JPH09141672A - ベントホールの清掃装置 - Google Patents

ベントホールの清掃装置

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Publication number
JPH09141672A
JPH09141672A JP30754895A JP30754895A JPH09141672A JP H09141672 A JPH09141672 A JP H09141672A JP 30754895 A JP30754895 A JP 30754895A JP 30754895 A JP30754895 A JP 30754895A JP H09141672 A JPH09141672 A JP H09141672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vent hole
cleaning device
discharge pipe
fine
fine particles
Prior art date
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Pending
Application number
JP30754895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Furui
佑介 古居
Hiroaki Kawamoto
博昭 川本
Kotoyo Kuroyanagi
咨四 黒柳
Kikuo Enoki
喜久雄 榎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP30754895A priority Critical patent/JPH09141672A/ja
Publication of JPH09141672A publication Critical patent/JPH09141672A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベントホールを短時間で清掃可能にするとと
もに、作業環境の悪化を抑制し、さらに、ショットとし
ての細粒を回収できるようにしてコストの低減を図る。 【解決手段】 本発明に係るベントホールの清掃装置
は、成形型内のガスを外部に逃がすベントホールを清掃
するためのベントホールの清掃装置において、前記ベン
トホールを通過し難いサイズの細粒を吹き出させる細粒
吹き出し機構12,14,16,18と、細粒吹き出し
機構12,14,16,18によって吹き出され、前記
ベントホール及びその近傍に衝突して跳ね返った細粒を
回収する細粒回収機構15とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形型内のガスを
外部に逃がすベントホールを清掃するためのベントホー
ルの清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関連する技術として、金型のエア
ーベントに高圧空気を通すことによりそのエアーベント
の清掃を行う方法が特開平2−59163号公報に記載
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た清掃方法では砂型等の粘結剤として使用されるレジン
が燃焼することにより発生する炭化物や粉塵等の固着物
を効率的に除去することは困難である。このため、粉体
等をベントホール及びその近傍に吹付けることによりそ
の粉体等で炭化物等を削りながら除去する方法も考えら
れるが、前記粉体が金型の周囲に飛び散るために作業環
境が悪化する。また、前記粉体を回収することがほとん
ど不可能なためコストが掛かるという問題がある。さら
に、ベントプラグを取り外して有機溶剤等によって洗浄
することも行われているが、金型の温度を下げないとベ
ントプラグの取り外しができないため、取り外し作業に
時間が掛かり生産性が低下するという問題がある。本発
明の技術的課題は、細粒をベントホールに吹付けること
により効率的に炭化物等を除去できるようにするととも
に、前記細粒が型の周囲に飛び散らないようにして作業
環境の悪化を抑制し、さらに、細粒をある程度回収でき
るようにしてコストの低減を図ろうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有するベントホールの清掃装置によって解決され
る。即ち、請求項1に記載の発明は、成形型内のガスを
外部に逃がすベントホールを清掃するためのベントホー
ルの清掃装置において、前記ベントホールを通過し難い
サイズの細粒を吹き出させる細粒吹き出し機構と、前記
細粒吹き出し機構によって吹き出され、前記ベントホー
ル及びその近傍に衝突して跳ね返った細粒を回収する細
粒回収機構とを有している。このため、型開きされた成
形型の内側からベントホール等に対して細粒吹き出し機
構により細粒を吹付けることにより、ベントホール等に
付着していた炭化物等を効率的に除去できるようにな
り、ベントホールの清掃時間が短縮される。また、前記
細粒はベントホールを通過し難いサイズのものが使用さ
れるため、成形型の内側からベントホール等に衝突した
細粒がその成形型の外側に飛散し難くなり作業環境の悪
化を抑制できる。また、細粒回収機構によりベントホー
ル等に衝突して跳ね返った細粒を回収できるためにその
細粒を再利用できるようになり、コストの低減を図るこ
とができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下、図1、図2に基づいて本発
明の一の実施の形態に係るベントホールの清掃装置の説
明を行う。ここで、図1は本実施の形態に係るベントホ
ールの清掃装置の全体縦断面図であり、図2は本実施の
形態に係るベントホールの清掃装置を使用してベントホ
ールの清掃を行う様子を表した図面である。また、図3
