JPH09139943A - 画像圧縮・伸張装置 - Google Patents

画像圧縮・伸張装置

Info

Publication number
JPH09139943A
JPH09139943A JP29817595A JP29817595A JPH09139943A JP H09139943 A JPH09139943 A JP H09139943A JP 29817595 A JP29817595 A JP 29817595A JP 29817595 A JP29817595 A JP 29817595A JP H09139943 A JPH09139943 A JP H09139943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image
unit
inverse
wavelet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29817595A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Nakagawa
章子 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP29817595A priority Critical patent/JPH09139943A/ja
Publication of JPH09139943A publication Critical patent/JPH09139943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録された圧縮画像データの検索に際して、
再生時間の短縮化を図って、検索速度を高速化する。 【解決手段】 ウェーブレット処理部102により入力
画像信号に対して周波数ごとにブロック分割を行ってウ
ェーブレット変換を行い、量子化部103により周波数
ブロックごとに異なる量子化ステップで量子化し、VL
C部104でハフマン符号に基づくエントロピー符号化
を行い、可変長データを圧縮画像データとして圧縮画像
データ記憶部105に格納する。再生指定入力手段10
6が低周波帯域のみの圧縮画像データの読み出しを指定
し、逆VLC部107でエントロピー符号を復号化し、
逆量子化部108で逆量子化し、逆ウェーブレット処理
部109で逆フィルタを用いて逆ウェーブレット変換を
行って画面データに復元し、伸張画像表示部110に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯域圧縮技術を用
いた画像圧縮・伸張装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像の高能率符号化に有効な手段
として、DCT(離散コサイン変換)やウェーブレット
変換を用いた帯域分割符号化が利用されている。
【0003】ウェーブレット変換は、ある信号を、その
性質を保存したまま分析や圧縮などの操作がしやすいよ
うな形に変換する手法の1つであり、主に非定常的にふ
るまう信号に適用され、特に画像符号化・圧縮のための
技術として注目を集めつつある。
【0004】信号の変換とは、単純にいえば、対象とな
る信号を、ある基本となる関数(基底関数)に分解する
ことを指す。変換手法で最もポピュラーなフーリエ変換
では、基底関数として複素正弦波を用いる。しかし、こ
の変換では基底関数が常に一様であるため、時間が経過
しても性質が変化しない信号の解析であれば都合がよい
が、時間が経つにつれて性質が変化する非定常的な信号
には向いていない。
【0005】ウェーブレット変換では、基底関数の性質
を不変にせず、周波数が高い領域では周期の短い基底を
使って時間に関する分解能を上げ、周波数が低い領域で
は周期の長い基底を使って周波数に関する分解能を上げ
る。そのため、非定常的な信号の性質を保った変換が実
行可能となる。
【0006】DCT(離散コサイン変換)やウェーブレ
ット変換は画像信号の冗長性を抑圧して符号化の効率を
高めることを目的としたものであり、手法により、圧縮
率や処理速度、再生画像のブロック歪みの大小などに相
違がある。
【0007】DCTは、高能率な冗長抑制が可能である
ことから、JPEG(Joint Photographic coding Expe
rts Group )の標準規格として採用されているが、再生
画像にブロック歪みやモスキート雑音が現れるため、問
題となっている。
【0008】これに対して、ウェーブレット変換は、帯
域分割数より長い基底が使用可能なので、重複したデー
タの切り出しができ、ブロック歪みを軽減できる。
【0009】図7は従来の画像圧縮・伸張装置の画像伸
張部の構成を示すブロック図である。この画像伸張部に
よる伸張処理では、記憶された全周波数帯域の圧縮画像
データを入力とし、逆VLC部701(VCLはVaria
ble Length Code :可変長符号)においてエントロピ
ー符号(可変長符号)の復号化が行われ、逆量子化部7
02において周波数に応じた量子化ステップで周波数の
