JPH0911505A - インクジェット記録装置およびその記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびその記録方法

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JPH0911505A
JPH0911505A JP7160910A JP16091095A JPH0911505A JP H0911505 A JPH0911505 A JP H0911505A JP 7160910 A JP7160910 A JP 7160910A JP 16091095 A JP16091095 A JP 16091095A JP H0911505 A JPH0911505 A JP H0911505A
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ink
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recovery
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Yoshiro Uchikata
佳郎 打方
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数種類のインク吐出により記録を行うイン
クジェット記録装置において、その回復動作にあたり、
無用にインク消費を増大させることなく、しかも良好な
記録が得られるようにする。 【構成】 複数色のインクを収納する少なくとも1つの
インク収納部2と、複数色のインクを吐出するインク吐
出口を有する少なくとも1つの記録ヘッド1と、記録ヘ
ッド1を搭載し移動走査するキャリッジ3と、記録に使
用されるインクの種類を吐出前に検出する使用インク検
出手段201,202,203,208,211と、記
録に使用されないインクに対する前記回復手段による回
復動作と記録に使用されるインクに対する前記回復手段
による回復動作の内容を異ならせるように制御する制御
手段201,202,203,204とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを吐出して記録
を行うインクジェット記録装置およびその記録方法に関
し、詳しくは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、ワー
ドプロセッサ、電子タイプライター、コンピュータ等の
記録方式として使用されるインクジェット記録装置およ
びその記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置において
は、記録用のインクが充填されている例えばカートリッ
ジ型のインクタンクからインクジェット記録ヘッドにイ
ンクが供給され、インクジェット記録ヘッドに設けられ
た吐出口からインク滴が吐出されて被記録材上に記録が
行われる。
【0003】この様なインクジェット記録装置において
は、インクタンクからインクジェット記録ヘッドに至る
インク供給系に塵埃や気泡等の異物が混入することがあ
る。インクジェット記録ヘッドに設けられた吐出口乃至
これに連通する液路は一般に内径が数十ミクロン程度と
小さいため、塵埃や気泡等の異物が液路に到達すると、
液路の内壁に付着してインクの流れを阻害し、インクの
吐出効率を低下させたり、記録信号に対するインクの吐
出応答性を低下させ、甚だしい場合には吐出口に目詰ま
りを引き起こしてインクの吐出不能を含む吐出不良に至
らしめることがあった。また、インクジェット記録ヘッ
ドの液路にインクが充填されたままで長時間インクの吐
出が行われなかった場合にも、インクの構成成分が増
粘、固着してインクの吐出不良を生じることがあった。
【0004】また、インクジェット記録装置において、
インクジェット記録ヘッドのインク吐出口面にインク滴
や水滴、塵等の異物が付着すると、これらの付着物によ
って吐出されるインク滴が引っ張られ、その吐出方向が
偏向して画像品位が低下することがあった。
【0005】そこで、インクを用いることに起因するこ
れらの不都合を解消すべく、インクジェット記録装置に
おいては、他の記録装置には見られない固有の構成、即
ち液路内のインクをクリーニングしたり、吐出口面を良
好な状態にするための手段を含む吐出不良の回復系が設
けられる。
【0006】これら回復系による吐出不良の回復方法と
しては、例えば、液路内に新しくインクを導く方法とし
て、吐出エネルギ発生素子を駆動して所定のインク受容
体に向けて記録に直接関わらないインクの吐出を行わせ
る方法(「予備吐出」または「空吐出」と称される)が
ある。また、インク供給系を加圧したり、或いはインク
吐出口からインクを吸引する等、液路に所定の圧力を作
用させて吐出口からインクを強制的に排出させる方法
(「ポンピング」と称される)もある。
【0007】加えて、吐出面をクリーニングし、インク
の吐出方向の偏向を予防する方法として、吐出口面に摺
接するワイピング部材を設け、両者を相対移動させるこ
とにより吐出口付近に付着したインク滴、塵等の異物を
ワイピングして掃拭する方法(「ワイピング」と称され
る)もある。
【0008】以上に述べたような回復系による回復動作
は記録以外にインク消費を増大させる要因となり、記録
以外のインク消費の無駄を少なくするために、従来のイ
ンクジェット記録装置においては、特開平1−2212
51に記載されているように、記録ヘッドを搭載したキ
ャリッジを複数個設け、キャリッジを個別に駆動・制御
することによって、記録に関与しないキャリッジ搭載の
記録ヘッドについては回復動作を行わないようにした
り、特開平2−122935に記載されているように、
吐出不良の発生を検知し、その検知結果に基づいて回復
動作を行ったり、特開平4−250067に記載されて
いるように、回復スイッチがオンされた場合に前回回復
動作からの履歴に応じて回復動作を行うなどの方法が提
案されてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
ジェット記録装置において、上記従来例のように記録ヘ
ッドを搭載したキャリッジを複数個設けた場合には、キ
ャリッジに対応する回復系も複数個必要となりコストア
ップとなる、また、キャリッジの切替動作のために記録
速度の低下をもたらすという課題があった。
