JPH09145976A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH09145976A
JPH09145976A JP30163195A JP30163195A JPH09145976A JP H09145976 A JPH09145976 A JP H09145976A JP 30163195 A JP30163195 A JP 30163195A JP 30163195 A JP30163195 A JP 30163195A JP H09145976 A JPH09145976 A JP H09145976A
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JP
Japan
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frame
lens frame
lens
lens barrel
optical axis
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Pending
Application number
JP30163195A
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English (en)
Inventor
Shigeo Hayashi
茂雄 林
Yasuo Yamazaki
康夫 山崎
Hagumu Suzuki
育 鈴木
Toyohiko Kimura
豊彦 木村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】進退移動する鏡枠とカメラ本体間を接続する伸
縮可能なフレキシブルプリント基板を占有スペ−スの少
ない状態で収納することができ、鏡枠設計の自由度が高
いレンズ鏡筒を提供する。 【解決手段】レンズ鏡筒において、移動枠2と、該移動
枠2に対して直進するガイド枠3と、上記移動枠2に保
持されるフレキ押さえ40と、その先端にて折り返さ
れ、折り返し部分の外側が上記フレキ押さえ40に固定
され、内側にてループ部が形成される電気接続用Kフレ
キ38とを具備しており、鏡枠の進退移動に際して、K
フレキ38は、移動枠2の切り欠き部2hを通してルー
プ部が移動することによって伸縮動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡筒、詳し
くは、進退可能な鏡枠を有するレンズ鏡筒であって、そ
の内部に接続用フレキシブルプリント基板が配設される
レンズ鏡筒の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数段繰り出しタイプのズームレ
ンズ鏡筒として、特開平5−249360号公報に開示
のズームレンズ鏡筒は、ズーム倍率が大きく、収納時の
レンズ鏡筒の全長が短くなることを特徴とする鏡筒であ
る。このレンズ鏡筒においては、シャッタ駆動アクチュ
エータが内部に組み込まれている鏡枠とカメラ本体間の
電気接続を行うために、進退駆動される鏡枠の伸縮を吸
収するフレキシブルプリント基板(以下、FPCと記載
する)が該鏡枠とカメラ本体間に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の特開平
5−249360号公報に開示されたズームレンズ鏡筒
の構造で、上記電気接続用のFPCを組み込むために
は、該FPCを屈曲させるに必要な大きなスペ−スを必
要とし、鏡筒部の外形が大型化する。また、鏡枠に開口
部を設けてFPCを通すスペ−スを設ける必要もあり、
鏡枠構成の自由度が制限される。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、進退移動す
る鏡枠とカメラ本体間を接続する伸縮可能なフレキシブ
ルプリント基板を具合良く、占有スペ−スの少ない状態
で鏡筒内に収納することができ、鏡枠設計の自由度が高
く、鏡枠の精度も良好なレンズ鏡筒を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
レンズ鏡筒は、レンズ鏡筒において、第1鏡枠と、この
第1鏡枠の内周に嵌合して、該第1鏡枠に対して光軸方
向に直進する第2鏡枠と、上記第1鏡枠に保持され、光
軸方向に略平行に延びる延長部材と、この延長部材の先
端にて180度折り返され、少なくとも折り返し部分を
挟んだ外側が上記延長部材に固定され、内側にてループ
部が形成されるフレキシブルプリント基板とを具備す
る。上記レンズ鏡筒においては、第1鏡枠の一部を切り
欠き、該切り欠き部分に上記延長部材が配置され、該延
長部材に保持されたフレキシブルプリント基板は、第2
鏡枠の進退に伴い、上記切り欠き部を通してループ部が
移動し、鏡枠の進退移動を吸収する。
【0006】本発明の請求項2記載のレンズ鏡筒は、レ
