JPH09129478A - セラミックス電子部品の実装構造 - Google Patents

セラミックス電子部品の実装構造

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JPH09129478A
JPH09129478A JP7283833A JP28383395A JPH09129478A JP H09129478 A JPH09129478 A JP H09129478A JP 7283833 A JP7283833 A JP 7283833A JP 28383395 A JP28383395 A JP 28383395A JP H09129478 A JPH09129478 A JP H09129478A
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JP
Japan
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sintered body
ceramic sintered
terminal electrode
ceramic
solder
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Application number
JP7283833A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Takeshita
良博 竹下
Masami Kaji
正己 梶
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components

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  • Ceramic Capacitors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】半田により電子部品の端子電極を基板の配線層
に実装する際に、セラミック焼結体に亀裂が発生した
り、温度変化が繰り返し付与された場合に亀裂が成長し
電気特性が劣化するという問題があった。 【解決手段】セラミック焼結体2の両端に端子電極3を
有するセラミック電子部品1の端子電極3を基板4に半
田6により実装するに際し、セラミック焼結体2の長さ
方向における片側端子電極形成部の長さlのセラミック
焼結体2の全長Lに対する比(l/L)が0.18〜
0.35、端子電極3の半田6との接続部分において端
子電極3の半田との接続部分の高さhのセラミック焼結
体2の厚みHに対する比(h/H)が0.7以下となる
ように実装し、望ましくは、セラミック焼結体2の端子
電極3が形成される端面の少なくとも角部7を曲面によ
り形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層コンデンサな
どのセラミック焼結体の両端に端子電極を有し、その端
子電極と基板の配線層とを半田により実装された構造の
改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、セラミック電子部品の1種であ
るセラミック積層コンデンサは、誘電体セラミックスの
間に内部電極を層状に埋設して積層体を形成し、さら
に、この積層体の両端の内部電極の露出面に銀等を主成
分とする端子電極を形成した構造からなる。
【0003】このような積層コンデンサを所定の基板に
実装するには、図2に示すように、セラミック焼結体1
1の内部に内部電極(図示せず)が形成された積層コン
デンサ12の端子電極13と基板14の表面に形成され
た配線層15とを半田16により電気的に接続され実装
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、基板14と、セラミック焼結体11、端子電極13
および半田16のもつ熱膨張係数が異なるため、端子電
極形成する際の端子電極の収縮や、コンデンサを基板に
半田実装する際の半田の収縮及び基板とセラミック焼結
体との収縮差等によりセラミック焼結体に残留応力が生
じ、セラミック焼結体の端子電極の基板側の電極端部に
亀裂が発生するという問題があった。
【0005】このような亀裂の発生は、微小であるため
に表面実装時においては絶縁抵抗などの電気特性には問
題とならない場合もあるが、使用時に温度変化が繰り返
し付与された場合においては、その亀裂が徐々に成長す
るために電気特性が劣化するという問題があった。
【0006】かかる問題を解決する方法として、本出願
人は、先にセラミック焼結体の長さに対して、端子電極
の長さを所定の範囲に制御することを提案した(特開平
