JPH09122719A - ストリップ尾端のトラッキング方法 - Google Patents

ストリップ尾端のトラッキング方法

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JPH09122719A
JPH09122719A JP7283732A JP28373295A JPH09122719A JP H09122719 A JPH09122719 A JP H09122719A JP 7283732 A JP7283732 A JP 7283732A JP 28373295 A JP28373295 A JP 28373295A JP H09122719 A JPH09122719 A JP H09122719A
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JP
Japan
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strip
stand
hmd
formula
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JP7283732A
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English (en)
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Masao Matsunaga
誠夫 松永
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のストリップ尾端のトラッキング方法
は、最終スタンドの速度に圧下率と先進率を考慮した距
離タイマーにより行っていたため、ストリップ尾端位置
の1〜3m程度の検出誤差を避けることができなかっ
た。 【解決手段】 本発明によるストリップ尾端のトラッキ
ング方法は、ストリップ尾端が最終スタンド(5)を通過
する迄の尾端のトラッキングと、ストリップの尾端が最
終スタンド(5)を抜けた後、巻取機(9)に至る迄のトラッ
キングを行うことにより、高精度のトラッキングを行う
ことができる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストリップ尾端の
トラッキング方法に関し、特に、圧延中のストリップの
尾端を自動的にトラッキングするための新規な改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていた金属ストリップの
尾端トラッキング方法は、仕上圧延機の最終スタンドの
速度に圧下率と先導率を考慮した距離タイマーにより、
トラッキングを行い、ストリップの尾端が最終スタンド
を抜けると、巻取機の周速度から距離タイマーによりト
ラッキングを行っている。しかし、この方法ではトラッ
キング誤差が生じるので、誤差補正を行うために、仕上
圧延機を出てピンチロールまでの間にHMD(周知の熱
塊検出器でHMDと称す)を設置し、このHMDからの
信号を用いて、強制的に定数をセットして補正を行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、巻取機で巻き取
ったストリップコイルはコイル外周を押さえているラッ
パーロールを開き、更にマンドレルを拡きプッシャーに
てコイルを押し出して移動台車に乗せて移動させるが、
仕上最終スタンドからストリップを巻き取る巻取機まで
の距離が100〜200mと長いことと、ストリップの
速度が非常に早いためにストリップ尾端位置が1〜3m
程度の誤差を生じている。このために、尾端位置を移動
台車で固定することができないため、尾端が不安定で、
且つスプリング作用でバタつきストリップに疵が付いて
いた。
【0004】また、従来ではストリップの尾端をトラッ
キングする必要性は仕上圧延機の最終スタンドを尾端が
通過してからであったが、近年、生産性の立場から粗圧
延機でホットバーに圧延された材料を連結して圧延する
技術が取り入れられ、ストリップの接続箇所を正確にト
ラッキングすることが求められてきた。さらに、ストリ
ップを巻き取った際に、ストリップ尾端を定められた位
置に正確に止めるためには、ストリップの時々刻々の尾
端位置を正確に把握する必要がある。本発明は、以上の
ような課題を解決するためになされたもので、特に、圧
延中のストリップの尾端を自動的にトラッキングするス
トリップ尾端のトラッキング方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるストリップ
尾端のトラッキング方法は、ストリップを検出するため
の後面メジャーリングロールが下降中と前記ストリップ
の尾端が前記後面メジャーリングロールに到達するまで
は、前記後面メジャーリングロールの検出速度VR を用
いてクロップシャーでストリップ尾端の切断位置からの
尾端位置LC (mm)を1式で求め LC =VR ×(1/60)×ts (1)式 前記ストリップの尾端が最終スタンドを通過するまでの
尾端残り長さLZ を求めるために、最終的な仕上圧延ス
タンドのトータル速度比fT をロックオンし、前記1式
で求めた尾端位置LC と前記クロップシャーと前記最終
スタンド間の距離L0 を用いて2式により尾端位置LI
を求める第1工程と LI =L0 −Lc (2)式 前記尾端位置LI 値を、3式を用いて仕上スタンドの出
側板厚時の補正値LK に補正する第2工程と、 LK =LI ×fT (3)式 マンドレル側のピンチロール周速度VP と前記補正値L
K (LK は(1)式のtsが1〜2秒経過するとロック
オンする)及び学習係数KL から前記ストリップの尾端
残り長さLZ を4式で求める第3工程と、 A :LK ロックオン時 B :最終仕上げスタンド抜け時 によりストリップの尾端が仕上圧延スタンドの最終スタ
ンドを通過するまでの尾端をトラッキングし、次に、前
記最終スタンドに設けてあるロードセルからの信号で前
記ストリップの尾端が前記最終スタンドを通過したこと
を検出すると共に前記尾端残り長さLZ をロックオン
し、さらに前記尾端残り長さLZ の演算精度の検証を5
式で行い、 KL =(LK −LZ )/LK (5)式 次いで、前記マンドレルと前記尾端間の距離LX を6式
で求めることにより前記ストリップの尾端が最終仕上げ
スタンドを抜けた後、巻取機に至る迄のトラッキングを
行う方法である。 但し LX :マンドレルとストリップ尾端間の距離 L1 :仕上圧延最終スタンドから巻取機までの距離 VP :ピンチロール周速度 ts:演算部のデューティタイム(msec) KH :学習係数 A :ピンチロール抜け時 B :最終仕上げスタンド抜け時
【0006】さらに詳細には、前記学習係数KH は、前
記最終スタンドから前記ピンチロール間のテーブルに設
けた複数のHMDを設け、ストリップの尾端が第1のH
MDを通過し更に第2のHMDを通過する尾端移動量演
算値△LX1を求め、次いでストリップの尾端が第2のH
MDを通過し第3のHMDを通過する尾端移動演算値△
X2を求め、次いで前記操作をn個のHMDについて繰
りかえし7式から10式を用いて得る方法である。 KH1=△LX1/(L2 −L3 ) (7)式 KH2=△LX2/(L3 −L4 ) (8)式 KHn=△LXn/(Ln+1 −Ln+2 ) (9)式 但し n :HMDの設置個数 KH1 :第1のHMD〜第2のHMDにおける学習係数 KH2 :第2のHMD〜第3のHMDにおける学習係数 Kn :第nのHMD〜第n+1のHMDにおける学習
係数 KH :トータル学習係数 △LX1:尾端が第1のHMD〜第2のHMDに移動する
間の尾端移動演算値 △LX2:尾端が第2のHMD〜第3のHMDに移動する
間の尾端移動演算値 L2 :第1のHMD〜マンドレルまでの距離 L3 :第2のHMD〜マンドレルまでの距離 L4 :第3のHMD〜マンドレルまでの距離
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるス
トリップ尾端のトラッキング方法の好適な実施の形態に
ついて説明する。図1は圧延ラインの概略を示す構成図
であり、鋳片10が加熱炉(図示せず)から抽出されて
粗圧延機1にてホットバー10aに延ばされ、このホッ
トバー10aの端面の温度低下を補償するため周知のエ
ッジヒータ(図示せず)にて加熱される。このエッジヒ
ータを出たホットバー10aの上面を押さえてホットバ
ー10aの長さを測定する前面メジャーリングロール2
を通過してホットバー10aの先端と尾端部を揃えるた
めにクロップシャー3にて切断して更に後面メジャーリ
ングロール4を通過して仕上圧延スタンド6へとホット
バー10aは流れて行く。通常はこのホットバー10a
からなるストリップの尾端のトラッキングは仕上圧延ス
タンド6の最終スタンド5を出たところから行われてい
るが、本発明ではホットバー10aすなわちストリップ
の尾端がクロップシャー3で切断され切断面が揃えられ
た所より行われる。すなわち、クロップシャー3から最
終スタンド5までの尾端をトラッキングする工程と、最
終スタンド5をストリップの尾端が通過して巻取機9に
