JPH09126202A - シリンダ降下防止弁装置 - Google Patents

シリンダ降下防止弁装置

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JPH09126202A
JPH09126202A JP30512695A JP30512695A JPH09126202A JP H09126202 A JPH09126202 A JP H09126202A JP 30512695 A JP30512695 A JP 30512695A JP 30512695 A JP30512695 A JP 30512695A JP H09126202 A JPH09126202 A JP H09126202A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインポペットMPを開弁するときのドレン流
量を少なくして、インチング制御が正確にできるように
する。 【解決手段】 メインポペットMPの背圧室13をドレン
ポート18に連通させたり、その連通を遮断したりする
パイロットポペットPVにポペット弁部23と開閉弁部2
4とを設ける。そして、背圧室13がドレンポート18
に連通したときには、上記開閉弁部24が閉じてシリン
ダCと背圧室13との連通を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリンダが降下する
のを防止するためのメインポペットを設けた装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バルブボディbに、チェック弁1を介し
てポンプPに連通する供給通路2と、一対のアクチュエ
ータポート3、4と、タンクTに連通する戻り通路5、
6とを形成している。そして、上記一方のアクチュエー
タポート3は、シリンダCのボトム側室に連通し、他方
のアクチュエータポート4はロッド側室に連通してい
る。さらに、このバルブボディbには、メインスプール
MSを組み込んでいるが、このメインスプールMSの両端を
メインパイロット室7、8に臨ませている。このメイン
パイロット室7、8は比例弁9に接続され、比例弁9の
操作量に応じた圧力がこのメインパイロット室7、8に
導かれるようにしている。なお、図中符号10は一方の
メインパイロット室6に設けたセンタリングスプリング
である。上記センタリングスプリング10の作用で、メ
インスプールMSが図示の中立位置にあるとき、アクチュ
エータポート3、4は、供給通路2及び戻り通路5、6
のいずれに対してもその連通を遮断された状態を保つ。
【0003】そして、メインスプールMSが図面右方向に
移動すると、このスプールに形成した第1環状溝11を
介して一方のアクチュエータポート3と供給通路2とが
連通し、第2環状溝12を介して、他方のアクチュエー
タポート4と戻り通路6とが連通する。また、メインス
プールMSが図面左方向に移動すると、今度は、第2環状
溝12を介して他方のアクチュエータポート4と供給通
路2とが連通し、第1環状溝11を介して、一方のアク
チュエータポート3と戻り通路5とが連通する。上記一
方のアクチュエータポート3にはメインポペットMPを設
け、このメインポペットMPを境に、アクチュエータポー
ト3を、スプール側3aとアクチュエータ側3bとに区
画している。上記のようにしたメインポペットMPは、そ
の一方の側を背圧室13に臨ませるとともに、この背圧
室13には、パイロットポペットPVを設け、これらメイ
ンポペットMPとパイロットポペットPVとの背面同士を対
向させている。そして、メインポペットMPとパイロット
ポペットPVとの対向部間には、スプリング14を介在さ
せている。
【0004】上記メインポペットMPは、スプリング14
の作用で、通常、バルブボディb側に形成したシート部
15に圧接し、アクチュエータポート3のスプール側3
aとシリンダ側3bとを遮断している。さらに、このメ
インポペットMPには、アクチュエータポート3のシリン
ダ側3bに常時連通する通孔26が形成されているが、
この通孔26は、オリフィス16を介して背圧室13に
常時連通している。また、パイロットポペットPVも、ス
プリング14の作用で通常は、シート部17に圧接し、
背圧室13とドレンポート18との連通を遮断してい
る。したがって、シリンダCに負荷が作用しているとき
に、メインスプールMSが図示の中立位置にあれば、上記
スプール側3aよりもシリンダ側3bの方が高圧にな
る。そして、このシリンダ側3bの高圧は、背圧室13
に導かれるので、メインポペットMP及びパイロットポペ