画素データに変換され、逆ウェーブレット処理部703
において逆フィルタを用いて逆ウェーブレット変換が行
われて画面データに復元され、伸張画像表示部704に
おいて表示出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の場合には、
上記のように全周波数帯域の圧縮画像データに対して伸
張処理を施しており、一般にフィルタ長が長いため演算
処理に時間がかかり、周波数ブロックごとに伸張処理を
行って画素ブロックデータを復元し、このブロックデー
タを集めて画面データの復元を行うため全画面の画像再
生に時間がかかるという問題がある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、記録された圧縮画像データの検索に
際して、再生時間の短縮化を図り、検索速度を高速化す
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像圧縮・
伸張装置は、入力画像信号に対してウェーブレット変換
をかけて帯域分割を行い、周波数分割された係数データ
を周波数帯域ごとに異なるステップサイズで量子化し、
VLC部により量子化された値を発生確率の高い情報に
少ない情報を割り当て発生確率の低い情報に多くの情報
を割り当て全体的に情報量を削減し、圧縮画像データを
記憶部に格納し、再生指定入力手段により目的の画像の
選択を制御し、電力集中の高い低周波帯域のみの圧縮画
像データを復号化し、復号化されたデータを逆量子化
し、逆フィルタを用いて逆ウェーブレット変換を行い、
画素情報を復元することにより、次々に画像再生を指示
して検索画像が見つかった場合は再生指定入力手段で詳
細画像再生を指示することにより全周波数帯域の圧縮画
像データの伸張を行うように構成してあることを特徴と
している。
【0013】本発明によれば、記録された圧縮画像デー
タの検索に際して、圧縮画像データの中から低周波帯域
のみのデータを伸張することにより、大まかな画面デー
タを復元できるようにして処理の効率化を図り、再生時
間の短縮化を図って、検索速度を高速化することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1の画像圧縮
・伸張装置は、画面の情報を圧縮する画像信号の符号化
において、ウェーブレット変換をかけて帯域分割を行う
ウェーブレット処理部と、ウェーブレット処理されて周
波数分割された係数データを周波数帯域ごとに異なるス
テップサイズで量子化する量子化部と、周波数帯域ごと
に量子化された値を発生確率の高い情報に少ない情報を
割り当て発生確率の低い情報に多くの情報を割り当て全
体的に情報量を削減するVLC部(可変長符号化部)
と、圧縮画像データを格納する記憶部とから構成された
画像圧縮部、および、前記VLC部で符号化したデータ
を復号化して逆に戻す逆VLC部と、ウェーブレット係
数を復元する逆量子化部と、前記逆量子化部で求めた係
数をもとに前記ウェーブレット変換で使用したフィルタ
リングの逆フィルタを用いて逆ウェーブレット変換を行
い画素情報を復元する逆ウェーブレット処理部とから構
成された画像伸張部と、圧縮保存したデータから画像デ
ータを再生する表示部と、目的の画像の選択を制御する
再生指定入力手段とを備えた画像圧縮・伸張装置におい
て、電力集中の高い低周波帯域のみの圧縮画像データを
逆VLC部で復号化し、復号化されたデータを逆量子化
部で逆量子化し、逆フィルタを用いて逆ウェーブレット
変換を行い、画素情報を復元することにより、次々に画
像再生を指示して検索画像が見つかった場合は再生指定
入力手段で詳細画像再生を指示することにより全周波数
帯域の圧縮画像データの伸張を行うように構成してある
ことを特徴としている。この方式により、再生指定入力
手段により高速再生(検索用再生)が指定された場合、
圧縮画像データの中から低周波帯域のみのデータを伸張
することにより、大まかな画面データを復元できるよう
にして処理の効率化を図り、再生時間の短縮化を図って
検索速度を高速化することができる。
【0015】本発明に係る請求項2の画像圧縮・伸張装
置は、上記請求項1において、ウェーブレット処理部に
より入力画像信号に対してウェーブレット変換を多階層
にかけて低周波帯域を細分化して最低周波帯域のデータ
分布を小さくし、その最低周波帯域から画像の輪郭を表
す画像データを取り出し、その取り出した画像データか
ら画像のアイコンデータを作成し、再生指定入力手段に
よる画像選択の際にアイコン表示を選択することにより
圧縮画像データの内容を示すラベルとして使用すること
を特徴としている。最低周波帯域には画像の低周波成分
のみが残り、データ量は少なく輪郭だけが分かるデータ
が分布するので、これをアイコンデータとして利用でき
る。そして、アイコン表示を使用することにより、圧縮
画像データを伸張することなしに内容を知ることがで
き、圧縮画像データの検索、分類(ファイリング)に有
効に利用することができ、ユーザーにとって使いやすい
インターフェイスを構築できる。
【0016】本発明に係る請求項3の画像圧縮・伸張装
