JPH09119604A - 排ガスボイラの復水脱気装置 - Google Patents
排ガスボイラの復水脱気装置Info
- Publication number
- JPH09119604A JPH09119604A JP27757395A JP27757395A JPH09119604A JP H09119604 A JPH09119604 A JP H09119604A JP 27757395 A JP27757395 A JP 27757395A JP 27757395 A JP27757395 A JP 27757395A JP H09119604 A JPH09119604 A JP H09119604A
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- Japan
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- temperature
- deaerator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排ガスボイラの高さを低減することができる
排ガスボイラの脱気装置を提供する。 【解決手段】 予熱されない復水が直接導入される脱気
器２より復水が供給される節炭器４の出口側から復水を
脱気器２へ戻す復水昇温ライン５を設け、同ライン５か
らの復水によって脱気器２内の復水を昇温させ、脱気器
２から節炭器４に供給される復水をガス側腐食温度まで
昇温して節炭器４の腐食を防止するようにした。
排ガスボイラの脱気装置を提供する。 【解決手段】 予熱されない復水が直接導入される脱気
器２より復水が供給される節炭器４の出口側から復水を
脱気器２へ戻す復水昇温ライン５を設け、同ライン５か
らの復水によって脱気器２内の復水を昇温させ、脱気器
２から節炭器４に供給される復水をガス側腐食温度まで
昇温して節炭器４の腐食を防止するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガスボイラの高
さを低減することができる排ガスボイラの復水脱気装置
に関する。
さを低減することができる排ガスボイラの復水脱気装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の排ガスボイラの復水脱気装置を、
図２に示す。復水１は給水予熱器１０で加熱された上、
脱気用蒸気ライン７から脱気用蒸気が供給される外部脱
気器２へ導入される。外部脱気器２で加熱され脱気され
た復水は、給水ポンプ３によって節炭器４に供給され、
ここで排ガスボイラからの排ガスによって加熱される。
１１は復水昇温ポンプ１２をもち給水予熱器１０の出口
側から復水を給水予熱器１０の入口側へ戻して給水予熱
器１０の復水の温度を昇温させる復水昇温ラインであ
り、また、１３は流調弁１４をもち、給水予熱器１０を
バイパスして復水を外部脱気器１２に導入する給水予熱
器バイパスラインである。
図２に示す。復水１は給水予熱器１０で加熱された上、
脱気用蒸気ライン７から脱気用蒸気が供給される外部脱
気器２へ導入される。外部脱気器２で加熱され脱気され
た復水は、給水ポンプ３によって節炭器４に供給され、
ここで排ガスボイラからの排ガスによって加熱される。
１１は復水昇温ポンプ１２をもち給水予熱器１０の出口
側から復水を給水予熱器１０の入口側へ戻して給水予熱
器１０の復水の温度を昇温させる復水昇温ラインであ
り、また、１３は流調弁１４をもち、給水予熱器１０を
バイパスして復水を外部脱気器１２に導入する給水予熱
器バイパスラインである。
【０００３】この排ガスボイラの復水脱気装置では、復
水１を、給水予熱器１０で適当な温度まで昇温した上、
この温度よりも０℃〜７℃程度高い温度を飽和蒸気温度
とする圧力を内圧として設定されている外部脱気器２へ
導入する。外部脱気器２においては、脱気用蒸気ライン
７からの加熱脱気用蒸気で復水の温度を前記０℃〜７℃
上昇させて復水の加熱脱気を行い、その上で復水を節炭
器４に供給する。
水１を、給水予熱器１０で適当な温度まで昇温した上、
この温度よりも０℃〜７℃程度高い温度を飽和蒸気温度
とする圧力を内圧として設定されている外部脱気器２へ
導入する。外部脱気器２においては、脱気用蒸気ライン
７からの加熱脱気用蒸気で復水の温度を前記０℃〜７℃
上昇させて復水の加熱脱気を行い、その上で復水を節炭
器４に供給する。
【０００４】また、節炭器１０へ導入される排ガスボイ
ラの排気によって腐食が起る上限の温度（本明細書では
これをガス側腐食温度という）が極めて高い場合には、
給水予熱器２の加熱では不充分であるので、給水予熱器
バイパスライン１３によって復水の全量を外部脱気器２
に導入し、給水予熱器１０は空焚きとした上で多量の脱
気用蒸気で加熱して復水の脱気と昇温を行っている。
ラの排気によって腐食が起る上限の温度（本明細書では
これをガス側腐食温度という）が極めて高い場合には、
給水予熱器２の加熱では不充分であるので、給水予熱器
バイパスライン１３によって復水の全量を外部脱気器２
に導入し、給水予熱器１０は空焚きとした上で多量の脱
気用蒸気で加熱して復水の脱気と昇温を行っている。
【０００５】ちなみに、排ガスボイラに排ガスを供給す
るガスタービンがＬＮＧ焚きの時には、排ガスに腐食成
分が含まれないが、外部脱気器２の飽和温度が水露点以
下であると外部脱気器２より復水が供給される節炭器４
では炭酸腐食が発生するので、外部脱気器２の飽和温度
を水露点以上にする必要がある。しかし、排ガスボイラ
に排ガスを供給するガスタービンが油焚きの場合には、