至る間の2工程に大別される。
【0008】まず、ストリップの尾端が最終スタンド5
を通過するまでのトラッキング方法は、ストリップの尾
端がクロップシャー3で切断された時点から後面メジャ
ーリングロール4が下降中と後面メジャーリングロール
4へ達するまでの尾端は後面メジャーリングロール4の
検出速度VR (mpm)を用いて尾端位置LC (mm)
を1式にて演算して求める。 LC =VR ×(1/60)×ts (1)式 但し ts:プログラマブルコントローラの演算部のディーテ
ィタイム(msec)
【0009】次いで、メジャーリングロール4を通過し
て最終スタンド5を通過するまでの尾端のトラッキング
は、ストリップの尾端の残り長さLZ (mm)を求める
ために、仕上圧延スタンド6のF1 からF7 までの最終
的な仕上圧延スタンドのトータル速度比ft(隣接する
各スタンド間の各速度比を合計した値)を演算部でロッ
クオンして、前述した1式で求めた尾端位置LC を用い
て、クロップシャー3と最終スタンド5間の既知の長さ
0 より尾端位置LC を差し引いてストリップの尾端位
置LI を2式により算出する。 LI =L0 −LC (2)式 更に、算出した尾端位置LI を最終スタンド5出側での
板厚時の値に補正する補正値LK (mm)を3式で求め
る。 LK =LI ×fT (3)式 ここで fT :仕上圧延機のトータルの速度比
【0010】このLK は(1)式のtsが1〜2sec 経
過するとロックオンさせた値である。また、前述のLI
は仕上げ圧延以前の尾端位置である。次に、ピンチロー
ル速度と前記ストリップの尾端の補正値LK 及び学習係
数KL からストリップが最終スタンド5までの残ってい
る尾端の長さを4式で求める。 Z :最終スタンドまでの残っている尾端の長さ(m
m) LK :尾端の補正値(mm) VP :ピンチロール速度(mpm) ts:プログラマブルコントローラーの演算部のディー
ティタイム(msec) KL :学習係数 A :LK ロックオン時 B :最終仕上げスタンド抜け時
【0011】以上のように求めたLZ から実ライン上で
の尾端位置LI は、LI =LK /fT となる。次に、ス
トリップの尾端が最終スタンド5を通過した後のトラッ
キングは、最終スタンド5に設けてあるロードセル(図
示せず)からの信号を用いて、ストリップの尾端が最終
スタンド5を通過するとロードセルの信号はOFFとな
るのでこの信号で尾端が通過したとし、最終スタンド5
までの残っている尾端の前述の長さLZ を演算部にロッ
クオンする。この時に最終スタンド5までの残っている
尾端の長さの演算精度の検証を5式で行う。そして、こ
の検証結果である学習係数KL は次圧延の(4)式に使
用する。 KL =LK −LZ /LK (5)式
【0012】次いで、巻取機9のマンドレルとストリッ
プの尾端間の距離を6式によって求める。すなわち、巻
取機9のマンドレルとストリップの尾端間の距離L1
(初期値)として、マンドレルとストリップの尾端間の
距離LX (mm)を求める。 但し LX :マンドレルとストリップ尾端間の距離(mm) L1 :最終スタンドからマンドレルまでの距離(mm)
で仕上げ圧延以後の尾端位置 VP :ピンチロール周速度(mpm) ts:プログラマブルコントローラーの演算部のデュー
ティタイム(msec) KH :学習係数 A :最終仕上げスタンド抜け時 B :ピンチロール抜け時
【0013】また、前記学習係数KH は、最終スタンド
5から巻取機9側のピンチロール8間のテーブル10に
設けた複数のHMD(周知の熱塊検出器でHMDと称
す)を図2で示すように設け、ストリップの尾端が第1
のHMD20を通過し更に第2のHMD21を通過する
尾端移動量演算値△LX1を求め、次いでストリップの尾
端が第2のHMD21を通過し第3のHMD22を通過
する尾端移動演算値△LX2を求め、次いで前記操作を各
HMD23,24により7式から10式を用いて複数回
繰りかえし行う。なお、最終スタンド5とピンチロール
8までのローラーテーブル10の距離が長ければ、スト
リップの追跡精度を向上させるために、各HMD20〜
24の設置個数は多くなる。 KH1=△LX1/(L2 −L3 ) (7)式 KH2=△LX2/(L3 −L4 ) (8)式 KHn=△LXn/(Ln+1 −Ln+2 ) (9)式 ここで n :HMDの設置個数 KH1 :第1のHMD〜第2のHMDにおける学習係数 KH2 :第2のHMD〜第3のHMDにおける学習係数 Kn :第nのHMD〜第n+1のHMDにおける学習
