JPH0915332A - 対地車速検出装置 - Google Patents

対地車速検出装置

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JPH0915332A
JPH0915332A JP16626095A JP16626095A JPH0915332A JP H0915332 A JPH0915332 A JP H0915332A JP 16626095 A JP16626095 A JP 16626095A JP 16626095 A JP16626095 A JP 16626095A JP H0915332 A JPH0915332 A JP H0915332A
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JP
Japan
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road surface
signal
vehicle speed
angle
ground
Prior art date
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Pending
Application number
JP16626095A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Kawakubo
淳史 川久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は対地車速検出装置に関し、路面状況
によって検出車速が影響を受けることを防止し、常時、
高精度に車速を検出できることを目的とする。 【構成】 センサ手段M1で所定周波数の信号を路面に
向け所定角度で送信し、路面で反射された信号を受信
し、演算手段M2で送信信号と受信信号との周波数の偏
差から車両の対地車速を演算する。路面状況検出手段M
3は、受信信号の強度に基づき路面状況を検出する。角
度補正手段M4は検出された路面状況に基づいて、対地
速度の演算に用いられる、路面で反射された信号を受信
する角度を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は対地車速検出装置に関
し、特にドップラー方式の対地車速検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ABS(アンチロックブレーキシステ
ム)やTRC(トランクションコントロールシステム)
等の車両制御では精度の良い対地車速データが必要とさ
れ、超音波やマイクロ波を用いたドップラー方式の対地
車速検出装置が開発されている。
【0003】このような対地車速検出装置としては、例
えば特開平2−307087号公報に記載のものがあ
る。これは、超音波のドップラー効果を利用した対地車
速検出装置であり、送信する超音波の路面上の反射点を
車輪の通過位置とし、車輪通過によって降雨時に路面の
水分を排除し、また積雪や氷結時に路面にタイヤのトレ
ッドパターンを付けることにより、路面での超音波の反
射を大きくし、対地車速の検出を確実なものとしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、車輪通過位
置の路面は他の部位より反射波の強度が大きくなるもの
の、反射波の強度が路面状況によって左右されることか
ら、路面状況によっては必ずしも車輪の通過位置で反射
波の最大強度を得られるとは限らない。
【0005】また、路面が粗い場合と滑らかな場合とで
は反射波の中心と路面のなす角及び反射波の周波数が変
化し、路面が滑らかなほど、上記角度が大きくなり、反
射波の周波数が低くなる。これによって算出される車速
が低くなるような誤差を生じるという問題があった。更
に、超音波の送受信センサの配置位置が限られるため、
装置の設計的にも制約が生じる等の問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、路面状況を検
出し、その路面状況に基づいて信号を受信する角度を補
正することにより、路面状況によって検出車速が影響を
受けることを防止し、常時、高精度に車速を検出できる
車速検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示す如
く、センサ手段M1で所定周波数の信号を路面に向け所
定角度で送信し、路面で反射された信号を受信し、演算
手段M2で送信信号と受信信号との周波数の偏差から車
両の対地車速を演算する対地車速検出装置において、路
面が粗いか滑らかかの路面状況を検出する路面状況検出
手段M3と、上記検出された路面状況に基づいて、上記
対地速度の演算に用いられる、路面で反射された信号を
受信する角度を補正する角度補正手段M4とを有する。
【0007】
【作用】本発明においては、路面が粗いか滑らかかの路