硫酸腐食対策のために水露点より極めて高い酸露点に外
部脱気器２の飽和温度を維持する必要があり、前記のよ
うに復水の全量を給水予熱器バイパスライン１３より外
部脱気器２に導入して多量の脱気用蒸気で復水を加熱す
ることが行われる。
るガスタービンがＬＮＧ焚きの時には、排ガスに腐食成
分が含まれないが、外部脱気器２の飽和温度が水露点以
下であると外部脱気器２より復水が供給される節炭器４
では炭酸腐食が発生するので、外部脱気器２の飽和温度
を水露点以上にする必要がある。しかし、排ガスボイラ
に排ガスを供給するガスタービンが油焚きの場合には、
硫酸腐食対策のために水露点より極めて高い酸露点に外
部脱気器２の飽和温度を維持する必要があり、前記のよ
うに復水の全量を給水予熱器バイパスライン１３より外
部脱気器２に導入して多量の脱気用蒸気で復水を加熱す
ることが行われる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の技術で
は、給水予熱器を用いているので、脱気用蒸気量は若干
少なくてすむものの給水予熱器を節炭器とは別個に設置
する必要がある。このために、給水予熱器の出入口管寄
せ、連絡管及び復水昇温ポンプの設置を必要とし、また
給水加熱器を設けるためにバンクを２個に分割するとバ
ンク間クリアランスの設定を必要とし、これによって排
ガスボイラの高さが上昇することになる。
は、給水予熱器を用いているので、脱気用蒸気量は若干
少なくてすむものの給水予熱器を節炭器とは別個に設置
する必要がある。このために、給水予熱器の出入口管寄
せ、連絡管及び復水昇温ポンプの設置を必要とし、また
給水加熱器を設けるためにバンクを２個に分割するとバ
ンク間クリアランスの設定を必要とし、これによって排
ガスボイラの高さが上昇することになる。
【０００７】本発明は、以上の欠点を解消することがで
きる排ガスボイラの復水脱気装置を提供しようとするも
のである。
きる排ガスボイラの復水脱気装置を提供しようとするも
のである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の排ガスボイラの
復水脱気装置は、予熱されない復水が直接導入される脱
気器、前記脱気器より復水が供給され復水を昇温させる
節炭器、及び前記節炭器の出口側の復水を前記脱気器へ
戻し前記脱気器から節炭器に供給される復水をガス側腐
食温度まで昇温させる復水昇温ラインを設けた。
復水脱気装置は、予熱されない復水が直接導入される脱
気器、前記脱気器より復水が供給され復水を昇温させる
節炭器、及び前記節炭器の出口側の復水を前記脱気器へ
戻し前記脱気器から節炭器に供給される復水をガス側腐
食温度まで昇温させる復水昇温ラインを設けた。
【０００９】本発明では、給水予熱器を廃止し、給水予
熱器の伝熱面積を節炭器に吸収させたこととなり、給水
予熱器の出入口管寄せ、連絡管、復水昇温ポンプが省略
され、ガス給水予熱器を設けるためのバンク間クリアラ
ンスが省略され、従って、排ガスボイラの高さを低減さ
せることができる。
熱器の伝熱面積を節炭器に吸収させたこととなり、給水
予熱器の出入口管寄せ、連絡管、復水昇温ポンプが省略
され、ガス給水予熱器を設けるためのバンク間クリアラ
ンスが省略され、従って、排ガスボイラの高さを低減さ
せることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】２は予熱されない復水１が直接導
入され脱気用蒸気ライン７から脱気用蒸気が供給される
外部脱気器、４は給水ポンプ３により外部脱気器２より
復水が供給され排ガスボイラの排気によって復水を加熱
する節炭器、５は流調弁６を備え節炭器４の出口側と外
部脱気器２とを接続する復水昇温ラインである。
入され脱気用蒸気ライン７から脱気用蒸気が供給される
外部脱気器、４は給水ポンプ３により外部脱気器２より
復水が供給され排ガスボイラの排気によって復水を加熱
する節炭器、５は流調弁６を備え節炭器４の出口側と外
部脱気器２とを接続する復水昇温ラインである。
【００１１】本実施の形態では、復水は外部脱気器２に
よって脱気用蒸気ライン７からの脱気用蒸気によって加
熱されて脱気された上、節炭器４で更に加熱される。節
炭器４で加熱された復水の一部は、復水昇温ライン５を
経て、外部脱気器２へ戻され、外部脱気器２内の復水の
温度を昇温させ、外部脱気器２から節炭器４に供給され
る復水をガス側腐食温度まで昇温させる。これによっ
て、節炭器４における腐食を防止することができる。
よって脱気用蒸気ライン７からの脱気用蒸気によって加
熱されて脱気された上、節炭器４で更に加熱される。節
炭器４で加熱された復水の一部は、復水昇温ライン５を
経て、外部脱気器２へ戻され、外部脱気器２内の復水の
温度を昇温させ、外部脱気器２から節炭器４に供給され
る復水をガス側腐食温度まで昇温させる。これによっ
て、節炭器４における腐食を防止することができる。
【００１２】本実施の形態では、以上の通り、給水予熱
器と省略しても、節炭器４に供給される復水をガス側腐
食温度まで昇温させて節炭器４における腐食を防止する
ことができる。従って、給水予熱器の伝熱面積を節炭器
４に吸収させたこととなり、排ガスボイラの高さを低く
することができる。
器と省略しても、節炭器４に供給される復水をガス側腐
食温度まで昇温させて節炭器４における腐食を防止する
ことができる。従って、給水予熱器の伝熱面積を節炭器
４に吸収させたこととなり、排ガスボイラの高さを低く
することができる。
【００１３】なお、復水器の性能向上により、復水器で
復水がかなり真空脱気され、かつ、排ガスボイラに排ガ
スを供給するガスタービンが腐食成分を含まないＬＮＧ