ットPVがシート部15、17にしっかりと圧接する。こ
れによってシリンダCの負荷が保持されるとともに、そ
の降下が防止される。
【0005】上記パイロットポペットPVに対向してパイ
ロットピストンPPを設けているが、このパイロットピス
トンの外側をパイロット室19に臨ませている。そし
て、このパイロットピストンPPの内側すなわちパイロッ
ト室19とは反対側にはスプリング20のバネ力を作用
させている。したがって、パイロット室19にパイロッ
ト圧が作用しない限り、パイロットピストンPPのプッシ
ュロッド21が、上記スプリング20の作用でパイロッ
トポペットPVから離れた位置を保つようにしている。言
い換えれば、パイロット室19にパイロット圧が作用し
ない限り、パイロットポペットPVは、シート部17に圧
接して背圧室13とドレンポート18との連通を遮断す
る。なお、上記パイロット室19は、他方のメインパイ
ロット室8と共通のパイロット圧が導かれるように、比
例弁9に接続している。
【0006】いま、一方のメインパイロット室7にパイ
ロット圧を導くように、比例弁9を操作すると、他方の
メインパイロット室8及びパイロット室19はタンクに
連通する。上記のように一方のメインパイロット室7に
パイロット圧が導かれると、メインスプールMSが図面右
方向に移動する。このメインスプールMSの右方向移動に
よって、第1環状溝11を介して供給通路2とアクチュ
エータポート3とが連通する。また、第2環状溝12を
介してアクチュエータポート4と戻り通路6とが連通す
る。したがって、アクチュエータポート3では、スプー
ル側3aの圧力が、シリンダ側3bの圧力よりも高くな
るので、メインポペットMPが強制的に押し開かれ、供給
通路2から供給された圧力流体がシリンダCのボトム側
室に供給される。また、シリンダCのロッド側室は、ア
クチュエータポート4を介して戻り通路6に連通するの
で、シリンダCは負荷wを上昇させる。
【0007】この状態から、比例弁9を操作して、メイ
ンパイロット室7内の圧力を除けば、メインスプールMS
がセンタリングスプリング10の作用で図示の中立位置
に復帰する。この中立位置においては、アクチュエータ
ポート3のスプール側3aよりもシリンダ側3bの方が
負荷wの分だけ高圧になるので、メインポペットMPがシ
ート部15をしっかりとシートする。したがって、この
メインポペットMPの機能で、シリンダCの降下が防止さ
れる。上記の中立状態から、比例弁9を操作して、他方
のメインパイロット室8とパイロット室19とにパイロ
ット圧を導き、一方のメインパイロット室7をタンクに
連通すれば、メインスプールMSが、図面左方向に移動す
ると同時に、パイロットピストンPPもスプリング20に
抗して移動する。このパイロットピストンPPの移動にと
もなって、プッシュロッド21がパイロットポペットPV
を押し開く。
【0008】パイロットポペットPVが開けば、背圧室1
3がドレンポート18に連通するので、メインポペット
MPのオリフィス16に流れが生じ、その前後に圧力差が
発生する。この圧力差によってメインポペットMPが開弁
する。すなわち、このメインポペットMPは、シート部1
5の直径に対して、背圧室13側における直径の方を大
きくし、シリンダ側3b内が、背圧室13内よりも高圧
になったとき、メインポペットMPが開くことになる。こ
れと同時に、メインスプールMSも図面左方向に移動して
いるので、第2環状溝12を介して、供給通路2とアク
チュエータポート4とが連通し、第1環状溝11を介し
てアクチュエータポート3と戻り通路5とが連通する。
したがって、シリンダCのボトム側室の流体が、アクチ
ュエータポート3のシリンダ側3b→スプール側3a→
第1環状溝11→戻り通路5を経由してタンクに戻され
る。
【0009】ただし、この場合に、第1環状溝11の縁
部に形成したノッチ22が戻り通路5に連通する前に、
メインポペットMPが開くようにしているが、その理由は
次のとおりである。例えば、ノッチ22が開いた後でメ
インポペットMPが開くと、メインポペットMPが開いた瞬
間に、シリンダCからの戻り流量が、一気にノッチ22
に流れ込むことになる。しかし、このノッチ22は、ア
クチュエータポート3と戻り通路5との連通開度を微妙
に変えながらインチング制御をするためのものである。
このような機能を持ったノッチ22に、戻り流量が一気
に流れ込むと、その微妙なインチング制御がし難くな
る。そこで、上記したようにメインポペットMPが先に開
いて、アクチュエータポート3のスプール側3aに戻り
流量を到達させておいてから、ノッチ22を開くように