【0010】更にまた、回復動作を吐出の検出結果に基
づいて行ったり、前回の回復動作以降の履歴に応じて行
う場合においても、記録中における予備吐出およびワイ
ピングを全ての記録ヘッドのインク吐出口について行っ
ており、記録に関与しないインク吐出の回復動作による
消費が増大するという問題があった。
【0011】本発明の目的は、上述した課題を解決し、
複数種類のインクにより記録がなされるインクジェット
記録装置において、その回復動作のために無用にインク
の消費を増大することなく常に良好な記録が行えるイン
クジェット記録装置およびその記録方法を提供および提
案することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】前記した課題
を解決する本発明のインクジェット記録装置およびその
記録方法は、記録に関与するインク、あるいはインクカ
ートリッジ、あるいは記録ヘッドを識別する識別手段
と、該識別手段の結果に基づいてインクを吐出する吐出
口からのインクの吐出不良の予防および回復のための回
復動作を行わせる制御手段を具備し、記録に関与するイ
ンク、あるいはインクカートリッジ、あるいは記録ヘッ
ドに対する回復動作によるインクの消費に対して、記録
に関与しないインク、あるいはインクカートリッジ、あ
るいは記録ヘッドに対する回復動作によるインクの消費
を少なく制御することを特徴とする。これにより、不必
要な回復動作やインクの無駄な消費等を防ぎ、良好な記
録を行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下に、図面に基づき本発明の実施例を詳細
かつ具体的に説明する。
【0014】図1は本発明の適用が可能なインクジェッ
ト記録装置の構成例を示す。ここで、1Bはブラック
(BK)インクを吐出して記録を行うBK記録ヘッド、
1Y,1M,1Cはそれぞれイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)のカラーインクを吐出して記録を
行うY記録ヘッド、M記録ヘッド、C記録ヘッドであ
る。また、2B,2Y,2Mおよび2CはBK記録ヘッ
ド1B、Y記録ヘッド1Y、M記録ヘッド1MおよびC
記録ヘッド1Cにそれぞれの色のインクを供給するイン
クカートリッジであり、記録ヘッド1B,1Y,1M,
1Cとインクカートリッジで2B,2Y,2M,2Cと
はそれぞれ連結された状態でキャリッジ3に搭載され
る。4および5はキャリッジ3の移動を案内するガイド
軸およびガイドレール、6はキャリッジ3に連結される
と共に駆動プーリ7とアイドルプーリ8との間に張設さ
れたタイミングベルト、9はタイミングベルト6を介し
てキャリッジ3を移動走査させるキャリッジ駆動モータ
である。
【0015】10は被記録材(記録シート)、11およ
び12は記録シート10をその間に挟持しつつ記録位置
に送給するための送給ローラおよびピンチローラ、13
は記録済の記録シート10を排出するための排出ローラ
である。なお、キャリッジ3による1回の移動走査中に
記録ヘッド1BK〜1Cから記録信号に応じてそれぞれ
のインクの吐出による記録が行われ、一走査分の記録が
行われるごとにここでは不図示のシート送りモータ(図
2に14として示す)により記録シート10のシート送
りが実施される。
【0016】15BK,15Y,15M,15Cは記録
領域外で各記録ヘッド1BK,1Y,1M,1Cのイン
ク吐出口面対向位置に配置されているキャップ部材、1
6はワイピング部材、17はキャップ部材15BK,1
5Y,15M,15Cによる各インク吐出口面のキャッ
ピング状態で各記録ヘッド1BK〜1Cからインク吐出
機能維持のための吸引動作を行う吸引ポンプ、18は吸
引動作を含む一連の回復動作に携わる回復系モータであ
る。なお、キャップ部材15BK〜15Cおよびワイピ
ング部材16は不図示の駆動機構を介してモータ18に
より動作されるもので、キャップ部材15BK〜15C
の方はキャッピングのための圧接および退避が可能であ
り、ワイピング部材16の方は一旦インク吐出口面を掃
拭する位置に導かれたあとキャリッジ3の移動によって
掃拭動作がなされるように構成されている。
【0017】すなわち、キャップ部材15BK〜15
C、ワイピング部材16および吸引ポンプ17は駆動機
構を介して回復系モータ18に連結されており、回復系
モータ18の回転駆動によって、キャップ部材15B
K,15Y,15M,15Cおよびワイピング部材16
の記録ヘッド1BK,1Y,1M,1Cに対する圧接・
退避がおこなわれ、ポンプ17による吸引が行われる。
従って、キャリッジ駆動モータ9および回復系モータ1
8を制御することによって、記録ヘッド1BK,1Y,
1M,1Cの内の任意の記録ヘッドに対して独立にワイ
ピングおよび吸引動作を行わせることが可能である。
【0018】また、キャップ部材15BK,15Y,1
5M,15Cの近傍には予備吐出受け(図示せず)が設
けられており、記録ヘッド1BK,1Y,1M,1Cを
予備吐出受けに対向する位置に移動したのち、記録ヘッ
ド1BK,1Y,1M,1Cを駆動し任意のインク吐出
口からインクを吐出することによって予備吐出をおこな
うことができる。また、キャリッジ3の移動範囲にはキ
ャリッジ3位置を検出するためのキャリッジ位置検知セ
ンサ19(図2参照)が設けられている。また、記録シ
ート10の搬送経路上には記録シート10の有無および
そのエッジ検出のためにシート検知センサ20が設けら
れている。
【0019】図2は本発明インクジェット記録装置の制
御用回路構成を示す。同図において、201は記録にか
かわる各種の制御を設定手順に従って実行するための例
えばマイクロコンピュータ形態のCPU、202はテキ
ストデータや画像データを展開する領域や各種パラメー
タの格納領域、作業用の領域などを有するRAM、20
3は前記手順に対応したプログラムやその他フォントデ
ータなどの固定データを格納しているROM、204は
CPU201の実行サイクルを作り出したり記録動作の
際に必要なタイミングを作り出したりするタイマであ
る。
【0020】また、205BKはBK記録ヘッド1BK
使用の有無およびその温度検出値、BKインクカートリ
ッジ2BK内のインクの有無等の情報を検出するBK検
出部、206BKはBK記録ヘッド1BKの記録データ
を蓄えるためのBKラインバッファ、207BKはBK
記録ヘッド1BKに記録信号や電力などを送出するBK
