JPH09124497A - Godタイプのエラジタンニンを有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤並びにこれを配合した医薬品及び化粧品 - Google Patents

Godタイプのエラジタンニンを有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤並びにこれを配合した医薬品及び化粧品

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JPH09124497A
JPH09124497A JP8025713A JP2571396A JPH09124497A JP H09124497 A JPH09124497 A JP H09124497A JP 8025713 A JP8025713 A JP 8025713A JP 2571396 A JP2571396 A JP 2571396A JP H09124497 A JPH09124497 A JP H09124497A
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rubus
ellagitannin
god
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Koichi Nakahara
光一 中原
Katsuro Miyagawa
克郎 宮川
Toru Kodama
亨 児玉
Wataru Fujii
亙 藤居
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Suntory Ltd
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Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体に毒性がなく、特に皮膚に対して刺激や
悪影響を与えずに、ヒアルロン酸を分解する働きを持つ
ヒアルロニダーゼの阻害作用を有する素材、原料を提供
する。 【解決手段】 GODタイプのエラジタンニンを有効成
分として含有する、ヒアルロニダーゼ阻害剤並びにこれ
を含有する医薬品及び化粧品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ヒアルロニダーゼ阻害
剤に関し、更に詳細には、GODタイプのエラジタンニ
ンを有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤並びにこれ
を含有する医薬品及び化粧品に関する。
【0002】
【従来の技術】健康な皮膚を保つためには、皮膚自身の
保水性を高めることが好ましい。しかし、一般的に加齢
により皮膚の保水性は低下し、また、炎症などをおこし
た皮膚の保水性が低下する。このような場合、種々の方
法で皮膚の保湿・保水効果を高めることが行われてい
る。また、上記のような問題はなくても、皮膚の保湿・
保水性を高めることにより、皮膚のしっとり感、うるお
い感、なめらかさが得られ、また皮膚の平滑化が行われ
るため、化粧品の分野でも皮膚の保湿・保水性を高める
ことが注目されている。
【0003】皮膚の保湿性を保つものとして、皮膚の結
合組織に分布し、保水性の基質成分の一つであるヒアル
ロン酸が注目され、化粧品や外用剤を中心にヒアルロン
酸が配合されている。また、変形性関節症や慢性リウマ
チ患者は健常人に比べて、関節液中のヒアルロン酸濃度
が低下していることも報告されており、関節疼痛の緩和
治療にヒアルロン酸が使用されている。更に、動脈壁に
含まれるヒアルロン酸濃度の低下と動脈硬化との相関性
も注目されつつある。
【0004】そして最近では、ヒアルロン酸を配合する
試みの他、本来皮膚が保有するヒアルロン酸を分解する
ヒアルロニダーゼの存在も注目されてきた。すなわち、
ヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼを阻害するこ
とにより、皮膚に本来存在するヒアルロン酸を所望の濃
度に維持し、結果的にヒアルロン酸を適用するのと同様
に皮膚の保湿・保水効果を高め、また関節炎等の治療も
行おうという考えである。
【0005】従って、人体に毒性がなく、特に皮膚に対
して刺激や悪影響を与えないヒアルロニダーゼ阻害作用
を有する素材の提供が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れたヒ
アルロニダーゼ阻害作用を有する天然物質を広く検索
し、バラ科植物等の植物に含まれるGODタイプのエラ
ジタンニンがヒアルロニダーゼ阻害活性を有することを
見出して、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明は、GODタイプのエラジタンニン
