しリヤーカバー２９の後端部が上下や前後
の方向に揺動する軸である。従来の移動農機５ａにおけ
る、従来のロータリ耕耘具１ａについて図４で説明する
と、ゲージ輪２ａが後車輪３ａのトレッド近傍に設けら
れているため、ロータリ耕耘具１ａを吊り上げるとき、
後車輪３ａとゲージ輪２ａの干渉を防止する分だけ、耕
耘具全体を後方に離す必要が生じ、旋回半径大や重量物
のオーバーハングによる前輪側の浮き上がり等により、
運転操作が悪化する。
【０００９】図５で示すものは、ゲージ輪２を電動モー
ター３１の回転により、遠隔操作により移動車輌５の運
転席３２部で直接操作しようとするものである。運転席
３２近傍に電動モーター３１を正逆転するスイッチ３３
を設け、ロータリ耕耘具１のゲージ輪２のステー２２ａ
を取り付ける取付枠体２３部に、ウォームギヤ３４とウ
ォームホイル３５を内装し、このウォームギヤ３４を電
動モーター３１で正逆駆動し、ステー２２ａに設けたラ
ック３６部を上下方向に移動調節し、耕深変更を遠隔操
作する。
ター３１の回転により、遠隔操作により移動車輌５の運
転席３２部で直接操作しようとするものである。運転席
３２近傍に電動モーター３１を正逆転するスイッチ３３
を設け、ロータリ耕耘具１のゲージ輪２のステー２２ａ
を取り付ける取付枠体２３部に、ウォームギヤ３４とウ
ォームホイル３５を内装し、このウォームギヤ３４を電
動モーター３１で正逆駆動し、ステー２２ａに設けたラ
ック３６部を上下方向に移動調節し、耕深変更を遠隔操
作する。
【００１０】図６，図７で示すロータリ耕耘具１ｂは、
オフセット式のロータリであって、移動車輌５に対し左
右方向にオフセットして取り付けている。そして、耕耘
刃の駆動抵抗にバランスさせるために、抵抗爪３７をビ
ーム１２部に左右スライド固定自在に取り付けて、耕耘
作業をしながら前進するときの左右バランンスを調節し
ている。３９は取付金具、３８は延出するアームであ
り、図示しないが逆転耕耘等で耕耘抵抗が逆になると、
右のビーム１２側にバランス用の抵抗爪３７が必要にな
る場合もある。このようなオフセットロータリ耕耘具１
ｂとすると、果樹園などで樹木の枝が低く突出している
場所であっても、樹木近くまで耕耘することが可能とな
り、樹木間の土壌を軟らかくして樹木の勢いを保持でき
る。
オフセット式のロータリであって、移動車輌５に対し左
右方向にオフセットして取り付けている。そして、耕耘
刃の駆動抵抗にバランスさせるために、抵抗爪３７をビ
ーム１２部に左右スライド固定自在に取り付けて、耕耘
作業をしながら前進するときの左右バランンスを調節し
ている。３９は取付金具、３８は延出するアームであ
り、図示しないが逆転耕耘等で耕耘抵抗が逆になると、
右のビーム１２側にバランス用の抵抗爪３７が必要にな
る場合もある。このようなオフセットロータリ耕耘具１
ｂとすると、果樹園などで樹木の枝が低く突出している
場所であっても、樹木近くまで耕耘することが可能とな
り、樹木間の土壌を軟らかくして樹木の勢いを保持でき
る。
【００１１】
【発明の作用効果】この発明は、前述のように移動車輌
５の機体後端部に昇降自在に取り付けたロータリ耕耘具
１のゲージ輪２，２を、移動車輌の後車輪３，３の外側
方で、耕耘刃４，４．．．前方に設けたので、ロータリ
耕耘具１全体を前方に寄せることができ、前後バランス
や旋回性等で作業性の良い取り付けが可能となった。
５の機体後端部に昇降自在に取り付けたロータリ耕耘具
１のゲージ輪２，２を、移動車輌の後車輪３，３の外側
方で、耕耘刃４，４．．．前方に設けたので、ロータリ
耕耘具１全体を前方に寄せることができ、前後バランス
や旋回性等で作業性の良い取り付けが可能となった。
【図１】この発明を示す、全体平面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】図２の全体斜視図である。
【図４】従来例を示す、全体側面図である。
【図５】要部のゲージ輪を、遠隔操作で上下する別実施
例を示す、側面図である。
例を示す、側面図である。
【図６】オフセットロータリの斜視図である。
【図７】図６の説明平面図である。
１ ロータリ耕耘具 ２ ゲージ輪 ３ 後車輪 ４ 耕耘刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 恒 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項１】 移動車輌５の機体後端部に昇降自在に取
り付けたロータリ耕耘具１のゲージ輪２，２を、移動車
輌の後車輪３，３の外側方で、耕耘刃４，４．．．前方
に設けることを特徴とするロータリ耕耘具のフロントゲ
ージ輪。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31823095A JPH09154302A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | ロータリ耕耘具のフロントゲージ輪 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31823095A JPH09154302A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | ロータリ耕耘具のフロントゲージ輪 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09154302A true JPH09154302A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18096880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31823095A Pending JPH09154302A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | ロータリ耕耘具のフロントゲージ輪 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09154302A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3395133A1 (en) * | 2017-04-27 | 2018-10-31 | CNH Industrial Belgium NV | Remote electrical positioning of an implement stabilizer wheel |
| JP2019187239A (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-31 | 松山株式会社 | 草刈作業機 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP31823095A patent/JPH09154302A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3395133A1 (en) * | 2017-04-27 | 2018-10-31 | CNH Industrial Belgium NV | Remote electrical positioning of an implement stabilizer wheel |
| US10542656B2 (en) | 2017-04-27 | 2020-01-28 | Cnh Industrial America Llc | Remote electrical positioning of an implement stabilizer wheel |
| JP2019187239A (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-31 | 松山株式会社 | 草刈作業機 |
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