ヘッドドライバ、208BKはBKラインバッファ20
6BKに転送される記録データのうち記録に有効なドッ
トをカウントするBK有効ドットカウンタである。
【0021】以下同様に記録ヘッド1Y,1M,1Cに
対しては、それぞれY検出部205Y、Yラインバッフ
ァ206Y、Yヘッドドライバ207Y、Y有効ドット
カウンタ208Y;M検出部205M、Mラインバッフ
ァ206M、Mヘッドドライバ207M、M有効ドット
カウンタ208M;C検出部205C、Cラインバッフ
ァ206C、Cヘッドドライバ207C、C有効ドット
カウンタ208Cが設けられている。
【0022】また、209A,209B,209Cはそ
れぞれキャリッジ駆動モータ9、シート送りモータ1
4、回復系モータ18を駆動するのに必要な信号や電力
などを送出するモータドライバである。さらに、210
は例えばフォントカードなどの外部記憶装置、211は
不図示のホストコンピュータと通信を行なったりするた
めの外部インターフェイス、212は各種設定、操作を
おこなうためのキー・スイッチ、213は装置のエラー
や設定の状態を表示するための表示部である。なお、図
2には含まれていないが、他に上記の電気回路に電力を
供給するための電源部がある。
【0023】上述の回路構成によりインクジェット記録
装置機構部で記録シート10に記録を行うが、以下にそ
の制御シーケンスの概略を図3以降のフローチャートに
従って説明する。
【0024】図3は、本発明にかかるインクジェット記
録装置のメイン制御を示す。まず、電源オンによって、
ステップS301で各種のイニシャル処理を行う。次に
ステップS302にすすみ各種エラーチェックを行い、
次のステップS303で回復チェックを行う。続いてス
テップS304でキー・スイッチチェックを行い、ステ
ップS305にすすみ受信データ処理を実施する。そし
てこのあとステップS302に戻り、ステップS302
からステップS305までを繰り返す。
【0025】図4は、図3で示したステップS301の
イニシャル処理の詳細を示すフローチャート図である。
すなわち、イニシャル処理S301の詳細手順として
は、まず、ステップS401においてROM203およ
びRAM202のチェックをおこなう。つまり、格納さ
れているプログラムやデータが正常に動作可能か否かを
確認する。次にステップS402に進み、各種パラメー
タのイニシャライズをおこなう。すなわち、電源オンの
たびに初期化が必要なパラメータを所定の値にセットす
る。なお、パラメータのイニシャライズにあたっては現
在の記録のための使用色なしのフラグをセットする。つ
ぎにステップS403に進み、装置の各種入出力のイニ
シャライズをおこなう。具体的には、表示部213や外
部インターフェース211等の初期化を行う。そしてス
テップS404にすすみインクジェット記録装置の機構
部のイニシャライズを行う。具体的には、記録ヘッド1
(1BK〜1C)内のICの初期化やモータの位相あわ
せを行った後、回復系モータ18を駆動して、記録ヘッ
ド1に対するキャップ部材15(15BK〜15C)を
退避位置とした後、キャリッジ駆動モータ9を駆動し
て、キャリッジ位置検知センサ19の切り替わりを検出
することによってキャリッジ3の位置を検出し、記録ヘ
ッド1をキャップ部材15と対向する位置に移動後、回
復系モータ18を駆動して記録ヘッド1のキャッピング
を行う等の処理をする。また、シート検知センサ20に
よって不要の記録シート10が検出された場合は、シー
ト送りモータ14を駆動して記録シート10を排出す
る。かくしてステップS404によるイニシャル処理で
本処理を終了する。
【0026】図5は、図3で示した本発明の主要な制御
にかかるステップS303の回復チェックの詳細手順を
示す。回復チェックS303の手順としては、まず、ス
テップS501においてキャップ部材15の開放累積時
間をチェックする。具体的には図2で示したタイマ20
4によって測定された記録ヘッド1のキャップオープン
状態の累積時間が所定値Topen以上か否かを判断す
る。このことは記録ヘッド1のインク吐出状態がキャッ
プクローズ状態とキャップオープン状態とでは異なり、
キャップオープン状態においてはキャップクローズ状態
よりもインク吐出部が開放状態となるため吐出口からの
インク蒸発成分の蒸発が多くなり、また塵等の付着の可
能性も増えるため、キャップクローズ状態よりも回復動
作が必要になるインターバルが短いことによる。そし
て、ステップS501の判断結果が肯定の場合にはステ
ップS502に進み、ここで記録ヘッド1のポンプ17
による前回のポンポング動作後からの経過時間が所定値
Tpo以上か否かを判断する。
【0027】通常記録ヘッド1は非使用時にはキャッピ
ングしたり、キャップ内を保湿したりして、吐出口から
のインクの蒸発等を低く押さえるよう工夫されており、
定期的な予備吐出により吐出口の乾燥を防止している
が、非常に長時間放置された場合にはインクカートリッ
ジ2(2BK〜2C)から記録ヘッド1に至るインク流
路内のインクが壁面を通過して蒸発するため、インク流
路内に気泡が発生しやすくなり、吐出不良を引き起こす
場合がある。なお吐出不良を回復させるためには、記録
ヘッド1の吐出口からのインクの強制吸引(ポンピン
グ)が有効である。そこで、ステップS502の判断結
果が肯定の場合には、ポンピングが必要と判断されステ
ップS503に進んで、ステップS503において所定
インク量Mpoのポンピングおよび所定インク量Npo
の予備吐出を行った後ワイピングを実行して処理を終了
する。
【0028】また、ステップS502の判断結果が否定
の場合には、ステップS504に進み前回の予備吐出か
らの経過時間が所定量Tyo以上か否かを判断する。記
録ヘッド1が長時間使用されない場合には記録ヘッド1
の吐出口からのインクの蒸発によって吐出口のインクの
粘度上昇が発生し吐出不良を起こす場合がある。そし
て、かかる場合吐出不良を回復させるためには、記録ヘ
ッド1からの予備吐出が有効である。そこで、ステップ
S504の判断結果が肯定の場合には、予備吐出が必要
と判断されステップS505に進む。ステップS505
において所定インク量Nyoの予備吐出をおこない、つ
ぎにステップS506においてキャップオープン累積時
間をクリアした後、ステップS507に進む。また、ス
テップS504の判断結果が否定の場合には、ステップ
S505,S506をパスしてステップS507に進
む。かくしてステップS507で前回のワイピングから
