JPH09122930A - 溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式調質圧延設備 - Google Patents
溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式調質圧延設備Info
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- JPH09122930A JPH09122930A JP28411895A JP28411895A JPH09122930A JP H09122930 A JPH09122930 A JP H09122930A JP 28411895 A JP28411895 A JP 28411895A JP 28411895 A JP28411895 A JP 28411895A JP H09122930 A JPH09122930 A JP H09122930A
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】 鋼帯を入側ルーパ装備のない調質圧延精整
設備等で処理する際に、その設備稼働率を高水準に維持
しながら溶接点ロールマークの発生を完全に防止できる
溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式調質圧延
設備を提供する。 【解決手段】 鋼帯１の先行板と後行板の端部を重ね溶
接して形成された継手厚肉部11を、減肉装置３を用いて
板幅方向全域にわたり同時に加圧・減肉する。
設備等で処理する際に、その設備稼働率を高水準に維持
しながら溶接点ロールマークの発生を完全に防止できる
溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式調質圧延
設備を提供する。 【解決手段】 鋼帯１の先行板と後行板の端部を重ね溶
接して形成された継手厚肉部11を、減肉装置３を用いて
板幅方向全域にわたり同時に加圧・減肉する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接継手部の減肉
方法及び減肉装置付き連続式調質圧延設備に関し、特
に、鋼帯の先行板尾端と後行板先端とを重ね溶接して形
成された溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式
調質圧延設備に関する。
方法及び減肉装置付き連続式調質圧延設備に関し、特
に、鋼帯の先行板尾端と後行板先端とを重ね溶接して形
成された溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式
調質圧延設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】鋼帯の先行板と後行板の端部同士を互い
に重ね合わせて、その重ね代をステッチ溶接あるいはシ
ーム溶接等で連続的に溶接すると、その溶接継手部の板
厚は、それ以外の母材板厚より厚くなる。この状態のま
ま例えば連続調質圧延等の処理を行うと、この溶接継手
部の厚肉段差部（継手厚肉部と略記する）が圧延ロール
に転写されて「溶接点ロールマーク」と呼ばれる凹みを
生じ、これが更に鋼帯に転写されて同じく溶接点ロール
マークと呼称される表面欠陥を招く。溶接継手部の通過
時を空パスとすれば圧延ロールへの転写は防止可能であ
るが、圧延能率が大幅に低下するため実際的ではない。
に重ね合わせて、その重ね代をステッチ溶接あるいはシ
ーム溶接等で連続的に溶接すると、その溶接継手部の板
厚は、それ以外の母材板厚より厚くなる。この状態のま
ま例えば連続調質圧延等の処理を行うと、この溶接継手
部の厚肉段差部（継手厚肉部と略記する）が圧延ロール
に転写されて「溶接点ロールマーク」と呼ばれる凹みを
生じ、これが更に鋼帯に転写されて同じく溶接点ロール
マークと呼称される表面欠陥を招く。溶接継手部の通過
時を空パスとすれば圧延ロールへの転写は防止可能であ
るが、圧延能率が大幅に低下するため実際的ではない。
【０００３】そのため、一般には溶接した後、その溶接
継手部をロールがけすることによって、継手厚肉部を一
定の厚みまで押し潰して減肉するようにしている。図４
は、従来の重ね溶接方法の説明図である。図４におい
て、18は従来の重ね溶接途上の鋼帯の幅方向断面、20は
従来の重ね溶接装置である。従来の重ね溶接装置20は、
鋼帯の幅方向に進退可能なフレーム21と、フレーム21に
配備された各々上下１対の電極輪22及びこれに後続する
プラニッシュロール23とで構成されている。
