JPH09137651A - 錠用ボルトの長さ調整機構 - Google Patents

錠用ボルトの長さ調整機構

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JPH09137651A
JPH09137651A JP32122595A JP32122595A JPH09137651A JP H09137651 A JPH09137651 A JP H09137651A JP 32122595 A JP32122595 A JP 32122595A JP 32122595 A JP32122595 A JP 32122595A JP H09137651 A JPH09137651 A JP H09137651A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの錠片をバックセットが異なる各錠箱に
共通的に使用することができ、また「チリ」との関係で
錠片の突出量を再調整をする必要がある場合、容易かつ
正確に突出量を調整することができること。 【解決手段】 錠箱に水平移動可能に設けられ、回動子
が一方向へ回転すると、デッドボルトのデッド頭部が錠
箱のフロント板から突出する錠用ボルトの長さ調整機構
に於いて、別体に形成されたデッド嵌合先端部12及び
このデッド嵌合先端部とスライド可能に嵌合するデッド
嵌合後端部13との二つの嵌合物品から成るデッドボル
ト11と、このデッドボルト11にその出没方向に挿入
螺合され、かつ、ドライバーの操作によって回動するバ
ックセット調整ボルト30と、このバックセット調整ボ
ルトの外周壁に常時圧接するように前記デッドボルト1
1に内装されたバックセット調整ボルト用緩み防止部材
40と、前記バックセット調整ボルトに設けられ、か
つ、前記デッド嵌合先端部12を所定位置に規制する規
制部材37とから成ることを特徴とする錠用ボルトの長
さ調整機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデッドボルトやラッ
チボルトのバックセットの長さを調整することができる
錠用ボルトの長さ調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、錠片の突出量調節装置の一例は実
公平2−37981号公報に開示されている。この実施
例は、基本的には調整用ビス、このビスに螺合するスラ
イダ、このスライダの当接片と当接する板片を有する所
定寸法の錠片、この錠片を突出方向へ常時付勢するバネ
部材により構成されている。しかしながら、この実施例
の欠点を述べると、次に列挙する通りである。 錠片は、その長さが所定寸法であるため、錠箱のバッ
クセットが異なると、使用が困難ないし不可能である。
すなわち、各錠箱の規格寸法によって各々バックセット
が異なるが、1つの錠片をバックセットが異なる各錠箱
に共通的に使用することができない。 「チリ」との関係で錠片の突出量を再調整をする必要
がある場合、まずフロント板を取り外して調整用ビス頭
部を露出させ、次にドライバーで錠片の突出量を調整し
なければならない。したがって、再調整に手間や時間が
かかる。 錠片がバネ部材のバネ力により突出方向に常時付勢さ
れている点、また調整用ビスの緩みを防止する手段が設
けられてない点から、錠片に必要以上の振動や衝撃が加
わると、錠片のフロント板からの突出量が変わってしま
う。 錠片のフロント板からの突出量を調整する場合、調整
用ビスそれ自体に回動量の「目安」となる構成が設けら
れていないので、正確に調整しようと試みれば、調整用
ビスを左右に何度も回転すると言う具合に、調整行為を
繰り返す場合が多い。したがって、正確な調整を簡単に
できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の上記実施例の有する欠点に鑑み、1つの錠片をバック
セットが異なる各錠箱に共通的に使用することができ、
また「チリ」との関係で錠片の突出量を再調整をする必
要がある場合、容易かつ正確に突出量を調整することが
でき、さらに、使用中の振動や衝撃により錠用ボルトの
長さが変わらない錠用ボルトの長さ調整機構を得ること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の錠用ボルトの長
さ調整機構は、錠箱に水平移動可能に設けられ、回動子
が一方向へ回転すると、デッドボルトのデッド頭部が錠
箱のフロント板から突出する錠用ボルトの長さ調整機構
に於いて、別体に形成されたデッド嵌合先端部12及び
このデッド嵌合先端部とスライド可能に嵌合するデッド