係数 KH :トータル学習係数 △LX1:尾端が第1のHMD〜第2のHMDに移動する
間の尾端移動演算値 △LX2:尾端が第2のHMD〜第3のHMDに移動する
間の尾端移動演算値 L2 :第1のHMD〜マンドレルまでの距離 L3 :第2のHMD〜マンドレルまでの距離 L4 :第3のHMD〜マンドレルまでの距離
【0014】なお、ピンチロール8抜けから巻取り機9
まではマンドレルの周速から計算して尾端停止する。ま
た、連続圧延における前材尾端部と今回材先端端部を接
続した溶接点のトラッキングを行うには、以下の方法で
行う。まず、AGC制御における演算値から、各仕上圧
延機の入側速度と最終スタンドの出側速度との速度比f
2 〜f7 を演算する。 ここで、 f2 :F2スタンド入側とF7スタンド出側
の速度比 f3 :F3スタンド入側とF7スタンド出側の速度比 f4 :F4スタンド入側とF7スタンド出側の速度比 f5 :F5スタンド入側とF7スタンド出側の速度比 f6 :F6スタンド入側とF7スタンド出側の速度比 f7 :F7スタンド入側とF7スタンド出側の速度比 前記したLZ (最終スタンドまでの残っている尾端長
さ)を演算するタイミングから溶接点トラッキングを次
の様に行う。 (1) F1スタンドに溶接点が到達したタイミングは、
(A)式が成立した時とする。 −α1 <(LF1 −LZ /ft )<+α1 (A) ここで、 α1 :F1スタンドにおける判定のデッドバ
ンド LF1:F1スタンド〜F7スタンド間の距離 (2) F2スタンドに溶接点が到達したタイミングは、
(B)式が成立した時とする。 (1) における(A)式が成立後、ft をf2 に置き換えて
F1〜F2スタンド間の溶接点トラッキングを行う。 −α2 <(LF2 −LZ /f2 )<+α2 (B) ここで、 α2 :F2スタンドにおける判定のデッドバ
ンド LF2:F2スタンド〜F7スタンド間の距離 (3) F3スタンドに溶接点が到達したタイミングは、
(C)式が成立した時とする。 (2) における(B)式が成立後、f2 をf3 に置き換えて
F2〜F3スタンド間の溶接点トラッキングを行う。 −α3 <(LF3 −LZ /f3 )<+α3 (C) ここで、 α3 :F3スタンドにおける判定のデッドバ
ンド LF3:F3スタンド〜F7スタンド間の距離 (4) F4スタンドに溶接点が到達したタイミングは、
(D)式が成立した時とする。 (3) における(C)式が成立後、f3 をf4 に置き換えて
F3〜F4スタンド間の溶接点トラッキングを行う。 −α4 <(LF4 −LZ /f4 )<+α4 (D) ここで、 α4 :F4スタンドにおける判定のデッドバ
ンド LF4:F4スタンド〜F7スタンド間の距離 (5) F5スタンドに溶接点が到達したタイミングは、
(E)式が成立した時とする。 (4) における(D)式が成立後、f4 をf5 に置き換えて
F4〜F5スタンド間の溶接点トラッキングを行う。 −α5 <(LF5 −LZ /f5 )<+α5 (E) ここで、 α5 :F5スタンドにおける判定のデッドバ
ンド LF5:F5スタンド〜F7スタンド間の距離 (6) F6スタンドに溶接点が到達したタイミングは、
(F)式が成立した時とする。 (5) における(E)式が成立後、f5 をf6 に置き換えて
F5〜F6スタンド間の溶接点トラッキングを行う。 −α5 <(LF6 −LZ /f6 )<+α6 (F) ここで、 α5 :F6スタンドにおける判定のデッドバ
ンドLF6:F6スタンド〜F7スタンド間の距離(7)
F7スタンドに溶接点が到達したタイミングは、(G)式
が成立した時とする。 (6) における(F)式が成立後、f6 をf7 に置き換えて
F6〜F7スタンド間の溶接点トラッキングを行う。 −α7 <LZ /f7 <+α7 (G) ここで、 α7 :F7スタンドにおける判定のデッドバ
ンド
【0015】
【発明の効果】本発明によるストリップ尾端のトラッキ
ング方法は以上のように構成されているため、ストリッ
プの尾端のトラッキングが精度良く行えるので、巻取機
で巻き取った尾端が所定の位置になるように制御がで
き、尾端が不安定で、且つスプリング作用でバタつきス
トリップに疵を付けたりすることがなくなる。さらに、
クロップシャーから最終スタンドまでの尾端のトラッキ
ングと最終スタンドを出て巻取機に至るまでの尾端のト
ラッキングが精度良く行えるので、先行するストリップ
の尾端と後行するストリップの先端とを溶接や圧接等で
接続して連続圧延を行う際に、本発明を用いることによ
り接続箇所が正確にトラッキングできるので、仕上げス
タンド間における溶接点トラッキング及び圧延後の接続