置は、上記請求項1において、ウェーブレット処理部に
より入力画像信号に対してウェーブレット変換を多階層
にかけて低周波帯域を細分化して最低周波帯域のデータ
分布を小さくし、周波数分割の階層を決定するに際し
て、ウェーブレット変換したデータを逆ウェーブレット
処理部で画像データに復元し、データ比較部において、
その画像データとウェーブレット変換による圧縮処理前
の画像データとを比較した誤差と、別の分割数でウェー
ブレット変換してから復元したデータともとのデータと
を比較した誤差のうち誤差がより小さい方の分割数をウ
ェーブレット変換の分割数と決定することを特徴として
いる。ウェーブレット変換を多階層にかけて分割数を多
くすると最低周波帯域のデータ量は少なくなるが、他の
周波数帯域の有効データ量が増えるために画質が劣化す
る。このことを利用して、伸張画像と原画像とを比較し
た場合の画質の劣化から最適な分割数を決定でき、圧縮
率を上げることができる。また、最適な分割数を自動決
定するので、従来ではユーザーが分割数を変えて伸張処
理を行って最適な分割数を決定していたために担ってい
たユーザー負担をなくすことができる。
【0017】以下、本発明に係る画像圧縮・伸張装置の
実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】〔実施の形態1〕図1は実施の形態1に係
る画像圧縮・伸張装置の構成を示すブロック図である。
図1において、101は画像信号を入力する画像入力
部、102は入力した画像信号の横、縦に多階層にフィ
ルタをかけていき周波数ごとにブロック分割を行ってウ
ェーブレット変換を行うウェーブレット処理部、103
は周波数ブロックごとに異なる量子化ステップサイズを
用いて線形量子化する量子化部、104は量子化された
データに対してハフマン符号に基づくエントロピー符号
化(可変長符号化)を施し可変長データを得るVLC部
(Variable Length Code )、105は可変長データ
を圧縮画像データとして記憶する圧縮画像データ記憶部
である。ウェーブレット処理部102、量子化部103
およびVLC部104が画像圧縮部150を構成してい
る。ウェーブレット変換により周波数分解されたデータ
は低周波帯域に画素が集中する。
【0019】106は検索用の再生処理または詳細画像
の再生処理を指定する再生指定入力手段、107は圧縮
画像データ記憶部105より読み出された圧縮画像デー
タに対してエントロピー符号の復号化を行う逆VLC
部、108は復号化された画像データに対して周波数に
応じた量子化ステップで周波数の画素データに変換する
逆量子化部、109は逆フィルタを用いて逆ウェーブレ
ット変換を行って画面データに復元する逆ウェーブレッ
ト処理部、110は画面データを伸張画像として表示す
る伸張画像表示部である。逆VLC部107、逆量子化
部108および逆ウェーブレット処理部109が画像伸
張部160を構成している。
【0020】以上のように構成された画像圧縮・伸張装
置の動作を図2のフローチャートに基づいて説明する。
再生指定入力手段106により検索用再生か詳細画像再
生かの指定を行う。通常は、まず検索用再生を指定し、
検索画像が見つかった場合は詳細画像再生の指定を行
う。ステップS21において再生指定が検索用再生と詳
細画像再生のいずれであるのかの判断を行い、検索用再
生であると判断したときはステップS22に進んで、出
力された圧縮画像データのうち低周波帯域の圧縮画像デ
ータを圧縮画像データ記憶部105より取り出す。ステ
ップS24において取り出された圧縮画像データを画像
伸張部160に入力し、ステップS25において逆VL
C部107によりエントロピー符号の復号化を行い、ス
テップS26において逆量子化部108により周波数に
応じた量子化ステップで周波数の画素データに変換して
逆量子化を行い、ステップS27において逆ウェーブレ
ット処理部109により逆フィルタを用いて逆ウェーブ
レット変換を行って画面データに復元し、ステップS2
8において伸張画像表示部110で伸張画像として表示
出力する。
【0021】以上の動作を所要の画像が見つかるまで、
次々と繰り返す。この繰り返しの検索用再生により所要
の画像が見つかった場合は、再生指定入力手段106に
おいて詳細画像再生を指定する。ステップS21におい
て再生指定が詳細画像再生であると判断したときは、ス
テップS23に進んで全周波数帯域の圧縮画像データを
圧縮画像データ記憶部105より取り出し、以下、前記
同様にステップS24以降の動作を実行し、画像伸張部
160に入力して画像データを伸張画像として復元し、
表示出力する。
【0022】〔実施の形態2〕次に、図3のフローチャ
ートに基づいてアイコンデータの作成について説明す
る。ステップS31においてウェーブレット処理部10
2により入力画像信号に対してウェーブレット変換を多
階層にかけて低周波帯域を細分化して、最低周波帯域の
データ分布を小さくする。すると、最低周波帯域には画
像の低周波成分のみが残り、データ量は小さく、輪郭だ
けが分かるデータが分布する。ステップS32において