4−294512号)。しかしながら、かかる構造の電
子部品であっても、自動車等に搭載されるような過酷な
条件で使用される場合には、電気特性の劣化を防止する
には不十分であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題に対して種々の実装構造に対して応力の解析を行った
結果、端子電極の長さをセラミック焼結体の長さに対し
て所定の関係を満足するように形成すると同時に、端子
電極の基板に実装する際の半田との接続を端子電極全面
ではなく、基板側の一部で行うと応力の集中がなくな
り、亀裂の発生や過酷な条件下での亀裂の成長が防止さ
れることを見いだした。
【0008】即ち、本発明のセラミック電子部品の実装
構造によれば、セラミック焼結体の長さ方向における片
側端子電極形成部の長さlのセラミック焼結体の全長L
に対する比(l/L)が0.18〜0.35を満足する
ように設計するとともに、前記端子電極の半田との接続
部分の高さhの前記セラミック焼結体の厚みHに対する
比(h/H)が0.7以下となるように調整することを
特徴とする。
【0009】さらに、望ましくは、前記セラミック焼結
体の端子電極が形成された端面の少なくとも角部を研磨
などの加工により曲面により形成するのがよい。
【0010】
【作用】本発明によれば、セラミック焼結体の長さ方向
における片側端子電極形成部の長さlのセラミック焼結
体の全長Lに対する比(l/L)を0.18〜0.35
とすると同時に、端子電極と基板とを半田により接続す
る際に、端子電極の半田との接続部分の高さhのセラミ
ック焼結体の厚みHに対する比(h/H)が0.7以下
となるように調整することにより、セラミック電子部品
の基板への実装時の熱膨張差に起因する応力に対して、
応力集中を低減することができるとともに、半田の硬化
収縮に起因する応力の発生を低減することができる。
【0011】さらには、セラミック焼結体の端子電極が
形成された端面の少なくとも角部を研磨などの加工によ
り曲面により形成することにより、さらに応力の集中を
低減することができる。
【0012】その結果、実装時においてセラミック電子
部品のセラミック焼結体に亀裂の発生がなく、しかも温
度変化が繰り返し付与されるような過酷な条件下でも亀
裂の進展や電気特性の劣化がなく、電子部品の実装時の
歩留りを向上すると同時に、長期信頼性を得ることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をセラミック電子部
品として積層セラミックコンデンサを例に挙げて図1を
参照しながら説明する。本発明における積層セラミック
コンデンサ1は、内部に電極(図示せず)が配設された
セラミック焼結体2の両端に端子電極3が形成されてい
る。本発明によれば、セラミック焼結体の長さ方向にお
ける片側端子電極形成部の長さlのセラミック焼結体の
全長Lに対する比(l/L)が0.18〜0.35、特
に0.25〜0.35であることが重要である。これ
は、この比率が0.18より下回ると、セラミック焼結
体に顕著な応力集中が生じて亀裂が発生しやすくなるた
めで、0.35を越えると端子電極成分のマイグレーシ
ョンにより電極同士がショートするといった問題が生じ
るためである。
【0014】この積層コンデンサのセラミック焼結体2
は、チタン酸バリウム(BaTiO3 )や、チタン酸鉛
(PbTiO3 、PbZrTiO3 )等を主成分とする
公知の材料からなり、内部電極としては、Ag、Pd、
Ag−Pd、Ni、Cuなど、端子電極3としてはA
g、Cu、Ni、Ag−Pd等から構成される。特に、
端子電極は、Agからなる下地層と、Ni層と、Sn層
との積層構造により構成して、半田との濡れ性や端子電
極のセラミック焼結体への密着性を高めることができ
る。
【0015】このような積層コンデンサ1を所定の基板
4に実装する際、基板4の表面に形成された配線層5
と、積層コンデンサ1の端子電極3とをSn−Pb系共
晶半田などの半田6により接続する。
【0016】その際、端子電極3における半田6との接
続部分が、図1において、接続部分の高さhと、セラミ
ック焼結体1の厚みHとのh/H比が0.7以下、特に
0.5以下、さらには0.3〜0.5であることが重要
である。このh/H比が0.7を越えると、半田の硬化
収縮に起因する応力が増大し、セラミック焼結体に亀裂
が生じやすくなるためである。
【0017】さらに、本発明によれば、積層コンデンサ
1のセラミック焼結体2の端子電極3が形成された端面
の少なくとも角部7を曲面により形成することが望まし
い。具体的には、角部7の曲率半径Rとセラミック焼結
体3の厚みHとのR/Hで表される比率が0.1〜0.
