JPH09131882A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09131882A
JPH09131882A JP29231495A JP29231495A JPH09131882A JP H09131882 A JPH09131882 A JP H09131882A JP 29231495 A JP29231495 A JP 29231495A JP 29231495 A JP29231495 A JP 29231495A JP H09131882 A JPH09131882 A JP H09131882A
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JP
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ink
cap
communication hole
recording apparatus
carriage
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JP29231495A
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English (en)
Inventor
Takesada Hirose
武貞 広瀬
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引ポンプで吸引するヘッドを切替えるため
の機構が複雑になると共に、コストも高くなる。 【解決手段】 キャリッジ10に同動するソリ部材30
にキャップ部材26〜29に連通するインク吸引用連通
孔42〜46を形成した第1部材41を取付け、吸引ポ
ンプ51に連通するインク吸引用連通孔54を形成した
第2部材53を固定部側に取付け、キャリッジ10を移
動させることでソリ部材30が移動して第2部材53の
インク吸引用連通孔54に第1部材41のインク吸引用
連通孔42〜45を選択的に連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特にインクジェットヘッドのヘッド回復
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、例えばイン
クジェットヘッドからなる記録ヘッドをキャリッジに搭
載し、記録ヘッドを走査しながら受像材をそれと直交す
る方向に搬送して、記録ヘッドのノズルから液滴化した
インクを噴射することによって受像材に所要の画像を記
録するものがある。
【0003】そのため、インクの乾燥によるヘッドの目
詰りやヘッドへのゴミの付着等が生じると画像品質が低
下するので、待機状態でヘッドにキャップを当接させて
密閉することでインクの乾燥やゴミの付着等を防止する
ようにしている。それと共に、インクの目詰りやゴミ等
が付着した場合にヘッドの回復を行なうため、キャップ
に吸引ポンプを接続して、この吸引ポンプでキャップ内
に負圧を発生させることにより、ヘッドに詰っているイ
ンクや付着しているゴミ等を除去するようにしている。
【0004】ところで、カラーインクジェット記録装置
のようにインクジェットヘッドからなる複数の記録ヘッ
ドを備えた場合に、ヘッドの使用状態にかかわらず、す
べてのヘッドに対して回復動作を行なうようにすると、
インクの無駄な消費量が増えることになる。
【0005】そこで、従来のカラーインクジェット記録
装置として、例えば特開平2−1325号公報に記載さ
れているように、黒用記録ヘッドに当接して密閉するキ
ャップとイエロー、マゼンタ、シアンのカラー用記録ヘ
ッドに当接して密閉するキャップを設けると共に、これ
らのキャップに連通する共通の吸引ポンプの側に、各キ
ャップへの連通系統を切替える切替えバルブを設け、こ
の切替えバルブをソレノイドによって駆動することで吸
引を行なうヘッドを切替えるようにしたものが知られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカラーインクジェット記録装置にあっては、吸
引ポンプで吸引するヘッドを切替えるために切替えバル
ブを設けて、この切替えバルブをソレノイドによって駆
動するために、ソレノイドやその駆動電源等が必要にな
るなど、吸引切替機構が複雑になると共に、コストも高
くなるという課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェット記録装置は、インクジェ
