JPH09132587A - 結晶マルチトールの製造方法 - Google Patents

結晶マルチトールの製造方法

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JPH09132587A
JPH09132587A JP7313721A JP31372195A JPH09132587A JP H09132587 A JPH09132587 A JP H09132587A JP 7313721 A JP7313721 A JP 7313721A JP 31372195 A JP31372195 A JP 31372195A JP H09132587 A JPH09132587 A JP H09132587A
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maltitol
tank
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sugar alcohol
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Fumito Yamazaki
史人 山崎
Koshiro Shimazu
幸四郎 嶋津
Yoshiaki Tateno
芳明 立野
Mitsuo Magara
光男 真柄
Naoki Okamoto
直記 岡本
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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の種々の問題を解決した固定床用のラネ
ー触媒を得、該ラネー触媒を使用して高純度の結晶マル
チトールを低コストで製造すること。 【解決手段】 1)固形分中にマルトースが81〜90
重量%含まれる濃度30〜75重量%のシロップを連続
接触水素還元して相当する糖アルコールシロップを得る
第一工程、2)糖アルコールシロップを陽イオン交換樹
脂を充填した塔に供給してクロマト分離し、固形分中に
マルチトールが95重量%以上含まれるマルチトール高
含有シロップ画分を得る第二工程、3)マルチトール高
含有シロップ画分を濃縮した後、連続的に結晶化して、
結晶マルチトールと母液とを得、該母液が第一工程で得
られた糖アルコールシロップに連続的に混合され第二工
程に共される第三工程、の各工程を逐次経由する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は、結晶マルチトールの製造方法に
関する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0004】結晶マルチトールは、マルトースを接触水
素化し、結晶化又は固化することにより製造される糖ア
ルコールであり、砂糖に近い甘味質を有し、微生物によ
り発酵されにくいため虫歯の原因にならず、人の消化酵
素では消化されにくいなどの特徴がある。
【0005】更に、結晶マルチトールは、非吸湿性、熱
安定性、インシュリン分泌を促さないことや各種ミネラ
ルの吸収に好ましい影響を与える等の機能を有すること
から、食品、薬品、化粧品などの分野において広範囲に
使用されている。
【0006】結晶マルチトールを製造する方法には、予
め純度の高いマルトースを調整し、水添、結晶化する方
法と、工業的に比較的簡単に得られるマルトース純度5
0〜80%のマルトースシロップを水添した後、クロマ
トグラフィーにより分別した高純度のマルチトールシロ
ップを結晶化する方法が知られている。
【0007】前者の方法として例えば、特開昭57−1
34498号公報で開示されている方法は、馬鈴薯澱粉
などの地下澱粉を液化酵素で低DE(デキストロース当
量)に液化し、それにβ−アミラーゼとイソアミラーゼ
などの枝切り酵素を作用させて糖化、精製し、必要に応
じてマルトースを結晶化し、固形物中のマルトース純度
が93〜100対固形分重量(以下、単に「%」という
