JPH09133614A - クランク伝動機構を有する回転ミクロトーム - Google Patents

クランク伝動機構を有する回転ミクロトーム

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JPH09133614A
JPH09133614A JP8242673A JP24267396A JPH09133614A JP H09133614 A JPH09133614 A JP H09133614A JP 8242673 A JP8242673 A JP 8242673A JP 24267396 A JP24267396 A JP 24267396A JP H09133614 A JPH09133614 A JP H09133614A
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lever
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crank
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物体ホルダの高速上下動に際して生ずる回転ト
ルクの変動が、その駆動クランク機構に伝わらないよう
補償する。 【解決手段】薄片試料のための物体ホルダの受けを有し
垂直路(3)を昇降自在な物体スライダ(4)を駆動す
るクランク伝動装置を有する回転ミクロトーム(1)を
記載した。物体スライダの運動質量を補償のため、質量
補償装置(6)が設けてある。質量補償装置(6)は、
調節自在に構成され予圧されたバネ要素(7)を有す
る。バネ要素(7)は、旋回自在に軸支されたレバー
(8)を介して変動する慣性力を補償し、レバー(8)
は、引張手段(9)を介して物体スライダ(4)に結合
されると共にバネ付勢をうけて、補償機能を営む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ミクロトーム
に関し、特に請求項1の前置部に記載の、クランク伝動
機構を有する回転ミクロトームに関する。即ち、本発明
は、クランク伝動機構と、薄片試料のための物体ホルダ
の受けを有し垂直路を昇降自在な物体スライダを駆動す
る駆動装置とを有する回転ミクロトームであって、運動
質量を補償する質量補償装置が設けてあり、質量補償装
置が、旋回自在に軸支されたレバーを介して異った慣性
力を補償する調節自在に構成され予圧されたバネ要素を
有する形式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転ミクロトームの場合、物体
スライダは、被切断試料のために上記スライダに設けた
物体ホルダとともに、回転ミクロトームの垂直路を昇降
する。試料は、この運動時、回転ミクロトームに固定さ
れた刃上を案内される。
【0003】公知のミクロトームの場合、垂直な切断運
動の制御は、一般に、手動ホイルによって駆動されるク
ランク伝動機構を介して行われる。このようなクランク
伝動機構は、手動ホイルの回転運動を物体スライダの垂
直運動に変換する。この種の駆動装置の場合、回転ミク
ロトーム内を可動な物体(試料)は、交互に、加速、減
速され、この場合、手動ホイルの最初の半回転中、重力
が、運動(即ち運動物体の質量)を加速する(物体スラ
イダの下降運動)。手動ホイルの第2半回転において、
運動質量は、重力によって減速される(物体スライダの
上昇運動)。即ち、手動ホイルには、物体スライダの下
降運動中には重力分だけ減少した力が必要であるに過ぎ
ず、一方、上昇運動中には対応して大きい力が必要であ
る。
【0004】上記の望ましくない加速および減速の補償
のため、手動ホイルに組込んだ非対称の補償おもりから
なる質量補償装置(カウンターバランス装置)が知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】回転ミクロトームの運
動物体の質量が比較的大きい場合、補償おもりを対応し
て大きく設計しなければならない。更に、非対称の形状
の補償おもりを用いるとこれは、物体スライダの高速の
昇降時に回転ミクロトーム内に振動を誘起する。しかし
ながら、ミクロトームの振動は、必然的に、不均一の厚
さないし不均一な表面に切断された、従って、使用でき
ない試料を生ずることになる。
【0006】手動ホイルに設けた非対称形状のおもりを
用いないようにした装置は、ドイツ特許第334723
8号から公知である。この公報には、クランク伝動機構
