JPH09144322A - 片持ちスラブ用腰壁板仮止め方法 - Google Patents

片持ちスラブ用腰壁板仮止め方法

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Publication number
JPH09144322A
JPH09144322A JP32945195A JP32945195A JPH09144322A JP H09144322 A JPH09144322 A JP H09144322A JP 32945195 A JP32945195 A JP 32945195A JP 32945195 A JP32945195 A JP 32945195A JP H09144322 A JPH09144322 A JP H09144322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall board
wall plate
support
waist wall
spandrel wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32945195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yoko
博 余湖
Takeo Mitsuki
武夫 三ツ木
Shigeru Ishikawa
茂 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakano Corp Co Ltd
Original Assignee
Nakano Corp Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nakano Corp Co Ltd filed Critical Nakano Corp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋コンクリート製集合住宅(マンション
等)の窓外に構築するベランダの腰壁板を施工する際
に、この腰壁板が不慮に転倒することを防止し、かつこ
の腰壁板を支持する支え棒が通路となる床版型枠上面を
横断する状態に取り付けることを回避し、もって施工作
業時の障害とならないようにした。 【解決手段】 片持ちスラブ用腰壁板1設置位置に沿っ
て上下方向に支持棒5を配設し、この支持棒に略直角状
の曲折部を有する振れ止め具6を着脱自在に固定し、こ
の振れ止め具によりプレキャストコンクリート製の腰壁
板を支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋コンクリー
ト製集合住宅(マンション等)の窓外に構築するベラン
ダの腰壁板を施工する際に、この腰壁板が不慮に転倒す
ることを防止し、かつこの腰壁板を支持する支え棒が通
路となる床版型枠上面を横断する状態に取り付けること
を回避し、もって施工作業時の障害とならないようにし
た片持ちスラブ用腰壁板仮止め方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】マンション等の鉄筋コンクリート製集合
住宅を建築する場合には、種々の目的を有するベランダ
(通路)を窓外に形成することはきわめて一般的であ
る。そしてこのベランダには、歩行時の安全性を考慮し
て垂直壁が取り付けられ、かつこの垂直壁自体としてプ
レキャストコンクリート製の腰壁板が用いられているこ
とも従来から一般に慣用されているところである。
【0003】そして前記腰壁板を取り付けるに際して従
来行われていた工法は、概略次の通りであった。すなわ
ち図4に示すように、直下階のベランダの施工が終了し
た後、このベランダの通路aに作業台状のサポートbを
置き、このサポートbの上で、かつ直上階の腰壁板c設
置位置に腰壁板cを立て、これを直上階のベランダの通
路a’となるべき位置、すなわちサポートb上面を横断
するように支え棒dを配するとともに、この支え棒dの
一端は前記腰壁板cに、また他端は直上階の室内床面形
成用の型枠e(床版型枠)にそれぞれ固定し、もって腰
壁板cを仮止めしていたのであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記サポートbの上面
は、ベランダ施工作業のために作業員の歩行に供する場
所であるところ、支え棒dがこの部分を横断する状態に
取り付けられているために、歩行の障害になっていたの
である。
【0005】また単に歩行するのみでも障害になるにも
かかわらず、資材や工具を持ち運びすることも大いにあ
り、その都度、前記支え棒dを跨ぎながらの歩行は、躓
きの原因ともなり、かつ作業性の停滞をもたらす大きな
原因となっていた。
【0006】さらに前記支え棒dは、前記のようにその
一端を室内床面形成用の型枠eに固定しているが、この
型枠eはベニヤ材で形成されているため強度的には弱い
ものであり、この型枠eによって支え棒dを介して重量
の大きい腰壁板cを支持することになるため、安全面か
らも適切ではない。
【0007】また前記型枠eには、支え棒dを連結した
状態で床版用のコンクリートを流し込むため、施工後こ
の支え棒dを除去すると、その位置に支え棒dの引き抜
き痕が生じ、その部分に手直し工事を必要とされてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係る片
持ちスラブ用腰壁板仮止め方法は前記の課題を解決する
ために、片持ちスラブ用腰壁板設置位置に沿って上下方
向に支持棒を配設し、この支持棒に略直角状の曲折部を
有する振れ止め具を着脱自在に固定し、この振れ止め具
によりプレキャストコンクリート製の腰壁板を支持する
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る片持ちスラブ
用腰壁板仮止め方法の実施の形態を図1乃至図3に基づ
いて述べるが、図1(イ)は直下階のベランダ施工が終
了し、その直上階のベランダ施工を開始する状態を示し
ている。
【0010】各図において1はプレキャストコンクリー
ト製の片持ちスラブ用腰壁板であり、2はこの腰壁板1
の下端近傍に予め形成した排水路である。
【0011】3は複数の枠材で作業台状に形成したサポ
ートであり、このサポート3の上面及び各室の外壁面に
向けて略L字状に配設した型枠4を配設してある。また
このサポート3は一階分相当の高さを有して形成されて
おり、より詳しくは、すでに施工した直下階のベランダ
上面から直上階にこれから施工するベランダ下面の間隔
に匹敵する高さに形成されている。尚、前記サポート3
にL字状に配設する型枠4は、型枠としての使用に供し
得る強度を有する材料により形成されていることはもと
より、特に上面に配設されている型枠は、資材等を持っ
て歩行可能な強度の材料により形成されている。したが