最低周波帯域から画像の輪郭を表す画像データを取り出
す。ステップS33において取り出した画像データから
画像のアイコンデータを作成する。
【0023】この場合、再生指定入力手段106による
画像選択の際にアイコン表示を選択することにより、圧
縮画像データの内容を示すラベルとして使用することが
できるため、圧縮画像データを伸張することなしに内容
を知ることができ、圧縮画像データの検索、分類に有効
に利用することができる。
【0024】〔実施の形態3〕図4は実施の形態3に係
る画像圧縮・伸張装置の構成を示すブロック図である。
図4において、401は入力した画像信号に対してウェ
ーブレット変換を多階層にかけて低周波帯域を細分化す
るウェーブレット処理部である。この細分化により低周
波帯域のデータ分布は小さくなり、圧縮データサイズは
小さくなる。その代わりに、フィルタリングによるデー
タ誤差が大きくなってくる。そこで、周波数分割の階層
を決定するに際して、ウェーブレット変換したデータを
逆ウェーブレット処理部402で画像データに復元す
る。そして、データ比較部403において、その画像デ
ータとウェーブレット変換による圧縮処理前の画像デー
タとを比較した誤差と、別の分割数でウェーブレット変
換してから復元したデータともとのデータとを比較した
誤差のうち誤差がより小さい方の分割数をウェーブレッ
ト変換の分割数と決定する。また、ウェーブレット変換
による帯域分割では高周波帯域のデータ分布はデータ領
域が広い割には分布が少ないため高圧縮の圧縮を行う場
合、高周波帯域の量子化ステップ値を大きくして高周波
帯域のデータをゼロになるようにして符号化のゼロラン
レングスを大きくする方法があるが、符号化のエンドブ
ロックが必要となるため、高周波帯域のデータを符号化
すると、ある程度の圧縮しか望めない。そこで、高周波
帯域のデータを始めから圧縮せず、圧縮するデータ領域
を圧縮データと一緒に圧縮データ格納領域に格納してお
くことで、高圧縮の圧縮率を得る。なお、量子化部40
4、VLC部405、圧縮画像データ記憶部406の機
能は上記の実施の形態1の場合と同様である。
【0025】次に、実施の形態3の動作を図5のフロー
チャートに基づいて説明する。ステップS51において
ウェーブレット処理部401によりウェーブレット変換
を多階層にかけて周波数分割を行う。このとき、低周波
帯域を細分化すると、低周波帯域のデータ分布は小さく
なり、圧縮データサイズは小さくなる代わりに、フィル
タリングによりデータ誤差が大きくなってくる。そこ
で、周波数分割の階層を決定する場合に、ステップS5
2において逆ウェーブレット処理部402により逆ウェ
ーブレット変換をかけて画像データを復元し、ステップ
S53においてデータ比較部403によりその復元画像
データと圧縮前の画像データとを比較した誤差を求め
て、ステップS54において分割数を変えて、ステップ
S51から同様の処理を行い、別の分割数でウェーブレ
ット変換して圧縮してから、ステップS53において復
元したデータと元のデータとの誤差を比較し、ステップ
S55において誤差の小さい方の分割数をウェーブレッ
ト変換の分割数と決定し、圧縮処理を行う。
【0026】図6は画像圧縮部のウェーブレット処理後
の符号化の処理を示すフローチャートである。ウェーブ
レット変換による帯域分割では高周波帯域のデータ分布
はデータ領域が広い割には分布が少ないため、高圧縮の
圧縮を行う場合、高周波帯域のデータを除いて圧縮を行
った方が量子化ステップを大きくして周波数帯域全体に
対してデータを削減するより視覚的に良好な結果がで
る。そこで、圧縮処理を行う場合、ステップS61にお
いてウェーブレット変換をかけて周波数分割を行い、ス
テップS62において圧縮を行う周波数領域を決めてデ
ータを取り出し、ステップS63において量子化を行
い、ステップS64において符号化して圧縮率を求め
る。ステップS65において圧縮率が目的の圧縮率以下
であるか否かを判定する。そして、ステップS66に進
んで圧縮率が不足している場合に圧縮を行う周波数領域
を変えて、ステップS62より同様の処理を行い、圧縮
する周波数領域を決定する。ステップS67において圧
縮するデータ領域を圧縮データと一緒に圧縮画像データ
記憶部に格納しておくことで高圧縮の圧縮率を得る。伸
張の場合は、ステップS68において格納しておいたデ
ータ領域を圧縮データとともに圧縮画像データ記憶部よ
り取り出し、伸張処理を行うことにより高速で高圧縮の
圧縮を行う。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、記録された圧縮画像デ
ータの検索に際して、圧縮画像データの中から低周波帯
域のみのデータを伸張することにより、大まかな画面デ
ータを復元できるようにして処理の効率化を図り、再生
時間の短縮化を図って、検索速度を高速化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像圧縮・伸張装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1の動作説明に供するフローチャー