5、特に0.25〜0.5であることが望ましい。
【0018】なお、セラミック焼結体2の端子電極3が
形成された端面は、角部と合わせて稜線も曲面で形成す
ることが望ましく、これらは、通常のバレル研磨加工な
どにより容易に形成することができる。
【0019】本発明における実装構造は、上述した積層
コンデンサのみならず、セラミック焼結体の両側端面に
端子電極が形成された電子部品に対しても同様な効果を
奏するもので、例えば積層コイルやLC複合フィルタ等
にも適用できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体的な実験例で説明する。 実験例 BaTiO3 を主成分とする3.2×1.6×0.6
(mm)の形状の誘電体セラミック焼結体の内部にAg
からなる内部電極を形成したコンデンサ本体を作製した
後、その端面にl/L、h/Hが表1となるように端子
電極としてAgを80μm、Niを3μm、Snを4μ
mの厚みで順次焼き付けた。また、一部の試料について
は、端子電極形成前にバレル研磨によって焼結体の端面
の角部および稜線を面取り加工しその曲率半径を表1に
示した。
【0021】このコンデンサを75×55×0.6(m
m)のアルミナ基板の配線層に対してSn62%−Pd
38%からなる半田を用いて230℃で実装した。
【0022】この実装構造物を−55℃と155℃の油
中に各5分間保持することを1サイクルとする熱衝撃試
験を200サイクル行った。試験では、それぞれの試料
につき40個の試料に対して試験を行い、試験後のセラ
ミック焼結体に亀裂が発生したものと、静電容量が低下
したものの数を調べ、結果を表1に示した。
【0023】
【表1】
【0024】表1の結果から明らかなように、l/Lが
0.18より小さい試料No.1は、亀裂の発生および静
電容量の低下が多数認められ、0.35を越える試料N
o.6では、Agのマイグレーションにより電極間がショ
ートした。また、l/Lが0.18〜0.35の範囲で
あっても、半田接続部分のh/Hが0.7を越える試料
No.7でも亀裂の発生および静電容量の低下が多数認め
られた。
【0025】これに対して、l/Lが0.18〜0.3
5、h/Hが0.7以下の本発明品は、いずれも亀裂の
発生および静電容量の低下が抑制された。さらに、焼結
体の端面の曲面の曲率半径を大きくするに従い、不良品
の発生がさらに減少した。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、セ
ラミック電子部品の半田による接続構造において、温度
変化が繰り返し付与されるような過酷な条件下でもセラ
ミック焼結体に亀裂や電気特性の劣化のない、電子部品
の実装時の歩留りが高く長期信頼性に優れた実装構造を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の実装構造を説明するための
図である。
【図2】従来の電子部品の実装構造を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 積層コンデンサ(セラミック電子部品) 2 セラミック焼結体 3 端子電極 4 基板 5 配線層 6 半田 7 角部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック焼結体の両端に端子電極を有す
    るセラミック電子部品の前記端子電極を所定基板の配線
    層に半田付けにより実装した構造において、前記セラミ
    ック焼結体の長さ方向における片側端子電極形成部の長
    さlの前記セラミック焼結体の全長Lに対する比(l/
    L)が0.18〜0.35であり、且つ前記端子電極の
    半田との接続部分の高さhの前記セラミック焼結体の厚
    みHに対する比(h/H)が0.7以下であることを特
    徴とするセラミック電子部品の実装構造。
  2. 【請求項2】前記セラミック焼結体の端子電極が形成さ
    れた端面の少なくとも角部を曲面により形成したことを
    特徴とする請求項1記載のセラミック電子部品の実装構
    造。
JP7283833A 1995-10-31 1995-10-31 セラミックス電子部品の実装構造 Pending JPH09129478A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227857A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Toshiba Corp 部品内蔵型プリント基板、プリント基板、電子機器、および電子部品
JP2012212943A (ja) * 2012-08-06 2012-11-01 Murata Mfg Co Ltd チップ部品構造体
JP2014086715A (ja) * 2012-10-18 2014-05-12 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 積層セラミック電子部品の製造方法
US9082549B2 (en) 2011-03-25 2015-07-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component
JP2017022407A (ja) * 2011-08-22 2017-01-26 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層セラミックキャパシタの回路基板実装構造
JP2018137285A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 Tdk株式会社 電子部品

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