JPH09129138A - 面放電型プラズマディスプレイパネル - Google Patents
面放電型プラズマディスプレイパネルInfo
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- JPH09129138A JPH09129138A JP7306840A JP30684095A JPH09129138A JP H09129138 A JPH09129138 A JP H09129138A JP 7306840 A JP7306840 A JP 7306840A JP 30684095 A JP30684095 A JP 30684095A JP H09129138 A JPH09129138 A JP H09129138A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電極不良のない信頼性の向上したプラズマデ
ィスプレイパネルを提供することを目的とする。 【構成】 透明電極２は画素発光領域３毎に対向する本
体部２ａの一部を互いに突出させた突出部２ｂを設けて
いる。この突出部２ｂの幅Ｗは放電電流と透過率の関係
で最適な寸法に設定している。また、透明電極２の導電
性を補うために設けられた金属膜から成るバス電極４は
透明電極２の本体部２ａ及び突出部２ｂに積層成形さ
れ、且つ突出部２ｂ上のバス電極４の幅は、突出部の幅
Ｗより細幅にしている。
ィスプレイパネルを提供することを目的とする。 【構成】 透明電極２は画素発光領域３毎に対向する本
体部２ａの一部を互いに突出させた突出部２ｂを設けて
いる。この突出部２ｂの幅Ｗは放電電流と透過率の関係
で最適な寸法に設定している。また、透明電極２の導電
性を補うために設けられた金属膜から成るバス電極４は
透明電極２の本体部２ａ及び突出部２ｂに積層成形さ
れ、且つ突出部２ｂ上のバス電極４の幅は、突出部の幅
Ｗより細幅にしている。
Description
【０００２】
【０００１】
【０００３】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレイ
装置のプラズマディスプレイパネルに関し、特に維持電
極の構造に関する。
装置のプラズマディスプレイパネルに関し、特に維持電
極の構造に関する。
【０００４】
【０００２】
【０００５】
【従来の技術】従来より、マトリクス表示のプラズマデ
ィスプレイパネル（以下、ＰＤＰという）として、例え
ばＡＣ駆動方式の面放電型ＰＤＰが知られている。
ィスプレイパネル（以下、ＰＤＰという）として、例え
ばＡＣ駆動方式の面放電型ＰＤＰが知られている。
【０００６】３電極構成の面放電型ＰＤＰは、放電空間
を挟んで対向する一対の基板の表示面側となる基板の内
面に、水平方向に互いに平行に伸長する複数のサステイ
ン電極対を設け、サステイン電極対を誘電体層及びＭｇ
Ｏ層で覆い、一方背面側の基板の内面には垂直方向に互
いに平行に伸長する複数のアドレス電極を配置し、この
アドレス電極間に帯状のリブを設け、更にアドレス電極
上を蛍光体層で覆い、表示面側の基板と一体封止した構
造となっている。
を挟んで対向する一対の基板の表示面側となる基板の内
面に、水平方向に互いに平行に伸長する複数のサステイ
ン電極対を設け、サステイン電極対を誘電体層及びＭｇ
Ｏ層で覆い、一方背面側の基板の内面には垂直方向に互
いに平行に伸長する複数のアドレス電極を配置し、この
アドレス電極間に帯状のリブを設け、更にアドレス電極
上を蛍光体層で覆い、表示面側の基板と一体封止した構
造となっている。
【０００７】
【０００３】図３は、従来の面放電型ＰＤＰのサステイ
ン電極対の構造を示す。図に示すように、サステイン電
極対１、１は、透明電極層からな透明電極２と、透明電
極２の導電性を補うために設けられた金属膜から成るバ
ス電極４で構成している。
ン電極対の構造を示す。図に示すように、サステイン電
極対１、１は、透明電極層からな透明電極２と、透明電
極２の導電性を補うために設けられた金属膜から成るバ
ス電極４で構成している。
【０００８】この透明電極２は水平方向に伸長する本体
部２ａと画素発光領域３面に本体部２ａから突出する突
出部２ｂとを有している。バス電極４は透明電極２の本
体部２ａ上に設けられている。
部２ａと画素発光領域３面に本体部２ａから突出する突
出部２ｂとを有している。バス電極４は透明電極２の本
体部２ａ上に設けられている。
【０００９】
【０００４】
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】ここで画素発光領域内
での透明導電膜の突出部の長さＬを長くすれば発光効率