ことがある)のマルトースを調整する。次にこれを水添
して高純度マルチトールを調整し、結晶化することによ
りマスキットを生成させて分蜜し、結晶マルチトールを
回収するという方法である。
【0008】後者の方法の例として、特開昭61−18
0797号公報には、濃度25〜45%、固形物中のマ
ルトース純度50〜80%のマルトースシロップを水添
して相当するマルチトールとした後、クロマトグラフィ
ー分別により固形物中のマルチトール純度が87%以上
の画分を得て、75〜92%の範囲に濃縮し、結晶化す
るという技術が開示されている。
【0009】しかしながら、これら従来の方法には数多
くの欠点があり、工業的に結晶マルチトール及びそれを
含有する含蜜結晶を製造する方法として満足の出来るも
のではなかった。
【0010】例えば、特開昭57−134498号公報
の方法では、澱粉を液化する段階で低DEの液化物を得
て糖化する必要があるが、通常の濃度では粘度が極めて
高くなる為、低い濃度で液化・糖化する必要がある。
【0011】また、糖化の際に多量の酵素を必要とし、
更に高価なイソアミラーゼを使用しなければならない。
【0012】また、糖化で得られるマルトースは純度が
90〜93%程度にとどまり、ここからマルトース純度
を高める為には結晶化を必要とするなど、製造費用が嵩
むことから、この方法は工業的に適した方法とはいえな
い。
【0013】更に、特開昭57−134498号公報の
方法では、固形物中のマルチトール純度が通常92%程
度のマルチトール水溶液が晶析、分蜜されるが、その際
多量に発生する蜜からは再度結晶を取り出すのは困難で
あり、ここでの副成物は付加価値の低い安い還元麦芽糖
水飴や還元澱粉加水分解物相当の液製品として販売する
以外に利用できないことから、この方法も経済的に不利
な製造方法である。
【0014】また、特開昭61−180797号公報の
方法は、使用されるマルトース純度が50〜80%と低
くブドウ糖やオリゴ糖を多く含有するため、水添後のク
ロマト分離が難しく、高純度のマルチトールを得ようと
すればその回収率が低くなる。逆に回収率を高くしよう
とするとマルチトール純度が低下し、その後の結晶化が
困難になる。
【0015】更に、クロマト分離工程から付加価値の低
いマルチトール低含有糖液が多く副成し経済的に不利で
あるという課題が残されている。
【0016】従って、本発明の目的は、前記の種々の問
題を解決した固定床用のラネー触媒を得、該ラネー触媒
を使用して高純度の結晶マルチトールを低コストで製造
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
【0018】本発明者等は、前述の課題を解決するた
め、鋭意検討した結果、澱粉を液化した後に汎用性の高
い酵素で糖化して得られるマルトース純度81〜90%
の糖液が比較的安価に入手出来ることに着目し、一連の
工程を連続的に行うことにより前記課題を解決すること
に成功し、本発明を完成するにいたった。
【0019】本発明の課題を解決するための手段は、下
記のとおりである。
【0020】第1に、結晶マルチトールを製造する方法
において、 1)固形分中にマルトースが81〜90重量%含まれる
濃度30〜75重量%のシロップを連続接触水素還元し
て相当する糖アルコールシロップを得る第一工程、 2)糖アルコールシロップを陽イオン交換樹脂を充填し
た塔に連続的に供給してクロマト分離し、固形分中にマ
ルチトールが95重量%以上含まれるマルチトール高含
有シロップ画分を得る第二工程、 3)マルチトール高含有シロップ画分を濃縮した後、連
続的に結晶化して、結晶マルチトールと母液とを得、該
母液が第一工程で得られた糖アルコールシロップに連続
的に混合され第二工程に供される第三工程、の各工程を
逐次経由することを特徴とする、結晶マルチトールの製
造方法。
【0021】第2に、第一工程において連続接触還元
が、ニッケルとアルミニウムの溶融物を急冷し、そのま
ま又は一度破砕した後に分級し活性化されたラネー触媒
またはその粉末をペレット状に成形したラネー触媒によ