トである。
【図3】実施の形態2の動作説明に供するフローチャー
トである。
【図4】本発明の実施の形態3に係る画像圧縮・伸張装
置での画像伸張部の構成を示すブロック図である。
【図5】実施の形態3の動作説明に供するフローチャー
トである。
【図6】ウェーブレット処理後の符号化の動作説明に供
するフローチャートである。
【図7】従来技術に係る画像圧縮・伸張装置での画像伸
張部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101……画像入力部 102……ウェーブレット処理部 103……量子化部 104……VLC部(可変長符号化部) 105……圧縮画像データ記憶部 106……再生指定入力手段 107……逆VLC部 108……逆量子化部 109……逆ウェーブレット処理部 110……伸張画像表示部 150……画像圧縮部 160……画像伸張部 401……ウェーブレット処理部 402……逆ウェーブレット処理部 403……データ比較部 404……量子化部 405……VLC部 406……圧縮画像データ記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面の情報を圧縮する画像信号の符号化
    において、ウェーブレット変換をかけて帯域分割を行う
    ウェーブレット処理部と、ウェーブレット処理されて周
    波数分割された係数データを周波数帯域ごとに異なるス
    テップサイズで量子化する量子化部と、周波数帯域ごと
    に量子化された値を発生確率の高い情報に少ない情報を
    割り当て発生確率の低い情報に多くの情報を割り当て全
    体的に情報量を削減するVLC部(可変長符号化部)
    と、圧縮画像データを格納する記憶部とから構成された
    画像圧縮部、および、 前記VLC部で符号化したデータを復号化して逆に戻す
    逆VLC部と、ウェーブレット係数を復元する逆量子化
    部と、前記逆量子化部で求めた係数をもとに前記ウェー
    ブレット変換で使用したフィルタリングの逆フィルタを
    用いて逆ウェーブレット変換を行い画素情報を復元する
    逆ウェーブレット処理部とから構成された画像伸張部
    と、 圧縮保存したデータから画像データを再生する表示部
    と、 目的の画像の選択を制御する再生指定入力手段とを備え
    た画像圧縮・伸張装置において、 電力集中の高い低周波帯域のみの圧縮画像データを逆V
    LC部で復号化し、復号化されたデータを逆量子化部で
    逆量子化し、逆フィルタを用いて逆ウェーブレット変換
    を行い、画素情報を復元することにより、次々に画像再
    生を指示して検索画像が見つかった場合は再生指定入力
    手段で詳細画像再生を指示することにより全周波数帯域
    の圧縮画像データの伸張を行うように構成してあること
    を特徴とする画像圧縮・伸張装置。
  2. 【請求項2】 ウェーブレット処理部により入力画像信
    号に対してウェーブレット変換を多階層にかけて低周波
    帯域を細分化して最低周波帯域のデータ分布を小さく
    し、その最低周波帯域から画像の輪郭を表す画像データ
    を取り出し、その取り出した画像データから画像のアイ
    コンデータを作成し、再生指定入力手段による画像選択
    の際にアイコン表示を選択することにより圧縮画像デー
    タの内容を示すラベルとして使用することを特徴とする
    請求項1に記載の画像圧縮・伸張装置。
  3. 【請求項3】 ウェーブレット処理部により入力画像信
    号に対してウェーブレット変換を多階層にかけて低周波
    帯域を細分化して最低周波帯域のデータ分布を小さく
    し、周波数分割の階層を決定するに際して、ウェーブレ
    ット変換したデータを逆ウェーブレット処理部で画像デ
    ータに復元し、データ比較部において、その画像データ
    とウェーブレット変換による圧縮処理前の画像データと
    を比較した誤差と、別の分割数でウェーブレット変換し
    てから復元したデータともとのデータとを比較した誤差
    のうち誤差がより小さい方の分割数をウェーブレット変
    換の分割数と決定することを特徴とする請求項1に記載
    の画像圧縮・伸張装置。
JP29817595A 1995-11-16 1995-11-16 画像圧縮・伸張装置 Pending JPH09139943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29817595A JPH09139943A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 画像圧縮・伸張装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29817595A JPH09139943A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 