が上がるが電極面積が大きくなりそれに応じて放電電流
も増大し、一方蛍光体からの可視光の透過率が減少す
る。そこで放電電流低減及び透過率の向上のためには、
透明電極膜の突出部の面積を減らす、例えばその幅を小
さくすることが考えられる。しかしながら、細幅の長い
突出部を有する透明導電膜はその形成時、断線等の欠陥
が発生しやすいという問題があった。本発明はかかる問
題を解決するためになされたものであり、電極不良のな
い信頼性の向上したプラズマディスプレイパネルを提供
することを目的とする。
での透明導電膜の突出部の長さＬを長くすれば発光効率
が上がるが電極面積が大きくなりそれに応じて放電電流
も増大し、一方蛍光体からの可視光の透過率が減少す
る。そこで放電電流低減及び透過率の向上のためには、
透明電極膜の突出部の面積を減らす、例えばその幅を小
さくすることが考えられる。しかしながら、細幅の長い
突出部を有する透明導電膜はその形成時、断線等の欠陥
が発生しやすいという問題があった。本発明はかかる問
題を解決するためになされたものであり、電極不良のな
い信頼性の向上したプラズマディスプレイパネルを提供
することを目的とする。
【００１１】
【０００５】
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するためになされたものであり、請求項１記載の面
放電型プラズマディスプレイパネルは、放電空間を挟む
一対の基板の表示面側の基板の内面に、水平空間に伸長
する複数の電極対を有し、電極対の少なくとも一方は、
水平方向に伸長する本体部と画素発光領域毎に、本体部
から垂直方向に突出する突出部とからなる透明導電膜と
その導電性を補う金属膜とで構成されてなる面放電型プ
ラズマディスプレイであって、金属膜は、透明導電膜の
本体部及び突出部上に積層され、かつ突出部上の金属膜
は、突出部より細幅であることを特徴とする。
解決するためになされたものであり、請求項１記載の面
放電型プラズマディスプレイパネルは、放電空間を挟む
一対の基板の表示面側の基板の内面に、水平空間に伸長
する複数の電極対を有し、電極対の少なくとも一方は、
水平方向に伸長する本体部と画素発光領域毎に、本体部
から垂直方向に突出する突出部とからなる透明導電膜と
その導電性を補う金属膜とで構成されてなる面放電型プ
ラズマディスプレイであって、金属膜は、透明導電膜の
本体部及び突出部上に積層され、かつ突出部上の金属膜
は、突出部より細幅であることを特徴とする。
【００１３】
【０００６】
【００１４】
【作用】本発明による面放電型プラズマディスプレイパ
ネルは、放電空間を挟む一対の基板の表示面側の基板の
内面に、水平空間に伸長する複数の電極対を有し、電極
対の少なくとも一方は、水平方向に伸長する本体部と画
素発光領域毎に、本体部から垂直方向に突出する突出部
とからなる透明導電膜とその導電性を補う金属膜とで構
成されてなる面放電型プラズマディスプレイであって、
金属膜は、透明導電膜の本体部及び突出部上に積層さ
れ、かつ突出部上の金属膜は、突出部より細幅で構成し
たので、電極不良のない信頼性の向上したプラズマディ
スプレイパネルを提供することができる。
ネルは、放電空間を挟む一対の基板の表示面側の基板の
内面に、水平空間に伸長する複数の電極対を有し、電極
対の少なくとも一方は、水平方向に伸長する本体部と画
素発光領域毎に、本体部から垂直方向に突出する突出部
とからなる透明導電膜とその導電性を補う金属膜とで構
成されてなる面放電型プラズマディスプレイであって、
金属膜は、透明導電膜の本体部及び突出部上に積層さ
れ、かつ突出部上の金属膜は、突出部より細幅で構成し
たので、電極不良のない信頼性の向上したプラズマディ
スプレイパネルを提供することができる。
【００１５】
【０００７】
【００１６】
【実施例】本発明による実施例を図１及び図２を用いて
説明する。尚、従来例と同一の部分には同一の符号を付
してある。
説明する。尚、従来例と同一の部分には同一の符号を付
してある。
【００１７】本発明によるＰＤＰは、図１に示すように
前面ガラス基板部１４と背面ガラス基板部１５とで構成
されている。
前面ガラス基板部１４と背面ガラス基板部１５とで構成
されている。
【００１８】表示面側の前面ガラス基板８面上には複数
対向配置された一対のサステイン電極１が形成されてい
る。このサステイン電極１は透明電極層から成る透明電
極２と、透明電極の導電性を補うために設けられた金属
膜から成るバス電極４によって構成されている。また、
サステイン電極１の面上には保護層としての誘電体層６
が覆われ、更にＭｇＯ層７によって覆われている。
対向配置された一対のサステイン電極１が形成されてい