焚の時には、前記外部脱気器２の飽和温度を水露点に設
定して脱気用蒸気の導入による脱気を行わないように
し、また節炭器４を低圧のものとし、かつ、復水の外部
脱気器飽和温度までの昇温を復水昇温ライン５による復
水の循環にのみによって実施することができる。
復水がかなり真空脱気され、かつ、排ガスボイラに排ガ
スを供給するガスタービンが腐食成分を含まないＬＮＧ
焚の時には、前記外部脱気器２の飽和温度を水露点に設
定して脱気用蒸気の導入による脱気を行わないように
し、また節炭器４を低圧のものとし、かつ、復水の外部
脱気器飽和温度までの昇温を復水昇温ライン５による復
水の循環にのみによって実施することができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明では、従来の給水予熱器の伝熱面
積を節炭器に吸収させたこととなり給水予熱器の出入口
管寄せ・連絡管、復水ボンプが省略され、かつ、給水予
熱器のバンク間クリアランスの省略されて、排ガスボイ
ラの高さを低減させることができる。
積を節炭器に吸収させたこととなり給水予熱器の出入口
管寄せ・連絡管、復水ボンプが省略され、かつ、給水予
熱器のバンク間クリアランスの省略されて、排ガスボイ
ラの高さを低減させることができる。
【図１】本発明の実施の一形態の全体図である。
【図２】従来の排ガスボイラの脱気装置の全体図であ
る。
る。
１ 復水 ２ 外部脱気器 ３ 給水ポンプ ４ 節炭器 ５ 復水昇温ライン ６ 流調弁 ７ 脱気用蒸気ライン
Claims (1)
- 【請求項１】 予熱されない復水が直接導入され脱気
器、前記脱気器より復水が供給され復水を昇温させる節
炭器、及び前記節炭器出口側の復水を前記脱気器へ戻し
前記脱気器から節炭器に供給される復水をガス側腐食温
度まで昇温させる復水昇温ラインを備えたことを特徴と
する排ガスボイラの復水脱気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27757395A JPH09119604A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 排ガスボイラの復水脱気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27757395A JPH09119604A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 排ガスボイラの復水脱気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09119604A true JPH09119604A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17585377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27757395A Withdrawn JPH09119604A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 排ガスボイラの復水脱気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09119604A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102183009A (zh) * | 2011-05-13 | 2011-09-14 | 江苏双良锅炉有限公司 | 冷凝蒸汽锅炉给水*** |
| CN102635847A (zh) * | 2012-04-26 | 2012-08-15 | 浙江中烟工业有限责任公司 | 一种多台冷凝式锅炉的给水*** |
| CN104791762A (zh) * | 2015-03-25 | 2015-07-22 | 上海大众祥源动力供应有限公司 | 一种除氧器的自动排气装置 |
| CN114060796A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-02-18 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种带一级除氧热源的余热锅炉扩展省煤器*** |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP27757395A patent/JPH09119604A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102183009A (zh) * | 2011-05-13 | 2011-09-14 | 江苏双良锅炉有限公司 | 冷凝蒸汽锅炉给水*** |
| CN102635847A (zh) * | 2012-04-26 | 2012-08-15 | 浙江中烟工业有限责任公司 | 一种多台冷凝式锅炉的给水*** |
| CN104791762A (zh) * | 2015-03-25 | 2015-07-22 | 上海大众祥源动力供应有限公司 | 一种除氧器的自动排气装置 |
| CN114060796A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-02-18 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种带一级除氧热源的余热锅炉扩展省煤器*** |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |