JPH09136564A - チャイルドシート - Google Patents

チャイルドシート

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JPH09136564A
JPH09136564A JP29533995A JP29533995A JPH09136564A JP H09136564 A JPH09136564 A JP H09136564A JP 29533995 A JP29533995 A JP 29533995A JP 29533995 A JP29533995 A JP 29533995A JP H09136564 A JPH09136564 A JP H09136564A
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JP
Japan
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belt
child seat
seat
infant
impact
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29533995A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Goto
真澄 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIIMAN KK
Original Assignee
RIIMAN KK
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Publication date
Application filed by RIIMAN KK filed Critical RIIMAN KK
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Publication of JPH09136564A publication Critical patent/JPH09136564A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両走行時に衝撃が発生した際、衝撃エネル
ギーを吸収することによって幼児の安全を保護できるチ
ャイルドシートを提供すること。 【解決手段】 チャイルドシートSの背部2に第1ベル
ト7が装着され、チャイルドシートの前面において、第
1ベルト7が、座部3に一端が固着される第2ベルト8
に掛着され、また、チャイルドシートの後面において、
第1ベルト7が座部3に一端が固着される第3ベルト9
に衝撃吸収プレート12を介して連結されている。衝撃
吸収プレート12は、第1平面部13と山部を有する波
部14と第2平面部15とを備えて形成され、第1平面
部13には第1ベルトが、第2平面部15には第3ベル
ト9が取りつけられている。そして、車両走行中、衝撃
が発生した際に、衝撃吸収プレート12の波部14が塑
性変形することによって、衝撃のエネルギーを吸収し、
幼児の安全を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用のチャイ
ルドシートに関し、詳しくは、安全性を考慮するチャイ
ルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チャイルドシートの安全に関する
技術は、幼児がチャイルドシートから落下することがな
いように、幼児を拘束するための部位をチャイルドシー
トに取りつけることが主眼におかれている。例えば、図
7のように、チャイルドシートS1は補助席あるいは後
座席に固定され、幼児の着座後、幼児の前方飛び出しを
ガードするための前面ガード(バリア)18が開閉可能
に取りつけられているようになっている。更に、前面ガ
ード18の下方にシートベルト19が幼児の体を押える
ように配設され、幼児が前面ガード18の下から落下す
るのを防止している。
【0003】この構成によって、幼児は運転中において
も、また衝突による衝撃が加わっても、チャイルドシー
トS1に拘束され、チャイルドシートS1から落下ある
いは飛び出すことはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のチャイ
ルドシートでは、幼児をチャイルドシートから飛び出す
ことを防止することにおいてはその機能を果たしている
ものの、衝撃による幼児の頭部への加速度の影響につい
ては考慮されていない。また、幼児を自動車に乗せる場
合には、幼児シートの着用が指導されていて、JIS
(日本工業規格)においては、その安全性の認定試験合
格が自動車製造業者に義務付けられている。そして、衝
撃時において、幼児の頭部への加速度は決められた数値
以内に入っていなければならない。
【0005】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、衝撃時において、幼児の頭部への加速度を低減で
きるチャイルドシートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるチャ
イルドシートでは、車両用チャイルドシートであって、
前記チャイルドシートの背部に肩かけ用の第1ベルトが
装着され、前記第1ベルトは前記背部の前面側に、掛着
部材を介して前記チャイルドシートの座部に一端が固着
される第2ベルトに掛着され、前記背部の後面側に、ベ
