JPH09117870A - インパクトドライバ - Google Patents

インパクトドライバ

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JPH09117870A
JPH09117870A JP27898095A JP27898095A JPH09117870A JP H09117870 A JPH09117870 A JP H09117870A JP 27898095 A JP27898095 A JP 27898095A JP 27898095 A JP27898095 A JP 27898095A JP H09117870 A JPH09117870 A JP H09117870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hammer
clutch spring
anvil
impact driver
spring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27898095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Sasaki
康雄 佐々木
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、使用時に発生する騒音をなくすと
共に、反動の低減を図ったインパクトドライバを提供す
ることである。 【解決手段】 ハンマ3とアンビル4間とを直接接触し
ないように保持すると共に、クラッチスプリング5を掛
止ボ−ル19、20を用いて掛止、解放させるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インパクトドライ
バの使用時に発生する騒音及び反動の低減に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来における回転打撃工具は、ハンマの
有する爪とアンビルの有する爪とを間歇的に、且つ衝撃
的に打撃することによりトルクを発生させ、ねじ締め等
の作業を行っていたが、衝撃打撃であるため大きな騒音
を発生していた。本件出願人が先に出願した特願平6−
127728号は、ハンマとアンビル間にクラッチスプ
リングを介し間歇的に回転トルクを発生させることによ
って騒音の低減を図ることができるものであり、間歇ト
ルクを発生するためにクラッチスプリングの一端は、ハ
ンマに穿設されるシリンダ溝の底面に設けられる固定さ
れた突起により掛止めされている。負荷トルクが増大す
ると駆動軸内のスチ−ルボ−ルにより、ハンマはアンビ
ルから軸方向に遠ざかるように移動し、この時に発生す
るクラッチスプリングの引張力によりクラッチスプリン
グの端部は突起より引き離され、間歇的なトルクの発生
が可能となる。然るに大径ねじ等を締める場合において
は、大きな伝達トルクが必要となり、そのためクラッチ
スプリングの巻数を増やしたり、或いは線径を太くする
必要があるが、この時に発生するトルクに応じた摩擦力
がクラッチスプリングとハンマ間に生じるため、クラッ
チスプリングの軸方向引張力だけではクラッチスプリン
グの端部がハンマの突起から外れにくく、確実に強制的
に外す必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転打撃工具
は、発生するトルクに応じた摩擦力がクラッチスプリン
グとハンマ間に生じ、クラッチスプリングの軸方向引張
力だけではクラッチスプリングの端部がハンマの突起か
ら外れにくくなるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、打撃子と被打撃子との衝
撃的な打撃をなくすことによりねじ締め作業時の騒音の
発生をなくし、且つ小さなトルクはもちろん、大きなト
ルクを必要とする場合においても確実に間歇回転トルク
を発生させると共に、反動の低減を図ることのできるイ
ンパクトドライバを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、打撃子の爪
及び被打撃子の爪をなくし打撃子と被打撃子が直接接触
しないように配置し、クラッチスプリングを介して間歇
的に回転トルクを伝えると共に、打撃子が所定の位置に
後退するとクラッチスプリングの端部に対して掛止部が
係合を解くように移動することにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に示すように駆動軸2は、外
周に穿設された2個の駆動軸カム溝6、7を有し、駆動
軸2に遊嵌するハンマ3は、駆動軸カム溝6、7に相対
するハンマカム溝8、9を有し、この間に介在するスチ
