JPH09135228A - 伝送装置 - Google Patents

伝送装置

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JPH09135228A
JPH09135228A JP7290069A JP29006995A JPH09135228A JP H09135228 A JPH09135228 A JP H09135228A JP 7290069 A JP7290069 A JP 7290069A JP 29006995 A JP29006995 A JP 29006995A JP H09135228 A JPH09135228 A JP H09135228A
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哲之 栢
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佳樹 松末
Nobuyuki Ishikawa
展之 石川
Yoshiaki Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDH伝送システムにおける現用予備の切替
形態を簡単に変更できるようにする。 【解決手段】 STM信号フレームにより伝送されるV
Cに付加されるPOHに位相差検出用の信号を挿入して
おいて二つの経路で伝送し、受信側で現用予備の位相差
を吸収してVCの切替を行い、複数のVCに対する切替
を同時に行うことで、VC単位だけでなくセクション単
位の切替も可能とする。さらに、VCのPOHに含まれ
るビット誤りにより伝送路故障を検出して自動的に切替
を行うこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、国際電子通信連合
電気通信標準化セクター(ITU−TS)によるITU
−T勧告により規定された、同期ディジタル・ハイアラ
ーキ(Synchronous Digital Hierarchy 、以下「SD
H」という)伝送システムの切替方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図10はSDH伝送システムの基本構成
を示し、図11はSTM(同期転送モード:Synchronou
s Transfer Mode )の信号フレーム構成を示す。
【0003】国内では、ITU−T勧告により標準化さ
れた新同期インターフェイス(NNI)にしたがい、平
成元年度からSDH伝送システムが導入されている。こ
のシステムは、図10に示すように、STM−N(同期
転送モジュールN)の送信および受信を行うモジュール
A、VC−11(仮想コンテナ11)単位の回線設定を
行うモジュールB、および従来の伝送システムとの変換
を行うモジュールCにより構築される。モジュールAが
対向する区間はセクションと呼ばれ、長距離となる場合
にはモジュールA間に中間中継器が使用される。モジュ
ールBの対向する区間はパスと呼ばれる。
【0004】SDH伝送システムで採用されるSTM信
号フレームは、フレーム長を125μsとし、9行×2
70バイトの信号構成をもつSTM−1(Synchronous
Transport Module Level 1)を基本フレームとする。S
TM−1の正確な伝送速度は155.52Mbit/s
であるが、簡単のため「156Mbit/s」と表記す
ることもある。また、オーバヘッドを除いた情報の伝送
速度を表すために、「150Mbit/s」と表記する
こともある。STM−1には9行×9バイトのセクショ
ンオーバヘッド(SOH)が設けられ、残りの9行×2
61バイトが、ペイロードとして情報伝送に用いられ
る。STM−1をN多重したものをSTM−Nという。
また、9行×90バイト構成でSOHが9行×3バイト
のSTM−0も定義されている。ペイロードでは、仮想
コンテナ(Virtual Container )VC−3、VC−4あ
るいはVC−4−Xcが伝送される。これらの仮想コン
テナはそれぞれ、9行×3バイト構成のVC−11を多
重して9行×1バイトのパスオーバーヘッド(POH)
を付加した信号構成をもつ。例えばVC−3は、9行×
85バイトの信号構成をもち、POHに続く9行×84
バイトにVC−11が多重される。VC−11、VC−
3、STM−1はそれぞれ、64kbit/s換算で2
4回線、672回線、2016回線に相当する。
【0005】このようなSTM信号フレームに対し、モ
ジュールAはセクションオーバヘッド(SOH)の終端
処理を行う。モジュールBは、モジュールA、C間の接
続をSTM−1で行うため、SOHおよびPOHの終端
処理を行う。