位置の切断を精度よく行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続圧延ラインを説明する概要図である。
【図2】仕上圧延機最終スタンドから巻取機までのHM
D設置を説明する構成図である。
【符号の説明】
1 粗圧延機 2 前面メジャーリングロール 3 クロップシャー 4 後面メジャーリングロール 5 最終スタンド 6 仕上圧延スタンド 20〜24 HMD 8 ピンチロール 9 巻取機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップを検出するための後面メジャ
    ーリングロール(4)が下降中と前記ストリップの尾端が
    前記後面メジャーリングロール(4)に到達するまでは、
    前記後面メジャーリングロールの検出速度VR を用いて
    クロップシャーでストリップ尾端の切断位置からの尾端
    位置LC (mm)を1式で求め LC =VR ×(1/60)×ts (1)式 前記ストリップの尾端が最終スタンド(5)を通過するま
    での尾端残り長さLZを求めるために、最終的な仕上圧
    延スタンド(6)のトータル速度比fT をロックオンし、
    前記1式で求めた尾端位置LC と前記クロップシャーと
    前記最終スタンド(5)間の距離L0 を用いて2式により
    尾端位置LI を求める第1工程と LI =L0 −LC (2)式 前記尾端位置LI 値を、3式を用いて仕上スタンドの出
    側板厚時の補正値LK に補正する第2工程と、 LK =LI ×fT (3)式 マンドレル側のピンチロール周速度VP と前記補正値L
    K (LK は(1)式のtsが1〜2秒経過するとロック
    オンする)及び学習係数KL から前記ストリップの尾端
    残り長さLZ を4式で求める第3工程と、 A :LK ロックオン時 B :最終仕上げスタンド抜け時 によりストリップの尾端が仕上圧延スタンド(6)の最終
    スタンドを通過するまでの尾端をトラッキングし、次
    に、前記最終スタンド(5)に設けてあるロードセルから
    の信号で前記ストリップの尾端が前記最終スタンド(5)
    を通過したことを検出すると共に前記尾端残り長さLZ
    をロックオンし、さらに前記尾端残り長さLZ の演算精
    度の検証を5式で行い、 KL =(LK −LZ )/LK (5)式 次いで、前記マンドレルと前記尾端間の距離LX を6式
    で求めることにより前記ストリップの尾端が最終仕上げ
    スタンド(5)を抜けた後、巻取機(9)に至る迄のトラッキ
    ングを行うことを特徴とするストリップ尾端のトラッキ
    ング方法。 但し LX :マンドレルとストリップ尾端間の距離 L1 :仕上圧延最終スタンドから巻取機までの距離 VP :ピンチロール周速度 ts:演算部のデューティタイム(msec) KH :学習係数 A :最終仕上げスタンド抜け時 B :ピンチロール抜け時
  2. 【請求項2】 前記学習係数KH は、前記最終スタンド
    (5)から前記ピンチロール(8)間のテーブルに設けた複数
    のHMD(20〜24)を設け、ストリップの尾端が第1のH
    MD(20)を通過し更に第2のHMD(21)を通過する尾端
    移動量演算値△LX1を求め、次いでストリップの尾端が
    第2のHMD(21)を通過し第3のHMD(22)を通過する
    尾端移動演算値△LX2を求め、次いで前記操作をn個の
    HMDについて繰りかえし7式から10式を用いて得る
    ことを特徴とする請求項1記載のストリップの尾端トラ
    ッキング方法。 KH1=△LX1/(L2 −L3 ) (7)式 KH2=△LX2/(L3 −L4 ) (8)式 KHn=△LXn/(Ln+1 −Ln+2 ) (9)式 但し n :HMDの設置個数 KH1 :第1のHMD〜第2のHMDにおける学習係数 KH2 :第2のHMD〜第3のHMDにおける学習係数 Kn :第nのHMD〜第n+1のHMDにおける学習
    係数 KH :トータル学習係数 △LX1:尾端が第1のHMD〜第2のHMDに移動する
    間の尾端移動演算値 △LX2:尾端が第2のHMD〜第3のHMDに移動する
    間の尾端移動演算値 L2 :第1のHMD〜マンドレルまでの距離 L3 :第2のHMD〜マンドレルまでの距離 L4 :第3のHMD〜マンドレルまでの距離
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