ールボール10、11に係止され、圧縮バネ12により
アンビル4側に付勢される。更にハンマ3にはクラッチ
スプリング5を収納するため、径方向に駆動軸2と同心
円上にシリンダ内筒面14、シリンダ外筒面15を形成
するシリンダ溝13が穿設され、シリンダ溝13の底面
16に近い位置の外筒面15に円形穴17、18が各々
180度相対する位置の二か所に設けられ、それぞれに
円形穴17、18より僅かに小さな掛止ボ−ル19、2
0を収納する。この時シリンダ溝13の幅は、掛止ボ−
ル19、20の半径より狭く設定される。更に軸方向に
関しアンビル4と向き合う面はアンビル4の面と相対し
た2つのテーパ面21、22を有し、且つアンビル4の
面と隙間をもって設けられる。ハンマ3に相対するアン
ビル4は駆動軸2の端面を回動自在に収納する収納部2
3を有し、ハウジング24に具備される軸受25、26
に心出しされ、一端には先端工具装着部27を設けると
共に、ハンマ3側に移動を規制するためのストップリン
グ28を装着する。ハンマ3と相対する面にはハンマ3
のシリンダ溝13に対し内筒面29、外筒面30を形成
する円筒溝31及び2つのテーパ面32、33を有し、
円筒溝31の底部の1か所に孔34が設けられている。
ハンマ3、アンビル4に設けられたシリンダ溝13、円
筒溝31にクラッチスプリング5が収納される。クラッ
チスプリング5の素線断面形状は角形でコイル状に密着
されて巻かれ、図2に示す如く両端部35、36は軸心
に並行に曲げられる。ハンマ3内のクラッチスプリング
5はシリンダ内筒面14、シリンダ外筒面15と僅かな
隙間をもって収納されると共に、その端部35は、掛止
ボ−ル19、20の位置より更に底面16側にあり、底
面16と僅かな隙間をもって収納される。またアンビル
4内のクラッチスプリング5の端部36は孔34に装着
され、内筒面29、外筒面30に対しては略隙間なく収
納される。一方、ハウジング24には掛止ボ−ル19、
20の外周上に一部傾斜面37を有する解放リング38
が設置される。以上のように構成されたインパクトドラ
イバ1の動作を説明すると、ネジ締め作業時、駆動軸2
は図示しないモータにより回転駆動され、スチールボー
ル10、11を介して圧縮バネ12により付勢されたハ
ンマ3に回転力を伝達する。ハンマ3は回転を始め、ク
ラッチスプリング5の端部35が掛止ボ−ル19に掛止
され、クラッチスプリング5を介しアンビル4に回転力
を伝達する。この時、端部35は掛止ボ−ル19の下方
で掛止されているため、その押圧分力が掛止ボ−ル19
に働き、掛止ボ−ル19を解放リング38方向に押し付
けながら回転を始める。更に図3に示すように図示しな
いネジの負荷によりアンビル4とハンマ3間に回転差が
生じ、クラッチスプリング5は外径が小さくなる方向に
締まり、ハンマ3、アンビル4のシリンダ内筒面14、
内筒面29に巻きつき一体に回転する。次に図4に示す
如く更に負荷トルクが増大するとハンマ3はアンビル4
とクラッチスプリング5により一体とされているため、
駆動軸2のみが回転を続けようとし、駆動軸カム溝6、
7とハンマカム溝8、9間に挟持されるスチールボール
10、11は圧縮バネ12の付勢力に抗し、駆動軸カム
溝6、7内でハンマ3をアンビル4から引き離す方向へ
と移動する。しかしクラッチスプリング5と内筒面1
4、29間に働く大きな摩擦力のため、アンビル4上は
もちろん、ハンマ3上に巻きつくクラッチスプリング5
はほとんど移動せずハンマ3とアンビル4間で僅かに浮
いている部位を境として、軸方向にクラッチスプリング
5は伸びるものの巻きつきは解かれない。更にハンマ3
は移動し、クラッチスプリング5の端部35が掛止ボ−
ル19を解放リング38の傾斜面37に押し出す。そこ
で図5に示すようにハンマ3が所定量後退することによ
り、掛止ボ−ル19と解放リング38間にクラッチスプ
リング5の端部35が通り抜けるすき間ができ、掛止か
ら解放される。そこでクラッチスプリング5はもとの径
まで拡がり、シリンダ内筒面14から離れる。クラッチ
スプリング5がシリンダ内筒面14から離れると、ハン
マ3はスチールボール10、11と共に圧縮バネ12に
より初期の位置まで前進しながら駆動軸2により回転
し、半回転後、次の掛止ボ−ル20にクラッチスプリン
グ5の端部が掛止され、クラッチスプリング5は各内筒
面14、29に巻きつき、ハンマ3の回転イナーシャに
よってネジを締め付ける。この動作を繰り返しネジ締め
を完了する。以上の動作により、アンビル4にはクラッ
チスプリング5を介して間歇的に大きなトルクが伝達さ
れるが、衝撃がないため騒音の発生は抑えられる。また
ハンマ3とアンビル4の間隔が保たれているので接触に
よる音が発生することもない。またネジを緩める際、駆