ンズ鏡筒において、第1鏡枠と、この第1鏡枠の内周に
嵌合して、該第1鏡枠に対して光軸方向に直進する第2
鏡枠と、この第2鏡枠の内周に嵌合して、上記第2鏡枠
と光軸方向に一体に構成され、光軸周りに回転される第
3鏡枠と、この第3鏡枠の内周にて上記第2鏡枠に保持
され、光軸方向に略平行に延びる延長部材と、一端が上
記延長部材に固定され、光軸方向の他端側にループ部が
形成されるフレキシブルプリント基板とを具備する。上
記レンズ鏡筒においては、鏡枠の進退に伴い、上記フレ
キシブルプリント基板のループ形成位置が移動し、鏡枠
の進退を吸収する。
【0007】本発明の請求項3のレンズ鏡筒は、レンズ
鏡筒において、カメラ本体に対して光軸方向に進退され
る鏡枠と、この鏡枠の後部からカメラ本体のフィルムア
パーチャ近傍までを覆う遮光部材と、この遮光部材の外
側に配置され、一端が上記鏡枠の後部に保持され、他端
を上記鏡枠の外側にて上記カメラ本体に保持され、これ
ら保持部分の中間部分にてループを描くように湾曲され
たフレキシブルプリント基板とを具備する。上記レンズ
鏡筒においては、フレキシブルプリント基板に形成され
たループによりカメラ本体と鏡枠間の距離の変化を吸収
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態について詳細に説明する。図1〜図17の斜視図,
断面図等を用いて、本発明の一実施の形態のレンズ鏡筒
の構成について説明を行う。
【0009】なお、図1,2は本実施の形態のレンズ鏡
筒の分解斜視図であり、図3,12,13は、それぞれ
本レンズ鏡筒のワイド状態,テレ状態,沈胴状態の縦断
面図で、図14は、上記沈胴状態での別方向の断面部分
の断面図である。図4〜8は、部分拡大図である。図
9,10は、それぞれレンズ鏡筒のワイド状態での被写
体側からみた正面図とフィルム側からみた背面図であ
り、図11は、図10のA矢視図である。図15,16
の上記鏡筒の移動枠およびカム枠のワイド状態とテレ状
態での内周側からみた展開図である。図17は、本レン
ズ鏡筒に組み込まれている電気接続用フレキシブルプリ
ント基板であるKフレキと、Kフレキ押さえの分解斜視
図である。
【0010】上記レンズ鏡筒は、図1,2の分解斜視図
に示すように、主に、カメラ本体であるB本体13に対
して収納位置である沈胴位置と撮影可能な突出位置と間
の第1の領域を進退可能な基準枠としての第1鏡枠とし
ての移動枠2と、該移動枠2に対して回動可能なズーミ
ング用の外枠としての回転枠1と、該回転枠1により回
動駆動され、移動枠2のカムによって進退駆動される第
3鏡枠としてのカム枠5と、移動枠2にガイドされて回
動しない状態で該カム枠5と同時に進退駆動される第2
鏡枠であって、別の移動枠としてのガイド枠3と、回動
方向が該ガイド枠3にガイドされ、カム枠5のカムによ
り進退駆動される第4鏡枠としての第1Z枠(第1ズー
ム枠)4と、該第1Z枠4と一体的に進退するS本体
(シャッタ本体)22と、第1Z枠4に支持され、撮影
レンズである第1群レンズを支持するレンズ保持枠とし
ての第1G枠(第1群枠)20と、S本体22に摺動自
在に支持され、カム枠5のカムにより進退駆動され、撮
影レンズである第2群レンズを支持する第4鏡枠であっ
て、レンズ保持枠である2G枠(第2群枠)24とによ
り構成されている。なお、図1,2において、C1 〜C
14の符号はピンとカム,枠等の嵌合関係を示している。
【0011】また、本レンズ鏡筒において、カメラ本体
であるB本体13側と、進退するS本体22側の間の電
気接続は、図3,12,13等に示すように、屈曲変形
することにより進退移動を吸収するフレキシブルプリン
ト基板であるKフレキ38によって行われる。このKフ
レキ38については後で詳細に説明する。
【0012】以下、上記レンズ鏡筒の詳細な構造につい
て説明する。なお、レンズ鏡筒の説明において、鏡筒の
移動枠2、および、回転枠1を収納位置である沈胴位置
から撮影可能な突出位置に繰り出す動作をセットアップ
動作とし、また、突出位置から沈胴位置に繰り込む動作
をセットダウン動作とし、該セットアップ、または、セ
ットダウンをセット動作とする。さらに、回転枠1を回
動してワイド状態またはテレ状態にズーミングを行う動
作をズーム動作とする。
【0013】上記セットアップ、または、セットダウン
動作である移動枠2の沈胴位置と突出位置への進退は、
カメラ駆動機構のセット動作用ギヤにより図4に示す鏡
枠側セットギヤ34を介して送りネジ機構の送りネジ3
6を回転させ、移動板7を光軸に沿って移動させて行
う。そして、撮影可能なワイド状態では、レンズ鏡筒は
上記送りネジ36によりセット・アップ状態に駆動され
るものとする。
【0014】また、上記ズーム動作のための回転枠1の
回動は、前記駆動機構のズーム動作用ギヤによりズーム
系ギヤ列を介して連結ギヤ部28bを駆動し、その連結