して、正確なインチング制御ができるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、パイロットポペットPVが開くと、シリンダ
Cのボトム側室の流体が、オリフィス16及び背圧室1
3を経由してドレンポート18から流出しつづける。し
かも、このときの流出量は、シリンダCの負荷wの大き
さによって異なるもので、それをオペレータの技量で制
御できるというものではない。すなわち、図6に示すよ
うに、シリンダCからの戻り流量QAとメインパイロッ
ト室8及びパイロット室19の圧力Pbとの相対関係
は、負荷wに応じて異なることになる。いずれにして
も、この従来の装置では、メインポペットMPが開いたと
きに、シリンダCからの流体がドレンされつづけるとと
もに、そのドレン量を、オペレータの技量で積極的に制
御できない。そのために、このドレン流量の分だけ、イ
ンチング制御がうまくいかないという問題があった。こ
の発明の目的は、上記ドレン量を最小に保って、正確な
インチング制御ができるようにした装置を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、バルブボ
ディに摺動自在に組み込んだメインスプールと、このメ
インスプールの両端を臨ませた一対のメインパイロット
室と、上記バルブボディに形成したアクチュエータポー
トと、このアクチュエータポートに接続したシリンダ
と、バルブボディに形成され、かつ、メインスプールが
一方向に移動したときにそのメインスプールに形成した
環状溝を介してアクチュエータポートに連通する供給通
路と、メインスプールが他方向に移動したときに上記環
状溝を介してアクチュエータポートに連通する戻り通路
と、上記環状溝とアクチュエータポートとを接続する通
路過程に設けたメインポペットと、このメインポペット
を臨ませるとともにアクチュエータの負荷圧を導く背圧
室と、この背圧室をドレンポートに連通させたり、その
連通を遮断したりするパイロットポペットと、このパイ
ロットポペットを開くためのパイロットピストンとを備
える。
【0012】さらに、このパイロットピストンに作用さ
せるパイロット圧を導くパイロット室と、このパイロッ
ト室、及び上記一方のメインパイロット室であって上記
アクチュエータポートを戻り通路に連通する方向にメイ
ンスプールを移動させるときに高圧となるメインパイロ
ット室に導くパイロット圧を発生させる比例弁とを備え
ている。そして、背圧室がドレンポートに連通したとき
メインポペットが開弁する一方、メインポペットが開弁
した後に、アクチュエータポートが戻り通路に連通する
構成にしたシリンダ降下防止弁装置を前提にするもので
ある。上記の装置を前提にしつつ、この発明は、パイロ
ットポペットは、アクチュエータポートと背圧室とを連
通させたりその連通を遮断したりする開閉弁部と、背圧
室をドレンポートに連通させたり、その連通を遮断した
りするポペット弁部とからなる点に特徴を有する。
【0013】したがって、この第1の発明は、メインポ
ペットが開弁するとき、その背圧室とシリンダとの連通
を開閉弁部で閉じるので、シリンダ内の戻り流体が、ド
レンされることはほとんどなくなる。このようにドレン
流量がほとんどないので、その分、インチング制御が正
確になる。第2の発明は、パイロットポペットのポペッ
ト弁部が開弁した後に、背圧室をドレンポートに連通さ
せるサブスプールを、パイロットポペットとパイロット
ピストンとの間に介在させた点に特徴を有する。このよ
うに、サブスプールの移動位置に応じて、背圧室とドレ
ンポートとを連通させるということは、いつ背圧室とド
レンポートとを連通させるかということを、サブスプー
ルのストロークに応じて調整できる。言い換えれば、ド
レン流量が一時的に流れるタイミングを調整できる。な
お、この発明は、単動シリンダ及び複動シリンダの両方
に適用できること当然である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示した第1実施例
は、主にメインポペットMP及びパイロットポペットPVの
構成が従来と相違するもので、その他は、従来と同様で
ある。そこで、この相違点を中心に説明し、従来と同一
の構成要素については、図5と同一符号を付して説明
し、その詳細は省略する。なお、図3は、特許請求の範
囲に対応した回路図である。この第1実施例では、パイ
ロットポペットPVの先端に形成したポペット弁部23
と、パイロットポペットPVの外周に形成した環状凹部か
らなる開閉弁部24とを設けている。上記ポペット弁部
23は、従来のパイロットポペットと同様に、シート部
17を開閉するものである。また、開閉弁部24は、ア