を有効成分として含有するヒアルロニダーゼ阻害剤を提
供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、前記ヒアルロ
ニダーゼ阻害剤を含有する外用剤及び化粧品を提供する
ことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤
の有効成分であるGODタイプのエラジタンニン(以
下、「GODエラジタンニン」という)とは、次の式
(I)
【化4】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ水素原子またはガロ
イル基を示すか、一緒になってヘキサヒドロキシジフェ
ノイル基を示す)で示される構造単位を有する化合物で
ある。
【0010】この構造単位中には、糖構造の他、下記の
ヘキサヒドロキシジフェノイル基(以下、「D」と略す
ことがある)とガロイル基(以下、「G」と略すことが
ある)との間でエーテル結合した部分構造が存在する。
【0011】
【化5】 そして、この部分結合中のエーテル結合の酸素がG側か
ら供給されているため、上記部分構造は、GODタイプ
と呼ばれている(G→O→Dタイプ、Oは酸素原子を意
味する。)。
【0012】本発明のGODエラジタンニンは、上記し
た構造単位が存在するものであれば、その分子量や重合
度はなんら限定されるものではないが、分子量20,0
00以下で重合度20以下のものが好適である。なお、
本発明のGODエラジタンニンの分子量の測定には、J
eol JMS−HX110/110Aタンデム マス
スペクトロメトリー システムを用いたファブ質量分
析及びTSK gelG3000H−KL(東ソー製)
カラムを用いたゲル浸透クロマトグラフィーを使用する
ことができる。中でも好ましいGODエラジタンニンの
例としては、次の式(II)で表されるものが挙げられ
る。
【0013】
【化6】 (式中、R1及びR2は前記した意味を有し、nは0ない
し20の数を示す) また、別の好ましいGODエラジタンニンの例として
は、次の式(III )で表わされるものが挙げられる。
【0014】
【化7】 (式中、R1及びR2は前記した意味を有する) 上記のGODエラジタンニンは既に公知の化合物であ
り、例えば、野中ら(J.C.S.Perkin I, 1067-1073(198
2) )に開示された、バラ科ワレモコウ属ワレモコウ
Sanguisorba officinalis L.)の根茎を乾燥させた生
薬である地楡から得たGODエラジタンニン、吉田ら(C
hem.Ph arm. Bull. 40(8), 1997-2001(1992)) に開示さ
れた、バラ科バラ属ローザ ヘンリュイ ボウル(Rosa
henryi BOUL. )からのGODエラジタンニン、田中ら
(Chem. Pharm. Bull. 41(7), 1214-1220(1993) )に開
示された,バラ科キイチゴ属植物であるルブス クラタ
エギフォリウス ブンゲ(Rubus crataegifolius BUNG
E)、ルブス パルヴィフォリウス エル(Rubus parvi
folius L.)、ルブス パルマトウス スンブ(Rubus p
a lmatus THUNB. )、ホウロクイチゴ(Rubus sieboldii
BLUME )、ビロードイチゴ(Rubus corchorifolius L.
)、ルブス パルマトウス スンブ ヴァル コプト
フィルス クンゼ(Rubus palmatus THUNB. var coptop
hyllus KUNZE)、ルブス イダエウス エル(Rubus id
aeus L. )、ルブス メソゲアヌス フォスケ(Rubus
mesogeanus FOCKE)、ルブス フォエニコラシウス マ
キシム(Rubu s phoenicolasius MAXIM. )、ルブス カ
リシノイデス ハヤト(Rubus calyci noides HAYATO
)、シマバライチゴ(Rubus lambertianus SERING
E)、ゴショイチゴ(Rubus chingii )、及びワレモコ
ウ属であるサングイソルバ テヌイフォリア ヴァル
パルヴィフロラ マキシム(Sanguisorba tenuifolia v
ar parvi flora MAXIM.)、などから得たGODエラジタ
ンニン等が知られており、本発明の抗アレルギー作用剤
の有効成分として利用することもできる。
【0015】また、上記した文献のGODエラジタンニ
ンに限らず、当該化合物を含む他の植物から抽出・精製
により製造されたものを利用することもできる。
【0016】抽出原料となる植物にはなんら限定はな
く、上記文献で原料として用いる種々の植物の他、好ま
しくは他のバラ科植物、例えば、ルブス ミクロフィル
ス(Ru bus microphyllus)、ルブス コエネアヌス(R.