り連続的になされる上記第1に記載の結晶マルチトール
の製造方法。
【0022】第3に、第三工程において結晶化が、二段
以上の直列に連結した結晶缶により連続的になされる上
記第1又は第2に記載の結晶マルチトールの製造方法。
【0023】第4に、第三工程において結晶化が、60
〜10℃の温度範囲で行われる上記第3記載の結晶マル
チトールの製造方法。
【0024】本発明に原料として使用されるマルトース
は、固形分中にマルトース純度が81〜90%含まれて
いればよく、馬鈴薯澱粉、コーンスターチなどの澱粉の
由来は問われないが、比較的安価な酵素を使用したオリ
ゴ糖の含有量が少ないマルトースが、クロマト分離、結
晶化工程を容易に実施することができる。
【0025】固形分中のマルトース純度が81%未満の
場合、マルチトール画分に他の成分が混入しやすく、ク
ロマト分離でマルチトール高含有シロップを得る為には
マルチトールの回収率が低くなる。
【0026】また、マルチトールの回収率を高くすると
マルチトール画分のマルチトール純度が低下し、結晶マ
ルチトールの収率が低くなるばかりか、第三工程で得ら
れた母液中のマルチトール純度も低くなり、該母液を第
一工程で得られた糖アルコールシロップに混合した場
合、引き続く第二工程のマルチトール回収率が低下し、
不利である。
【0027】一方、固形分中のマルチトール純度が90
%を越える原料は、そのものを製造する為に高価な酵素
を必要とする等、安価に入手するのは極めて困難であ
り、このものを原料とすることは工業的に適さない。
【0028】本発明の第一工程におけるマルトース濃度
は30〜75%が好ましい。
【0029】30%未満の場合は、取扱数量が大きくな
り生産性が悪いばかりでなく、第三工程での濃縮費用が
高くなる。
【0030】第二工程における連続接触水素還元では、
通常は固定床用ラネー触媒が使用され、好ましくは、ニ
ッケルとアルミニウムの溶融物を急冷し、そのまま又は
一度破砕した後に分級し活性化されたラネー触媒または
その粉末をペレット状に成形したラネー触媒が使用され
る。連続接触水素還元を実施する際の反応温度は110
〜150℃であり、好ましくは、120〜145℃であ
る。水素圧力は、通常40〜200kg/cm2 程度で
あり、好ましくは50〜150kg/cm2 である。
【0031】75%を越えた場合は、水添後の糖アルコ
ールシロップのマルチトール純度が低下することが多
く、好ましくない。
【0032】本発明の第一工程で使用される触媒は、糖
類の接触水素還元に使用される通常の触媒は殆ど使用出
来るが、好ましくは、ニッケルとアルミニウムの溶融物
を急冷し、そのまま又は一度破砕した後に分級し活性化
されたラネー触媒またはその粉末をペレット状に成形し
たラネー触媒を固定床に充填し連続的に還元することが
有利である。
【0033】粉末をペレット状に成形する方法は、連続
使用に長時間耐えうる強度に成形されればよく、例え
ば、合金の粉末を有機ポリマー及び必要により成形助剤
と混合し、該混合物を押し出し成形又はプレスによって
所望の成形体に成形した後焼成することで調製される。
【0034】本発明の接触水素還元条件としては、マル
トースが顕著に分解しない条件であればどのような条件
でも採用できるが、通常は10Kg/cm2以上、好ましくは
50〜150Kg/cm2の水素加圧下で、90〜150℃で
反応するのが好ましい。
【0035】接触水素還元後、得られた糖アルコールシ
ロップは、必要に応じて触媒を除去した後、更に必要に
応じて活性炭やイオン交換樹脂で脱色、脱イオンする。
【0036】本発明の第二工程で用いる陽イオン交換樹
脂は、市販されている殆どの樹脂を採用できるが、スチ
レン−ジビニルベンゼンの架橋重合体にスルホン酸基が
結合した強酸性陽イオン交換樹脂にナトリウムイオン又
はカルシウムイオンをチャージしたものを使用するのが
好ましい。
【0037】本発明の第二工程のクロマト分離は、回分
式、又は擬似移動床式、単塔式、多塔式の何れもが使用
できる。
