JPH09122810A - 鍛造方法 - Google Patents
鍛造方法Info
- Publication number
- JPH09122810A JPH09122810A JP29936995A JP29936995A JPH09122810A JP H09122810 A JPH09122810 A JP H09122810A JP 29936995 A JP29936995 A JP 29936995A JP 29936995 A JP29936995 A JP 29936995A JP H09122810 A JPH09122810 A JP H09122810A
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- JP
- Japan
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- forging
- anvil
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- forged
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 変形抵抗が大きい材料でも鍛造をすることが
できる鍛造方法を提供すること。 【解決手段】 断面がほぼ半円形で、金敷に向かって突
出した形状の鍛造具（１）および断面がほぼ半円形で、
鍛造具に向かって突出した形状を有する金敷（２）を用
いて鍛造すること。
できる鍛造方法を提供すること。 【解決手段】 断面がほぼ半円形で、金敷に向かって突
出した形状の鍛造具（１）および断面がほぼ半円形で、
鍛造具に向かって突出した形状を有する金敷（２）を用
いて鍛造すること。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鍛造方法、詳しくは鍛
造面を曲面にした鍛造具および金敷を使用する鍛造方法
に関する。
造面を曲面にした鍛造具および金敷を使用する鍛造方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、鍛造機、鍛造プレスなどの鍛造装
置によって板状体を成形する場合、通常図５および図６
に示したように鍛造具（ハンマー）（１）および金敷
（２）の鍛造面が平面のものが使用されていた。また金
属製のリングを鍛造によって製造する方法において、断
面が半円形の鍛造具および鍛造面が平面の金敷を使用し
て鍛造することが知られている（特開昭５８─２０９４
４１号参照）。
置によって板状体を成形する場合、通常図５および図６
に示したように鍛造具（ハンマー）（１）および金敷
（２）の鍛造面が平面のものが使用されていた。また金
属製のリングを鍛造によって製造する方法において、断
面が半円形の鍛造具および鍛造面が平面の金敷を使用し
て鍛造することが知られている（特開昭５８─２０９４
４１号参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の鍛
造面が平面の鍛造具（１）および金敷（２）を使用して
鍛造する方法は、平面であるために鍛造面の面積が広く
なり、また鍛造装置の能力にも限界があるために、変形
抵抗が大きい材料では鍛造することできない場合がしば
しばあった。そのために鍛造具および金敷の巾を狭くし
て鍛造面を狭くすることも考えられるが、巾を狭くする
と、強度が不足することになり、それ程狭くすることが
できなかった。また、上記断面が半円形の鍛造具を使用
する鍛造方法は、金属製のリングを鍛造する方法であっ
て、変形抵抗が大きい材料を鍛造するためではないし、
また金敷として断面が半円形のものを用いる鍛造方法で
もない。本発明は、変形抵抗が大きい材料でも鍛造をす
ることができる鍛造方法を提供することを目的とするも
のである。
造面が平面の鍛造具（１）および金敷（２）を使用して
鍛造する方法は、平面であるために鍛造面の面積が広く
なり、また鍛造装置の能力にも限界があるために、変形
抵抗が大きい材料では鍛造することできない場合がしば
しばあった。そのために鍛造具および金敷の巾を狭くし
て鍛造面を狭くすることも考えられるが、巾を狭くする
と、強度が不足することになり、それ程狭くすることが
できなかった。また、上記断面が半円形の鍛造具を使用
する鍛造方法は、金属製のリングを鍛造する方法であっ
て、変形抵抗が大きい材料を鍛造するためではないし、
また金敷として断面が半円形のものを用いる鍛造方法で
もない。本発明は、変形抵抗が大きい材料でも鍛造をす
ることができる鍛造方法を提供することを目的とするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の鍛造方法においては、断面がほぼ半円形
で、金敷に向かって突出した形状を有する鍛造具および
断面がほぼ半円形で、鍛造具に向かって突出した形状を
有する金敷を用いて鍛造をすることである。
に、本発明の鍛造方法においては、断面がほぼ半円形
