JPH09125512A - パネル型構造部材 - Google Patents

パネル型構造部材

Info

Publication number
JPH09125512A
JPH09125512A JP7284960A JP28496095A JPH09125512A JP H09125512 A JPH09125512 A JP H09125512A JP 7284960 A JP7284960 A JP 7284960A JP 28496095 A JP28496095 A JP 28496095A JP H09125512 A JPH09125512 A JP H09125512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
structural member
type structural
panel type
panel
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7284960A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Mizoguchi
也寸志 溝口
Junji Nakayama
淳二 中山
Tokumi Satake
徳己 佐竹
Satoshi Kiriyama
聰 桐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7284960A priority Critical patent/JPH09125512A/ja
Publication of JPH09125512A publication Critical patent/JPH09125512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設現場での施工性を向上する上に、作業量
を低減する。 【解決手段】 先ず地面上に土台10を設置し、この土
台10の上に床構造体11を設置し、次いで床構造体1
1の上に予め工場で製作したパネル型構造部材Aを外壁
として設置し、次いでパネル型構造部材Aの上に天井構
造体14を設置して、住宅としての躯体を完成させ、そ
の上に屋根15を設置し、次いでパネル型構造部材A内
の電気配線接続工事、配管工事等を行う。電気配線7
は、建築現場での作業量を低減するために、予め工場で
パネル型構造部材A内に電気配線7を施工しておき、現
場では、コネクター8により電気配線7同士を接続する
程度の電気配線接続工事に止める。最後にパネル型構造
部材Aの背面側にスペーサ5を介して内壁板6を取付け
て、壁紙により仕舞いを行う。パネル型構造部材A同士
の接合部、パネル型構造部材Aと床構造材11との接合
部、パネル型構造部材Aと天井構造体14との接合部に
は、水気密用コーキング剤を充填するとともに、これら
接合部をボルト9により連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の外壁等に適
用するパネル型構造部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅の工法では、木材或いは軽量
鉄骨材による軸組工法、木材或いはプレキャスト・コン
クリート(PC)板による壁工法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記工法では、
住宅建築現場での作業量が建築作業の大半を占める。ま
た工場生産品を現地に搬入するPC板壁工法では、壁当
たりの重量が重くて、建築現場での作業が大掛かりにな
っている。この現場での作業量を少なくするためには、
各構成部材を工場製作する他、各構成部材を軽量化する
必要がある。
【0004】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、建設現場での施工性を向
上できる上に、作業量を低減できるパネル型構造部材を
提供しようとする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のパネル型構造部材は、外壁構造部材等と
して使用する一枚の薄鋼板の周辺端部にコ字型部を一体
的に折り曲げて形成している。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明のパネル型構造部材を
図1〜図5に示す一実施形態により説明する。図1は同
パネル型構造部材を正面方向からみた斜視図、図2は同
パネル型構造部材により構成された住宅の斜視図、図3
は図2の矢視a−a線に沿う横断平面図、図4は図2の
矢視b−b線に沿う縦断側面図、図5は同パネル型構造
部材を背面方向からみた斜視図である。
【0007】図1、図3、図4のAがパネル型構造部材
で、同パネル型構造部材Aは、遮熱・着雪防止塗料2及
び意匠上の凹凸模様(例えば煉瓦模様)3を施した一枚
の薄鋼板1と、断熱材4と、スペーサ5と、内壁板6と
により構成されている。このパネル型構造部材Aの薄鋼
板1の周辺端部には、コ字型部1aがプレス加工により
形成されており、このコ字型部1aが断熱材4の外縁部
を巻き込んで、薄鋼板1と断熱材4とを一体的に組み付
けている。そしてこのコ字型部1aの背面側の4箇所を
接合して(図5の16参照)、この接合部を溶接により
固定している。
【0008】このようにすることにより、構造強度上、
特に補強材を必要とせずに、柱、梁、外壁としての機能
を有することになる。上記パネル型構造部材Aの薄鋼板
1には、上述のようにプレス加工により意匠上の凹凸模
様(例えば煉瓦模様)3を形成している。また薄鋼板1
の欠点である太陽光からの受熱及び着雪に対して遮熱・
着雪防止塗料2を焼き付け塗装により塗布している。
【0009】上記パネル型構造部材Aの断熱材4は、太
陽光からの受熱に対して上記遮熱・着雪防止塗料2とと
もに遮熱の役目を持っている。上記パネル型構造部材A
のスペーサ5は、内壁板6を断熱材4に取付けるための
断熱を考慮した木質の簡便な遮熱材であり、パネル型構
造部材Aの内部に施工される電気配線7のための空間部
を確保する役目を持っている。
【0010】上記パネル型構造部材Aの内壁板6は、石
膏ボード等の壁材と内部意匠のための壁紙とにより構成
されている。図2は、上記パネル型構造部材Aを使用し
て構築した住宅例を示している。住宅は、主として土台
10と、床構造体11と、パネル型構造部材Aと、窓類
12と、扉類13と、天井構造体14と、屋根15とに
より構成される。本例は、平住宅であるが、二階建て住
宅についても基本的には同様である。本住宅は、従来の
住宅のように別途柱を用いずに上記パネル型構造部材A
相互をボルト9(図3参照)で結合することにより、住
宅の積載荷重、風荷重、及び地震荷重に耐える構造にな
っている。
【0011】次に上記パネル型構造部材A等を使用して
構築される住宅の構築手順を説明する。先ず地面上に土
台10を設置し、この土台10の上に床構造体11を設
置する。床構造体11は、広い面積で積載荷重を受け持
つため、折板等が有効である。次いで床構造体11の上
に予め工場で製作したパネル型構造部材Aを外壁として
設置する。部屋内の間仕切壁についても、強度を持たせ
る間仕切壁については、パネル型構造部材Aを使用す
る。また窓類12及び扉類13を有する外壁及び間仕切
壁については、建築現場での作業量を低減するため、予
め工場でパネル型構造部材Aに組み付けておく。
