JPH09152088A - サーマルブランケット - Google Patents

サーマルブランケット

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Publication number
JPH09152088A
JPH09152088A JP31502795A JP31502795A JPH09152088A JP H09152088 A JPH09152088 A JP H09152088A JP 31502795 A JP31502795 A JP 31502795A JP 31502795 A JP31502795 A JP 31502795A JP H09152088 A JPH09152088 A JP H09152088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal blanket
velcro tape
blanket
shields
thermal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31502795A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Miki
明彦 三木
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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Publication of JPH09152088A publication Critical patent/JPH09152088A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝導による熱交換量が少ないサーマルブラン
ケットを提案する。 【解決手段】 サーマルブランケット2は、複数枚のシ
ールドとセパレータとを交互に重ね合わせて層構成さ
れ、その周囲を糸で縫合されている。サーマルブランケ
ット1は、サーマルブランケット2を包囲し、サーマル
ブランケット1の周囲には、取付面4に装着するための
ベルクロテープ3が糸で縫い付けられている。 【効果】 断熱性能を有するサーマルブランケット2に
ベルクロテープを縫い付けないため、シールド間が密着
する領域が顕著に少なく、伝導による熱交換量が少ない
サーマルブランケットを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工衛星及びその
搭載機器等に使用するサーマルブランケットに関し、特
にサーマルブランケット表裏の伝導による熱交換量を抑
制して取付面に装着できるサーマルブランケットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマルブランケット2は、図4
に示すように、シールド6とセパレータ7とが交互に重
ね合わされて構成され、これらがサーマルブランケット
縫い糸5により縫い付けられている。また、サーマルブ
ランケット2を装着するためのベルクロテープ3が、サ
ーマルブランケット縫い糸8によりサーマルブランケッ
ト2に強く縫い付けられている。さらに、サーマルブラ
ンケット2は、ベルクロテープ3により取付面4に装着
される。
【0003】なお、他の従来のサーマルブランケットと
しては、実開平4−134000号公報に、金属を蒸着
されたフィルムからそれぞれなり、互いに重ね合わされ
た複数のシールドと、これらシールドの相互間に挿入さ
れ、前記シールド相互間の接触を防止するセパレータ
と、これらセパレータ及びシールドを互いに固定するプ
ラスチック製のリベットとを備えたサーマルブランケッ
トが、記載されている。
【0004】また、特開平4−203692号公報に
は、フィルムを層状に配設し、各層のフィルムが互いに
接触しないようにフィルムとフィルムとの間に断熱性の
筒状スペーサを介装し、フィルムによって形成される隙
間の端面をカバーで覆った多層断熱材が、記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のサーマルブ
ランケットでは、サーマルブランケットをベルクロテー
プを介在させて取付面に装着するため、ベルクロテープ
が縫い付けられた筒所は、シールド相互間が密着し、伝
導による熱交換量が増加するという欠点があった。
【0006】そこで、本発明は、前記従来のサーマルブ
ランケットの欠点を改良し、伝導による熱交換量が少な
いサーマルブランケットを提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
【0008】(1)複数枚のシールドとセパレータとを
重ね合わせて層構成される第1のサーマルブランケット
を、第2のサーマルブランケットにより包囲し、第2の
サーマルブランケットには、取付面に装着するためのベ
ルクロテープを縫い付けるサーマルブランケット。
【0009】(2)第1のサーマルブランケットの層構
成をその周囲の全部又は一部を糸の縫い付けにより維持
する前記(1)記載のサーマルブランケット。
【0010】(3)第1のサーマルブランケットの層構
成をその周囲の全部又は一部をテーピングにより維持す
る前記(1)記載のサーマルブランケット。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態のサーマルブ
ランケットの構成を示す断面図である。
【0013】図1において、1、2は、サーマルブラン
ケットである。サーマルブランケット2は、図2に示す
ように、複数枚のシールド6とセパレータ7が1枚ずつ
交互に重ね合わされて構成され、シールド6とセパレー
タ7がバラバラにならない程度の強さで、周囲をサーマ
ルブランケット縫い糸5で縫合している。
【0014】サーマルブランケット1は、サーマルブラ
ンケット2を取付面4に装着させるためのものであり、
ベルクロテープ3が図4に示されるものと同様のベルク
ロテープ縫い糸8で強く縫い付けられている。
【0015】図1に示すように、サーマルブランケット
2は、サーマルブランケット1に包み込まれるようにし
て存在し、サーマルブランケット1についているベルク
ロテープ3により取付面4に装着される。このとき、サ
ーマルブランケット2には装着用のベルクロテープ3を
縫い付けていないので、図4に示す従来のサーマルブラ
ンケットとは異なり、ベルクロテープ3の縫い付け部分
に関するシールド相互間の密着性が少ない。したがっ
て、伝導による熱交換量が少ない。
【0016】近年は、小型化した搭載機器が宇宙機外部
に搭載され、宇宙空間に露出するケースが増えてきてい
る。当然、この搭載機器に装着するサーマルブランケッ
トは、小さくなる。ベルクロテープをサーマルブランケ
ットに縫い付けた場合、小さいサーマルブランケットで
あると、ベルクロテープで縫い付けられる領域の割合が
多くなり、伝導による熱交換量の影響も大きくなる。し
たがって、本発明は、小型の搭載機器のサーマルブラン
ケットの装着に対して特に有効である。
【0017】また、本発明の装着方法を活用すると、図
3に示すように、サーマルブランケット2の要所だけを
縫い付ける構成、又は、周囲の4辺若しくは周囲の要所
だけを断熱テープ9で貼り付ける構成にすることで、更
に断熱性能が向上する。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、断熱性能を有するサーマルブランケットにベ
ルクロテープを縫い付けないため、シールド間が密着す
る領域が顕著に少ない。したがって、伝導による熱交換
量が少ないサーマルブランケットを提供することができ
る。
【0019】また、最近では、人工衛星の小型化した搭
載機器が宇宙空間に露出するケース等も増加しており、
このようなケース等に対処するサーマルブランケットと
して、本発明は、卓越した効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体を示し、(a)は断
面図、(b)は(a)における矢視A方向の平面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態におけるサーマルブランケ
ットを示し、(a)は平面図、(b)は層構成図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態におけるサーマルブランケ
ットを改良した2つのサーマルブランケットを示し、
(a)は要所のみをサーマルブランケット縫い糸で縫い
付けたものの平面図、(b)は端面をテープで固定した
ものの平面図、(c)は(b)の側面図、(d)は
(c)の円内の部分の拡大図である。
【図4】従来のサーマルブランケットを示し、(a)は
断面図、(b)は(a)における矢視A方向の平面図、
(c)は層構成図である。
【符号の説明】
1 サーマルブランケット 2 サーマルブランケット 3 ベルクロテープ 4 取付面 5 サーマルブランケット縫い糸 6 シールド 7 セパレータ 8 ベルクロテープ縫い糸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシールドとセパレータとを重ね
    合わせて層構成される第1のサーマルブランケットを、
    第2のサーマルブランケットにより包囲し、第2のサー
    マルブランケットには、取付面に装着するためのベルク
    ロテープを縫い付けることを特徴とするサーマルブラン
    ケット。
  2. 【請求項2】 第1のサーマルブランケットの層構成を
    糸の縫い付けにより維持することを特徴とする請求項1
    記載のサーマルブランケット。
  3. 【請求項3】 第1のサーマルブランケットの層構成を
    その周囲のテーピングにより維持することを特徴とする
    請求項1記載のサーマルブランケット。
JP31502795A 1995-12-04 1995-12-04 サーマルブランケット Withdrawn JPH09152088A (ja)

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JP31502795A JPH09152088A (ja) 1995-12-04 1995-12-04 サーマルブランケット

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JPH09152088A true JPH09152088A (ja) 1997-06-10

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JP (1) JPH09152088A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004251369A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Mitsubishi Electric Corp 多層断熱ブランケット
WO2018225688A1 (ja) 2017-06-09 2018-12-13 三菱重工業株式会社 多層断熱材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004251369A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Mitsubishi Electric Corp 多層断熱ブランケット
WO2018225688A1 (ja) 2017-06-09 2018-12-13 三菱重工業株式会社 多層断熱材
JP2018204781A (ja) * 2017-06-09 2018-12-27 三菱重工業株式会社 多層断熱材

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Effective date: 20030204