JPH09144287A - 室内配線構造 - Google Patents

室内配線構造

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Publication number
JPH09144287A
JPH09144287A JP30800695A JP30800695A JPH09144287A JP H09144287 A JPH09144287 A JP H09144287A JP 30800695 A JP30800695 A JP 30800695A JP 30800695 A JP30800695 A JP 30800695A JP H09144287 A JPH09144287 A JP H09144287A
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JP
Japan
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wiring
indoor
electric
floor
wired
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Application number
JP30800695A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nakajima
聡 中島
Hironori Noda
洋典 野田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内の内装施工を行う際に、現場での立ち下
げ配線を無くす等して現場での電気工事を簡略化し工期
の短縮を図ることができる室内配線構造を提供する。 【解決手段】 電気コード13が内部配線された複数のプ
レ配線床パネル1を各々内部配線された電気コード13,
13同士を接続して敷設することにより床面の一部または
全部を形成し、室内壁面2を構成する壁パネル3の背面
側に天井部配線から立ち下げ配線された電気コード9
と、上記プレ配線床パネル1に内部配線された電気コー
ド13とを室内壁面2下端部にて壁パネル3の表裏に連通
させ接続して構成されるものであって、複数のプレ配線
床パネル1のうち少なくとも1つ以上は、内部配線され
た電気コード13により給電されるコンセント10を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内配線構造に関
し、詳しくは室内壁面が壁パネルにより形成され且つ床
面が床パネルにより形成される室内に天井部配線から電
気配線を行うのに有用な室内配線構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅等の建物の室内におい
て、壁パネルにより室内壁面を形成し、床パネルにより
床下地上に床面を形成して内装施工がなされている。従
来、このような室内においては、コンセントや照明等の
スイッチが壁パネルからなる室内壁面に設けられてい
て、これらコンセントや照明等のスイッチに壁パネルの
背面側にて天井部配線のジョイントボックスから立ち下
げ配線した電気コードを接続して室内配線がなされてい
る。
【0003】そして上記のような室内の内装施工は次の
ような手順で行われている。すなわち、まず室内壁部
の前方に壁パネルを並設して室内壁面を形成し、この
壁パネルの背面側に天井部配線のジョイントボックスか
らコンセントや照明等のスイッチを取り付ける位置と一
致するように電気コードを立ち下げ配線し、天井部施
工(天井ボード等の吊り下げ等)を行うとともに床下地
上に床パネルを敷設して床面施工を行った後、コンセ
ントや照明等のスイッチの取り付け位置において上記壁
パネルに開口部をそれぞれ形成し、この開口部にコンセ
ントや照明等のスイッチを立ち下げ配線した電気コード
と接続して設置する。そして、照明などの各種電気機器
が室内に設置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の施工
過程において、の立ち下げ配線とのコンセントや照
明等のスイッチの設置とがいわゆる電気工事であって電
気工事業者によって行われるものであり、その他の過程
がいわゆる大工工事となるものである。従来はこのよう
に、内装施工の過程で電気工事と大工工事の取り合いが
行われ、また上記内装施工は大工工事が主導で行われる
ために、電気工事は大工工事の進行具合のタイミングを
図って行う必要があり、電気工事業者にとっては現場出
入り回数が頻繁になって手間がかかるものであり、この
ことがスムースな内装施工の妨げとなって工期を長期化
させるという問題があった。また、上記過程で行われ
る現場での立ち下げ配線は煩雑で工期短縮を妨げる大き