る。このサステイン電極１は透明電極層から成る透明電
極２と、透明電極の導電性を補うために設けられた金属
膜から成るバス電極４によって構成されている。また、
サステイン電極１の面上には保護層としての誘電体層６
が覆われ、更にＭｇＯ層７によって覆われている。
【００１９】
【０００８】一方、背面側の背面ガラス基板１０面上に
はサステイン電極１と直交する方向に複数のアドレス電
極１１が配置され、夫々のアドレス電極１１間を帯状の
隔壁（リブ）１３によって分離されている。また、アド
レス電極１１の面上には赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色
（Ｂ）の３原色の蛍光体１２が順次塗布されている。
はサステイン電極１と直交する方向に複数のアドレス電
極１１が配置され、夫々のアドレス電極１１間を帯状の
隔壁（リブ）１３によって分離されている。また、アド
レス電極１１の面上には赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色
（Ｂ）の３原色の蛍光体１２が順次塗布されている。
【００２０】上述した前面ガラス基板部１４と背面ガラ
ス基板部１５は対向配置され、隔壁１３間に設けられた
放電空間９にネオンとキセノンを混合した放電ガスを注
入し封入される。
ス基板部１５は対向配置され、隔壁１３間に設けられた
放電空間９にネオンとキセノンを混合した放電ガスを注
入し封入される。
【００２１】本発明による実施例ではサステイン電極１
を図２に示す構造にしている。
を図２に示す構造にしている。
【００２２】図２において、透明電極２は画素発光領域
３毎に対向する本体部２ａの一部を互いに突出させた突
出部２ｂを設けている。この突出部２ｂの幅Ｗは放電電
流と透過率の関係で最適な寸法に設定している。
３毎に対向する本体部２ａの一部を互いに突出させた突
出部２ｂを設けている。この突出部２ｂの幅Ｗは放電電
流と透過率の関係で最適な寸法に設定している。
【００２３】
【０００９】また、透明電極２の導電性を補うために設
けられた金属膜から成るバス電極４は透明電極２の本体
部２ａ及び突出部２ｂに積層成形され、且つ突出部２ｂ
上のバス電極４の幅は、突出部の幅Ｗより細幅にしてい
る。
けられた金属膜から成るバス電極４は透明電極２の本体
部２ａ及び突出部２ｂに積層成形され、且つ突出部２ｂ
上のバス電極４の幅は、突出部の幅Ｗより細幅にしてい
る。
【００２４】このバス電極４は透明電極２上にアルミニ
ウム−銅合金又はアルミニウム／クロムの積層構造から
なる金属膜を蒸着又はスパッタリングにより形成し、そ
の上にポジ型のフォトレジストを塗布し、突出部２ｂの
幅Ｗより細幅に構成した電極パターン用マスクを介して
露光・現像し、露光・現像されたフォトレジストをマス
クとして金属膜をエッチングすることによりバス電極４
が形成される。
ウム−銅合金又はアルミニウム／クロムの積層構造から
なる金属膜を蒸着又はスパッタリングにより形成し、そ
の上にポジ型のフォトレジストを塗布し、突出部２ｂの
幅Ｗより細幅に構成した電極パターン用マスクを介して
露光・現像し、露光・現像されたフォトレジストをマス
クとして金属膜をエッチングすることによりバス電極４
が形成される。
【００２５】
【００１０】ＰＤＰにおいて、バス電極４は蛍光体１２
から発射された光を反射又は吸収するものなので、画素
発光領域３内に配置されているバス電極４は発光面の開
口部５を制限している。しかし、バス電極４を透明電極
２の突出部２ｂ上に配置する場合、上記の要因を考慮
し、突出部の幅Ｗより細幅に設定することによって、発
光効率が低下することはない。
から発射された光を反射又は吸収するものなので、画素
発光領域３内に配置されているバス電極４は発光面の開
口部５を制限している。しかし、バス電極４を透明電極
２の突出部２ｂ上に配置する場合、上記の要因を考慮
し、突出部の幅Ｗより細幅に設定することによって、発
光効率が低下することはない。
【００２６】
【００１１】
【００２７】
【発明の効果】本発明による面放電型プラズマディスプ
レイパネルは、放電空間を挟む一対の基板の表示面側の
基板の内面に、水平空間に伸長する複数の電極対を有
し、電極対の少なくとも一方は、水平方向に伸長する本
体部と画素発光領域毎に、本体部から垂直方向に突出す
る突出部とからなる透明導電膜とその導電性を補う金属
膜とで構成されてなる面放電型プラズマディスプレイで
あって、金属膜は、透明導電膜の本体部及び突出部上に
積層され、かつ突出部上の金属膜は、突出部より細幅で
構成したので、透明電極層の突出部が形成時に、断線等
の欠陥が発生しても透明導電膜上に積層された金属膜に