koehneanus )、ルブス トリフィドウス(R. trifidus
)、ルブス メデイウス(R. medius)、ルブス アク
ミナトウス(R. acuminatus)、ルブス エリプティク
ス(R. ellipticus)、ルブス マルチブリートウス
R. multibureatus )、ルブス コレアヌス(R. co re
anus)、ルブス フォリオスス(R. foliosus)、ルブ
ス パルヴィフォリウス(R. parvifolius )、甜茶(R
ubus suavissimus S. Lee )、ルブス ババエ ナル
ハシ(Rubus babae Naruhashi )、ルブス フルチコス
ス エル(Rubu s fruticosus L. )、ルブス ヒラセア
ヌス マキノ(Rubus hiraseanus Makino )、ルブス
ヒルストウス スンブ(Rubus hirsutus Thunb. )、ル
ブス マサキイ ナルハシ(Rubus masakii Naruhashi
), ルブス メデイウス オウクッツェ(Rubus mediu
s O.Ktze.)、ルブス ニガクマ オカ エト ナルハ
シ(Rubus nigakuma Oka et Naruhashi )、ルブス ニ
カイイ オオウィ(Rubus nikaii Ohwi )、ルブス オ
オミネアヌス コイヅ(Rubus ohmineanus Koidz.)、
ルブス ペダトウス スミス(Rubus pedatus Smit
h)、ルブス シュウドチンギイ ナルハシ(Rubus pse
udochingii Naruhashi )、ルブス タワダヌスコイヅ
Rubus tawadanus Koidz.)、ルブス トヨレンシス
コイヅ(Rubus toyorensis Koidz. )、ルブス トリフ
ィドウス スンブ エックス マレイ(Rubus trifidus
Thunb.ex Murrey)、ルブス ウッチネンシス コイヅ
Rubus utchinensis Koidz.), ルブス イエノシマヌ
ス コイヅ(Rubus yenoshimanusKoidz. )、及びサン
グイソルバ テヌイフォリア フィスチ ヴァル アル
バトラウトヴ エト メイヤー(Sanguisorba tenuifol
ia Fisch var.alba Trautv. et Meyer. )などを利用す
ることができる。
【0017】これらの植物からGODエラジタンニンを
抽出するために用いる溶剤としては、水、メタノールも
しくはエタノールなどのアルコール類またはアセトン、
メチルエチルケトンなどのケトン類等が利用される。こ
れらの溶剤は、単独であっても、または2種以上の溶剤
の任意の混合溶剤のいずれであってもよいが、安全性や
作業性の点で、水、アルコール類、またはこれらの混合
溶剤を用いることが好ましい。
【0018】抽出の際の植物と溶剤との比率は特に限定
されるものではないが、植物1に対して溶剤2〜100
0重量倍、特に抽出操作、効率の点で5〜100重量倍
が好ましい。また、抽出温度は室温−常圧下での溶剤の
沸点の範囲とするのが便利であり、抽出時間は抽出温度
等によって異なるが、数秒から2日間の範囲とするのが
好ましい。
【0019】このようにして得られる植物抽出物は、必
要であれば更に吸着剤処理法、膜分離法、溶媒分画法等
の精製法に付すことにより、高純度のGODエラジタン
ニンを得ることができる。
【0020】植物抽出物の活性成分を溶媒分画法によっ
て精製するには、例えば植物抽出物にはGODエラジタ
ンニンが溶解しにくくかつ溶媒で水と非混和性の溶媒で
あれば使用できる。好ましい溶媒としては、ブタノー
ル、酢酸エチル、酢酸メチル等が挙げられる。また、限
外濾過膜(UF膜)を用いて分子量分画で精製すること
も可能である。
【0021】吸着カラムクロマトグラフィーを用いる方
法としては植物抽出物あるいはその溶媒分画物を吸着カ
ラムクロマトグラフィーに付し、1種類以上の適当な溶
媒で溶出することにより、高純度のGODエラジタンニ
ンを得ることができる。より具体的には植物抽出物ある
いはその溶媒分画物を、例えば、少量の水、メタノー
ル、エタノール等の溶媒あるいはこれらの混合溶媒に溶
解し、セファデックス(Sephadex) LH−20(スウ
ェーデン、ファルマシア社製)、ダイヤイオン(Diaio
n) HP20(三菱化学製)、デベロシル(Develosil
) ODS(野村化学製)、セパビーズ(Sepabeads
) HP1MG(三菱化学製)、トヨパール(Toyopea
