JPH09144622A - インジェクタ駆動回路 - Google Patents

インジェクタ駆動回路

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JPH09144622A
JPH09144622A JP30620395A JP30620395A JPH09144622A JP H09144622 A JPH09144622 A JP H09144622A JP 30620395 A JP30620395 A JP 30620395A JP 30620395 A JP30620395 A JP 30620395A JP H09144622 A JPH09144622 A JP H09144622A
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JP
Japan
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solenoid
holding current
injector
capacitor
voltage
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JP30620395A
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Inventor
Takuya Yasui
卓也 安井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インジェクタのソレノイドのオフスピードの低
下を防止し、インジェクタの噴射特性の低下を防止す
る。 【解決手段】 酸素センサ17からのリーンリッチ信号
がリーン、リッチを繰り返し始めた時点で、コントロー
ル信号発生部14は保持電流をI1 →I2 →I3→I4
(I1 >I2 >I3 >I4 )となるように基準電圧を減
少させていく。必要な時点までインジェクタがオンして
おり、次にI4 にしたとき、保持電流限界値ILMT 以下
となってインジェクタが早くオフすると、リーン状態
となる。このときのリーンリッチ信号を入力すると、コ
ントロール信号発生部14はこのリーン状態のままとな
る時点直前のI3 が真に必要な最小の保持電流と判定し
この後保持電流をI3 に設定し、このI3 に基づい
て基準電圧(基準信号)を保持電流供給回路9に印加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関におい
て、インジェクタを駆動するインジェクタ駆動回路に係
り、さらに詳細には、 高圧型インジェクタに好適なイン
ジェクタ駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガソリンエンジンにおけるインジ
ェクタ(燃料噴射弁)は、インテークマニホルドに配設
されるのが、一般的であり、 又、インジェクタによって
噴射されたガソリン燃料は、インテークマニホルド内に
おいて燃焼用空気と所望の混合比に混合された後、シリ
ンダ内に供給されていた。 又、インジェクタに供給され
るガソリン燃料の燃料圧力(燃圧)は数気圧程度であ
り、 インジェクタを開閉駆動するアクチュエータにも高
速応答性が特に要求されることもなく、 車載バッテリの
有する電源電圧によって満足のいくインジェクタの駆動
が実現されていた。
【0003】近年、 燃焼効率の向上を図るため、 シリン
ダにインジェクタを配設し、 シリンダ内に噴射を行うこ
とが試みられている。 このシリンダ内への燃料の直接噴
射によれば、 インジェクタから供給されるガソリン燃料
は全てシリンダ内に供給されるので、より理論値に近い
燃焼を実現することが可能となり、 燃費の向上、排気ガ
ス中の、NOx 、HC等の低減を実現することができ
る。
【0004】しかしながら、 かかる場合、 ガソリン燃料
が噴射される空間は、 シリンダ、ピストン、 及びシリン
ダによって構成される空間であり、 圧縮行程中での噴射
を考えるとインテークマニホルド内に噴射される場合と
比較して、非常に高い圧力下で噴射を行わなければなら
ない。燃料噴射後に燃料が充分拡散される空間的、 時間
的余裕がない。従って、このような条件下において、 従
来と同等の燃焼条件を得るためには、 インジェクタに供
給されるがガソリン燃料の燃圧を高くして、シリンダ内
に燃料が噴射された瞬間から充分に拡散するようにして
やればよい。このように燃圧を高くすると、 同一のイン
ジェクタ開弁時間内により多くのガソリン燃料がシリン
ダ内に供給されるが、エンジンが必要とするガソリン燃
料量は、従来のインテークマニホルド内における燃料噴
射の場合と変わらず、燃料噴射量を同一にしなければな
らない。
【0005】そのためには、 高い燃圧に抗してインジェ
クタを高速駆動して燃料噴射時間を正確にコントロール
する必要があり、 アクチュエータに高電圧を印加して、