ギヤ28bと一体であって、第1の領域の移動に対応す
る軸方向に長い平歯車形状の上記鏡枠側ズームギヤ28
を回転させ、それと噛合する上記回転枠1が駆動される
ことになる。
【0015】上記送りネジ機構により駆動される移動板
7には、図4の送りネジ回りの部分拡大図に示すよう
に、スリーブ取付ネジ部7bと、ナット取付部7cが設
けられており、それぞれスリーブ32とナット33が取
付いている。スリーブ32には吊り軸35が嵌合してお
り、ナット33には送りネジ36が螺合しており、その
吊り軸35と送りネジ36の一方は、B本体13に対し
てそれぞれ軸端部35a,36bで嵌合しており、もう
一方は、押さえ板(吊り軸,送りネジ押さえ板)31に
より回転自在に支持されている。押さえ板31は、B本
体13に取付けられている。送りネジ36aには、セッ
トギヤ34が回転が規制された状態で取り付いており、
セットギヤ34が回転駆動されると送りネジ36が回転
する。
【0016】移動板7は、移動枠2に対して4ケ所でネ
ジ止めされており、移動枠2には、B本体13との回転
止めのボス2aが配設されており、B本体の溝13aに
嵌合している(図10参照)。今、セットギヤ34が途
中図示しない前記駆動機構のギヤ48に駆動される動力
伝達機構により回転駆動されると、送りネジ36が回転
し、移動板7および移動枠2は、前後方向に移動するこ
とになる。なお、移動枠2が撮影位置まで繰り出された
とき、上記押さえ板31にスリーブ32が当接する(図
4参照)。
【0017】移動枠2の外周側には、回転枠1が回動自
在に嵌合している。回転枠1の前部には、バヨネット溝
1eがあり、移動枠7の2ケ所のバヨネットツメ2cに
より、スラスト方向の抜け止めがなされている。回転枠
1の後部にはギヤ部1aがあり、前記鏡枠側ズームギヤ
28と噛み合っている。鏡枠側ズームギヤ28は、縦に
長く、セット・アップからセット・ダウンの間、常に、
回転枠ギヤ部1aと噛合している。なお、図9に示すフ
ァインダギヤ37は、回転枠1のギヤ部1aに噛合して
おり、図示しないファインダ光学系を駆動する。
【0018】移動枠2の内周側には、ガイド枠3が嵌合
しており、ガイド枠回転止め凸部3dが、移動枠回転止
め溝2bに嵌合しており、移動枠2に対して、直進駆動
するようになっている。ガイド枠3の内周側には、1Z
枠4が嵌合し、その3ケ所の回転止め凸部4aが、ガイ
ド枠3の回転止め溝3bに摺動自在に嵌合しており、こ
の1Z枠4は、ガイド枠3に対して、直進駆動するよう
になっている。
【0019】1Z枠4の内周側には、カム枠5が回動自
在に嵌合している。また、1Z枠4後方には、3ケ所穴
が配設されており、1Zピン6が、内径側より入れられ
るようになっている。3本の1Zピン6は、カム枠5の
外周側に切られた3本の曲線カム溝の有底カム溝5aに
それぞれ嵌合している。
【0020】カム枠5後方には、3つのカムフォロワ9
a,9b,9cをもったカムピン9が嵌合部5cで、回
転規制されてカム回し8により固定されている。また、
カム枠5後方には、止めリング10の差し込み用穴5f
が4ケ所あいており、タップ穴を有した止めリング凸部
が入り込んでいて、カム回し8の4ケ所の止めリング取
付穴8bでビス締めしている。止めリング10には、2
ケ所のバヨネットツメ10a,10bが、外周方向にで
ており、ガイド枠3のバヨネット受け部3cとの間で、
ガイド枠3のスラスト方向の規制を行っている。
【0021】カムピン9には、3ケ所のカムフォロワ9
a,9b,9cが配設されており、それぞれ、移動枠2
のカム2d(有底)、2e(穴)、2f(有底)と嵌合
している。また、カム回しのカムフォロワ9bの近くよ
り、L字型の動力伝達用ツメ8aが突出しており、上記
カム2e(穴)を貫通して回転枠のカム回し用キー溝1
bに嵌合している。
【0022】今、ワイド位置より、正面(被写体側)か
ら見てCW(時計回り)方向に回転枠1の動力が伝わっ
たとすると、回転枠1の回動から、カム回し8aによ
り、カム回し8、カムピン9のカムフォロワ9a,9
b,9c、カム枠5、止めリング10に回転力が加わ
る。そして、カムピン9のカムフォロワ9a,b,c
と、移動枠のカム2d,e,fにより、回転移動が行な
われる。
【0023】一方、スラストをカム枠5に対して規制さ
れ、なおかつ、回動自在なガイド枠3は、移動枠2に対
して、回転規制されているため、カム枠5の直進移動量
と同じ量だけ、移動枠2に対して直進移動してくる。1
Z枠4は3本の1Zピン6がカム枠5に嵌合しており、
また、ガイド枠3に対して、回転規制がされているの
で、カム枠5が、回転すると、1Z枠4は、ガイド枠3
に対して、直進駆動する。
【0024】回転枠1の前部1cには遮光ゴムL16
が、また、ガイド枠前部3aには遮光ゴムS17がそれ
ぞれ取り付けられており、防水仕様の構造となってい
る。1Z枠4の前部には、3ケ所のS枠(シャッタ枠)