ットヘッドからなる複数の記録ヘッドを搭載したキャリ
ッジを有するインクジェット記録装置において、前記複
数の記録ヘッドにそれぞれ当接して密閉する複数のキャ
ップ手段と、前記キャリッジに連動してヘッド回復領域
で前記記録ヘッドに前記キャップ手段を当接させるキャ
ップ保持手段と、インク吸引回復用の吸引ポンプと、前
記各キャップ手段にそれぞれ連通するインク吸引用連通
孔を設けた第1部材と、前記吸引ポンプに連通するイン
ク吸引用連通孔を設けた第2部材と、前記第1部材及び
第2部材のいずれか一方を前記キャリッジの移動に同動
して移動させて、前記第2部材のインク吸引用連通孔を
前記第1部材のインク吸引用連通孔に選択的に連通させ
る吸引切替手段とを備えた。
【0008】請求項2のインクジェット記録装置は、上
記請求項1のインクジェット記録装置において、前記第
1部材を前記キャップ保持手段に取付け、前記キャップ
保持手段が前記第1部材をキャリッジの移動に同動して
移動させる吸引切替手段を兼ねている構成とした。
【0009】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、
前記各キャップ手段をそれぞれ大気に連通させる大気解
放用連通孔を設けた第3部材と、この第3部材の大気解
放用連通孔を遮蔽する第4部材と、前記第3部材及び第
4部材のいずれか一方を前記キャリッジの移動に同動し
て移動させて、前記第1部材のインク吸引用連通孔と第
2部材のインク吸引用連通孔が連通した状態で、前記第
3部材の大気解放用連通孔の解放及び遮蔽を選択する大
気開放切替手段とを備えた。
【0010】請求項4のインクジェット記録装置は、上
記請求項3のインクジェット記録装置において、前記第
3部材を前記キャップ保持手段に取付け、前記キャップ
保持手段が前記第3部材をキャリッジの移動に同動して
移動させる大気開放切替手段を兼ねている構成とした。
【0011】請求項5のインクジェット記録装置は、上
記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記録装置
において、前記第1部材のインク吸引用連通孔の端面位
置を前記キャップ部材のキャップ面位置と同じか略高い
位置に設定した。
【0012】請求項6のインクジェット記録装置は、上
記請求項3乃至5のいずれかのインクジェット記録装置
において、前記第3部材の大気解放用連通孔の端面位置
を前記キャップ部材のキャップ面位置と同じか略高い位
置に設定した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェット記録装置の機構部の概略構成図、図2は同機
構部のヘッドの信頼性維持回復ステーション(ヘッド回
復領域)の拡大斜視図、図3は同信頼性維持回復ステー
ションの側面図、図4は同信頼性維持回復ステーション
の大気解放切替部の拡大説明図、図5は同信頼性維持回
復ステーションのインク吸引切替部の拡大説明図、図6
は図5の矢示C方向からみた要部拡大図である。
【0014】このインクジェット記録装置は、インクジ
ェットヘッドからなる複数の記録ヘッド1〜4と、各記
録ヘッド1〜4にインクを供給するインクカートリッジ
5〜8とを搭載したキャリッジ10を、フレーム11の
左右の側板11a、11b間に取付けたガイドロッド1
2に摺動自在に装着し、このキャリッジ10を駆動ベル
ト13を介してステッピングモータ等からなるモータ1
4によってガイドロッド12に沿って主走査方向に移動
させる。
【0015】一方、プラテンローラ17をフレーム11
の左の側板11aと中間側板11cとの間に回転自在に
取付け、このプラテンローラ17の軸部にはギヤ18を
装着し、モータ20によってギヤ19及びギヤ18を介
してプラテンローラ17を回転させることにより、プラ
テンローラ17と用紙押え21,22との間で挟んだ記
録紙23を副走査方向に搬送する。
【0016】このようにキャリッジ10を主走査方向に
移動させ、記録紙23を副走査方向に搬送しながら、記
録ヘッド1〜4を記録信号に応じて駆動してインク滴を
噴射させることによって、記録紙23上に所要の画像を
記録する。
【0017】そして、このインクジェット記録装置にお
いては、キャリッジ10の移動領域の内の印字領域外に
ヘッド回復領域としてのヘッド信頼性維持回復ステーシ
ョン25を設けている。このヘッド信頼性維持回復ステ
ーション25には、各記録ヘッド1〜4にそれぞれ当接
して密閉するキャップ手段であるキャップ部材26〜2