インジェクタを高速でON、OFF動作(弁の開閉動
作)させるアクチュエータの高速駆動回路が必要とな
る。
【0006】ここで、従来より用いられているアクチュ
エータの駆動回路としては、例えば、特開昭57−49
059号公報に記載されているアクチュエータの駆動回
路がある。この公報に記載のアクチュエータの駆動回路
は、大容量、高耐圧のコンデンサや、前記コンデンサを
充電するための昇圧回路が必要である。
【0007】図9を参照して、従来のインジェクタ駆動
回路の構成について説明する。バッテリBの両端子には
DC−DCコンバータよりなる昇圧回路21が接続さ
れ、昇圧回路21の両出力端子にはスイッチSW4、及
びコンデンサCが接続されている。コンデンサCの両端
子間には、スイッチSW1,SW3の並列回路、ソレノ
イドL、抵抗Rが直列に接続されている。バッテリBの
プラス端子と、ソレノイドLとスイッチSW1(スイッ
チSW3)との接続点との間には、スイッチSW2、ツ
ェナーダイオードZDとの並列回路、 及びダイオードD
とからなる直列回路が接続されている。前記ダイオード
DはソレノイドLにコンデンサCより印加された電圧が
逆流することを防止するための印加電圧逆流防止用であ
る。又、昇圧回路21の一次側マイナス端子と、二次側
マイナス端子は接地されている。なお、前記各スイッチ
SW1〜SW4は図示しない制御手段によってオン、オ
フ制御されるべく、トランジスタ、トライアック等のス
イッチング回路等によって構成される。又、スイッチS
W2は定電流回路も含んでいる。
【0008】上記のように構成されたインジェクタ駆動
回路を使用してインジェクタの駆動制御の説明をする。
まず、昇圧回路21によりコンデンサCに充電した高電
圧をスイッチSW1のオン(図10のt1時)により、
ソレノイドLに印加し、 高速に動作させる。
【0009】次に、そのままスイッチSW1をオンし続
け、LCR共振によってソレノイド電圧VSOL が負電圧
になるまで保持電流の供給を遅らせる(保持ディレイ方
式)。保持ディレイ期間(遅延時間)終了(図10のt
2時)後、 スイッチSW2をオンし、保持電流を供給す
る。 この時、スイッチSW1をオフする。
【0010】図10のt2〜t3の期間中はリミッタや
スイッチSW2のスイッチングを利用して、保持電流を
調節する(保持電流制御方式)。続いて、ソレノイドL
のオフタイミング(t3時)で、 スイッチSW2をオフ
する。この時点からわずかに遅らせて、 スイッチSW3
をオン(t4時)し、 コンデンサCの逆電圧をソレノイ
ドLに印加し、逆電流を流す(逆電圧印加方式)。そし
て、この後、適当なタイミングでスイッチSW3をオフ
(t5時)する。
【0011】次に、適当なタイミングで、SW4をオン
し(t6時)、昇圧回路21によりコンデンサCを充電
する。充電完了後はスイッチSW4をオフする(T7
時)。なお、図10中、VC はコンデンサ電圧である。
【0012】このように、インジェクタ駆動回路では、
高い燃圧に抗してインジェクタを高速駆動して燃料噴射
時間をコントロールしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のイン
ジェクタ駆動回路は、ソレノイドLの特性バラツキ、 経
年変化等を考慮してソレノイドLが安定して保持動作す
るためには、保持電流(図10におけるt2,t3間の
ソレノイド電流ISOL )の設定値を大き目にする必要が
あった。
【0014】又、インジェクタを高速にオフさせる(保
持電流を0とする)ために、図10のt4のタイミング
でインジェクタのソレノイドLにコンデンサCの負電圧
を印加させているところが上記のように保持電流を大
きめに設定しているため、ソレノイド電流ISOL を0と
するのに余分な時間が必要となりその結果ソレノイド
のオフスピードが低下し、インジェクタの噴射特性の低
下の一原因となっている。
【0015】さらに、t1〜t2間(遅延時間Dt )は
長く設定すると、コンデンサ放電によるソレノイド電流
SOL が0に近づく。従って、長くディレイ時間を設定
し過ぎると、ソレノイド電流ISOL が0に近づき過ぎ、
せっかくオン作動しているインジェクタが、保持電流が
流れ始める前に再び、 オフとなる不具合が発生する。
【0016】このソレノイド電流ISOL が0となるまで
の遅延時間Dt は、 回路のLCR共振のスピードによる
ため、すなわち、ソレノイドL、抵抗R、コンデンサC
の値によるため、ソレノイドLの特性、抵抗Rの温度変
化等によっても上記のような不具合が生じないように充
分短めな遅延時間Dt の設定がなされているしかし、
これは図10のP点(ソレノイド電圧VSOL ≒コンデン
サ電圧VC に負電圧を充電終了させるタイミング)が、
図において左方向にずれる(より小さい負電圧しかコン
デンサにチャージできない)こととなり、ソレノイドの
オフスピードが低下し、その結果、インジェクタの噴射
特性の低下の問題点があった。
【0017】この発明の目的は、保持電流の値を必要最