取付用穴4dが開いており、ビスでS蓋21を含む内蔵
物が取付けれている。そして、1Z枠4は、ネジ等を隠
すための1Z飾り18により蓋がされている。
【0025】1G枠20には、第1群用のレンズ4枚が
保持されている。フォーカシング軸受け部20aには、
図示しないフォーカシング軸が嵌合しており、その軸
は、S蓋21とS本体22でサンドイッチされており、
図示しないフォーカスモータにより、焦点合わせを行な
えるようになっている。また、1G枠20の前部には、
1G遮光19が取り付け部19bにて取り付いており、
その1G遮光19は、当接部19aで1Z枠4と当接し
ており、防水構造を構成している。
【0026】S本体22の後部には、セクターの羽根が
あり、羽根押さえ23により、保持されている。シャッ
タ作動はS本体22内に配設される図示しない駆動源に
より行なわれる。また、S蓋21には、2Gバネ軸26
が固定されており、2Gバネ27が、2Gバネ軸26に
はめ込まれている。
【0027】2G枠24には、後群用のレンズ2枚が保
持されている。2G枠24の背面から見て右下部には、
2G軸25bを固定する穴24fがあいている。2G軸
25bは、S本体22のスリーブ部22cに嵌合してい
る。また反対方向には、2Gガイド穴24aに2Gガイ
ド25aが固定されており、回転止めとしてS本体のU
字状ガイド部22bに嵌合している。また、2Gバネ2
7が、逃げ穴24c部周辺に当接しており、2G枠24
がS本体22に対して、前後動して2Gバネ27でフィ
ルム面側に付勢されている。
【0028】2G枠24の2G軸取付部近傍には、第1
カムフォロワとしてのワイド側カムフォロワ24dと、
第1カムフォロワとしてのテレ側カムフォロワ24eが
配設されており、それぞれカム枠5のカム溝5eと5d
に嵌入している。該カム溝5e,5dは、カム枠5の内
周側に形成される直線カム溝の有底溝である。2G枠2
4が2Gバネ27で付勢されているので、カムフォロワ
24d,24eは、カム溝5e,5dの後端側に当て付
いている。
【0029】このレンズ鏡筒においては、2G枠24が
ワイド側カムフォロワ24d,テレ側カムフォロワ24
eの何れかを切り換えてそのワイド、または、テレ繰り
出し量を規制する構造であるが、そのワイド側カムフォ
ロワ24d,テレ側カムフォロワ24eの切り換わり動
作について、次に説明する。
【0030】鏡枠がワイド位置にあるときは、図15の
展開図に示すようにワイド側カムフォロワ24dがカム
枠5の第2群用カム溝5eに係っており、一方、テレ側
カムフォロワ24eは、カム枠5の第2群用カム溝5d
から外れている。この状態からテレ方向にズーミングし
ていき、カム溝5eの進入部分にカムフォロワ24eが
かかると、カムフォロワ24dの方は、カム溝5eの切
り換えポイント5gに到達し、カム溝5eから逃げた状
態になり、当接しなくなる。そして、該ポイント5g以
降、図16の展開図に示すようにテレ状態までは、テレ
側カムフォロワ24eがカム溝5dに案内されて、ズー
ミングすることになる。なお、このカム枠5の2群用カ
ム5e,5dの傾きは、第1群用カム5aのより急峻な
のでワイド状態からテレ状態に変化していくに従って、
第1,2群レンズ間隔は詰まってくる。
【0031】次に、鏡枠のW(ワイド状態)位置から沈
胴位置への駆動動作を説明する。まず、W状態にあるレ
ンズ鏡筒の回転枠1をズームギヤ28により、正面から
見て、CCW方向に約10°回動する。この状態をW′
とする。このとき、ガイド枠3および1Z枠4の光軸方
向の進退は、カム枠5に固着されているカムフォロワ9
a,9b,9cが移動枠2のカム2d,2e,2fの平
坦部にあり、1Z枠4のピン6もカム枠5のカム5aの
平坦部に位置しているので1Z枠4の位置の変化はな
い。そして、図15の展開図に示すようにワイド側カム
フォロワ24d,テレ側カムフォロワ24eは、それぞ
れW状態の位置からW′状態の位置に移動し、2G枠2
4も、カム枠5のカム5eが平坦なので光軸方向の移動
はない。
【0032】次に、鏡枠を沈胴状態にするため、図4に
示す送りネジ36が回転すると、鏡枠全体が、フィルム
側へ沈胴していく。2G枠24には、後方に向けて突出
して形状の沈胴用ストッパ24bが配設されており、
W′状態から沈胴方向に移動して間もなく、上記沈胴用
ストッパ24bが、ベローズ板12に当接する(当接状
態は図13参照)。さらに、沈胴方向の繰り込みを続け
るが、上記ストッパ24bのベローズ12への当接によ
り2G枠24は後退せず、2Gバネ27がチャージされ
て、1Z枠4と2G枠24の間隔が狭まり、群間隔は次
第に詰まっていく。そして、図4に示すようにスリーブ
32が、ベローズ板12に当接したところで、沈胴状
態、すなわち、セット・ダウン状態となる。図13の断
面図はその沈胴状態を示している。
【0033】なお、上記沈胴動作時、2G枠24のW側