【0012】次いでパネル型構造部材Aの上に天井構造
体14を設置して、住宅としての躯体を完成させ、その
上に屋根15を設置する。天井構造体14は、床構造体
11と同様の構造である。屋根15については、パネル
型構造部材Aと同様に、薄鋼板に遮熱・着雪防止塗料を
塗布して構成してもよい。次いでパネル型構造部材A内
の電気配線接続工事、配管工事等を行う。電気配線7
は、建築現場での作業量を低減するために、予め工場で
パネル型構造部材A内に電気配線7を施工しておき、現
場では、コネクター8(図3参照)により電気配線7同
士を接続する程度の電気配線接続工事に止める。
【0013】最後にパネル型構造部材Aの背面側にスペ
ーサ5を介して内壁板6を取付けて、壁紙により仕舞い
を行う。パネル型構造部材A同士の接合部、パネル型構
造部材Aと床構造材11との接合部、パネル型構造部材
Aと天井構造体14との接合部には、水気密用コーキン
グ剤を充填するとともに、これら接合部をボルト9(図
4参照)により連結する。
【0014】上記のようにパネル型構造部材Aは、一枚
の薄鋼板(軽量薄鋼板)1をプレス加工により、切断、
曲げ加工等して、柱及び外壁の両機能を持つ軽量のパネ
ル型構造部材にする。一枚板からのプレス加工により、
工場での工程も著しく低減される。住宅の構造部材とし
ては、自重・外力(家具等の積載荷重、風荷重、地震荷
重、積雪荷重等)の負担を考慮した設計が求められる。
【0015】ここで一枚板の端部を折り曲げれば、外壁
を兼ねた上で、座屈にも強いL字型或いはコ字型の構造
部材になる。強度的には、L字型よりもコ字型の方が肉
厚を薄くでき、重量を軽減できる。即ち、いま、代表的
な荷重として単純圧縮荷重で考えれば、次式により、 L字型の座屈荷重 PL=(π2 /I2 )×E×t×(b3 /12) コ字型の座屈荷重 Pコ=(π2 /I2 )×E×t×(b3 ×(2h+b)/ (3×(h+2b)) になる。
【0016】 ここで I: 部材の高さ E: 部材の縦弾性係数 t: 部材の板厚 b: 部材のフランジ部の長さ h: 部材のウェブ部の長さ である。
【0017】いま、b=hとすると、Pコ=4×PLに
なり、座屈荷重に対する強度は、コの字型の方がL字型
の4倍強いことが判る。このコの字型部分を利用して、
パネル型構造部材A同士の接合、及びパネル型構造部材
Aと内壁板6との取付けを行う。特に、本発明は、安価
な住宅を提供するため、鋼材を使用するようにしてい
る。通常であれば、このような鋼材を使用し、パネルを
組み合わせて、住宅を構成すれば、外気温度と室内温度
との温度差が大きくなって、結露を生じ易いが、本発明
では、前述のようにパネル型構造部材Aの薄鋼板1の背
面側に断熱材4を取付け、この断熱材4と内壁板6との
間に空間部(空気層)を形成しており、断熱効果を有し
て、結露を防止可能である。また断熱材4と内壁板6と
の間に空間部(空気層)を形成しており、前述のように
予め工場でパネル型構造部材A内に電気配線7を施工可
能である。
【0018】またパネル型構造部材Aを使用して構成し
た住宅は、1つの箱乃至タンク容器とみなすことができ
て、耐震性能が増大する。また住宅の略全面にパネル型
構造部材A(鋼材)を使用しており、真夏のように外気
温度が例えば37℃程度の高温になれば、パネル型構造
部材Aの表面温度は62℃程度になり、火傷を生じ易く
なるので、薄鋼板1の表面に遮熱・着雪防止塗料2を施
して、表面温度の上昇を抑制している。
【0019】これを要するに、重量軽減は、現地での施
工及びコストダウンのために重要であるが、それに加
え、軽量化のための薄板化は、プレスによる切断、曲げ
加工を容易にするが、その反面、座屈等に耐えなければ
ならないという問題、及び歪みや変形部分を残してはな
らないという問題が残る。この点について、建築基準法
に基づく建設省の通達では、構造耐力上、主要な部分に
用いる鋼材は、少なくともその厚さ2.3mm以上とし
ているが、本発明のパネル型構造部材Aは、外壁構造部
材等として使用する一枚の薄鋼板1の周辺端部にコ字型
部1aを一体的に折り曲げて形成しており、厚さ2.3
mm以下の薄鋼板を使用しても、溶接個所が図5に示す
個所に止まるので、歪みを殆ど残さないばかりか、強度
上1つの箱乃至タンク容器とみなすことができて、軽量
化が達成されるにも係わらず座屈等に耐える。
【0020】
【発明の効果】本発明のパネル型構造部材は前記のよう
に外壁構造部材等として使用する一枚の薄鋼板の周辺端
部にコ字型部を一体的に折り曲げて形成しており、パネ
ル型構造部材を予め工場で製作し、その際、窓類や扉類
をパネル型構造部材に組み付けておく。つまりパネル型
構造部材を予め工場で製作して、建設現場に送る。この
パネル型構造部材は、軽量で、組み立て容易であり、建
設現場での施工性を向上できる上に、作業量を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネル型構造部材の一実施形態を正面
方向からみた斜視図である。
【図2】同パネル型構造部材により構成された住宅の斜
視図である。
【図3】図2の矢視a−a線に沿う横断平面図である。
【図4】図2の矢視b−b線に沿う縦断側面図である。
【図5】同パネル型構造部材を背面方向からみた斜視図
である。
【符号の説明】
A パネル型構造部材 1 薄鋼板 1a コ字型部 2 遮熱・着雪防止塗料 3 意匠上の凹凸模様(例えば煉瓦模様) 4 断熱材 5 スペーサ 6 内壁板 7 電気配線 8 コネクター 9 ボルト 10 土台 11 床構造体 12 窓類 13 扉類 14 天井構造体 15 屋根 16 接合部(溶接部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 602 E04B 2/56 602K 603 603B 603C 603D 604 604G 605 605Z 621 621A 621H 633 633A 633C 641 641G 641N 642 642E 643 643A 644 644K 645 645B E04C 2/30 E04C 2/30 F 2/34 2/34 J E04B 2/00 2/46 J (72)発明者 桐山 聰 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁構造部材等として使用する一枚の薄
    鋼板の周辺端部にコ字型部を一体的に折り曲げて形成し
    たことを特徴とするパネル型構造部材。
JP7284960A 1995-11-01 1995-11-01 パネル型構造部材 Pending JPH09125512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7284960A JPH09125512A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 パネル型構造部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7284960A JPH09125512A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 パネル型構造部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09125512A true JPH09125512A (ja) 1997-05-13