小限に設定でき、このことによってソレノイドのオフス
ピードの低下を防止し、インジェクタの噴射特性の低下
を防止することができるインジェクタ駆動回路を提供す
ることにある
【0018】さらに、この発明の目的は、コンデンサの
負電圧の充電終了タイミングを限界近くに設定でき、こ
のことにより、噴射特性の低下を防止することができる
インジェクタ駆動回路を提供することにある
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、インジェクタを駆動するソレノイ
ドと、電源に接続された昇圧回路により充電されるコン
デンサと、インジェクタ駆動信号に応答して前記コンデ
ンサから前記ソレノイドへの放電電流をオンオフ制御す
るスイッチ回路と、前記スイッチ回路の制御による放電
電流供給後、前記電源からソレノイドへの保持電流を供
給する保持電流供給回路とを含むインジェクタ駆動回路
において、インジェクタの燃料供給状態を検出する燃料
供給状態検出手段と、前記燃料供給状態検出手段の検出
に基づいて電源からソレノイドへの保持電流の電流値を
可変する保持電流可変手段を備えたことをその要旨とし
ている
【0020】請求項2の発明は、インジェクタを駆動す
るソレノイドと、電源に接続された昇圧回路により充電
されるコンデンサと、インジェクタ駆動信号のオンに応
答して所定の遅延時間コンデンサからソレノイドへ電流
を供給し、かつ、前記遅延時間経過後にオフしてコンデ
ンサに蓄えられた逆電圧を前記ソレノイドに引加する第
1のスイッチ回路と、第1のスイッチ回路のオン後、前
記遅延時間を経過したときに、前記電源からソレノイド
への保持電流をオンオフ制御する第2のスイッチ回路と
を含むインジェクタ駆動回路において、前記遅延時間中
のコンデンサの電圧を検出するコンデンサ電圧検出手段
と、前記検出手段が検出したコンデンサの電圧変化に基
づいて前記所定の遅延時間を変更する遅延時間変更手段
とを備えたことをその要旨としている
【0021】(作用)請求項1の発明では、スイッチ回
路は、インジェクタ駆動信号に応答して前記コンデンサ
から前記ソレノイドへの放電電流をオンオフ制御する。
保持電流供給回路は、スイッチ回路の制御による放電電
流供給後、電源からソレノイドへの保持電流をオンオフ
制御する。燃料供給状態検出手段は、インジェクタの燃
料供給状態を検出し、保持電流可変手段は、前記燃料供
給状態検出手段の検出に基づいて電源からソレノイドへ
の保持電流の電流値を可変する。
【0022】請求項2の発明では、第1のスイッチ回路
は、インジェクタ駆動信号のオンに応答して所定の遅延
時間コンデンサからソレノイドへ電流を供給し、かつ、
前記遅延時間経過後にオフしてコンデンサに蓄えられた
逆電圧をソレノイドに引加する。第2のスイッチ回路
は、第1のスイッチ回路のオン後、前記遅延時間経過し
たときに、電源からソレノイドへの保持電流をオンオフ
制御する。コンデンサ電圧検出手段は、遅延時間中のコ
ンデンサの電圧を検出し、遅延時間変更手段は、前記検
出手段が検出したコンデンサの電圧変化に基づいて遅延
時間を変更する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明をガソリンエンジン
システムに具体化した第1の実施の形態を図1〜図4に
従って説明する。
【0024】図1は本発明に係る1気筒分のインジェク
タ駆動回路10及びインジェクタ駆動回路10を制御す
る制御回路を示している。 図2は高電圧発生出力回路9
の電気回路図を示している。図3はインジェクタ駆動信
号、スイッチSW1,SW3,SW4、保持電流供給回
路、コンデンサ電圧VC 、ソレノイド電圧VSOL 、ソレ
ノイド電流ISOL のタイムチャート、図4(a)、
(b)はインジェクタ駆動信号、保持電流のタイムチャ
ートを示している。
【0025】図1のインジェクタ駆動回路10の構成は
図9の従来のインジェクタ駆動回路の構成とはツェナー
ダイオードZD、ダイオードD、及びスイッチ回路SW
2が省略されている代わりに保持電流供給回路13を備
えていることが異なっているのみで、他の構成は同一で
あるため、同一符号を付して、その説明を省略する。す
なわち、インジェクタ駆動回路10は昇圧回路11、コ
ンデンサC、スイッチSW1,SW3,SW4、バッテ
リBから構成される高電圧発生出力制御回路8と、保持
電流供給回路9とから構成されている。前記スイッチS
W1は、スイッチ回路を構成している
【0026】前記インジェクタ駆動回路10により作動
制御されるソレノイドLは燃料噴射弁に内蔵されるソレ
ノイド式のアクチュエータであって、ソレノイドL内を
摺動するプランジャと、 プランジャに固定されたニード
ルバルブと、 ニードルバルブを閉弁方向に付勢するスプ
リングを備えている。 そして、ソレノイドLに電圧が印
加されると、プランジャがニードルバルブに付与されて
いるスプリング弾性力及び燃圧に抗して開弁方向に移動