面状況を検出し、この検出路面状況に基づいて路面で反
射された信号を受信する角度、つまり散乱ビーム角度を
補正して車速を求めるため、路面が滑らかなほど受信信
号の強度が低下し、散乱ビーム角度が大きくなって車速
が低下するという誤差を補正でき、車速を高精度に検出
することができる。
【0008】
【実施例】図2は本発明装置の一実施例のブロック図を
示す。同図中、センサ手段M1としてのレーダセンサ1
0はドップラー方式のもので、車両の進行方向とは逆向
きに、路面に対して角度(仰角)θとなるようにレーダ
ビームを照射し、路面での反射レーダビームを受信す
る。レーダセンサ10は上記照射レーダビームと反射レ
ーダビームのビート信号を生成して出力する。
【0009】車両が車速Vで走行するとき、レーダセン
サ10に対して相対的に路面は速度−Vで移動するた
め、ドップラー効果によってビート信号の周波数はドッ
プラー周波数fdとなる。上記レーダセンサ10が出力
するドップラー周波数fdのビート信号は増幅器12で
増幅された後、波形整形器14及び検波器16夫々に供
給される。
【0010】波形整形器14は図3に示す如く、コンパ
レータ20で構成されている。同図中、端子21には増
幅器12の出力するビート信号が入来しコンパレータ2
0の非反転入力端子に供給される。コンパレータ20の
反転入力端子には電源電圧+Vss,−Vssを抵抗R1
2 で分圧した基準電圧Vref が印加されている。コン
パレータ20はビート信号のレベルが基準電圧Vref 以
上のときハイレベルとなり、基準電圧Vref 未満のとき
ローレベルとなる矩形波信号を生成して端子22より出
力する。この波形整形器14で矩形化されたビート信号
は車速演算ECU(電子制御回路)18に供給される。
【0011】検波器16は図4に示す如く、ダイオード
1 とコンデンサC1 と抵抗R3 とから構成されてい
る。同図中、端子25には増幅器12の出力するビート
信号が入来し、ダイオードD1 のアノードに供給され
る。ダイオードD1 はビート信号の正極性部分で導通し
て正の半波を取り出す。この正の半波はコンデンサC1
及び抵抗R3 で平滑されることにより、ビート信号の正
の半波におけるピークレベルに応じた電圧の強度信号S
rを生成して端子26より出力する。この強度信号Sr
は車速演算ECU18に供給される。
【0012】なお、検波器16としては全波整流を行っ
ても良いのは勿論である。更に検波器16はビート信号
の強度を検出しているが、このビート信号の強度は反射
レーダビームの受信信号の強度によって決定されるもの
であるから、レーダセンサ10における受信信号の強度
を直接検出することと等価である。
【0013】ここで、図5(A)に示す如く、車両30
に固定したレーダセンサ10からレーダビームの中心軸
が路面に対して仰角θ、俯角ψ(ψ=90°−θ)とな
るように設定しても、レーダビームはある程度広がり、
路面において最大仰角θ’で最小仰角θ”となるビーム
幅を持つ。
【0014】また、レーダビームをレーダセンサ10方
向に反射する確率である散乱係数は、図5(B)に示す
如く路面状況によって大きく異なる。路面が粗い場合は
実線Iaに示す如く俯角ψによらず大きな散乱係数が得
られる。路面の滑らかさが増加するに従って一点鎖線I
b,破線Icの順に散乱係数が低下する。路面が滑らか
になると俯角ψが大きいほど散乱係数が低下する傾向に
あり、その傾向は滑らかな路面ほど大きくなる。
【0015】この結果、路面で反射されたレーダビーム
をレーダセンサで受信する角度である散乱ビーム角度は
路面が滑らかになるに従って仰角θより大きな値とな
る。この現象をドップラー周波数の信号スペクトラムで
見ると、路面が滑らかになるに従って図5(C)の実線
IIa,一点鎖線IIb,破線IIc の順にピークの周波数が低く
なり、かつピークレベル(反射ビーム強度)が低くな
る。
【0016】ここで、従来、車速Vは(1)式を用いて
算出している。
【0017】
【数1】
【0018】但し、fdはドップラー周波数、f0 は送
信周波数、Cは光速、θは仰角である。しかるに、散乱
ビーム角度は路面状況によって変化するにも拘らず、固
定値である仰角θを用いると、路面が滑らになるにつ
れ、算出される車速は低車速側に誤差を生じることにな
る。本実施例では反射ビーム強度、つまり強度信号に応
じて上記誤差を検出し、誤差の補正を行う。
【0019】なお、路面が滑らかなほどピークの周波数
が低くなる理由について説明する。(1)式を変形した
(1’)式を得る。
【0020】
【数2】
【0021】仰角θが大きくなった場合、(1’)式の
右辺分母は一定とみなすことができ、右辺分子のcos
θが減小するためにドップラー周波数fdが低くなる。
図6は車速演算ECU18が実行する車速演算処理の一
実施例のフローチャートを示す。この処理は所定時間毎
に繰り返し実行される。同図中、ステップS10では強
度信号Srの読み取りを行う。勿論、強度信号SrはE
