JPH09120566A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH09120566A
JPH09120566A JP7300519A JP30051995A JPH09120566A JP H09120566 A JPH09120566 A JP H09120566A JP 7300519 A JP7300519 A JP 7300519A JP 30051995 A JP30051995 A JP 30051995A JP H09120566 A JPH09120566 A JP H09120566A
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JP
Japan
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cartridge
disc
spindle motor
optical
arrow
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JP7300519A
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Kiyoshi Omori
清 大森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ディスクと対物レンズとの相対的な傾き
の調整と、ローディングされたディスクカートリッジの
位置決めとを共に簡単に行うこと。 【解決手段】 ディスクカートリッジが水平にローディ
ングされるカートリッジ装着台に対してスピンドルモー
タ72及び位置決めピン77を相対的に昇降する昇降機
構71と、スピンドルモータ72を傾き調整して、対物
レンズ103に対する光学ディスク1の傾きを調整する
スキュー調整機構121とを1つのローディングモータ
37によって駆動すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の属する技術分野は、
光ディスクや光磁気ディスク等のいわゆる光学ディスク
を用いて記録(書き込み)及び/又は再生(読み取り)
を行う光ディスク装置である。
【0002】
【従来の技術】従来から、CDやCD−ROM等の光デ
ィスクやMO等の光磁気ディスクと言った、いわゆる光
学ディスクを記録及び/又は再生する光ディスク装置で
は、スピンドルモータのディスクテーブル上に光学ディ
スクを水平に装着して回転駆動する一方、光学ピックア
ップの対物レンズによってレーザービーム等を光学ディ
スクに下方から垂直に照射し、その対物レンズを光学デ
ィスクの中心からの放射線に沿って水平に移動させなが
ら、光学ディスクの記録及び/又は再生を行っている。
【0003】この際、光学ディスクの高密度、高精度の
記録及び/又は再生を行うためには、対物レンズの光軸
を光学ディスクに対して垂直(90°)に設定するのが
望ましいが、光学ディスクの傾き、スピンドルモータの
垂直度や光学ピックアップの対物レンズの垂直度及びキ
ャリッジのガイド軸の水平度等のバラツキを考慮して、
CDやCD−ROM等の直径12cmの光学ディスクを
用いる光ディスク装置では、光学ディスクと対物レンズ
との相対的な傾きの許容範囲を1.2°以内(光学ディ
スクの傾き規格が0.6°以内であり、光ディスク装置
側におけるスピンドルモータや対物レンズの傾き規格が
0.6°以内である)に規格統一している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光学ディスク
のより一層高密度、高精度な記録及び/又は再生を促進
するためには、スピンドルモータの垂直度や対物レンズ
の垂直度及びキャリッジのガイド軸の水平度の調整精度
を更に向上させる必要がある。しかし、これらの調整精
度には限界がある上に、著しいコストアップを招くと言
う問題がある。
【0005】なお、LD(レーザーディスク)は、直径
30cmと大きく、しかも、ディスク材質がアクリル樹
脂であるために剛性が低いことから、傾き量がCDやC
D−ROM等に比べて非常に大きい。そこで、LDを用
いる光ディスク装置では、LDの傾きに応じて対物レン
ズの垂直度を調整すべく、光学ピックアップのキャリッ
ジのガイド軸の水平度を調整して、光学ピックアップ全
体の傾きを調整するようにしたものがある。
【0006】しかし、重量が非常に重い光学ピックアッ
プ全体の傾きを調整する方法では、その調整機構全体が
著しく大型化してしまう上に、その調整のための大きな
駆動力を得るために大型モータを用いなければならない
等、光ディスク装置の大型化、コストアップを招いてい
る。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、光学ディスクと光学ピックアップ
の対物レンズとの相対的な傾きを簡単に調整することが
でき、しかも、ローディングされたディスクカートリッ
ジの位置決めも簡単に行えるようにした光ディスク装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の光ディスク装置は、内部に光学ディスクが
収納されたディスクカートリッジが水平にローディング
されるカートリッジ装着台の下部にディスクテーブルを
有するスピンドルモータと、位置決めピンと、対物レン
ズを有する光学ピックアップとを配置し、スピンドルモ
ータと位置決めピンをカートリッジ装着台に対して相対
的に昇降してディスクテーブル上に光学ディスクを装着
すると共に、位置決めピンをディスクカートリッジの位
置決め穴内に挿入して、そのディスクカートリッジをカ
ートリッジ装着台上に位置決めする昇降機構と、ディス
クテーブル上に光学ディスクが装着されたスピンドルモ
ータを傾き調整して、対物レンズに対する光学ディスク
の傾きを調整するスキュー調整機構とを備え、これら昇
降機構とスキュー調整機構を1つの駆動源で駆動するよ
うに構成したものである。
【0009】上記のように構成された本発明の光ディス
ク装置は、内部に光学ディスクが収納されたディスクカ
ートリッジをカートリッジ装着台上に水平にローディン
グした後に、駆動手段によって昇降機構を駆動して、カ
ートリッジ装着台と、その下部に配置されたディスクテ
ーブルを有するスピンドルモータ及び位置決めピンとを
相対的に昇降して、ディスクテーブル上に光学ディスク
を水平に装着すると共に、位置決めピンをディスクカー
トリッジの位置決め穴内に係合させて、そのディスクカ
ートリッジをカートリッジ装着台上に位置決めする。そ
して、昇降機構を駆動する同じ駆動手段によってスキュ
ー調整機構を駆動して、ディスクテーブル上に光学ディ
スクが装着されているスピンドルモータを傾き調整し
て、光学ピックアップの対物レンズに対する光学ディス
クの傾きを調整するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した光ディス
ク装置の実施の形態を図を参照して説明する。なお、こ
の光ディスク装置は、直径12cmのCDやCD−RO
M等の光学ディスクをディスクカートリッジ内に収納し
て、そのディスクカートリッジを光ディスク装置内に自
動的にローディングして、光学ディスクのデータの再生
(読み取り)を行うディスクカートリッジ式の光ディス
ク装置である。
【0011】「ディスクカートリッジの説明」まず、図
1〜図3、図16、図17、図20、図24〜図31に
示すように、光学ディスク1が扁平でほぼ方形状のディ
スクカートリッジ2の内部に回転自在に収納されてい
て、このディスクカートリッジ2の内部で、光学ディス
ク1の中心穴1aの真上位置にはディスククランパー3
が上下、左右及び前後方向に一定範囲内で移動可能に架