動軸2は逆転するがアンビル4の孔34にクラッチスプ
リング5の端部36が圧入固定されているためクラッチ
スプリング5はハンマ3、アンビル4の各々シリンダ外
筒面15、30にネジ締め時と同様な動作で密着、解離
を繰り返しネジを緩める。クラッチスプリング5の断面
形状は円形等の形状であってもよい。更に本発明は、以
上述べたねじ締め作業のほかナット締め、穴明け等の回
転打撃形工具にも適用できる。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、ハンマやアンビルの回
転方向及び軸方向の衝撃的な打撃をなくし、確実に間歇
的な回転力を発生させることができるの、ねじ締め作業
時の騒音及び反動の低減を図ることのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるインパクトドライバの一実施例
を示す一部省略断面図である。
【図2】 本発明になるクラッチスプリングの一実施例
を示す側面図である。
【図3】 本発明になるインパクトドライバの動作状態
を示す一部省略断面図である。
【図4】 本発明になるインパクトドライバの動作状態
を示す一部省略断面図である。
【図5】 本発明になるインパクトドライバの動作状態
を示す一部省略断面図である。
【符号の説明】
1はインパクトドライバ、2は駆動軸、3はハンマ、4
はアンビル、5はクラッチスプリング、6、7は駆動軸
カム溝、8、9はハンマカム溝、10はスチールボー
ル、11はスチールボール、13はシリンダ溝、17は
円形穴、18は円形穴、19は掛止ボ−ル、20は掛止
ボ−ル、35は端部、37は傾斜面、38は解放リング
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転され円周上にカム溝を
    持つ駆動軸と、該駆動軸に遊嵌しスプリングにより軸方
    向に付勢され該カム溝内を回動するボールに係止されて
    回転及び軸方向移動するハンマと、該ハンマと同軸上に
    配設され先端に工具を把持するアンビルと、該アンビル
    と該ハンマとの双方の円筒面にまたがってコイル状に配
    設され該ハンマの駆動力を間歇的に該アンビルに伝達す
    るクラッチスプリングとを備えたインパクトドライバに
    おいて、前記ハンマの軸方向後退量に応じて出入りし前
    記クラッチスプリング端部との掛合、解離を繰り返す可
    動掛止部材を設けたことを特徴とするインパクトドライ
    バ。
  2. 【請求項2】 前記可動掛止部材は転動体であることを
    特徴とする請求項1記載のインパクトドライバ。
  3. 【請求項3】 前記可動掛止部材は前記ハンマ内に設け
    られた溝部に収納され、無負荷時には常に前記クラッチ
    スプリングに掛止されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項2記載のインパクトドライバ。
  4. 【請求項4】 前記クラッチスプリング端部と前記可動
    掛止部材との掛止を解くための前記可動掛止部材の逃げ
    部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項2記載
    のインパクトドライバ。
JP27898095A 1995-10-26 1995-10-26 インパクトドライバ Withdrawn JPH09117870A (ja)

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JP27898095A JPH09117870A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 インパクトドライバ

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JP27898095A JPH09117870A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 インパクトドライバ

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JPH09117870A true JPH09117870A (ja) 1997-05-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019141984A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 株式会社マキタ インパクト工具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20030107