し、 ニードルバルブ先端にて閉塞されていた噴射孔が開
放される。
【0027】前記インジェクタ駆動回路10を制御する
制御回路12を図1に従って説明する。制御回路12
は、電子制御ユニット(以下「ECU」という。)1
3、コントロール信号発生部14を備えている。 ECU
13は図示しない中央処理装置(CPU)を備えてい
る。前記ECU13には、内燃機関としてのエンジンの
作動状態を検出するために、各種センサ(図示しない)
が接続されている。すなわち、ECU13にはエアーフ
ローメータ、吸気温センサ、スロットルセンサ、水温セ
ンサ、エンジン回転数センサ(いずれも図示しない)、
及び酸素センサ17等が通信線を介して接続されてい
る。エアーフローメータはエンジンが吸入する吸入空気
量を計測するものであり、吸気温センサは吸気通路を流
通する吸入空気の温度変化を検出する。吸気温は、イン
ジェクタの先端部の周囲の雰囲気温度に相当する。スロ
ットルセンサは吸気通路に設けられたスロットル弁の開
度(スロットル開度)を検出する。水温センサはエンジ
ンのウォータアウトレット部に取付けられ、エンジンの
冷却水の温度(冷却水温)を検出する。酸素センサは排
気マニホルド内の排気ガス中の酸素濃度を検出し、リー
ンリッチ信号をECU13に入力する。
【0028】前記ECU13には、コントロール信号発
生部14が通信線15,16を介して接続されている。
通信線15はセンサ信号専用回線であり、通信線16は
インジェクタ駆動信号専用回線である。ECU13は図
示しないROMに格納した制御プログラムに従い前記各
センサからの検出信号に基づいてエンジンの運転状態を
判断し、その運転状態に対応した制御信号をコントロー
ル信号発生部14に対して通信線16を介して入力す
る。コントロール信号発生部14は図示しない中央処理
装置(CPU)を備えており、各種制御プログラムを格
納するROM及びRAMを備えているコントロール
信号発生部14は各スイッチSW1,SW3,SW4及
び保持電流供給回路9に対して各信号線を介して接続さ
れている。コントロール信号発生部14はECU13か
ら入力した制御信号に基づき、ROMに格納した制御プ
ログラムに従って前記制御信号が入力した後のいくつか
の所定時間を経過する毎にスイッチSW1,SW3,S
W4を各別にオン・オフ制御可能とされている。又、コ
ントロール信号発生部14には、ECU13を介して酸
素センサ17からのリーンリッチ信号が入力される。そ
して、コントロール信号発生部14は、このリーンリッ
チ信号に基づいて適正な空燃比を得るための基準信号を
保持電流供給回路9に入力し、同保持電流供給回路9を
制御可能とされている。
【0029】次に、インジェクタ駆動回路9の保持電流
供給回路9の構成を図1を参照して説明する。 図1は保持電流供給回路9の回路構成を示している。
【0030】D/Aコンバータ20はコントロール信号
発生部14に接続され、コントロール信号発生部14か
ら入力された基準電圧である基準信号(デジタル信号)
をアナログの基準信号Vref に変換し、誤差検出部21
に同基準信号Vref を入力する。又、抵抗Rのプラス、
マイナス両端子には電流検出部25が接続されている。
電流検出部25は抵抗Rに流れる電流ISOL 値を電圧V
SHとして検出し、前記誤差検出部21に入力する。誤差
検出部21は前記基準電圧であるVref とVSHの差に応
じた電圧Verr を誤差デューティ出力変換部23に入力
する。
【0031】発振部22は所定の基本周波数を有する鋸
波を発振し、この鋸波を誤差デューティ出力変換部23
に入力する。誤差デューティ出力変換部23は前記誤差
検出部21から入力した電圧Verr と前記発振部22か
ら入力した鋸波とに基づいて電圧Verr を0に収束する
方向、すなわち、電圧VSHと基準信号Vref とが等しく
なるように制御したデューティ出力を出力トランジスタ
24のベースに供給する。ソレノイドLに流れる保持電
流ISOL が出力トランジスタ24はエミッタがバッテリ
Bに接続され、コレクタがダイオード25を介してソレ
ノイドLのプラス端子に接続されている。誤差デューテ
ィ出力変換部23のデューティ出力により、出力トラン
ジスタ24はオンオフされ、ソレノイドLに流れるソレ
ノイド電流ISOL を制御する。
【0032】前記酸素センサ17により燃料供給状態検
出手段が構成され、コントロール信号発生部14、D/
Aコンバータ20、誤差検出部21及び誤差デューティ
出力変換部23等とから保持電流可変手段が構成されて
いる。
【0033】次に前記インジェクタ駆動回路10の作用
を図3及び図4(a)(b)を参照して説明する。E
CU13は、各種センサからの入力信号に基づいて駆動
開始タイミングt1を燃料噴射制御プログラムに従って
決定し、インジェクタ駆動信号をt1時に通信線16を
介してコントロール信号発生部14に入力する。コント
ロール信号発生部14は、このソレノイド駆動信号の立
ち上がりに基づいてスイッチSW1をオンし、昇圧回路