設されている。そして、ディスクカートリッジ2の底面
2cには、ディスクセンターP1 に沿って光学ディスク
1の中心穴1aからこのディスクカートリッジ2の前端
縁2aにかけて長穴状の底面開口4が形成されている。
そして、その底面開口4を開閉するシャッター5が前端
縁2aに沿ってカートリッジセンターP1 に対して直角
な方向である矢印a、a′方向にスライド自在に取り付
けられていて、このシャッター5は内蔵されたシャッタ
ーバネ(図示せず)によって矢印a′方向の閉蓋位置ま
でスライド付勢されている。また、このディスクカート
リッジ2の底面2cで、その後端縁2b側の左右両側位
置には左右一対の位置決め穴6が形成されていて、左右
両側面2dの前端縁2a側の端部には左右一対の係合穴
7が形成されている。
【0012】「光ディスク装置の概要説明」次に、図1
6、図24〜図31に示すように、光ディスク装置10
は、厚手の板金等によって形成され、左右一対の垂直な
左右両側板11aが一体に形成されているシャーシ11
と、薄手の板金等によって形成されてシャーシ11の左
右両側板11aの上下、左右を覆うように取り付けられ
た上下一対のカバー12と、合成樹脂で成形されてシャ
ーシ11の前端を覆うように取り付けられたフロントパ
ネル13とによって扁平で方形状の箱型に構成されてい
る。そして、フロントパネル13の上部側には横長のカ
ートリッジ挿入口14が水平状に形成されていて、その
カートリッジ挿入口14を外開き方式で開閉する開閉蓋
15がそのフロントパネル13に回転自在に取り付けら
れている。
【0013】そして、図16に示すように、後述する各
種の構成の特徴によって、この光ディスク装置10は、
厚さHが25.4mm(1インチ)以下で、横幅Wが1
46.0mm以下で、奥行きDが20.8mm以下であ
る小型光ディスク装置に構成されている。
【0014】「カートリッジ装着台の説明」次に、図1
6〜図18、図20〜図31に示すように、厚手の板金
等によって形成されたカートリッジ装着台21がシャー
シ11の左右両側板11a間の上部位置で、カートリッ
ジ挿入口14と同一高さ位置に水平に配置されている。
そして、このカートリッジ装着台21の左右両側縁の上
部に断面形状がほぼL型で、左右対称形状の左右一対の
カートリッジ挿入ガイド22がディスクカートリッジ2
のローディング方向及びイジェクト方向である矢印b、
b′方向と平行状に一体に形成されている。そして、ゴ
ム等の弾性部材で形成された緩衝器である4つのインシ
ュレーター23がシャーシ11の左右両側板11aに一
体に形成された4つのインシュレーター取付部24に垂
直に取り付けられている。そして、カートリッジ装着台
21の4つのコーナー部分の近傍位置がこれら4つのイ
ンシュレーター23の上部に水平状に載置されて弾性的
に架設されている。なお、4つのインシュレーター23
は4つのインシュレーター取付部24に対して浮かされ
た4つの止ネジ25によってカートリッジ装着台21の
底面に結合されている。
【0015】そして、このカートリッジ装着台21の上
部でローディング方向である矢印b方向側に偏位された
位置にシャッター開閉レバー26が垂直な支点ピン27
を中心にして水平面内で矢印c、c′方向に回転自在に
取り付けられている。そして、このシャッター開閉レバ
ー26の先端には垂直なシャッター開閉ローラ28が取
り付けられていて、このシャッター開閉レバー26は回
転付勢手段である捩りコイルバネ29によって図20に
実線で示す開蓋位置から1点鎖線で示す閉蓋位置まで矢
印c′方向に回転付勢されている。なお、シャーシ11
の左右両側板11a間で、カートリッジ装着台21の下
部位置に回路基板を構成するプリント基板30が水平状
にビス止めされている。
【0016】「カートリッジローディング機構の説明」
次に、図16〜図31に示すように、カートリッジ装着
台21上にディスクカートリッジ2を矢印b、b′方向
から水平にローディング及びイジェクトするローディン
グ機構31が、カートリッジ装着台21の上部で矢印b
方向側に偏位された位置に取り付けられている。
【0017】そして、このローディング機構31は、カ
ートリッジ装着台21の上部の一側部に取り付けられ
て、図20に実線で示す後退位置と図20に1点鎖線で
示す前進位置との間で矢印b、b′方向にスライドされ
るスライダー32と、そのスライダー32の上部に垂直
な支点ピン33を介して水平面内で矢印d、d′方向に
回転自在に取り付けられたカートリッジ係止レバー34
とを有していて、このカートリッジ係止レバー34は回
転付勢手段である捩りコイルバネ35によって矢印d方
向に回転付勢されている。
【0018】また、このローディング機構31は、カー
トリッジ装着台21の上部の他側部にモータ取付板36
を介して下向きで垂直に取り付けられた1つの駆動源で
あるローディングモータ37を有していて、モータ取付
板36の下部にはローディングモータ37によって正逆
回転駆動されるギアトレイン38及びピニオン39が取
り付けられている。
【0019】また、このローディング機構31は薄手の
板金等で形成されてカートリッジ装着台21の底面に密
着して取り付けられた水平なスライド板40を有してい
て、このスライド板40は複数のガイドピン41及びガ
イド穴42によって案内されてカートリッジ装着台21
に対して矢印b、b′方向に水平にスライド自在に構成
されている。そして、このスライド板40の矢印b方向
側の端部に固着されたラック43にピニオン39が噛合
されている。
【0020】また、このローディング機構31はカート
リッジ装着台21の上部に垂直な支点ピン44を介して
水平面内で矢印e、e′方向に回転自在に取り付けられ
たほぼL型の変換レバー45を有している。そして、こ
の変換レバー45の一端に垂直に取り付けられた駆動ピ
ン46がスライダー32に形成された矢印b、b′方向
に対して直角な方向の駆動ピン係合穴47内に遊嵌され
ている。そして、この変換レバー45の他端の下部に垂
直に取り付けられたカム従動ローラ48がカートリッジ
装着台21に形成された円弧状の挿通穴49を挿通して
そのカートリッジ装着台21の下方に突出されていて、
そのカム従動ローラ48がスライド板40に形成された
カム穴50内に遊嵌されている。なお、この変換レバー
45が回転付勢手段である捩りコイルバネ51によって
矢印e′方向に回転付勢されて、駆動ピン46及び駆動
ピン係合穴47を介してスライダー32が矢印e′方向
にスライド付勢されている。
【0021】なお、スライダー32の矢印b、b′方向
のスライドによってカートリッジ装着台21上へのディ
スクカートリッジ2の挿入及び排出を検出するディスク
挿入検出スイッチ53がカートリッジ装着台21に取り
付けられている。
【0022】「誤挿入防止手段とディスク種類判別スイ
ッチの説明」次に、図12〜図14、図17、図18及
び図20に示すように、カートリッジ装着台21上への
ディスクカートリッジ2の誤挿入防止手段を構成する合
成樹脂等にて成形された誤挿入防止レバー61がそのカ
ートリッジ装着台21の一側部で、矢印b、b′方向の
中央位置よりやや矢印b′方向側に偏位された位置に取
り付けられている。この際、カートリッジ装着台21の
一側縁から外方に水平に張り出された誤挿入防止レバー
取付部62の上部に誤挿入防止レバー61の矢印b方向
側の基部61aが垂直な支点ピン63を介して水平面内
で矢印f、f′方向に回転自在に取り付けられていて、
この誤挿入防止レバー61の矢印b′方向側の先端61
bがカートリッジ装着台21の一方のカートリッジ挿入
ガイド22の内部に矢印f、f′方向から出入り自在に
構成されている。
【0023】そして、この誤挿入防止レバー61は回転
付勢手段である捩りコイルバネ64によって一方のカー
トリッジ挿入ガイド22の内部側である矢印f方向に回