9を、断面略コ字状のキャップ保持部材であるソリ部材
30に保持している。
【0018】ここで、キャップ部材26〜29は、両側
面に設けたピン部材31をソリ部材30に形成した凹部
32内にはめ入れることにより、キャリッジ10の移動
方向と直交する方向の軸を揺動中心として揺動可能に保
持すると共に、キャップ部材26〜29の底面とソリ部
材30との間にスプリング33(図3参照)を介装し
て、キャップ部材26〜29が記録ヘッド1〜4に押し
つけられるようにしている。
【0019】このソリ部材30の側板11b側の端部に
はキャリッジ10に当接可能なピン部材34を立設する
と共に、ソリ部材30の両側面に4本のガイドピン35
を取付け、これらのガイドピン35をそれぞれフレーム
11に固定したガイドフレーム36に形成したガイド溝
37にスライド可能に嵌合し、ソリ部材30とガイドフ
レーム36との間にスプリング38を介設して、ソリ部
材30のピン部材34がキャリッジ10に当接した後
は、キャリッジ10の復動に同動してソリ部材30がス
プリング38の復元力に抗してガイドフレーム36のガ
イド溝37に倣って移動し、キャリッジ10の往動時に
はスプリング38の復元力でキャリッジ10に同動する
ようにしている。
【0020】ここで、ガイドフレーム36のガイド溝3
7は、キャップ部材26〜29が記録ヘッド1〜4から
離れる状態にソリ部材30を位置させる第1ガイド溝3
7aと、キャップ部材26〜29が記録ヘッド1〜4に
当接して密閉する状態にソリ部材30を位置させる第2
ガイド溝37bと、これらの第1ガイド溝37aと第2
ガイド溝37bとを斜めに結ぶ第3ガイド溝37cとを
連続的に形成したものである。
【0021】また、ソリ部材30の一側面で側板11b
側の端部には第1部材41を取付け、この第1部材41
にはインク吸引用連通孔42〜45を形成し、各インク
吸引用連通孔42〜45には各キャップ部材26〜29
に一端部を接続したチューブ46〜49の他端部を接続
して、インク吸引用連通孔42〜45を各キャップ部材
26〜29にそれぞれ連通させている。
【0022】ここで、第1部材41は、図3に示すよう
にインク吸引用連通孔42〜45の端面位置(第1部材
41の上面)が前記キャップ部材26〜29のキャップ
面位置と同じか高さAだけ略高い位置になるようにソリ
部材30に取付けている。
【0023】そして、フレーム11の側板11b側端部
上面にはヘッド回復用の吸引ポンプ51及びこの吸引ポ
ンプ51を駆動する駆動モータ52を設置し、ソリ部材
30がキャップ部材26〜29が記録ヘッド1〜4に当
接する位置に移動した状態で前記第1部材41上面に接
触して対向する第2部材53を固定部側に設け、この第
2部材53にインク吸引用連通孔54を形成して、この
インク吸引用連通孔54はチューブ55を介して吸引ポ
ンプ51に接続している。
【0024】この第2部材53のインク吸引用連通孔5
4は、図6に示すように第1部材41と接触する側の一
部を長孔形状に形成して、図5に示すように第1部材4
1との相対位置がずれても所要の範囲でインク吸引連通
孔42〜45とその連通状態を維持できるようにしてい
る。
【0025】一方、ソリ部材30の他側面で側板11b
側の端部には第3部材57を取付け、この第3部材57
には大気解放用連通孔58〜61を形成し、各大気解放
用連通孔孔58〜61には各キャップ部材26〜29に
一端部を接続したチューブ62〜65の他端部を接続し
て、大気解放用連通孔58〜61を各キャップ部材26
〜29にそれぞれ連通させている。そして、固定部側に
第3部材57の大気解放用連通孔58〜61を遮蔽する
第4部材66を設けている。
【0026】ここで、第3部材57の大気解放用連通孔
58〜61は第1部材41のインク吸引用連通孔42〜
45と同一ピッチで形成しているが、第3部材57と第
4部材66との対向幅を小さくして、第1部材41のイ
ンク吸引用連通孔42〜45のいずれかが第2部材53
のインク吸引用連通孔54と連通している状態で、第4
部材66が第3部材57の大気解放用連通孔58〜61
を解放及び遮蔽可能としている。
【0027】また、第3部材57は、図3に示すように
大気解放用連通孔58〜61の端面位置(第3部材57
の上面)が前記キャップ部材26〜29のキャップ面位
置と同じか高さBだけ略高い位置になるようにソリ部材
30に取付けている。
【0028】このように構成したインクジェット記録装
置のヘッドの信頼性維持回復作用について説明する。ま