な要因となっていた。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、室内の内装施工を行う際に、現場での電気工事を
簡略化し工期の短縮を図ることができる室内配線構造を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の室内配線
構造は、電気コードが内部配線された複数のプレ配線床
パネルを各々内部配線された電気コード同士を接続して
敷設することにより床面の一部または全部を形成し、室
内壁面を構成する壁パネルの背面側に天井部配線から立
ち下げ配線された電気コードと、上記プレ配線床パネル
に内部配線された電気コードとを壁面下端部にて壁パネ
ルの表裏に連通させ接続してなる室内配線構造であっ
て、複数の上記プレ配線床パネルのうち少なくとも1つ
以上は、内部配線された電気コードにより給電されるコ
ンセントを備えていることを特徴とするものである。
【0007】この室内配線構造では、電気コードが内部
配線された複数のプレ配線床パネルを各々内部配線され
た電気コード同士を接続して敷設することにより床面の
一部または全部が形成されており、上記プレ配線床パネ
ルのうち少なくとも1つ以上は、内部配線された電気コ
ードにより給電されるコンセントを備えているので、室
内壁面へのコンセントの設置とこのコンセントへの立ち
下げ配線を省く事ができる。また、壁パネルの背面側に
天井部配線から立ち下げ配線された電気コードは、プレ
配線床パネル内の電気コードに接続してこのプレ配線床
パネルに通電を行うために設けられるものであるから、
壁パネルの背面側に立ち下げ配線する時期を特に選ば
ず、室内の内装施工を行うに先立っての建物の躯体工事
時に天井部配線とともに予め立ち下げ配線されていても
構わないものである。したがって、該室内配線構造は、
内装施工する際における現場での天井部配線からの立ち
下げ配線を無くすことができるものであり、同時に電気
工事業者の現場への出入り回数を削減して電気工事と大
工工事の取り合いによる工期の遅滞を緩和でき、内装施
工にかかる工期の短縮を図ることができる。
【0008】請求項2記載の室内配線構造は、請求項1
記載の室内配線構造において、上記プレ配線床パネルに
おいて、内部配線された電気コード同士の接続が行われ
る箇所には、上方に開口して電気コード同士の接続部を
露出させる接続作業窓が切欠形成され、且つこの接続作
業窓を塞ぐ表面カバーが設けられていることを特徴とす
るものである。
【0009】この室内配線構造では、上記プレ配線床パ
ネルを敷設して床面施工がなされた後に、上記表面カバ
ーを外して上記接続作業窓から電気コード同士の接続を
行うことができるものであり、これにより、内装施工す
る際に電気工事と大工工事とを分離することができる。
したがって、電気工事と大工工事の取り合いを無くすこ
とができ、内装施工にかかる工期の短縮を図ることがで
きる。
【0010】請求項3記載の室内配線構造は、請求項1
又は請求項2記載の室内配線構造において、上記室内壁
面には、室内に設けられる電気機器の操作を行うワイヤ
レス操作部が取り付けられていることを特徴とするもの
である。
【0011】この室内配線構造では、室内に設けられる
電気機器の操作を行う操作部(例えば照明等のスイッチ
など)がワイヤレス操作部であるために、このワイヤレ
ス操作部には配線を要しない。すなわち、室内壁面に取
り付けられる上記操作部のワイヤレス化により、この操
作部への立ち下げ配線を無くすことができる。
【0012】請求項4記載の室内配線構造は、請求項1
乃至請求項3いずれか記載の室内配線構造において、上
記室内壁面が、壁パネルを並設するとともに予め背面側
に電気コードが縦配線されたプレ配線壁パネルを一部に
配設して形成されており、このプレ配線壁パネルの縦配
線された電気コードを立ち下げ配線として用いたことを
特徴とするものである。
【0013】この室内配線構造では、予め背面側に電気
コードが縦配線されたプレ配線壁パネルを室内壁面を構
成する壁パネルの一部に配設し、このプレ配線壁パネル
の縦配線された電気コードを立ち下げ配線として用いる
ことにより、内装施工する際に現場での立ち下げ配線を
実質的に無くすことができる。すなわち、壁パネルの背
面側の立ち下げ配線は、プレ配線壁パネルを設置するこ
とにより大工工事業者の手により同時になされ、電気工
事業者はプレ配線壁パネルの縦配線された電気コードを
天井部配線と接続するという簡単な作業だけで済む。
【0014】請求項5記載の室内配線構造は、請求項1
乃至請求項4いずれか記載の室内配線構造において、各
電気コードがコネクタにより接続されていることを特徴
とするものである。
【0015】この室内配線構造では、各電気コードがコ
ネクタにより接続されているので、上記プレ配線床パネ