【0038】第二工程で得られるマルチトール高含有シ
ロップ画分は、固形分中にマルチトールが95%以上含
まれる様にクロマト分離条件が選定される。
【0039】従来、95%以上の純度でマルチトール高
含有画分を経済的に得ることは難しかったが、本発明で
はこれが可能となった。
【0040】固形分中のマルチトールが95%未満の場
合は、続く第三工程の結晶化の際に結晶が生成しにく
く、また結晶収率が低くなる。
【0041】本発明の第三工程ではマルチトール高含有
シロップ画分を濃縮した後、結晶化して結晶マルチトー
ルと母液とを得るが、濃縮の際に水分を完全に除去しな
いことが結晶化の進行に不可欠であり、その濃縮の程度
は60〜90%とするのが好ましい。
【0042】本発明の第三工程の結晶化は、作業性を容
易とするためにも連続式で行うのが好ましい。
【0043】更に、結晶収率を高める為には、二段以上
に直列に結晶缶を連結し、温度勾配を緩やかに設定する
ことで結晶を成長させることが好ましい。
【0044】結晶化の温度は、60〜10℃の範囲で行
われる。
【0045】60℃を越える温度では結晶が析出しない
か、または析出した場合でも回収率が悪く、工業的に適
さない。
【0046】10℃未満の温度では、結晶スラリーの粘
度が高くなり、析出した結晶の分離が困難となる。
【0047】第三工程で析出した結晶マルチトールは、
遠心分離器、フィルタープレス等により母液と分離され
る。
【0048】該母液は第一工程で得られた糖アルコール
シロップに一定の比率で連続的に混合され、第二工程の
クロマト分離に供され、マルチトール高含有画分とオリ
ゴ糖を多く含む画分に分けられ、マルチトール高含有画
分は最終的には連続結晶化工程に供され結晶マルチトー
ルが得られる。
【0049】この比率はクロマト分離工程における供給
側と流出側の重量がバランスのとれた状態で一定に保た
れ、該母液の混合された糖アルコールシロップは第一工
程で得られた糖アルコールシロップよりマルチトール含
量が数%高くなる。
【0050】
【実施例】
【0051】以下に試験例、実施例を掲げて更に具体的
に本発明の方法を説明するが、本発明の技術的範囲は以
下の例に制限されるものではない。
【0052】
【実施例1】
【0053】まず、本実施例に使用する水素添加装置に
ついて説明すると、該装置は、図1に示すように、図中
A、B、C、Dで示される0.5リットルのジャケット
付きステンレス製耐圧容器(内径2.1cm、高さ160
cm)を4本直列に接続し、塔Aの下部に原料仕込みポン
プEを予熱器Fを介して接続し、塔Dの上部に冷却器H
を介してサンプリングポットIを接続すると共に、液貯
めポットJを接続したものである。該装置の作用を説明
すると、水素ガスは塔A下部より入り、塔D上部より
出、液貯めポットJで液部と分離され、流量計Kと調節
弁Lを通って大気に放出される。また、予熱器F及び塔
A、B、C及びDのジャケットには加熱したオイルを流
して一定の温度に保持する。通常はバルブMを開放し、
バルブN、O及びPは閉鎖され、塔Dより出た反応液が
ポットJに貯まり、時々バルブPより抜かれる。サンプ
リング時にはバルブMを閉鎖し、バルブNを開放してポ
ットIよりバルブOを通してサンプルが抜かれる。
【0054】[合金の製造]ニッケル金属6Kgとアル
ミニウム金属6Kgを加熱溶融し、ノズルを通して20
cm下の冷却水面に滴下した。得られた急冷ランプ合金の
粒径は1mm〜15mmの混合物であった。これを破砕機に
て破砕し、篩にかけて粒径2〜4mmの急冷ランプ合金
4.98Kgを得た。
【0055】[合金の展開]50リットルの加熱ジャケ
ット付きステンレス容器に10%NaOH水溶液34K
gを入れ、50℃に加熱し、ステンレス製篭に入れた前
記急冷ランプ合金4.6Kgをその中に入れた。温度6
0℃で30分間保持した後、篭を引き上げ水洗した。こ
のとき得られた触媒の展開率は21.6%であった。
【0056】[水素化反応]前記反応容器に展開した触
媒を充填した。次いで各塔を140℃に加熱し、グルコ