の駆動シャフトに固定されたカム要素を有する質量補償
装置が記載されている。カム要素には、旋回自在に枢支
されバネ要素を介して押圧力を形成するレバーが作用す
る。レバーによって形成されるトルクは、カム要素の当
該接点位置に依存する。
【0007】かくして、レバーによって形成されたトル
クは、クランク伝動装置の各位置における運動質量のト
ルクに逆比例し、従って、手動ホイルをその全回転角度
にわたって均一に作動できる。
【0008】しかしながら、実際に、この場合もなお、
高速の切断運動時、カム要素によって振動が現れ、従っ
て、駆動速度を比較的低速としなければ、均一な切片を
形成できない。
【0009】従って、本発明の課題は、公知の先行技術
から出発して、高速の駆動速度または切断速度において
もミクロトームに振動が現れないよう、ミクロトーム駆
動装置を構成することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1の
前置部に記載の特徴を有する回転ミクロトームにおい
て、本発明にもとづき、請求項1の特徴記載部分に開示
の特徴によって解決される。すなわち、本発明は、レバ
ーが、引張手段を介して物体スライダに結合され、質量
補償装置が、レバーおよび引張手段によって駆動装置か
ら実質的に遮断されるよう(換言すれば機械的に解離さ
れた如くに)構成されたことを特徴とする。
【0011】なお請求項に付記した図面参照符号は、専
ら理解を助けるためのものであり、本発明を図示の態様
に限定することを意図しない。
【0012】このように構成した回転ミクロトームによ
って、質量補償装置をレバーおよび位置手段によって駆
動装置からあたかも機械的に完全に解離(デカップルen
tkoppeln)したように機能する。本発明の原理の本質
は、垂直スライダの質量によって形成される重力には、
レバー・バネ系の等大の力が対抗(バランス)するとい
う点にある。この際手動ホイル駆動装置は、質量補償に
は寄与しない。かくて偏心的に作用する質量を駆動系か
ら除いたことによって、高速の切断速度においても、振
動がミクロトームに伝達されることはない。換言すれ
ば、駆動系の動力伝達ラインの再末端に位置する物体ス
ライダの質量の上下往復動によって派生する慣性力の変
動は、直接物体スライダの所で、これに作用するレバー
・バネ系の対抗的補償作用力によって補償ないしバラン
ス吸収されるので、駆動系に変動トルクが逆伝達される
ことはなく、実質的に”デカップル”される。
【0013】
【発明の実施の形態】有利な実施態様は、従属請求項の
対象であるが、以下に代表的な点について概説する。
【0014】好ましい実施態様において、レバーは、相
互に角度をなして配置された2つのレバーアームを備え
ている。てこ作用および1つのレバーアームに作用する
引張バネによって、物体スライダに作用する力をすべて
の位置において対応して適合させることができる。
【0015】引張バネの調節自在の予圧によって、ミク
ロトームの変化する質量状態を補償できる。かくして、
偏平な標本、カセットなどのための物体ホルダに物体ホ
ルダを簡単に切換えることができる。
【0016】調節自在の引張バネおよびレバーの特殊構
造によって、可変の力を加えることができる。クランク
伝動機構の位置に依存して変化する上記の力から、質量
補償装置の可変のトルクが生じ、運動質量のトルクに重
畳する。かくして生ずる合計トルクは、全回転角度にわ
たって一定である。
【0017】この装置によって、物体スライダに更に加
速力が作用しない場合は、物体スライダをその運動路に
沿うすべての位置において停止できる。例えば、標本交
換時、スライダが、その下部当接位置に強制的に走行さ
れることはなく、各位置に保持される。かくして、ラン
ダムなスライダ運動による破損の危険性はない。
【0018】好ましくは、レバーの一端には、引張手段
を設け、他端には、バネ要素が設けてある。引張手段
が、方向変更ロールを介して物体スライダに結合されて
いることが好ましい。また、引張手段が、歯付ベルトと
して構成されること、さらに歯付ベルトが、その平滑な
背面で方向変更ロール上を走行するよう、配置されてい
ることが好ましい。他の態様として引張手段は、ロープ
ないしワイヤであってもよいし、またリンクチェインで
もよい。バネ要素は、引張バネとすることができるがも
ちろん圧縮バネでも同様なバネ特性を得ればよい。バネ
要素は、両側で、ネジ込スリーブによって固定できる。
この場合バネ応力は、ネジ込スリーブおよび締付ネジに
よって変更できるように構成する。特に、締付ネジは、