CU18の内蔵する入力回路でA/D変換された値であ
る。
【0022】次に路面状況検出手段M3及び角度補正手
段M4に対応するステップS20で上記の読み取った強
度信号Srを用いて、図7に示すマップを参照して散乱
ビーム角度φを検出する。前述の如く路面が滑らかであ
ればドップラー信号強度Srは小さくなり、散乱ビーム
角度φは仰角θより大きくなり、路面が粗ければドップ
ラー信号強度Srは大きくなり、散乱ビーム角度φは小
さくなり、仰角θに近付く。このことから図7に示すマ
ップが形成されている。勿論、このマップは線形であっ
ても非線形であっても良い。
【0023】次にステップS30で波形整形器14から
供給されるビート信号の周波数、つまりドップラー周波
数fdを演算してステップS50に進む。演算手段M2
に対応するステップS40では(2)式を用いて車速V
を算出する。
【0024】
【数3】
【0025】但し、fdはドップラー周波数、f0 は送
信周波数、Cは光速、φは散乱ビーム角度である。この
ステップS50によって車速Vを算出した後、処理を終
了する。 このように、受信信号の強度に基づいて路面
が粗いか滑らかかの路面状況を検出し、この検出路面状
況に基づいて路面で反射された信号を受信する角度、つ
まり散乱ビーム角度を補正して車速を求めるため、路面
が滑らかなほど受信信号の強度が低下し、散乱ビーム角
度が大きくなって車速が低下するという誤差を補正で
き、車速を高精度に検出することができる。
【0026】なお、上記実施例では、受信信号の強度に
基づいて路面状況を検出しているが、例えば光学センサ
を用いて路面状況を検出したり、又は車高センサで検出
した車高値の変位状況から路面状況を検出しても良く、
上記実施例に限定されない。
【0027】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、路面が粗
いか滑らかかの路面状況を検出し、この検出路面状況に
基づいて路面で反射された信号を受信する角度、つまり
散乱ビーム角度を補正して車速を求めるため、路面が滑
らかなほど受信信号の強度が低下し、散乱ビーム角度が
大きくなって車速が低下するという誤差を補正でき、車
速を高精度に検出することができ、実用上きわめて有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明装置のブロック図である。
【図3】波形整形器の回路図(一例)である。
【図4】検波器の回路図(一例)である。
【図5】本発明を説明するための図である。
【図6】車速演算処理のフローチャートである。
【図7】散乱ビーム角度のマップを示す図である。
【符号の説明】
10 レーダセンサ 12 増幅器 14 波形整形器 16 検波器 18 ECU 20 コンパレータ C1 コンデンサ D1 ダイオード R1 〜R3 抵抗 M1 センサ手段 M2 演算手段 M3 路面状況検出手段 M4 角度補正手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数の信号を路面に向け所定角度
    で送信し、路面で反射された信号を受信し、送信信号と
    受信信号との周波数の偏差から車両の対地車速を演算す
    る対地車速検出装置において、 路面が粗いか滑らかかの路面状況を検出する路面状況検
    出手段と、 上記検出された路面状況に基づいて、上記対地速度の演
    算に用いられる、路面で反射された信号を受信する角度
    を補正する角度補正手段とを有することを特徴とする対
    地車速検出装置。
JP16626095A 1995-06-30 1995-06-30 対地車速検出装置 Pending JPH0915332A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014166A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Nippon Soken Inc 音波計測装置
CN104345309A (zh) * 2013-08-09 2015-02-11 山推工程机械股份有限公司 一种车辆测速方法和装置
WO2015040815A1 (ja) * 2013-09-17 2015-03-26 株式会社デンソー 物体検知装置及び物体検知システム

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WO2015040815A1 (ja) * 2013-09-17 2015-03-26 株式会社デンソー 物体検知装置及び物体検知システム
JP2015059764A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社日本自動車部品総合研究所 物体検知装置及び物体検知システム
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