21によりコンデンサCに充電した高電圧をソレノイド
Lに印加し、 高速に動作させる。
【0034】次に、そのままスイッチSW1をオンし続
け、LCR共振によってソレノイド電圧VSOL が負電圧
になるまで保持電流の供給を遅らせる(保持ディレイ方
式)。保持ディレイ期間(遅延時間)終了(図3のt2
時)後、 保持電流供給回路9をオンし、保持電流を供給
する。 この時、スイッチSW1をオフする。
【0035】図3のt2〜t3の期間中はリミッタや保
持電流供給回路9のスイッチングを利用して、保持電流
を調節する(保持電流制御方式)。なお、この保持電流
供給については後で詳細に説明する
【0036】続いて、ソレノイドLのオフタイミング
(t3時)で、 保持電流供給回路9をオフする。この時
点からわずかに遅らせて、 スイッチSW3をオン(t4
時)し、 コンデンサCの逆電圧をソレノイドLに印加
し、逆電流を流す(逆電圧印加方式)。そして、この
後、適当なタイミングでスイッチSW3をオフ(t5
時)する。 次に、適当なタイミングで、SW4をオンし
(t6時)、昇圧回路21によりコンデンサCを充電す
る。そして、コンデンサC1が充電完了後であるt7時
にスイッチSW4をオフ作動する。このようにして、1
回の燃料噴射毎に上述の制御が繰り返し実行される。
【0037】次にコントロール信号発生部14及び保持
電流供給回路9による保持電流可変制御を詳細に説明す
この制御は、コントロール信号発生部14のCPUが処
理する制御プログラムにおいて、最初は図4(b)に示
すように保持電流ISOL をI1 だけ流すように設定され
ている。すなわち、I1 はソレノイドLの特性バラツ
キ、 経年変化等を考慮してソレノイドLが確実に保持動
作する値とされている。そして、酸素センサ17による
フィードバック制御が開始されると、このエンジンシス
テムが安定し、酸素センサ17から入力されるリーンリ
ッチ信号がリーン、リッチを繰り返し始めた時点で、コ
ントロール信号発生部14のCPUは保持電流ISOL
1→I2 →I3 →I4 (I1 >I2 >I3 >I4 )と
なるように基準電圧(基準信号)を減少変化させていく
(図4(b)参照)。そして、この制御値である基準電
圧をCPUはその時々にコントロール信号発生部14の
RAMに記憶する。
【0038】そして、上記のように保持電流ISOL を制
御してゆき、必要なタイミングT3までインジェクタが
オンしており、次にI4 にしたとき、保持電流限界値I
LMT以下となって必要なタイミングt3 以前のtOFF
時にインジェクタがオフしたとする。
【0039】このときまでは、システムは安定にリッ
チ、リーンを繰り返していた状態から突然リーンのまま
の状態、すなわち、インジェクタが早くオフとなるた
め、噴射量が少なくなってリーン状態となる。このとき
のリーンリッチ信号をコントロール信号発生部14が入
力すると、コントロール信号発生部14のCPUはこの
リーン状態のままとなる時点直前の保持電流ISOL
値、すなわちI3 が真に必要な最小の保持電流と判定し
この後保持電流ISOL をI3 に設定し、このI3
基づいて基準電圧(基準信号)を保持電流供給回路9に
印加する。
【0040】上記のように本実施の形態では、コントロ
ール信号発生部14は保持電流ISO L をI1 →I2 →I
3 →I4 となるように基準電圧(基準信号)を減少変化
させ、酸素センサ17のリーンリッチ信号に基づいてリ
ーン状態のままとなっているか否かを判定する。そし
て、リーン状態のままとなっているときには、リーン状
態のままとなる時点直前の保持電流I3 の値が真に必要
な最小の保持電流と判定して、以後この保持電流I3
基づいて基準電圧(基準信号)を保持電流供給回路9に
印加する。この結果、保持電流ISOL を必要最小限とす
ることができることから、ソレノイド電流ISOL を0と
する時間は最小とすることができる。このため、ソレノ
イドのオフスピードを高速に行うことができるため、噴
射特性を向上することができる。
【0041】次に、前記実施の形態の変形例を図4
(c)、図5及び図6に従って説明する。この変形例で
は、第1の実施の形態の保持電流供給回路9の構成中、
コントロール信号発生部9に電圧波形変換部27が接続
され、電圧波形変換部27が電圧加算器28に接続され
ているところが異なっているそして、電圧加算器28
は誤差検出部21に接続されている。前記コントロール
信号発生部14は電圧波形変換部27に対し図6(a)
の入力波形に示す「0」「1」波形、すなわち、矩形波
P を入力し、電圧波形変換部27はこの入力波形を図
6(b)の出力波形に示すような時間とともに電圧が漸
減する波形に変換し、電圧加算器28にVP1として入力
する。電圧加算器28はD/Aコンバータ20からの電
圧と、VP1とを加算して、基準信号(基準電圧)Vref
として誤差検出部21に出力する。
【0042】従って、基準信号(基準電圧)Vref は時