嵌合後端部13との二つの嵌合物品から成るデッドボル
ト11と、このデッドボルト11にその出没方向に挿入
螺合され、かつ、ドライバーの操作によって回動するバ
ックセット調整ボルト30と、このバックセット調整ボ
ルトの外周壁に常時圧接するように前記デッドボルト1
1に内装されたバックセット調整ボルト用緩み防止部材
40と、前記バックセット調整ボルトに設けられ、か
つ、前記デッド嵌合先端部12を所定位置に規制する規
制部材37とから成ることを特徴とする。
【0005】上記構成に於いては、デッドボルトに代え
てラッチボルトにしても良い。この場合錠用ボルトの長
さ調整機構は、別体に形成されたラッチ嵌合先端部12
A及びこのラッチ嵌合先端部とスライド可能に嵌合する
ラッチ嵌合後端部13Aとの二つの嵌合物品から成るラ
ッチボルト11Aと、このラッチボルト11Aにその出
没方向に挿入螺合され、かつ、ドライバーの操作によっ
て回動するバックセット調整ボルト30Aと、このバッ
クセット調整ボルトの外周壁に常時圧接するように前記
ラッチボルト11Aに内装されたバックセット調整ボル
ト用緩み防止部材40Aと、前記バックセット調整ボル
トに設けられ、かつ、前記デッド嵌合先端部12Aを所
定位置に規制する規制部材37とから成る。
【0006】なお、「バックセット」とは、回動子2
6、26Aを回動する操作部材の軸29の中心から錠箱
1、1Aのフロント板5、5Aの前面までの長さL、L
1を言う。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態を、ドアの開閉側端部に埋め込まれた錠箱との関係
で説明する。
【0008】図1ないし図7は、錠箱1に組み込まれた
錠用ボルトの長さ調整機構10の第1実施例を示す。ま
ず錠箱1について説明する。錠箱1は図示しないドア枠
に設けられた係合用受け金具(トロヨケやストライク)
と対向するようにドアの開閉側端部の開口に埋め込まれ
る。
【0009】2は錠箱1の垂直壁3の適宜箇所に突設さ
れたガイドピンである。このガイドピン2は、設計如何
により、後述するラッチボルト側に設けても良い。この
場合錠箱1側にガイド用の水平長孔を形成する格好と成
る。前記垂直壁3には、その他取付け孔、嵌合孔等が適
宜形成されているが、便宜上省略してある。
【0010】4は錠箱1の前端板で、この前端板4には
フロント板5が複数個の取付けビス6を介して一体的に
取付けられる。しかして、このフロント板5及び前端板
4の中央部ないし中央部寄りの部位には、デッドボルト
用の貫孔7が形成されている。 次に錠用ボルトの長さ
調整機構10について説明する。この錠用ボルトの長さ
調整機構10は、基本的には別体に形成された凸嵌合部
と凹所嵌合部との二つの嵌合物品から成るデッドボルト
11と、このデッドボルト11にその出没方向に挿入螺
合され、かつ、ドライバーの操作によって回動するバッ
クセット調整ボルト30と、このバックセット調整ボル
ト30の外周壁に常時圧接するように前記デッドボルト
11に内装されたバックセット調整ボルト30用緩み防
止部材40と、前記バックセット調整ボルト30に設け
られ、かつ、前記デッド嵌合先端部12を所定位置に規
制する規制部材37とから成る。以下、これらの各部材
を順番に説明する。
【0011】まずデッドボルト11は、前述したように
凸嵌合部と凹所嵌合部との二つの嵌合物品から成るが、
本実施例ではフロント板5及び前端板4の貫孔7を貫通
する、あるいはフロント板5から出没する凸側のデッド
嵌合先端部12と、このデッド嵌合先端部12とスライ
ド可能に嵌合する凹所側のデッド嵌合後端部13とで構
成されている。この場合設計如何によっては、デッド嵌
合先端部12を凹所側にし、一方、デッド嵌合後端部1
3を凸側に形成しても良い。
【0012】しかして、前記デッド嵌合先端部12につ
き説明すると、14はドアを閉めた際にデッドボルト1
1の水平移動によりフロント板5から突出する角型のデ
ッド頭部である。このデッド頭部14の軸(出没)方向
には、大径の第1貫通孔15が形成されている。またデ
ッド頭部14の半径方向には、一側壁から前記貫通孔1
5と連通状態に交差する収納小孔16が形成されてい
る。17はデッド頭部14の後方に小径ブロック状に連
設する角型の嵌合凸部で、この嵌合凸部17の軸(進退
動)方向には、前記貫通孔15と同軸上に連通する小径
の第2貫通孔18が形成されている。
【0013】また前記デッド嵌合後端部13について説
明すると、19は前方部側にデッド嵌合先端部12の嵌
合凸部17がスライド嵌合する角型の嵌合穴20を有す
る嵌合凹部である。この嵌合凹部19の軸(進退動)方