の経過時間が所定量Two以上かどうか判断する。
【0029】記録ヘッド1からのインク吐出および記録
ヘッド1の記録シート10に対する移動によって、記録
ヘッド1のインク吐出面にはインクミストや紙粉、塵等
が付着し、吐出不良や吐出方向のズレを起こす場合があ
る。このような場合、その吐出不良や吐出方向のズレを
回復させるためには、記録ヘッド1のワイピングが有効
である。そこで、ステップS507の判断結果が肯定の
場合には、ワイピングが必要と判断され、ステップS5
08に進む。そしてステップS508においてワイピン
グを実行した後、処理を終了する。なおステップS50
7の判断結果が否定の場合にはステップS508をパス
して処理を終了する。
【0030】また、ステップS501の判断結果が否定
の場合にはステップS509へ進み、ここで、記録ヘッ
ド1のポンプ17による前回のポンピングからの経過時
間が所定値Tpc以上かどうか判断する。ステップS5
09の判断結果が肯定の場合には、ポンピングが必要と
判断されステップS510に進む。そしてステップS5
10において所定インク量Mpcのポンピングおよび所
定インク量Npcの予備吐出を行った後ワイピングを実
行して処理を終了する。ステップS509の判断結果が
否定の場合には、ステップS511に進み前回の予備吐
出からの経過時間が所定量Tyc以上か否かを判断す
る。
【0031】ステップS511の判断結果が肯定の場合
には、予備吐出が必要と判断されステップS512に進
み、ここで所定インク量Nycの予備吐出をおこない、
更につぎのステップS513に進む。また、ステップS
511の判断結果が否定の場合には、ステップS512
をパスしてステップS513に進み、ステップS513
において前回のワイピングからの経過時間が所定量Tw
c以上かどうか判断する。ステップS513の判断結果
が肯定の場合には、ワイピングが必要と判断されステッ
プS514に進んで、ここでワイピングを実行した後、
処理を終了する。また、ステップS513の判断結果が
否定の場合にはステップS514をパスして処理を終了
する。
【0032】なお、以上に述べた回復チェックS303
では、説明を分り易くするためにインク色の区別を記載
していないが、かかる回復チェックの手順は各インク色
ごとに独立に行われるもので、即ち記録ヘッド1BK,
1Y,1M,1Cの各々に対してポンピング、予備吐
出、ワイピングによる回復動作の判断および実行がそれ
ぞれ独立に制御されるものである。かくして、回復チェ
ックS303により、各記録ヘッド1の履歴に応じて最
適な回復動作が実行される。
【0033】図6は、図3で示したステップS304の
キー・スイッチチェックの詳細手順を示す。キー・スイ
ッチチェックS304ではまず、ステップS601にお
いて回復スイッチが操作されたか否かを判断する。ステ
ップS601の判断結果が肯定の場合はステップS60
2に進み、ここで回復スイッチに対する処理が行われた
ならば処理は終了する。また、ステップS601の判断
結果が否定の場合はステップS603に進み、ステップ
S603においてインク交換スイッチが操作されたか否
かを判断する。ステップS603の判断結果が肯定の場
合は、ステップS604に進み、ここで、インク交換の
ための処理、具体的には、交換位置にキャリッジ3を移
動し、インクカートリッジ2の交換チェック、インクカ
ートリッジ装着後の交換されたインクカートリッジに対
する回復動作、すなわち適正量のポンピング、予備吐
出、ワイピングを行い、処理を終了する。
【0034】また、ステップS603の判断結果が否定
の場合は、ステップS605へ進み、ステップS605
において記録ヘッド交換スイッチが操作されたか否かを
判断する。ステップS605の判断結果が肯定の場合
は、ステップS606に進み、ステップS606におい
て記録ヘッド交換のための処理、具体的には、交換位置
にキャリッジ3を移動し、記録ヘッド1の交換チェッ
ク、記録ヘッド1の装着後その交換された記録ヘッド1
に対して回復動作、すなわち、適正量のポンピング、予
備吐出、ワイピングを行い、処理を終了する。
【0035】また、ステップS605の判断結果が否定
の場合は、ステップS607に進み、ステップS607
においてその他のスイッチが操作されたか判断する。ス
テップS607の判断結果が肯定の場合は、ステップS
608に進み、ここで、その他のスイッチに対する処
理、具体的には、記録のためのパラメータの設定や記録
シートの送給、行送り、排出や記録の一時中断等の処理
が行われたあと、処理を終了する。
【0036】なお、キー・スイッチチェックS304で
はキー・スイッチ212に対応する処理を示したが、外
部インターフェース211からのコマンド入力や情報装
置が一体に構成されている場合には同様の処理を表示部
213からの入力によっても行うことができることはい
うまでもない。
【0037】図7は、図6で示したステップS602の
本発明にかかる回復スイッチ処理の更に詳細な手順を示
すものである。すなわち、回復スイッチ処理のステップ
S602ではまず、ステップS701において現在記録
に使用されているインクがあるか否かを判断する。そし
てステップS701の判断結果が肯定の場合は、その使
用中のインクの吐出に対して不具合が生じていると判断
し、ステップS702に進み、ステップS702におい
てそのインク吐出の記録ヘッドに対して記録用の回復ス
イッチ処理を行って処理を終了する。また、ステップS
701の判断結果が否定の場合は、ステップS703に
進みその記録ヘッド1に対して非記録用の回復スイッチ
処理を行って処理を終了する。
【0038】ついで、図8により、図7で示したステッ
プS702の記録用回復スイッチ処理の詳細手順につい
て説明する。
【0039】まず、ステップS801において現在記録
に使用されているインクに対して吐出不良が発生してい
るか否かを検出する。吐出不良検出のための具体的手段
に関しては周知の技術を用いて行うことができる。例と
しては、吐出口1つづつの吐出をおこない、インク滴の
飛翔を光学式センサで検出する等であってよい。なお、
不吐出が検出されなければこの処理は終了する。また、
不吐出検出の場合は次のステップS802に進み、ステ
ップS801の検出結果吐出不良と判断されたインクに
対するポンピングを行う。次にステップS803に進
み、記録に使用されているインクにたいする予備吐出を
行い、更にステップS804に進んで記録に使用されて