バネ応力の調節のため外部から触手できるよう回転ミク
ロトームの凹みに設けることが好ましい。
【0019】以下本発明の実施例を略図を参照して詳細
に説明する。
【0020】
【実施例】図1に、物体スライダ4を駆動するクランク
伝動機構2を有する回転ミクロトーム1の断面図を示し
た。駆動のため、手動ホイル16は、取手17を備えて
おり、この場合、手動ホイル16は、駆動シャフト18
に結合されている。駆動シャフト18は、2つのころが
り軸受20を介して軸受台19に回転自在に軸支されて
いる。軸受台19は、回転ミクロトーム1の基礎架台2
3に固定されている。駆動シャフト18は、軸受台19
の範囲に、大きい質量慣性にもとづき振れ性質を安定化
する対称的回転質量(フライホイール)21を有する。
全駆動装置の制動作用の調節または停止のために、回転
質量21には、基礎架台23に結合されたブレーキ22
が配してある。
【0021】駆動シャフト18は、手動ホイル16に対
向するシャフト端において、クランクアーム24に固定
されている。クランクアーム24の他端には、クランク
ピン25が固定されている。クランクピン25は、ころ
がり軸受30を介してピストンロッド26に結合されて
いる。ピストンロッド26の他端には、クランク頸軸2
7を軸支した別のころがり軸受28が設けてある。クラ
ンク頸軸27は、ネジ29によって物体スライダ4に固
定されている。
【0022】物体スライダ4には、被切断試料を受容す
る物体ホルダ5が着脱自在に取付けてある。物体スライ
ダ4は、架台31の垂直案内路3に沿って可動に設けて
ある。
【0023】取手17による手動ホルダ16の回転運動
は、駆動シャフト18とクランクアーム24とピストン
ロッド26とクランク頸軸27とを有するクランク伝動
機構2を介して物体スライダ4に伝達され、かくして、
物体スライダ4は、垂直路3に沿って昇降される。
【0024】上記説明から明らかな如く、回転ミクロト
ーム1内を運動する質量は交互に加速、減速される。手
動ホイル16の第1半回転中、運動質量は重力によって
加速され(物体スライダの下降運動)、手動ホイル16
の第2半回転中、運動質量は減速される(物体スライダ
の上昇運動)。
【0025】手動ホイル16に作用する上記の不等な力
は、質量補償装置(ないし質量バランス装置)6によっ
て物体スライダ4の所でほぼ完全に補償される。このた
め、図1、2を参照すると、(物体スライダ4の架台3
1の後方の)基礎架台23にはレバー8が設けてあり、
基礎架台23から上方に形成された架台31には回転自
在に支持された方向変更ロール13が設けてある。レバ
ー8および物体スライダ4に樞着された引張手段9は、
方向変更ロール13を経て走行する。図示の実施例の場
合、この引張手段は、歯付ベルトとして構成されてい
る。レバー8の他端には、引張バネとして構成されたバ
ネ要素7が作用する(図2)。バネ要素7の予圧は、ネ
ジ機構15,15´によって調節できる。上記予圧は、
物体スライダ4の上部位置において質量補償のために十
分に強い引張応力が存在するよう調節される。
【0026】図2に、質量補償装置6を有する回転ミク
ロトーム1の側面図を示した。レバー8は、旋回軸10
によって軸受台32に旋回自在に軸支され、上記旋回軸
10から出発して上部レバーアーム11および下部レバ
ーアーム12を一体に形成して有する。レバーアーム1
1の端部には、引張手段9がロール34を介して係止さ
れている。下部レバーアーム12の端部には、バネ要素
7がピン結合部材36を介して係止されている。双方の
レバーアーム11,12は、相互に折曲げて構成してあ
り(図中でくの字形)、この場合、上部レバーアームの
方向に対する短いレバーアームの折曲度は、以下に説明
する作用にもとづき特に重要である。
【0027】バネ要素7は、図面上の理由から、架台2
3の範囲では単に破線で示してある。バネ要素の両端に
は、スリーブ(バネのリテイナ)15がネジ込まれてい
る。スリーブの一端(図中右側)には、下部レバーアー
ム12に達するピン結合部材36がネジ込まれている。
スリーブ他端には、バネ7の予圧を調節できる締付ネジ
15´が設けてある。触手し易いよう、基礎架台23
は、締付ネジ15´の範囲に凹み35を備えており、従
って、ミクロトーム1の運転中も、バネ要素7を調節で
きる。これは、クランク伝動機構2の運動質量が、例え
ば、物体ホルダ5の交換時に、変化する場合に常に必要
である。
【0028】引張手段9の一端は、ループ37によって
ロール34に結合されており、歯付ベルトとして構成す