【0006】図12および図13はモジュールAによる
セクション単位の伝送路切替を説明する図であり、図1
2はコマンドによる切替、図13は伝送路断の検出によ
る自動的な切替を示す。
【0007】一般にモジュールAが対向する屋内伝送路
を構成する光ファイバは、道路や建物の地下に敷設され
たり、電柱その他により架空に配線される。このため、
道路や建物の工事を行う場合に、やむなく光ファイバを
切断しなければならない事態が生じることがある。ま
た、予期できない伝送路故障によって、光ファイバが切
断される事態も考えられる。光ファイバを伝搬する信号
の多重度が高いほど切断時の影響は大きく、例えば60
0Mbit/sの信号が伝搬する光ファイバが切断され
た場合には、電話に換算すると約8000回線が不通と
なる。このような事態に対応するため、モジュールAで
は、現用と予備の伝送路をもち、セクション単位に切替
を行うようになっている。したがって、工事前に伝送路
の切替を行い、目的の光ファイバを切断して工事を行え
ば、影響を最小に抑えることができる。また、光ファイ
バ断による信号断が検出された場合にも、自動的に伝送
路の切替を行う。
【0008】モジュールAによる伝送路切替では、SO
H内にあらかじめ定義されているK1およびK2バイト
を用い、切替トリガを認識した装置が対向する装置と連
絡をとりながら、双方向の切替を行うことができる。す
なわち、コマンドによる強制的な伝送路切替の場合に
は、強制切替の要求を受けた装置がK1、K2バイトを
挿入して対向する装置に送信する。対向する装置では、
このK1、K2バイトを受信して伝送路切替を行い、そ
の完了をK1、K2バイトを用いて返送する。切替完了
の通知を受信すると、その装置も伝送路切替を実行す
る。伝送路断の検出による自動的な伝送路切替の場合も
同様に、伝送路障害を検出した装置がK1、K2バイト
を挿入して対向する装置に送信し、以下同様にして伝送
路切替を実行する。K1、K2バイトについては、切替
要求の種別、要求している伝送路その他を認識できるよ
うに、ITU−T勧告によりそのビットアサインが決め
られている。
【0009】しかし、モジュールAによるセクション切
替では、現用と予備とで伝送路の距離が異なるため、受
信側で受信した二つの信号の位相差が生じ、切替を行う
とSTMフレームの同期外れが生じる。このため、ST
Mフレームの同期が回復するまでの間、瞬断が生じるこ
とになる。重要なセクションでは、瞬断の無い切替が望
まれる。これを無瞬断切替と呼ぶ。
【0010】無瞬断切替を行うためには、(1)現用系
と予備系の伝送路距離差に起因する位相差を測定し、
(2)位相差を電気メモリで吸収し、(3)位相差が零
になったことを確認して切替を行う操作を行えばよい。
モジュールAの場合には、位相差の測定にSOH内の特
定バイトを用い、SOHを処理する回路に位相差検出回
路と位相差吸収メモリとを設けることで、セクションの
無瞬断切替を行うことができる。このような無瞬断切替
を以下「切替形態a」という。
【0011】図14は切替形態aによる無瞬断切替の原
理を説明する図である。この場合には、受信側モジュー
ルAの位相調整部において、現用系の信号と予備系の信
号とをメモリに蓄え、同じデータを同一位相となるよう
に読み出し、これを切替部において切り替える。受信し
た二つの信号の位相を常に合わせるように回路を動作さ
せれば、特別な切替シーケンスを必要とせずに無瞬断切
替を行うことができる。すなわち、見かけ上の切替シー
ケンスは図12、図13に示した切替シーケンスと同一
であるが、切替の結果、エラーや同期外れを生じること
がない。また、ITU−T勧告で規定されているK1お
よびK2バイトを用いたセクション切替を利用できる。
【0012】モジュールAの対向するセクションにおい
て、現用系または予備系のいずれか一方に、無線装置な
どのSOHを処理する装置が設置されることがある。こ
のような例を図15に示す。この場合、単一のセクショ
ンではないため、SOHの特定バイトが変更されてしま
い、無瞬断切替を行うことができない。この問題を解決
する手段として特開平5−110545号公報(特願平
3−203058)には、送信側においてPOHバイト
の一部に位相差検出用の信号を挿入し、受信側ではこの
バイトを用いて位相差検出、位相差吸収および切替を行
うことが提案されている。このようにすると、途中にS
OHを処理する装置が設置されていても、POHは変更
されないため、無瞬断切替が可能となる。この無瞬断切
替を以下「切替形態b」という。
【0013】図16は切替形態bによる無瞬断切替の原
理を説明する図である。この無瞬断切替は、SOHの代
わりにPOHを利用することを除いて、切替形態aと同
等である。