向には、デッド嵌合先端部12の各貫通孔15、18と
同軸上に嵌合穴20と連通するバックセット調整ボルト
30用メネジ21が形成されている。22は嵌合凹部1
9の後方に一体的に固定された板状の係合部で、この係
合部22には、錠箱のガイドピン2と係合するガイド用
水平長孔23が形成されていると共に、本実施例では下
辺部に対向するテーパー状の係止面24、24を有する
切欠部25が形成されている。
【0014】26は錠箱1内に組み込まれた回動子(例
えばダルマ)で、この回動子26は角型あるいは非円形
の中心係合孔27を有すると共に、デッドボルト11の
前記係合部22の係止面24と係合する駆動アーム28
を有する。
【0015】しかして、回動子26の前記中心係合孔2
7には、サムターン又はキーシリンダーなどの操作部材
の角型等の軸29が係合する。
【0016】次にバックセット調整ボルト30について
説明する。ここで、「バックセット」とは、図3で示す
ように、回動子26を回動する操作部材の軸29の中心
から錠箱1のフロント板5の前面までの長さLを言う。
このバックセットLは、本実施例ではバックセット調整
ボルト30の螺合部分の長さをデッド嵌合後端部13の
メネジ21に対して調整することにより行われる。した
がって、錠片としてのデッドボルト11の長さを、当該
錠箱1のバックセットLに合わせることができる。
【0017】しかして、31は係合頭部で、この係合頭
部31の前面には、図示しない「プラス」又は「マイナ
ス」のドライバーが係合する係合溝が31aが形成され
ている。32は係合頭部31の後方に連設する当接部
で、この当接部32の外周面は、図7で示すように、五
角形、六角形、八角形等の多面状に形成されている。3
3は当接部32の後方に延設する大径部で、この大径部
33は前記係合頭部31及び当接部32と共にデッド嵌
合先端部12の第1貫通孔15に回動可能に挿入され
る。34は大径部33の後方に延設する小径部で、この
小径部34はデッド嵌合先端部12の第2貫通孔18に
回動可能に挿入される。35は小径部34の後方に延設
しかつデッド嵌合後端部13のメネジ21に螺合するオ
ネジである。このオネジ35は少なくともデッド嵌合後
端部13の端面から突出している。36はオネジ35と
小径部34の堺に形成された周溝である。
【0018】37はバックセット調整ボルト30をデッ
ドボルト11の各貫通孔15、18に挿入貫通した場合
に於いて、デッド嵌合先端部12がバックセット調整ボ
ルト30の軸方向に移動しないように規制する規制部材
である。本実施例ではEリング状の止めリング37が使
用されている。この止めリング37はバックセット調整
ボルト30の周溝36に嵌め込まれ、デッド嵌合先端部
12の嵌合凸部17の端面と当接する。したがって、バ
ックセット調整ボルト30はデッドボルト11のデッド
嵌合先端部12から抜けないと共に、該デッド嵌合先端
部12内で前後方向に移動することなく回動可能であ
る。
【0019】次に緩み防止部材40について説明する。
この緩み防止部材40は、デッド嵌合先端部12のデッ
ド頭部14の収納小孔16内に組み込まれる。しかし
て、41はバックセット調整ボルト30の当接部32と
圧接する圧接体である。この圧接体41は球ないし弾状
に形成されている。42は圧接体41を前記当接部32
の方向へ常時付勢するバネである。このバネ42に代え
てスポンジ状の弾性体を使用しても良い。43は弾発体
又は弾性体42を受けるように前記収納小孔16を閉鎖
する蓋体で、この蓋体43はデッド頭部14にカシメ固
定される。
【0020】したがって、緩み防止部材40は、本実施
例ではデッド頭部14の収納小孔16に内装されたバネ
42と、このバネ42のバネ力によりバックセット調整
ボルト30の当接部32の外周面の選択(調整)された
1つの面と圧接する圧接球41とから成る。
【0021】前述したようにバックセットLは、錠箱の
規格寸法により様々に異なるものが存在する。そこで、
今仮に所望する錠箱1に上記構成のデッドボルト11を
組み込み、かつ、図3で示すように回転子26を解錠方
向へ回転し、その駆動アーム28が右側に位置した場合
に於いて、デッドボルト11のデッド頭部14がフロン
ト板5から多少突出する時は、デッドボルト11の長さ
を調整する必要がある。
【0022】しかして、バックセット調整ボルト30の
係合頭部31の係合溝31aにドライバーを係合し、バ
ックセット調整ボルト30を所望の方向へ回転する。こ
の時バックセット調整ボルト30はデッド嵌合先端部1
2内では定位置で回転する。そして、バックセット調整
ボルト30のデッド嵌合後端部13のメネジ21に対す