るのが好ましい。歯付ベルトは、その平滑な背面14
で、方向変更ロール13上を走行し、懸架部材33によ
って物体スライダ4に結合されている。
【0029】レバー8は、クランク伝動機構2に直接に
連結されてはおらず、引張手段9の懸架手段33を介し
て物体スライダ4に連結されている(即ち、クランク伝
動機構の動力伝達系の末端たる物体スライダ4に対して
レバー8は機能的に結合している)。物体スライダ4の
上部位置では、引張バネ7は、既に強く負荷されて(引
張られて)おり、従って、物体スライダの質量に対応す
る重力が補償される。物体スライダ4が下降されると、
下部レバーアーム12が矢印方向へ外へ旋回する。同時
に、引張バネ7が、更に大きく負荷される。この場合、
下部レバーアーム12のバネ負荷に有効な長さは、有効
なレバーアーム長とバネ力との積が、ほぼ一定に保持さ
れるよう長い上部レバーアーム11よりも短く設定され
る。この場合、下部レバーアームの適切な有効短縮度
は、明らかに、長い上部レバーアームに対する角度位置
に依存する。物体スライダ4の上昇運動中、系は、対応
する挙動を示す。即ち、下部レバーアーム12が矢印と
反対方向に旋回し、それに応じて有効なレバーアームが
延長され、バネ力は対応して減少する。このようにし
て、有効なレバーアーム長とバネ力の積はほぼ一定に保
たれる。
【0030】この基本的な構成原理に基づき、クランク
伝動機構の動力伝達系の最末端にある物体スライダに対
し、直接にレバー・バネ系の補償力(カウンタバランス
力)が作用しそこで、補償は完全に行われる。従って物
体スライダの上下動に伴って本来生ずる回転トルクの変
動は、クランク伝動機構に対しては伝達されることはな
く、つまり、物体スライダの所で、質量補償装置によっ
て吸収解消され、実質的にクランク伝動機構に対しては
遮断する効果がある。これをいわば「機械的なデカップ
リング」或いは「機能的ないしダイナミックに遮断」と
表現することができる。
【0031】双方のレバーアーム11,12を所定の角
度をなすよう配置したことによって、更に、双方のアー
ム位置の死点は、物体スライダ4の上部終点位置および
下部終点位置と一致しないようにできる。上記終点位置
においてクランク伝動機構2または物体スライダ4に作
用する力は、角度をなすアーム位置およびバネ要素7の
増減する張力によって合計でほぼゼロとなる。
【0032】引張手段9を選択する場合、多数のバリエ
ーションが可能である。引張手段は、引張強度の前提を
満足すればよく、即ち、引張手段は、伸張してはならな
い。
【0033】図3に、質量補償装置6を有するミクロト
ーム1の平面図を示した。レバー8は、ロール34とと
もに、旋回軸10によって軸受台32に固定されてい
る。レバー8は、引張手段9を介して、懸架部材33に
よって物体スライダ4に結合されている。垂直案内路3
と物体スライダ4との間には、リニアコロ軸受(スライ
ドベアリング)または交差コロ軸受38が設けてある。
引張手段9の方向変更ロール13には、ころがり軸受3
9を配するのが好ましい。
【0034】
【発明の効果】本発明の質量補償装置により、回転ミク
ロトームの所要回転トルクが平滑化され、高速回転(即
ち高速の切断操作)時にも、ミクロトームに振動を生ず
ることがなく、所定の高精度の切断試料の厚さ及び切断
面の平滑一様さを確保できる(請求項1以下)。特に、
互いに角度をなして形成されたレバーアームをバネと組
合わせて用いることにより、物体ホルダの上昇、下降に
伴う運動質量の変化に対応した補償力が得られ、有効に
補償(バランス)できる(請求項2)。請求項3以下の
従属請求項によってさらに付加的な利点が得られるが、
詳細は、実施の態様及び実施例に記載のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランク伝動機構を有するミクロトームの断面
図である。
【図2】質量補償装置を有するミクロトームの側面図で
ある。
【図3】質量補償装置を有するミクロトームの平面図で
ある。
【符号の説明】
1 回転ミクロトーム 2 クランク伝動機構 3 垂直路 4 物体スライダ 5 物体ホルダ 6 質量補償装置 7 バネ要素 8 レバー 9 引張手段(歯付ベルト、ロープ、リンクチェイン) 10 8の旋回軸 11 8の上部レバーアーム 12 8の下部レバーアーム 13 方向変更ロール 14 9の背面 15 ネジ込スリーブ 15´ 締付ネジ 16 手動ホイル 17 取手 18 駆動シャフト 19 軸受台 20 軸受 21 回転質量 22 ブレーキ 23 基礎架台 24 クランクアーム 25 クランクピン 26 ピストンロッド 27 クランク頸軸 28 ころがり軸受 29 ネジ 30 ころがり軸受 31 4の架台 32 8の軸受台 33 4に設けた9の懸架部材 34 ロール 35 凹み 36 ピン結合部材 37 ループ 38 リニアコロ軸受 39 ころがり軸受