ース1.4%、マルトース81.5%、マルトトリオー
ス11.7%、4糖以上5.4%の糖組成の50%マル
トース水溶液をポンプEより毎時1.2リットルの速さ
で流した。また、水素圧を150Kg/cm2に保持
し、水素流量を毎時20リットルに調製した。これを2
0日間連続運転した。流出した液576リットルの純度
を液体クロマトグラフィーにより測定した。その結果、
水溶液の組成は、ソルビトール1.8%、マルチトール
81.5%、マルトトリイトール11.3%、4糖アル
コール以上5.3%、未還元物0.05%であった。
【0057】[分画装置]次に、本実施例に使用する分
画装置について説明すると、該装置は、図2に示すよう
に、10本のジャケット付きステンレス製の塔2A〜塔
2Jを直列に連結し、塔2Aの上部に、予熱器2V及び
開閉バルブ2Mを介して水素化液仕込みポンプ2Lを接
続すると共に、予熱器2V及び開閉バルブ2Pを介して
仕込みポンプ2Nを接続し、他方、塔2Jの下部に、切
り替えバルブ2Rを介して、分離液タンク2Sと分離液
タンク2Tとを接続したものである。そして、該分画装
置によると、塔2Jの下部より、分離液が、切り替えバ
ルブ2Rを通して分離液タンク2S及び2Tに送られ
る。なお、各塔2A〜2Jには、強酸性イオン交換樹脂
のカルシウム型を100リットル充填する。
【0058】[分画]各塔2A〜2Jを60℃に保ちつ
つ、バルブ2Mを開き、バルブ2Pを閉じ、切り替えバ
ルブ2Rを分離液タンク2T側に開く。そして、濃度6
0%に調製した前記水素化液12Kgをポンプ2Lを通
して毎時50リットルの速さで送る。次にバルブ2Mを
閉じ、バルブ2Pを開き、仕込みポンプ2Nで水を毎時
50リットルの速さで180分間送る。この仕込み操作
を繰り返す。一方、タンク2T側の流出糖液のマルチト
ール純度が97.0%になったら、切り替えバルブ2R
をタンク2S側に切り替える。次いでこの流出糖液のマ
ルチトール純度が97.0%より小さくなったらすぐに
切り替えバルブ2Rをタンク2T側に切り替える。流出
側ではこの操作を繰り返す。得られたタンク2Sの分画
液とタンク2Tの分画液の重量、濃度及び糖組成は表1
の通りであった。
【0059】
【表1】
【0060】[結晶化装置]次に、本実施例に使用する
結晶化装置について説明すると、該結晶化装置は、図3
に示す通り、60リットルのジャケット付きタンク3A
と同容量のタンク3Bをパイプ3Cを介して連結したも
のである。また、タンク3Aの上部には、タンク3Dの
下部に設置されたポンプ3Eからのラインが接続されて
いる。他方、タンク3Bには、結晶マルチトールのマス
キットがタンク3Gに入る様に、該タンク3Bの上部に
位置する出口3Fに管体が接続されている。また、タン
ク3A及びタンク3Bには、撹拌器が取り付けられてい
る。
【0061】[連続結晶化]前記分画工程より出たマル
チトール高含有シロップ液を80%まで濃縮し、タンク
3Dに入れる。また、タンク3Aとタンク3Bに、80
%に濃縮されたマルチトール高含有シロップ液を、それ
ぞれ35Kg入れ、温度を60℃にする。次に、結晶マ
ルチトールの種結晶100gを両タンクに入れ、撹拌し
ながら、タンク3Aは40℃に、タンク3Bは25℃ま
で20時間かけて徐々に冷却し、引き続き連続結晶化を
開始する。タンク3Dの液をポンプ3Eより毎時2.9
Kgの速さでタンク3Aに送る。タンク3Aは常時40
℃に、タンク3Bは25℃に保持する。タンク3Gにた
まったマスキットは、遠心分離器で結晶マルチトールと
母液に分離した。3日間連続運転を行ったが、結晶化の
状態は変わらなかった。また、遠心分離後の結晶と母液
の分析結果は表2の通りであった。
【0062】
【表2】
【0063】[結晶化母液の第一工程糖アルコールシロ
ップへの混合]第一工程の糖アルコールシロップ7.6
Kgに対し、濃度60%に調製した前記母液4.4Kg
を混合し、その混合液を前記と同様の方法で連続的に分
画した。この時の糖アルコールシロップと母液の混合物
の組成は、マルチトール86.6%、ソルビトール1.