rl ) HW40F(東ソー製)等の吸着剤カラムに吸
着させた後、水で十分に洗浄し、メタノール、エタノー
ル、アセトン等の親水性溶媒あるいはこれらの混合溶媒
で溶出させればよい。2つ以上の吸着カラムクロマトグ
ラフィーを組み合わせることにより、より高純度のGO
Dエラジタンニンを得ることもできる。
【0022】以上のようにして得られるGODエラジタ
ンニンを用いて本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤を調製
するには、これをそのままあるいは、ロウ類、ラノリ
ン、界面活性剤、セタノール等の公知の医薬用担体を用
いて常法により製剤化すればよい。
【0023】本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は、医薬
品として、注射剤、座剤、外用剤等の非経口剤として使
用できる。前記医薬用担体としては、これらの剤形に応
じた通常用いられているものを特に制限なく使用するこ
とができる。
【0024】特に、軟膏、クリーム剤、液剤、貼付剤等
の外用剤とすることにより、荒れた皮膚の改善に使用で
きる。変形性関節症や慢性関節リウマチの治療や疼痛の
緩和への利用には注射剤として使用することができる。
【0025】本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤を、薬剤と
して用いる場合のGODエラジタンニンの投与量は、使
用するGODエラジタンニンの純度や、製剤設計、患者
の年齢、症状等により適宜に決める。
【0026】また、本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤は、
化粧品や化粧品への添加用剤、特に皮膚化粧料として用
いるときにすぐれた効果が得られる。
【0027】本発明の化粧品は、その目的に応じて通常
用いられる適宜な成分と化粧品添加用剤である前記本発
明ヒアルロニダーゼ阻害剤を配合することにより製造す
ることができる。
【0028】例えば、本発明の化粧品としては、化粧品
添加用剤である前記本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤の他
に、例えば植物油等の油脂類、ラノリンやミツロウ等の
ロウ類、炭化水素類、脂肪酸、高級アルコール類、エス
テル類、種々の界面活性剤、色素、香料、ビタミン類、
植物・動物抽出成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、防腐・
殺菌剤等、通常の化粧品原料として使用されているもの
を適宜配合して製造することができる。また、抗炎症性
の化粧品原料、例えば、甘草抽出成分(特にグリチルレ
チン酸)、塩酸ジフェンヒドラミン、アズレン、dl−
α−トコフェロール及びその誘導体、ビタミンB2 及び
B6 などと共に用いることにより、更にその効果を高め
ることもできる。
【0029】なお、本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤は、
これを化粧品に配合することにより皮膚中のヒアルロン
酸の分解を阻止し、間接的に保湿・美肌効果を付与する
ことができる。
【0030】また、本発明の化粧品を製造する場合にお
いて、本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤とヒアルロン酸を
併用することにより、保湿効果を一層高めることが出来
る。すなわち、本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤に加えて
ヒアルロン酸を始めとする他の保湿・美肌性化粧品成
分、例えば、エラスチン、コラーゲン、レシチン、スク
ワレン、プラセンターリキッド(胎盤抽出液)、グリセ
リン類、グリコール類、発酵代謝産物、乳酸菌培養液、
ビタミンA及びC、コンドロイチン硫酸ナトリウム、2
−ピロリドン−5−カルボン酸ナトリウム(PCA−N
a)、バクモンドウ粘液多糖類等の植物多糖類などと共
に用いることにより、より一層保湿効果の高い化粧品を
得ることができる。
【0031】本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤を配合する
化粧料は、化粧水、化粧クリーム、乳液、ファンデーシ
ョン、口紅、整髪料、ヘアトニック、育毛料等の剤形の
他、歯磨き、洗口液、シャンプー、リンス、ボディシャ
ンプー、入浴剤等にも配合することもできる。
