JPH09127134A - 分注装置の分注用ヘッド - Google Patents

分注装置の分注用ヘッド

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JPH09127134A
JPH09127134A JP28743395A JP28743395A JPH09127134A JP H09127134 A JPH09127134 A JP H09127134A JP 28743395 A JP28743395 A JP 28743395A JP 28743395 A JP28743395 A JP 28743395A JP H09127134 A JPH09127134 A JP H09127134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
dispensing
dispensing head
spring
plungers
Prior art date
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Pending
Application number
JP28743395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Nakajima
英敏 中島
Masashi Yasuda
昌司 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP28743395A priority Critical patent/JPH09127134A/ja
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来はプランジャー復帰バネは専用の支柱を
設けてこの周囲に設置していたため、支柱の長さ寸法だ
け分注ヘッドが長くなり、分注装置の小型化の障害にな
っていた。また、特に多数の分注ノズルを具備するヘッ
ドにおいては一個のバネで多数のプランジャーを復帰さ
せる必要があり、バネの左右でアンバランスが生じ、復
帰作業がうまく実行できないという問題点があった。 【解決手段】 バネをプランジャーの外周部に設置する
構造とし、従来あった専用支柱の長さ分だけ分注ヘッド
の小型化が可能とするとともに、従来1本であったプラ
ンジャー復帰バネを多数のノズルの中央に対して左右対
称に均等に複数本配置することにより、バネ復帰時の左
右アンバランスが防止し、該バネとプランジャーの接触
を防止し、滑らかな操作が行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試薬、検体の分注、
希釈を自動で行うための分注装置に係り、その分注ヘッ
ドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の分注装置における分注用ヘ
ッドの構成を開示する。分注用ヘッド、取り分け複数個
の分注用ノズルを備えたヘッド100においては、一般
的にプランジャー固定バー101に植設された複数個の
プランジャー102を挿通するシリンダ103と、これ
らバー101、プランジャー102及びシリンダ103
を収容するケーシングブロック104と、前記シリンダ
103の先端に設けられる分注チップ105と、前記固
定バー101にその上部で連結された専用支柱106
と、前記ブロック104の上部に設けられて前記支柱の
案内を行う支柱スライド用ガイド107と前記専用支柱
106の上部に嵌め込まれたバネストッパ108と、前
記ガイド107とストッパ10との間に介在し且つ前記
支柱106を挿通するプランジャー復帰バネ109と、
前記支柱106の上部に位置し該支柱106を下方へ押
下げるプランジャー駆動軸110とを具備する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】斯かる構成において、
プランジャー復帰バネ109は専用の支柱106を設け
てこの周囲に設置していたため、斯かる支柱106の長
さ寸法だけ分注ヘッドが長くなり、分注装置の小型化の
障害になっていた。
【0004】また、特に多数の分注ノズルを具備するヘ
ッドにおいては一個のバネで多数のプランジャーを復帰
させる必要があり、バネの左右でアンバランスが生じ、
復帰作業がうまく実行できないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる従来技術の問題点
を解決するために、本発明では従来のプランジャー復帰
バネ専用の支柱を取外し、バネをプランジャーの外周部
に設置する構造としている。
【0006】斯かる構成により従来あった専用支柱の長
さ分だけ分注ヘッドの小型化が可能となる。また本発明
では従来1本であったプランジャー復帰バネを多数のノ
ズルの中央に対して左右対称に均等に複数本配置するこ
とにより、バネ復帰時の左右アンバランスが防止でき、
該バネとプランジャーの接触をも防止でき、滑らかな操
作が行えるようになる。
【0007】これらの構成により分注精度を向上するこ
とが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の分注装置の分注用ヘ
ッドについて、その一実施形態を挙げて詳細に説明す
る。
【0009】分注装置1は図1に示すように垂直支持板
2にY軸移動用レール3を設け、該レール3に移動可能
にY軸移動アーム4を設置している。分注ヘッド5は前
記Y軸移動アームに沿ってX軸方向に移動可能に連結さ
れており、且つZ軸となる支柱6を介して昇降可能にな
され、Z軸方向の移動が可能になっている。
【0010】即ち前記分注ヘッド5は空間上をXYZ方
向に自在に移動することが可能である。前記垂直支持板
2に直交して水平基台7が設けられ、該基台7上にはピ
ペットチップホルダー8と、試薬容器ホルダー9と、複
数個のマイクロプレート10とが位置決めされた状態で
保持されている。
【0011】前記ピペットチップホルダー8内には樹脂
性のピペットチップが一列に並んだ形で載置されてお
り、一列の個数は後述するノズルの数によって調整され
る。前記試薬ホルダー4は後述するチップにて吸引され
る種々の試薬が試験管のような容器に入れられた状態で
保管されている。
【0012】前記マイクロプレート10は、その表面に
図示しない多数の窪みが設けられたものであり、該窪み