3%、マルトトリイトール8.1%、4糖アルコール以
上4.0%であった。また、分画により得られたタンク
3S液とタンク3T液の重量、濃度及び糖組成は表3の
通りであった。
【0064】
【表3】
【0065】
【実施例2】
【0066】水素化装置及び分画装置は、すべて実施例
1と同じものを使用した。
【0067】[合金の展開]50リットルの加熱ジャケ
ット付きステンレス容器に10%NaOH水溶液34K
gを入れ、50℃に加熱した。実施例1と同じ合金破砕
品4.6Kgをステンレス製篭に入れ、前記NaOH水
溶液に入れた。温度60℃で60分間保持した後、篭を
引き上げ水洗した。このとき得られた触媒の展開率は3
6.2%であった。
【0068】[水素化反応]前記反応容器に展開した触
媒を充填した。次いで各塔を140℃に加熱し、グルコ
ース1.8%、マルトース87.6%、マルトトリオー
ス6.7%、4糖以上3.9%の糖組成の50%マルト
ース水溶液をポンプ3Eより毎時1.2リットルの速さ
で流した。また、水素圧を150Kg/cm2に保持
し、水素流量を毎時20リットルに調製した。これを2
0日間連続運転した。流出した液576リットルの純度
を液体クロマトグラフィーにより測定した。その結果、
水添液の組成は、ソルビトール1.9%、マルチトール
87.6%、マルトトリイトール6.8%、4糖アルコ
ール以上3.7%、未還元物0.06%であった。
【0069】[分画]各塔2A〜2Jを60℃に保つ。
バルブ2Mを開き、バルブ2Pを閉じ、切り替えバルブ
2Rをタンク2T側に開く。濃度60%に調製した前記
水素化液12Kgをポンプ2Lを通して毎時50リット
ルの速さで送る。次にバルブ2Mを閉じ、バルブ2Pを
開き、仕込みポンプ2Nで水を毎時50リットルの速さ
で180分間送る。この仕込み操作を繰り返す。一方、
タンク2T側の流出糖液のマルチトール純度が97.0
%になったら、切り替えバルブ2Rをタンク2S側に切
り替える。次いでこの流出液が97.0%以下になった
らすぐに切り替えバルブ2Rをタンク2T側に切り替え
る。流出側ではこの操作を繰り返す。得られたタンク2
Sの分画液とタンク2Tの分画液の重量、濃度及び糖組
成は表4の通りであった。
【0070】
【表4】
【0071】[結晶化装置]次に、本実施例で使用する
結晶化装置について図4を参照しながら説明すると、該
結晶化装置は、60リットルのジャケット付きタンク4
Aと同容量のタンク4Bをパイプ4Cを介して連結した
ものである。また、タンク4Aの上部には、タンク4D
の下部に設置されたポンプ4Eからのラインが接続され
ていると共に、タンク4Hの下部に設置されたポンプ4
Iからのラインが接続されている。他方、タンク4Bに
は、結晶マルチトールのマスキットがタンク4Gに入る
様に、該タンク4Bの上部に位置する出口4Fに管体が
接続されている。また、タンク4A及びタンク4Bに
は、撹拌器が取り付けられている。
【0072】[連続結晶化]前記分画工程より出たマル
チトール高含有液を86%まで濃縮し、75℃に保温し
てタンク4Dに入れる。また、遠心分離した母液をタン
ク4Hに入れる。タンク4Aとタンク4Bに、それぞれ
75%濃度のマルチトール高含有液を70Kgずつ入
れ、温度を60℃とする。次いで、結晶マルチトールシ
ード100gを両タンクに入れ、撹拌しながら、タンク
4Aは40℃に、タンク4Bは25℃まで20時間かけ
て徐々に冷却する。次に、タンク4D液をポンプ4Eよ
り毎時2.1Kgの速さでタンク4Aに、また、タンク
4H液をポンプ4Iを通して毎時0.8Kgの速さでタ
ンク4Aに送る。タンク4Aは常時40℃に、タンク4
Bは25℃に保持する。タンク4Gにたまったマスキッ
トは遠心分離器で分離し、分離した母液はタンク4Hに
もどした。3日間連続運転を行ったが結晶化の状態は変
わらなかった。また、遠心分離後の結晶マルチトールと
母液の純度は表5の通りであった。
【0073】
【表5】
【0074】
【実施例3】
【0075】水素化工程及び分画工程は実施例1と同じ
方法で行った。
【0076】[結晶化装置]本実施例で用いる結晶化装
置は、詳細な図示は省略するが、図3で示される装置の
タンク3Aとタンク3Bの間にタンク3A、タンク3B
と同様の仕様のタンク(図示は省略するが、タンク3Y
とする)を直列に設置し、結晶マルチトールスラリーが
タンク3A、タンク3Y、タンク3Bの順に流れる様に
した以外は図3と同様の装置を使用した。
【0077】[連続結晶化]前記分画工程より出たマル
チトール高含有シロップを80%まで濃縮し、タンク3
Dに入れる。また、タンク3A、タンク3Y及びタンク
3Bに80%マルチトール高含有シロップをそれぞれ7
0Kgずつ入れ、温度60℃にする。次に結晶マルチト
ール種結晶100gを各タンクに入れ、撹拌しながら、
タンク3Aは45℃まで、タンク3Yは35℃まで、ま
たタンク3Bは25℃まで20時間かけて徐々に冷却す
る。タンク3D液をポンプ3Eより毎時2.9Kgの速
さでタンク3Aに送る。タンク3Aは常時45℃に、タ
ンク3Yは35℃に、タンク3Bは25℃に保持する。
タンク3Gにたまった結晶マルチトールマスキットは、
遠心分離器で結晶マルチトールと母液とに分離した。3
日間連続運転を行ったが、結晶化の状態は変わらなかっ
た。また、遠心分離後の結晶と母液の純度は、表6の通
りであった。
【0078】
【表6】
【0079】
【実施例4】
【0080】水素化装置は実施例1と同様のものを使用
した。
【0081】[触媒の調製]ニッケル金属6Kgとアル
ミニウム金属6Kgを加熱溶融し、ノズルを通して20
cm下の冷却水面に滴下した。得られた急冷ランプ合金の
粒径は、1mm〜15mmの混合物であった。これを破砕機
にて破砕し、篩にかけて100メッシュパスの粉末4.