【0032】本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤の有効成分
であるGODエラジタンニンは、例えば、古くから飲用
されている甜茶にも含まれる成分であるので、安全性の
点での問題は全くない。化粧品に配合する場合は、色調
の点から見て、通常GODエラジタンニンの純品換算
で、0.0001〜5.0%の濃度範囲とすることが望
ましい。
【0033】
【作用】本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤の有効成分であ
るGODエラジタンニンは、強力なヒアルロニダーゼ阻
害活性を有し、皮膚や動脈壁、関節腔などに含まれるヒ
アルロン酸含量の低下抑制、皮膚の保湿性及び柔軟性の
改善または向上の効果を示し、また加齢に伴う動脈硬化
の予防、関節炎の改善等の作用も期待できる。
【0034】
【発明の効果】本発明ヒアルロニダーゼ阻害剤は、皮膚
や動脈壁、関節腔などに含まれるヒアルロン酸含量の低
下を抑制し、皮膚の保湿性及び柔軟性を高め、加齢に伴
う動脈硬化を予防し、関節炎を改善する等の薬剤として
利用可能である。特に、皮膚にしっとり感、うるおい
感、なめらかさを与え、皮膚の平滑化作用を有しなが
ら、皮膚への刺激や悪影響がなく人体への安全性が高い
ため、化粧料の素材として最適なものである。
【0035】
【実施例】次にGODエラジタンニンの製造例及び実施
例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこ
れらの実施例等になんら制約されるものではない。
【0036】[製 造 例 1] (甜茶からのGODエラジタンニンの製造(1))甜茶
100gを3000ml容の三角フラスコに入れ、熱水
1000mlを加え、沸騰水浴中で3時間抽出を行っ
た。これを濾過し、得た濾液を凍結乾燥して、甜茶抽出
物32gを得た(これを以下、「TCE」と称す)。
【0037】このうち23gを2リットルの水に溶か
し、同量の酢酸エチル、次いでn−ブタノールで溶媒分
画を行い、水溶性画分として15gを得た(これを以
下、「TCF3」と称す)。これを500mlの水に溶
かし、ダイヤイオン HP20のカラム(φ4cm×3
2cm)に吸着させ、2リットルの水で洗浄後、60容
量%エタノール水2リットルで溶出することにより、6
0%エタノール溶出画分5.6gを得た(これを以下、
「TCF5」と称す)。これを水−エタノール(1:1
v/v)100mlに溶かし、セファデックスLH−2
0のカラム(φ4cm×30cm)に吸着させ、1リッ
トルの水で洗浄後、50容量%エタノール水及びエタノ
ールそれぞれ1リットルで順に溶出後、70容量%アセ
トン水で溶出し70%アセトン溶出画分1.7gを得た
(これを、以下「TCF11」と称す)。上記の製造・
精製工程を図1に示す。
【0038】TCF11(70%アセトン溶出画分)5
mgを1Nの塩酸2mlに溶かし100℃、2時間加熱
後、酢酸エチル2mlで3回抽出し、抽出物をHPLC
分析したところ、図2に示すように保持時間5.275
分にサンギソルビン酸ジラクトン( Sanguisorbic acid
dilactone、GOD)のピークを、同2.283分に没
食子酸( gallic acid、G)のピークを、同8.492
分にエラグ酸( ellagic acid 、D)のピークをそれぞ
れ認め、GODタイプのエラジタンニンを確認した。T
CF11中のGODエラジタンニン含量は90%であっ
た。
【0039】HPLCの分析条件は、デベロシル(Deve
losil )ODS−5カラム(φ4.5mm×150m
m、野村化学製)を用い、0.05M リン酸一カリウ
ム:0.05M リン酸:エタノール:酢酸エチル(4
0:40:15:5v/v)で溶出し、280nmで検
出した。
【0040】[製 造 例 2] (GODエラジタンニンの製造(2))甜茶熱水抽出物
10gを1リットルの水に溶かし、同量の酢酸エチル、
次いでn−ブタノールで溶媒分画を行い、水溶性画分と
して6.58gを得た。このうち1gを5mlの水に溶
かし、デベロシル ODSー10カラム(φ4cm×3
0cm、野村化学製)に吸着させ、2リットルの水で洗
浄後、20容量%エタノール水2リットルで溶出し、2
0%エタノール溶出画分0.36gを得た。
【0041】デベロシル ODS−10カラム20%エ
タノール溶出画分中のGODエラジタンニンは、製造例
1と同様にして確認した。
【0042】[製 造 例 3] (GODエラジタンニンの製造(3))製造例1と同様