の中には検体が収容されている。前記ピペットにて吸引
された試薬はこの窪みに分注され、検体と反応せしめら
れる。
【0013】なお図には示さないが、本装置には前記分
注ヘッド5の移動や分注量を制御するコントローラが用
意されており、前記水平基台7上のピペットチップホル
ダー8、試薬容器ホルダー9、マイクロプレート10の
位置情報は全て分注ヘッド5に与えられ、分注ヘッド5
は、この位置情報をもとにXYZ方向に素早く移動可能
になっている。
【0014】前記分注ヘッド5の下部にはプランジャー
駆動軸11を内部に収容する筒体11aを介してケーシ
ングブロック12が保持され、前記駆動軸11の先端は
プランジャー固定バー13に接続されている。
【0015】図2に示すように前記プランジャー固定バ
ー13には多数のプランジャー14(14a〜14l)
が植設されており、該プランジャー14の昇降の案内と
なるシリンダ15(15a〜15l)が前記ケーシング
ブロック12に固定されて設けられている。
【0016】前記シリンダ15の各先端にはそれぞれ前
記ピペットチップホルダー8のチップ16(16a〜1
6l)が装着されている。また、前記プランジャー固定
バー13とシリンダ15との間には前記プランジャー1
4を挿通するコイルバネ17(17a〜17b)が前記
バー13の中央部を中心として左右対称位置に均等に合
計で遇数個設けられている。
【0017】このバネ17の個数は、多いほど左右のア
ンバランスをよく吸収できるが、あまり多いと付勢力が
大きくなりすぎプランジャー14の円滑な動作に支障を
来すため、2個〜4個ぐらいが適当である。
【0018】図3は前記プランジャー14の周辺の拡大
図である。プランジャー14は前記バー13に直接植設
してもよいが、図3のようにバネ位置固定ブロック18
を介して取付ければバネの上端部のズレを防止できる。
【0019】これと同様にシリンダ15の方もバネ17
を直接その上端部に接触させてもよいが、図3のように
ばね位置固定ブロック19を介して取付ければバネの下
端部のずれを防止できる。
【0020】尚、20は前記シリンダ15内の気密状態
を確保するためのOリングである。このようにシリンダ
15内が気密状態に保たれ、その内部をプランジャー1
4が上下動することによって、試薬を吸引し、あるいは
吐出することが可能となっている。
【0021】上記構成の分注装置において、分注操作の
手順を説明する。まず分注ヘッド5を移動させてピペッ
トチップホルダー8の位置で停止させ、該ヘッド5を下
降させてシリンダ15の先端にチップ16を装着する。
【0022】次に分注ヘッド5を再び上昇させた後移動
させ、試薬ホルダー4の位置で停止させ、該ヘッド5を
下降させる。そしてプランジャー15を上昇させ、チッ
プ16内に試薬を所定量吸引する。特に吸引量が多い時
にはシリンダ15内にも試薬を吸引することも可能であ
る。
【0023】この後分注ヘッドを再び上昇させた後移動
させ、4つあるうちの1つのマイクロプレート10の位
置で停止させ、該ヘッド5を下降させながら、プランジ
ャー14を駆動軸11の押下げによってバネ17に抗し
て下降させ、吸引された試薬を各窪みに所定量分注す
る。このときプランジャー14の押下げ動作時のバーの
両端の傾きは前記バネ17によって吸収され、各プラン
ジャー14の変移量は全て均一となって分注量の均一化
が図れるため、微量分注時の精度は向上する。
【0024】一つのマイクロプレート10の分注が終了
すると分注ヘッド5を上昇させ、次のマイクロプレート
10へと移動して同じ動作を繰返す。すべてのマイクロ
プレート10の分注操作を終了させると、分注ヘッド5
を上昇させて基台の所定の場所に移動させ、その場所で
図示しないチップ取外し機構を用いて、チップ16を図
示しない廃棄ボックスへ廃棄する。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の説明のようにプランジャ
ー復帰用のバネを従来のバネ専用の支柱ではなく、プラ
ンジャー外周部に装着することにより専用支柱を省略で
き、分注ヘッドの小型化を実現するとともに、そのバネ
を左右に均等に設けることによって複数個のプランジャ
ーが一体となった型のヘッドにおいて、そのプランジャ
ーの変移量を均一化し、分注精度を向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分注ヘッドを搭載した分注装置の概観
斜視図である。
【図2】分注ヘッドの要部断面図である。
【図3】プランジャー周囲の拡大構成図である。
【図4】従来の分注ヘッドの要部断面図である。
【符号の説明】
1 分注装置 5 分注ヘッド 11 プランジャー駆動軸 13 プランジャー固定バー 14 プランジャー 15 シリンダ 16 チップ 17 プランジャー復帰バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のシリンダと、該シリンダ内を昇
    降する複数個のプランジャーと、前記各プランジャーに
    連結され該プランジャーを同時に昇降駆動するプランジ
    ャー駆動バーと、前記駆動バーと前記シリンダとの間に
    介在し分注操作終了後前記プランジャーを元の位置に復
    帰させる復帰バネとよりなる分注装置の分注用ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記復帰バネは、プランジャーを挿通し
    た状態でその上端を前記駆動バーに当接させ、且つ下端
    を前記シリンダの上端面に当接させてなるコイルバネで
    あることを特徴とする請求項1記載の分注装置の分注用
    ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記復帰バネは前記駆動バーの中央部を
    対称軸として左右に同数設けられることを特徴とする請
    求項1又は2記載の分注装置の分注用ヘッド。
JP28743395A 1995-11-06 1995-11-06 分注装置の分注用ヘッド Pending JPH09127134A (ja)

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Cited By (6)

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