クチュエータポート3のシリンダ側3bに常時連通する
環状凹溝25と、図示のノーマル位置において、アンダ
ーラップの状態を維持する。
【0015】そして、パイロットピストンPPにパイロッ
ト圧が作用して、そのプッシュロッド21でパイロット
ポペットPVを押すと、ポペット弁部23が開くととも
に、開閉弁部24が閉じるものである。ただし、メイン
ポペットMPとパイロットポペットPVとの間にスプリング
14を介在させているので、通常は、両ポペットMP、PV
が上記図示のノーマル位置を保つ。なお、この第1実施
例では、従来のようにメインポペットMPにオリフィス1
6を形成していない。したがって、背圧室13は、この
開閉弁部24を介してのみ上記シリンダ側3bに連通す
ることになる。したがって、パイロットポペットPVが図
示のノーマル位置にあれば、背圧室13は開閉弁部24
を介してアクチュエータポート3のシリンダ側3bに連
通し、背圧室13にはシリンダCの負荷圧が導かれるこ
とになる。上記以外の構成は、従来と同様である。
【0016】次にこの第1実施例の作用について説明す
る。メインスプールMSを、従来と同様にして図面右方向
に移動させれば、アクチュエータポート3のスプール側
3aにポンプP側の供給圧が導かれる。この供給圧がシ
リンダCの負荷圧に打ち勝てば、メインポペットMPが開
弁し、圧力流体がシリンダCのボトム側室に供給され
る。このとき、シリンダCのロッド側室が、アクチュエ
ータポート4及び第2環状溝12を介して戻り通路6に
連通しているので、シリンダCは負荷wを上昇させる。
次に、メインスプールMSを図面左方向に移動させるため
に、メインパイロット室8及びパイロット室19にパイ
ロット圧を導くと、メインポペットMPが開いた後にメイ
ンスプールMSのノッチ22が戻り通路5側に開口するこ
とになる。このメインポペットMPとノッチ22とが開く
タイミングは、従来と同様である。
【0017】ただし、この実施例では、次の点で従来と
異なる。すなわち、パイロットピストンPPのプッシュロ
ッド21でパイロットポペットPVが押されると、そのポ
ペット弁部23がシート部17をまず最初に開く。この
ときには、開閉弁部24が完全に閉じ切っていない状態
となり、図2に示すように、アクチュエータポート3の
戻り流量QA1又はQA2が一時的に流れることになる。な
お、図2において実線で示したのが負荷wが小さいとき
のものであり、破線で示したのが負荷wが大きいときの
ものである。つまり、負荷wが小さいときには、背圧室
13内の圧力も低くなるので、その分、パイロット室1
9内のパイロット圧Pbが低い段階でポペット弁部24
が開くことになる。反対に、負荷wが大きくなると、そ
れにともなって背圧室13内の圧力も高くなるので、パ
イロット圧Pbが、上記高い背圧に打ち勝つだけの圧力
にならなければ、ポペット弁部24がシート部17を開
かない。このような状況を示したのが、図2の一時的な
流量QA1及びQA2の流出である。
【0018】上記のようにポペット弁部23がシート部
17を開けば、背圧室13内がドレンポート18に連通
してタンク圧になる。背圧室13がタンク圧になれば、
パイロットポペットPVがさらに移動して開閉弁部24を
閉じる。このように開閉弁部24が閉じられれば、メイ
ンポペットMPが開かない限り、シリンダCのボトム側室
の流体が、ドレンポート18から流出しない。つまり、
従来のようにボトム側室の流体が、オリフィス16を経
由してドレンポート18に流出しつづけることなどなく
なる。このように、第1実施例では、メインポペットMP
を開くために、ドレンポート18からの流出量が、従来
に比べて極端に少なくなるので、その分、インチング制
御が正確にできることになる。そして、上記の状態で
は、アクチュエータポート3のシリンダ側3bの圧力作
用が背圧室13及びスプリング14の作用力に打ち勝つ
ので、メインポペットMPがシート部15を開くことにな
る。シート部15が開けば、シリンダCのボトム側室の
流体がスプール側3aに流れるが、このときにはノッチ
22が戻り通路5に開口する。
【0019】図4に示した第2実施例は、パイロットピ
ストンPPのプッシュロッド21とパイロットポペットPV
との間に、サブスプールSSを介在させたもので、その他
は、第1実施例と同様である。上記サブスプールSSは、
その移動位置に応じて、ドレンポート18を閉じたり開
いたりするものである。すなわち、このサブスプールSS
には、パイロットポペットPV及びパイロットピストンPP
が図示のノーマル位置にあるとき、ドレンポート18に
通じる中継ポート27を閉じるが、このサブスプールSS