にして、甜茶熱水抽出物を得た。このうちの23g を製
造例1に準じ、図3に示す工程により分画処理を行い、
TCE、TCF3、TCF5およびTCF11の各画分
を得た。
【0043】[実 施 例 1] (ヒアルロニダーゼ阻害活性の検定)製造例1及び2で
得たGODエラジタンニンについて、下記方法でヒアル
ロニダーゼ阻害活性を測定した。その結果を表1に示
す。
【0044】(ヒアルロニダーゼ阻害活性の測定法)牛
睾丸由来のヒアルロニダーゼ(Sigma社、Type
IV)を用いて、コンパウンド48/80による、不活性
型酵素の活性化段階の阻害作用を中心に測定した。酵素
活性は、ヒアルロン酸の加水分解により生成するNーア
セチルヘキソサミンを還元末端とする四糖の還元力の増
加をA585 で比色定量することにより、測定した(前田
有美恵ら:食衛誌、31巻、233〜237頁、199
0)。
【0045】すなわち、適量の被験試料を0.1M酢酸
緩衝液(pH4.0)100μlに溶かして試験管にと
り、同緩衝液 50μlに溶かした酵素0.10mg
(100 NF units)を加え、37℃で20分
間インキュベートする。次いで、同緩衝液100μlに
溶かしたコンパウンド48/80 50μgを加え、更
に37℃で20分間インキュベートする。
【0046】更に、同緩衝液 250μlに溶かした、
微生物由来のヒアルロン酸ナトリウム塩 200μgを
加えて37℃で40分間インキュベートする。最後に、
0.4NのNaOH100μlを加えて氷冷後、ホウ酸
緩衝液(pH9.1) 100μlを加えて3分間煮沸し、
氷冷後、p−ジメチルアミノベンズアルデヒド試液3m
lを加えて、37℃で20分間インキュベートした後、
A585 を測定した。
【0047】対照には試料溶液の代わりに上記酢酸緩衝
液を用いた。また、それぞれのブランクとして、酵素溶
液の代わりに上記酢酸緩衝液を用いた。阻害活性は次の
式から求められる阻害率で表した。
【0048】阻害率(%)={(A−B)−(C−
D)}/(A−B)×100 A:対照溶液のA585 B:対照溶液のブランクのA585 C:試料溶液のA585 D:試料溶液のブランクのA585
【0049】 表 1 被 験 試 料 ヒアルロニダーゼ阻害活性IC50(ppm) クロモグリク酸ナトリウム 140 製造例1の甜茶熱水抽出物 140 同ダイヤイオン HP−20 60%エタノール溶出物 45 同セファデックス LH−20 70%アセトン溶出物 25 製造例2の甜茶熱水抽出物 140 同デベロシル ODS−10 20%エタノール溶出物 40
【0050】[実 施 例 2] (エモリエントローション)下記の組成によりエモリエ
ントローションを製造した。
【0051】(組 成) (配 合 %) ステアリン酸 2.0 セタノール 1.5 ワセリン 3.0 ラノリンアルコール 2.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレンモノ オレイン酸エステル(10E.O.) 2.0 プロピレングリコール 4.8 グリセリン 3.0 トリエタノールアミン 1.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 GODエラジタンニン* 0.1 香 料 0.1 精 製 水 70.4 * GODエラジタンニン:製造例2のデベロシル OD
S−10カラムの20%エタノール溶出物
【0052】[実 施 例 3] (化粧水)下記の組成により化粧水を調製した。
【0053】(組 成) (配 合 %) 〈A〉 精製水 残 量 グリセリン 8.0 ソルビット 6.0 GODエラジタンニン* 0.2 メタクリン酸ナトリウム 0.1 クエン酸 0.04 クエン酸ナトリウム 0.16 〈B〉 エタノール 10.0 POE(60)硬化ヒマシ油 0.5 精製レシチン 0.04 メチルパラベン 0.1 香料 0.06 * GODエラジタンニン:製造例2のデベロシル OD
S−10カラムの20%エタノール溶出物
【0054】(製法) 〈A〉および〈B〉をそれぞれ均一溶解した後、〈A〉
に〈B〉を加えて可溶化し、化粧水を得た。
【0055】[実 施 例 4] (エモリエントクリーム)下記の組成によりエモリエン
トクリームを調製した。