転付勢されている。そして、この誤挿入防止レバー61
の基部61aに一体に成形された突起61cが誤挿入防
止レバー取付部62の上部に一体に形成されたストッパ
ー65に矢印f方向から当接されることによって、この
誤挿入防止レバー61の矢印f方向への回転角度が規制
されるように構成されている。
【0024】そして、この誤挿入防止レバー61の先端
61bの外側位置で、誤挿入防止レバー取付部62の上
部にディスク種類判別スイッチ66が取り付けられてい
る。
【0025】「スピンドルモータ及び位置決めピンの昇
降機構の説明」次に、図5〜図10、図18〜図25、
図30に示すように、カートリッジ装着台21に対して
スピンドルモータ72及び左右一対の位置決めピン77
を矢印g、g′方向に昇降する昇降機構71がカートリ
ッジ装着台21の下部で矢印b′方向側に偏位された位
置に吊り下げ方式で取り付けられている。
【0026】まず、スピンドルモータ72の垂直なモー
タ軸72aの上端にディスクテーブル73が水平に取り
付けられていて、このスピンドルモータ72が水平なモ
ータ取付板73の上部に垂直に取り付けられている。そ
して、このスピンドルモータ72が厚手の板金等にて形
成されたスピンドルモータ昇降板75中央部の上部にモ
ータ取付板74を介して垂直に取り付けられている。な
お、このスピンドルモータ昇降板75は矢印b、b′方
向に対して直角で、かつ、水平状に配置されている。
【0027】そして、スピンドルモータ昇降板75より
矢印b′方向側に位置決めピン昇降板76が平行で、か
つ、水平状に配置されていて、この位置決めピン昇降板
76の上部の左右両端部に左右一対の位置決めピン77
が垂直に固着されている。
【0028】そして、これらスピンドルモータ昇降板7
5と位置決めピン昇降板76の左右両端部に矢印b、
b′方向に対して直角な方向で、かつ、水平状のカム従
動子である各一対、合計4つのガイド軸78、79が取
り付けられている。また、これら各一対、合計4つのガ
イド軸78、79の中間位置で、これらスピンドルモー
タ昇降板76と位置決めピン昇降板76の左右両端部間
にカム従動子である左右一対のガイド軸80がこれらの
ガイド軸78、79と平行に配置されている。そして、
この左右一対のガイド軸80はスピンドルモータ昇降板
75又は位置決めピン昇降板76のうちの一方に固着さ
れていて、他方がこの左右一対のガイド軸80の周りに
矢印h、h′方向に回転自在に取り付けられている。
【0029】そして、カートリッジ装着台21の下部の
左右両側位置に左右各一対、合計6つの垂直ガイド8
1、82、83が一体に形成されていて、これらに形成
された垂直ガイド溝84、85、86内に合計6つのガ
イド軸78、79、80が矢印i、i′方向に昇降自在
に遊嵌されている。そして、カートリッジ装着台21の
左右両側縁で、左右各一対、合計6つのガイド軸78、
79、80の上部相当位置に左右各一対、合計6つのバ
ネ係止部87、88、89が一体に形成されている。そ
して、これら合計6つのバネ係止部87、88、89の
左右両側端とガイド軸78、79、80とに、これらの
間に垂直状に配置された上昇付勢手段である左右各一
対、合計6つの引張りコイルバネ90、91、92の上
下両端が係止されている。但し、左右一対の引張りコイ
ルバネ91の下端は、左右一対のガイド軸79の軸心上
において位置決めピン昇降板76の左右両端縁に一体に
形成された左右一対のバネ係止部79aに係止されてい
る。
【0030】従って、合計6つのガイド軸78、79、
80と垂直ガイド溝84、85、86とによる案内作用
によって、スピンドルモータ昇降板75と位置決めピン
昇降板76とが平行運動によってカートリッジ装着台2
1の下部で上下方向である矢印i、i′方向に移動自在
に架設されていて、かつ、これらスピンドルモータ昇降
板75と位置決めピン昇降板76とが合計6つの引張り
コイルバネ90、91、92によってカートリッジ装着
台21に対して矢印i、i′方向に上昇付勢されてい
る。
【0031】そして、カートリッジ装着台21及びスラ
イド板40には、これらのセンターP2 、P3 に沿った
長穴状の中央開口93、94が形成されており、カート
リッジ装着台21の矢印b′方向側の端部の左右両側位
置には左右一対の位置決めピン挿通穴95が開口されて
いる。
【0032】そして、スピンドルモータ72及びその上
端のディスクテーブル73は中央開口93、94の矢印
b′方向側の端部を挿通して、カートリッジ装着台21
の上下に矢印i、i′方向に垂直に昇降できるように構
成されている。また、左右一対の位置決めピン77はス
ライド板40の左右両側を通り、かつ、左右一対の位置
決めピン挿通穴95を挿通して、カートリッジ装着台2
1の上下に矢印i、i′方向に垂直に昇降できるように
構成されている。
【0033】そして、左右各一対、合計6つのガイド軸
78、79、80の真上位置で、スライド板40の下面
に合成樹脂等によって成形された左右各一対、合計6つ
の第1及び第2スライドカム96、97、98が固着さ
れていて、各スライドカム96、97、98の下面に各
ガイド軸78、79、80が各引張りコイルバネ90、
91、92によって矢印i方向から平行状に押圧されて
いる。この際、左右各一対、合計4つのスライドカム9
6、97がスピンドルモータ72及び位置決めピン77
を昇降する第1スライドカムに構成されていて、左右一
対のスライドカム98がスピンドルモータ72を傾き調
整する第2スライドカムに構成されている。
【0034】そして、これら合計6つの第1及び第2ス
ライドカム96、97、98の下面には矢印b、b′方
向の両端に高所部96a、97a、98aと低所部96
b、97b、98bとが形成されていて、これらの中間
部に斜面96c、97c、98cが形成されている。
【0035】「光学ピックアップの説明」次に、図17
〜図25、図31に示すように、光学ピックアップ10
1はキャリッジ102の上面側に対物レンズ103及び
光反射型のスキューセンサー104を上向きで垂直状に
取り付け、対物レンズ103に対するレーザービームの
送受信を行う光学ブロック105をキャリッジ102の
側面に一体に結合させている。
【0036】そして、スライド板40の中央開口94の
内側位置で、カートリッジ装着台21の底面における中
央開口93の左右両側位置にセンターP2 と平行な左右
一対のガイド軸106を水平に取り付けて、キャリッジ
102をカートリッジ装着台21及びスライド板40の
中央開口93、94の内部で、左右一対のガイド軸10
6によって案内して矢印b、b′方向に水平に移動可能
に取り付けている。この際、両ガイド軸106の矢印
b、b′方向の両端部を保持する各一対の軸取付台10
7をそれぞれ止ネジ108によってカートリッジ装着台
21の底面に下方から固着している。
【0037】「キャリッジ移動機構の説明」次に、図1
7〜図21に示すように、キャリッジ102を左右一対
のガイド軸106に沿って矢印b、b′方向に移動する
キャリッジ移動機構111は、カートリッジ装着台21
の底面に取り付けられたキャリッジ駆動モータ112、
ギアトレイン113及びピニオン114と、キャリッジ
102の一側部に両ガイド軸106と平行に取り付けら
れて、ピニオン114によって直線駆動されるラック1
15とによって構成されている。
【0038】「ディスクカートリッジのローディング動
作の説明」次に、ディスクカートリッジ2をカートリッ
ジ装着台21上に水平に引き込むようにローディングす
る動作を説明する。
【0039】まず、ローディング開始前の状態では、シ
ャッター開閉レバー26が図20に1点鎖線で示す閉蓋
位置まで矢印c′方向に回転されていて、カートリッジ
ローディング機構31によってスライダー32及びカー