【0014】しかし、モジュールAにおいて切替形態b
を実現するためには、K1、K2を利用する切替シーケ
ンスに代わる新規な切替シーケンスを定義し、VC−
3、4、4−XcのVC単位に切替を行う必要がある。
また、切替形態bでは、現用系光ファイバを切断して工
事を行いたい場合に、この光ファイバに収容されるVC
−3、4、4−Xcをひとつずつ指定し、すべてを個々
に予備系に切り替えなければならない。
【0015】予期できない伝送路故障に対応できる無瞬
断切替が提案されている。例えば特願平7−18022
5(本願出願時未公開)には、SOHやPOHに含まれ
るパリティバイトを用い、伝送路故障をエラーとして検
出することが示されている。すなわち、パリティバイト
を検査し、エラーがあった場合に無瞬断切替を行う。パ
リティ演算による時間遅れを補償するため、切替用のス
イッチの前段には固定遅延が挿入される。この無瞬断切
替を以下「切替形態c」という。切替形態cでは、
(1)受信部では常に位相比較を行い、メモリにより位
相差を吸収しておく、(2)現用系に予期できない伝送
路故障が発生すると、受信部では、入力断、同期外れ、
ビットエラーのいずれかを検出する、(3)信号が固定
遅延部を通過して切替部に到達する前に、切替用のスイ
ッチを動作させることにより、無瞬断切替を行う。
【0016】図17は切替形態cによる無瞬断切替の原
理を説明する図である。ここでは、POHを利用する場
合を示す。切替形態bの場合と同様に位相調整部におい
て同じデータを同一位相とし、演算部においてパリティ
検査を行い、パリティにエラーがあった場合に切替を行
う。切り替えられる信号には読出部により固定遅延を導
入し、パリティ演算による時間遅れを補償する。
【0017】切替形態cによれば、予期できない切替だ
けでなく、計画的な切替も無瞬断で行うことができる。
このため、切替形態a、bに比べて伝送路の信頼性を高
めることができる。
【0018】以上の切替形態a、b、cは、伝送路の形
態や目的に合わせて実施することができる。これらの無
瞬断切替は、すべて伝送路の信頼性を高めるためのもの
であり、原理的には類似している。これらの比較を表1
に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの切替
形態を実施するための構成は互いに異なり、別々の伝送
装置として実現しなければならなかった。このため、伝
送路の形態や目的を変更したい場合には伝送装置を変更
しなければならず、非常に不経済であった。例えば、切
替形態aの導入された伝送路のルートを変更し、無線端
局の区間を挿入しなければならない場合には、伝送装置
を切替形態bを実施できるものに変更しなければならな
い。また、切替形態aやbの導入された伝送路の信頼性
をさらに高めたい場合には、切替形態cを実行する伝送
装置に変更しなければならない。
【0021】本発明は、このような課題を解決し、ソフ
トウェアの変更だけで切替形態を変更することのできる
伝送装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の伝送装置は、同
期転送モジュール(STM−N)の信号を現用および予
備の二つの伝送路へ送信する送信側装置と、二つの伝送
路から同期転送モジュールの信号を受信する受信側装置
とを備え、送信側装置は同期転送モジュールの信号に含
まれる仮想コンテナ(VC−3、VC−4あるいはVC
−4−Xc)の制御バイト(POH)の一部に位相差検
出用の信号を挿入する信号挿入手段を含み、受信側装置
は、二つの伝送路から受信した同期転送モジュールの信
号に含まれる同一の仮想コンテナの信号間の位相差を前
記位相差検出用の信号により測定して吸収する位相差吸
収手段と、位相差の吸収された仮想コンテナの信号を現
用と予備とで切り替える切替手段とを含む伝送装置にお
いて、切替対象の仮想コンテナを選択する選択手段と、
この選択手段により複数の仮想コンテナが選択された場
合に、切替手段による切替をその複数の仮想コンテナに
対して同時に実行させる切替制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0023】すなわち、STM−N信号を生成する送信
側では、STM−N信号に含まれる任意またはすべての
VC−3、VC−4またはVC−4−Xc信号のPOH
バイトの一部に位相差検出用の信号を挿入し、そのST
M−N信号を二つの伝送路へ送信する。STM−N信号
を終端する受信側では、二つの伝送路から受信したST
M信号に含まれる同一のVC−3、VC−4またはVC
−4−Xc信号間の位相差をPOHバイトにより測定
し、その位相差を吸収し、位相差の吸収されたVC−
3、VC−4またはVC−4−Xc信号間を切り替えて
無瞬断切替を行う。このとき、切替対象のVC−3、V
C−4またはVC−4−Xc信号を任意に選択し、その
切替を同時に行う。
【0024】切替対象のVC−3、VC−4またはVC
−4−Xcが一部であれば、この切替は上述した切替形
態bに相当する。切替対象がSTM−N信号に含まれる
すべてのVC−3、VC−4またはVC−4−Xcであ
れば、この切替により、ITU−T勧告で規定されてい
るK1、K2バイトを用いたセクション切替、すなわち
上述した切替形態aを実現することができる。
【0025】仮想コンテナの信号に含まれるビット誤り
により伝送路故障を検出して切替制御手段を起動する手
段と、このビット誤りを含む仮想コンテナの信号が切替
手段に達するまでに切替手段が動作するようにビット誤
りを含む仮想コンテナの信号を遅延させる手段とを備え
ることもできる。これにより、切替形態cを実現するこ
とができる。
【0026】各手段の動作を制御する制御手段を備え、
切替形態cを実現するための切替制御手段を起動する手
段がない場合には、制御手段のソフトウェアのすべてま
たは一部を入れ替えるか、またはそのソフトウェアの設
定の一部を変更することで、対向して同期転送モジュー
ルの送受信を行うセクションを単位とした切替すなわち
切替形態aと、仮想コンテナを単位とした切替すなわち
切替形態bとの二つの切替形態を変更することが望まし
い。切替制御手段を起動する手段がある場合には、同様
にして、切替形態cを含む三つの切替形態を変更するこ
とが望ましい。
【0027】
【発明を実施するための最良の形態】図1は本発明の実
施形態を示すブロック構成図である。オペレーションシ
ステム1の下に伝送装置2を備え、この伝送装置2は、
装置管理部3と主信号部4とを備える。主信号部4に
は、電気信号と光信号との変換、多重化、SOP処理、
STM−N信号の現用および予備の二つの伝送路への送
信、二つの伝送路からのSTM−N信号の受信、STM
−N信号に含まれるVC−3、VC−4またはVC−4
−Xc信号のPOHの一部への位相差検出用の信号の挿
入、二つの伝送路から受信したSTM−N信号に含まれ
る同一VC信号間の位相差の位相差検出用の信号による
測定および吸収、位相差の吸収されたVC信号の現用と
予備との切替、VC−3、VC−4またはVC−4−X
c信号に含まれるビット誤りによる伝送路故障の検出、
信号断や信号劣化等の通信に関する情報変化を検出した
場合や自己診断機能により装置故障を検出した場合の救
済措置やランプ点灯および装置管理部3への通知などの
処理を行うハードウェア9と、このハードウェア9によ
りVC信号の切替を制御し、複数のVCが選択された場
合にはその複数のVCに対して同時に切替を実行させる
する切替スイッチ制御部5と、VC信号に含まれるビッ
ト誤りにより伝送路故障が検出されたときに切替スイッ
チ制御部5を起動する切替スイッチ制御部6と、位相差
の吸収および遅延量の設定、およびビット誤りを含むV
C信号がスイッチに達するまでにそのスイッチが動作す
るようにVC信号の遅延の設定を行うメモリ制御部7
と、切替対象の仮想コンテナを選択するとともにその切
替シーケンスを制御するシーケンス制御部8とを備え
る。
【0028】装置管理部3は、汎用コンピュータと同様
に、オペレーションシステム1の上に専用のソフトウェ
アを搭載し、主信号部4で検出された情報を監視し、オ
ペレーションシステム1へ通知する。また、オペレーシ
ョンシステム1からの要求により、主信号部4内の機能
の使用・未使用や、状態変更その他の制御を行う。
【0029】主信号部4は切替形態a、b、cに必要な
機能をすべて備え、装置管理部3は、目的の切り替えを
行うため、必要な機能を選択し、それらを総合的に動作
させる。すなわち、切替形態a、b、cのいずれを選択
するかによって、装置管理部3にあるすべてまたは一部
のソフトウェアを入れ替えるか、またはソフトウェアの
設定の一部を変更すればよい。
【0030】この実施形態において、主信号部4では、
切替形態bと同様にPOHを用いてVC単位で無瞬断切
替を行う。切替形態bと異なるのは、切替対象のVCが
複数の場合に、これらの切替スイッチを連動して同時に
動かすことができることである。切替スイッチ制御部5
では、これらスイッチを独立に動作させるか、同期して
動作させるかを制御する。セクションに収容されている
すべてのVCに関連するスイッチを連動させて切替を実
行すれば、装置を扱う保守者に対しては通常のセクショ
ン切替と見える。
【0031】切替形態aではK1およびK2バイトのシ
ーケンスを利用するのに対し、切替形態bを実現する場
合には、専用のシーケンスにしたがって、対象のVCの
みの切替を実行する必要がある。これらは切替シーケン