【0056】 (組 成) (配 合 %) 〈A〉 プロピレングリコール 8.0 グリセリン 4.0 トリエタノールアミン 1.0 GODエラジタンニン* 0.5 精製水 57.0 〈B〉 ミツロウ 2.0 ステアリルアルコール 5.0 ステアリン酸 8.0 スクワラン 10.0 自己乳化型プロピレングリ コールモノステアレート 3.0 ポリオキシエチレンセチル エーテル(20E.O.) 1.0 香料 0.5 防腐剤、酸化防止剤 適 量 * GODエラジタンニン:製造例2のデベロシル ODS−10カラム の20%エタノール溶出物
【0057】(製 法)精製水にプロピレングリコー
ル、グリセリン、トリエタノールアミンを加え70℃に
加熱する。他の成分を混合、加熱融解して70℃とし、
この油相部を前述した水相部に添加し、反応後ホモミキ
サーで均一に乳化して熱交換機により30℃まで冷却す
る。
【0058】[実 施 例 5] (外 用 剤 (軟 膏))下記の組成により軟膏剤を
調製した。
【0059】 (組 成) (配 合 %) GODエラジタンニン* 5.0 ワセリン 90.0 ミリスチン酸イソプロピル 5.0 * GODエラジタンニン:製造例2のデベロシル ODS−10カラ ムの20%エタノール溶出物
【図面の簡単な説明】
【図1】 製造例1における甜茶熱水抽出物からのGO
Dエラジタンニンの製造工程を示す図面。
【図2】 製造例1で得たGODエラジタンニンの加水
分解物のHPLC分析結果を示す図面。
【図3】 製造例3における甜茶熱水抽出物からのGO
Dエラジタンニンの製造工程を示す図面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/70 ADA A61K 31/70 ADA AED AED C07H 13/08 C07H 13/08 C12N 9/99 C12N 9/99 (72)発明者 藤居 亙 大阪府三島郡島本町若山台1丁目1番1号 サントリー株式会社生物医学研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GODタイプのエラジタンニンを有効成
    分として含有する、ヒアルロニダーゼ阻害剤。
  2. 【請求項2】 GODタイプのエラジタンニンが、次の
    式(I)、 【化1】 (式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子またはガロイル
    基を示すか、一緒になってヘキサヒドロキシジフェノイ
    ル基を示す)で表される構造単位を有するものである請
    求項第1項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤。
  3. 【請求項3】 GODタイプのエラジタンニンが、次の
    式(II)、 【化2】 (式中、R1及びR2は前記した意味を有し、nは0ない
    し20の数を示す)で表される化合物である請求項第1
    項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤。
  4. 【請求項4】 GODタイプのエラジタンニンが、次の
    式(III )、 【化3】 (式中、R1及びR2は前記した意味を有する)で表され
    る化合物である請求項第1項記載のヒアルロニダーゼ阻
    害剤。
  5. 【請求項5】 GODタイプのエラジタンニンが、バラ
    科植物体より抽出されたものである請求項第1項ないし
    第4項の何れかの項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤。
  6. 【請求項6】 バラ科植物が、バラ科キイチゴ属、ワレ
    モコウ属及びバラ属のいずれかの属の植物である請求項
    第5項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤。
  7. 【請求項7】 バラ科植物が、甜茶(Rubus suavissimu
    s S.Lee )、シマバライチゴ(Rubus lambertianus SER
    INGE)、ワレモコウ(Sanguisorba officina lis L.)、
    ゴショイチゴ(Rubus chingii )、ルブス コレアヌス
    Rubus core anus)、ローザ ヘンリュイ ボウル(Ro
    sa henryi BOUL. )、ルブス クラタエギフォリウス
    ブンゲ(Rubus crataegifolius BUNGE)、ルブス パル
    ヴィフォリウス エル(Rubus parvifolius L.)、ルブ
    ス パルマトウス スンブ(Ru bus palmatus THUNB.