トリッジ係止レバー34が図20に1点鎖線で示す前進
位置まで矢印b′方向にスライドされている。
【0040】そして、図5の(A)及び図24に示すよ
うに、昇降機構71によってスピンドルモータ75及び
左右一対の位置決めピン77がカートリッジ装着台21
の下方に下降されていて、キャリッジ移動機構111に
よって光学ピックアップ101のキャリッジ102が矢
印b方向側の原位置まで移動されている。
【0041】そこで、図24に示すように、光ディスク
装置10の開閉蓋15を外側を開いて、ディスクカート
リッジ2をその前端縁2a側からカートリッジ挿入口1
4内に矢印b方向に水平に挿入する。
【0042】すると、そのディスクカートリッジ2は図
20に1点鎖線で示すように、左右一対のカートリッジ
挿入ガイド22間で案内されながらカートリッジ装着台
21の上部に矢印b方向から水平に挿入される。
【0043】そして、ディスクカートリッジ2が図20
に1点鎖線で示す位置から実線で示すローディング完了
位置までカートリッジ装着台21上で矢印b方向に前進
される間に、シャッター開閉レバー26のシャッター開
閉ローラ28がディスクカートリッジ2の前端縁2aに
よって矢印b方向に押されることによって、このシャッ
ター開閉レバー26が捩りコイルバネ29に抗して矢印
c方向に回転駆動される。
【0044】そして、そのシャッター開閉ローラ28が
ディスクカートリッジ2のシャッター5の一端部5aを
矢印a方向に押して、このシャッター5が図20に1点
鎖線で示す閉蓋位置から実線で示す開蓋位置まで内蔵の
シャッターバネに抗して矢印a方向にスライドされて、
ディスクカートリッジ2の底面開口4が自動的に開蓋さ
れる。
【0045】一方、ディスクカートリッジ2が図20に
2点鎖線で示すローディング開始位置まで矢印b方向に
挿入された時に、その前端縁2aがスライダー32の前
端部32aに当接して、このスライダー32を捩りコイ
ルバネ51に抗して矢印b方向に少し押し、ディスク挿
入検出スイッチ53がONされる。
【0046】そして、これとほぼ同時に、カートリッジ
係止レバー34の矢印b′方向の先端の係止爪34aが
ディスクカートリッジ2の一方の側面2dに乗り上げ
て、その側面2dの前端縁2a側に形成されている係止
穴7(図17参照)に自動的に係止される。なお、この
時、カートリッジ係止レバー34は捩りコイルバネ35
との共働作用によって、支点ピン33を中心に矢印d、
d′方向に往復回転して、係止爪34aが係止穴7に自
動的に係止される。
【0047】すると、ディスク挿入検出スイッチ53か
らの検出信号によってローディング機構31のローディ
ングモータ37が正回転駆動されて、ギアトレイン38
を介して正回転駆動されるピニオン39によってスライ
ド板40のラック43が矢印b′方向に直線駆動され、
スライド板40が図22に示す後退位置から図23に示
す前進位置まで矢印b′方向にスライド駆動される。
【0048】そして、矢印b′方向にスライドされるス
ライド板40のカム穴50によって変換レバー45のカ
ム従動ローラ48が駆動されることによって、変換レバ
ー45が図20に1点鎖線で示す位置から実線で示す位
置まで矢印e方向に回転駆動されて、その変換レバー4
5の駆動ピン46が駆動ピン係合穴47を介してスライ
ダー32を駆動して、このスライダー32が図20に1
点鎖線で示す前進位置から実線で示す後退位置まで矢印
b方向にスライド駆動される。
【0049】すると、スライダー32と一体に矢印b方
向に移動されるカートリッジ係止レバー34の係止爪3
4aによって、ディスクカートリッジ2が図20に実線
で示すと共に、図25に示すローディング完了位置まで
カートリッジ装着台21上に矢印b方向から水平に引き
込まれるように自動的にローディングされる。
【0050】そして、このディスクカートリッジ2のカ
ートリッジ装着台21上への矢印b方向からのローディ
ングによって、図25及び図31に示すように、光学ピ
ックアップ101の対物レンズ103及びスキューセン
サー104がこのディスクカートリッジ2の底面開口4
内に矢印b′方向から相対的に挿入される。
【0051】一方、スライド板40の矢印b′方向のス
ライド駆動によって、合計6つの第1及び第2スライド
カム96、97、98が合計6つのガイド軸78、7
9、80に対して図5の(A)に示す位置から図5の
(B)に示す位置まで矢印b′方向に水平移動されて、
合計6つの引張りコイルバネ90、91、92によって
上昇付勢されている合計6つのガイド軸78、79、8
0が合計6つの垂直ガイド溝84、85、86で案内さ
れながら、合計6つの第1及び第2スライドカム96、
97、98の低所部96b、97b、98bからそれぞ
れ斜面96c、97c、98cをすべり上るようにして
高所部96a、97a、98aまで矢印i方向に垂直に
上昇される。
【0052】すると、図25、図28及び図30に示す
ように、スピンドルモータ昇降板75及び位置決めピン
昇降板76によってスピンドルモータ72及び左右一対
の位置決めピン77がカートリッジ装着台21の上方ま
で矢印i方向に垂直に上昇されて、左右一対の位置決め
ピン77がディスクカートリッジ2の底面2cの左右一
対の位置決め穴6内に矢印i方向から垂直に係合され
て、ディスクカートリッジ2がカートリッジ装着台21
上のローディング完了位置に正確に位置決めされる。
【0053】一方、これと同時に、スピンドルモータ7
2の上端のディスクテーブル73がディスクカートリッ
ジ2の底面開口4内の矢印b方向側の端部に矢印i方向
から垂直に挿入されて、ディスクカートリッジ2内の光
学ディスク1が中心穴1aによってディスクテーブル7
3上の中央のセンターリングガイド73aの外周に装着
されて、この光学ディスク1がディスクテーブル73に
よってディスクカートリッジ2内の上下の中間位置まで
矢印i方向に水平に上昇されると共に、ディスククラン
パー3によって光学ディスク1がディスクテーブル73
上に自動的にマグネットチャッキングされる。
【0054】以上により、ディスクカートリッジ2の一
連のローディング動作が終了して、スライド板40の位
置等を検出するローディング完了スイッチ(図示せず)
によってローディングモータ37が自動的に停止され
る。
【0055】「光学ディスクの再生動作」そして、この
ローディング動作後に、ホストコンピュータからの再生
指令信号等によって、スピンドルモータ72によって光
学ディスク1が高速で回転駆動されると共に、キャリッ
ジ移動機構111によって光学ピックアップ101のキ
ャリッジ102がディスクカートリッジ2の底面開口4
内で矢印b、b′方向に移動されて、対物レンズ103
が光学ディスク1のカートリッジセンターP1 である光
学ディスク1の中心からの放射線に沿って矢印b、b′
方向に移動される。
【0056】そして、光学ピックアップ101の光学ブ
ロック105から送信されるレーザービームが対物レン
ズ103によって光学ディスク1の下面に照射されると
共に、その反射光が対物レンズ103を通して光学ブロ
ック105で受信されて、光学ディスク1のデータが再
生される。
【0057】なお、キャリッジ移動機構111は、キャ
リッジ駆動モータ112によってギアトレイン113を
介して正逆回転駆動されるピニオン114がラック11
5を直線駆動することによって、キャリッジ102を左
右一対のガイド軸106に沿って矢印b、b′方向に水
平に移動する。
【0058】「ディスクカートリッジのイジェクト動
作」光学ディスク1のデータの再生後に、ホストコンピ
ュータからのイジェクト指令信号等によってカートリッ
ジローディング機構31のローディングモータ37が逆
回転駆動されると、前述したローディング時の逆動作に
よって、スライド板40が図23に示す前進位置から図