スは、シーケンス制御部8により、その目的に応じて実
行される。
【0032】主信号部4にはまた、切替形態cを実現す
るため、切替スイッチ制御部6とメモリ制御部7とを備
える。切替形態a、bと切替形態cとでは、メモリに対
する要求条件が異なる。切替形態a、bの場合に必要な
メモリは位相差を吸収するためのものだけでよいが、切
替形態cの場合には、それに加えて、固定遅延用のメモ
リが必要となる。この実施形態では、これらをひとつの
メモリで実現し、切替形態によってメモリ制御部7が使
用方法を変更する。切替形態a、bの場合には、メモリ
のすべてを位相差に合わせて変更可能な領域として使用
する。切替形態cの場合には、メモリの一部を固定遅延
分に割り当て、残りを位相差に合わせて変更可能な領域
として使用する。信号に対しては、固定遅延分と位相差
分との和が遅延となる。
【0033】切替スイッチ制御部6は、切替形態a、b
のときには使用しない。切替形態cのときには、伝送路
故障を検出すると、切替スイッチ制御部5を経由して切
替スイッチを動作させる。切替スイッチ制御部5の設定
により、スイッチが連動するか独立かのいずれでも対応
でき、セクション単位での切替形態cと、VC単位での
切替形態cとの双方を実現できる。
【0034】このように、装置管理部3にインストール
するすべてまたは一部のソフトウェアを変更したり設定
を変更することにより、伝送路の切替形態や目的に合わ
せ、3形態の無瞬断切替を実現できる。伝送路の構成変
更や信頼性をさらに向上させたい場合でも新規装置の導
入が不必要となるため、経済的な伝送路網の構築に貢献
できる。
【0035】
【実施例】本発明の具体的な実施例について、図2ない
し図9を参照して説明する。ここでは、VC−4を含む
STM−1を多重化したSTM−4を伝送する装置につ
いて、1+1の冗長切替を行う場合を例に説明する。無
瞬断切替は切替形態a、b、cのいずれも可能であり、
従来の瞬断を伴う切替も実現可能である。切替形態cの
場合は、セクション単位でもVC単位でも原理的に可能
であるが、ここではVC単位の例を説明する。
【0036】図2はSTM−4信号を伝送する伝送装置
のブロック構成を示す。対向する伝送装置間は二つの伝
送路を介して接続され、これをAルートおよびBルート
とする。各伝送装置には、STM−1信号の送受信を行
う低速処理部LSと、STM−1信号のSTM−4信号
への多重およびその逆の多重分離を行う多重部MUX
と、対向する伝送装置との間でSTM−4信号の送受信
を行う現用および予備の二つの高速処理部HSとを備え
る。高速側のSTM信号としてSTM−1、16あるい
は64を用い、低速側のSTM信号としてSTM−0を
用い、VC信号としてVC−3、VC−4−4c、VC
4−16cを用いても本発明を同様に実施できる。ま
た、以下の説明では、低速側のSTM−1の1+1の冗
長切替については省略するが、高速側と同様の機能を実
現することが可能である。この伝送装置は上り下りの双
方向伝送を行うが、以下では、主信号部のSTM−4送
信部と受信部とに分けて説明する。
【0037】図3は送信部の構成を示す。送信部には、
低速光電気変換回路11〜14、SOH/ポインタ処理
回路15、J1バイト挿入回路16、シーケンス制御部
17、多重化回路18、19および高速電気光変換回路
20、21を備える。低速光電気変換回路11〜14
は、受信した4つのSTM−4光信号を電気信号に変換
する。SOH/ポインタ処理回路15はSOH終端処理
およびポインタ処理を行い、J1バイト挿入回路16は
VC−4のPOHバイトに位相検出用の信号を挿入す
る。新しく生成されたSTM−1を2分岐し、多重化回
路18、19によってSTM−4へ多重化する。このS
TM−4を高速電気光変換回路20、21によって光信
号に変換し、現用と予備との二つの経路に送出する。
【0038】図4は位相検出用の信号のマルチフレーム
構成を示す。この実施例では、位相差を比較するために
必要なPOHの1バイトとして、64マルチフレーム構
造のJ1バイトを使用する。すなわち、J1バイト挿入
回路16によって、J1バイトに64マルチフレーム構
造を挿入する。マルチフレーム構造であるため、STM
フレーム長(128μm)以上の位相差が生じても問題
はなく、8ms(約1600km)の経路長差まで対応
できる。
【0039】また、切替形態b、cに必要な切替シーケ
ンスには、J1バイトの一部にK1、K2と同様の定義
を行い、K1、K2バイトに代わるバイトとして使用す
る。シーケンス制御部17は、切替形態aかb、cかの
違いによって、K1、K2の処理を行うかJ1の処理を
行うかを設定する。切替形態a、b、cのいずれの無瞬