よって接続されているため、電極不良のない信頼性の向
上したプラズマディスプレイパネルを提供することがで
きる。
レイパネルは、放電空間を挟む一対の基板の表示面側の
基板の内面に、水平空間に伸長する複数の電極対を有
し、電極対の少なくとも一方は、水平方向に伸長する本
体部と画素発光領域毎に、本体部から垂直方向に突出す
る突出部とからなる透明導電膜とその導電性を補う金属
膜とで構成されてなる面放電型プラズマディスプレイで
あって、金属膜は、透明導電膜の本体部及び突出部上に
積層され、かつ突出部上の金属膜は、突出部より細幅で
構成したので、透明電極層の突出部が形成時に、断線等
の欠陥が発生しても透明導電膜上に積層された金属膜に
よって接続されているため、電極不良のない信頼性の向
上したプラズマディスプレイパネルを提供することがで
きる。
【図１】本発明によるＰＤＰの部分側面の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明によるＰＤＰのサステイン電極の部分平
面図である。
面図である。
【図３】従来例におけるＰＤＰのサステイン電極の部分
平面図である。
平面図である。
１・・・サステイン電極 ２・・・透明電極 ２ａ・・透明電極の本体部 ２ｂ・・透明電極の突出部 ３・・・画素発光領域 ４・・・バス電極 ５・・・開口部 ６・・・誘電体層 ７・・・ＭｇＯ層 ８・・・前面ガラス基板 ９・・・放電空間 １０・・背面ガラス基板 １１・・アドレス電極 １２・・蛍光体 １３・・隔壁 １４・・前面ガラス基板部 １５・・背面ガラス基板部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年１１月８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレイ
装置のプラズマディスプレイパネルに関し、特に維持電
極の構造に関する。
装置のプラズマディスプレイパネルに関し、特に維持電
極の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、マトリクス表示のプラズマデ
ィスプレイパネル（以下、ＰＤＰという）として、例え
ばＡＣ駆動方式の面放電型ＰＤＰが知られている。３電
極構成の面放電型ＰＤＰは、放電空間を挟んで対向する
一対の基板の表示面側となる基板の内面に、水平方向に
互いに平行に伸長する複数のサステイン電極対を設け、
サステイン電極対を誘電体層及びＭｇＯ層で覆い、一方
背面側の基板の内面には垂直方向に互いに平行に伸長す
る複数のアドレス電極を配置し、このアドレス電極間に
帯状のリブを設け、更にアドレス電極上を蛍光体層で覆
い、表示面側の基板と一体封止した構造となっている。
ィスプレイパネル（以下、ＰＤＰという）として、例え
ばＡＣ駆動方式の面放電型ＰＤＰが知られている。３電
極構成の面放電型ＰＤＰは、放電空間を挟んで対向する
一対の基板の表示面側となる基板の内面に、水平方向に
互いに平行に伸長する複数のサステイン電極対を設け、
サステイン電極対を誘電体層及びＭｇＯ層で覆い、一方
背面側の基板の内面には垂直方向に互いに平行に伸長す
る複数のアドレス電極を配置し、このアドレス電極間に
帯状のリブを設け、更にアドレス電極上を蛍光体層で覆
い、表示面側の基板と一体封止した構造となっている。
【０００３】図３は、従来の面放電型ＰＤＰのサステイ
ン電極対の構造を示す。図に示すように、サステイン電
極対１、１は、透明電極層からな透明電極２と、透明電
極２の導電性を補うために設けられた金属膜から成るバ
ス電極４で構成している。この透明電極２は水平方向に
伸長する本体部２ａと画素発光領域３面に本体部２ａか
ら突出する突出部２ｂとを有している。バス電極４は透
明電極２の本体部２ａ上に設けられている。
ン電極対の構造を示す。図に示すように、サステイン電
極対１、１は、透明電極層からな透明電極２と、透明電
極２の導電性を補うために設けられた金属膜から成るバ
ス電極４で構成している。この透明電極２は水平方向に
伸長する本体部２ａと画素発光領域３面に本体部２ａか
ら突出する突出部２ｂとを有している。バス電極４は透
明電極２の本体部２ａ上に設けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ここで画素発光領域内
での透明導電膜の突出部の長さＬを長くすれば発光効率
が上がるが電極面積が大きくなりそれに応じて放電電流
も増大し、一方蛍光体からの可視光の透過率が減少す
る。そこで放電電流低減及び透過率の向上のためには、
透明電極膜の突出部の面積を減らす、例えばその幅を小
さくすることが考えられる。しかしながら、細幅の長い