22に示す後退位置まで矢印b方向にスライド復帰され
る。
【0059】すると、合計6つのガイド軸78、79、
80に対して合計6つの第1及び第2スライドカム9
6、97、98が図5の(B)に示す位置から図5の
(A)に示す位置まで矢印b方向にスライド復帰され
て、合計6つのガイド軸78、79、80が合計6つの
引張りコイルバネ90、91、92に抗して合計6つの
第1及び第2スライドカム96、97、98の高所部9
6a、97a、98aから斜面96c、97c、98c
をすべり落ちて低所部96b、97b、98bまで矢印
i′方向に下降される。
【0060】そして、スピンドルモータ昇降板75及び
位置決めピン昇降板76によってスピンドルモータ72
及び左右一対の位置決めピン77が図5の(B)、図2
8及び図30に示す上昇位置から図5の(A)、図27
及び図29に示す下降位置まで矢印i′方向に垂直に下
降される。そして、ディスクテーブル73が光学ディス
ク1の中心穴1aから離脱されて、ディスクカートリッ
ジ2の下方位置まで矢印i′方向に下降されると共に、
左右一対の位置決めピン77もディスクカートリッジ2
の左右一対の位置決め穴6から離脱されて、ディスクカ
ートリッジ2の下方位置まで下降される。
【0061】そして、スライド板40のカム穴50によ
って矢印e′方向に回転駆動される変換レバー45によ
ってスライダー32が図20に実線で示す後退位置から
1点鎖線で示す前進位置まで矢印b′方向にスライド駆
動されて、そのスライダー32によってディスクカート
リッジ2がカートリッジ装着台21上で図20に実線で
示すローディング完了位置から2点鎖線で示すローディ
ング開始位置まで矢印b′方向に自動的にイジェクトさ
れる。そして、スライド板40の位置を検出するイジェ
クト完了スイッチ54によってローディングモータ37
が自動的に停止される。
【0062】そして、このイジェクト動作によってディ
スクカートリッジ2の後端縁2bが光ディスク装置10
のカートリッジ挿入口14の外方に矢印b′方向に突出
されるので、このイジェクト動作の後に、ディスクカー
トリッジ2をカートリッジ挿入口14の外方に完全に引
き抜くことができる。
【0063】なお、この際、ディスクカートリッジ2の
矢印b′方向の引き抜き力によって、カートリッジ係合
レバー34が捩りコイルバネ35に抗して矢印d′方向
に回転して、その係合爪34aがディスクカートリッジ
2の係合穴7から自動的に離脱される。
【0064】また、ディスクカートリッジ2がカートリ
ッジ装着台21上で図20に実線で示すローディング完
了位置から1点鎖線で示す位置まで矢印b′方向に移動
される間に、シャッター開閉レバー26が図20に実線
で示す開蓋位置から1点鎖線で示す閉蓋位置まで捩りコ
イルバネ29によって矢印c′方向に回転されて、ディ
スクカートリッジ2のシャッター5が内蔵されたシャッ
ターバネによって図20に実線で示す開蓋位置から1点
鎖線で示す閉蓋位置まで矢印a′方向にスライド復帰さ
れて、ディスクカートリッジ2の底面開口4がこのシャ
ッター5によって再び閉蓋される。
【0065】ところで、以上述べた光ディスク装置10
では、光学ピックアップ101のキャリッジ102をカ
ートリッジ装着台21の下部である底面に直接取り付け
た水平な左右一対のガイド軸106に沿って矢印b、
b′方向に移動させるように構成したので、光学ピック
アップ101はカートリッジ装着台21に対して矢印
i、i′方向に昇降させる必要がない。
【0066】従って、カートリッジローディング機構3
1を備えた大重量及び大面積のカートリッジ装着台21
をシャーシ11に4つのインシュレータ23を介して懸
架し、カートリッジ装着台21に対してスピンドルモー
タ72等を矢印i、i′方向に昇降するように構成する
ことができて、光ディスク装置10の大幅な小型化及び
低コスト化を図ることができる。
【0067】そして、図31に示すように、キャリッジ
102に取り付けた対物レンズ103及びスキューセン
サー104をディスクカートリッジ2の底面開口4内に
挿入した状態で、キャリッジ102を矢印b、b′方向
に水平に移動させることができるので、光ディスク装置
10の薄型化を促進することができる。
【0068】また、図26に示すように、カートリッジ
装着台21を4つのインシュレータ23を介してシャー
シ11に弾性的に支持させたので、そのカートリッジ装
着台21のシャーシ11に対する懸架が簡単であり、耐
衝撃性の高い光ディスク装置10を得ることができる。
【0069】「正規のディスクカートリッジの正挿入防
止動作の説明」ところで、この光ディスク装置10は、
図13に示すように、正規のディスクカートリッジ2が
その前端縁2a側からカートリッジ装着台21上に矢印
b方向に正挿入(挿入が正しいことを言う)された時に
限り、そのディスクカートリッジ2の前端縁2aと左右
両側面2dとのコーナー部分の底面側に浅く形成されて
いるテーパー面8が誤挿入防止レバー61の先端61b
に矢印b方向から当接される。
【0070】そして、その正規のディスクカートリッジ
2の矢印b方向への挿入に伴って、このテーバー面8に
よる案内作用によって、誤挿入防止レバー61が図13
に実線で示す位置から1点鎖線で示す位置まで捩りコイ
ルバネ64に抗して矢印f′方向に回転されて、この誤
挿入防止レバー61の先端61bがディスクカートリッ
ジ2の一方の側面2d上に乗り上げ、その正規のディス
クカートリッジ2の矢印b方向への正挿入を許すことに
なる。
【0071】そして、このように正規のディスクカート
リッジ2がカートリッジ装着台21上に正挿入された時
に限り、矢印f′方向に回転駆動された誤挿入防止レバ
ー61によってディスク種類判別スイッチ66がONさ
れる。
【0072】そして、この光ディスク装置10のカート
リッジローディング機構31では、図15の(A)に示
す制御回路C1を備えていて、カートリッジ装着台21
上への正規のディスクカートリッジ2の挿入時に、アン
ド回路67によるディスク種類判別スイッチ66とディ
スク挿入検出スイッチ53とのアンド出力によってロー
ディングモータ37を正回転作動させて、前述したディ
スクカートリッジ2のローディングを行うように構成さ
れている。
【0073】「正規のディスクカートリッジの誤挿入防
止動作の説明」次に、図14に示すように、正規のディ
スクカートリッジ2が後端縁2b側から、或いは上下裏
返し状態でカートリッジ装着台21上に矢印b方向から
誤挿入(挿入が誤っていることを言う)された時には、
その正規のディスクカートリッジ2の後端縁2bや前端
縁2aのテーパー面8が形成されていない箇所が誤挿入
防止レバー61の先端61bに矢印b方向から当接され
る。
【0074】この時、正規のディスクカートリッジ2が
誤挿入防止レバー61を矢印f方向に回転しようとする
が、誤挿入防止レバー61の突起61cがストッパー6
5に当接されて、その誤挿入防止レバー61の矢印f方
向の回転がロックされているので、誤挿入防止レバー6
1は誤挿入された正規のディスクカートリッジ2の矢印
b方向への挿入を防止する。
【0075】「類似のディスクカートリッジの誤挿入防
止動作の説明」ところで、上述した正規のディスクカー
トリッジ2と外形寸法がほぼ同じである類似のディスク
カートリッジがカートリッジ装着台21上に挿入された
場合にも、図14で説明した正規のディスクカートリッ
ジ2の誤挿入時と同様に、誤挿入防止レバー61は、そ
の類似のディスクカートリッジの挿入を防止することが
できる。
【0076】即ち、この光ディスク装置10では、カー
トリッジ装着台21上へのディスクカートリッジ2の挿
入時に、図15の(A)に示した制御回路C1により、
図15の(B)のフローチャートで示すように、まず、
最初に、ディスク種類判別スイッチ66のON−OFF