ルの内部配線された電気コード同士の接続や、壁パネル
の背面側に立ち下げ配線された電気コードと上記プレ配
線床パネルの内部配線された電気コードとの接続などの
電気工事が簡単に行える。
【0016】請求項6記載の室内配線構造は、請求項1
乃至請求項5いずれか記載の室内配線構造において、上
記プレ配線床パネルにおいて、内部配線された電気コー
ドはそれぞれ縦横両方向に配線されていて四方に接続で
きるようになっていることを特徴とするものである。
【0017】この室内配線構造では、上記プレ配線床パ
ネルにおいて内部配線された電気コードはそれぞれ縦横
両方向に配線されていて四方に接続できるようになって
いるので、室内の床部分において縦横自在に配線するこ
とができる。
【0018】請求項7記載の室内配線構造は、請求項1
乃至請求項6いずれか記載の室内配線構造において、上
記プレ配線床パネルに設けられたコンセントが床平面か
ら起倒自在なアップ式であることを特徴とするものであ
る。
【0019】この室内配線構造では、上記プレ配線床パ
ネルに設けられたコンセントを床平面から起倒自在なア
ップ式とすることにより、使い勝手がよいものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る室内配線
構造を示す分解斜視図である。
【0021】該実施形態に係る室内配線構造は、電気コ
ード13が内部配線された複数のプレ配線床パネル1を各
々内部配線された電気コード13,13同士を接続して敷設
することにより床面の一部または全部を形成し、室内壁
面2を構成する壁パネル3の背面側に天井部配線から立
ち下げ配線された電気コード9と、上記プレ配線床パネ
ル1に内部配線された電気コード13とを室内壁面2下端
部にて壁パネル3の表裏に連通させ接続して構成される
ものであって、複数のプレ配線床パネル1のうち少なく
とも1つ以上は、内部配線された電気コード13により給
電されるコンセント10を備えている。
【0022】該実施形態では、プレ配線床パネル1とし
ては、電気コード13が縦横両方向に内部配線されていて
四方に接続できるようになっている送り配線用床パネル
1a、及び、これと同様に電気コード13が縦横両方向に内
部配線されていて四方に接続できるようになっており且
つ電気コード13により通電されるコンセント10を上面に
備えたコンセント付き床パネル1b、という2種類のもの
が用いられている。
【0023】上記送り配線用床パネル1aは、図2に示す
如く、基材11と表面化粧板12とから矩形平板状に形成さ
れたものであって、短幅方向を横方向とし長手方向を縦
方向とすると、一方の横辺の端部近傍にはジョイントボ
ックス14が内部に設けられ、このジョイントボックス14
が近接する端面部には開口部16が形成され、さらにジョ
イントボックス14からは電気コード13が縦横両方向に内
部配線されている。
【0024】この縦横両方向に内部配線された電気コー
ド13の先端部は送り配線用床パネル1aの側端面部に設け
られた開口部15から導出され、その先端部にはコネクタ
19がそれぞれ設けられている。横方向に内部配線された
電気コード13の2つの先端部のコネクタ19,19は雄型と
雌型の一対となっており、一方、縦方向に内部配線され
た電気コード13の先端部のコネクタ19は雄型で、上記ジ
ョイントボックス14が開口部16側にソケットを備えてい
て雌型コネクタの役割を兼ねている。
【0025】さらに、この送り配線床パネル1aにおいて
は、雌型のコネクタ19が設けられた側の電気コード13の
先端部が導出される側端近傍部には、電気コード13を表
面に露出させる接続作業窓が表面側に切欠形成されてお
り、この接続作業窓には表面カバー18が着脱自在に取り
付けられている。また、ジョイントボックス14上にも同
様にジョイントボックス14を表面に露出させる接続作業
窓が切欠形成されており、この接続作業窓には表面カバ
ー17が着脱自在に取り付けられている。
【0026】一方、コンセント付き床パネル1bは、図3
に示す如く、上記送り配線用床パネル1aにおけるジョイ
ントボックス14が設けられている部位にコンセント10が
設けられており、このコンセント10が表面に露出するよ
うに表面カバー17が形成されている以外は、上記送り配
線用床パネル1aと同様に形成されている。このように、
コンセント10を備えたコンセント付き床パネル1bを用い
て床面施工が行われるので、室内壁面2にコンセントを
設ける必要がないものである。このコンセント付き床パ
ネル1bにおけるコンセント10は、ソケット部分が使用時
には床表面から突出させることができるアップ式のもの
が使用されており、使い勝手がよいものとなっている。
【0027】そして該実施形態では、これら送り配線用
床パネル1aとコンセント付き床パネル1bとを適宜組み合