間的に漸減する。前記電圧波形変換部27、電圧加算器
28及びD/Aコンバータ20とにより、基準信号を時
間と共に漸減する基準信号漸減手段が構成されている。
【0043】そして、この基準信号漸減手段を含む保持
電流可変手段は、時間とともに保持電流が漸減する保持
電流漸減手段を構成している、この基準信号(基準電
圧)Vref を使用することによりこの変形例では例え
保持電流ISOL をI1 →I2 →I3 →I4 (I1
2 >I3 >I4 )に変化させた場合、I3 からI4
変化したときに、保持電流限界値ILMT 以下となって
も、第1の実施の形態と異なりインジェクタのオフタ
イミングがt3からtOFF と大きく変化することはな
く、図4(c)に示されているようにtOFF 以後のt
OFF2時となる。
【0044】このため、この変形例では、保持電流可変
制御中におけるインジェクタのオフタイミングの急激な
変化を抑制でき、小さな変化にすることができる。次に
第2の実施の形態を図7及び図8に従って説明する。
【0045】本実施の形態では、従来と同様にスイッチ
回路SW1〜SW4、ダイオードD、ツェナーダイオー
ドZD、ソレノイドL、抵抗Rを備えている前記スイ
ッチSW1が第1のスイッチ回路を構成し、スイッチS
W2が第2のスイッチ回路を構成している
【0046】制御回路12は、前記第1の実施の形態と
同様にECU13、コントロール信号発生部14を備え
ている前記ECU13には、内燃機関としてのエンジ
ンの作動状態を検出するために、第1の実施の形態と同
様に各種センサ(図示しない)が接続されている。EC
U13は図示しないROMに格納した制御プログラムに
従い前記各センサからの検出信号に基づいてエンジンの
運転状態を判断しその運転状態に対応した制御信号を
信号線16を介してコントロール信号発生部14を介し
て入力する。コントロール信号発生部14はECU13
から入力した制御信号に基づいて前記制御信号が入力
した後のいくつかの所定時間を経過する毎にスイッチS
W1〜SW4を各別にオン・オフ制御可能とされてい
る。
【0047】前記コンデンサCのプラス端子にはホール
ド回路29が接続され、コントロール信号発生部14か
らの制御信号に基づいてコンデンサ電圧VC をホールド
するとともに、そのホールドしたコンデンサ電圧VC
信号をA/Dコンバータ30に入力する。前記ホールド
回路29によりコンデンサ電圧検出手段が構成されてい
る。A/Dコンバータ30はアナログ値であるコンデン
サ電圧VC の信号をデジタル値に変換した上でコントロ
ール信号発生部14に入力する。なお、この実施の形態
でソレノイド電圧を直接検出せずに、コンデンサ電圧V
C を検出するのは、ソレノイド電圧VSOL ≒コンデンサ
電圧VC である理由と、ソレノイド電圧を直接検出する
ことは回路上構成上制約があるためである。従って、こ
の実施の形態では、回路上簡便な構成とすることができ
る。前記コントロール信号発生部14は、遅延時間変更
手段を構成している。
【0048】次に前記インジェクタ駆動回路10の作用
を図8を参照して説明する。なお、この実施の形態にお
いては、図10に示されるタイムチャートに従って各ス
イッチSW1〜SW4は制御されるため、従来と異なる
ところを中心に説明する。
【0049】この実施の形態では、スイッチSW1の遅
延時間Dt 、すなわち、t2を可変でき、この変化によ
る遅延時間Dt 終了直後のコンデンサ電圧VC の変化量
を計測して、この変化量が所定の値になるように遅延時
間Dt を制御するものである。
【0050】すなわち、ECU13からインジェクタ駆
動回信号が通信線16を介してコントロール信号部に入
力されると、コントロール信号発生部14のCPUは、
このソレノイド駆動信号の立ち上がりに基づいてスイッ
チSW1をオンし、昇圧回路21によりコンデンサCに
充電した高電圧をソレノイドLに印加し、 高速に動作さ
せる。次に、そのままスイッチSW1をオンし続け、L
CR共振によってソレノイド電圧VSOL が負電圧になる
まで保持電流の供給を遅延時間Dt 分遅らせる。この遅
延時間Dt 終了(図10のt2時)後、 スイッチSW2
をオンし、保持電流を供給する。 この時、スイッチSW
1をオフする。なお、最初この処理を行う場合には、遅
延時間Dt は初期値を使用する初期値は従来と同様に
充分余裕を見た早い時点でSW1がオフする時点とされ
ている。
【0051】このスイッチSW1の遅延時間Dt 終了タ
イミングにおいて、ホールド回路29に入力されている
コンデンサ電圧VC がコントロール信号発生部14のC
PUからの指令信号によりホールドされる。この電圧V
c をA/Dコンバータ30にてアナログ値からデジタル
値に変換した上でコントロール信号発生部14に入力
し、RAMに記憶する。この値をVC-A とする。次にコ
ントロール信号発生部14は遅延時間Dt を一定量Δt
(例えば10μs等、この使用するシステムの回路で