る螺合部分が短く成ればデッド頭部14の突出量が大き
くなり、反対にメネジ21に対する螺合部分が長く成れ
ばデッド頭部14の突出量が小さく成る。したがって、
図3に於いてはデッド嵌合後端部13のメネジ21に対
してバックセット調整ボルト30の螺合部分を長くすれ
ばバックセットLが調整され、デッド頭部14の先端面
と錠箱1のフロント板5の前面とが一致する。
【0023】ところで、ドライバーでバックセット調整
ボルト30を任意の方向へ回転する際、緩み防止部材4
0の圧接体41は弾発体又は弾性体42の弾発(弾性)
力に抗して一旦後退するが、バックセット調整ボルト3
0が停止した際には、圧接体41はその多面状当接部3
2の外周面の選択された1つの面と点ないし面接触して
いるので、バックセット調整ボルト30は容易に緩まな
い。
【0024】なお、前記実施の形態の説明に於いて、デ
ッド嵌合先端部12用の規制部材37はEリング状の止
めリングであることを説明したが、図8及び図9で示す
よう環状の弾性体であっても良い。すなわち、規制部材
37Aは、半径方向に切欠部38を有する環状の弾性体
であり、この弾性体37Aは、デッド嵌合先端部12の
嵌合凸部17の後端面に形成された嵌合孔39に嵌め込
まれ、かつ、図9で示すように、バックセット調整ボル
ト30をデッド嵌合先端部12に貫通状態に差し込んだ
時に、規制部材37Aはその材質自体の弾性力に抗して
その中心開口部が開き、その結果、規制部材37Aはバ
ックセット調整ボルト30の周溝36に噛み込んでい
る。したがって、この実施例に於いても前述した規制部
材37と同様な効果があると共に、さらに、規制部材3
7Aがデッド嵌合先端部12の嵌合孔39に内装される
ので、調整上邪魔にならないと言う効果がある。
【0025】
【発明の異なる実施の形態】次に本発明の異なる実施の
形態につき説明する。なお、この異なる実施の形態を説
明するに当たっては、発明の構成上の同一部分には、上
記発明の実施の形態で説明した符号をそのまま付し、あ
るいは同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0026】まず図10及び図11に於いて、主な構成
部材に符号を付すと、1Aは錠箱、5Aはフロント板、
10Aは錠用ボルトの長さ調整機構、11Aはラッチボ
ルト、12Aはラッチ嵌合先端部、13Aはラッチ嵌合
後端部、14Aはラッチ頭部、17Aは嵌合凸部、19
Aは嵌合凹部、22Aは垂直板状の係合部、23Aは係
合部ではなく、ラッチ嵌合後端部に形成された水平長
孔、26Aは回動子、30Aはバックセット調整ボル
ト、40Aはバックセット調整ボルト用緩み防止部材、
50はラッチボルト11Aを錠箱1Aのフロント板5A
から突出するように常時付勢する付勢バネ、51は図示
しない操作部材(ノブやレバーハンドル)により回動す
る回動子26Aを付勢する復帰バネ、52は回動子26
Aのストッパー部である。
【0027】したがって、この実施形態の実施例に於い
ては、錠用ボルトの長さ調整機構10Aは、ラッチボル
ト11AのバックセットL1の長さを調整する点が前記
実施形態の実施例と異なる。この場合の調整は、バック
セット調整はもちろんであるが、特に「チリ」との関係
を考慮しながらフロント板5Aからのラッチ頭部14A
の突出量を調整する。
【0028】なお、本発明の実施の形態に於いては、デ
ッドボルト11のバックセットLの長さを調整する第1
実施例と、ラッチボルト11AのバックセットL1の長
さを調整する第2実施例とをそれぞれ錠箱1、錠箱11
Aに区分して示したが、1つの錠箱内の上下の位置に両
方の錠用ボルトの長さ調整機構10、10Aを所要間隔
を有して適宜に組み込んでも良いのはもちろんである。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)1つの錠片をバックセットが異なる各錠箱に共通
的に使用することができる。この場合「バックセット」
の調整を簡単に行うことができる。 (2)「チリ」との関係でラッチボルト11Aの突出量
を再調整をする必要がある場合、フロント板を錠箱から
取り外す必要がないので、ラッチボルト11Aの突出量
を容易に調整することができる。 (3)バックセット調整ボルト用緩み防止部材40が設
けられているので、使用中の振動や衝撃により錠用ボル
トの長さが容易に変わらない。 (4)請求項2に記載の実施例に於いては、錠用ボルト
の正確な調整を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図7は本発明の実施の形態を説明するための
各説明図。図10及び図11は本発明の異なる実施の形