ルト連結金具を介して前記チャイルドシートの座部に一
端が固着される第3ベルトに掛着可能に配設され、第1
ベルト、第2ベルト、第3ベルトが連結された状態のい
ずれかの位置に、衝撃吸収部材が配設されるものであ
る。
【0007】好ましくは、第1ベルトと第3ベルトに連
結されるベルト連結金具が衝撃吸収部材で形成されてい
ればよい。
【0008】また好ましくは、前記チャイルドシート
が、乗員の前面を覆うことができるように配設される前
面ガードを備えて構成されていればよい。
【0009】さらに好ましくは、前記衝撃吸収部材が、
塑性変形する材質で形成され、平面部と、平面部に対す
る波部と、を有して形成されるプレートであればよい。
【0010】また、前記衝撃吸収部材の波部が、少なく
とも2以上形成されていればなおよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、車両用に取りつけられ、幼児を乗
せるためのチャイルドシートの斜視図を示し、図2にそ
の側面断面図を示すものである。なお、図2において、
左方を前方、右方を後方とする。
【0013】チャイルドシートSは、背部2と座部3が
「く」字状で一体的に形成されるシート本体1に、座部
3の両側面に配設される側板4、4と、座部3の前端中
央部に回動可能に支承される前ガード5が取りつけられ
ている。さらに、座部3の下部に、底板6がそれぞれの
側板4に回動可能に配設されている。
【0014】また、シート本体1の背部2は両側部2
1、21が内側に曲げられて形成され、中央部にはスリ
ット22が左右方向(図2において紙面に対して直角方
向)に2列、上下方向に各3段、合計6か所横長状に形
成され、下部にはスリット23が左右方向に2列縦長状
に形成されている。そして、第1ベルト7が左側のいず
れかのスリット22と、左側のスリット23、および、
右側のいずれかのスリット22と、右側のスリット23
に挿入され、背部2の後側にて、衝撃吸収部材としての
衝撃吸収プレート12を介して結ばれる。また、背部2
の前側において、第1ベルトの左右それぞれのスリット
22と23の間には、掛着部材11、11がそれぞれ配
設され、それぞれのスリット22、23には第1ベルト
が挿入するための筒状のベルトガイドが嵌装されてい
る。
【0015】シート本体1の座部3には、前ガード5の
後方に第2ベルト8の一端が固着され、第2ベルトの他
端には、幼児の腰部あたりで接続されるように第1ベル
トに掛着される被掛着部8aが形成されている。また、
座部3の下部には、第3ベルト9の一端が巻装されるよ
うに固着されるブロック10が取りつけられている。そ
して、第3ベルト9の他端は座部3の後方部あたりで、
第1ベルト7に配設される衝撃吸収プレート12に接続
されるようになっている。
【0016】衝撃吸収プレート12は図3、4に示され
るように、塑性変形可能な1枚の軟鋼板で略I字状に形
成され、広幅に形成されている第1平面部13と、第1
平面部に対して2つの山部14aを有し波状に形成され
る波部14と、第1平面部より狭幅に形成される第2平
面部15とを有している。そして第1平面部13には、
図3における左右方向に2列、上下方向に3段合計6か
所のスリット13aが形成され、2方向から配置される
第1ベルト7の先端がそれぞれ装着されて固定され、第
2平面部15には、1つのスリット15aが形成され、
第3ベルト9の一端が装着されて固定される。
【0017】第1平面部13と第2平面部15の間に形
成される波部14は、第1平面部13及び第3平面部1
5より幅方向で小さく形成され、衝撃が発生した時に、
山部14aが引っ張られ塑性変形することによって、衝
撃のエネルギーを吸収できるように形成される。そのた
め波部14はできるだけ横方向の幅が小さく形成される
のがよく、また、山部14aは2つ以上形成されること
が望ましい。
【0018】前ガード5は、前方から見た平面視がT字
状で、平面視が湾曲状に形成されている。そして、上部
両側後端に掛着部が取りつけられ、前ガード5の下部を
中心に後方に回動されると、側板4の上部に取りつけら
れた被掛着部に掛着できるように構成されている。
【0019】また、底板6は車両用のシートに直接載置
され、側板4に回動可能に支承されているため、側板4
に設けられる操作レバーによって、前後方向にリクライ
ニングできるように構成されている。
【0020】さらに、チャイルドシートSは、両側板
4、4の背部3の下部あたりに形成される穴部4a、4
aに車両用シートのシートベルトを挿入することによっ
て、車両用シートに固定される。
【0021】上記構成のチャイルドシートSに、幼児を
乗せる時は、前ガード5を前方に開放し、第1ベルト7
と第2ベルト8の掛着を外しておく。そして、幼児が着
座した後、第1ベルト7を肩から掛け、第2ベルト8の
被掛着部8aに第1ベルト7に取りつけられる掛着部材
11を掛着する。その後、前ガード5を後方に回動して
前ガード5の掛着部を側板4の被掛着部に掛着させる。
【0022】この状態で、例えば、時速50Km/hで
走行する。万が一、車両が衝突した場合、幼児は図5の
ように、第1ベルトに押えられながらチャイルドシート
Sの前方に急激に移動される。その時、幼児の腹部が一
旦、前ガードに衝突し、次に、腹部を中心に幼児の頭部
が前方に移動する。この時の幼児の頭部にかかる加速度
は通常では100G近くに達し、幼児の生死に係わって
くる。
【0023】幼児の頭部に発生する急激な減速度によ
り、生存に影響する加速度は一般に80G以下と定めら
れている。本実施の形態においては、幼児が前ガード5