制御可能な最小可変値等)長くする。すなわち、今回の
遅延時間Dt に対してΔtを加算した値を次の噴射実行
処理時における遅延時間Dt とするのである。この後、
スイッチSW2〜SW4を従来と同様に制御する。
【0052】次の噴射実行処理においては、スイッチS
W1の遅延時間Dt 終了タイミングに、ホールド回路2
9に入力されているコンデンサ電圧VC をコントロール
信号発生部14からの指令信号によりホールドする。こ
の電圧Vc をA/Dコンバータ30にてアナログ値から
デジタル値に変換した上でコントロール信号発生部14
に入力し、RAMに記憶する。この値をVC-B とする。
【0053】前回の実行処理で得たコンデンサ電圧V
C-A と、今回の実行処理で得たコンデンサ電圧VC-B
が得られると、コントロール信号発生部14のCPU
は、微分演算を行う。すなわち、Xの演算を行う。(
X=ΔV/Δt、なお、ΔV=V C-B −VC-A ) 次にコントロール信号発生部14のCPUは所定値Y
(=dv/dt、なお、Yは0近傍の負の傾きの値であ
る)に対して大きいか小さいかの判定を行う。
【0054】そして、X<Yであれば、コントロール信
号発生部14のCPUは遅延時間D t を一定量Δt長く
する。すなわち、今回の遅延時間Dt に対してΔtを加
算した値を次の噴射実行処理時における遅延時間Dt
する。
【0055】反対に、X>Yであれば、コントロール信
号発生部14のCPUは遅延時間D t を一定量Δt短く
する。すなわち、今回の遅延時間Dt に対してΔtを減
算した値を次の噴射実行処理時における遅延時間Dt
する。
【0056】上記のように遅延時間Dt が演算されて
噴射実行処理が繰り返されることにより遅延時間Dt
は、限界ぎりぎりまで収束する。図8は、コンデンサ電
圧VC 及びソレノイド電流ISOL のタイムチャートを示
している図中Aはソレノイド電流ISOL におけるコン
デンサCの放電電流を示し、BはスイッチSW2がオン
した後の保持電流を示している
【0057】又、tc はコンデンサCの放電電流が0と
なる時点を示している。又、図中cは、tc 時点におけ
るコンデンサ電圧VC 波形のdv/dtを示している
すなわち、コンデンサ電圧VC 波形のdv/dtが0に
なる点が最大の負電圧が得られる時点であり、コンデ
ンサCの充放電による電流値が「0」となる点に等しい
(なお、電圧と電流は位相が90゜ずれて変化している
ためである。)。
【0058】そして、従来技術の課題でも述べたよう
に、この電流値が「0」となると、インジェクタがオフ
してしまうため、電気回路の各種構成部材のバラツキを
考慮し、充分余裕を見た早い時点として、従来はta
点(=t2)を設定している。aは従来の充分短めの遅
延時間Dt を取るために余裕をみた場合のta 時点(=
t2)におけるコンデンサ電圧VC 波形のdv/dtを
示しているbはこの実施の形態において遅延時間Dt
が限界ぎりぎりまで収束した時点tb (=t2)におけ
るコンデンサ電圧VC 波形のdv/dtを示している
【0059】図8から分かるように、インジェクタ駆動
回路を構成している各種構成部材のバラツキ、経年変
化、温度変化まで考慮して決定されていたta (=t
2)と異なりこの実施の形態では、各種のバラツキを
含め、実際に発生しているコンデンサ電圧VC 波形その
ものから限界値を決定でき。従って、不必要な余裕を見
込んでt2を設定する必要がなくなる。すなわち、コン
デンサCに発生、充電され得る限界ぎりぎりの負電圧ま
で有効に利用でき、ソレノイドオフのスピードの高速化
ができ、噴射特性の向上を図ることができる。
【0060】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、下記のようにすることも可能であ
る。 (イ) 回路の構成部品の経年変化により、保持電流限
界値ILMT が変化するため、前記第1の実施の形態にお
いて、必要な保持電流の最小値を判定するロジックをイ
グニッションスイッチのオフからオンする毎に実行して
もよい。こうすることにより、経年変化的な保持電流限
界値ILMT に対しても対応することができる。
【0061】(ロ) 前記第1の実施の形態の変形例と
して、図5に示す構成に代えてコントロール信号発生部
14のROMに格納される制御プログラム上において、
D/Aコンバータ20への基準電圧(基準信号)を時間
的に高速に減少するように変化させても変形例と同じ効
果が得られる
【0062】(ハ) 前記第2の実施の形態では、コン
デンサ電圧Vc を検出したが、ソレノイド電圧VSOL
検出してもよい。すなわち、この明細書では、コンデン
サ電圧は、ソレノイド電圧も含む意味である
【0063】この明細書中に記載された事項から特許請
求の範囲に記載された請求項以外に把握される技術的思
想についてその効果とともに記載する。 (1) 保持電流可変手段は、保持電流の可変後におい
て、燃料供給状態検出手段の検出結果が可変直前時の検