突出部を有する透明導電膜はその形成時、断線等の欠陥
が発生しやすいという問題があった。本発明はかかる問
題を解決するためになされたものであり、電極不良のな
い信頼性の向上したプラズマディスプレイパネルを提供
することを目的とする。
での透明導電膜の突出部の長さＬを長くすれば発光効率
が上がるが電極面積が大きくなりそれに応じて放電電流
も増大し、一方蛍光体からの可視光の透過率が減少す
る。そこで放電電流低減及び透過率の向上のためには、
透明電極膜の突出部の面積を減らす、例えばその幅を小
さくすることが考えられる。しかしながら、細幅の長い
突出部を有する透明導電膜はその形成時、断線等の欠陥
が発生しやすいという問題があった。本発明はかかる問
題を解決するためになされたものであり、電極不良のな
い信頼性の向上したプラズマディスプレイパネルを提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するためになされたものであり、請求項１記載の面
放電型プラズマディスプレイパネルは、放電空間を挟む
一対の基板の表示面側の基板の内面に、水平空間に伸長
する複数の電極対を有し、電極対の少なくとも一方は、
水平方向に伸長する本体部と画素発光領域毎に、本体部
から垂直方向に突出する突出部とからなる透明導電膜と
その導電性を補う金属膜とで構成されてなる面放電型プ
ラズマディスプレイであって、金属膜は、透明導電膜の
本体部及び突出部上に積層され、かつ突出部上の金属膜
は、突出部より細幅であることを特徴とする。
解決するためになされたものであり、請求項１記載の面
放電型プラズマディスプレイパネルは、放電空間を挟む
一対の基板の表示面側の基板の内面に、水平空間に伸長
する複数の電極対を有し、電極対の少なくとも一方は、
水平方向に伸長する本体部と画素発光領域毎に、本体部
から垂直方向に突出する突出部とからなる透明導電膜と
その導電性を補う金属膜とで構成されてなる面放電型プ
ラズマディスプレイであって、金属膜は、透明導電膜の
本体部及び突出部上に積層され、かつ突出部上の金属膜
は、突出部より細幅であることを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明による面放電型プラズマディスプレイパ
ネルは、放電空間を挟む一対の基板の表示面側の基板の
内面に、水平空間に伸長する複数の電極対を有し、電極
対の少なくとも一方は、水平方向に伸長する本体部と画
素発光領域毎に、本体部から垂直方向に突出する突出部
とからなる透明導電膜とその導電性を補う金属膜とで構
成されてなる面放電型プラズマディスプレイであって、
金属膜は、透明導電膜の本体部及び突出部上に積層さ
れ、かつ突出部上の金属膜は、突出部より細幅で構成し
たので、電極不良のない信頼性の向上したプラズマディ
スプレイパネルを提供することができる。
ネルは、放電空間を挟む一対の基板の表示面側の基板の
内面に、水平空間に伸長する複数の電極対を有し、電極
対の少なくとも一方は、水平方向に伸長する本体部と画
素発光領域毎に、本体部から垂直方向に突出する突出部
とからなる透明導電膜とその導電性を補う金属膜とで構
成されてなる面放電型プラズマディスプレイであって、
金属膜は、透明導電膜の本体部及び突出部上に積層さ
れ、かつ突出部上の金属膜は、突出部より細幅で構成し
たので、電極不良のない信頼性の向上したプラズマディ
スプレイパネルを提供することができる。
【０００７】
【実施例】本発明による実施例を図１及び図２を用いて
説明する。尚、従来例と同一の部分には同一の符号を付
してある。本発明によるＰＤＰは、図１に示すように前
面ガラス基板部１４と背面ガラス基板部１５とで構成さ
れている。表示面側の前面ガラス基板８面上には複数対
向配置された一対のサステイン電極１が形成されてい
る。このサステイン電極１は透明電極層から成る透明電
極２と、透明電極の導電性を補うために設けられた金属
膜から成るバス電極４によって構成されている。また、
サステイン電極１の面上には保護層としての誘電体層６
が覆われ、更にＭｇＯ層７によって覆われている。
説明する。尚、従来例と同一の部分には同一の符号を付
してある。本発明によるＰＤＰは、図１に示すように前
面ガラス基板部１４と背面ガラス基板部１５とで構成さ
れている。表示面側の前面ガラス基板８面上には複数対
向配置された一対のサステイン電極１が形成されてい
る。このサステイン電極１は透明電極層から成る透明電
極２と、透明電極の導電性を補うために設けられた金属
膜から成るバス電極４によって構成されている。また、
サステイン電極１の面上には保護層としての誘電体層６
が覆われ、更にＭｇＯ層７によって覆われている。