断切替も行わず、瞬断を許容して切替を行う場合には、
J1バイトを挿入しなくてもよい。
【0040】図5は受信部の構成を示す。受信部には、
高速光電気変換回路31、32、多重分離回路33、3
4、SOH/ポインタ処理回路35、36、シーケンス
制御部37、B3エラー検出回路39、40、位相差検
出回路41、42、メモリ回路43、44、メモリサイ
ズ設定回路45、メモリ制御部46、切替スイッチ制御
部48、スイッチ49〜52および低速電気光変換回路
53〜56を備える。B3エラー検出回路39、40、
位相差検出回路41、42、メモリ回路43、44およ
びメモリサイズ設定回路45はSTM−1毎に設けら
れ、さらにバイパス回路47が設けられる。
【0041】高速光電気変換回路31、32はそれぞれ
STM−4光信号を受信し、電気信号に変換する。多重
分離回路33、34はこの600Mbit/sの電気信
号を2経路のSTM−1信号に多重分離し、SOH/ポ
インタ処理回路35、36はSOH終端およびポインタ
処理を行う。B3エラー検出回路39、40は、SOP
/ポインタ処理回路35、36から出力される異なる経
路を経てきた同一のVC−4信号について、POHのB
3バイトとパリティ演算結果とを比較し、ビットエラー
が発生しているか否かを判断する。ビットエラーの検出
結果は切替スイッチ制御部38へ通知される。切替スイ
ッチ制御部38は、このビットエラーの検出結果と高速
光電気変換回路31、32からの入力断検出出力や、S
OH/ポインタ処理回路35、36で検出されたフレー
ム同期外れとの論理和をとり、ビットエラーを検出する
と、切替スイッチ制御部48を介して目的のスイッチ4
9、50、51または52に切替を指示する。ただし、
切替スイッチ制御部48は、切替形態a、bあるいは瞬
断を許容する場合には動作せず、切替形態cの場合にの
み動作する。位相差検出回路41、42は、B3エラー
検出回路39、40を通過したVC−4について、J1
バイトの位置を検出する。メモリサイズ設定回路45
は、位相差を吸収するのに必要なメモリサイズを計算
し、メモリ回路43、44へ指示する。位相差検出回路
41、42を通過したVC−4の位相差はこのメモリ回
路43、44により吸収され、異なる経路を経てきても
同一位相の状態となる。
【0042】図6はメモリの利用形態を説明する図であ
り、(a)はメモリの全体量と経路差によって生じた位
相差分のメモリとを説明する図、(b)は工事による延
び縮み分を説明する図、(c)は1フレーム分の遅延を
説明する図である。メモリ制御部46は、切替形態a、
bとcとの違いにより、メモリ回路43、44の内部使
用方法を管理する。一般的に無瞬断切替では、光ケーブ
ルの工事その他で長期的に長さが変動することを考慮し
なければならない。初期値より縮むことも延びることも
考えられるため、あらかじめ多少のメモリを設定してお
き、延び縮みに対応する必要がある。当然、経路長差を
吸収することも行う必要がある。また、切替形態cで
は、1フレーム毎に演算しているパリティによって、そ
のフレームに含まれるビットエラーがスイッチ49〜5
2に到達する前に切り替える必要があるため、最低でも
2フレームの固定遅延が必要となる。これを可変メモリ
を用いて実現すると、図6(c)に示すようになる。メ
モリ制御部46は、これらを独立したメモリで実現する
のではなく、1つのメモリを切替形態に合わせて設定す
る。図7は切替形態aまたはbの場合のメモリ設定を示
し、図8は切替形態cの場合のメモリ設定を示す。すな
わち、切替形態aまたはbの場合には図6(a)および
(b)を組み合わせた使用形態となり、切替形態cの場
合にはさらに図6(c)を組み合わせた使用形態とな
る。
【0043】瞬断を許容する切替形態では、VC−4を
B3エラー検出回路39、40、位相差検出回路41、
42およびメモリ回路43、44に通過させる必要はな
い。特に、メモリ回路43、44は不必要に装置の遅延
時間を増やすだけであり、メモリ回路43、44を通過
させない方がよい。そこで、バイパス回路47を設け、
少なくともメモリ回路43、44をバイパスする。B3
エラー検出回路39、40や位相差検出回路41、42
は通過しても問題はなく、必ずしもパイパスする必要は
ない。バイパス回路47の設定は、専用の制御回路を設
け、装置管理部から指示することで実現できる。また、
B3エラー検出回路39、40、位相差検出回路41、
42およびメモリ回路43、44を含む部分をハードウ
ェアのオプションパッケージとし、未実装状態ではバイ
パスとなるようにすることも可能である。メモリ回路4
3、44だけをオプションのパッケージとしても同様で
ある。
【0044】切替スイッチ制御部48は、切替形態a、