によって、カートリッジ装着台21上に挿入されたディ
スクカートリッジが正規のディスクカートリッジ2であ
るか、類似のディスクカートリッジであるかを判別す
る。
【0077】次に、ディスク挿入検出スイッチ52のO
N−OFFによって正規のディスクカートリッジ2がカ
ートリッジ装着台21上の図20に2点鎖線で示したロ
ーディング開始位置まで挿入されたことを確認してロー
ディングモータ37を正回転作動させて、その正規のデ
ィスクカートリッジ2を図20に1点鎖線で示したロー
ディング完了位置まで自動的にローディングするように
制御している。
【0078】従って、この光ディスク装置10によれ
ば、カートリッジ装着台21上への正規のディスクカー
トリッジ2の誤挿入の防止と、類似のディスクカートリ
ッジのローディングの防止とを行えて、高い安全性を確
保することができる。その際、誤挿入防止レバー61の
カートリッジ装着台21から外部側である矢印f′方向
への回転によってディスク種類判別スイッチ66をON
動作させるようにしたので構造が簡単であり、動作が確
実である。更に、ディスク挿入検出スイッチ52とディ
スク種類判別スイッチ66とのアンド出力によってロー
ディングモータ37を正回転作動させているので、類似
のディスクカートリッジのローディング防止を常に確実
に行えて、より一層高い安全性を確保することができ
る。
【0079】「スキュー調整機構の説明」次に、図1〜
図10によって、光学ピックアップ101の対物レンズ
103に対する光学ディスク1の傾きを調整するための
スキュー調整機構121を説明する。
【0080】このスキュー調整機構121は、前述した
昇降機構71における左右一対のガイド軸78をスピン
ドルモータ72の軸心P4 及びカートリッジセンターP
1 の両方に対して直角な方向となるように水平に配置
し、スピンドルモータ昇降板75をこの左右一対のガイ
ド軸78を中心にして矢印h、h′方向に回転操作する
ことによって、スピンドルモータ72をそのガイド軸7
8を回転中心にしてカートリッジセンターP1 に沿って
矢印h、h′方向に傾き調整するように構成している。
【0081】そして、スライド板40の底面に固着され
ている左右一対のガイド軸80を昇降駆動する左右一対
の第2スライドカム98の高所部98aの下面に、矢印
b、b′方向に沿って水平基準面WLに対して角度θ1
に傾斜されたスキュー調整用カム面122を形成してい
る。そして、このスキュー調整用カム面122に圧着手
段である左右一対の引張りコイルバネ92によって矢印
i方向から圧着される左右一対のガイド軸80を、スキ
ュー調整用のカム従動子に構成している。
【0082】但し、左右各一対、合計4つのガイド軸7
8、79を昇降駆動する左右各一対、合計4つの第1ス
ライドカム96、97の高所部96a、97aの下面は
完全な水平面に形成されている。
【0083】そして、このスキュー調整機構121によ
るスキュー動作は、図25、図28、図20及び図31
に示すようにディスクカートリッジ2が光ディスク装置
10のカートリッジ装着台21上にローディングされて
左右一対の位置決めピン77によって位置決めされると
共に、光学ディスク1がディスクテーブル73上に水平
にマグネットチャッキングされて、その光学ディスク1
が光学ピックアップ101の対物レンズ103及びスキ
ューセンサー104上に水平にセットされた再生モード
で行われる。
【0084】そして、この再生モードで、スピンドルモ
ータ72によって光学ディスク1を回転し、光反射型の
スキューセンサー104によって対物レンズ103に対
する光学ディスク1の傾きを検出する。
【0085】そして、スキュー調整機構121は、図1
に示すように、対物レンズ103から光学ディスク1に
照射するレーザービームの光軸Fが光学ディスク1に対
して垂直(90°)となるように、対物レンズ103に
対する光学ディスク1の傾きを調整するものである。
【0086】即ち、図4の(A)(B)に示すように、
スキューセンサー104からの検出出力に基づいて、前
述したローディングモータ37によってスライド板40
を基準位置P11に対して矢印b、b′方向に極く微量の
スライドストロークS1 でスライド調整する。
【0087】すると、図4の(A)に示すように、合計
4つの第1スライドカム96、97の高所部96a、9
7aの下面が完全な水平面に形成されていることから、
合計4つのガイド軸78、79には矢印i、i′方向の
昇降動作が全く発生しないのに対して、左右一対の第2
スライドカム98の高所部98aの下面に形成されてい
るスキュー調整用カム面122によって左右一対のガイ
ド軸80に矢印i、i′方向の極く微量の昇降ストロー
クS2 の範囲内の昇降動作が発生する。
【0088】そして、図2及び図3に示すように、この
左右一対のガイド軸80の矢印i、i′方向の昇降スト
ロークS2 の昇降動作によって、スピンドルモータ昇降
板75が左右一対のガイド軸78を中心にして矢印i、
i′方向に回転調整される。
【0089】すると、図1〜図3に示すように、スピン
ドルモータ72が左右一対のガイド軸78を回転中心に
して矢印h、h′方向に傾き調整されて、ディスクテー
ブル73上に水平にマグネットチャッキングされている
光学ディスク1が、ディスクカートリッジ2の内部で、
水平基準P12に対して上下方向である矢印j、j′方向
にそれぞれ例えば最大約5°程度の傾き角θ11、θ12
範囲内で傾き調整される。
【0090】そして、この光学ディスク1の傾き調整に
よって、対物レンズ103のレーザービームの光軸Fに
対して光学ディスク1が垂直(90°)となるようなラ
ジアルスキュー調整が行われることになる。
【0091】つまり、このラジアルスキュー調整動作
は、スキューセンサー104からの検出出力に基づき、
光学ディスク1が対物レンズ103に対して図1に1点
鎖線で示すように水平基準P12に対して(+)方向であ
る矢印j方向に傾いていた場合には、その光学ディスク
1の傾きを水平基準P12側に向けて(−)方向である矢
印j′方向に矯正するようにラジアル調整する。また、
光学ディスク1が対物レンズ103に対して図1に2点
鎖線で示すように水平基準P12に対して(−)方向であ
る矢印j′方向に傾いていた場合には、その光学ディス
ク1の傾きを水平基準P12側に向けて(+)方向である
矢印j方向に矯正するようにラジアル調整する。
【0092】この結果、対物レンズ103のレーザービ
ームの光軸Fに対して光学ディスク1が常に垂直(90
°)に保たれた状態で、データの再生が行われることに
なり、そのデータの高密度、高精度の再生を行うことが
できる。
【0093】そして、このスキュー調整機構121によ
れば、スピンドルモータ72の矢印b、b′方向の傾き
調整によって光学ディスク1の矢印j、j′方向のラジ
アルスキュー調整を行うので、光学ピックアップ101
全体の傾き調整を行うものに比べて、構造が簡単であ
り、駆動力も小さくて済むので、小型、低コスト、か
つ、省電力タイプの光ディスク装置10を得ることがで
きる。
【0094】しかも、この光ディスク装置10は、カー
トリッジローディング機構31、昇降機構71及びスキ
ュー調整機構121の駆動源を1つのローディングモー
タ37によって兼用しているので、モータ数を大幅に削
減して、大幅なコストダウンを図り、光ディスク装置1
0内部の有効エリアの拡大や光ディスク装置10の小型
化を図ることができる。
【0095】そして、この光ディスク装置10は、カー
トリッジ式であり、ディスクカートリッジ2の内部で光
学ディスク1のラジアルスキュー調整動作を行うことが
できる特徴がある。
【0096】そして、この光ディスク装置10は、スピ
ンドルモータ72を矢印h、h′方向に傾き調整するた