わせて各々内部配線された電気コード13の雌雄コネクタ
19やジョイントボックス14を連結することにより接続し
て床下地7上に敷設することにより床面が構成されてい
る。また、上記プレ配線床パネル1(送り配線用床パネ
ル1a又はコンセント付き床パネル1bのいずれか)は、壁
パネル3からなる室内壁面に隣接させて壁パネル3の背
面側に立ち下げ配線された電気コード9に内部配線され
た電気コード13が接続され通電される。
【0028】ここで、この床面を形成するにあたって
は、コンセント付き床パネル1bはコンセント10を設置し
たい床面上の位置に対応するように敷設され、且つ送り
配線用床パネル1aはコンセント10に給電できるように敷
設されればよいものであって、床がそのような配線構造
となるように適宜組み合わされればよいものである。し
たがって、床面は全面をプレ配線床パネル1により形成
してもよく、または電気コード13の配線が必要な部分だ
けプレ配線床パネル1を用い、その他の部分は通常の床
パネルを用いて形成しても構わないものである。
【0029】該実施形態において、上記プレ配線床パネ
ル1は敷設して床面を形成した後に電気コード13の接続
を行うことができるものである。すなわち、敷設された
プレ配線床パネル1の表面から表面カバー17,18を取り
外してそれぞれ接続作業窓を開放し、この接続作業窓に
露出するジョイントボックス14及び電気コード13先端部
の雌型のコネクタ19に、このプレ配線床パネル1に隣接
して敷設された他のプレ配線床パネル1の電気コード13
先端部の雄型のコネクタ19をそれぞれ接続した後、再び
表面カバー17,18を接続作業窓に被せることによりなさ
れる。
【0030】該実施形態に係る室内配線構造において、
室内壁面2は室内壁部に壁パネル3を並設することによ
り形成されており、壁パネル3の背面側に設けられた天
井部配線から立ち下げ配線された電気コード9は、天井
部配線である電気コード8の延長線として連続してつな
がっている。すなわち、立ち下げ配線された電気コード
9は、内装施工するに先立って建物の躯体施工を行うと
きに天井部配線するとともに設けられたものであって、
天井部配線された電気コード8の延長部分を室内壁部に
て床部分まで垂らしたものとなっている。また、この立
ち下げ配線された電気コード9の下端部は、床部にて壁
パネル3の表面側に導出されており、その先端部には雄
型のコネクタ91が設けられていてプレ配線床パネル1に
おける電気コード13先端部の雌型のコネクタ19に接続さ
れている。
【0031】また、壁パネル3からなる室内壁面2の表
面には照明等の電気器具のワイヤレス操作部4が取り付
けられている。このように電気器具の操作部をワイヤレ
ス化して室内壁面2に設けることにより、従来において
設けられていた上記操作部への立ち下げ配線を無くすこ
とができるものである。
【0032】該実施形態に係る室内配線構造は、上述の
如く構成されているので、次のような施工手順で内装施
工が行われるものである。すなわち、まず大引6等の
上に根太5を設け、さらにその上に合板等を載置して床
下地7の施工を行う。次に、予め天井部配線から電気
コード9が立ち下げ配線された室内壁部の前方に壁パネ
ル3を並設して室内壁面2を施工する。次に、天井ボ
ードの吊り下げ等して天井部施工を行うとともに、床下
地7上にプレ配線床パネル1を適宜組合せ敷設して床面
施工を行う。そして、プレ配線床パネル1の表面カバ
ー17, 18を取り外してプレ配線床パネル1の電気コード
13同士、及びプレ配線床パネル1の電気コード13と立ち
下げ配線された電気コード9との接続を行った後、表面
カバー17, 18をを再び被せる。さらに、必要に応じて
照明等の電気機器の設置を行う。
【0033】上記の施工手順で示すように、該実施形態
に係る室内配線構造では、内装施工時には現場で立ち下
げ配線が行われれる事がない。また、との過程が電
気工事となるので、電気工事と大工工事とが分離される
こととなる。したがって、内装施工時には電気工事業者
の現場への立ち入り回数は少なくて済み、且つ、工事の
取り合いによる工期の遅滞がなく、工期の短縮をするこ
とが可能である。さらに、電気コード13,13同士および
電気コード13,9の接続は雄雌コネクタの連結により行
われるために、電気工事は特に熟練を要する作業ではな
く、省施工である。
【0034】図4は、本発明の他の実施形態に係る室内
配線構造を示す分解斜視図である。図示の如く、該実施
形態に係る室内配線構造は、前述の実施形態において、
室内壁面2を構成する壁パネル3の一つに、背面側に電
気コードが縦配線されたプレ配線壁パネル31が使用され
ており、壁パネル3を並設するとともにこのプレ配線壁
パネル31を配設して室内壁面2が形成されていて、この
プレ配線壁パネル31の縦配線された電気コード32を天井