    )、ホウロクイチゴ(Rubus sieboldii BLUME )、ビ
    ロードイチゴ(Rubus corchorifolius L. )、ルブス
    パルマトウス スンブ ヴァル コプトフィルス クン
    ゼ(Rubus palmatus THUNB. var coptophyllus KUNZ
    E)、ルブス イダエウス エル(Rubus idaeus L.
    )、ルブス メソゲアヌスフォスケ(Rubus mesogeanu
    s FOCKE)、ルブス フォエニコラシウス マキシム(R
    ubus phoenicolasius MAXIM. )、ルブス カリシノイ
    デス ハヤト(Rubus calycinoides HAYATO )、サング
    イソルバ テヌイフォリア ヴァル パルヴィフロラ
    マキシム(Sanguisorba tenuifolia var parviflora MA
    XIM.)、ルブスババエ ナルハシ(Rubus babae Naruha
    shi )、ルブス フルチコスス エル(Rubus fruticos
    us L. )、ルブス ヒラセアヌス マキノ(Rubus hira
    seanusMakino )、ルブス ヒルストウス スンブ(Rub
    us hirsutus Thunb. )、ルブス マサキイ ナルハシ
    Rubus masakii Naruhashi )、ルブス メデイウスオ
    ウ クッツェ(Rubus medius O.Ktze.)、ルブス ニガ
    クマ オカ エト ナルハシ(Rubus nigakuma Oka et
    Naruhashi )、ルブス ニカイイ オオウィ(Rubus ni
    kaii Ohwi )、ルブス オオミネアヌス コイヅ(Rubu
    s ohmineanus Koidz. )、ルブス ペダトウス スミス
    Rubus pedatus Smith )、ルブス シュウドチンギイ
    ナルハシ(Rubus pseudochingii Naruhashi )、ルブ
    ス タワダヌス コイヅ(Rubus tawadanus Koidz.)、
    ルブス トヨレンシス コイヅ(Rubus toyorensis Koi
    dz. )、ルブス トリフィドウス スンブ エックス
    マレイ(Rubus trifidus Thunb.ex Murrey)、ルブス
    ウッチネンシス コイヅ(Rubus utchinensis Koid
    z.)、ルブス イエノシマヌス コイヅ(Rubus yenosh
    imanus Koidz. )、またはサングイソルバ テヌイフォ
    リア フィスチ ヴァルアルバ トラウトヴ エト メ
    イヤー(Sanguisorba tenuifolia Fisch var.a lba Trau
    tv. et Meyer. )である請求項第5項記載のヒアルロニ
    ダーゼ阻害剤。
  8. 【請求項8】 請求項第1項ないし第7項の何れかの項
    記載のヒアルロニダーゼ阻害剤を含有する外用剤。
  9. 【請求項9】 請求項第1項ないし第7項の何れかの項
    記載のヒアルロニダーゼ阻害剤を含有する化粧品。
  10. 【請求項10】 請求項第1項ないし第7項の何れかの
    項記載のヒアルロニダーゼ阻害剤を含有する保湿剤。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11279069A (ja) * 1998-03-27 1999-10-12 Ichimaru Pharcos Co Ltd 活性酸素消去剤
JP2002293740A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Sansho Seiyaku Co Ltd ヒアルロニダーゼ活性阻害剤
JP2003012489A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Naris Cosmetics Co Ltd ヒアルロニダーゼ活性阻害剤及び保湿化粧料
JP2008501681A (ja) * 2004-06-08 2008-01-24 アン−グーク ファーマシューティカル カンパニー リミテッド 尿失禁の予防及び治療用組成物
WO2011093418A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 株式会社 資生堂 脂肪前駆細胞分化促進剤
JP2019059700A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 ポーラ化成工業株式会社 ***用のヒアルロン酸産生促進剤

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