bの場合、装置管理部からの指示にしたがって、すべて
のVC−4を同時に切り替えたり、独立に切り替えたり
することが可能である。切替形態cの場合には、切替ス
イッチ制御部38からの指示にしたがって、VC−4を
独立に切り替える。図5には、VC−4を切り替えるた
めの4個のスイッチ49〜52を示した。もし、VC−
3、VC−4−4c、VC−4−16cのすべてに対応
する場合には、スイッチをVC−3単位で構成し、切替
スイッチ制御部48によって、連動するVC単位を変更
すればよい。
【0045】スイッチ49〜52を通過したVC−4信
号はそれぞれ、低速電気光変換回路53〜56によっ
て、STM−1光信号として出力される。
【0046】以上の説明では、切替形態a、b、cおよ
び瞬断を許容する切替の四つの切替形態のいずれにも対
応できる伝送装置について説明した。これに対し、既存
のモジュールAを改造し、瞬断を許容する場合を含む四
つの切替形態に対応できる実施例について以下に説明す
る。
【0047】図9は既存のモジュールAを改造して四つ
の切替形態に対応する伝送装置の受信部を示す。本来、
モジュールAはセクションの終端装置であり、POHは
処理できないのが一般的である。モジュールAは既に瞬
断を許容する切替形態には対応できるので、さらに切替
形態a、b、cに対応させるためには、(1)J1、B
3等のPOHを処理できること、(2)VC単位に切替
えが行うことのできるスイッチを用意できること、
(3)メモリを実装できることが必要となる。そこで、
高速光電気変換回路31、32、多重分離回路33、3
4、SOH/ポインタ処理回路35、36セクション単
位の切替を行うスイッチ60および低速電気光変換回路
53〜56を備えた既存のモジュールAの伝送装置に、
B3エラー検出回路39、49、位相差検出回路41、
42、メモリ回路43、44およびメモリサイズ設定回
路45からなるPOHを処理する回路(以下「オプショ
ン1」という)と、VC単位に切替が可能なスイッチ6
1(以下オプション2」という)とを後から追加できる
ようにする。モジュールAは、POH処理はしないがV
CをSTMフレームに収容する処理は行うので、VC信
号が通過する部分に、オプション1、2を追加する。ス
イッチについては、セクション切替を行う目的のもの
(スイッチ60)があらかじめ備えられているが、VC
単位に切り替えられないため、オプション2としてオプ
ション1の後に実装する。このようにすると、スイッチ
60、61の2段構成となって冗長であるが、既存のモ
ジュールAの多くを流用できるので非常に有効である。
【0048】送信側にはJ1挿入を行う回路が必要とな
るが、通常の伝送装置では送受パッケージが隣接するか
一体となっているため、オプション1にJ1挿入回路を
追加しておき、それを送信側で使用すれば問題はない。
【0049】この実施例では、オプション1を実装する
ことで、切替形態aが可能となる。さらに、オプション
2を実装することで、切替形態b、cが可能となる。図
5に示した例ではメモリにより切替形態c用の固定遅延
を実現したが、図9に示す例では、オプション2のスイ
ッチ61の前段に、2フレームの固定遅延を設けておい
てもよい。理想的には図2ないし図8を参照して説明し
た実施例が望ましいが、改造を考慮した場合にはできる
だけ単純であることが重要であり、改造すべきモジュー
ルAの構成によっては、図9を参照して説明した実施例
のほうがメリットがある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の伝送装置
は、切替形態a、b、cに必要な機能を備えることがで
き、装置管理部は、目的の切り替えを行うため、必要な
機能を選択および設定し、それらを総合的に動作させる
ことにより、切替形態a、b、cのいずれの無瞬断切替
も実現できる。しかも、切替形態の変更は装置管理部に
あるすべてまたは一部のソフトウェアを入れ替えるか、
またはソフトウェアの設定の一部を変更すればよく、単
純に変更可能である。
【0051】また、オプションとして追加できるように
することで、すでに運用されているモジュールAの多く
を流用しながら、切替形態a、b、cに必要な機能を備
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック構成図。
【図2】STM−4信号を伝送する伝送装置のブロック
構成図。
【図3】送信部の構成を示す図。
【図4】位相検出用の信号のマルチフレーム構成を示す
図。
【図5】受信部の構成例を示す図。
【図6】メモリの利用形態を説明する図。
【図7】切替形態aまたはbの場合のメモリ設定を説明
する図。
【図8】切替形態cの場合のメモリ設定を説明する図。