態を説明するための各説明図。
【図1】実施の形態を説明するための説明図(解錠状
態)。
【図2】実施の形態を説明するための説明図(施錠状
態)。
【図3】デッドボルトに於けるバックセットLの長さ調
整の説明図。
【図4】デッドボルトの長さ調整機構の分解斜視図。
【図5】図4に於ける組み合わせ状態の説明図。
【図6】要部の斜視図。
【図7】図6に於ける7−7線拡大断面図。
【図8】規制部材の異なる実施例の分解斜視図。
【図9】図8に於ける結合の概略断面説明図。
【図10】異なる実施の形態を説明するための説明図
(ラッチボルト)。
【図11】ラッチボルトの長さ調整機構の分解斜視図。
【符号の説明】
1、1A…錠箱、5、5A…フロント板、10、10A
…錠用ボルトの長さ調整機構、11…デッドボルト、1
1A…ラッチボルト、12…デッド嵌合先端部、12A
…ラッチ嵌合先端部、13A…デッド嵌合後端部、13
A…ラッチ嵌合後端部、14…デッド頭部、14A…ラ
ッチ頭部、17、17A…嵌合凸部、19、19A…嵌
合凹部、20…嵌合穴、21…メネジ、22、22A…
係合部、26、26A…回動子、30、30A…バック
セット調整ボルト、31…係合頭部、32…当接部、3
5…オネジ、36…周溝、37、37A…規制部材、3
8…切欠部、39…嵌合孔、40、40A…緩み防止部
材、41…圧接体、42…バネ、L、L1…バックセッ
ト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠箱に水平移動可能に設けられ、回動子
    が一方向へ回転すると、デッドボルトのデッド頭部が錠
    箱のフロント板から突出する錠用ボルトの長さ調整機構
    に於いて、別体に形成されたデッド嵌合先端部12及び
    このデッド嵌合先端部とスライド可能に嵌合するデッド
    嵌合後端部13との二つの嵌合物品から成るデッドボル
    ト11と、このデッドボルト11にその出没方向に挿入
    螺合され、かつ、ドライバーの操作によって回動するバ
    ックセット調整ボルト30と、このバックセット調整ボ
    ルトの外周壁に常時圧接するように前記デッドボルト1
    1に内装されたバックセット調整ボルト用緩み防止部材
    40と、前記バックセット調整ボルトに設けられ、か
    つ、前記デッド嵌合先端部12を所定位置に規制する規
    制部材37とから成ることを特徴とする錠用ボルトの長
    さ調整機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、バックセット調整ボ
    ルト30は、前面にドライバーが係合する係合溝31a
    を有する係合頭部31と、この係合頭部31の後方に連
    設し、かつ、外周面が多面状の当接部32と、この当接
    部32の後方に延設する大径部33と、この大径部33
    の後方に延設する小径部34と、この小径部34の後方
    に延設し、かつ、デッド嵌合後端部13のメネジ21に
    螺合するオネジ35とから成ることを特徴とする錠用ボ
    ルトの長さ調整機構。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、規制部材37Aは、
    半径方向に切欠部38を有する環状の弾性体であり、こ
    の弾性体37Aは、デッド嵌合先端部12の嵌合凸部1
    7の後端面に形成された嵌合孔39に嵌め込まれること
    を特徴とする錠用ボルトの長さ調整機構。
  4. 【請求項4】 錠箱に水平移動可能に設けられ、回動子
    が一方向へ回転すると、ラッチボルトのラッチ頭部が錠
    箱のフロント板から突出する錠用ボルトの長さ調整機構
    に於いて、別体に形成されたラッチ嵌合先端部12A及
    びこのラッチ嵌合先端部とスライド可能に嵌合するラッ
    チ嵌合後端部13Aとの二つの嵌合物品から成るラッチ
    ボルト11Aと、このラッチボルト11Aにその出没方
    向に挿入螺合され、かつ、ドライバーの操作によって回
    動するバックセット調整ボルト30Aと、このバックセ
    ット調整ボルトの外周壁に常時圧接するように前記ラッ
    チボルト11Aに内装されたバックセット調整ボルト用
    緩み防止部材40Aと、前記バックセット調整ボルトに
    設けられ、かつ、前記デッド嵌合先端部12Aを所定位
    置に規制する規制部材37とから成ることを特徴とする
    錠用ボルトの長さ調整機構。
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