継手部をロールがけすることによって、継手厚肉部を一
定の厚みまで押し潰して減肉するようにしている。図４
は、従来の重ね溶接方法の説明図である。図４におい
て、18は従来の重ね溶接途上の鋼帯の幅方向断面、20は
従来の重ね溶接装置である。従来の重ね溶接装置20は、
鋼帯の幅方向に進退可能なフレーム21と、フレーム21に
配備された各々上下１対の電極輪22及びこれに後続する
プラニッシュロール23とで構成されている。
【０００４】従来の重ね溶接装置20を用いた重ね溶接
は、重ね代の位置決めの後、フレーム21が鋼帯を横切る
ように進み、これに随伴して電極輪22が鋼帯を挟みなが
ら重ね代に沿って連続的に溶接を行い、その溶接継手部
をプラニッシュロール23が引き続きロールがけして継手
厚肉部を一定の厚みまで減肉するという要領で行われ
る。重ね溶接途上の鋼帯の幅方向断面18は、電極輪22で
もやや圧下されるが、実質的にはプラニッシュロール23
で加圧・減肉される。
は、重ね代の位置決めの後、フレーム21が鋼帯を横切る
ように進み、これに随伴して電極輪22が鋼帯を挟みなが
ら重ね代に沿って連続的に溶接を行い、その溶接継手部
をプラニッシュロール23が引き続きロールがけして継手
厚肉部を一定の厚みまで減肉するという要領で行われ
る。重ね溶接途上の鋼帯の幅方向断面18は、電極輪22で
もやや圧下されるが、実質的にはプラニッシュロール23
で加圧・減肉される。
【０００５】しかしながら、プラニッシュロールのロー
ルがけによる圧下力だけでは、十分な減肉効果が得にく
い。かといって加圧力を過剰に高めると溶接継手部に歪
みや更には割れが発生する。特に、薄物材ではそれが発
生し易いため加圧力の制限が厳しく、上記溶接点ロール
マークの完全防止に至っていない。この問題の解決策と
して、特開昭58-13483号公報に、溶接継手部に引張力を
付与しながらロールがけする方法が提案されている。し
かしながらこの方法は、引張力を与えることから溶接作
業と溶接継手部の加圧・減肉作業とを同時には行えない
ことが多いため、一連の作業に長時間を要し、また、幅
方向に順次圧下していくこと自体、作業時間の更なる延
長要因となる。そのため、入側ルーパ装備のない調質圧
延精整設備等に適用すると、設備稼働率が低下してしま
う。
ルがけによる圧下力だけでは、十分な減肉効果が得にく
い。かといって加圧力を過剰に高めると溶接継手部に歪
みや更には割れが発生する。特に、薄物材ではそれが発
生し易いため加圧力の制限が厳しく、上記溶接点ロール
マークの完全防止に至っていない。この問題の解決策と
して、特開昭58-13483号公報に、溶接継手部に引張力を
付与しながらロールがけする方法が提案されている。し
かしながらこの方法は、引張力を与えることから溶接作
業と溶接継手部の加圧・減肉作業とを同時には行えない
ことが多いため、一連の作業に長時間を要し、また、幅
方向に順次圧下していくこと自体、作業時間の更なる延
長要因となる。そのため、入側ルーパ装備のない調質圧
延精整設備等に適用すると、設備稼働率が低下してしま
う。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の問題点
に鑑み、本発明は、鋼帯を入側ルーパ装備のない調質圧
延精整設備等で処理する際に、その設備稼働率を高水準
に維持しながら溶接点ロールマークの発生を完全に防止
できる溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式調
質圧延設備を提供することを課題とする。
に鑑み、本発明は、鋼帯を入側ルーパ装備のない調質圧
延精整設備等で処理する際に、その設備稼働率を高水準
に維持しながら溶接点ロールマークの発生を完全に防止
できる溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式調
質圧延設備を提供することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は、２スタンド
のスキンパスミル（調質圧延機）における溶接点ロール
マークの発生状況を観察し、以下に述べるような知見を
得た。図３は、溶接点ロールマーク発生状況の説明図で
ある。図３において、１は鋼帯、11は重ね溶接による継
手厚肉部、８は４Ｈｉ×２スタンドのスキンパスミル、
９，12は夫々１号，２号スタンドのワークロール、10，
13は夫々１号，２号スタンドのバックアップロール、14
は継手厚肉部11がワークロール９に転写された溶接点ロ
ールマークであり、Ａ，Ｂは夫々鋼帯に対して上，下の