【図9】既存のモジュールAを改造して四つの切替形態
に対応する伝送装置の受信部を示すブロック構成図。
【図10】SDH伝送システムの基本構成を示す図。
【図11】STM信号フレーム構成を示す図。
【図12】モジュールAによるセクション単位の伝送路
切替であってコマンドによる切替を説明する図。
【図13】モジュールAによるセクション単位の伝送路
切替であって伝送路断の検出による自動的な切替を説明
する図。
【図14】切替形態aによる無瞬断切替の原理を説明す
る図。
【図15】モジュールAの対向するセクションの現用系
または予備系のいずれか一方にSOHを処理する装置が
設置された例を示す図。
【図16】切替形態bによる無瞬断切替の原理を説明す
る図。
【図17】切替形態cによる無瞬断切替の原理を説明す
る図。
【符号の説明】
1 オペレーションシステム 2 伝送装置 3 装置管理部 4 主信号部 5、6、38、48 切替スイッチ制御部 7、46 メモリ制御部 8、37 シーケンス制御部 9 ハードウェア 11〜14 低速光電気変換回路 15、35、36 SOH/ポインタ処理回路 16 J1バイト挿入回路 17、37 シーケンス制御部 18、19 多重化回路 20、21 高速電気光変換回路 31、32 高速光電気変換回路 33、34 多重分離回路 39、40 B3エラー検出回路 41、42 位相差検出回路 43、44 メモリ回路 45 メモリサイズ設定回路 49〜52、60、61 スイッチ 47 バイパス回路 53〜56 低速電気光変換回路 LS 低速処理部 HS 高速処理部 MUX 多重部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 良明 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期転送モジュールの信号を現用および
    予備の二つの伝送路へ送信する送信側装置と、前記二つ
    の伝送路から同期転送モジュールの信号を受信する受信
    側装置とを備え、 前記送信側装置は同期転送モジュールの信号に含まれる
    仮想コンテナの制御バイトの一部に位相差検出用の信号
    を挿入する信号挿入手段を含み、 前記受信側装置は、前記二つの伝送路から受信した同期
    転送モジュールの信号に含まれる同一の仮想コンテナの
    信号間の位相差を前記位相差検出用の信号により測定し
    て吸収する位相差吸収手段と、位相差の吸収された仮想
    コンテナの信号を現用と予備とで切り替える切替手段と
    を含む伝送装置において、 切替対象の仮想コンテナを選択する選択手段と、 この選択手段により複数の仮想コンテナが選択された場
    合に、前記切替手段による切替をその複数の仮想コンテ
    ナに対して同時に実行させる切替制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は同期転送モジュールの信
    号に含まれるすべての仮想コンテナを選択する手段を含
    む請求項1記載の伝送装置。
  3. 【請求項3】 仮想コンテナの信号に含まれるビット誤
    りにより伝送路故障を検出して前記切替制御手段を起動
    する手段と、 このビット誤りを含む仮想コンテナの信号が前記切替手
    段に達するまでに前記切替手段が動作するように前記ビ
    ット誤りを含む仮想コンテナの信号を遅延させる手段と
    を備えた請求項1記載の伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記信号挿入手段、前記位相差吸収手
    段、前記選択手段および前記切替制御手段の動作を制御
    する制御手段を備え、 この制御手段は、対向して同期転送モジュールの送受信
    を行うセクションを単位とした切替と、仮想コンテナを
    単位とした切替との二つの切替形態をソフトウェアの変
    更により実行する手段を含む請求項1または2記載の伝
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記信号挿入手段、前記位相差吸収手
    段、前記選択手段、前記切替制御手段および前記起動す
    る手段の動作を制御する制御手段を備え、 この制御手段は、対向して同期転送モジュールの送受信
    を行うセクションを単位とした切替と、仮想コンテナを
    単位とした切替と、伝送路故障を検出した切替との三つ
    の切替形態をソフトウェアの変更により実行する手段を
    含む請求項3記載の伝送装置。
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