部配線から立ち下げ配線した電気コード9として用いた
以外は、前述の実施形態に係る室内配線構造と同様に構
成されているものである。
【0035】上記プレ配線壁パネル31は、縦配線された
電気コード32の上下両端部にコネクタ34,34 が設けられ
ており、また電気コード32は途中にジョイントボックス
33を備えている。
【0036】そして該実施形態では、天井部配線された
電気コード8の先端部にはコネクタ81が設けられてい
て、このコネクタ81に、上記プレ配線壁パネル31におい
て縦配線された電気コード32の上端側のコネクタ34が接
続されている。また、上記プレ配線壁パネル31において
縦配線された電気コード32の下端側のコネクタ34は、こ
のプレ配線壁パネル31の表面側に導出されて隣接して敷
設されているプレ配線床パネル1の電気コード13のコネ
クタ19と接続されている。
【0037】該実施形態に係る室内配線構造では、プレ
配線壁パネル31を室内壁面2を構成する壁パネル3の一
つとして配設し、このプレ配線壁パネル31の縦配線され
た電気コード32を天井部配線から立ち下げ配線された電
気コード9として用いることにより、内装施工する際に
現場での立ち下げ配線を実質的に無くすことができるも
のである。すなわち、壁パネル3の背面側の立ち下げ配
線は、プレ配線壁パネル31を設置することにより室内壁
面施工時に同時になされ、このとき電気工事業者はプレ
配線壁パネル31の縦配線された電気コード32を天井部配
線と接続するという簡単な作業だけで済むものである。
したがって、該実施形態でも、前述の実施形態に係る室
内配線構造と略同様の効果が得られるものである。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の室内配線構造によると、
電気コードが内部配線された複数のプレ配線床パネルを
各々内部配線された電気コード同士を接続して敷設する
ことにより床面の一部または全部が形成されており、上
記プレ配線床パネルのうち少なくとも1つ以上は、内部
配線された電気コードにより給電されるコンセントを備
えているので、室内壁面へのコンセントの設置とこのコ
ンセントへの立ち下げ配線を省く事ができる。また、壁
パネルの背面側に天井部配線から立ち下げ配線された電
気コードは、プレ配線床パネル内の電気コードに接続し
てこのプレ配線床パネルに通電を行うために設けられる
ものであるから、壁パネルの背面側に立ち下げ配線する
時期を特に選ばず、室内の内装施工を行うに先立っての
建物の建築工事時に天井部配線とともに予め立ち下げ配
線されていても構わないものである。したがって、該室
内配線構造は、内装施工する際における現場での天井部
配線からの立ち下げ配線を無くすことができるものであ
り、同時に電気工事業者の現場への出入り回数を削減し
て電気工事と大工工事の取り合いによる工期の遅滞を緩
和でき、内装施工にかかる工期の短縮を図ることができ
る。
【0039】請求項2記載の室内配線構造によると、上
記プレ配線床パネルを敷設して床面施工がなされた後
に、上記表面カバーを外して上記接続作業窓から電気コ
ード同士の接続を行うことができるものであり、これに
より、内装施工する際に電気工事と大工工事とを分離す
ることができる。したがって、電気工事と大工工事の取
り合いを無くすことができ、請求項1記載の室内配線構
造における上記効果に加えて、さらに内装施工にかかる
工期の短縮を図ることができる。
【0040】請求項3記載の室内配線構造によると、室
内に設けられる電気機器の操作を行う操作部(例えば照
明等のスイッチなど)がワイヤレス操作部であるため
に、このワイヤレス操作部には配線を要しない。すなわ
ち、室内壁面に取り付けられる上記操作部のワイヤレス
化により、請求項1又は請求項2記載の室内配線構造に
おける上記効果に加えて、上記操作部への立ち下げ配線
を無くすことができる。
【0041】請求項4記載の室内配線構造によると、請
求項1乃至請求項3いずれか記載の室内配線構造におい
て、予め背面側に電気コードが縦配線されたプレ配線壁
パネルを室内壁面を構成する壁パネルの一部に配設し、
このプレ配線壁パネルの縦配線された電気コードを立ち
下げ配線として用いることにより、内装施工する際に現
場での立ち下げ配線を実質的に無くすことができる。す
なわち、壁パネルの背面側の立ち下げ配線は、プレ配線
壁パネルを設置することにより大工工事業者の手により
同時になされ、電気工事業者はプレ配線壁パネルの縦配
線された電気コードを天井部配線と接続するという簡単
な作業だけで済む。
【0042】請求項5記載の室内配線構造によると、各
電気コードがコネクタにより接続されているので、請求
項1乃至請求項4いずれか記載の室内配線構造における
上記効果に加えて、上記プレ配線床パネルの内部配線さ