めの左右一対の第2スライドカム98を、スピンドルモ
ータ72及び位置決めピン77を昇降駆動する左右各一
対、合計4つの第1スライドカム96、97の中間に配
置したので、スピンドルモータ72及び位置決めピン7
7の昇降動作と、スピンドルモータ72の角度調整動作
とをそれぞれスムーズに行える。
【0097】「スキュー調整時の位置決めピンの傾きに
ついての考察」図9及び図10に示すように、第2スラ
イドカム98の矢印b、b′方向のスライド調整によっ
て、ガイド軸78と79との中間に配置されたガイド軸
80を矢印i、i′方向に昇降調整して、スピンドルモ
ータ昇降板75をガイド軸78を中心に矢印i、i′方
向に回転調整して、前述したラジアルスキュー調整を行
う場合、中間ガイド軸80の昇降動作に伴って、位置決
めピン昇降板76もガイド軸79を中心に矢印i、i′
方向に回転されて、位置決めピン77にもガイドピン7
9を中心とした矢印k、k′方向の傾きが生じる。
【0098】なお、図9及び図10の各(A)は、ガイ
ド軸80の矢印i′方向への下降動作によって、スピン
ドルモータ72の軸心P4 を矢印h方向に(+)θ2
け回転させた時の位置決めピン77の軸心P5 の矢印k
方向の(−)θ3 の傾きを示している。また、図9及び
図10の各(B)は、ガイド軸80の矢印i方向への上
昇動作によって、スピンドルモータ72の軸心P4 を矢
印h′方向に(−)θ2 だけ回転させた時の位置決めピ
ン77の軸心P5 の矢印k′方向の(+)θ3の傾きを
示している。
【0099】この際、図10に示すように、ガイド軸8
0を両側のガイド軸78と79の中間位置P7 よりもガ
イド軸79側に近づけた位置P6 に配置すると、位置決
めピン77の軸心P5 の矢印k、k′方向の傾き(−)
θ3 及び(+)θ3 が、スピンドルモータ72の軸心P
4 の矢印h、h′方向の傾き(+)θ2 及び(−)θ2
よりも大きくなって、前述したようにディスクカートリ
ッジ2の位置決め穴6内に係合されている位置決めピン
77の矢印b、b′方向の大きな位置ずれが生じる。
【0100】そして、この位置決め穴6内での位置決め
ピン77の矢印b、b′方向の大きな位置ずれが生じる
と、ディスクテーブル73上に装着されている光学ディ
スク1に対してディスクカートリッジ2が矢印b、b′
方向に位置ずれして、ディスクカートリッジ2が光学デ
ィスク1に干渉する危険が生じる。
【0101】しかし、図9に示すように、ガイド軸80
を両側のガイド軸78と79の中間位置P7 よりもガイ
ド軸78側に近づけた位置P6 に配置すると、位置決め
ピン77の軸心P5 の矢印k、k′方向の傾き(−)θ
3 及び(+)θ3 が、スピンドルモータ72の軸心P4
の矢印h、h′方向の傾き(+)θ2 及び(−)θ2
りも小さくなって、ディスクカートリッジ2の位置決め
穴6内での位置決めピン77の矢印b、b′方向の位置
ずれを小さくすることができて、ディスクカートリッジ
2と光学ディスク1との干渉を避けることができる。
【0102】従って、図9に示すように、ガイド軸80
を両側のガイド軸78と79との中間位置P7 よりもガ
イド軸78側に近づけた位置P6 に配置することが好ま
しい。即ち、両側のガイド軸78と79との間隔をL1
とした場合、ガイド軸80と78との間隔L2 をL1
2以下に設定することが好ましい。
【0103】「位置決めピンの位置ずれ防止構造の説
明」なお、図11はディスクカートリッジ2の位置決め
穴6内での位置決めピン77の位置ずれ防止のための構
造を示したものであり、位置決めピン昇降板76の矢印
b方向側の両端部76aを、中間のガイド軸80ではな
く、スピンドルモータ72の回転支点を構成している左
右一対のガイド軸78に回転自在に架設している。
【0104】そして、この構造によれば、中間のガイド
軸80の矢印i、i′方向の昇降調整によってスピンド
ルモータ昇降板75をガイド軸78を中心に矢印i、
i′方向に回転調整して、前述したラジアルスキュー調
整を行う場合、位置決めピン昇降板76は常に水平状態
を保つことができる。
【0105】従って、ラジアルスキュー調整時に、位置
決め穴6内で位置決めピン77が矢印b、b′方向に位
置ずれすることを未然に防止して、位置決めピン77に
よるディスクカートリッジ2の位置決めを高精度に、か
つ、安定して行える。
【0106】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は図面に示された実施の形態に限定される
ことなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が
可能である。
【0107】例えば、本発明は裸の光学ディスクをディ
スクトレー等によってカートリッジ装着台上へローディ
ング及びイジェクトするようにしたものであっても良
い。
【0108】また、本発明は、CDやCD−ROMなど
の光ディスクやMO等の光磁気ディスク等のいわゆる光
学ディスクを記録及び/又は再生する各種の光ディスク
装置に適用可能である。
【0109】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の光ディ
スク装置は、次のような効果を奏する。
【0110】請求項1は、内部に光学ディスクが収納さ
れたディスクカートリッジをカートリッジ装着台上に水
平にローディングした後に、駆動手段によって昇降機構
を駆動して、カートリッジ装着台と、その下部に配置さ
れたディスクテーブルを有するスピンドルモータ及び位
置決めピンとを相対的に昇降して、ディスクテーブル上
に光学ディスクを水平に装着すると共に、位置決めピン
をディスクカートリッジの位置決め穴内に係合させて、
そのディスクカートリッジをカートリッジ装着台上に位
置決めする。そして、昇降機構を駆動する同じ駆動手段
によってスキュー調整機構を駆動して、ディスクテーブ
ル上に光学ディスクが装着されているスピンドルモータ
を傾き調整して、光学ピックアップの対物レンズに対す
る光学ディスクの傾きを調整するようにしたので、対物
レンズの光軸を光学ディスクに対して垂直(90°)に
設定し易く、光学ディスクの高密度、高精度な記録及び
/又は再生を行うことができるにも拘らず、従来のLD
使用の光ディスク装置のように、光学ピックアップ全体
の傾きを調整するものに比べて、スキュー調整機構の構
造が簡単であり、その駆動力も小さくて済むので、小型
で、低コスト、かつ、省電力タイプの光ディスク装置を
得ることができる。しかも、昇降機構とスキュー調整機
構とを1つの駆動源で駆動するので、モータ数の削減等
による大幅なコストダウンと共に、光ディスク装置内部
の有効エリアの拡大や光ディスク装置の小型化を図るこ
とができる。
【0111】請求項2は、ディスクカートリッジをカー
トリッジ装着台上にローディング及びイジェクトするロ
ーディング機構の駆動源で昇降機構及びスキュー調整機
構を共通に駆動するように構成したので、低コスト化や
小型化をより一層促進できる。
【0112】請求項3は、1つの駆動源によって駆動さ
れるスライド板にスピンドルモータ及び位置決めピンを
それぞれ昇降駆動する第1スライドカムと、スピンドル
モータを傾き調整する第2スライドカムとを設けたの
で、構造が簡単で、動作が確実である。
【0113】請求項4は、スピンドルモータを傾き調整
する第2スライドカムを、スピンドルモータ及び位置決
めピンを昇降駆動する2つの第1スライドカムの中間に
配置したので、スピンドルモータ及び位置決めピンの昇
降動作と、スピンドルモータの傾き調整動作とをそれぞ
れスムーズに行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスク装置の実施の形態
におけるスキュー調整機構の概要を説明する一部切欠き
側面図である。