で、金敷に向かって突出した形状を有する鍛造具および
断面がほぼ半円形で、鍛造具に向かって突出した形状を
有する金敷を用いて鍛造をすることである。
【０００５】本発明の鍛造方法は、冷間、温間および熱
間での鍛造である。また、本発明の鍛造方法で鍛造でき
る被鍛造材料は、鋼、銅合金、Ｎｉ合金、Ｔｉなどの変
形抵抗が大きい合金および単一金属である。
間での鍛造である。また、本発明の鍛造方法で鍛造でき
る被鍛造材料は、鋼、銅合金、Ｎｉ合金、Ｔｉなどの変
形抵抗が大きい合金および単一金属である。
【０００６】本発明の鍛造方法に使用する鍛造具および
金敷の「断面がほぼ半円形」とは、断面が半円形（図１
および図２のａ）、半楕円形（図２（以下同じ）の
ｄ）、角を丸くした多角形の半分（ｇ）、半分より小さ
い円形（ｂ）、楕円形（ｅ）および角を丸くした多角形
（ｈ）、並びに半分より大きい円形（ｃ）、楕円形
（ｆ）および角を丸くした多角形（ｉ）のことである。
金敷の「断面がほぼ半円形」とは、断面が半円形（図１
および図２のａ）、半楕円形（図２（以下同じ）の
ｄ）、角を丸くした多角形の半分（ｇ）、半分より小さ
い円形（ｂ）、楕円形（ｅ）および角を丸くした多角形
（ｈ）、並びに半分より大きい円形（ｃ）、楕円形
（ｆ）および角を丸くした多角形（ｉ）のことである。
【０００７】
【作用】本発明の鍛造方法においては、鍛造具および金
敷として断面がほぼ半円形で、金敷または鍛造具に向か
って突出した形状を有するものを使用しているので、一
回の槌打ちにおいて鍛造できる量は少ないが、鍛造する
力が小さくてよく、また鍛造具および金敷の断面がほぼ
半円形であるので、鍛造具および金敷の強度が不足する
ことがない。また、鍛造具および金敷を断面が半円形の
ものにすると、円柱状の材料を縦に切断することにより
鍛造具および金敷を製造することができるので、製造が
簡単である。
敷として断面がほぼ半円形で、金敷または鍛造具に向か
って突出した形状を有するものを使用しているので、一
回の槌打ちにおいて鍛造できる量は少ないが、鍛造する
力が小さくてよく、また鍛造具および金敷の断面がほぼ
半円形であるので、鍛造具および金敷の強度が不足する
ことがない。また、鍛造具および金敷を断面が半円形の
ものにすると、円柱状の材料を縦に切断することにより
鍛造具および金敷を製造することができるので、製造が
簡単である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。図５および図６に示したように巾１２５ｍｍ、
長さ１０００ｍｍの鍛造面を有する金敷（１）および鍛
造具（２）を用いて３５００ｔの鍛造プレス（３）で下
記の被鍛造物４を冷間鍛造しようとしたが、鍛造プレス
の能力が不足、すなわち約４５００ｔの能力が必要であ
ったが、鍛造プレスの能力は３５００ｔであったために
冷間鍛造することができなかった。被鍛造物の材料は、
Ａｌ：１．０％、Ｃｒ：１．０％、Ｃｕ：９８％からな
る高力黄銅で、変形抵抗が40Kg／ｍｍ2 の厚さ９０ｍ
ｍ、巾９００ｍｍ、長さ３０００ｍｍの板状体である。
明する。図５および図６に示したように巾１２５ｍｍ、
長さ１０００ｍｍの鍛造面を有する金敷（１）および鍛
造具（２）を用いて３５００ｔの鍛造プレス（３）で下
記の被鍛造物４を冷間鍛造しようとしたが、鍛造プレス
の能力が不足、すなわち約４５００ｔの能力が必要であ
ったが、鍛造プレスの能力は３５００ｔであったために
冷間鍛造することができなかった。被鍛造物の材料は、
Ａｌ：１．０％、Ｃｒ：１．０％、Ｃｕ：９８％からな
る高力黄銅で、変形抵抗が40Kg／ｍｍ2 の厚さ９０ｍ
ｍ、巾９００ｍｍ、長さ３０００ｍｍの板状体である。
【０００９】そこで、図１、図３および図４に示したよ
うに、直径５００ｍｍ、長さ１０００ｍｍの熱間ダイス
鋼の円柱体を中央で切断した断面が半円形で、長さ１０
００ｍｍの金敷（１）および鍛造具（２）を使用し、上
記３５００ｔ鍛造プレス（３）を用いて上記被鍛造物
（４）を冷間鍛造した。上記材料の鍛造は１５００ｔで
成形することができたので、厚さ４５ｍｍの板に問題な
く鍛造することができた。
うに、直径５００ｍｍ、長さ１０００ｍｍの熱間ダイス
鋼の円柱体を中央で切断した断面が半円形で、長さ１０
００ｍｍの金敷（１）および鍛造具（２）を使用し、上
記３５００ｔ鍛造プレス（３）を用いて上記被鍛造物
（４）を冷間鍛造した。上記材料の鍛造は１５００ｔで
成形することができたので、厚さ４５ｍｍの板に問題な
く鍛造することができた。
【００１０】上記実施例では、高力黄銅の冷間鍛造であ
ったが、鋼、他の銅合金など他の合金およびＴｉなどの
単体金属にも実施することができる。また、上記実施例
は冷間鍛造であっるが、熱間鍛造、温間鍛造、矯正など
にも実施することができる。
ったが、鋼、他の銅合金など他の合金およびＴｉなどの
単体金属にも実施することができる。また、上記実施例
は冷間鍛造であっるが、熱間鍛造、温間鍛造、矯正など
にも実施することができる。
【００１１】
【本発明の効果】本発明は、上記構成にしたことによ
り、次のような優れた効果を奏する。 （１）従来の方法では、プレスの能力不足で鍛造をする
ことができなかったものでも鍛造することができる。 （２）鍛造面が円弧状の鍛造具および金敷は、円柱状の
素材を切断すれば製造することができるので、鍛造具お
よび金敷が安価に製造することができる。
り、次のような優れた効果を奏する。 （１）従来の方法では、プレスの能力不足で鍛造をする
ことができなかったものでも鍛造することができる。 （２）鍛造面が円弧状の鍛造具および金敷は、円柱状の
素材を切断すれば製造することができるので、鍛造具お
よび金敷が安価に製造することができる。
【図１】本発明の方法に使用する一実施例の鍛造具およ
び金敷の斜視図である。
び金敷の斜視図である。
【図２】本発明の方法に使用する各種の鍛造具および金
敷の断面図である。
敷の断面図である。
【図３】本発明の鍛造方法を説明するための正面図であ
る。
る。
【図４】本発明の鍛造方法を説明するための側面図であ
る。
る。
【図５】従来の鍛造方法を説明するための正面図であ
る。
る。
【図６】従来の鍛造方法を説明するための側面図であ
る。
る。
１ 鍛造具 ２ 金敷 ３ 鍛造プレス ４ 被鍛造物
Claims (1)
- 【請求項１】 断面がほぼ半円形で、金敷に向かって突
出した形状の鍛造具（１）および断面がほぼ半円形で、
鍛造具に向かって突出した形状を有する金敷（２）を用
いて鍛造することを特徴とする鍛造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29936995A JPH09122810A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 鍛造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29936995A JPH09122810A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 鍛造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09122810A true JPH09122810A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17871678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29936995A Pending JPH09122810A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 鍛造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09122810A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103357809A (zh) * | 2013-08-07 | 2013-10-23 | 西南铝业（集团）有限责任公司 | 一种平砧 |
| CN104028685A (zh) * | 2014-06-20 | 2014-09-10 | 重庆大学 | 一种l型截面大锻件制坯方法 |
| CN106964739A (zh) * | 2017-05-18 | 2017-07-21 | 宝鸡市博信金属材料有限公司 | 一种具有互成角度弧面锤头的金属锻压设备 |
| CN112658190A (zh) * | 2021-02-24 | 2021-04-16 | 河南科技大学 | 一种钢锭cwhf锻造方法及凸面宽砧 |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP29936995A patent/JPH09122810A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103357809A (zh) * | 2013-08-07 | 2013-10-23 | 西南铝业（集团）有限责任公司 | 一种平砧 |
| CN104028685A (zh) * | 2014-06-20 | 2014-09-10 | 重庆大学 | 一种l型截面大锻件制坯方法 |
| CN104028685B (zh) * | 2014-06-20 | 2015-11-04 | 重庆大学 | 一种l型截面大锻件制坯方法 |
| CN106964739A (zh) * | 2017-05-18 | 2017-07-21 | 宝鸡市博信金属材料有限公司 | 一种具有互成角度弧面锤头的金属锻压设备 |
| CN112658190A (zh) * | 2021-02-24 | 2021-04-16 | 河南科技大学 | 一种钢锭cwhf锻造方法及凸面宽砧 |
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