ず、キャリッジ10が印字領域にあるときには、ソリ部
材30はスプリング38の復元力によってガイドピン3
5がガイドフレーム36のガイド溝37の第1ガイド溝
37aに係合した状態にある。そして、キャリッジ10
がヘッドの信頼性維持回復ステーション25の領域(ヘ
ッド回復領域)に移動(復動)すると、キャリッジ10
がピン部材34に当接するので、キャリッジ10の移動
に同動してソリ部材30が移動し、このときガイドピン
35がガイド溝37に倣って移動することによってソリ
部材30が次第に上昇してキャップ部材26〜29がキ
ャリッジ10の各記録ヘッド1〜4に当接してキャッピ
ングする。この状態からキャリッジ10が印字領域へ移
動(往動)するときにはスプリング38の復元力でソリ
部材30も初期位置へ復帰移動する。
【0029】そして、ソリ部材30が移動することによ
って第1部材41も第2部材53に接触する位置まで上
昇するので、第1部材41のインク吸引用連通孔42〜
45と第2部材53のインク吸引用連通孔54とが連通
可能になる。なお、キャリッジ10をホームポジション
にしたときに図5及び図6に示すように第1部材41の
インク吸引用連通孔45と第2部材53のインク吸引用
連通孔54とが連通するようにしている。
【0030】ここで、記録ヘッド4の回復が必要であれ
ば、吸引ポンプ51を駆動することによってチューブ5
5、第2部材53のインク吸引用連通孔54、第1部材
41のインク吸引用連通孔45、チューブ49を介して
記録ヘッド4をキャッピングしているキャップ部材29
内を負圧にして記録ヘッド4のノズルのインクを吸引す
る等して、記録ヘッド4の回復を行なう。なお、上記の
ようにキャリッジ10のホームポジションで記録ヘッド
4に対応する第1部材41のインク吸引用連通孔45と
第2部材53のインク吸引用連通孔54とが連通するよ
うにしているので、記録ヘッド4として最も使用頻度の
高いブラックインクを噴射するヘッドとして用いるよう
にしている。
【0031】また、記録ヘッド1〜3の回復が必要であ
れば、キャリッジ10を所定量往動させることによって
ソリ部材30がスプリング38の復元力でキャリッジ1
0に同動して移動するので、第1部材41のインク吸引
用連通孔42〜44のうちの所要のインク吸引用連通孔
を第2部材53のインク吸引用連通孔54に選択的に連
通させることができ、上記と同様にして連通した状態で
吸引ポンプ51を駆動することによってヘッドの回復を
行なうことができる。
【0032】このように各キャップ手段にそれぞれ連通
するインク吸引用連通孔を設けた第1部材と、吸引ポン
プに連通するインク吸引用連通孔を設けた第2部材と、
第1部材及び第2部材のいずれか一方(ここでは、第1
部材)をキャリッジの移動に同動して移動させて、第2
部材のインク吸引用連通孔を第1部材のインク吸引用連
通孔に選択的に連通させる吸引切替手段を備えることに
より、記録ヘッド毎にインクの吸引を行なうことができ
てインクの無駄な消費を減少することができると共に、
特別な駆動源を設けることなくインク吸引を行なうヘッ
ドの切替を行なうことでき、吸引切替機構の構成が簡単
になり、コストも廉価になる。
【0033】そして、第1部材をキャリッジに同動する
ソリ部材(キャップ保持部材)に取付けることによっ
て、キャップ保持手段が吸引切替手段を兼ねるように構
成することで、キャリッジに同動して第1部材を移動さ
せるための特別な部材が不要になって一層構成が簡単に
なる。
【0034】また、第1部材41は、図3に示すように
インク吸引用連通孔42〜45の端面位置(第1部材4
1の上面)がキャップ部材26〜29のキャップ面位置
と同じか高さAだけ略高い位置になるようにソリ部材3
0に取付けているので、インク吸引後チューブ46〜4
9内に残留したインクがインク吸引用連通孔42〜45
からあふれ出て周辺を汚すようなことがない。
【0035】一方、前述したようにソリ部材30が移動
することによって第3部材57も第4部材66に接触可
能な位置まで上昇するので、第3部材57の大気解放用
用連通孔58〜61のいずれかを第4部材66で遮蔽す
ることができるようになる。このとき、前述したように
第2部材53のインク吸引連通孔54は長孔形状に形成
して所要の範囲で第1部材41のインク吸引連通孔42
〜45と連通状態を維持できるようにすると共に、第3
部材57と第4部材66との接触幅を狭くしているの
で、前述したように第1部材41のインク吸引用連通孔
42〜45のいずれかが第2部材53のインク吸引用孔