出結果と異なる場合には、可変直前の保持電流を保持す
ることを特徴とする請求項1に記載のインジェクタ駆動
回路この構成により、保持電流は必要最小限となっ
て、インジェクタを高速にオフでき、インジェクタのオ
フ特性が向上する
【0064】(2) 保持電流可変手段は、保持電流が
時間とともに漸減するようにしたこと請求項1又は上記
(1)に記載のインジェクタ駆動回路この構成により
保持電流可変制御中におけるインジェクタのオフタイ
ミングの急激な変化を抑制でき、小さな変化にすること
ができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、保持電流の値を必要最小限に設定でき、このこ
とによってソレノイドのオフスピードの低下を防止し、
インジェクタの噴射特性の低下を防止することができ
る。
【0066】請求項2の発明によれば、コンデンサの負
電圧の充電終了タイミングを限界近くに設定でき、この
ことにより、噴射特性の低下を防止することができる、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のインジェクタ駆動
回路の電気回路図。
【図2】高電圧発生出力回路の電気回路図。
【図3】インジェクタ駆動信号、スイッチSW1、保持
電流供給回路、SW3、SW4、コンデンサ電圧、ソレ
ノイド電圧、ソレノイド電流のタイムチャート。
【図4】(a)はインジェクタ駆動信号、(b)は第1
の実施の形態の保持電流、(c)は変形例の保持電流の
それぞれのタイムチャート。
【図5】第1の実施の形態の変形例の電気回路図。
【図6】(a)及び(b)は同じく電圧波形変換部の入
力波形及び出力波形図。
【図7】第2の実施の形態のインジェクタ駆動回路の電
気回路図。
【図8】第2の実施の形態のVC 及びISOL のタイムチ
ャート。
【図9】従来例のインジェクタ駆動回路の電気回路図。
【図10】同じくソレノイド駆動信号、スイッチSW1
〜SW4、コンデンサ電圧、ソレノイド電圧、ソレノイ
ド電流のタイムチャート。
【符号の説明】
10…インジェクタ駆動回路、12…制御回路、13…
ECU、14…コントロール信号発生部(遅延時間変更
手段、20、21、23等とともに保持電流可変手段を
構成する)、15…通信線、16…通信線(ソレノイ
ド駆動信号専用回線)、17…酸素センサ(燃料供給状
態検出手段)、21…誤差検出部、22…発振部、23
…誤差デューティ出力変換部、24…出力トランジス
タ、26点電流検出部、27…電圧波形変換部、28…
電圧加算器、29…ホールド回路(コンデンサ電圧検出
手段)、30…A/Dコンバータ、B…バッテリ、C…
コンデンサ、L…ソレノイド。SW1…第1のスイッチ
(第1のスイッチ回路)、SW2…第2のスイッチ(第
2のスイッチ回路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジェクタを駆動するソレノイドと、 電源に接続された昇圧回路により充電されるコンデンサ
    と、 インジェクタ駆動信号に応答して前記コンデンサから前
    記ソレノイドへの放電電流をオンオフ制御するスイッチ
    回路と、 前記スイッチ回路の制御による放電電流供給後、前記電
    源からソレノイドへの保持電流を供給する保持電流供給
    回路とを含むインジェクタ駆動回路において、 インジェクタの燃料供給状態を検出する燃料供給状態検
    出手段と、 前記燃料供給状態検出手段の検出に基づいて電源からソ
    レノイドへの保持電流の電流値を可変する保持電流可変
    手段を備えたインジェクタ駆動回路。
  2. 【請求項2】 インジェクタを駆動するソレノイドと、 電源に接続された昇圧回路により充電されるコンデンサ
    と、 インジェクタ駆動信号のオンに応答して所定の遅延時間
    コンデンサからソレノイドへ電流を供給し、かつ、前記
    遅延時間経過後にオフしてコンデンサに蓄えられた逆電
    圧を前記ソレノイドに引加する第1のスイッチ回路と、 第1のスイッチ回路のオン後、前記遅延時間を経過した
    ときに、前記電源からソレノイドへの保持電流をオンオ
    フ制御する第2のスイッチ回路とを含むインジェクタ駆
    動回路において、 前記遅延時間中のコンデンサの電圧を検出するコンデン
    サ電圧検出手段と、 前記検出手段が検出したコンデンサの電圧変化に基づい
    て前記所定の遅延時間を変更する遅延時間変更手段とを
    備えたインジェクタ駆動回路。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09273442A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Nissan Motor Co Ltd 筒内直噴式内燃機関用燃料噴射弁の駆動回路
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