いる記録ヘッド1に対してワイピングをおこない処理を
終了する。なお、かかる手順はインク吐出に使用されて
いる全ての記録ヘッド1に対して行われるものである。
【0040】かかる記録用回復スイッチ処理S702に
よって、記録に関係のないインクを回復動作によって無
駄に消費することなく記録時中に発生した吐出不良に対
して確実に回復動作を行うことができる。
【0041】図9は、図7で示したステップS703の
非記録用回復スイッチ処理の詳細手順を示す。
【0042】非記録用回復スイッチ処理S703の処理
手順では、まず、ステップS901において全記録ヘッ
ド1BK〜1Cに対して吐出不良が発生しているか否か
を検出するものであり、ここで全ての記録ヘッド1BK
〜1Cについて吐出不良がないとの判断の場合はこの処
理を終了する。また、ここで肯定の場合は次のステップ
S902に進み、ステップS901の検出結果吐出不良
と判断された記録ヘッドに対してポンピングを行う。次
にステップS903に進み、全記録ヘッド1BK〜1C
に対して予備吐出を行う。次にステップS904に進み
全記録ヘッド1に対するワイピングをおこない処理を終
了する。
【0043】図10は、図3で示したステップS305
の受信データ処理の詳細手順を示す。
【0044】まず、ステップS1001において外部イ
ンターフェース211からの受信データがなしか否かを
判断する。ステップS1001の判断結果が肯定の場
合、つまり受信データ無しとの判断であればこの処理を
終了を終了する。ステップS1001の判断結果が否
定、つまり受信データ有りの場合はステップS1002
に進み、ここで、受信データが記録に使用する色を設定
するコマンドであるか否かを判断する。ステップS10
02の判断結果が肯定の場合はステップS1003に進
み、ここで、記録に使用する色をセット(記憶)した後
処理を終了する。また、ステップS1002の判断結果
が否定の場合はステップS1004に進み、ここで受信
データが記録データか否かを判断する。そして、ステッ
プS1004の判断結果が肯定の場合はステップS10
05に進み、ステップS1005において記録データに
対する処理を行って処理を終了する。具体的には、その
記録データを記録色に対応したラインバッファ206B
K,206Y,206M,206Cのいずれかに転送す
る。
【0045】また、ステップS1004の判断結果が否
定の場合はステップS1006に進み、ここで、受信デ
ータがCRコマンド(コード)であるか否かを判断す
る。ステップS1006の判断結果が肯定の場合はステ
ップS1007に進み、ステップS1007においてそ
のコマンドに従った記録実行後処理を終了する。またス
テップS1006の判断結果が否定の場合はステップS
1008に進み、ステップS1008において受信デー
タがLFコマンド(コード)であるか否かを判断する。
そしてステップS1008の判断結果が肯定の場合はス
テップS1009に進み、ここでLF処理を実行後処理
を終了する。また、ステップS1008の判断結果が否
定の場合はステップS1010に進み、ここで受信デー
タがFFコマンド(コード)であるか否かを判断する。
そして、ステップS1010の判断結果が肯定の場合は
ステップS1011に進み、ステップS1011におい
てFF処理を実行後処理を終了する。また、ステップS
1010の判断結果が否定の場合はステップS1012
に進み、S1012においてその他の受信データにたい
する処理を実行後処理を終了する。
【0046】図11は、図10で示したステップS10
05の記録データ処理の詳細手順を示す。記録データ処
理S1005の処理手順としては、まず、ステップS1
101においてシート送給が終了しているか否かを判断
する。ステップS1101の判断結果が否定すなわち送
給されていないとの判断の場合はステップS1102に
進み、ここで送給を実行した後ステップS1103に進
む。本実施例では自動送給手段等に関して省略してある
が、送給は周知の技術によって実行される。ステップS
1103においてページ記録開始前の回復処理を実行
後、ステップS1104に進み、ステップS1101の
判断結果が肯定の場合はステップS1102,S110
3をパスしてステップS1104に直接進む。かくして
ステップS1104でライン単位の記録を実行する。具
体的にはキャリッジ駆動モータ9を駆動してキャリッジ
3をガイド軸12に沿って移動させながら、ラインバッ
ファ206内の記録データを記録ヘッド1に転送し、ヘ
ッドドライバ207によって記録シート10に対し、記
録ヘッド1によるインクの吐出によって記録を行う。そ
して次のステップS1105においてページ記録中の回
復処理を実行し、処理を終了する。
【0047】図12は、図11で示したステップS11
03のページ記録前回復処理の詳細手順を示す。この手
順ではまず、ステップS1201において記録ヘッド1
のキャップ部材15を開放する。なお、本実施例におい
ては、ページ単位ごとにキャップ部材15の開放および
封着をする。次にステップS1202において、現在記
録に使用されているインクに対してその記録ヘッドの吐
出不良が発生しているか否かを検出する。そして、ここ
で肯定、つまり不吐出との判断であれば次のステップS
1203にすすみ、ステップS1202の検出結果吐出
不良と判断されたインクに対するポンピングをその記録
ヘッド1について行う。次にステップS1204に進
み、記録に使用されているインクに対して予備吐出を行
う。次にステップS1205に進み記録に使用されてい
る記録ヘッド1に対してワイピングをおこない処理を終
了する。
【0048】このようなページ記録前回復処理S110
3によって、記録に関係のないインクまで回復動作によ
って無駄に消費することなくページ記録前にインクの吐
出を良好に保つことができる。
【0049】図13は、図11で示したステップS11
05の本発明にかかるページ記録中回復処理の詳細手順
を示す。
【0050】まず、ステップS1301において現在記
録に使用されている記録ヘッド1の吐出口列において、
そのインクの前回予備吐出からの経過時間がTyp以上
か否かを判断する。そして、ここでの判断結果が肯定の
場合はステップS1302に進み、ステップS1302
において記録に使用されているインクに対する所定イン
ク量Nypの予備吐出を行って、次のステップS130
3に進む。また、ステップS1301の判断結果が否定