54と連通した状態のまま、第3部材57を移動させる
ことで大気解放及び遮蔽のいずれかを選択することがで
きる。
【0036】したがって、例えば第1部材41のインク
吸引用連通孔45と第2部材53のインク吸引用孔54
とを連通させて記録ヘッド4のインク吸引を行なう場
合、第3部材の大気解放用連通孔61を第4部材66で
遮蔽した状態でインク吸引を行なった後、キャリッジ1
0を所定量移動させて第4部材66を第3部材57の大
気解放用連通孔61からずらして大気解放状態にして、
吸引ポンプ51を駆動することによってキャップ部材2
9内に溜まっているインクを吸引することができる。
【0037】このように各キャップ手段をそれぞれ大気
に連通させる大気解放用連通孔を設けた第3部材と、こ
の第3部材の大気解放用連通孔を遮蔽する第4部材と、
第3部材及び第4部材のいずれか一方をキャリッジの移
動に同動して移動させて、第3部材の大気解放用連通孔
の解放及び遮蔽を第1部材のインク吸引用連通孔と第2
部材のインク吸引用連通孔が連通した状態で選択する大
気開放切替手段とを備えることによって、ヘッドからキ
ャップを離す等の動作をしないでもキャップ部材内に溜
まったインクの吸引排出を行なうことできるようにな
り、キャップ部材内のインク排出のための構成が簡単に
なる。
【0038】そして、第3部材をキャリッジに同動する
ソリ部材(キャップ保持部材)に取付け、キャップ保持
部材が大気開放切替手段を兼ねるように構成することに
よって、キャリッジに同動して第3部材を移動させるた
めの特別な部材が不要になって一層構成が簡単になる。
【0039】また、、第3部材57は、図3に示すよう
に大気解放用連通孔58〜61の端面位置(第3部材5
7の上面)が前記キャップ部材26〜29のキャップ面
位置と同じか高さBだけ略高い位置になるようにソリ部
材30に取付けているので、インク吸引後チューブ62
〜65内にはいったインクが大気解放用連通孔58〜6
1からあふれ出て周辺を汚すようなことがない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェット記録装置によれば、各キャップ手段にそれぞれ
連通するインク吸引用連通孔を設けた第1部材と、吸引
ポンプに連通するインク吸引用連通孔を設けた第2部材
とを設けて、第1部材及び第2部材のいずれか一方をキ
ャリッジの移動に同動して移動させて、第2部材のイン
ク吸引用連通孔を第1部材のインク吸引用連通孔に選択
的に連通させるように構成したので、インクの無駄な消
費を減少することができると共に、インク吸引を行なう
記録ヘッドの選択切替(吸引切替)機構の構成が簡単に
なり、コストも廉価になる。
【0041】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1のインクジェット記録装置において、
第1部材をキャップ保持手段に取付けてキャリッジに同
動して第1部材が移動するようにしたので、インク吸引
を行なう記録ヘッドを切替えるために第1部材をキャリ
ッジに同動して移動させる構成が簡単になる。
【0042】請求項3のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置にお
いて、各キャップ手段をそれぞれ大気に連通させる大気
解放用連通孔を設けた第3部材と、この第3部材の大気
解放用連通孔を遮蔽する第4部材とを設け、第3部材及
び第4部材のいずれか一方をキャリッジの移動に同動し
て移動させて、第1部材のインク吸引用連通孔と第2部
材のインク吸引用連通孔が連通した状態で第3部材の大
気解放用連通孔の解放及び遮蔽を選択可能としたので、
キャップ手段を記録ヘッドから離すなどの動作をするこ
となくキャップ手段内に溜まったインクの排出を行なう
ことができて、キャップ手段内のインクの排出機構が簡
単になる。
【0043】請求項4のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項3のインクジェット記録装置において、
第3部材をキャップ保持手段に取付けてキャリッジに同
動して第3部材が移動するようにしたので、大気解放と
遮蔽とを切替えるために第3部材をキャリッジに同動し
て移動させる構成が簡単になる。
【0044】請求項5のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記
録装置において、第1部材のインク吸引用連通孔の端面