【図2】同上のスキュー機構における駆動部のスライド
カム機構の概要を説明する一部切欠き側面図である。
【図3】同上のスキュー調整機構におけるスライドカム
機構の動作を説明する一部切欠き側面図である。
【図4】同上のスライドカム機構の要部の拡大側面図で
ある。
【図5】同上の光ディスク装置の実施の形態におけるス
ピンドルモータ及び位置決めピン昇降機構の概要を説明
する一部切欠き側面図である。
【図6】同上のスピンドルモータ及び位置決めピン昇降
機構における垂直ガイドを説明する一部切欠き側面図で
ある。
【図7】同上のスライド板とスピンドルモータ昇降板及
び位置決めピン昇降板を説明する斜視図である。
【図8】同上のスキュー調整機構とスピンドルモータ及
び位置決めピン昇降機構を説明する斜視図である。
【図9】同上のスピンドルモータ及び位置決めピン昇降
機構におけるディスクカートリッジの位置決めピンの傾
きを説明する側面図である。
【図10】図9と同様の側面図である。
【図11】同上の位置決めピンを平行に昇降させるため
の構造を説明する斜視図である。
【図12】同上の光ディスク装置の実施の形態における
ディスク誤挿入防止手段とディスク種類判別スイッチを
説明する斜視図である。
【図13】図12の一部切欠き平面図である。
【図14】図13のディスク誤挿入防止動作を説明する
一部切欠き平面図である。
【図15】図12〜図14のディスク誤挿入防止とディ
スク種類判別の制御を行う制御回路とそのフローチャー
トを示した図面である。
【図16】ディスクカートリッジと光ディスク装置全体
を示した斜視図である。
【図17】ディスクカートリッジとカートリッジ装着台
を示した斜視図である。
【図18】カートリッジ装着台、スライド板、スピンド
ルモータ及び光学ピックアップを示した斜視図である。
【図19】ローディング機構、光学ピックアップ、スキ
ュー調整機構、スピンドルモータ及び位置決めピン昇降
機構を示した斜視図である。
【図20】カートリッジ装着台の平面図である。
【図21】カートリッジ装着台の底面図である。
【図22】カートリッジ装着台の側面図であって、スピ
ンドルモータの下降状態を示した図面である。
【図23】カートリッジ装着台の側面図であって、スピ
ンドルモータの上昇状態を示した図面である。
【図24】ディスクイジェクト状態を示した光ディスク
装置全体の一部切欠き側面図である。
【図25】ディスクローディング状態を示した光ディス
ク装置全体の一部切欠き側面図である。
【図26】シャーシに対するカートリッジ装着台の懸架
構造を示した図20でA−A矢視での断面図である。
【図27】カートリッジ装着台に対する位置決めピンの
下降状態を示した図20でB−B矢視での断面図であ
る。
【図28】カートリッジ装着台に対する位置決めピンの
上昇状態を示した図20でB−B矢視での断面図であ
る。
【図29】カートリッジ装着台に対するスピンドルモー
タの下降状態を示した図20でC−C矢視での断面図で
ある。
【図30】カートリッジ装着台に対するスピンドルモー
タの上昇状態を示した図20でD−D矢視での断面図で
ある。
【図31】カートリッジ装着台に対する光学ピックアッ
プの対物レンズの配置を説明する図20でE−E矢視で
の断面図である。
【符号の説明】
1 光学ディスク 2 ディスクカートリッジ 6 ディスクカートリッジの位置決め穴 10 光ディスク装置 21 カートリッジ装着台 31 ローディング機構 37 ローディングモータ(駆動源) 40 スライド板 71 昇降機構 72 スピンドルモータ 73 ディスクテーブル 75 スピンドルモータ昇降板 76 位置決めピン昇降板 77 位置決めピン 78 ガイド軸 79 ガイド軸 80 ガイド軸 81 垂直ガイド 82 垂直ガイド 83 垂直ガイド 90 引張りコイルバネ 91 引張りコイルバネ 92 引張りコイルバネ 96 第1スライドカム 97 第1スライドカム 98 第2スライドカム 101 光学ピックアップ 102 キャリッジ 103 対物レンズ 104 スキューセンサー 121 スキュー調整機構 122 スキュー調整用カム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクカートリッジ内に収納された記録
    及び/又は再生用の光学ディスクと、 上記ディスクカートリッジが水平にローディングされる
    カートリッジ装着台と、 上記カートリッジ装着台の下部に配置されて、そのカー
    トリッジ装着台に対して相対的に昇降されることによっ
    て、上記光学ディスクが水平に装着されるディスクテー
    ブルを有するスピンドルモータと、 上記カートリッジ装着台の下部に配置されて、そのカー
    トリッジ装着台に対して相対的に昇降されることによっ
    て、上記ディスクカートリッジの位置決め穴内に下方か
    ら相対的に係合されてそのディスクカートリッジを位置
    決めする位置決めピンと、 上記カートリッジ装着台の下部に配置されて、上記光学
    ディスクを記録及び/又は再生する対物レンズを有する
    光学ピックアップと、 上記ディスクテーブル上に上記光学ディスクが装着され
    た上記スピンドルモータを傾き調整することによって、
    上記対物レンズに対する上記光学ディスクの傾き調整を
    行うスキュー調整機構と、 上記カートリッジ装着台に対して上記スピンドルモータ
    及び位置決めピンを相対的に昇降する昇降機構と上記ス
    キュー調整機構を共通に駆動する1つの駆動源とを備え
    たことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】上記ディスクカートリッジを上記カートリ
    ッジ装着台上にローディング及びイジェクトするローデ
    ィング機構の駆動源で上記昇降機構及びスキュー調整機
    構を共通に駆動するように構成したことを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】上記昇降機構は上記スピンドルモータ及び
    上記位置決めピンをそれぞれ昇降駆動する第1スライド
    カムを有し、 上記スキュー調整機構は上記スピンドルモータを傾き調
    整する第2スライドカムを有し、 上記第1及び第2スライドカムが固着されて、上記1つ
    の駆動源で駆動されるスライド板を備えたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】上記スピンドルモータを傾き調整する第2
    スライドカムを上記スピンドルモータ及び位置決めピン
    の昇降駆動用の2つの第1スライドカムの中間に配置し
    たことを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置。
JP7300519A 1995-10-26 1995-10-26 光ディスク装置 Withdrawn JPH09120566A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0978826A2 (en) * 1998-08-05 2000-02-09 Seiko Seiki Kabushiki Kaisha Disk recording and reproducing apparatus
US6951026B2 (en) 2000-05-31 2005-09-27 Fujitsu Limited Storage device adjusting tilt angle of spindle motor against replaceable storage medium

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