カムフォロワ24dは、カム枠5の光軸方向に延びたカ
ム溝5bに入り込み、上述の1Z枠4と2G枠24の間
隔が狭まることを可能にしている。また、移動板2のフ
ィルム側には、遮光部材としてのベローズ11の取り付
け部11aが取付いており、B本体に固定されたベロー
ズ板12には、ベローズ11の取り付け部11bが取付
いている。鏡枠のセット・アップ状態では、図3のよう
に伸び、セット・ダウン状態では、図13に示すように
折り畳まれる。このベローズ11を配設する目的は、B
本体13のアパーチャーへの有害光線の回り込み防止す
るためである。
【0034】鏡枠の正面から見て左側のB本体13のセ
ンサ取り付け部13dには、セット・アップ、セット・
ダウンおよびズームの位置検出を行なうためのPR素子
(フォトリフレクタ)であるセンサ14が取り付けられ
てている(図3,9参照)。一方、回転枠1の後部側で
ギヤ部側の前方位置であり、繰り出し状態での前記W′
位置においてセンサ14に対向する位置に反射シール1
5が貼付されており、反射光を利用して鏡枠の位置検出
を行っている。
【0035】ここで、図18〜図20のセンサ検出状態
展開図と、図21のセンサ出力信号のタイムチャ−トを
用いて、上記位置検出動作を説明すると、まず、セット
・ダウン状態では、図18の展開図に示すように回転枠
1に対してセンサ14が位置しており、図21に示すよ
うにセンサ14の出力信号は「ロー」となっている。送
りネジ36が駆動されて、移動枠2等が繰り出してくる
と、図19に示すように反射シール15が、センサ14
の対向位置に入り、センサ14の出力信号が「ハイ」に
変わる。なお、駆動モータには、パルスカウンタが配設
されていて、回転枠1の回動角は検出されている。セン
サ出力信号がハイに変わると、駆動モータの電圧制御を
して、ゆっくり繰り出すようになっている。
【0036】図4に示すようにスリーブ32が、押さえ
板31に、当接すると、パルスが出なくなるので、駆動
モータをストップさせる。続いて、電磁石40によりク
ラッチ切り換えを行い、駆動モータの駆動系統は、鏡枠
側ズームギヤ28に連結される。次に、駆動モータを駆
動すると、ズームギヤ28が回転し、W′状態からW状
態(ワイド状態)になるように駆動されるが、ワイドへ
の停止制御は、反射シール15が、センサ14対向位置
から離れて出力信号が、「ハイ」から「ロー」になって
から、駆動モータのパルスカウンタによって行なわれ
る。
【0037】なお、図示しないB本体13側のズームボ
タンによってW(ワイド)〜T(テレ)間でズーミング
するときは、パルスカウンタにより、各ズーム位置を検
出して行われる。
【0038】次に、ズーム位置から沈胴する場合は、ワ
イドを通り越して、センサー信号が、ローからハイにな
ると、駆動モータの電圧制御をして、ゆっくり、W′へ
回転枠1が、反時計回りで動く。回転枠1が前記W′の
位置にくると、鏡枠のストッパがあり、パルスカウンタ
のパルスが出力されなくなり、駆動モータはストップす
る。続いて、図示しない電磁石でクラッチ切り換えを行
って、駆動モータの駆動系をセットギヤ34を駆動する
状態、すなわち、送りネジ36側に連結される。
【0039】そこで、駆動モータを駆動すると、送りネ
ジ36が回転し、セット・ダウンを始める。センサ14
の出力信号が、ハイからローになったところで、パルス
カウントを始め、完全沈胴位置の少し手前で駆動モータ
の電圧を制御をして、ゆっくり、沈胴端へ当て付ける。
当て付くと、パルスが出なくなりモータは停止する。
【0040】上記沈胴状態で、むやみに回転枠1を回す
ると、2G枠24のW側カムフォロワ24dが、カム枠
5の溝5bの壁に当たり、破損する恐れがある。そのた
めに、沈胴時には、図9の断面図に示すようにB本体1
3から回転枠1のロック手段としての突起状の回転止め
13cを設け、回転枠1の沈胴時回転止め溝1dに、は
まり込むような状態にして、むやみに回転できないよう
になっている。セット・アップ時は、光軸方向に繰り出
されて上記回転止め13cが外れるので、回転枠1は自
由に回転できる。
【0041】次に、B本体(カメラ本体)13側とS本
体(シャッタ本体)22内蔵のシャッタ等の間の電気接
続用のフレキシブルプリント基板であるKフレキ38に
ついて、図3,図9,図10,図11,図12,図1
3,図15,図16,図17等を用いて説明する。本レ
ンズ鏡筒では、セットアップ動作および2段繰り出しに
よるズーム動作があることは前述した。S本体22内に
あるセクター作動用アクチュエータやフォーカシング駆
動アクチューエータまたセンサ等の電装部への電源供給
乃至信号伝達を行うために、Kフレキ38がB本体13
側とS本体22間に接続されている。そして、上記Kフ
レキ38は、セットアップ動作およびズーム動作によっ
て、自在に伸縮する必要がある。
【0042】そこで、本レンズ鏡筒では、限られたスペ