画像圧縮・伸張装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09139943A true JPH09139943A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17856187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29817595A Pending JPH09139943A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 画像圧縮・伸張装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09139943A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466899B2 (en) 2002-05-31 2008-12-16 Canon Kabushiki Kaisha Image playback apparatus and method
JP2009115537A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Fuji Electric Systems Co Ltd 振動測定方法
US8116579B2 (en) 2007-08-17 2012-02-14 Imagination Technologies Limited Method and system for data compression

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466899B2 (en) 2002-05-31 2008-12-16 Canon Kabushiki Kaisha Image playback apparatus and method
US8116579B2 (en) 2007-08-17 2012-02-14 Imagination Technologies Limited Method and system for data compression
JP2009115537A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Fuji Electric Systems Co Ltd 振動測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2404534C2 (ru) Адаптивный порядок сканирования коэффициентов
JP3398483B2 (ja) 映像データ圧縮装置、映像データ伸長装置、映像データ圧縮方法及び映像データ伸長方法
JP3380810B2 (ja) 画像符号化方法
JP2633793B2 (ja) 映像データの可変長符号化/復号化方法及び装置
JP2000036959A (ja) 階層的復号化のための画像符号化方法及び装置
JP2000032461A (ja) 画像符号化方法、画像復号方法及び装置及びコンピュ―タプログラム製品
JP2001346047A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2001513608A (ja) 信号符号化及び復号化
JPH04343577A (ja) データ圧縮装置及びデータ復元装置
JP3414681B2 (ja) 無損失符号化方法及びこれを利用する画像圧縮符号化装置
JP2001257596A (ja) データ処理方法及び装置
JP2006502604A (ja) 任意形状オブジェクトの画像圧縮方法
JPH05219385A (ja) 画像圧縮・伸張方法および装置
JPH10224789A (ja) 画像データ処理装置および画像データ処理方法
JP5088607B2 (ja) プリントされるべきデジタル映像のデータへ導入される欠陥を減少する方法
JPH08294119A (ja) 画像符号化/復号化装置
JP2002094991A (ja) 関心領域符号化方法
JPH09139943A (ja) 画像圧縮・伸張装置
JP2885433B2 (ja) 画像処理方法及びその装置
JPH06292184A (ja) 符号化方式
GB2309613A (en) Variable-length coding and decoding digital data
JPS61135285A (ja) デ−タ伸張装置
JPH0549021A (ja) 高能率符号化装置
JPH02131671A (ja) 画像データ圧縮方法
JPH1188183A (ja) ウェーブレット変換装置およびその方法並びにウェーブレット逆変換装置およびその方法並びに画像符号化装置およびその方法並びに画像復号化装置およびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050301

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050628