はベントホールを表す平面図である。本実施の形態に係
るベントホールの清掃装置10は、砂中子成形用の金型
1に設けられた排気用のベントホールB(図3参照)を
清掃するためのハンディタイプの装置であり、高圧空気
を導入するための導入部12と、ショットとして使用さ
れる鋳物砂を貯留するための貯留部14と、前記鋳物砂
と高圧空気とを混合させるための混合部16及び混合さ
れた鋳物砂と高圧空気とを吐出する吐出管18とから構
成されている。
【0006】前記導入部12は、作業者が把持できるよ
うにピストル型に成形されており、前記ピストルの握り
部12hから筒部12fにかけて高圧空気が通る通路1
2tが形成されている。そして、前記握り部12hの下
端に高圧ホース(図示されていない)が接続されるコネ
クタ12cが設けられており、前記筒部12fの先端に
空気を放出するノズル12nが形成されている。また、
前記握り部12hには引き金に相当する位置に前記通路
12tを開閉するための通路開閉ボタン12bが設けら
れている。前記通路開閉ボタン12bは外力が加えられ
ない状態ではバネ力により前記通路12tを閉じてお
り、作業者がその通路開閉ボタン12bを押圧すること
により前記バネ力に抗して前記通路12tを開放できる
ようになっている。また、通路開閉ボタン12bと筒部
12fとの間には、前記通路12tを通過する空気の流
量を調整するための流量調整弁12vが設けられてい
る。
【0007】前記貯留部14は、鋳物砂を溜めるための
有底円筒形の容器14yと、装置側に固定される円錐形
の蓋14hとを備えており、その蓋14hの縁に設けら
れた接合キャップ14kによって前記容器14yは蓋1
4hに対して漏れがないように装着される。前記蓋14
hの中央にはパイプ14pが軸方向に通された状態で固
定されており、前記パイプ14pの基端部が後記する混
合部16に接続されるようになっている。また、前記蓋
14hの傾斜面には吐出管18の周囲に設けられたホッ
パー15の導管15tが接続されて、そのホッパー15
の内側と容器14yの内部とが連通するようになってい
る。ここで、前記鋳物砂としては、ベントホールBの隙
間bsを通過し難い粒度のものが使用される。即ち、前
記鋳物砂が本発明の細粒に相当する。
【0008】前記混合部16は、チャンバー16t内を
負圧にすることにより前記貯留部14に貯留された鋳物
砂を吸引して高圧空気と混合させる部分であり、そのチ
ャンバー16tを形成するための短管16pを備えてい
る。前記短管16pにはその側面中央に貫通孔16kが
半径方向に形成されており、その貫通孔16kに前記貯
留部14のパイプ14pが接続されるようになってい
る。また、前記短管16pの一端には前記導入部12の
筒部12fが気密性を有した状態で挿入固定されてお
り、他端には吐出管18の基端部が同じく気密性を有し
た状態で挿入固定されている。
【0009】前記吐出管18は、混合部16において高
圧空気と混合された鋳物砂を一定方向に導いて吐出させ
るための配管であり、前記導入部12の握り部12hに
対して上方に所定の曲率で曲げられている。さらに、前
記吐出管18の先端には耐熱ゴム製のソケット18sが
取付けられている。また、前記導入部12の上部には吐
出管18の先端を指向した状態で投光機19が取付けら
れている。即ち、前記ベントホールの清掃装置10の導
入部12、貯留部14、混合部16及び吐出管18が本
発明の細粒吹き出し機構として機能する。
【0010】次に、本実施の形態に係るベントホールの
清掃装置10の操作について説明する。先ず、ベントホ
ールの清掃装置10の握り部12hのコネクタ12cに
高圧ホースを接続し、その清掃装置10に高圧空気を供
給できるようにする。また、前記容器14yにショット
として使用される鋳物砂を収納し、その容器14yを接
合キャップ14kにより蓋14hに装着する。さらに、
投光機19を点灯する。この状態で、図2に示されるよ
うに、型開きされた金型1の内側から上型2のベントホ
ールBにベントホールの清掃装置10の吐出管18の先
を向けて通路開閉ボタン12bを押す。
【0011】これによって、ベントホールの清掃装置1
0の通路12hが開かれ、その通路12hに高圧空気が
通される。そして、ノズル12nから放出された空気が
高速でチャンバー16tの中心部を通過することによ
り、そのチャンバー16tの側壁近傍が負圧になり、容
器14yに溜められている鋳物砂がパイプ14pによっ
て前記チャンバー16t内に吸引される。そして、前記
チャンバー16tまで導かれて高圧空気に混合された鋳
物砂は吐出管18から放出されて前記上型2のベントホ
ールBに吹付けられる。ここで、前記吐出管18から放
出される鋳物砂の速度がベントホールBに当たる位置に
おいて 5m/秒〜25m/秒 となるように、高圧空気の流量
が流量調整弁12vによって調整される。
【0012】このように、前記ベントホールBに鋳物砂
が高速で衝突することになるためレジンが燃焼すること
により発生する炭化物や粉塵等の固着物も効率的に除去
される。また、ショットとして使用される鋳物砂はベン
トホールBの隙間bsを通過し難い粒度にものが使用さ
れるため、金型1の内側からベントホールBやその近傍
に衝突した鋳物砂がその金型1の外側に飛散し難くなり
作業環境の悪化を抑制できる。さらに、ベントホールの
清掃装置10には吐出管18の周囲にホッパー15が設
けられているため、ベントホールBやその近傍に衝突し
て跳ね返った鋳物砂の一部がホッパー15によって受け
られ導管15tによって再び容器14y内に導かれる。
このため、鋳物砂の有効利用が図れ、コスト低減を図れ
るようになる。即ち、前記ホッパー15、導管15t等
が本発明の細粒回収機構に相当する。
【0013】また、前記吐出管18は所定の曲率で上方
に曲げられているために、その吐出管18の先をベント
ホールBに向ける際にベントホールの清掃装置10を上