の場合はステップS1302をパスしてステップS13
03に進む。ステップS1303では記録に使用されて
いる記録ヘッド1の前回ワイピングからの経過時間がT
wp以上か否かを判断する。そしてステプS1303の
判断結果が肯定の場合はステップS1304に進み、こ
こで、その記録ヘッド1に対してワイピングを行い、処
理を終了する。また、ステップS1303の判断結果が
否定の場合はステップS1304をパスして処理を終了
する。
【0051】このようなページ記録中回復処理S110
5によって、記録に関係のないインクを回復動作のため
に無駄に消費することなくライン記録が繰り返されるペ
ージ記録中の記録ヘッド1に対し吐出口からのインク蒸
発による吐出不良や吐出口面へのインクのミストや紙
粉、塵の付着による吐出不良の発生を防止し、良好な記
録を行うことができる。
【0052】図14は、図10で示したステップS10
09のLF処理における詳細手順を示す。
【0053】まず、ステップS1401においてコマン
ド等によって設定されているか若しくは、記録モードの
指定によって設定された所定量分の記録シート10のシ
ート送りを行う。そして次にステップS1402に進み
記録限界の改行長を越したか否かを判断する。記録限界
の改行長はコマンド等で設定されている記録シート10
の長さや、インクジェット記録装置に設けられたシート
検知紙センサ20による記録シート10の下端検出に基
づいて求めることができる。ステップS1402の判断
結果が肯定の場合はステップS1403に進み記録シー
ト10の排出する。そして次のステップS1404に進
み、ページ記録後の回復処理を行ってステップS140
5にすすみ記録使用色をなしのフラグを立てた後、処理
を終了する。なおステップS1402の判断結果が否定
の場合は処理を終了する。
【0054】図15は、図14で示したステップS14
05の本発明にかかるページ記録後の回復動作処理手順
の詳細を示す。このページ記録後の回復動作S1405
では、まず、ステップS1501において現在記録に使
用されている記録ヘッド1のインク吐出口列においてイ
ンクの前回予備吐出からの経過時間がTyp以上か否か
を判断する。そしてここでの判断結果が肯定の場合はス
テップS1502に進み、ステップS1502において
記録に使用されているインクに対する所定インク量Ny
pの予備吐出を行って、次のステップS1503に進
む。また、ステップS1301の判断結果が否定の場合
はステップS1502をパスしてステップS1503に
進む。ステップS1503では記録に使用されている記
録ヘッド1に対してワイピングを行った後、ステップS
1504にすすむ。そしてステップS1504において
記録ヘッド1をキャッピングした後処理を終了する。
【0055】このようなページ記録後の回復処理S14
05によって、記録に関係のないインクを回復動作のた
めに無駄に消費することなくキャップ開放状態での吐出
口のインクの蒸発による吐出不良や吐出口面へのインク
のミストや紙粉、塵の付着による記録ヘッド1の吐出不
良の原因を取り除き、また、キャップ状態での長時間放
置による吐出不良を防止できる。
【0056】図16は、図10で示したステップS10
11の排出コマンドによるFF処理の詳細手順を示す。
FF処理S1011ではまず、ステップS1601にお
いてシート送給が終了しているか否かを判断する。そし
てここでの判断結果が肯定の場合はステップS1602
に進み、ステップS1602において記録シート10を
排出する。このステップS1602以下は図14のステ
ップS1403以下に対応する。すなわち、次のステッ
プS1603においてページ記録後の回復動作を行い、
更に次のステップS1604に進んで記録使用色なしの
フラグを立てて、処理を終了する。また、ステップS1
601の判断結果が否定の場合はステップS1605に
進み、ここで記録シート10を送給する。なおステップ
S1605は図11のS1102に対応するものであ
る。かくして次のステップS1606においてページ記
録前の回復動作を行った後処理を終了する。
【0057】以上説明したように、本実施例によれば記
録に関係しないインクによる記録時にその記録ヘッドに
対して回復動作を行うことによる無駄なインクの消費を
なくし、良好な記録を行うことができる。また、記録に
関係しないインクに対しても図5に示すような定期的な
回復処理によって、良好な記録が可能な状態に保つこと
が可能になる。
【0058】(第2実施例)図17,18,19は、本
発明の他の実施例による記録ヘッドおよびインクカート
リッジの構成例を示す。
【0059】図17はBK,Y,M,Cのインクに対し
て記録ヘッド1701を共通にし、吐出口列101B
K,101Y,101M,101Cをインクにより分け
た例を示す。インクカートリッジ1702BK,170
2Y,1702M,1702Cはインクごとに独立に交
換可能となっている。このように記録ヘッド1701を
1つにする事によって、記録ヘッドを廉価に製造する事
ができる。また、記録ヘッド1701に対してキャップ
部材を全インク吐出口共通に設けた場合には、インクに
よって独立に吸引することはできなくなる。また、ワイ
ピングもインクによって独立におこなうことはできなく
なる。しかし、本発明による回復処理を用いることによ
り、記録に関係しないインクを記録時の予備吐出による
回復動作時に無駄に消費することなく、良好な記録およ
び放置時の良好な保存が可能となる。
【0060】図18は、同じく記録ヘッド1801を各
インクに対して共通にし、吐出口101BK〜101C
をインクにより分けた場合を示す。また、Y,M,Cの
インクタンクを一体のカートリッジ1802YMCに組
込み、BKインクタンクのみを独立のカートリッジ18
02BKとしたものである。同様に記録ヘッド1801
を1つにする事によって、記録ヘッドを廉価に製造する
事ができる。また、記録ヘッドに対してキャップ部材を
全インク吐出口共通に設けた場合には、インクによって
独立に吸引することができなくなり、また、ワイピング
もインクによって独立におこなうことができなくなる
が、通常の記録状態においてBKインクを使用する頻度
はYMCインクを使用する頻度に対して高いため、本実
施例によるヘッドユニットを用いることにより使用頻度
の比較的に低いY,M,CインクをBKインクのみによ
る記録時の予備吐出回復動作によって無駄に消費するこ
となく、良好な記録および放置時の良好な保存が可能と