に形成した連通孔28が中継ポート27と一致したとき
に、それら両者を連通させる。したがって、上記中継ポ
ート27と連通孔28とのオーバーラップ量に応じて、
図2における一時的な流出量QA1又はQA2が発生するタ
イミングを調整できることになる。
【0020】
【発明の効果】この発明の装置によれば、メインポペッ
トを開弁するときに、シリンダのドレン流量を極端に少
なくできるので、その分、インチング制御が正確にでき
る。つまり、オペレータの技量によってのみ、インチン
グ制御の正確性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部の断面図である。
【図2】シリンダの流出量QAとパイロット圧Pbとの関
係を示したグラフである。
【図3】特許請求の範囲の構成と対応させた回路図であ
る。
【図4】第2実施例の要部の断面図である。
【図5】従来のシリンダ降下防止弁装置の断面図であ
る。
【図6】従来の装置のシリンダの流出量QAとパイロッ
ト圧Pbとの関係を示したグラフである。
【符号の説明】
b バルブボディ 2 供給通路 3 アクチュエータポート 5 戻り通路 MS メインスプール 7、8 メインパイロット室 11 第1環状溝 MP メインポペット 13 背圧室 PV パイロットポペット C シリンダ 18 ドレンポート PP パイロットピストン 23 ポペット弁部 24 開閉弁部 SS サブスプール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディに摺動自在に組み込んだメ
    インスプールと、このメインスプールの両端を臨ませた
    一対のメインパイロット室と、上記バルブボディに形成
    したアクチュエータポートと、このアクチュエータポー
    トに接続したシリンダと、バルブボディに形成され、か
    つ、メインスプールが一方向に移動したときにそのメイ
    ンスプールに形成した環状溝を介してアクチュエータポ
    ートに連通する供給通路と、メインスプールが他方向に
    移動したときに上記環状溝を介してアクチュエータポー
    トに連通する戻り通路と、上記環状溝とアクチュエータ
    ポートとを接続する通路過程に設けたメインポペット
    と、このメインポペットを臨ませるとともにアクチュエ
    ータの負荷圧を導く背圧室と、この背圧室をドレンポー
    トに連通させたり、その連通を遮断したりするパイロッ
    トポペットと、このパイロットポペットを押し開くため
    のパイロットピストンと、このパイロットピストンに作
    用させるパイロット圧を導くパイロット室と、このパイ
    ロット室、及び上記一方のメインパイロット室であって
    上記アクチュエータポートを戻り通路に連通する方向に
    メインスプールを移動させるときに高圧となるメインパ
    イロット室に導くパイロット圧を発生させる比例弁とを
    備え、背圧室がドレンポートに連通したときメインポペ
    ットが開弁する一方、メインポペットが開弁した後に、
    アクチュエータポートが戻り通路に連通する構成にした
    シリンダ降下防止弁装置において、上記パイロットポペ
    ットは、アクチュエータポートと背圧室とを連通させた
    りその連通を遮断したりする開閉弁部と、背圧室をドレ
    ンポートに連通させたり、その連通を遮断したりするポ
    ペット弁部とからなることを特徴とするシリンダ降下防
    止弁装置。
  2. 【請求項2】 パイロットポペットのポペット弁部が開
    弁した後に、背圧室をドレンポートに連通させるサブス
    プールを、パイロットポペットとパイロットピストンと
    の間に介在させたことを特徴とする請求項1記載のシリ
    ンダ降下防止弁装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100690170B1 (ko) * 2002-12-26 2007-03-08 현대중공업 주식회사 스키드 로더장비의 붐 실린더 자연 하강량 최소화유압회로
JP2007138971A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Kayaba Ind Co Ltd シリンダ降下防止弁装置
JP2015113900A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 カヤバ工業株式会社 流体圧制御装置

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