れた電気コード同士の接続や、壁パネルの背面側に立ち
下げ配線された電気コードと上記プレ配線床パネルの内
部配線された電気コードとの接続などの電気工事が簡単
に行える。
【0043】請求項6記載の室内配線構造によると、上
記プレ配線床パネルにおいて内部配線された電気コード
はそれぞれ縦横両方向に配線されていて四方に接続でき
るようになっているので、請求項1乃至請求項5いずれ
か記載の室内配線構造における上記効果に加えて、室内
の床部分において縦横自在に配線することができる。
【0044】請求項7記載の室内配線構造によると、請
求項1乃至請求項6いずれか記載の室内配線構造におけ
る上記効果に加えて、上記プレ配線床パネルに設けられ
たコンセントを床平面から起倒自在なアップ式とするこ
とにより、使い勝手がよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る室内配線構造を示す
分解斜視図である。
【図2】同上実施形態において送り配線用床パネルを示
す斜視図である。
【図3】同上実施形態においてコンセント付き床パネル
を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る室内配線構造を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プレ配線床パネル 2 室内壁面 3 壁パネル 9 電気コード 10 コンセント 13 電気コード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気コードが内部配線された複数のプレ
    配線床パネルを各々内部配線された電気コード同士を接
    続して敷設することにより床面の一部または全部を形成
    し、室内壁面を構成する壁パネルの背面側に天井部配線
    から立ち下げ配線された電気コードと、上記プレ配線床
    パネルに内部配線された電気コードとを壁面下端部にて
    壁パネルの表裏に連通させ接続してなる室内配線構造で
    あって、複数の上記プレ配線床パネルのうち少なくとも
    1つ以上は、内部配線された電気コードにより給電され
    るコンセントを備えていることを特徴とする室内配線構
    造。
  2. 【請求項2】 上記プレ配線床パネルにおいて、内部配
    線された電気コード同士の接続が行われる箇所には、上
    方に開口して電気コード同士の接続部を露出させる接続
    作業窓が切欠形成され、且つこの接続作業窓を塞ぐ表面
    カバーが設けられていることを特徴とする室内配線構
    造。
  3. 【請求項3】 上記室内壁面には、室内に設けられる電
    気機器の操作を行うワイヤレス操作部が取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の室内
    配線構造。
  4. 【請求項4】 上記室内壁面が、壁パネルを並設すると
    ともに予め背面側に電気コードが縦配線されたプレ配線
    壁パネルを一部に配設して形成されており、このプレ配
    線壁パネルの縦配線された電気コードを天井部配線から
    の立ち下げ配線として用いたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3いずれか記載の室内配線構造。
  5. 【請求項5】 各電気コードがコネクタにより接続され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか
    記載の室内配線構造。
  6. 【請求項6】 上記プレ配線床パネルにおいて、内部配
    線された電気コードはそれぞれ縦横両方向に配線されて
    いて四方に接続できるようになっていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5いずれか記載の室内配線構造。
  7. 【請求項7】 上記プレ配線床パネルに設けられたコン
    セントが床平面から起倒自在なアップ式であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項6いずれか記載の室内配線
    構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192018A (ja) * 2005-12-22 2007-08-02 Matsushita Electric Works Ltd 配線システム
JP2010180564A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 建築用パネル取付構造

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