ースの中で、鏡枠の一部を切り欠きKフレキ38を18
0°折り曲げて配置することにより、上述の伸縮動作を
可能としており、以下、図3等によりその構成を説明す
る。
【0043】まず、Sホンタイ22の後部にセクタを挟
んで羽根押さえ23が配置されている。羽根押さえ23
の後部に、Kフレキ38のドーナツ状シャッタ内配線部
38iが貼られており、上記各アクチュエータに配線さ
れている。羽根押さえ23の後部には一部突起23aが
突出しており、ここを180°回り込んで、羽根押さえ
固定部38a部まで接着等により固定され、保持されて
いる。その後、前方へ延出し、第2ループ部38dでル
ープを描いて反転している。
【0044】反転した先でのKフレキ38の固定用の第
2延長部材としての第2フレキ押さえ39が配設されて
いる。この第2フレキ押さえ39は、ガイド枠3の回転
止め凸部3dの後部に固定されており、ガイド枠3と一
体で移動する。そして、上記Kフレキ38は、上記第2
フレキ押さえ固定部38bで第2フレキ押さえ39に固
定されている。
【0045】Kフレキ38は、第1ループ部38eにて
再びループを描いて反転しており、前方へ延びている。
そして、反転した先でのフレキの固定用の第1延長部材
としての第1フレキ押さえ40が配設されている。この
第1フレキ押さえ40は、移動枠2の後部に、移動板7
と挟まれて固定されており、移動枠2のフレキ収納用切
り欠き部2hに収納されており、はみ出し防止用の係止
爪であるあおり止め2gによってKフレキ38と共にそ
の先端が保持されている。
【0046】Kフレキ38は、第1フレキ押さえ40の
先端で180°折り曲がり、第1フレキ押さえ固定部3
8gで固定されている。さらに、Kフレキ38は、移動
枠固定部40aを通り、ベローズ11の外側でアパーチ
ャ方向に向けて延び、第3ループ部38fでループを描
いて反転している。反転した先でKフレキ38は、B本
体13に固定部38cで固定されている。
【0047】上述したように、Kフレキ38には第2ル
ープ38d、第1ループ38e、第3ループ38fがあ
り、それぞれ、ズームによる1Z枠4とガイド枠3の差
動、ズームによるガイド枠3と移動枠2の差動、セット
アップ,ダウン(沈胴)動作に伴う作動に対応して上記
各ループの位置が移動する。
【0048】すなわち、第2ループ38dは、ワイドか
らテレになるにしたがって、羽根押さえ固定部38a側
に移動する。また、第1ループ38eは、ワイドからテ
レになるにしたがって180度折り返し部38h側に移
動する。また、第3ループ38fは、セットアップ状態
から沈胴状態になるにしたがって第1フレキ押さえの移
動枠固定部40a側に移動する。
【0049】以上、説明したように、本実施の形態のレ
ンズ鏡筒における接続用Kフレキとその固定支持構造に
よると、Kフレキ38に第1,第2,第3ループを形成
することによって、上記Kフレキ38は、各鏡枠が進退
移動してもスムーズに屈曲して差動し、しかも、占有ス
ペースが限定された狭い範囲に収まり、撮影光の光路に
進入することなく配設することができる。また、Kフレ
キ38は、第2フレキ押さえ39と第1フレキ押さえ4
0でしっかり保持されているので、鏡枠に接触するおそ
れがない。さらに、第3ループfは、ベローズ11の外
側にあるので、内面反射を起こす危惧もなくなる。
【0050】(付記)以上詳述した如き本発明の実施態
様によれば、以下の如き構成を得ることができる。即
ち、 (1)レンズ鏡筒において、第1鏡枠と、この第1鏡枠
の内周に嵌合して、該第1鏡枠に対して光軸方向に直進
する第2鏡枠と、上記第1鏡枠に保持され、光軸方向に
略平行に延びる延長部材と、この延長部材の先端にて1
80度折り返され、少なくとも折り返し部分を挟んだ外
側が上記延長部材に固定され、内側にてループ部が形成
されるフレキシブルプリント基板と、を具備しており、
上記第1鏡枠の一部を切り欠き、該切り欠き部分に上記
延長部材を配置したことを特徴とするレンズ鏡筒。
【0051】(2)上記(1)において、上記第1鏡枠
における切り欠き部分には、上記延長部材のはみ出しを
防止する係止爪を設けた。
【0052】(3)上記(1)において、上記フレキシ
ブルプリント基板における、上記ループ部を挟んだ上記
折り返し部分の反対側の一部は、上記第2鏡枠に固定さ
れている。
【0053】(4)上記(3)において、上記ループ部
の内側は、上記第2鏡枠が、光軸方向における第2鏡枠
の後端位置が第1鏡枠の後端と略一致するように移動さ
れた際に、該第2鏡枠の後端面当接する。
【0054】(5)上記(1)において、上記ループ部
は、先端が光軸方向に沿って前方を向くように湾曲され
ている。
【0055】(6)上記(1)において、上記第2鏡枠
はレンズ鏡筒のズーム動作に伴なって上記第1鏡枠に対
して光軸方向に進退する。
【0056】(7)上記(1)において、上記第1鏡枠
は、カメラの使用時に、カメラ本体内に収納された状態