75Kgを得た。これにポリエチレンの微粉末0.25
Kgを混合し、直径3mm、高さ5mmの大きさにプレ
スした。これを250℃に加熱してペレット状触媒を調
製した。このペレットに10%NaOH水溶液34Kg
を加え、60℃で40分間することにより、展開率2
0.4%の触媒を得た。
【0082】[水素化反応]前記ペレットを実施例1と
同様の装置に充填し、実施例1と同じ水素圧で、実施例
1と同じ組成のマルトース50%水溶液を140℃で毎
時1.0リットルの速さで流し、11日目より温度を1
45℃とし、更に21日目より毎時0.8リットルの速
さで26日目まで流した。流出した545リットルの水
素化液の組成は、ソルビトール2.4%、マルチトール
81.2%、マルトトリイトール11.2%、4糖アル
コール以上5.2%、未還元物0.12%であった。
【0083】[分画]実施例1と同じ装置及び方法で分
画を行った。結果は表7の通りであった。
【0084】
【表7】
【0085】[連続結晶化]タンク3Aの温度が35
℃、タンク3Bの温度が20℃である以外は実施例1と
同様に行った。この時の結晶マルチトールと母液の分析
結果は表8の通りである。
【0086】
【表8】
【0087】
【発明の効果】
【0088】従来の種々の問題を解決した固定床用のラ
ネー触媒を得、該ラネー触媒を使用して高純度の結晶マ
ルチトールを低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する際に使用する水素添加装置の
概略図。
【図2】本発明を実施する際に使用する分画装置の概略
図。
【図3】本発明の実施例1で使用する結晶化装置の概略
図。
【図4】本発明の実施例2で使用する結晶化装置の概略
図。
【符号の説明】
A 塔 F 予熱器 H 冷却器 J 液貯めポット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶マルチトールを製造する方法におい
    て、 1)固形分中にマルトースが81〜90重量%含まれる
    濃度30〜75重量%のシロップを連続接触水素還元し
    て相当する糖アルコールシロップを得る第一工程、 2)糖アルコールシロップを陽イオン交換樹脂を充填し
    た塔に連続的に供給してクロマト分離し、固形分中にマ
    ルチトールが95重量%以上含まれるマルチトール高含
    有シロップ画分を得る第二工程、 3)マルチトール高含有シロップ画分を濃縮した後、連
    続的に結晶化して、結晶マルチトールと母液とを得、該
    母液が第一工程で得られた糖アルコールシロップに連続
    的に混合され第二工程に供される第三工程、の各工程を
    逐次経由することを特徴とする、結晶マルチトールの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 第一工程において連続接触還元が、ニッ
    ケルとアルミニウムの溶融物を急冷し、そのまま又は一
    度破砕した後に分級し活性化されたラネー触媒またはそ
    の粉末をペレット状に成形したラネー触媒により連続的
    になされる請求項1に記載の結晶マルチトールの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 第三工程において結晶化が、二段以上の
    直列に連結した結晶缶により連続的になされる請求項1
    又は2に記載の結晶マルチトールの製造方法。
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