なる。
【0061】また、BK,Y,M,Cインクを一体のカ
ートリッジとした場合にも、記録時の予備吐出による回
復動作による無駄をなくすことができる。
【0062】図19はBKインク用記録ヘッド1901
とYMCインク用記録ヘッド1902とを独立に設けた
例を示す。この場合、記録ヘッド1901,1902に
対してキャップ部材を個別に分けることによって、別々
に吸引が可能となる。したがって、使用頻度の低いY,
M,CインクをBKインクのみの記録時に行う吸引や予
備吐出による回復動作によって無駄に消費することな
く、良好な記録および放置時の良好な保存が可能とな
る。
【0063】(第3実施例)第1の実施例においては、
コマンドによりページ記録前に、ページ内で使用される
インクを指定する場合を示したが、情報処理装置がイン
クジェット記録装置と一体に構成されている場合には、
記録データをチェックし実際に記録に使用されるインク
を判別することは容易である。しかし、ホスト側からの
受信データでインクジェット記録装置が制御される場合
には、ホスト側で記録データをチェックし実際に記録に
使用されるインクを判断し、使用色をコマンドによって
インクジェット記録装置に送信しなければならない。B
Kインクのみを使用の場合には、記録データのチェック
は簡単であるが、カラー記録データのなかで、実際に使
用されるインクを判別することは、記録データ量が大量
となりホスト側の負担が増大してしまう。図20はホス
ト側からのコマンドによる指定なしにインクジェット記
録装置自体で記録データを解析し、実際に記録に使用さ
れるインクを識別する場合の制御動作の手順を示す。な
お、通常のカラー記録データの場合は、色を指定するコ
マンドに続いて記録データが連続する場合がほとんどで
あり、図10にステップS1005として示した記録デ
ータ処理に対応するものである。
【0064】まずステップS2001において記録デー
タの色指定コマンドをチェックする。ステップS200
1での指定がBKまたは指定なしの場合には、ステップ
S2002にすすむ。そしてステップS2002におい
て、記録データをBKラインバッファ206BK(図2
参照)に転送する。次にステップS2003に進み、記
録データがブランク(空白)か否かを判断する。すなわ
ち図2に示したようにBKラインバッファ206BKの
前段には有効ドットカウンタ208BKが設けられてお
り、記録データ中の有効データ数をカウントする事が可
能である。そこで、有効ドットカウンタ203BKの値
が0(ゼロ)であれば、黒インクは使用されず、1以上
であれば黒インクが使用されると判断できる。ステップ
S2003の判断結果が否定であれば、ステップS20
04にすすみ使用記録色に黒を追加し、処理を終了す
る。またステップS2003の判断結果が肯定であれば
そのまま処理を終了する。以下記録データの色指定コマ
ンドがY,M,Cの場合も同様に処理を行う。
【0065】すなわち、ステップS2005で色指定が
Yであれば以下ステップS2006〜S2008の手順
に従い、ステップS2009で色指定がCであれば以下
S2101〜S2012の手順に従い、ステップS20
09で否定の判断であれば色指定はMであるとして以下
S2013〜S2015の手順に従って処理を行う。
【0066】従って、ホスト側の負担がなく、インクジ
ェット記録装置が記録に使用されるインクを識別でき、
記録に関係しないインクを記録時の吸引や予備吐出によ
る回復動作によって無駄に消費することなく、良好な記
録および放置時の良好な保存が可能となる。
【0067】第3実施例においては、色指定コマンドの
後に記録データが連続する場合を示したが、点順次に記
録データが受信される場合には、記録データをドット単
位で各色のラインバッファに転送するように構成し、ラ
インバッファの前段に有効ドットカウンタを設ければ、
有効ドットカウンタの内容をチェックすることによって
記録に使用されるインクの判別が可能となり、同様の効
果が得られる。
【0068】また、第1実施例ではページ単位での記録
使用インクを識別する場合を示したが、数ページにまた
がるジョブ単位での記録使用インクを識別してもよい。
【0069】また、同一色調で濃淡の異なる複数のイン
クを使用する場合には、記録モードの指定等によって、
使用しないインクを識別することにより、同様の処理を
行うことで、インクの無駄な消費をなくすことができ
る。
【0070】また、色情報に関してもYMCKだけでな
くRGB,HSV,Lab,XYZといった他の記述に
ついてもYMCK情報に変換する過程においてYMCK
のそれぞれの中で使用する色あるいは使用しない色をチ
ェックすることによって記録に使用されるインクの判別
が可能となり同様の効果が得られる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、記録時使用の記録ヘッ
ドからのインク吸引や予備吐出による回復動作によって
記録に関係しないインクを無駄に消費することなく、良
好な記録および放置時の良好な保存が可能となる。
【0072】また、記録ヘッドやインクカートリッジを
インク色に応じて独立に設けない場合でも、インクを記
録時使用の記録ヘッドからのインク吸引や予備吐出によ
る回復動作によって無駄に消費することなく、良好な記
録および放置時の良好な保存が可能となる。
【0073】更にまた、ホスト情報処理装置に対して負
担をかけることなく、上述の吸引や予備吐出による回復
動作によってインクを無駄に消費することなく、良好な
記録および放置時の良好な保存が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るインクジェット記録
装置の構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るインクジェット記録
装置の制御用回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るインクジェット記録
装置のメイン制御の手順を示すフローチャートである。
【図4】図3に示すイニシアル処理の詳細手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】図3に示す回復チェックの詳細手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図3に示すキー・スイッチチェックの詳細手順