フロントページの続き (72)発明者 マンフレット ビール ドイツ連邦共和国、74901 メッケスハイ ム、エッシェルブロナー シュトラーセ 35

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク伝動機構(2)と、薄片試料のた
    めの物体ホルダ(5)の受けを有し垂直路(3)を昇降
    自在な物体スライダ(4)を駆動する駆動装置(16,
    18)とを有する回転ミクロトーム(1)であって、運
    動質量を補償する質量補償装置(6)が設けてあり、質
    量補償装置(6)が、旋回自在に軸支されたレバー
    (8)を介して異った慣性力を補償する調節自在に構成
    され予圧されたバネ要素(7)を有する形式のものにお
    いて、レバー(8)が、引張手段(9)を介して物体ス
    ライダ(4)に結合され、質量補償装置(6)が、レバ
    ー(8)および引張手段(9)によって駆動装置(1
    6,18)から実質的に遮断されるよう構成されたこと
    を特徴とする、クランク伝動機構(2)を有する回転ミ
    クロトーム。
  2. 【請求項2】レバー(8)が、その旋回軸(10)のま
    わりに、相互に角度をなすよう配置された2つのレバー
    アーム(11,12)を有する一体の構造要素として構
    成されていることを特徴とする請求項1の、クランク伝
    動機構(2)を有する回転ミクロトーム。
  3. 【請求項3】レバー(8)の一端には、引張手段(9)
    が設けてあり、他端には、バネ要素(7)が設けてある
    ことを特徴とする請求項1または2の、クランク機構
    (2)を有する回転ミクロトーム。
  4. 【請求項4】引張手段(9)が、方向変更ロール(1
    3)を介して物体スライダ(4)に結合されていること
    を特徴とする請求項1〜3の1つに記載の、クランク伝
    動機構(2)を有する回転ミクロトーム。
  5. 【請求項5】引張手段(9)が、歯付ベルトとして構成
    されていることを特徴とする請求項1〜4の1つに記載
    の、クランク伝動機構(2)を有する回転ミクロトー
    ム。
  6. 【請求項6】歯付ベルト(9)が、その平滑な背面(1
    4)で方向変更ロール(13)上を走行するよう、配置
    されていることを特徴とする請求項5の、クランク伝動
    機構(2)を有する回転ミクロトーム。
  7. 【請求項7】引張手段(9)が、ロープないしワイヤと
    して構成されていることを特徴とする請求項1〜4の1
    つに記載の、クランク伝動機構(2)を有する回転ミク
    ロトーム。
  8. 【請求項8】引張手段(9)が、リンクチェインとして
    構成されていることを特徴とする請求項1〜4の1つに
    記載の、クランク伝動機構(2)を有する回転ミクロト
    ーム。
  9. 【請求項9】バネ要素(7)が、引張バネとして構成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜8の1つに記載
    の、クランク伝動機構(2)を有する回転ミクロトー
    ム。
  10. 【請求項10】バネ要素(7)が、両側で、ネジ込スリ
    ーブ(15)によって固定されていることを特徴とする
    請求項1−9の1つに記載の、クランク伝動機構(2)
    を有する回転ミクロトーム。
  11. 【請求項11】バネ応力が、ネジ込スリーブ(15)お
    よび締付ネジ(15´)によって変更できるよう構成さ
    れていることを特徴とする請求項10の、クランク伝動
    機構(2)を有する回転ミクロトーム。
  12. 【請求項12】締付ネジ(15´)が、バネ応力の調節
    のため外部から触手できるよう回転ミクロトーム(1)
    の凹み(35)に設けてあることを特徴とする請求項1
    1の、クランク伝動機構(2)を有する回転ミクロトー
    ム。
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