に衝突する瞬間に、第1ベルトと第3ベルトに取りつけ
られている衝撃吸収プレート12が図6のように塑性変
形され、波部14の山部14aが延びて、衝撃のエネル
ギーを吸収する。そのため、幼児の頭部にかかる加速度
は80G以下に低減し、幼児の安全を保護することがで
きる。
【0024】なお、本実施の形態においては、チャイル
ドシートSが前ガード5を装備しているタイプで説明し
ているため、衝突時に一旦幼児が前ガード5に衝突する
ことになるが、前ガード5が装備されていないタイプの
チャイルドシートにおいても、車両が時速50Km/h
で走行していれば、幼児の頭部にかかる加速度はやは
り、100G近くになる。そのため、本発明のチャイル
ドシートSは、前ガードの装備がされているいないに係
わらず、衝撃吸収プレート12を配設する必要がある。
【0025】また、衝撃吸収プレート12は第1ベル
ト、第2ベルト、第3ベルトが連結された状態のどの位
置に配設されても構わない。
【0026】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、チャイ
ルドシートに配設される第1ベルト、第2ベルト、第3
ベルトが連結した状態のいずれかの位置に、衝撃吸収部
材が配設されている。そのため衝突による衝撃が発生し
ても、衝撃吸収部材がその衝撃エネルギーを吸収するこ
とができ、幼児の安全を保護することができる。
【0027】また、衝撃吸収部材が、2つ以上の山部を
形成する波状のプレートから形成されているため、衝撃
エネルギーを充分に吸収し、さらに廉価なコストで製作
することができる。
【0028】さらに、衝撃吸収部材がチャイルドシート
背部の後側に配設される第1ベルトと第3ベルトの連結
部に配置されるため、波状に形成される衝撃吸収部材が
幼児に干渉することはなく、衝撃吸収部材で幼児を傷つ
けることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるチャイルドシート
の斜視図
【図2】図1における縦断面図
【図3】図1のチャイルドシートに使用される衝撃吸収
プレートの平面図
【図4】同側面図
【図5】衝撃発生時の幼児の状態を示す図
【図6】塑性変形した衝撃吸収プレートの側面図
【図7】従来のチャイルドシート
【符号の説明】
S…チャイルドシート 2…背部 3…座部 7…第1ベルト 8…第2ベルト 9…第3ベルト 11…係着部材 12…衝撃吸収プレート(衝撃吸収部材) 13…第1平面図 14…波部 15…第2平面部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用チャイルドシートであって、前記
    チャイルドシートの背部に肩かけ用の第1ベルトが装着
    され、前記第1ベルトは前記背部の前面側に、掛着部材
    を介して前記チャイルドシートの座部に一端が固着され
    る第2ベルトに掛着され、前記背部の後面側に、ベルト
    連結金具を介して前記チャイルドシートの座部に一端が
    固着される第3ベルトに掛着可能に配設され、 前記第1ベルト、前記第2ベルト、前記第3ベルトが連
    結された状態のいずれかの位置に衝撃吸収部材が配設さ
    れることを特徴とするチャイルドシート。
  2. 【請求項2】 前記第1ベルトと前記第3ベルトを連結
    するベルト連結金具が、衝撃吸収部材で形成されること
    を特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。
  3. 【請求項3】 前記チャイルドシートが、乗員の前面を
    覆うことができるように配設される前面ガードを備えて
    構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求
    項2記載のチャイルドシート。
  4. 【請求項4】 前記衝撃吸収部材が、塑性変形する材質
    で形成され、平面部と、平面部に対する波部と、を有し
    て形成されるプレートであることを特徴とする請求項1
    若しくは請求項2記載のチャイルドシート。
  5. 【請求項5】 前記衝撃吸収部材の波部が少なくとも2
    以上形成されることを特徴とする請求項4記載のチャイ
    ルドシート。
JP29533995A 1995-11-14 1995-11-14 チャイルドシート Withdrawn JPH09136564A (ja)

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JP29533995A JPH09136564A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 チャイルドシート

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005039711B4 (de) * 2005-08-23 2008-03-27 Curt Würstl Vermögensverwaltungs-Gmbh & Co. Kg Kindersitz für Kraftfahrzeuge mit Gurtkraftbegrenzer
JP2017019495A (ja) * 2010-09-03 2017-01-26 ラジャーシンガム、アージューナ・イドレイスワラン 乗り物乗員支持体

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030204