ってこれを満たすためには、やや厚めのベニヤ板で十分
である。
【0012】5は鋼製角形パイプで形成した支持棒であ
り、この支持棒5は、後述するように、その下端方向を
直下階の腰壁板1に固定し、上部に直上階の腰壁板1を
固定するものであるから、適度な長さを必要とし、例え
ば5m程度の長さを有すればよい。また、6は略直角状
の曲折部を有する振れ止め具である。この振れ止め具6
は前記のように略直角状の曲折部を有すればよいため、
L字状に形成することも可能であるが、T字状であって
も構わない。
【0013】そして腰壁板1を設置する予定位置に沿っ
て前記支持棒5を適当間隔を保持して上下方向に向けて
立設する。この支持棒5の固定手段としては、すでに施
工済みの直下階の腰壁板1を利用し、この腰壁板1に振
れ止め具6の曲折部を係合せしめるとともに、この振れ
止め具6を前記支持棒5にクランプ7(角々直交クラン
プ)を用いて連結固定する。
【0014】その後、直上階の腰壁板1を取り付けるの
であるが、この場合においては、直下階のベランダ通路
にサポート3が存在するので、このサポート3の上面を
利用して、直上階に使用する腰壁板1の表裏を正した状
態でその下端をサポート3の上面に載置するようにセッ
トするとともに、腰壁板1の上縁を前記と同様に振れ止
め具6及びクランプ7を用いて支持棒5に仮止めするの
である。腰壁板1の下端に安定性を付与せしめるため
に、腰壁板1の下端縁にL字状の段部8を形成し、これ
をサポート3の上面縁に係合せしめるようにすることが
好ましい。
【0015】以上によって直上階の腰壁板1を支持棒5
に連結する作業が終了することになるが、このように直
上階の腰壁板1を連結すると、支持棒5の上方に重心が
移動することになり、かつ支持棒5に大きな負担が掛か
ることになるため、直下階の腰壁板1に対する支持棒5
の連結は、より強固に行う必要が生じる。そこで直下階
の腰壁板1と支持棒5との連結に際して使用する振れ止
め具6は直下階の腰壁板1の上下両端に用いるのみなら
ず、支持棒5とベランダ床面をチェーン9によって連結
すること及び腰壁板1の上端に使用する振れ止め具6は
図2(ロ)に示すように二股状のものを締め付け具10
を用いて強固に取り付けることが好ましい。
【0016】また以上のように直上階の腰壁板1を支持
棒5に取り付けた後は、常法によりベランダ床面及び建
物外壁面等の施工をするのである。以後、順次この作業
を繰り返すことになる。
【0017】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る片持ちスラ
ブ用腰壁板仮止め方法によれば、片持ちスラブ用腰壁板
設置位置に沿って上下方向に支持棒を配設し、この支持
棒に略直角状の曲折部を有する振れ止め具を着脱自在に
固定し、この振れ止め具によりプレキャストコンクリー
ト製の腰壁板を支持するものであるので、直上階の腰壁
板の取り付けがきわめて簡易に行うことができるととも
に、この腰壁板の不慮の転倒を防止することが可能であ
るのみならず、従来一般に用いられていた前記支え棒を
用いることもないので、作業に際してサポート上を歩行
する場合も障害物がなくなるとともに、床版用コンクリ
ートの手直し工事も不要になる等、きわめて大きい効果
を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)及び(ロ)はこの発明に係る片持ちスラ
ブ用腰壁板仮止め方法の一実施例を示す側面図である。
【図2】(イ)及び(ロ)は二種類の振れ止め具を示す
斜視図である。
【図3】図1(イ)(ロ)における矢印方向から見た状
態の正面図である。
【図4】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 腰壁板 2 排水路 3 サポート 4 型枠 5 支持棒 6 振れ止め具 7 クランプ 8 段部 9 チェーン 10 締め付け具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片持ちスラブ用腰壁板設置位置に沿って
    上下方向に支持棒を配設し、この支持棒に略直角状の曲
    折部を有する振れ止め具を着脱自在に固定し、この振れ
    止め具によりプレキャストコンクリート製の腰壁板を支
    持することを特徴とする片持ちスラブ用腰壁板仮止め方
    法。
JP32945195A 1995-11-27 1995-11-27 片持ちスラブ用腰壁板仮止め方法 Pending JPH09144322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32945195A JPH09144322A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 片持ちスラブ用腰壁板仮止め方法

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JP32945195A JPH09144322A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 片持ちスラブ用腰壁板仮止め方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09144322A true JPH09144322A (ja) 1997-06-03

Family

ID=18221528

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JP32945195A Pending JPH09144322A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 片持ちスラブ用腰壁板仮止め方法

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JP (1) JPH09144322A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100921A1 (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Mitsuo Sasaki 載置式棚構造ユニット及び載置式棚構造
CN102296746A (zh) * 2011-06-15 2011-12-28 天颂建设集团有限公司 含有预埋件的混凝土现浇板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100921A1 (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Mitsuo Sasaki 載置式棚構造ユニット及び載置式棚構造
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