に大きく傾ける必要がなくなり、作業性が向上する。さ
らに、容器14y内の鋳物砂の表面がさほど傾かなくな
るために、パイプ14pに吸引されないでその容器14
y内に残される鋳物砂が少なくなる。また、前記吐出管
18の先端には耐熱ゴム製のソケット18sが取り付け
られているため、その吐出管18の先が金型1の成形面
に接触してもその成形面を傷つけることはない。なお、
本実施の形態に係るベントホールの清掃装置10ではシ
ョットとして鋳物砂を使用したがこれに限定されるわけ
ではなく、例えば、プラスチック粒等でも可能である。
【0014】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この本発明の実施の形態には請求の範囲に記載し
た技術的事項以外に次のような各種の技術的事項を有す
るものであることを付記しておく。 (1) 請求項1に記載されたベントホールの清掃装置
において、粒体吹付け機構は、粒体を吹き出すための吐
出管を備えており、その吐出管は上方を向くように湾曲
していることを特徴とするベントホールの清掃装置。一
般的にベントホールは上型に設けられているため上向き
の作業となるが、吐出管が上方に湾曲しているために装
置を大きく傾ける必要がなくなり、作業性が向上する。 (2) (1)に記載のベントホールの清掃装置におい
て、前記吐出管の先端には弾性体により成形された筒状
のソケットが装着されていることを特徴とするベントホ
ールの清掃装置。前記吐出管の先端が金型の成形面に接
触してもその成形面を傷つけることがない。
【0015】
【発明の効果】本発明によると、ベントホールを通過し
難いサイズの細粒をベントホール等に吹付けることによ
り清掃を行う方式のため、炭化物等を効率的に除去する
ことができるようになるとともに細粒が成形型の外側に
飛散し難くなり作業環境の悪化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係るベントホールの
清掃装置の全体縦断面図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係るベントホールの
清掃装置を使用してベントホールの清掃を行う様子を表
した図面である。
【図3】金型のベントホールを表す平面図である。
【符号の説明】
12 導入部(細粒吹き出し機構) 14 貯留部(細粒吹き出し機構) 15 ホッパー(細粒回収機構) 15t 導管(細粒回収機構) 16 混合部(細粒吹き出し機構) 18 吐出管(細粒吹き出し機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎 喜久雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型内のガスを外部に逃がすベントホ
    ールを清掃するためのベントホールの清掃装置におい
    て、 前記ベントホールを通過し難いサイズの細粒を吹き出さ
    せる細粒吹き出し機構と、 前記細粒吹き出し機構によって吹き出され、前記ベント
    ホール及びその近傍に衝突して跳ね返った細粒を回収す
    る細粒回収機構と、を有することを特徴とするベントホ
    ールの清掃装置。
JP30754895A 1995-11-27 1995-11-27 ベントホールの清掃装置 Pending JPH09141672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30754895A JPH09141672A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 ベントホールの清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30754895A JPH09141672A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 ベントホールの清掃装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09141672A true JPH09141672A (ja) 1997-06-03

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ID=17970425

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30754895A Pending JPH09141672A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 ベントホールの清掃装置

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JP (1) JPH09141672A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10933450B2 (en) 2016-01-19 2021-03-02 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Vent hole cleaning apparatus and vent hole cleaning method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10933450B2 (en) 2016-01-19 2021-03-02 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Vent hole cleaning apparatus and vent hole cleaning method

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