位置をキャップ部材のキャップ面位置と同じか略高い位
置に設定したので、第1部材のインク吸引用連通孔から
インクがあふれ出て周辺を汚すことを防止できる。
【0045】請求項6のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項3乃至5のいずれかのインクジェット記
録装置において、第3部材の大気解放用連通孔の端面位
置をキャップ部材のキャップ面位置と同じか略高い位置
に設定したので、第3部材の大気解放用連通孔からイン
クがあふれ出て周辺を汚すことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の機
構部の概略構成図
【図2】同機構部のヘッドの信頼性維持回復ステーショ
ン(ヘッド回復領域)の拡大斜視図
【図3】同信頼性維持回復ステーションの側面図
【図4】同信頼性維持回復ステーションの大気解放切替
部の拡大説明図
【図5】同信頼性維持回復ステーションのインク吸引切
替部の拡大説明図
【図6】図5の矢示C方向からみた要部拡大図
【符号の説明】
1〜4…記録ヘッド、10…キャリッジ、11…フレー
ム、12…ガイドロッド、26〜29…キャップ部材、
30…ソリ部材、34…ピン部材、36…ガイドフレー
ム、41…第1部材、42〜45…インク吸引用連通
孔、51…吸引ポンプ、53…第2部材、54…インク
吸引用連通孔、57…第3部材、58〜61…大気解放
用連通孔、66…第4部材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドからなる複数の記
    録ヘッドを搭載したキャリッジを有するインクジェット
    記録装置において、前記複数の記録ヘッドにそれぞれ当
    接して密閉する複数のキャップ手段と、前記キャリッジ
    に連動してヘッド回復領域で前記記録ヘッドに前記キャ
    ップ手段を当接させるキャップ保持手段と、インク吸引
    回復用の吸引ポンプと、前記各キャップ手段にそれぞれ
    連通するインク吸引用連通孔を設けた第1部材と、前記
    吸引ポンプに連通するインク吸引用連通孔を設けた第2
    部材と、前記第1部材及び第2部材のいずれか一方を前
    記キャリッジの移動に同動して移動させて、前記第2部
    材のインク吸引用連通孔を前記第1部材のインク吸引用
    連通孔に選択的に連通させる吸引切替手段とを備えたこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記第1部材を前記キャップ保持手段に取
    付けて、前記キャップ保持手段が前記第1部材をキャリ
    ッジの移動に同動して移動させる吸引切替手段を兼ねて
    いることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、前記各キャップ手段をそれぞれ大気
    に連通させる大気解放用連通孔を設けた第3部材と、こ
    の第3部材の大気解放用連通孔を遮蔽する第4部材と、
    前記第3部材及び第4部材のいずれか一方を前記キャリ
    ッジの移動に同動して移動させて、前記第1部材のイン
    ク吸引用連通孔と第2部材のインク吸引用連通孔が連通
    した状態で、前記第3部材の大気解放用連通孔の解放及
    び遮蔽を選択する大気開放切替手段とを備えたことを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインクジェット記録装
    置において、前記第3部材を前記キャップ保持手段に取
    付け、前記キャップ保持手段が前記第3部材をキャリッ
    ジの移動に同動して移動させる大気開放切替手段を兼ね
    ていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、前記第1部材のインク吸
    引用連通孔の端面位置を前記キャップ部材のキャップ面
    位置と同じか略高い位置に設定したことを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、前記第3部材の大気解放
    用連通孔の端面位置を前記キャップ部材のキャップ面位
    置と同じか略高い位置に設定したことを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
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