Family

ID=17685315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7284960A Pending JPH09125512A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 パネル型構造部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09125512A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105822022A (zh) * 2016-05-10 2016-08-03 北京大工简筑科技有限公司 十字型轻钢框架、十字型轻钢装配式复合墙板及其安装方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105822022A (zh) * 2016-05-10 2016-08-03 北京大工简筑科技有限公司 十字型轻钢框架、十字型轻钢装配式复合墙板及其安装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5697189A (en) Lightweight insulated concrete wall
US8607523B2 (en) Building that uses composite light-weight panels for structure and a construction method therefor
US20190100917A1 (en) Panelized Building System Utilizing Integrated Insulation
US4625472A (en) Geodesic dome prefabricated panels
US10934711B1 (en) Building system and method utilizing integrated insulation
JPH09125512A (ja) パネル型構造部材
JP2849228B2 (ja) 建築用パネル、当該建築用パネルからなる木造建築物およびその構築工法
US6145263A (en) Light gauge sheet metal building construction system
RU2767836C1 (ru) Строительная система и способ возведения здания
JP2003171988A (ja) 耐火構造の耐力壁としての外壁および床
KR100555320B1 (ko) 오픈조인트식 외벽 패널 및 이를 이용한 외벽체 시공방법
JP3497617B2 (ja) パネルを用いた建物
KR100202840B1 (ko) 건축물의 외벽면 시공구조
JP3020288B2 (ja) タイル貼りパネル
JP3754764B2 (ja) 軒天井構造
JPH0243134Y2 (ja)
JP7164080B2 (ja) トップライト構造及びトップライト施工方法
JP2688306B2 (ja) 屋根の軒天井
JP2769108B2 (ja) 木質ユニットハウスの組立工法
JP2842706B2 (ja) 木質構造建築物の床構造及び床施工方法
JPH09195398A (ja) 建物の下屋の防水構造およびその下屋の防水方法
JPS5834899Y2 (ja) 既製パネルによる外壁と小柱との取付部の構造
JPH05133031A (ja) 木質構造建築物の床構造
KR100512659B1 (ko) 건축물의 시공방법
JP2563725B2 (ja) パネル式屋根の軒天井の施工方法