【０００８】一方、背面側の背面ガラス基板１０面上に
はサステイン電極１と直交する方向に複数のアドレス電
極１１が配置され、夫々のアドレス電極１１間を帯状の
隔壁（リブ）１３によって分離されている。また、アド
レス電極１１の面上には赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色
（Ｂ）の３原色の蛍光体１２が順次塗布されている。上
述した前面ガラス基板部１４と背面ガラス基板部１５は
対向配置され、隔壁１３間に設けられた放電空間９にネ
オンとキセノンを混合した放電ガスを注入し封入され
る。本発明による実施例ではサステイン電極１を図２に
示す構造にしている。図２において、透明電極２は画素
発光領域３毎に対向する本体部２ａの一部を互いに突出
させた突出部２ｂを設けている。この突出部２ｂの幅Ｗ
は放電電流と透過率の関係で最適な寸法に設定してい
る。
はサステイン電極１と直交する方向に複数のアドレス電
極１１が配置され、夫々のアドレス電極１１間を帯状の
隔壁（リブ）１３によって分離されている。また、アド
レス電極１１の面上には赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色
（Ｂ）の３原色の蛍光体１２が順次塗布されている。上
述した前面ガラス基板部１４と背面ガラス基板部１５は
対向配置され、隔壁１３間に設けられた放電空間９にネ
オンとキセノンを混合した放電ガスを注入し封入され
る。本発明による実施例ではサステイン電極１を図２に
示す構造にしている。図２において、透明電極２は画素
発光領域３毎に対向する本体部２ａの一部を互いに突出
させた突出部２ｂを設けている。この突出部２ｂの幅Ｗ
は放電電流と透過率の関係で最適な寸法に設定してい
る。
【０００９】また、透明電極２の導電性を補うために設
けられた金属膜から成るバス電極４は透明電極２の本体
部２ａ及び突出部２ｂに積層成形され、且つ突出部２ｂ
上のバス電極４の幅は、突出部の幅Ｗより細幅にしてい
る。このバス電極４は透明電極２上にアルミニウム−銅
合金又はアルミニウム／クロムの積層構造からなる金属
膜を蒸着又はスパッタリングにより形成し、その上にポ
ジ型のフォトレジストを塗布し、突出部２ｂの幅Ｗより
細幅に構成した電極パターン用マスクを介して露光・現
像し、露光・現像されたフォトレジストをマスクとして
金属膜をエッチングすることによりバス電極４が形成さ
れる。
けられた金属膜から成るバス電極４は透明電極２の本体
部２ａ及び突出部２ｂに積層成形され、且つ突出部２ｂ
上のバス電極４の幅は、突出部の幅Ｗより細幅にしてい
る。このバス電極４は透明電極２上にアルミニウム−銅
合金又はアルミニウム／クロムの積層構造からなる金属
膜を蒸着又はスパッタリングにより形成し、その上にポ
ジ型のフォトレジストを塗布し、突出部２ｂの幅Ｗより
細幅に構成した電極パターン用マスクを介して露光・現
像し、露光・現像されたフォトレジストをマスクとして
金属膜をエッチングすることによりバス電極４が形成さ
れる。
【００１０】ＰＤＰにおいて、バス電極４は蛍光体１２
から発射された光を反射又は吸収するものなので、画素
発光領域３内に配置されているバス電極４は発光面の開
口部５を制限している。しかし、バス電極４を透明電極
２の突出部２ｂ上に配置する場合、上記の要因を考慮
し、突出部の幅Ｗより細幅に設定することによって、発
光効率が低下することはない。
から発射された光を反射又は吸収するものなので、画素
発光領域３内に配置されているバス電極４は発光面の開
口部５を制限している。しかし、バス電極４を透明電極
２の突出部２ｂ上に配置する場合、上記の要因を考慮
し、突出部の幅Ｗより細幅に設定することによって、発
光効率が低下することはない。
【００１１】
【発明の効果】本発明による面放電型プラズマディスプ
レイパネルは、放電空間を挟む一対の基板の表示面側の
基板の内面に、水平空間に伸長する複数の電極対を有
し、電極対の少なくとも一方は、水平方向に伸長する本
体部と画素発光領域毎に、本体部から垂直方向に突出す
る突出部とからなる透明導電膜とその導電性を補う金属
膜とで構成されてなる面放電型プラズマディスプレイで
あって、金属膜は、透明導電膜の本体部及び突出部上に
積層され、かつ突出部上の金属膜は、突出部より細幅で
構成したので、透明電極層の突出部が形成時に、断線等
の欠陥が発生しても透明導電膜上に積層された金属膜に
よって接続されているため、電極不良のない信頼性の向
上したプラズマディスプレイパネルを提供することがで
きる。
レイパネルは、放電空間を挟む一対の基板の表示面側の
基板の内面に、水平空間に伸長する複数の電極対を有