から所定量突出した状態に移行される固定枠である。
【0057】(8)レンズ鏡筒において、第1鏡枠と、
この第1鏡枠の内周に嵌合して、該第1鏡枠に対して光
軸方向に直進する第2鏡枠と、この第2鏡枠の内周に嵌
合して、上記第2鏡枠と光軸方向に一体に構成され、光
軸周りに回転される第3鏡枠と、この第3鏡枠の内周に
て上記第2鏡枠に保持され、光軸方向に略平行に延びる
延長部材と、一端が上記延長部材に固定され、光軸方向
に他端側にループ部が形成されるフレキシブルプリント
基板と、を具備することを特徴とするレンズ鏡筒。
【0058】(9)上記(8)において、上記第2鏡枠
はレンズ鏡筒のズーム動作に伴なって上記第1鏡枠に対
して光軸方向に進退する。
【0059】(10)レンズ鏡筒において、カメラ本体
に対して光軸方向に進退される鏡枠と、この鏡枠の後部
からカメラ本体のフィルムアパーチャ近傍までを覆う遮
光部材と、この遮光部材の外側に配置され、一端が上記
鏡枠の後部に保持され、他端を上記鏡枠の外側にて上記
カメラ本体に保持され、これら保持部分に中間部分にて
ループを描くように湾曲されたフレキシブルプリント基
板と、を具備することを特徴とするレンズ鏡筒。
【0060】(11)上記(10)において、鏡枠は、
カメラ使用時にカメラ本体より突出するように前進され
る。
【0061】(12)レンズ鏡筒内にて光軸方向に延び
るように配設され、中間部分にて少なくとも3箇所のル
ープ部を有することを特徴とするフレキシブルプリント
基板。
【0062】(13)レンズ鏡筒において、第1鏡枠
と、この第1鏡枠の内周に嵌合して、該第1鏡枠に対し
て光軸方向に直進する第2鏡枠と、上記第1鏡枠に保持
され、光軸方向に略平行に延びる第1延長部材と、上記
第1鏡枠に対して光軸方向に進退される第2鏡枠と、こ
の第2鏡枠の内周に嵌合して、該第2鏡枠に対して光軸
方向に直進する第4鏡枠と、この第4鏡枠の内周に嵌合
して、上記第2鏡枠と光軸方向に一体に構成され、光軸
周りに回転される第3鏡枠と、この第3鏡枠の内周にて
上記第2鏡枠に保持され、光軸方向に略平行に延びる第
2延長部材と、上記第1延長部材の先端にて180度折
り返され、少なくとも折り返し部分を挟んだ外側が上記
第1延長部材に固定され、内側にて第1ループ部が形成
されると共に、該第1ループ部の先端が上記第2延長部
材に固定され、この固定部分を挟んだ第1ループ部の反
対側の先端に更に第2ループ部が形成されるフレキシブ
ルプリント基板と、を具備しており、上記第1鏡枠の一
部を切り欠き、該切り欠き部分に上記第1延長部材を配
置したことを特徴とするレンズ鏡筒。
【0063】(14)上記(13)において、上記第1
鏡枠における切り欠き部分には、上記延長部材のはみ出
しを防止する係止爪を設けた。
【0064】(15)上記(13)において、上記フレ
キシブルプリント基板における、上記第1ループ部を挟
んだ上記折り返しの反対側の一部は、上記第2鏡枠に固
定されている。
【0065】(16)上記(15)において、上記第1
ループ部の内側は、上記第2鏡枠が、光軸方向における
第2鏡枠の後端位置が第1鏡枠の後端と略一致するよう
に移動された際に、該第2鏡枠の後端面当接する。
【0066】(17)上記(13)において、上記第1
ループ部は、先端が光軸方向に沿って前方を向くように
湾曲されている。
【0067】(18)上記(13)において、上記第2
鏡枠はレンズ鏡筒のズーム動作に伴なって上記第1鏡枠
に対して光軸方向に進退する。
【0068】(19)上記(13)において、上記第3
鏡枠はレンズ鏡筒のズーム動作に伴なって上記第2鏡枠
に対して光軸方向に進退する。
【0069】(20)上記(13)において、上記第1
鏡枠は、カメラの使用時に、カメラ本体内に収納された
状態から所定量突出した状態に移行される固定枠であ
る。
【0070】
【発明の効果】上述したように、本発明の請求項1記載
のレンズ鏡筒によれば、第1鏡枠の一部を切り欠き、そ
の部分にフレキシブルプリント基板を通すように配設し
たので、上記フレキシブルプリント基板の伸縮動作によ
るループ部の形成が具合良く規制され、その占有スペー
スも小さくなり、鏡枠設計の自由度が高くなり、また、
鏡筒の小型化も可能となる。
【0071】また、本発明の請求項2記載のレンズ鏡筒
によれば、回動する第3鏡枠の内部にフレキシブルプリ
ント基板を固定する延長部材を通すことによって、鏡枠
構成の自由度が増し、確実なフレキシブルプリント基板
の伸縮作動を得ることができる。
【0072】また、本発明の請求項3記載のレンズ鏡筒
は、遮光部材の外側にフレキシブルプリント基板のルー
プ部が形成されるので、フレキシブルプリント基板によ
る内面反射発生のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ鏡枠の分解斜視図の一部。
【図2】図1のレンズ鏡筒の分解斜視図の一部。