位置にあることを表す。
のスキンパスミル（調質圧延機）における溶接点ロール
マークの発生状況を観察し、以下に述べるような知見を
得た。図３は、溶接点ロールマーク発生状況の説明図で
ある。図３において、１は鋼帯、11は重ね溶接による継
手厚肉部、８は４Ｈｉ×２スタンドのスキンパスミル、
９，12は夫々１号，２号スタンドのワークロール、10，
13は夫々１号，２号スタンドのバックアップロール、14
は継手厚肉部11がワークロール９に転写された溶接点ロ
ールマークであり、Ａ，Ｂは夫々鋼帯に対して上，下の
位置にあることを表す。
【０００８】母材板厚ｔが０．１５mm超え０．４mm未満
の鋼帯（冷延鋼帯）１を、継手厚肉部11の板厚を母材板
厚ｔの１２０〜１４０％とし、１号スタンドの圧下力Ｐ
1 が６０TON 、２号スタンドの圧下力Ｐ2 が５０TON と
なるように設定したスキンパスミル８に通してワークロ
ール９及び12の表面を観察した。その結果、継手厚肉部
11のミル通過後、１号スタンドのワークロール９Ａ，９
Ｂには溶接点ロールマーク14Ａ，14Ｂの発生が見られた
が、２号スタンドのワークロール12Ａ，12Ｂにはその発
生が見られなかった。
の鋼帯（冷延鋼帯）１を、継手厚肉部11の板厚を母材板
厚ｔの１２０〜１４０％とし、１号スタンドの圧下力Ｐ
1 が６０TON 、２号スタンドの圧下力Ｐ2 が５０TON と
なるように設定したスキンパスミル８に通してワークロ
ール９及び12の表面を観察した。その結果、継手厚肉部
11のミル通過後、１号スタンドのワークロール９Ａ，９
Ｂには溶接点ロールマーク14Ａ，14Ｂの発生が見られた
が、２号スタンドのワークロール12Ａ，12Ｂにはその発
生が見られなかった。
【０００９】この観察結果から、１号スタンドのワーク
ロール９Ａ，９Ｂによる圧下は、薄物材の継手厚肉部11
を減肉する効果があることがわかった。かかる知見に基
づいてなされた請求項１記載の本発明は、鋼帯の先行板
と後行板の端部を重ね溶接して形成された継手厚肉部
を、減肉装置を用いて板幅方向全域にわたり同時に加圧
・減肉することを特徴とする継手厚肉部の減肉方法であ
る。
ロール９Ａ，９Ｂによる圧下は、薄物材の継手厚肉部11
を減肉する効果があることがわかった。かかる知見に基
づいてなされた請求項１記載の本発明は、鋼帯の先行板
と後行板の端部を重ね溶接して形成された継手厚肉部
を、減肉装置を用いて板幅方向全域にわたり同時に加圧
・減肉することを特徴とする継手厚肉部の減肉方法であ
る。
【００１０】また、請求項２記載の本発明は、鋼帯の先
行板と後行板の端部を重ね溶接する溶接機と、この重ね
溶接で形成された継手厚肉部を有する鋼帯を調質圧延す
る調質圧延機とを備えた連続式調質圧延設備において、
継手厚肉部を板幅方向全域にわたり同時に加圧・減肉す
る減肉装置を溶接機の後面に配設したことを特徴とする
減肉装置付き連続式調質圧延設備である。
行板と後行板の端部を重ね溶接する溶接機と、この重ね
溶接で形成された継手厚肉部を有する鋼帯を調質圧延す
る調質圧延機とを備えた連続式調質圧延設備において、
継手厚肉部を板幅方向全域にわたり同時に加圧・減肉す
る減肉装置を溶接機の後面に配設したことを特徴とする
減肉装置付き連続式調質圧延設備である。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の減肉装置付き連
続式調質圧延設備の断面配置図である。図１において、
２はウエルダ（溶接機）、３は専用の圧延機（減肉装
置）、４は減肉ロール、５，７はデフレクタロール（デ
フロール）、６はブライドルロールである。図示しない
が従来と異なり、ウエルダ２にはプラニッシュロールが
配備されていない。なお、前掲図３と同一部材には同一
符号を付し、説明を省略する。
続式調質圧延設備の断面配置図である。図１において、
２はウエルダ（溶接機）、３は専用の圧延機（減肉装
置）、４は減肉ロール、５，７はデフレクタロール（デ
フロール）、６はブライドルロールである。図示しない
が従来と異なり、ウエルダ２にはプラニッシュロールが
配備されていない。なお、前掲図３と同一部材には同一
符号を付し、説明を省略する。
【００１２】図１に示すように、請求項２記載の本発明
は、鋼帯１の先行板と後行板の端部を重ね溶接するウエ
ルダ２と、この重ね溶接で形成された継手厚肉部11を有
する鋼帯を調質圧延する調質圧延機８とを備えた連続式
調質圧延設備において、継手厚肉部11を板幅方向全域に
わたり同時に加圧・減肉する専用の圧延機（減肉装置）
３を溶接機２の後面に配設したことを特徴とする。
は、鋼帯１の先行板と後行板の端部を重ね溶接するウエ
ルダ２と、この重ね溶接で形成された継手厚肉部11を有
する鋼帯を調質圧延する調質圧延機８とを備えた連続式
調質圧延設備において、継手厚肉部11を板幅方向全域に
わたり同時に加圧・減肉する専用の圧延機（減肉装置）
３を溶接機２の後面に配設したことを特徴とする。
【００１３】かかる構成の設備としたことにより、請求
項１記載の本発明が好適に実施でき、重ね溶接直後の鋼
帯１が調質圧延機８に入る前に継手厚肉部11の加圧・減
肉を確実且つ迅速に行うことができるから、ワークロー
ル９における溶接点ロールマークの発生を完全に防止で
きる。また、減肉装置３は、継手厚肉部11を板幅方向に
順次加圧・減肉していく従来のプラニッシュロールとは
異なり、減肉ロール４により板幅方向全域にわたり一挙
に加圧・減肉するものであるから作業時間が短縮する。
それゆえ設備稼働率を高水準に維持することができる。
項１記載の本発明が好適に実施でき、重ね溶接直後の鋼
帯１が調質圧延機８に入る前に継手厚肉部11の加圧・減
肉を確実且つ迅速に行うことができるから、ワークロー
ル９における溶接点ロールマークの発生を完全に防止で
きる。また、減肉装置３は、継手厚肉部11を板幅方向に
順次加圧・減肉していく従来のプラニッシュロールとは
異なり、減肉ロール４により板幅方向全域にわたり一挙
に加圧・減肉するものであるから作業時間が短縮する。
それゆえ設備稼働率を高水準に維持することができる。
【００１４】ここに、前記減肉装置３の用法は、鋼帯１
における継手厚肉部11の前後３００mmを超えない範囲の
み圧下するものとし、それ以外の範囲の鋼帯の通過時に
は開放するのが望ましい。こうすれば、減肉ロール４に
溶接点ロールマークが発生したとしても溶接継手部は切
捨てられるため、製品の鋼帯に転写されることはない。
における継手厚肉部11の前後３００mmを超えない範囲の
み圧下するものとし、それ以外の範囲の鋼帯の通過時に
は開放するのが望ましい。こうすれば、減肉ロール４に
溶接点ロールマークが発生したとしても溶接継手部は切
捨てられるため、製品の鋼帯に転写されることはない。
【００１５】
【実施例】具体的実施例として、図２に、減肉装置３の
要部断面図を示す。図２において、15は油圧シリンダで
ある。なお、前掲図１と同一部材には同一符号を付し、
説明を省略する。減肉ロール４は、ハイス鋼製でロール
径２５０mmφＤとしている。上ロール４Ａの昇降は油圧
シリンダ15で付勢し、圧下力Ｐ0 は６０TON に設定して
いる。また、下ロール４Ｂとパスラインとのレベル差ｈ
は１０mmとしている。
要部断面図を示す。図２において、15は油圧シリンダで
ある。なお、前掲図１と同一部材には同一符号を付し、
説明を省略する。減肉ロール４は、ハイス鋼製でロール
径２５０mmφＤとしている。上ロール４Ａの昇降は油圧
シリンダ15で付勢し、圧下力Ｐ0 は６０TON に設定して
いる。また、下ロール４Ｂとパスラインとのレベル差ｈ
は１０mmとしている。
【００１６】かかる諸元の減肉装置３を用いて、板厚ｔ
が０．１３mm超え０．４mm未満の範囲に分布し、ストリ
ップユニットテンションＴを２kg/mm2超え７kg/mm2未満
として連続調質圧延される冷延鋼帯について、「発明の
実施の形態」の項で述べた要領で重ね溶接後の継手厚肉
部11の前後３００mmを超えない範囲の加圧・減肉を実施
したところ、調質圧延後の所見で溶接点ロールマーク起
因の表面欠陥の発生は皆無であった。
が０．１３mm超え０．４mm未満の範囲に分布し、ストリ
ップユニットテンションＴを２kg/mm2超え７kg/mm2未満
として連続調質圧延される冷延鋼帯について、「発明の
実施の形態」の項で述べた要領で重ね溶接後の継手厚肉
部11の前後３００mmを超えない範囲の加圧・減肉を実施
したところ、調質圧延後の所見で溶接点ロールマーク起
因の表面欠陥の発生は皆無であった。
【００１７】また、本実施例における溶接及び加圧・減
肉作業の所要時間は、冷延鋼帯１００コイル当たりで評
価して、図４に例示した従来方式に比べ約１０％に短縮
でき、その分連続調質圧延設備の稼働率に寄与できた。
なお、本実施例では、冷延鋼帯を対象として説明した
が、本発明はこれに限らず、熱延鋼帯にも適用可能であ
り、更に、鋼帯に限らず、重ね溶接されて連続処理され
る際に継手厚肉部に起因するロールマークが懸念される
あらゆる金属帯板に適用可能である。
肉作業の所要時間は、冷延鋼帯１００コイル当たりで評
価して、図４に例示した従来方式に比べ約１０％に短縮
でき、その分連続調質圧延設備の稼働率に寄与できた。
なお、本実施例では、冷延鋼帯を対象として説明した
が、本発明はこれに限らず、熱延鋼帯にも適用可能であ
り、更に、鋼帯に限らず、重ね溶接されて連続処理され
る際に継手厚肉部に起因するロールマークが懸念される
あらゆる金属帯板に適用可能である。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、鋼帯を入側ルーパ装備
のない調質圧延精整設備等で処理する際に、その設備稼
働率を高水準に維持しながら溶接点ロールマークの発生
を完全に防止できるという優れた効果を奏する。
のない調質圧延精整設備等で処理する際に、その設備稼
働率を高水準に維持しながら溶接点ロールマークの発生
を完全に防止できるという優れた効果を奏する。
【図１】減肉装置付き連続式調質圧延設備の断面配置図
である。
である。
【図２】減肉装置の要部断面図である。
【図３】溶接点ロールマーク発生状況の説明図である。
【図４】従来の重ね溶接方法の説明図である。
１ 鋼帯（冷延鋼帯） ２ ウエルダ（溶接機） ３ 専用の圧延機（減肉装置） ４ 減肉ロール ５，７ デフレクタロール（デフロール） ６ ブライドルロール ８ スキンパスミル（調質圧延機） ９，12 ワークロール 10，13 バックアップロール 11 継手厚肉部 14 溶接点ロールマーク 15 油圧シリンダ 18 従来の重ね溶接途上の鋼帯の幅方向断面 20 従来の重ね溶接装置 21 フレーム 22 電極輪 23 プラニッシュロール Ａ 上 Ｂ 下
Claims (2)
- 【請求項１】 鋼帯の先行板と後行板の端部を重ね溶接
して形成された継手厚肉部を、減肉装置を用いて板幅方
向全域にわたり同時に加圧・減肉することを特徴とする
継手厚肉部の減肉方法。 - 【請求項２】 鋼帯の先行板と後行板の端部を重ね溶接
する溶接機と、この重ね溶接で形成された継手厚肉部を
有する鋼帯を調質圧延する調質圧延機とを備えた連続式
調質圧延設備において、継手厚肉部を板幅方向全域にわ
たり同時に加圧・減肉する減肉装置を溶接機の後面に配
設したことを特徴とする減肉装置付き連続式調質圧延設
備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28411895A JPH09122930A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式調質圧延設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28411895A JPH09122930A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式調質圧延設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09122930A true JPH09122930A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17674422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28411895A Pending JPH09122930A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 溶接継手部の減肉方法及び減肉装置付き連続式調質圧延設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09122930A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116372517A (zh) * | 2023-04-07 | 2023-07-04 | 江苏亨通精密铜业有限公司 | 用于连接件的铜带清洗接带结构及接带工艺 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28411895A patent/JPH09122930A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116372517A (zh) * | 2023-04-07 | 2023-07-04 | 江苏亨通精密铜业有限公司 | 用于连接件的铜带清洗接带结构及接带工艺 |
| CN116372517B (zh) * | 2023-04-07 | 2023-11-14 | 江苏亨通精密铜业有限公司 | 用于连接件的铜带清洗接带结构及接带工艺 |
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