し、電極対の少なくとも一方は、水平方向に伸長する本
体部と画素発光領域毎に、本体部から垂直方向に突出す
る突出部とからなる透明導電膜とその導電性を補う金属
膜とで構成されてなる面放電型プラズマディスプレイで
あって、金属膜は、透明導電膜の本体部及び突出部上に
積層され、かつ突出部上の金属膜は、突出部より細幅で
構成したので、透明電極層の突出部が形成時に、断線等
の欠陥が発生しても透明導電膜上に積層された金属膜に
よって接続されているため、電極不良のない信頼性の向
上したプラズマディスプレイパネルを提供することがで
きる。
Claims (1)
- 【請求項１】 放電空間を挟む一対の基板の表示面側の
基板の内面に、水平空間に伸長する複数の電極対を有
し、前記電極対の少なくとも一方は、水平方向に伸長す
る本体部と画素発光領域毎に、前記本体部から垂直方向
に突出する突出部とからなる透明導電膜とその導電性を
補う金属膜とで構成されてなる面放電型プラズマディス
プレイであって、前記金属膜は、前記透明導電膜の本体
部及び突出部上に積層され、かつ突出部上の金属膜は、
突出部より細幅であることを特徴とする面放電型プラズ
マディスプレイパネル。 【０００１】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7306840A JPH09129138A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 面放電型プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7306840A JPH09129138A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 面放電型プラズマディスプレイパネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09129138A true JPH09129138A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17961895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7306840A Pending JPH09129138A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 面放電型プラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09129138A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1032015A2 (en) * | 1999-02-24 | 2000-08-30 | Fujitsu Limited | Surface discharge plasma display panel |
| KR100578924B1 (ko) * | 2004-05-28 | 2006-05-11 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| KR100612288B1 (ko) * | 2005-02-01 | 2006-08-11 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 구동방법 |
| KR100602273B1 (ko) * | 1997-12-26 | 2006-09-28 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 표시장치 |
| KR100630884B1 (ko) * | 1998-01-21 | 2006-10-02 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 플라즈마 디스플레이장치 |
| KR100669334B1 (ko) * | 2005-02-01 | 2007-01-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 구동방법 |
| KR100768206B1 (ko) * | 2006-03-08 | 2007-10-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| US7554267B2 (en) | 2004-11-17 | 2009-06-30 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel |
| US7554269B2 (en) | 2004-10-20 | 2009-06-30 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel having specific structure of bus electrodes |
| US7701414B2 (en) | 2004-11-30 | 2010-04-20 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel and method of driving the same |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP7306840A patent/JPH09129138A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100602273B1 (ko) * | 1997-12-26 | 2006-09-28 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 표시장치 |
| KR100731167B1 (ko) * | 1998-01-21 | 2007-06-20 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 플라즈마 디스플레이장치 |
| KR100630884B1 (ko) * | 1998-01-21 | 2006-10-02 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 플라즈마 디스플레이장치 |
| US6531819B1 (en) | 1999-02-24 | 2003-03-11 | Fujitsu Limited | Surface discharge plasma display panel |
| KR100627092B1 (ko) * | 1999-02-24 | 2006-09-22 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 면방전형 플라즈마 디스플레이 패널 |
| EP1032015A3 (en) * | 1999-02-24 | 2000-11-22 | Fujitsu Limited | Surface discharge plasma display panel |
| EP1032015A2 (en) * | 1999-02-24 | 2000-08-30 | Fujitsu Limited | Surface discharge plasma display panel |
| KR100578924B1 (ko) * | 2004-05-28 | 2006-05-11 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| US7554269B2 (en) | 2004-10-20 | 2009-06-30 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel having specific structure of bus electrodes |
| US7554267B2 (en) | 2004-11-17 | 2009-06-30 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel |
| US7701414B2 (en) | 2004-11-30 | 2010-04-20 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel and method of driving the same |
| KR100612288B1 (ko) * | 2005-02-01 | 2006-08-11 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 구동방법 |
| KR100669334B1 (ko) * | 2005-02-01 | 2007-01-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 구동방법 |
| KR100768206B1 (ko) * | 2006-03-08 | 2007-10-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
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