を示すフローチャートである。
【図7】図6に示す回復スイッチ処理の更に詳細手順を
示すフローチャートである。
【図8】図7に示す記録用回復スイッチ処理の更に詳細
手順を示すフローチャートである。
【図9】図7に示す非記録用回復スイッチ処理の更に詳
細手順を示すフローチャートである。
【図10】図3に示す受信データ処理の詳細手順を示す
フローチャートである。
【図11】図10に示す記録データ処理の更に詳細手順
を示すフローチャートである。
【図12】図11に示すページ記録前の回復動作の詳細
手順を示すフローチャートである。
【図13】図11に示すページ記録中の回復動作の詳細
手順を示すフローチャートである。
【図14】図10に示すLF処理の更に詳細手順を示す
フローチャートである。
【図15】図14に示すページ記録後の回復動作の更に
詳細手順を示すフローチャートである。
【図16】図10に示すFF処理の更に詳細手順を示す
フローチャートである。
【図17】本発明の第2実施例にかかる記録ヘッド・イ
ンクカートリッジの構成例を示す斜視図である。
【図18】本発明の第2実施例にかかる記録ヘッド・イ
ンクカートリッジの構成例を示す斜視図である。
【図19】本発明の第2実施例にかかる記録ヘッド・イ
ンクカートリッジの構成例を示す斜視図である。
【図20】本発明の第3実施例にかかる制御動作の手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1BK,1Y,1M,1C,1701,1801,
1901,1903記録ヘッド 2,2BK,2Y,2M,2C,1702BK,170
2Y,1702M,1702C,1802BK,180
2YM,1902BK,1904YMC インクカート
リッジ 3 キャリッジ 6 タイミングベルト 9 キャリッジ駆動モータ 10 記録シート 11 送給ローラ 13 排出ローラ 14 シート送りモータ 15,15BK,15Y,15M,15C キャップ部
材 16 ワイピング部材 17 吸引ポンプ 18 回復系モータ 19 キャリッジ位置検知センサ 20 シート検知センサ 101BK,101Y,101M,101C インク吐
出口列 201 CPU 202 RAM 203 ROM 204 タイマ 205BK,205Y,205M,205C 検出部 206BK,206Y,206M,206C ラインバ
ッファ 208BK,208Y,208M,208C 有効ドッ
トカウンタ 210 外部記憶装置 212 キー・スイッチ 213 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のインクを収納する少なくとも1
    つのインクカートリッジと、 該インクを吐出するための複数の吐出口を有する少なく
    とも1つの記録ヘッドと、 該記録ヘッドを搭載し、移動走査するキャリッジと、 前記少なくとも1つの記録ヘッドに対し、前記複数のイ
    ンク吐出口からインクを吸引もしくは吐出させ、あるい
    は前記複数のインク吐出口面をワイピングさせて、吐出
    機能の回復を図る回復手段と、 記録に使用されるインクの種類を記録吐出前に検出する
    使用インク検出手段と、 記録に使用されないインクに関わる前記回復手段による
    回復動作と、記録に使用されるインクに関わる前記回復
    手段による回復動作の内容を異ならせるように制御する
    制御手段とを具備することを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】 複数色のインクを収納する少なくとも1
    つのインクカートリッジと、 該インクを吐出するための複数の吐出口を有する少なく
    とも1つの記録ヘッドと、 該記録ヘッドを搭載し、移動走査するキャリッジと、 前記少なくとも1つの記録ヘッドに対し、前記複数のイ
    ンク吐出口からインクを吸引もしくは吐出させ、あるい
    は前記複数のインク吐出口面をワイピングさせて、吐出
    機能の回復を図る回復手段と、 記録に使用されるインクの種類を記録吐出前に検出する
    使用インク検出手段と、 記録に使用されないインクを吐出する記録ヘッドに対す
    る前記回復手段による回復動作と、記録に使用されるイ
    ンクを吐出する記録ヘッドに対する前記回復手段による
    回復動作の内容を異ならせるように制御する制御手段と
    を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 複数色のインクを収納する少なくとも1
    つのインクカートリッジと、 該インクを吐出するための複数の吐出口を有する少なく
    とも1つの記録ヘッドと、 該記録ヘッドを搭載し、移動走査するキャリッジと、 前記少なくとも1つの記録ヘッドに対し、前記複数のイ
    ンク吐出口からインクを吸引もしくは吐出させ、あるい
    は前記複数のインク吐出口面をワイピングさせて、吐出
    機能の回復を図る回復手段と、 記録に使用されるインクの種類を記録吐出前に検出する
    使用インク検出手段とを具備したインクジェット記録装
    置において、 記録に使用されないインクに関わる前記回復手段による
    回復動作と、記録に使用されるインクに関わる前記回復
    手段による回復動作の内容を異ならせるように制御する
    ことを特徴とする記録方法。
  4. 【請求項4】 複数色のインクを収納する少なくとも1
    つのインクカートリッジと、 該インクを吐出するための複数の吐出口を有する少なく
    とも1つの記録ヘッドと、 該記録ヘッドを搭載し、移動走査するキャリッジと、 前記少なくとも1つの記録ヘッドに対し、前記複数のイ
    ンク吐出口からインクを吸引もしくは吐出させ、あるい
    は前記複数のインク吐出口面をワイピングさせて、吐出
    機能の回復を図る回復手段と、 記録に使用されるインクの種類を記録吐出前に検出する
    使用インク検出手段とを具備したインクジェット記録装
    置において、 記録に使用されないインクを吐出する記録ヘッドに対す
    る前記回復手段による回復動作と、記録に使用されるイ
    ンクを吐出する記録ヘッドに対する前記回復手段による
    回復動作の内容を異ならせるように制御することを特徴
    とする記録方法。
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