【図3】図1のレンズ鏡筒のワイド状態での断面図。
【図4】図1のレンズ鏡筒の繰り出し駆動部の部分拡大
断面図。
【図5】図1のレンズ鏡筒のS蓋の1Z枠への取り付け
状態を示す部分の部分拡大断面図。
【図6】図1のレンズ鏡筒の軸吊り部の部分拡大断面
図。
【図7】図1のレンズ鏡筒の送りネジの支持部の部分拡
大断面図。
【図8】図1のレンズ鏡筒の2G枠のカムフォロワ配置
状態を示す拡大図。
【図9】図1のレンズ鏡筒のワイド状態における正面側
(被写体側)からみた断面図。
【図10】図1のレンズ鏡筒のワイド状態における背面
側(フィルム面側)からみた断面図。
【図11】図10のA矢視図であって、Kフレキとフレ
キ押さえの配設状態を示す。
【図12】図1のレンズ鏡筒のテレ状態での断面図。
【図13】図1のレンズ鏡筒の沈胴状態での断面図。
【図14】図13における断面部分とは別の2群バネ軸
周りの断面図。
【図15】図1のレンズ鏡筒のワイド状態での移動枠と
カム枠の展開図。
【図16】図1のレンズ鏡筒のテレ状態での移動枠とカ
ム枠の展開図。
【図17】図1にレンズ鏡筒に組み込まれる電気接続用
Kフレキとフレキ押さえの分解斜視図。
【図18】図1のズームレンズ付きカメラのレンズ鏡筒
の沈胴時のセンサ検出状態を示す展開図。
【図19】図1のレンズ鏡筒の回転枠がW′位置にある
時のセンサ検出状態を示す展開図。
【図20】図1のレンズ鏡筒の回転枠がW(ワイド)位
置にある時のセンサ検出状態を示す展開図。
【図21】図1のレンズ鏡筒のセンサ出力信号のタイム
チャ−ト。
【符号の説明】
2 ……移動枠(第1鏡枠) 2h ……切り欠き 3 ……ガイド枠(第2鏡枠) 5 ……カム枠(第3鏡枠) 11 ……ベローズ(遮光部材) 38 ……Kフレキ(フレキシブルプリント基板) 38d,38e,38f……ループ部 39 ……第2フレキ押さえ(延長部材) 40 ……第1フレキ押さえ(延長部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 豊彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡筒において、 第1鏡枠と、 この第1鏡枠の内周に嵌合して、該第1鏡枠に対して光
    軸方向に直進する第2鏡枠と、 上記第1鏡枠に保持され、光軸方向に略平行に延びる延
    長部材と、 この延長部材の先端にて180度折り返され、少なくと
    も折り返し部分を挟んだ外側が上記延長部材に固定さ
    れ、内側にてループ部が形成されるフレキシブルプリン
    ト基板と、 を具備しており、上記第1鏡枠の一部を切り欠き、該切
    り欠き部分に上記延長部材を配置したことを特徴とする
    レンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 レンズ鏡筒において、 第1鏡枠と、 この第1鏡枠の内周に嵌合して、該第1鏡枠に対して光
    軸方向に直進する第2鏡枠と、 この第2鏡枠の内周に嵌合して、上記第2鏡枠と光軸方
    向に一体に構成され、光軸周りに回転される第3鏡枠
    と、 この第3鏡枠の内周にて上記第2鏡枠に保持され、光軸
    方向に略平行に延びる延長部材と、 一端が上記延長部材に固定され、光軸方向の他端側にル
    ープ部が形成されるフレキシブルプリント基板と、 を具備することを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 レンズ鏡筒において、 カメラ本体に対して光軸方向に進退される鏡枠と、 この鏡枠の後部からカメラ本体のフィルムアパーチャ近
    傍までを覆う遮光部材と、 この遮光部材の外側に配置され、一端が上記鏡枠の後部
    に保持され、他端を上記鏡枠の外側にて上記カメラ本体
    に保持され、これら保持部分の中間部分にてループを描
    くように湾曲されたフレキシブルプリント基板と、 を具備することを特徴とするレンズ鏡筒。
JP30163195A 1995-11-20 1995-11-20 レンズ鏡筒 Pending JPH09145976A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6742940B2 (en) 2001-08-30 2004-06-01 Nikon Corporation Shading device and lens barrel
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JP2018192280A (ja) * 2010-12-09 2018-12-06 エンドチョイス イノベーション センター リミテッド マルチカメラ内視鏡用フレキシブル電子回路基板
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